JP3375271B2 - 光ディスク製造方法及び光ディスク - Google Patents

光ディスク製造方法及び光ディスク

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JP3375271B2 JP23598397A JP23598397A JP3375271B2 JP 3375271 B2 JP3375271 B2 JP 3375271B2 JP 23598397 A JP23598397 A JP 23598397A JP 23598397 A JP23598397 A JP 23598397A JP 3375271 B2 JP3375271 B2 JP 3375271B2
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浩二 松永
典秀 檜垣
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録を施し
た、2枚の樹脂成形基台やガラス成形基台を対向配置
し、紫外光硬化接着剤などで接合固着する貼り合わせタ
イプの光ディスクの製造方法、及び該製造方法にて製造
される光ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】2枚の光ディスクを厚み方向に貼り合わ
せる方法として図3に示す方式がよく知られている。即
ち、矢印29方向に一方の基台1を低速回転させなが
ら、基台1の上方より塗布ノズル30を基台1の接着面
に近接させ、塗布ノズル30から接着剤7を吐出させる
ことで、基台1の接着面上に一定量の接着剤7aが塗布
される。該塗布が完了すると、矢印31に示すように他
方の基台2を反転落下して、上記接着剤7aを介して基
台1に対向させる。次に、基台1と基台2とを矢印32
方向に高速で回転させることで、基台1と基台2との間
に介在する接着剤7aは遠心力10によって、基台1,
2の直径方向に流動拡散して、基台1と基台2との間に
未硬化な接着層14が形成される。次に、基台1又は基
台2の一方又は両方から、紫外光33を短時間照射する
ことで、接着層14が硬化して基台1と基台2の貼り合
わせが完了する。ここで図4に示すように基台1と基台
2とにおける成形表面34は、情報記録範囲35に形成
された微細なピット36と、ピット36を成形するため
の型(スタンパー)で発生する凹溝37と、反射膜38
で構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光ディスクの例えば、
図5に示すようなDVD(デジタル ビデオ ディス
ク)の片面再生二層式ディスクは、二層の記録情報を片
面からレーザー光3で正確に読み取る必要があり、レー
ザ光3の入射および反射を阻害することがないように、
貼り合わせた接着層14の厚みを全面均一に確保しなけ
ればならない。上述のように反転落下及び遠心力10に
より接着剤7aを流動拡散させることから、基台1,2
の間における接着剤の有無を示す境界の変動は、接着層
14の厚みの精度及び感応による美観を、特にディスク
の中央付近において著しく劣化させる。即ち、上述のよ
うな成形表面34を有する基台1,2を、上述のような
貼り合わせ方法で貼り合わせると、接着剤7aは遠心力
10によって、図6に示すように波状44に流動拡散
し、図7に示すように、特に半径方向で接着層14の著
しい厚みの変動が発生する。尚、図6に示すr1〜r5
は、図7に示すr1〜r5に対応している。又、上述の
ように基台1に対して基台2を反転落下させると接着剤
7aは、図6に示すように、塗布位置39からニュート
ン流動により、基台1,2の中心側40及び外周側41
へ、図示するように波状44にて拡散し、特に中心方向
への接着剤7aの拡散における境界42が波状になり美
観を損うこととなる。
【0004】又、上述のように、基台1と基台2とを貼
り合わせた後に上記矢印32方向に回転させて接着剤7
aを周囲側へ拡散させるが、上述のように上記中心方向
への接着剤7aの拡散境界42が波状になるので、上記
周囲側への接着剤7aの拡散におけるスタート位置が半
