JPH0652627A - 円盤状記録媒体の回転駆動機構 - Google Patents
円盤状記録媒体の回転駆動機構Info
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- JPH0652627A JPH0652627A JP4204045A JP20404592A JPH0652627A JP H0652627 A JPH0652627 A JP H0652627A JP 4204045 A JP4204045 A JP 4204045A JP 20404592 A JP20404592 A JP 20404592A JP H0652627 A JPH0652627 A JP H0652627A
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- recording medium
- disk
- optical disk
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種円盤状記録媒体の装着に対しての互換性
を持たせると共に、装着された円盤状記録媒体の偏心量
を小さく抑えるようにする。 【構成】 スピンドルモータ1と、このスピンドルモー
タ1の回転軸2と、ターンテーブル3とで構成し、ター
ンテーブル3を回転軸2に固着する場合、回転軸2の先
端部分2aをターンテーブル3の上面3aよりも上方に
突出させて固着する。そして、第1の光磁気ディスク5
を装着する場合においては、第1の光磁気ディスク5に
おけるセンター孔8内に嵌合、固着された金属板12の
中心位置出し用の穴11に、回転軸2の先端部分2aを
挿通、係合させると共に、第1の光磁気ディスク5にお
ける膨出部10の下端面10bをターンテーブル3の上
面3aに当接させる。
を持たせると共に、装着された円盤状記録媒体の偏心量
を小さく抑えるようにする。 【構成】 スピンドルモータ1と、このスピンドルモー
タ1の回転軸2と、ターンテーブル3とで構成し、ター
ンテーブル3を回転軸2に固着する場合、回転軸2の先
端部分2aをターンテーブル3の上面3aよりも上方に
突出させて固着する。そして、第1の光磁気ディスク5
を装着する場合においては、第1の光磁気ディスク5に
おけるセンター孔8内に嵌合、固着された金属板12の
中心位置出し用の穴11に、回転軸2の先端部分2aを
挿通、係合させると共に、第1の光磁気ディスク5にお
ける膨出部10の下端面10bをターンテーブル3の上
面3aに当接させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば読出し専用の光
記録媒体(一般にCD−ROMと称されている)や書換
え型光記録媒体、その他、光変調あるいは磁界変調によ
って書換えが可能な光磁気記録媒体などの円盤状記録媒
体を保持して回転駆動する円盤状記録媒体の回転駆動機
構に関する。
記録媒体(一般にCD−ROMと称されている)や書換
え型光記録媒体、その他、光変調あるいは磁界変調によ
って書換えが可能な光磁気記録媒体などの円盤状記録媒
体を保持して回転駆動する円盤状記録媒体の回転駆動機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、円盤状の記録媒体として、読出し
専用の光記録媒体(一般にCD−ROMと称されてい
る)や書換え型光記録媒体、その他、光変調あるいは磁
界変調によって書換えが可能な光磁気記録媒体などが提
案され、現在、CD−ROMと光磁気記録媒体が実用化
に至っている。
専用の光記録媒体(一般にCD−ROMと称されてい
る)や書換え型光記録媒体、その他、光変調あるいは磁
界変調によって書換えが可能な光磁気記録媒体などが提
案され、現在、CD−ROMと光磁気記録媒体が実用化
に至っている。
【0003】ここでは、一つの例として光磁気記録媒体
(以下、光磁気ディスクと記す)に言及して説明する。
そして、この光磁気ディスクは、再生専用として、ある
いは音声記録用として使用されるほか、コンピュータの
外部記憶装置のようにコンピュータで処理したデータを
記録するデータ記録用として使用されている。
(以下、光磁気ディスクと記す)に言及して説明する。
そして、この光磁気ディスクは、再生専用として、ある
いは音声記録用として使用されるほか、コンピュータの
