JPH10106044A - 光ディスク - Google Patents

光ディスク

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JPH10106044A
JPH10106044A JP8271646A JP27164696A JPH10106044A JP H10106044 A JPH10106044 A JP H10106044A JP 8271646 A JP8271646 A JP 8271646A JP 27164696 A JP27164696 A JP 27164696A JP H10106044 A JPH10106044 A JP H10106044A
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JP
Japan
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disk
optical disk
optical
disk substrate
substrate
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JP8271646A
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English (en)
Inventor
Yoshiji Fukuchi
祥次 福地
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Sony Music Solutions Inc
Original Assignee
Sony Disc Technology Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、読取り面に保護用突起を備えると
共に、ディスク基板内の歪による複屈折や反り等の発生
が防止されるようにした、光ディスクを提供することを
目的とする。 【解決手段】 クランピング用ホール11aを備えた、
ディスク基板11と、ディスク基板の表面にて、上記セ
ンターホールの周囲のクランピングゾーン11bと信号
エリア11cとの間の領域に、クランピングゾーンに対
しては、間隙を有するように形成された記録層12と、
を含んでいる、光ディスク10において、上記ディスク
基板の記録層以外の部分に、少なくとも三つの保護用突
起13が紫外線硬化型樹脂の塗布により備えられるよう
に、光ディスク10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク基板から
構成された光ディスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクは、例えば図11に示
すように、構成されている。図11において、光ディス
ク1は、例えばポリカーボネイト等の透明合成樹脂から
成る円板状のディスク基板2と、その上面に形成され
た、情報が記録されるべき記録層3を有するように、構
成されている。ディスク基板2は、その中心に、光ディ
スク1の記録または再生時に、光ディスク1を固定保持
するためのチャッキング用センターホール2aを備えて
いると共に、このセンターホール2aの周囲に、所謂ク
ランピングゾーン2bを備えている。また、ディスク基
板2は、その外周縁から僅かに内側に、信号エリア2c
を備えている。例えば、光ディスク10が直径120m
mの場合、信号エリア2cは、直径116mmから直径
117mmの間に形成されている。
【0003】これに対して、上記記録層3は、ディスク
基板2の表面にて、上記クランピングゾーン2bと信号
エリア2cとの間の領域にて、上記クランピングゾーン
2bに対しては間隙を有するように、形成されている。
【0004】このように構成された光ディスク1は、デ
ィスク基板2の下方から、光学ピックアップからの光ビ
ームが記録層に対して照射されることによって、光ディ
スク1の上記記録層への情報の記録または再生が行なわ
れるようになっている。
【0005】ここで、光ディスク1の下面は、読取り面
として、作用することになるので、情報の記録再生が正
確に行なわれるように、傷等が付かないように保護する
必要がある。このため、従来の光ディスク1において
は、その読取り面である下面にて、上述したクランピン
グゾーンと記録層との間の間隙に、リング状の保護用突
起4が形成されている。
【0006】この保護用突起4は、ディスク基板2の樹
脂による射出成形の際に、同時に一体に形成されるよう
になっている。これにより、例えば複数枚の光ディスク
1が重ねられたとき、光ディスク1の読取り面に対し
て、他の光ディスク1は、上記保護用突起4が存在する
ことにより、直接に接触しないので、光ディスク1の読
取り面の接触による損傷が防止されるようになってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな保護用突起4を有する光ディスク1においては、保
