JPH09204686A - 光デイスク及び光デイスクの製造方法 - Google Patents

光デイスク及び光デイスクの製造方法

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JPH09204686A
JPH09204686A JP8035523A JP3552396A JPH09204686A JP H09204686 A JPH09204686 A JP H09204686A JP 8035523 A JP8035523 A JP 8035523A JP 3552396 A JP3552396 A JP 3552396A JP H09204686 A JPH09204686 A JP H09204686A
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substrate
region
thickness
optical disk
disc
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JP8035523A
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Kimiaki Iwabori
公昭 岩堀
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Sony Disc Technology Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】デイスクの製造が可能なスキユーマージンを確
保し、かつデイスクの強度を確保しながらデイスクの記
録密度を向上させることが困難であつた。 【解決手段】一面(11A)に記録信号に応じた凹凸パ
ターンが形成されると共に一面(11A)に反射膜層
(12)が形成されてなる光デイスク(10)及び当該
光デイスク(10)の製造方法において、記録信号に応
じた凹凸パターンが形成される第1の領域(11A1
における厚み(h1 )が当該第1の領域(11A1 )以
外の第2の領域(11A2 )における厚み(h2 )より
薄くなるように基板(11)を作成する。これにより、
光デイスク(10)の強度と、デイスクの製造が可能な
スキユーマージンを確保することができ、かくして単一
基板で記録密度の高密度化に対応し得る光デイスク及び
光デイスクの製造方法を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図4) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態(図1〜図3) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は光デイスク及び光デ
イスクの製造方法に関し、信号記録容量を従来の光デイ
スクよりも増大させようとするものである。
【0003】
【従来の技術】従来、図4に示すように、コンパクトデ
イスク等の読出し専用の光デイスク1は、ポリカーボネ
ートなどのプラスチツク材料を用いて射出成形等により
作成された基板2のピツト面2A上に、スパツタリング
又は蒸着等により光の反射率の高い材料(一般的にはア
ルミニウム)を所定の厚みで塗布することにより反射膜
層3を形成し、この反射膜層3上にUV(Ultra Viole
t)硬化樹脂等でなる保護膜層4を積層することにより
形成されている。
【0004】この場合、基板2のピツト面2Aには記録
した信号に応じた凹凸パターンが形成されており、この
信号の再生は基板2のピツト面2Aと対向する面側から
レーザ光L1を照射し、当該レーザ光L1が反射膜層3
において反射(反射率は90〔%〕程度)することにより
得られる反射光L2に基づいて行つている。
【0005】この種の光デイスク1の場合、上述のよう
に単一基板2の一面(ピツト面2A)にのみ記録信号に
応じた凹凸パターンを形成しており、従つて1枚の光デ
イスク1に記録できる情報量はある程度限定されてい
た。このため、従来、基板2のピツト面2Aに形成する
凹凸パターンの形状そのものを小さくする(すなわち記
録ピツトを小さくする)ことにより1枚の光デイスク1
に記録できる情報量を増加させるなどの方法が使用され
又は研究されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで実際上、光デイ
スク1の記録密度を高めるためには、基板2の一面2A
に形成する凹凸パターンの形状そのものを小さくする
(すなわち記録ピツトを小さくする)。この場合、光デ
イスクの再生装置におけるレーザ光のスポツト径も光デ
イスク1の記録ピツトに応じたスポツト径にする(すな
わち小さくする)必要がある。
【0007】ここでスポツト径φはλ(レーザの波長)
/NA(レンズの開口率)に比例するので、レーザの波