外部記憶装置のようにコンピュータで処理したデータを
記録するデータ記録用として使用されている。
【0004】一方、上記光磁気ディスクを保持して回転
駆動するディスク回転駆動機構は、スピンドルモータの
回転軸の先端にターンテーブルを取り付けて構成されて
いる。ターンテーブルには、通常、吸引用のマグネット
が設けられている。そして、光磁気ディスクのチャッキ
ング部をターンテーブルに装着することにより、光磁気
ディスクがスピンドルモータの回転軸に保持されること
になり、スピンドルモータの回転駆動によって、光磁気
ディスクが一方向に回転することになる。
駆動するディスク回転駆動機構は、スピンドルモータの
回転軸の先端にターンテーブルを取り付けて構成されて
いる。ターンテーブルには、通常、吸引用のマグネット
が設けられている。そして、光磁気ディスクのチャッキ
ング部をターンテーブルに装着することにより、光磁気
ディスクがスピンドルモータの回転軸に保持されること
になり、スピンドルモータの回転駆動によって、光磁気
ディスクが一方向に回転することになる。
【0005】ところで、上記光磁気ディスクのうち、デ
ータ記録用として使用される光磁気ディスクは、そのデ
ータの書き込みにおける信頼性を向上させるために、タ
ーンテーブルに装着した場合における偏心量を小さくす
ることが肝要となる。
ータ記録用として使用される光磁気ディスクは、そのデ
ータの書き込みにおける信頼性を向上させるために、タ
ーンテーブルに装着した場合における偏心量を小さくす
ることが肝要となる。
【0006】通常、光磁気ディスクのチャッキング部の
構成は、読み出し専用の光ディスクのチャッキング部と
ほぼ同じ構成を採用しているが、データ記録用として使
用される光磁気ディスクにおいては、上記偏心量を小さ
くするために、高精度に中心位置出しが行える構成をと
るようにしている。即ち、再生専用あるいは音声記録用
として使用される光磁気ディスクとデータ記録用として
使用される光磁気ディスクとで、そのチャッキング部の
構成を違えるようにしている。
構成は、読み出し専用の光ディスクのチャッキング部と
ほぼ同じ構成を採用しているが、データ記録用として使
用される光磁気ディスクにおいては、上記偏心量を小さ
くするために、高精度に中心位置出しが行える構成をと
るようにしている。即ち、再生専用あるいは音声記録用
として使用される光磁気ディスクとデータ記録用として
使用される光磁気ディスクとで、そのチャッキング部の
構成を違えるようにしている。
【0007】従って、従来においては、光磁気ディスク
が装着される回転駆動機構の構成を、上記チャッキング
部の構成に合わせて設計するようにしている。
が装着される回転駆動機構の構成を、上記チャッキング
部の構成に合わせて設計するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ディスク回転駆動機構においては、光磁気ディスクのチ
ャッキング部の構成に合わせて設計するようにしている
ため、対象となる光磁気ディスクに応じて、回転駆動機
構の構成を設計変更しなければならず非常に煩わしいと
共に、製造コストの低廉化にも限界が生じるという不都
合がある。
ディスク回転駆動機構においては、光磁気ディスクのチ
ャッキング部の構成に合わせて設計するようにしている
ため、対象となる光磁気ディスクに応じて、回転駆動機
構の構成を設計変更しなければならず非常に煩わしいと
共に、製造コストの低廉化にも限界が生じるという不都
合がある。
【0009】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、各種円盤状記録媒体の
装着に対して互換性を有し、装着された円盤状記録媒体
の偏心量を小さく抑えることができる円盤状記録媒体の
回転駆動機構を提供することにある。
ので、その目的とするところは、各種円盤状記録媒体の
装着に対して互換性を有し、装着された円盤状記録媒体
の偏心量を小さく抑えることができる円盤状記録媒体の
回転駆動機構を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の円盤状記録媒体
の回転駆動機構は、センター孔8と、このセンター孔8
を囲むように形成され、かつ端面10bが装着基準面と
なされた膨出部10とを有し、センター孔8に嵌合され
