JPS63259880A - 情報記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、例えば光情報処理装置に使用する光ディスク
等の情報記憶媒体の改良に関する。

（従来の技術） 近年、光ディスクを記憶媒体とする光情報処理装置は、
磁気的な情報処理装置前に比べ、記憶容量が大幅に増大
するとともに、極めて良好かつ安定した情報の再生状態
が得られることから多用化されつつある。

この多用化煩向に伴い、最近では、この様光情報処理装
置にあっては、極力薄型化、＠量化。

低コスト化を図ることが要望されている。

そこで近時、光ディスクをターンテーブルに固定する方
法として、薄型化９軽量化、低コスト化等の障害となる
従来使用されていたクランパを用いないで行なう第５図
に示すようなものが考えられている。

これは、基板りに中心孔ｍを有した磁性部材としての金
属板ｎを接着剤により貼付けた情報記憶媒体ａを用い、
この情報記憶媒体ａをターンテーブルｂに埋設された磁
石ｆによシターンテーブルｂ側に磁気的に吸引する構成
となっている。

しかしながら、このものは熱膨張係数の異なる基板りと
金属板ｎとを直接接層剤により貼付けた構成となってい
るため、外部の温朋変化等により熱の影響を受けた場合
、これらの熱膨張係数の違いにより基板りの中心孔の内
径部の近辺に力が加えられ基板りにわずかの歪みが生じ
る。この基板りの歪みは、基板りの光学特性（特に複屈
折率）に影響を与え、その結果情報の記録または再生に
大きな悪影響を及ぼすといった間趙がある。

（発明が解決しようとする問題点） とのよ５に熱膨張係数が異なる基板と金属板とを直接接
着させる構成となっているため、外部の温度変化等によ
り熱の影響を受けた場合、基板に歪みが生じて情報の記
録または再生に大きな悪影響を及ぼすといった問題点が
あった。

本発明は上記問題点を解決するために、熱影響による基
板の歪みの発生を防止し、正確な情報の記録または再生
を行なわしめる情報記憶媒体を提供することを目的とす
るものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するために、回転可能な基板の
回転中心部近傍に磁気的に吸引される被吸引部材を取付
け、磁気形成部材を有するターンテーブルに被吸引部材
により装Ｎされて回転駆動される情報記憶媒体において
、被吸引部材は、中心孔を有するとともに基板の内径部
と嵌合し、基板の熱膨張係数と同程度の材質により形成
された芯出し部材と、この芯出し部材に接着して取付け
られた磁性部材とを具備してなることを特徴とするもの
である。

（作用） 上記構成により、基板と磁性部材との熱膨張係数の違い
による影響を、基板の熱膨張係数と同程度の材質により
形成された芯出し部材の部分で吸収できるので、基板の
歪みの発生を防止し、正確なｔＰｒ報の記録または再生
が可能となる。

（芙施例） 以下、本発明を図示した一実姉例を＃照して説明する。

第１図及び第２図に示す光学的に情報の記録または再生
が行なわれる情報記憶媒体１０（以下光ディスクと称す
）は、カートリッジ】２内に収納されている。光ディス
ク１０は、カートリッジ】２が光ディスク１０の一部を
露出するように開いた状態において、第２図に示すよう
にこの光ディスク】０を回転駆動させ得る媒体駆動手段
１４のターンテーブル１６に接層される。すなわち、光
ディスクＩＯＫ対して情報の記録または再生等の処理を
行なう情報処理装置（図示しない）、に形成された媒体
挿入口にカートリッジ１２ごと挿入し、媒体取込装着機
構（図示しない）により自動的に元ディスク１０が所定
位置に水平状態で取込また装着される。

この元ディスク１０（ま、射出成形されたポリカーボネ
イトからなる中心孔をもつ円板状基板１８ａ、１８ｂを
内側スペーサ２０および外側スペーサ（図示しない）を
介して貼合わされて形成されている。この基板１８ａ、
１８ｂは、内径部１５４、外径巾１３０ｍｍ、厚さ１，
２」を有するものである。この基板１８ａ、１８ｂの夫
々の内面上には、情報記録層２２ａ、２２ｂが蒸着によ
り形成され、この情報記録層２２ａ、２２ｂにはピット
の形で情報が記録される。