径方向においてまちまちである。したがって、同一半径
における円周方向における接着層14の厚み15におい
てもバラツキを発生させることになる。又、基台1,2
の周縁部19に到達する余剰接着剤の量の差により周縁
部19を損なう。本発明は、二枚の基台を接着剤によっ
て貼り合わせてなる光ディスクにおいて、接着層の厚み
を全面にわたり均一化し、又、接着層の美観を確保する
光ディスクの製造方法、及び該製造方法にて製造される
光ディスクを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様の光デ
ィスクの製造方法は、円板状に成形された2枚のディス
ク基台について情報が記録されている側のそれぞれの表
面を対向させ、かつ上記各ディスク基台の各回転中心軸
を一致させた状態にて接着剤で上記2枚のディスク基台
を接着して形成される光ディスクの製造方法であって、
上記情報が記録されている情報記録範囲における回転中
心軸側端部から上記回転中心軸までの間において、上記
ディスク基台の厚み方向にそれぞれ同一高さにて突出し
上記回転中心軸から同一半径にて全周にわたって内周側
凸部を上記各ディスク基台に形成し、さらに、上記情報
記録範囲における外周側端部から当該光ディスクの外周
面までの間において、上記ディスク基台の厚み方向にそ
れぞれ同一高さにて突出し上記回転中心軸から同一半径
にて全周にわたって外周側凸部を上記各ディスク基台に
形成し、2枚の上記ディスク基台を接着するとき、それ
ぞれの上記内周側凸部同士及びそれぞれの上記外周側凸
部同士を隙間を介して対向して配設して、上記情報記録
範囲における接着剤層の厚みを半径方向及び円周方向の
両方に均一とし、上記対向して配置される上記内周側凸
部の少なくとも一方には、上記ディスク基台の厚さ方向
に沿って延在し、2枚のディスク基台が貼り合わされた
状態で上記情報記録範囲から上記隙間を通り上記回転中
心軸側へ拡散する上記接着剤を収容する内周側凹部をさ
らに形成し、上記対向して配置される上記外周側凸部の
少なくとも一方には、上記ディスク基台の厚さ方向に沿
って延在し、2枚のディスク基台が貼り合わされた状態
で上記情報記録範囲から上記隙間を通り外周側へ拡散す
る上記接着剤を収容する外周側凹部をさらに形成した、
ことを特徴とする。
【0006】又、本発明の第2態様の光ディスクは、円
板状に成形された2枚のディスク基台について情報が記
録されている側のそれぞれの表面を対向させ、かつ上記
各ディスク基台の各回転中心軸を一致させた状態にて接
着剤で上記2枚のディスク基台を接着して形成される光
ディスクであって、上記情報が記録されている情報記録
範囲における回転中心軸側端部から上記回転中心軸まで
の間において、上記ディスク基台の厚み方向にそれぞれ
同一高さにて突出し上記回転中心軸から同一半径にて全
周にわたり上記各ディスク基台に形成され、かつ各ディ
スク基台同士において隙間を介して対向して配設され、
上記2枚のディスク基台を貼り合わせるとき上記接着剤
が上記情報記録範囲から上記回転中心軸側へ拡散するの
を抑制して上記接着剤の拡散境界を上記回転中心軸から
同一半径上とし、かつ上記情報記録範囲における接着剤
層の厚みを半径方向及び円周方向の両方に均一とする内
周側凸部と、上記情報記録範囲における外周側端部から
当該光ディスクの外周面までの間において、上記ディス
ク基台の厚み方向にそれぞれ同一高さにて突出し上記回
転中心軸から同一半径にて全周にわたり上記各ディスク
基台に形成され、かつ各ディスク基台同士において上記
隙間を介して対向して配設され、上記2枚のディスク基
台を貼り合わせた後上記回転中心軸回りの回転による上
記接着剤の上記外周面側への拡散のとき上記接着剤が上
記情報記録範囲から上記外周面へ拡散するのを抑制して
上記接着剤の拡散境界を上記回転中心軸から同一半径上
とし、かつ上記情報記録範囲における接着剤層の厚みを
半径方向及び円周方向の両方に均一とする外周側凸部
と、を備え、上記対向して配置される上記内周側凸部の
少なくとも一方には、上記ディスク基台の厚さ方向に沿
って延在し、2枚のディスク基台が貼り合わされた状態
で上記情報記録範囲から上記隙間を通り上記回転中心軸