た金属板12に中心位置出し用の穴11が形成された第
1の円盤状記録媒体5、又はセンター孔22と、このセ
ンター孔22を囲むように形成され、かつ端面25a及
び26aが装着基準面となされた膨出部24とを有し、
この膨出部24の中心に中心位置出し用の穴28が形成
された第2の円盤状記録媒体6のそれぞれの中心位置出
し用の穴11又は28に挿通、係合される回転軸2と、
この回転軸2に固着され、かつ上記膨出部10又は24
の端面10b又は(25a,26a)を受ける回転板3
とを具備して構成する。この場合、上記回転板3に吸引
用のマグネット4を設けるようにしてもよい。
の回転駆動機構は、センター孔8と、このセンター孔8
を囲むように形成され、かつ端面10bが装着基準面と
なされた膨出部10とを有し、センター孔8に嵌合され
た金属板12に中心位置出し用の穴11が形成された第
1の円盤状記録媒体5、又はセンター孔22と、このセ
ンター孔22を囲むように形成され、かつ端面25a及
び26aが装着基準面となされた膨出部24とを有し、
この膨出部24の中心に中心位置出し用の穴28が形成
された第2の円盤状記録媒体6のそれぞれの中心位置出
し用の穴11又は28に挿通、係合される回転軸2と、
この回転軸2に固着され、かつ上記膨出部10又は24
の端面10b又は(25a,26a)を受ける回転板3
とを具備して構成する。この場合、上記回転板3に吸引
用のマグネット4を設けるようにしてもよい。
【0011】
【作用】本発明に係る円盤状記録媒体の回転駆動機構
に、第1の円盤状記録媒体5を装着する場合は、図1に
示すように、第1の円盤状記録媒体5のセンター孔8に
嵌合された金属板12の中心位置出し用の穴11に向か
って、回転駆動機構における回転軸2を挿入する。この
回転軸2の挿入によって、回転板3の上面3aに膨出部
10の端面10bが当接し、それと同時に、上記回転軸
2が中心位置出し用の穴11に係合されて、第1の円盤
状記録媒体5が本発明に係る回転駆動機構に装着される
ことになる。このとき、第1の円盤状記録媒体5は、中
心位置出し用の穴11と回転軸2との周面接触及び膨出
部10の端面10bと回転板3の上面3aとの面接触に
よって、回転駆動機構に対する中心の位置出しが行われ
る。
に、第1の円盤状記録媒体5を装着する場合は、図1に
示すように、第1の円盤状記録媒体5のセンター孔8に
嵌合された金属板12の中心位置出し用の穴11に向か
って、回転駆動機構における回転軸2を挿入する。この
回転軸2の挿入によって、回転板3の上面3aに膨出部
10の端面10bが当接し、それと同時に、上記回転軸
2が中心位置出し用の穴11に係合されて、第1の円盤
状記録媒体5が本発明に係る回転駆動機構に装着される
ことになる。このとき、第1の円盤状記録媒体5は、中
心位置出し用の穴11と回転軸2との周面接触及び膨出
部10の端面10bと回転板3の上面3aとの面接触に
よって、回転駆動機構に対する中心の位置出しが行われ
る。
【0012】次に、本発明の回転駆動機構に第2の円盤
状記録媒体6を装着する場合は、図2に示すように、第
2の円盤状記録媒体6の膨出部24に形成された中心位
置出し用の穴28に向かって、回転駆動機構における回
転軸2を挿入する。この回転軸2の挿入によって、回転
板3の上面3aに膨出部24の端面(25a,26a)
が当接し、それと同時に、上記回転軸2が中心位置出し
用の穴28に係合されて、第2の円盤状記録媒体6が本
発明に係る回転駆動機構に装着されることになる。この
とき、第2の円盤状記録媒体6は、中心位置出し用の穴
28と回転軸2との周面接触及び膨出部24の端面(2
5a,26a)と回転板3の上面3aとの面接触によっ
て、回転駆動機構に対する中心の位置出しが行われる。
状記録媒体6を装着する場合は、図2に示すように、第
2の円盤状記録媒体6の膨出部24に形成された中心位
置出し用の穴28に向かって、回転駆動機構における回
転軸2を挿入する。この回転軸2の挿入によって、回転
板3の上面3aに膨出部24の端面(25a,26a)
が当接し、それと同時に、上記回転軸2が中心位置出し
用の穴28に係合されて、第2の円盤状記録媒体6が本
発明に係る回転駆動機構に装着されることになる。この
とき、第2の円盤状記録媒体6は、中心位置出し用の穴
28と回転軸2との周面接触及び膨出部24の端面(2