また基板１８ａ、１８ｂの夫々の外面上には、基板１８
ａ、１８ｂの中心孔の内径部に接して両面から磁気的に
吸引される被吸引部材２４ａ、２４ｂが取付けられてい
る。この被吸引部材２４ａ、２４ｂは、基板１８ａ、］
８ｂの材質であるポリカーボネイトと同程度の熱膨張係
数を１する合成樹脂材料、あるいは基板１８ａ、］８ｂ
の材質であるポリカーボネイトからなる芯出し部材２６
ａ、２６ｂと、この芯出し部材２６ａ、２６ｂに取付け
られた磁性材料の金属部材であるＣｒステンレス鋼から
なる磁性部材２８ａ、２８ｂとを具備した構成となって
いる。

一カ、元ディスク１０を回転駆動させ得る媒体駆動手段
】４は、回転軸３０としてのモータ軸を有したＤＣモー
タ３２と、このモータ３２の回転軸３０に取付けられた
ターンテーブル１６と、この媒体駆動手段１４のモータ
取付はフレーム３４と、モータ３２の駆動を制仰する制
酵基板３６とで構成されている。

ターンテーブル１６は非磁性の金属材料から形成されて
おり、その上面側には凹部１６ａ及び譲状のテーブル面
１６ｂが形成されている。−この凹部１６ａ内には、光
ディスク１０の基１）８ａ。

１８ｂに取付けられた被吸引部材２４ａ、２４ｂを磁気
的に吸引するマグネット３８とヨーク４０とからなる磁
気形成部材４２が収容されている。

これは光ディスク１０をターンテーブル１６に装着する
ための力を充分に発揮させることと外部への磁気のもれ
を防ぐためである。

また、第２図に示すように、媒体駆動手段１４に装着さ
れて回転駆動される元ディスク１０の下面側には、リニ
アモータなどの移動手段（図示しない）により光ディス
ク１０の半径方向に移動する光学ヘッド４４が設けられ
ている。この光学ヘッド４４は、レーザ光源、対物レン
ズ、光検出器等を有した周知のものであり、光ディスク
１０の下面側基板１８ｂに形成された情報記録層２２ｂ
に対して情報の記録または丹生等の情報処理を行なうも
のである。

次に、第３図及び第４図を用いて本発明の光ディスク１
０の構造、特にこの光ディスク１０の基板１８ａ、１８
ｂに取付けられた被吸引部材２４ａ、２４ｂの構造につ
いて詳細に説明する。

磁気的に吸引される被吸引部材２４ａ、２４ｂを構成す
る芯出し部材２６ａ、２６ｂは、円板状に形成され、中
心部に媒体駆動＋段】４の回転軸３０の芯出し部３０ａ
と嵌合する中心孔４６ａ。

４６ｂを有するとともに、基板１８ａ、１８ｂの内径部
４８ａ、４８ｂＫその外径部を嵌合させる凸部５０ａ、
５０ｂを有した形状となっている。

この凸部５０ａ、５０ｂの外径部を基板】８ａ。

１８ｂの内径部４８ａ、４８ｂに嵌合させることにより
、基板１８ａ、］８ｂに対して位置決めを行なう。この
状態で基板１８ａ、１８ｂに対して、この基板１８ａ、
］　８ｂＫ悪影響を与えない接着剤たとえばエボキン糸
接着剤で接着するようになっている。

一力、磁性部材２８ａ、２８ｂは、Ｉ！ｄ性材料の余積
部材の中央部に透孔５２ａ、５２ｂを有した平坦な嘴状
に成形されている。この壌伏の磁性部材２８ａ、２８ｂ
は、芯出し部材２６ａ、２６ｂの外面側に形成された積
法凹部５４ａ、５４ｂ内に嵌め込唸れた伏型で接着剤に
より、この芯出し部材２６ａ、２６ｂＫ接看されている
。