側へ拡散する上記接着剤を収容する内周側凹部が備わ
り、上記対向して配置される上記外周側凸部の少なくと
も一方には、上記ディスク基台の厚さ方向に沿って延在
し、2枚のディスク基台が貼り合わされた状態で上記情
報記録範囲から上記隙間を通り外周側へ拡散する上記接
着剤を収容する外周側凹部が備わる、ことを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態の光ディス
ク、及び該光ディスクの製造方法について図を参照して
以下に説明する。尚、各図において同じ構成部分につい
ては同じ符号を付している。図1及び図2に示す本実施
形態の光ディスク100も、上述した従来の光ディスク
と同様に、2枚のディスク基台101及びディスク基台
102において、情報が記録されたそれぞれの表面10
1a,102aを対向させ、かつ各ディスク基台10
1,102の回転中心軸103を一致させた状態にて、
図3を参照して説明した従来の光ディスクの作製方法と
同様にして、接着剤7にてディスク基台101とディス
ク基台102とを接着して形成される。尚、各ディスク
基台101,102は、樹脂成形又はガラス成形されて
いる。又、従来と同様に、情報が記録された情報記録範
囲104の内、ディスク基台101における情報記録範
囲104には反射膜105が形成され、一方ディスク基
台102における情報記録範囲104には半透明層10
6が形成される。
【0008】本光ディスク100では、さらに以下の特
徴的な構造を有する。それぞれのディスク基台101,
102には、上記情報記録範囲104における回転中心
軸側端部107から回転中心軸103までの間におい
て、ディスク基台101,102に対応してそれぞれ凸
部121,凸部122、及び凹部131,凹部132が
それぞれ同一半径上で全周にわたり形成される。さら
に、それぞれのディスク基台101,102には、上記
情報記録範囲104における外周側端部108から外周
面109までの間において、ディスク基台101,10
2に対応してそれぞれ凸部141,凸部142、及び凹
部151,凹部152がそれぞれ同一半径上で全周にわ
たり形成される。
【0009】凸部121,122、及び凸部141,1
42は、上記ディスク基台の厚み方向にそれぞれ同一高
さにて突出し、より好ましくはディスク基台101とデ
ィスク基台102とが貼り合わされたときに上記反射膜
105と半透明層106とによって挟まれて形成される
接着剤層110の厚さ111のほぼ1/2の高さまで各
ディスク基台101,102の厚さ方向に突出し、かつ
ディスク基台101とディスク基台102とが貼り合わ
された状態において凸部121と凸部122とが隙間1
12を介して対向し、及び凸部141と凸部142とが
隙間112を介して対向する。
【0010】凹部131及び凹部132は、光ディスク
100の直径方向において、それぞれ上記凸部121及
び上記凸部122のほぼ中央部分に形成され、その深さ
は上記厚さ111のほぼ1/2に相当するのが好まし
い。しかしながら上記深さ寸法は上述のほぼ1/2に限
定されるものではない。さらに、ディスク基台101と
ディスク基台102とが貼り合わされた状態において、
凹部131及び凹部132は隙間112を介して対向す
る。これと同様に、凹部151及び凹部152は、光デ
ィスク100の直径方向において、それぞれ上記凸部1
41及び上記凸部142のほぼ中央部分に形成され、そ
の深さは上記厚さ111のほぼ1/2に相当する。さら
に、ディスク基台101とディスク基台102とが貼り
合わされた状態において、凹部151及び凹部152は
隙間112を介して対向する。尚、本実施形態では、凸
部121,122のそれぞれに、これらに対応して、凹
部131,132を設け、又、凸部141,142のそ
れぞれに、これらに対応して、凹部151,152を設
けたが、これに限定されるものではない。凹部131,
132,151,152を全く形成しなくてもよいし、
又、凸部121,122のいずれか一方、及び凸部14
1,142のいずれか一方に上記凹部を形成してもよい
し、凸部121,122,141,142の内の少なく