5a,26a)と回転板3の上面3aとの面接触によっ
て、回転駆動機構に対する中心の位置出しが行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る円盤状記録媒体の回転駆
動機構の実施例を図1及び図2を参照しながら説明する
が、円盤状記録媒体として、現在実用化に至っている磁
界変調型の光磁気記録媒体(以下、単に光磁気ディスク
と記す)に言及して本発明の実施例を説明する。
動機構の実施例を図1及び図2を参照しながら説明する
が、円盤状記録媒体として、現在実用化に至っている磁
界変調型の光磁気記録媒体(以下、単に光磁気ディスク
と記す)に言及して本発明の実施例を説明する。
【0014】この実施例に係る回転駆動機構は、図1に
示すように、スピンドルモータ1と、このスピンドルモ
ータ1の回転軸2と、ターンテーブル3とから構成され
ている。特に、本実施例においては、ターンテーブル3
を回転軸2に固着する場合、回転軸2の先端部分2aを
ターンテーブル3の上面3aよりも上方に突出させて固
着するようにしている。このターンテーブル3は、例え
ばモールド樹脂にて形成されており、その内部に、リン
グ状のマグネット4が例えばインナー成形にて内包さ
れ、ターンテーブル3のモールド樹脂と上記マグネット
4とが一体化されている。
示すように、スピンドルモータ1と、このスピンドルモ
ータ1の回転軸2と、ターンテーブル3とから構成され
ている。特に、本実施例においては、ターンテーブル3
を回転軸2に固着する場合、回転軸2の先端部分2aを
ターンテーブル3の上面3aよりも上方に突出させて固
着するようにしている。このターンテーブル3は、例え
ばモールド樹脂にて形成されており、その内部に、リン
グ状のマグネット4が例えばインナー成形にて内包さ
れ、ターンテーブル3のモールド樹脂と上記マグネット
4とが一体化されている。
【0015】ところで、この回転駆動機構に装着される
光磁気ディスクは、図1で示すように、再生専用もしく
は音声記録用として使用される第1の光磁気ディスク5
と、図2で示すように、コンピュータのデータ記録用と
して使用される第2の光磁気ディスク6である。
光磁気ディスクは、図1で示すように、再生専用もしく
は音声記録用として使用される第1の光磁気ディスク5
と、図2で示すように、コンピュータのデータ記録用と
して使用される第2の光磁気ディスク6である。
【0016】第1の光磁気ディスク5は、図1に示すよ
うに、基本的には、厚みを有する合成樹脂又はガラスに
て形成された剛性を有する円盤状の基板7に記録層(垂
直磁化膜;図示せず)が形成され、中心にセンター孔8
を有するディスク本体9と、このディスク本体9の下部
において、上記センター孔8を囲むようにリング状に形
成され、かつ下方に膨出するかたちにディスク本体9と
共に一体に形成された膨出部10と、上記センター孔8
に嵌合され、中心に中心位置出し用の穴11(内径が回
転軸2の径とほぼ同じ)が形成された金属板12とで構
成されている。
うに、基本的には、厚みを有する合成樹脂又はガラスに
て形成された剛性を有する円盤状の基板7に記録層(垂
直磁化膜;図示せず)が形成され、中心にセンター孔8
を有するディスク本体9と、このディスク本体9の下部
において、上記センター孔8を囲むようにリング状に形
成され、かつ下方に膨出するかたちにディスク本体9と
共に一体に形成された膨出部10と、上記センター孔8
に嵌合され、中心に中心位置出し用の穴11(内径が回
転軸2の径とほぼ同じ)が形成された金属板12とで構
成されている。
【0017】膨出部10は、その中央に、径がセンター
孔8の径よりも小とされた穴13を有する。従って、セ
ンター孔8の下部において、膨出部10の内周端が中心
線に向かって突出したかたちとなり、この膨出部10の
センター孔8側上面が金属板12を載置する載置面を構
成している。また、この膨出部10は、その下端面10
bが平坦に形成され、ディスク本体9のターンテーブル
3に対する装着基準面を構成している。なお、本実施例
においては、膨出部10の外径とターンテーブル3の径
とをほぼ同じに設定してある。
孔8の径よりも小とされた穴13を有する。従って、セ
ンター孔8の下部において、膨出部10の内周端が中心
線に向かって突出したかたちとなり、この膨出部10の