長λを小さくするか又はレンズの開口率NAを大きくす
ることによりスポツト径φを小さくすることができる。
またレンズの開口率NAを大きくすることによりレーザ
光のスポツト径φを小さくする場合、再生装置と光デイ
スクとの間のスキユーマージンαが小さくなる。すなわ
ちスキユーマージンαはλ/t・NA3 に比例する。こ
こでtは光デイスクの厚みを表す。
【0008】この関係より、レンズの開口率NAを大き
くすると、レンズの開口率NAの3乗に反比例してスキ
ユーマージンαが小さくなることが分かる。従つてレン
ズの開口率NAを大きくすることで記録密度に応じてス
ポツト径φを小さくした場合、スキユーマージンαが小
さくなるため、デイスクの製造が困難になる。この問題
を解決する方法として、光デイスクの厚み、すなわち光
デイスクの厚みが薄い光デイスク形状とする方法が考え
られている。
【0009】ところが光デイスク1の基板2の材料とし
ては、上述のようにポリカーボネート等のプラスチツク
材料を用いているため、光デイスク1の厚みをより薄く
製造した場合、強度の点で問題が生じ、また基板の平坦
性を確保することが非常に困難になる。
【0010】すなわち光デイスク1の再生時、光デイス
ク1のクランピングエリア(信号記録領域より内周側の
領域)がチヤツキング機構によつてチヤツキングされる
が、光デイスク1を薄く形成した場合、光デイスク1が
変形するおそれがある。従つて単一基板でなる光デイス
クにおいて、デイスクの製造が可能なスキユーマージン
とデイスクの強度を確保しながら光デイスクの記録密度
を向上させることは極めて困難であつた。
【0011】このような問題を解決したものとして、信
号が記録された(すなわち一面に当該信号に応じた凹凸
パターンが形成された)厚み 0.6〔mm〕でなる基板の信
号記録面に反射膜層が形成されてなる光デイスクを製作
し、もう1枚の厚み 0.6〔mm〕のデイスクを製作し、こ
の2枚の光デイスクを接着剤によつて貼り合わせること
により強度と平坦性を確保したいわゆる貼合わせ型光デ
イスクが考えられている。
【0012】しかしながらこの種の貼合わせ型光デイス
クでは、製造コストが通常の光デイスク1を1枚作成す
る場合より上昇する問題がある。また2枚の光デイスク
を貼り合わせるための貼合わせ装置や貼合わせ対象とな
る光デイスクを成形するための成形機などが必要とな
り、光デイスクの製造コストが上昇し、しかも製造工程
数が増加するため歩留まりが低下する問題がある。
【0013】さらに貼合わせ型光デイスクの場合には、
既存のプレーヤを使用できないため、当該貼合わせ型光
デイスク用のプレーヤを新たに製造する必要があり、そ
の分コストが上昇する問題がある。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、単一基板で記録密度の高密度化に対応し得る光デイ
スク及び光デイスクの製造方法を提案しようとするもの
である。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、一面に記録信号に応じた凹凸パタ
ーンが形成されると共に一面に反射膜層が形成されてな
る光デイスクにおいて、基板は、凹凸パターンが形成さ
れた第1の領域における厚みが当該第1の領域以外の第
2の領域における厚みよりも薄く形成されている。
【0016】基板の凹凸パターンが形成された第1の領
域における厚みが当該第1の領域以外の第2の領域にお
ける厚みよりも薄いので、光デイスクの強度とデイスク
の製造が可能なスキユーマージンを確保しながら光デイ
スクの高密度化を可能にしている。
【0017】また本発明においては、一面に記録信号に
応じた凹凸パターンが形成されると共に一面に反射膜層
が形成されてなる光デイスクを製造する光デイスクの製
造方法において、凹凸パターンが形成される第1の領域
における厚みが当該第1の領域以外の第2の領域におけ
る厚みより薄くなるように基板を作成する。
【0018】記録信号に応じた凹凸パターンが形成され
る第1の領域における厚みを当該第1の領域以外の第2
の領域における厚みよりも薄くなるように基板を作成し
たので、光デイスクの強度とデイスクの製造が可能なス
キユーマージンを確保しながら光デイスクの高密度化を
可能にしている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0020】図1において、10は全体として本発明の
実施例による光デイスクを示し、この光デイスク10は
凸状に形成されている。すなわちポリカーボネート等の
プラスチツク材料でなる基板11の一面11Aに記録信
号に応じた凹凸パターンが形成されており、この基板1
1の一面11Aにおける凹凸パターンが形成された領域
(以下、これを信号記録領域と呼ぶ)11A1 における
基板11の厚みh1 は 0.6〔mm〕に形成されており、信