とも一つに上記凹部を形成してもよい。
【0011】このような構造を有するディスク基台10
1,102は、図3を参照して説明した貼り合わせ方法
によって接着剤7にて接着され、光ディスクを形成する
が、このとき、上述した凸部121,122、及び凸部
141,142、並びに凹部131,132、及び凹部
151,152は、以下のように機能する。ディスク基
台101に接着剤7が塗布された後、ディスク基台10
2が反転落下されるが、このときに生じるニュートン流
動による接着剤7aの拡散を、凸部121,122は、
凸部121,122におけるそれぞれの側壁123,1
23にて抑制し、接着剤7aを同一円周124上に収束
させる。よって、従来、接着剤7aの拡散境界が波状で
あったのに比べ、光ディスク100の中央部付近におけ
る美観を向上させることができる。尚、上記同一円周1
24は、凸部121,122におけるそれぞれの側壁1
23,123にて形成される円周に相当し、情報記録範
囲104における回転中心軸側端部107にて形成され
る円周にも対応する。さらに又、このように回転中心軸
103側への接着剤7aの拡散が同一円周124上に収
束されることから、ディスク基台102の反転落下後に
おけるディスク基台101,102の高速回転による接
着剤7aの外周側への拡散におけるスタート位置は周方
向において同一となる。又、凸部121,122は、同
一高さにて形成され、かつ隙間112を介して対向して
配置されることから、ディスク基台101,102の貼
り合わせるとき、接着剤7aの挙動がディスク基台10
1側及びディスク基台102側で等しくなる。このよう
に凸部121,122は、接着剤7aの周方向に沿った
流動誤差117を小さくし、接着剤層110における同
一円周上における接着剤7aの厚みのバラツキを軽減さ
せる。さらに又、上述のように接着剤7aの外周側への
拡散におけるスタート位置が周方向において同一となる
ことから、遠心力10による接着剤7aの波状の流動拡
散115にて生じる、接着剤層110の中央付近での薄
化傾向を止める作用もある。よって、光ディスク100
の半径方向における接着剤7a層の厚み勾配を平坦化す
ることもできる。
【0012】凹部131,132は、対向した凸部12
1,122の隙間112に侵入し回転中心軸103側へ
拡散してくる接着剤7aを積極的にグリップし、遠心力
10による外周側への接着剤7aの流動を緩和させる作
用がある。又、上述の凸部121,122の作用との相
乗効果により、情報記録範囲104において同一半径上
の円周方向に沿った接着剤7a層の厚みのバラツキを更
に軽減するとともに、半径方向への接着剤層110の厚
み勾配を更に平坦化できる。
【0013】又、ディスク基台102の上記反転落下後
における上記高速回転により、接着剤7aは当該光ディ
スク100の外周側への波状に拡散115していく。凸
部141,142は、上記波状流動拡散115を、凸部
141,142の側壁143,143で抑制して接着剤
7aを同一円周144上に収束させる。よって、従来、
接着剤7aの拡散境界が波状であったのに比べ、光ディ
スク100の外周部付近における美観を向上させること
ができる。尚、上記同一円周144は、凸部141,1
42におけるそれぞれの側壁143,143にて形成さ
れる円周に相当し、情報記録範囲104における外周側
端部108にて形成される円周にも対応する。又、凸部
141,142は、同一高さにて形成され、かつ隙間1
12を介して対向して配置されることから、ディスク基
台101,102が接着されるとき、接着剤7aの挙動
がディスク基台101側及びディスク基台102側で等
しくなる。このように凸部141と凸部142とが隙間
112を介して対向することで、凸部141と凸部14
2は、遠心力10による上記波状流動拡散115で生じ
る、外周付近116における接着剤7aの薄化傾向を止
める作用もある。尚、これらの作用は、上述の凸部12
1,122を設けることで、又は凸部121,122及
び凹部131,132を設けることで、さらに増大され
る。又、凹部151,152は、凸部141,142の