センター孔8側上面が金属板12を載置する載置面を構
成している。また、この膨出部10は、その下端面10
bが平坦に形成され、ディスク本体9のターンテーブル
3に対する装着基準面を構成している。なお、本実施例
においては、膨出部10の外径とターンテーブル3の径
とをほぼ同じに設定してある。
【0018】金属板12は、円盤状の金属平板を、既知
の板金加工技術によって、その中央部分を一方向(図面
上、上方向)に変位させ、更にその上端面を平坦に形成
することによってかたち作られている。また、中心位置
出し用の穴11の周面の厚みは、金属板12の全体の厚
みよりもわずかに大に形成されている。そして、この金
属板12の周端部分12aと膨出部10における上記載
置面10aと例えば接着剤を介して接着することによ
り、金属板12をセンター孔8内に嵌合、固着するよう
にしている。
の板金加工技術によって、その中央部分を一方向(図面
上、上方向)に変位させ、更にその上端面を平坦に形成
することによってかたち作られている。また、中心位置
出し用の穴11の周面の厚みは、金属板12の全体の厚
みよりもわずかに大に形成されている。そして、この金
属板12の周端部分12aと膨出部10における上記載
置面10aと例えば接着剤を介して接着することによ
り、金属板12をセンター孔8内に嵌合、固着するよう
にしている。
【0019】一方、第2の光磁気ディスク6は、図2に
示すように、基本的には、厚みを有する合成樹脂又はガ
ラスにて形成された剛性を有する円盤状の基板7に記録
層(垂直磁化膜)21が形成され、中心にセンター孔2
2を有するディスク本体23と、このディスク本体23
の下部において、上記センター孔22を囲むように例え
ばディスク本体23と別体に形成された膨出部24とで
構成されている。
示すように、基本的には、厚みを有する合成樹脂又はガ
ラスにて形成された剛性を有する円盤状の基板7に記録
層(垂直磁化膜)21が形成され、中心にセンター孔2
2を有するディスク本体23と、このディスク本体23
の下部において、上記センター孔22を囲むように例え
ばディスク本体23と別体に形成された膨出部24とで
構成されている。
【0020】膨出部24は、径の大きい第1のリング部
25と、径の小さい第2のリング部26と、これら第1
及び第2のリング部25及び26間に装着されたリング
状のマグネット27とで構成されている。特に第2のリ
ング部26における中心の穴28は、この第2の光磁気
ディスク6における中心位置出し用の穴を構成する。こ
の場合、穴28の内径と回転軸2の径はほぼ同じとされ
ている。
25と、径の小さい第2のリング部26と、これら第1
及び第2のリング部25及び26間に装着されたリング
状のマグネット27とで構成されている。特に第2のリ
ング部26における中心の穴28は、この第2の光磁気
ディスク6における中心位置出し用の穴を構成する。こ
の場合、穴28の内径と回転軸2の径はほぼ同じとされ
ている。
【0021】また、この第2の光磁気ディスク6におけ
る膨出部24も、図1で示す上記第1の光磁気ディスク
5の場合と同様に、その下端面、即ち第1及び第2のリ
ング部25及び26における各下端面25a及び26a
が平坦に形成され、ディスク本体23のターンテーブル
3に対する装着基準面を構成している。
る膨出部24も、図1で示す上記第1の光磁気ディスク
5の場合と同様に、その下端面、即ち第1及び第2のリ
ング部25及び26における各下端面25a及び26a
が平坦に形成され、ディスク本体23のターンテーブル
3に対する装着基準面を構成している。
【0022】そして、上記本実施例に係る回転駆動機構
に、第1の光磁気ディスク5を装着する場合は、図1に
示すように、第1の光磁気ディスク5のセンター孔8に
嵌合された金属板12の中心位置出し用の穴11に向か
って、スピンドルモータ1の回転軸2を挿入する。この
回転軸2の挿入によって、ターンテーブル3の上面3a
に膨出部10の下端面10bが当接し、それと同時に、
上記回転軸2の先端部分2aが金属板12の中心位置出
し用の穴11に挿通、係合されて、第1の光磁気ディス
ク5がターンテーブル3を介してスピンドルモータ1に
装着されることになる。
に、第1の光磁気ディスク5を装着する場合は、図1に
示すように、第1の光磁気ディスク5のセンター孔8に
嵌合された金属板12の中心位置出し用の穴11に向か