なお、基板１８ａ、１８ｂは、加工時間を短縮させるべ
く中心孔の内径部４８ａ、４８ｂを同時にあけるように
なっており、基板１８ａ、１８ｂの内径部には段差部５
６ａ、５６ｂが生じる。これは成形カロエ時にポンチに
よりゲート部の樹脂が切断される際にむしり取られるこ
とによシ生じるもので、段差部５６ａ、５６ｂは基板１
８ａ、１８ｂの外側面と反対側の面に内径が小さくなる
ように突出している。この段差部５６ａ、５６ｂｌ”；
僅かな倉であるが面が滑らかでなく精度が悪い。

このように１基板１８ａ、１８ｂの内径４８ａ、４８ｂ
は、基板１８ａ、１８ｂの外側面の刀が精度が良いため
に、芯出し部材２６ａ、２６ｂの凸部５０ａ、５０ｂの
尚さ寸法ｈ１を基板】８ａ、１８ｂの厚さｈ２よりも小
さく設定して、精度の良い部分のみに芯出し部材２６ａ
、２６ｂの凸部５０ａ、５０ｂを嵌合させ、偏心の少な
い良好な位置精度を保つようになっている。

また基板１８ａ、］８ｂの内径部４８ａ、４８ｂは、基
板１８ａ、］８ｂに形成された記録再生用のプリグルー
プ（図示しない）と同軸状態に精度よく成形加工されて
いるとともに、芯出し部材２６ａ、２６ｂの凸部５０ａ
、５０ｂの外径部と芯出し部材２６ａ、２６ｂの中心孔
４６ａ、４６ｂは同軸に精度よく加工されている。その
ためプリグループの中心と回転軸９の回転軸心とを一致
させることができる。よって、偏心することにより生じ
る記録再生の精度の低下、およびアクセス時間の増大と
いった問題を防止でさるようになっている。さらに、被
吸引部材２４ａ、２４ｂは第１図に示すように、その外
径ＤＩがターンデープル１６形成された凹部１６ａの内
径Ｄ２よりも小さく形成されている。このため第２図に
示すように光ディスク１０を装着したとき、この被吸引
部材２４ｂは四部１６ａ内に収容されるようになってお
り、光ディスク１０の情報記録層２２ｂを有した基板１
８ｂがターンテーブル】６の外側の環状のテーブル面１
６ｂＫ直接接触するようになっている。よって光ディス
ク１０の情報記録層２２ｂを有した基板１８ｂをターン
テーブル】６に確実に押付け、基板１８ｂの面に垂直な
方間の振れを極力小さくするよってなっており、これに
より安定した情報の記録再生が行い得る構成となってい
る〇 一力、媒体駆動手段】４の回転軸３０の芯出し部３０ａ
の長さは、ターンテーブル１６側の被吸引部材２４ｂの
中心孔４６ｂとだけ嵌合する長さに制限されており、２
個の被吸引部材２４ａ。

２４ｂの中心孔］Ｏａ、］Ｏｂの同軸性をそれほど問題
としない構成となっている。

また、ターンテーブル】６の凹ｆｎ　］　６　ａ　内だ
磁気回路を形成しているので、外部に対して磁気漏れを
極力小さくしているため、回転軸３０には鉄粉などの磁
性材料の粉が付着し℃被吸引部材２４ａ、２４ｂとの嵌
合が旨く行なえなくなるのを防止できるようになってい
る。

また、ターンテーブル】６の凹部１６ａ内に収容された
マグネット３８及びヨーク４０と被吸引部材２４ｂとの
間には、第２図に示すように適当な空隙Ｇが形成され℃
おり、光ディスク１０の基板１８ｂとテーブル面１６ｂ
が直接接触させる構成となっている。嫁だ、上記隙間Ｇ
は、尤ディスク１０にターンテーブル１６の駆動力を確
実に伝達させ、しかも、光ディスク】０を収容したカー
トリッジ１２を上昇させるだけで光ディスク１゜をター
ンデープル１６から容易に取り外すことができる適当な
吸引力（接着カラでもって光ディスク１ｏを装着させる
ためである。