隙間112に侵入し外周側へ拡散してくる接着剤7aを
積極的にグリップし、遠心力10による外周側への接着
剤7aの流動を緩和させる作用がある。又、上述の凸部
141,142の作用との相乗効果により、外周付近に
おける円周方向への接着剤7a層の厚みのバラツキを更
に軽減するとともに、半径方向への接着剤7a層の厚み
勾配を更に平坦化できる。
【0014】尚、上述した実施形態では、例えばディス
ク基台101において、より好ましい形態として凸部1
21と凸部141との両方を設けたが、いずれか一方の
凸部のみを設けるように構成することもできる。さらに
又、設けた凸部には、凹部の形成を省略してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
光ディスクの製造方法、及び第2態様の光ディスクによ
れば、それぞれの内周側凸部を同一高さにて形成し、及
びそれぞれがの外周側凸部を同一高さにて形成し、さら
に各内周側凸部及び各外周側凸部を隙間を介して対向さ
せて配置することにより、2枚のディスク基台が接着さ
れるとき、情報記録範囲から中心軸側へ拡散する接着剤
は上記内周側凸部にて拡散が抑制されてほぼ同一半径上
に接着剤の拡散境界が形成され、一方、上記情報記録範
囲から外周側へ拡散する接着剤は上記外周側凸部にて拡
散が抑制されてほぼ同一半径上に接着剤の拡散境界が形
成される。よって、光ディスクの内周付近及び外周付近
における美観を従来に比べて向上させることができる。
さらに又、上記内周側凸部及び外周側凸部は、上述のよ
うにそれぞれ同一高さにてなり上記隙間を介して対向し
て配置されることから、2枚のディスク基台が貼り合わ
され接着されるとき、各ディスク基台にて挟まれる接着
剤の挙動は各ディスク基台の近傍で等しくなり、このよ
うな状態にて上述のように接着剤の拡散が抑制されるこ
とで、情報記録範囲における接着剤層の厚みを直径方向
及び円周方向の両方において均一に形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の光ディスクの断面図で
ある。
【図2】 図1に示す光ディスクの平面図である。
【図3】 光ディスクの製造工程を示す斜視図である。
【図4】 従来の光ディスクの断面図である。
【図5】 従来の光ディスクの斜視図である。
【図6】 図4に示す光ディスクの平面図である。
【図7】 図6に示すr1〜r5における接着剤の膜厚
を示すグラフである。
【符号の説明】
100…光ディスク、101,102…ディスク基台、
104…情報記録範囲、107…回転中心軸側端部、1
08…外周側端部、121,122…凸部、131,1
32…凹部、141,142…凸部、151,152…
凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 外園 信貴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−208839(JP,A) 特開 平2−156434(JP,A) 特開 昭64−57433(JP,A) 特開 平8−315430(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/26 G11B 7/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状に成形された2枚のディスク基台
    (101,102)について情報が記録されている側の
    それぞれの表面を対向させ、かつ上記各ディスク基台の
    各回転中心軸を一致させた状態にて接着剤で上記2枚の
    ディスク基台を接着して形成される光ディスクの製造方
    法であって、 上記情報が記録されている情報記録範囲(104)にお
    ける回転中心軸側端部(107)から上記回転中心軸ま
    での間において、上記ディスク基台の厚み方向にそれぞ
    れ同一高さにて突出し上記回転中心軸から同一半径にて
    全周にわたって内周側凸部(121,122)を上記各
    ディスク基台に形成し、さらに、上記情報記録範囲にお
    ける外周側端部(108)から当該光ディスクの外周面