って、スピンドルモータ1の回転軸2を挿入する。この
回転軸2の挿入によって、ターンテーブル3の上面3a
に膨出部10の下端面10bが当接し、それと同時に、
上記回転軸2の先端部分2aが金属板12の中心位置出
し用の穴11に挿通、係合されて、第1の光磁気ディス
ク5がターンテーブル3を介してスピンドルモータ1に
装着されることになる。
【0023】このとき、ターンテーブル3内のマグネッ
ト4によって、金属板12がターンテーブル側に吸引さ
れるため、第1の光磁気ディスク5における膨出部10
の端面10bとターンテーブル3の上面3a同士が密着
することとなり、第1の光磁気ディスク5は、ターンテ
ーブル3に確実に装着されることになる。しかも、この
第1の光磁気ディスク5は、中心位置出し用の穴11と
回転軸2との周面接触及び膨出部10の下端面10bと
ターンテーブル3の上面3aとの面接触によって、スピ
ンドルモータ1に対する中心の位置出しが行われるた
め、第1の光磁気ディスク5のスピンドルモータ1に対
する偏心量は非常に小さいものとなる。
ト4によって、金属板12がターンテーブル側に吸引さ
れるため、第1の光磁気ディスク5における膨出部10
の端面10bとターンテーブル3の上面3a同士が密着
することとなり、第1の光磁気ディスク5は、ターンテ
ーブル3に確実に装着されることになる。しかも、この
第1の光磁気ディスク5は、中心位置出し用の穴11と
回転軸2との周面接触及び膨出部10の下端面10bと
ターンテーブル3の上面3aとの面接触によって、スピ
ンドルモータ1に対する中心の位置出しが行われるた
め、第1の光磁気ディスク5のスピンドルモータ1に対
する偏心量は非常に小さいものとなる。
【0024】次に、本実施例の回転駆動機構に第2の光
磁気ディスク6を装着する場合は、図2に示すように、
第2の光磁気ディスク6の膨出部24(特に、第2のリ
ング部26)に形成された中心位置出し用の穴28に向
かって、スピンドルモータ1の回転軸2を挿入する。こ
の回転軸2の挿入によって、ターンテーブル3の上面3
aに膨出部24の下端面25a及び26aが当接し、そ
れと同時に、上記回転軸2の先端部分2aが上記中心位
置出し用の穴28に挿通、係合されて、第2の光磁気デ
ィスク6がターンテーブル3を介してスピンドルモータ
1に装着されることになる。
磁気ディスク6を装着する場合は、図2に示すように、
第2の光磁気ディスク6の膨出部24(特に、第2のリ
ング部26)に形成された中心位置出し用の穴28に向
かって、スピンドルモータ1の回転軸2を挿入する。こ
の回転軸2の挿入によって、ターンテーブル3の上面3
aに膨出部24の下端面25a及び26aが当接し、そ
れと同時に、上記回転軸2の先端部分2aが上記中心位
置出し用の穴28に挿通、係合されて、第2の光磁気デ
ィスク6がターンテーブル3を介してスピンドルモータ
1に装着されることになる。
【0025】このとき、ターンテーブル3内のマグネッ
ト4と、膨出部24に設けられたマグネット27同士が
吸引し合うため、第2の光磁気ディスク6における膨出
部24の端面(25a,26a)とターンテーブル3の
上面3a同士が密着することとなり、第2の光磁気ディ
スク6は、ターンテーブル3に確実に装着されることに
なる。しかも、この第2の光磁気ディスク6は、中心位
置出し用の穴28と回転軸2との周面接触、並びに膨出
部24における第1及び第2のリング部25及び26の
各下端面25a及び26aとターンテーブル3の上面3
aとの面接触によって、スピンドルモータ1に対する中
心の位置出しが行われるため、第2の光磁気ディスク6
のスピンドルモータ1に対する偏心量は非常に小さいも
のとなる。
ト4と、膨出部24に設けられたマグネット27同士が
吸引し合うため、第2の光磁気ディスク6における膨出
部24の端面(25a,26a)とターンテーブル3の
上面3a同士が密着することとなり、第2の光磁気ディ
スク6は、ターンテーブル3に確実に装着されることに
なる。しかも、この第2の光磁気ディスク6は、中心位
置出し用の穴28と回転軸2との周面接触、並びに膨出
部24における第1及び第2のリング部25及び26の
各下端面25a及び26aとターンテーブル3の上面3
aとの面接触によって、スピンドルモータ1に対する中
心の位置出しが行われるため、第2の光磁気ディスク6