護用突起4の部分において、ディスク基板2の厚さが他
の部分よりも厚くなるので、成形時に金型内にてディス
ク基板2の冷却が均一に行なわれなくなってしまう。従
って、金型から取り出されたディスク基板2は、内部に
温度差をもった状態にあるので、その後の自然冷却にお
いて、この温度差によって、冷却に伴う収縮にも差が生
ずることになる。このため、ディスク基板2内に歪が発
生することになり、複屈折や反り等の原因となり、光デ
ィスク1の歩留まりが低下してしまうという問題があっ
た。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、読取り面に保
護用突起を備えると共に、ディスク基板内の歪による複
屈折や反り等の発生が防止されるようにした、光ディス
クを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、クランピング用ホールを備えた、ディスク基板
と、ディスク基板の表面にて、上記ホールの周囲のクラ
ンピングゾーンと信号エリアとの間の領域に、クランピ
ングゾーンに対しては間隙を有するように形成された記
録層と、を含んでいる、光ディスクにおいて、上記ディ
スク基板の記録層以外の部分に、少なくとも三つの保護
用突起が紫外線硬化型樹脂の塗布により備えられている
ことを特徴とする光ディスクにより、達成される。
【0010】上記構成によれば、光ディスクは、その読
取り面の記録層以外の部分に、保護用突起を備えている
ので、複数枚の光ディスクが互いに重ね合わされたと
き、光ディスクの読取り面に対向する他の光ディスク
は、上記保護用突起が存在することにより、この読取り
面に直接に接触せず、保護用突起の高さ分だけ間隔をあ
けて重ねられることになるので、光ディスクの読取り面
の接触による損傷が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図9を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0012】図1及び図2は、本発明による光ディスク
の第一の実施形態を示している。図1及び図2におい
て、光ディスク10は、例えばポリカーボネイト等の透
明合成樹脂から成る円板状のディスク基板11と、その
表面に形成された、情報が記録されるべき記録層12を
有するように、構成されている。
【0013】ディスク基板11は、その中心に、光ディ
スク10の記録または再生時に、光ディスク10を固定
保持するためのチャッキング用センターホール11aを
備えていると共に、このセンターホール11aの周囲
に、所謂クランピングゾーン11bを備えている。ま
た、ディスク基板11は、その外周縁から僅かに内側
に、信号エリア11cを備えている。
【0014】これに対して、上記記録層12は、ディス
ク基板11の表面にて、上記クランピングゾーン11b
と信号エリア11cとの間の領域にて、上記クランピン
グゾーン11bに対しては、間隙を有するように、形成
されている。
【0015】また、上記ディスク基板11の下面には、
上述したクランピングゾーン11bと記録層12との間
の間隙に、保護用突起13が形成されている。
【0016】以上の構成は、図11に示した光ディスク
1と同様の構成であるが、本発明実施形態による光ディ
スク10においては、上記保護用突起13は、ディスク
基板11の記録層とクランピングゾーン11bとの間の
間隙内にて、同一円周上の等角度間隔に少なくとも三箇
所に、点状に形成されている。この保護用突起13は、
例えばその高さhが、0.10乃至0.3mm程度に選
定されている。
【0017】この場合、保護用突起13は、以下に図3
乃至図5に示すようにして形成される。尚、図3乃至図
5においては、光ディスク10は、図1とは上下逆に示
されている。先づ光ディスク10は、図3に示すよう
に、保護用突起13を備えない平坦な円板状に形成され
たディスク基板11の読取り面(この場合、上面)に、
記録層12が形成されると共に、保護膜(図示せず)や
必要な印刷が施される。この状態から、光ディスク10
のクランピングゾーン11bと記録層12との間の間隙
にて、同一円周上の少なくとも3箇所(図示の場合、3
箇所)に、紫外線硬化型樹脂13aが、塗布用ノズル1
4による滴下等によって、塗布される。最後に、上記紫
外線硬化型樹脂13aに対して、紫外線ランプ15から
紫外線が照射されることにより、紫外線硬化型樹脂13
aが硬化して、保護用突起13が形成されることにな
る。
【0018】本発明実施形態による光ディスク10は、
以上のように構成されており、図1にて、ディスク基板
11の下方から、光学ピックアップからの光ビームが記
録層12に対して照射されることによって、光ディスク
10の上記記録層12への情報の記録または再生が行な
われるようになっている。
【0019】また、複数枚の光ディスク10が互いに重
ね合わされる場合、光ディスク10の読取り面に対向す