上記に説明したような元ディスク１０におい−Ｃｕｔ、
コノ元ディスク］０の基数１８ａ、１８ｂの中心部近傍
に取付けられた被吸引部材２４ａ。

２４ｂに、基数１８ａ、１８ｂの材質の熱膨張係数と同
佳度の材質、あるいは基板の材質（（より形成された芯
出し部材２６ａ、２６ｂを設げることにより、外部の温
度変化等により熱の影響を受けた場合でも、従来生じ℃
いた基数１８３．１８ｂと磁性部材２８ａ、２８ｂとの
熱膨張係数の違いによる影響をとのｒ；を分で吸収でき
、基板］８ａ。

１８ｂに歪みを発生させることはない。

またこの被吸引部材２４ａ、２４ｂの磁性部材２８ａ、
２８ｂは、平坦な円板太に成形されて芯出し部材２６ａ
、２６ｂに接看剤により接着されているだけなので、成
形が容易でしかも取付けが簡単である。

なお、上述の一実施例において、芯出し部材２６ａ、２
６ｂの材質を合成叫脂、あるいは基板１８ａ、］）３ｂ
Ｌｆ′）ＩＪ質であるポリ刀〜ボネイトとしたがこれに
限るものでない。すなわち、基板対応して決定すべきも
のであり、たとえば基板１８ａ、１８ｂがガラスで形成
されていれば芯出し部材２６ａ、２６ｂはガラス、セラ
ミックスなどを用いても良く、また、基板１８ａ、１８
ｂがポリカーボネイト以外のアフリル等の光学的に透明
なグラスチックで形成されていても、ポリカーボネイト
の際と同様である。

また、情報記憶媒体としては、光学的に情報の記録また
は再生あるいは消去を行ない得るものであればどのよう
な構造であってもよく、例えば情報記録層は基板の片面
のみに設けられている。

所謂片面記録型の情報記憶媒体や、スペーサを介さずに
両面が接着される、所硝ベタ粘り構造の情報記憶媒体で
あってもよい。

その他、本発明は本発明の要旨を変えない範囲で種々変
形実施可能なことは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明の情報記憶媒体においては
、基板の中心部近傍に取付けられる磁気的に吸引可能な
板吸引部材が、基板の材質の熱膨張係数と同程度の材質
により形成された芯出し部材と、この芯出し部材に取付
けられた磁性部材とから構成したから、基板と１感性部
材の熱膨張係数の違いによる基板の歪みを防止でき、正
確な情報の処理ができるといった効果を奏する。

４、　図面のｌ￥ｉｔｓ；’ｚ説明 第１図乃至第４図（″！本発明の一夾施例を示すもので
、第１図は情報記憶媒体の未装着状態を示す概略的構成
断面図、第２図はｉ′１）ｒ報記憶媒体の装層吠態を示
１−概略的構成閘面図、第３図は情報記憶媒体の表部の
拡大図、第４図は情報記憶媒体の被吸引部材の平面図、
第５図は従来クリを示す図である。

１０・・・情報記憶媒体、１４・・媒体駆動手段、１６
・・ターンテーブル、１８ａ、１８ｂ・・・基板、２４
ａ、２４ｂ・・ｉ吸引部材、２６ａ、２６ｂ＝−芯出し
部材、２８ａ、２８ｂ・・・磁性部材、３８・・・マグ
ネット、４０・・ヨーク、４２・・磁気形成部材。

代理人　弁理士　　則　近　憲　佑 同　　大胡典夫 第３図 第４図 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転可能な基板を有し、この基板の回転中心部近
   傍に磁気的に吸引される被吸引部材を取付け、この被吸
   部材をターンテーブルに設けられた磁気形成部材によつ
   て装着された状態で回転駆動される情報記憶媒体におい
   て、 前記被吸引部材は、中心孔を有するとともに前記基板の
   回転中心部に設けられた中心孔の内径部と嵌合し、前記
   基板の熱膨張係数と同程度の材質により形成された芯出
   し部材と、この芯出し部材に接着して取付けられた磁性
   部材とを具備してなることを特徴とする情報記憶媒体。
2. （２）芯出し部材は、基板の内径部と嵌合する凸部を有
   していることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   情報記憶媒体。
3. （３）磁性部材は、平坦な環状に成形されていることを
   特徴とする特許請求範囲第１項記載の情報記憶媒体。