のスピンドルモータ1に対する偏心量は非常に小さいも
のとなる。
【0026】上記のように、本実施例に係る回転駆動機
構によれば、先端部分2aが第1の光磁気ディスク5に
おける中心位置出し用の穴8、又は第2の光磁気ディス
ク6における中心位置出し用の穴28に選択的に挿通、
係合される回転軸2と、この回転軸2に固着され、かつ
この回転軸2の先端部分2aが上記各穴8又は28に選
択的に挿通、係合された際、第1の光磁気ディスク5又
は第2の光磁気ディスク6における膨出部10又は24
の下端面10b又は(25a,26a)と接触するター
ンテーブル3を具備するようにしたので、タイプの異な
る第1及び第2の光磁気ディスク5及び6を装着する場
合において互換性を持たせることができる。即ち、第1
及び第2の光磁気ディスク5及び6を選択的に装着する
ことができる。従って、対象となる光磁気ディスク5及
び6に応じて、回転駆動機構の構成を設計変更する必要
がなくなり、製造コストの低廉化を効率よく図ることが
できる。
構によれば、先端部分2aが第1の光磁気ディスク5に
おける中心位置出し用の穴8、又は第2の光磁気ディス
ク6における中心位置出し用の穴28に選択的に挿通、
係合される回転軸2と、この回転軸2に固着され、かつ
この回転軸2の先端部分2aが上記各穴8又は28に選
択的に挿通、係合された際、第1の光磁気ディスク5又
は第2の光磁気ディスク6における膨出部10又は24
の下端面10b又は(25a,26a)と接触するター
ンテーブル3を具備するようにしたので、タイプの異な
る第1及び第2の光磁気ディスク5及び6を装着する場
合において互換性を持たせることができる。即ち、第1
及び第2の光磁気ディスク5及び6を選択的に装着する
ことができる。従って、対象となる光磁気ディスク5及
び6に応じて、回転駆動機構の構成を設計変更する必要
がなくなり、製造コストの低廉化を効率よく図ることが
できる。
【0027】なお、上記実施例においては、その回転駆
動機構として、磁界変調型の光磁気ディスク5及び6に
対して適用した例を示したが、その他、光変調型の光磁
気ディスクや書換え型光ディスク、あるいは読み出し専
用の光ディスク(CD−ROM)などに対しても適用さ
せることができる。
動機構として、磁界変調型の光磁気ディスク5及び6に
対して適用した例を示したが、その他、光変調型の光磁
気ディスクや書換え型光ディスク、あるいは読み出し専
用の光ディスク(CD−ROM)などに対しても適用さ
せることができる。
【0028】また、上記実施例では、ターンテーブル3
内にリング状のマグネット4を設けるようにしたが、必
ずしも設ける必要はない。このマグネット4を設ける、
設けないは、光磁気ディスク5及び6との装着状態に応
じて適宜選択することができる。
内にリング状のマグネット4を設けるようにしたが、必
ずしも設ける必要はない。このマグネット4を設ける、
設けないは、光磁気ディスク5及び6との装着状態に応
じて適宜選択することができる。
【0029】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る円盤状記録
媒体の回転駆動機構によれば、センター孔と、このセン
ター孔を囲むように形成され、かつ端面が装着基準面と
なされた膨出部とを有し、この膨出部の中心に中心位置
出し用の穴が形成された第1の円盤状記録媒体、又はセ
ンター孔と、このセンター孔を囲むように形成され、か
つ端面が装着基準面となされた膨出部とを有し、センタ
ー孔に嵌合された金属板に中心位置出し用の穴が形成さ
れた第2の円盤状記録媒体のそれぞれの中心位置出し用
の穴に挿通、係合される回転軸と、この回転軸に固着さ
れ、かつ上記膨出部の端面を受ける回転板とを具備する
ようにしたので、各種円盤状記録媒体の装着に対して互
換性を有し、装着された円盤状記録媒体の偏心量を小さ
く抑えることができると共に、製造コストの低廉化をも
図ることができる。
媒体の回転駆動機構によれば、センター孔と、このセン
ター孔を囲むように形成され、かつ端面が装着基準面と
なされた膨出部とを有し、この膨出部の中心に中心位置
出し用の穴が形成された第1の円盤状記録媒体、又はセ
ンター孔と、このセンター孔を囲むように形成され、か
つ端面が装着基準面となされた膨出部とを有し、センタ
ー孔に嵌合された金属板に中心位置出し用の穴が形成さ