る他の光ディスク10は、上記保護用突起13が存在す
ることにより、この読取り面に直接に接触せず、保護用
突起13の高さ分だけ間隔をあけて重ねられることにな
るので、光ディスク10の読取り面の接触による損傷が
防止される。
【0020】ここで、上記保護用突起13は、保護用突
起13を備えない光ディスク10が完成した後に、その
読取り面に対して、紫外線硬化型樹脂13aが塗布さ
れ、紫外線照射によって硬化されることより、形成され
るので、光ディスク10を構成するディスク基板11の
成形時には、平坦な円板状のディスク基板11が形成さ
れればよいので、金型内での樹脂の流れが円滑になると
共に、成形されたディスク基板11の自然冷却が均一に
行なわれる。従って、冷却されたディスク基板11内に
歪が生ずるようなことはなく、複屈折や反り等が発生す
るようなことはない。
【0021】図6は、本発明による光ディスクの第二の
実施形態を示している。図6において、光ディスク20
は、図1及び図2に示した光ディスク10の変形例であ
って、保護用突起13の代わりに、信号エリア11cの
外側にて、ディスク基板11の読取り面に、紫外線硬化
型樹脂の塗布・硬化によって形成された保護用突起21
を備えている点でのみ、異なる構成である。このような
構成の光ディスク20によれば、同様にして、複数枚の
光ディスク20が互いに重ね合わされる場合、光ディス
ク20の読取り面に対向する他の光ディスク20は、上
記保護用突起21が存在することにより、この読取り面
に直接に接触せず、保護用突起21の高さ分だけ間隔を
あけて重ねられることになるので、光ディスク20の読
取り面の接触による損傷が防止される。
【0022】ここで、上記保護用突起21は、保護用突
起21を備えない光ディスク20が完成した後に、その
読取り面に対して、紫外線硬化型樹脂が塗布され、紫外
線照射によって硬化されることより、形成されるので、
光ディスク20を構成するディスク基板21の成形時に
は、平坦な円板状のディスク基板21が形成されればよ
いので、金型内での樹脂の流れが円滑になると共に、成
形されたディスク基板21の自然冷却が均一に行なわれ
る。従って、冷却されたディスク基板21内に歪が生ず
るようなことはなく、複屈折や反り等が発生するような
ことはない。
【0023】図7は、本発明による光ディスクの第三の
実施形態を示している。図7において、光ディスク30
は、図1及び図2に示した光ディスク10の変形例であ
って、保護用突起13に加えて、信号エリア11cの外
側にて、ディスク基板11の読取り面に、同様に紫外線
硬化型樹脂の塗布・硬化によって形成された保護用突起
31を備えている点でのみ、異なる構成である。このよ
うな構成の光ディスク30によれば、同様にして、複数
枚の光ディスク30が互いに重ね合わされる場合、光デ
ィスク30の読取り面に対向する他の光ディスク30
は、上記保護用突起13及び31が存在することによ
り、この読取り面に直接に接触せず、保護用突起13,
31の高さ分だけ間隔をあけて重ねられることになるの
で、光ディスク30の読取り面の接触による損傷が防止
される。
【0024】ここで、上記保護用突起13,31は、保
護用突起13,31を備えない光ディスク30が完成し
た後に、その読取り面に対して、紫外線硬化型樹脂が塗
布され、紫外線照射によって硬化されることより、形成
されるので、光ディスク30を構成するディスク基板3
1の成形時には、平坦な円板状のディスク基板31が形
成されればよいので、金型内での樹脂の流れが円滑にな
ると共に、成形されたディスク基板31の自然冷却が均
一に行なわれる。従って、冷却されたディスク基板31
内に歪が生ずるようなことはなく、複屈折や反り等が発
生するようなことはない。
【0025】図8は、本発明による光ディスクの第四の
実施形態を示している。図8において、光ディスク40
は、両面式の貼り合わせディスクであって、例えばポリ
カーボネイト等の透明合成樹脂から成る円板状の二枚の
ディスク基板を紫外線硬化型樹脂等により貼り合わせる
ことにより、一体化された一つのディスク基板41を備
えるように、構成されている。
【0026】これにより、光ディスク40は、そのディ
スク基板41の外側面即ち上面及び下面が、各ディスク
基板の読取り面として形成されている。
【0027】そして、ディスク基板41は、その中心
に、光ディスク40の記録または再生時に、光ディスク
40を固定保持するためのチャッキング用センターホー
ル41aを備えていると共に、その貼り合わせ面にて、
このセンターホール41aの周囲に、所謂クランピング
ゾーン41bを、またその外周縁から僅かに内側に、信
号エリア41cを備えている。
【0028】これに対して、ディスク基板41には、上
記クランピングゾーン41bと信号エリア41cとの間
の領域にて、上記クランピングゾーン41bに対しては
間隙を有するように、記録層42が、形成されている。
【0029】以上の構成は、従来の貼り合わせディスク
と同様の構成であるが、本発明実施形態による光ディス