    までの間において、上記ディスク基台の厚み方向にそれ
    ぞれ同一高さにて突出し上記回転中心軸から同一半径に
    て全周にわたって外周側凸部(141,142)を上記
    各ディスク基台に形成し、2枚の上記ディスク基台を接
    着するとき、それぞれの上記内周側凸部同士及びそれぞ
    れの上記外周側凸部同士を隙間(112)を介して対向
    して配設して、上記情報記録範囲における接着剤層の厚
    みを半径方向及び円周方向の両方に均一とし、 上記対向して配置される上記内周側凸部の少なくとも一
    方には、上記ディスク基台の厚さ方向に沿って延在し、
    2枚のディスク基台が貼り合わされた状態で上記情報記
    録範囲から上記隙間を通り上記回転中心軸側へ拡散する
    上記接着剤を収容する内周側凹部(131,132)を
    さらに形成し、 上記対向して配置される上記外周側凸部の少なくとも一
    方には、上記ディスク基台の厚さ方向に沿って延在し、
    2枚のディスク基台が貼り合わされた状態で上記情報記
    録範囲から上記隙間を通り外周側へ拡散する上記接着剤
    を収容する外周側凹部(151,152)をさらに形成
    した、 ことを特徴とする光ディスクの製造方法。
  2. 【請求項2】 円板状に成形された2枚のディスク基台
    (101,102)について情報が記録されている側の
    それぞれの表面を対向させ、かつ上記各ディスク基台の
    各回転中心軸を一致させた状態にて接着剤で上記2枚の
    ディスク基台を接着して形成される光ディスクであっ
    て、 上記情報が記録されている情報記録範囲(104)にお
    ける回転中心軸側端部(107)から上記回転中心軸ま
    での間において、上記ディスク基台の厚み方向にそれぞ
    れ同一高さにて突出し上記回転中心軸から同一半径にて
    全周にわたり上記各ディスク基台に形成され、かつ各デ
    ィスク基台同士において隙間(112)を介して対向し
    て配設され、上記2枚のディスク基台を貼り合わせると
    き上記接着剤が上記情報記録範囲から上記回転中心軸側
    へ拡散するのを抑制して上記接着剤の拡散境界を上記回
    転中心軸から同一半径上とし、かつ上記情報記録範囲に
    おける接着剤層の厚みを半径方向及び円周方向の両方に
    均一とする内周側凸部(121,122)と、 上記情報記録範囲における外周側端部(108)から当
    該光ディスクの外周面までの間において、上記ディスク
    基台の厚み方向にそれぞれ同一高さにて突出し上記回転
    中心軸から同一半径にて全周にわたり上記各ディスク基
    台に形成され、かつ各ディスク基台同士において上記隙
    間を介して対向して配設され、上記2枚のディスク基台
    を貼り合わせた後上記回転中心軸回りの回転による上記
    接着剤の上記外周面側への拡散のとき上記接着剤が上記
    情報記録範囲から上記外周面へ拡散するのを抑制して上
    記接着剤の拡散境界を上記回転中心軸から同一半径上と
    し、かつ上記情報記録範囲における接着剤層の厚みを半
    径方向及び円周方向の両方に均一とする外周側凸部(1
    41,142)と、を備え、 上記対向して配置される上記内周側凸部の少なくとも一
    方には、上記ディスク基台の厚さ方向に沿って延在し、
    2枚のディスク基台が貼り合わされた状態で上記情報記
    録範囲から上記隙間を通り上記回転中心軸側へ拡散する
    上記接着剤を収容する内周側凹部(131,132)が
    備わり、 上記対向して配置される上記外周側凸部の少なくとも一
    方には、上記ディスク基台の厚さ方向に沿って延在し、
    2枚のディスク基台が貼り合わされた状態で上記情報記
    録範囲から上記隙間を通り外周側へ拡散する上記接着剤
    を収容する外周側凹部(151,152)が備わる、 ことを特徴とする光ディスク。
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