れた第2の円盤状記録媒体のそれぞれの中心位置出し用
の穴に挿通、係合される回転軸と、この回転軸に固着さ
れ、かつ上記膨出部の端面を受ける回転板とを具備する
ようにしたので、各種円盤状記録媒体の装着に対して互
換性を有し、装着された円盤状記録媒体の偏心量を小さ
く抑えることができると共に、製造コストの低廉化をも
図ることができる。
【図1】本発明に係る円盤状記録媒体の回転駆動機構を
光磁気ディスクに対する回転駆動機構に適用した実施例
(以下、実施例に係る回転駆動機構と記す)を示すもの
で、特に、この実施例に係る回転駆動機構に、再生専用
あるいは音声記録用として使用される第1の光磁気ディ
スクを装着する場合を示す断面図である。
光磁気ディスクに対する回転駆動機構に適用した実施例
(以下、実施例に係る回転駆動機構と記す)を示すもの
で、特に、この実施例に係る回転駆動機構に、再生専用
あるいは音声記録用として使用される第1の光磁気ディ
スクを装着する場合を示す断面図である。
【図2】この実施例に係る回転駆動機構に、コンピュー
タのデータ記録用として使用される第2の光磁気ディス
クを装着する場合を示す断面図である。
タのデータ記録用として使用される第2の光磁気ディス
クを装着する場合を示す断面図である。
【符号の説明】 1 スピンドルモータ 2 回転軸 3 ターンテーブル 4 マグネット 5 第1の光磁気ディスク 6 第2の光磁気ディスク 7 基板 8,22 センター孔 9,23 ディスク本体 10,24 膨出部 11,28 センター孔 12 金属板 21 記録層 25 第1のリング部 26 第2のリング部 27 マグネット
Claims (3)
- 【請求項1】 センター孔と、このセンター孔を囲むよ
うに形成され、かつ端面が装着基準面となされた膨出部
とを有し、上記センター孔に嵌合された金属板に中心位
置出し用の穴が形成された第1の円盤状記録媒体、 又は、センター孔と、このセンター孔を囲むように形成
され、かつ端面が装着基準面となされた膨出部とを有
し、この膨出部の中心に中心位置出し用の穴が形成され
た第2の円盤状記録媒体のそれぞれの上記中心位置出し
用の穴に挿通、係合される回転軸と、 この回転軸に固着され、かつ上記膨出部の端面を受ける
回転板とを有する円盤状記録媒体の回転駆動機構。 - 【請求項2】 上記回転板に吸引用のマグネットが設け
られていることを特徴とする請求項1記載の円盤状記録
媒体の回転駆動機構。 - 【請求項3】 上記回転板に吸引用のマグネットが内包
されていることを特徴とする請求項1又は2記載の円盤
状記録媒体の回転駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4204045A JPH0652627A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 円盤状記録媒体の回転駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4204045A JPH0652627A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 円盤状記録媒体の回転駆動機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0652627A true JPH0652627A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16483842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4204045A Pending JPH0652627A (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 円盤状記録媒体の回転駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0652627A (ja) |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP4204045A patent/JPH0652627A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010703 |