ク40においては、上記ディスク基板41の両外側面即
ち上下の読取り面にて、それぞれ記録層42とクランピ
ングゾーン41bとの間の間隙内に、同一円周上にて、
等角度間隔に、少なくとも3箇所に、保護用突起43,
44が備えられている。この保護用突起43,44は、
それぞれ紫外線硬化型樹脂の塗布・硬化によって形成さ
れている。
【0030】このような構成の光ディスク40によれ
ば、同様にして、複数枚の光ディスク40が互いに重ね
合わされる場合、光ディスク40の読取り面に対向する
他の光ディスク40は、上記保護用突起43,44が存
在することにより、この読取り面に直接に接触せず、保
護用突起43,44の高さ分だけ間隔をあけて重ねられ
ることになるので、光ディスク40の読取り面の接触に
よる損傷が防止される。
【0031】ここで、上記保護用突起43,44は、保
護用突起43,44を備えない光ディスク40が完成し
た後に、その読取り面に対して、紫外線硬化型樹脂が塗
布され、紫外線照射によって硬化されることより、形成
されるので、光ディスク40を構成する各ディスク基板
の成形時には、平坦な円板状のディスク基板が形成され
ればよいので、金型内での樹脂の流れが円滑になると共
に、成形された各ディスク基板の自然冷却が均一に行な
われる。従って、冷却された各ディスク基板内に歪が生
ずるようなことはなく、複屈折や反り等が発生するよう
なことはない。
【0032】さらに、このような所謂両面式の光ディス
ク40において、一方のディスク基板が二層の記録層を
備えた信号ディスクであって、他方のディスク基板がダ
ミーディスクである場合、双方のディスク基板が、共に
保護用突起のない状態で成形された後、信号ディスクと
して使用されるディスク基板にのみ、保護用突起が形成
されるので、信号ディスク及びダミーディスクは、一種
類のディスク基板を共用することが可能となり、金型も
一種類で済むことから、生産効率が向上し、コストが低
減されることになる。
【0033】図9は、本発明による光ディスクの第五の
実施形態を示している。図9において、光ディスク50
は、図8に示した光ディスク40の変形例であって、保
護用突起43,44の代わりに、信号エリア41cの外
側にて、ディスク基板41の上下の読取り面に、紫外線
硬化型樹脂の塗布・硬化によって形成された保護用突起
51,52を備えている点でのみ、異なる構成である。
このような構成の光ディスク50によれば、同様にし
て、複数枚の光ディスク50が互いに重ね合わされる場
合、光ディスク50の読取り面に対向する他の光ディス
ク50は、上記保護用突起51,52が存在することに
より、この読取り面に直接に接触せず、保護用突起5
1,52の高さ分だけ間隔をあけて重ねられることにな
るので、光ディスク50の読取り面の接触による損傷が
防止される。
【0034】ここで、上記保護用突起51,52は、保
護用突起51,52を備えない光ディスク50が完成し
た後に、その読取り面に対して、紫外線硬化型樹脂が塗
布され、紫外線照射によって硬化されることより、形成
されるので、光ディスク50を構成するディスク基板4
1の成形時には、平坦な円板状のディスク基板41が形
成されればよいので、金型内での樹脂の流れが円滑にな
ると共に、成形されたディスク基板41の自然冷却が均
一に行なわれる。従って、冷却されたディスク基板41
内に歪が生ずるようなことはなく、複屈折や反り等が発
生するようなことはない。
【0035】図10は、本発明による光ディスクの第六
の実施形態を示している。図10において、光ディスク
60は、図8に示した光ディスク40の変形例であっ
て、保護用突起43,44に加えて、信号エリア41c
の外側にて、ディスク基板41の上下の読取り面に、同
様に紫外線硬化型樹脂の塗布・硬化によって形成された
保護用突起61,62を備えている点でのみ、異なる構
成である。このような構成の光ディスク60によれば、
同様にして、複数枚の光ディスク60が互いに重ね合わ
される場合、光ディスク60の読取り面に対向する他の
光ディスク60は、上記保護用突起43,44及び6
1,62が存在することにより、この読取り面に直接に
接触せず、保護用突起43,44及び61,62の高さ
分だけ間隔をあけて重ねられることになるので、光ディ
スク60の読取り面の接触による損傷が防止される。
【0036】ここで、上記保護用突起43,44,6
1,62は、保護用突起43,44,61,62を備え
ない光ディスク60が完成した後に、その読取り面に対
して、紫外線硬化型樹脂が塗布され、紫外線照射によっ
て硬化されることより、形成されるので、光ディスク6
0を構成するディスク基板41の成形時には、平坦な円
板状のディスク基板41が形成されればよいので、金型
内での樹脂の流れが円滑になると共に、成形されたディ
スク基板41の自然冷却が均一に行なわれ得る。従っ
て、冷却されたディスク基板41内に歪が生ずるような
ことはなく、複屈折や反り等が発生するようなことはな
い。
【0037】尚、上記実施形態においては、光ディスク
として、前以て記録層に情報が記録された状態の光ディ
スクについて説明したが、これに限らず、記録及び再生
可能な光ディスク、例えば光磁気ディスク等に本発明を
適用できることは明らかである。
【0038】以上述べたように、本発明の実施の形態に
よれば、上記保護用突起13,21等は、先づ平坦に形
成されたディスク基板11,14に対して、紫外線硬化
型樹脂を塗布し、紫外線照射により硬化させることによ
り、形成される。従って、ディスク基板11,14自体
は、全体が均一な厚さになるため、成形時の樹脂の流れ
が円滑になると共に、自然冷却の際に温度差が生ずるこ
とがない。これにより、冷却後のディスク基板11,1
4に歪が発生して、複屈折や反り等が発生することはな
く、光ディスク10,20等の歩留まりが向上すること
になる。
【0039】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、読取り面に
保護用突起を備えると共に、ディスク基板内の歪による
複屈折や反り等の発生が防止されるようにした、光ディ
スクを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスクの第一の実施形態の構
成を示す概略断面図である。
【図2】図1の光ディスクの概略底面図である。
【図3】図1の光ディスクの保護用突起形成前の状態を
示す概略断面図である。
【図4】図1の光ディスクに対して保護用突起としての
紫外線硬化型樹脂の塗布を示す概略断面図である。
【図5】図1の光ディスクに塗布された保護用突起とし
ての紫外線硬化型樹脂の硬化を示す概略断面図である。
【図6】本発明による光ディスクの第二の実施形態の構
成を示す概略断面図である。
【図7】本発明による光ディスクの第三の実施形態の構
成を示す概略断面図である。
【図8】本発明による光ディスクの第四の実施形態の構
成を示す概略断面図である。
【図9】本発明による光ディスクの第五の実施形態の構
成を示す概略断面図である。
【図10】本発明による光ディスクの第六の実施形態の
構成を示す概略断面図である。
【図11】従来の光ディスクの一例の構成を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60・・・光ディス
ク、11,41・・・ディスク基板、11a,41a・
・・センターホール、11b,41b・・・クランピン
グゾーン、11c,41c・・・信号エリア、12,4
2・・・記録層、13,21,31,43,44,5
1,61,62・・・保護用突起、13a・・・紫外線
硬化型樹脂、14・・・塗布ノズル、15・・・紫外線
ランプ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランピング用ホールを備えた、ディス
    ク基板と、 ディスク基板の表面にて、上記ホールの周囲のクランピ
    ングゾーンと信号エリアとの間の領域に、クランピング
    ゾーンに対しては間隙を有するように形成された記録層
    と、を含んでいる、光ディスクにおいて、 上記ディスク基板の記録層以外の部分に、少なくとも三
    つの保護用突起が紫外線硬化型樹脂の塗布により備えら
    れていることを特徴とする、光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記保護用突起が、クランピングゾーン
    と記録層との間の間隙及び/または信号エリアの外側の
    領域に設けられていることを特徴とする、請求項1に記
    載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 光ディスクが、二枚のディスク基板を貼
    り合わせた、貼り合わせディスクであって、 上記各ディスク基板の外側面にて、それぞれ同一円周上
    の等角度間隔に少なくとも三つの保護用突起が紫外線硬
    化型樹脂の塗布により備えられている、ことを特徴とす
    る、請求項1に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 上記保護用突起が、クランピングゾーン
    と記録層との間の間隙及び/または信号エリアの外側の
    領域に設けられていることを特徴とする、請求項3に記
    載の光ディスク。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1291874A2 (en) * 2001-08-10 2003-03-12 Wea Manufacturing Inc. Method and apparatus for reducing the shrinkage of an optical disc's clamp area, and the resulting optical disc
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