号記録領域11A1 以外の領域11A2 における基板1
1の厚みh2 は 1.2〔mm〕に形成されている。
【0021】この場合、凹凸パターンの形状の大きさ
(すなわち記録ピツトの大きさ)は、信号記録領域11
1 における基板11の厚みh1 に応じたデイスクの製
造が可能なスキユーマージンを確保し得るように選定さ
れている。また基板11の信号記録領域11A1 (すな
わち凹凸パターン)上には、アルミニウムでなる反射膜
層12が所定の厚みで形成されていると共に、当該反射
膜層12上にUV樹脂等でなる保護膜層13が形成され
ている。
【0022】これによりこの光デイスク10では、信号
記録領域11A1 以外の領域11A2 における基板11
の厚みh2 で光デイスク10の強度を確保すると共に、
信号記録領域11A1 における基板11の厚みh1 を薄
く形成することによつてデイスクの製造が可能なスキユ
ーマージンを確保して高密度化に対応し得るようになさ
れている。
【0023】かくしてこの光デイスク10は、再生装置
の光ピツクアツプにおけるレンズの開口率NAを大きく
することで記録密度に応じてスポツト系φを小さくした
場合には、従来の光デイスク1に対して光デイスクの厚
みが薄い分だけデイスクの製造が可能なスキユーマージ
ンαを確保しながら、光デイスクの高密度化が可能とな
る。
【0024】またこの光デイスク10の場合、信号の再
生は、基板11の一面11Aと対向する他面11B側か
らレーザ光を凹凸パターン面に焦点を合わせて照射し、
当該レーザ光が反射膜層12において反射することによ
り得られる反射光に基づいて当該基板11の一面11A
に記録された記録信号を再生し得るようになされてい
る。
【0025】ここでこの光デイスク10は、以下に示す
工程により製造することができる。すなわち、まず基板
11の一面11Aに記録する記録信号に応じた凹凸パタ
ーンを有すると共に信号記録領域11A1 以外の領域1
1A2 に応じた領域に深さ0.6〔mm〕の凹部を有する第
1のスタンパ及び基板11の他面11Bに応じた平坦面
を有する第2のスタンパを作成する。
【0026】続いて、第1及び第2のスタンパを 0.6
〔mm〕隔てて第1のスタンパの凹凸パターン及び凹部が
形成された面と第2のスタンパの平坦面同士が対向する
ように平行に配置してポリカーボネート等の樹脂を材料
として射出成形により基板11を作成する。
【0027】続いて当該基板11の信号記録領域11A
1 上にアルミニウムでなる材料を均一かつ所定の厚みで
塗布することにより反射膜層12を形成し、さらにこの
反射膜層12上にUV樹脂を均一かつ所定の厚みで塗布
することにより保護膜層13を形成する。これにより光
デイスク10を得ることができる。
【0028】以上の構成において、この光デイスク10
では、信号記録領域11A1 における基板11の厚みh
1 が 0.6〔mm〕の厚みに形成されていると共に、信号記
録領域11A1 以外の領域11A2 における基板11の
厚みh2 が 1.2〔mm〕の厚みに形成されているため、光
デイスク10の強度をと、デイスク製造が可能なスキユ
ーマージンを確保しながら光デイスクの高密度化を可能
にしている。
【0029】またこの光デイスク10では、上述のよう
に基板11の一面11Aに記録する記録信号に応じた凹
凸パターンを有すると共に信号記録領域11A1 以外の
領域11A2 に応じた領域に深さ 0.6〔mm〕の凹部を有
する第1のスタンパと、基板11の他面11Bに応じた
平坦面を有する第2のスタンパとを用いて基板11の信
号記録領域11A1 及び領域11A2 にそれぞれ第1の
スタンパの凹凸パターン及び凹部を転写するだけで形成
することができるため、既存の技術及び製造装置で成形
良く作成することができる。
【0030】さらにこの光デイスク10は、2枚の光デ
イスクを作成して貼り合わせるような煩雑な作業工程を
必要とせず、また2枚の光デイスクを貼り合わせるため
の貼合わせ装置や貼合わせ対象となる光デイスクを成形
するための成形機などを必要としないため、光デイスク
の製造コストの上昇及び歩留まりの低下を回避すること
ができる。さらにこの光デイスク10は、従来の光デイ
スク1に比べて基板11の材料となるポリカーボネート
等のプラスチツク材料の使用量が信号記録領域11A1
における基板11の厚みを薄くした分だけ少なくなるの
で、光デイスクの製造コストを低減することができる。
【0031】さらにこの光デイスク10では、信号記録
領域11A1 以外の領域11A2 における基板11の厚
みh2 及び形状をコンパクトデイスクの規格に合わせる
ことにより、光学系等を調整するだけでコンパクトデイ
スク用のプレーヤを共用することができ、従つて光デイ
スク10用のプレーヤを別個に製造する必要がないの
で、その分コストの上昇を回避することができる。さら
にこの光デイスク10では、記録密度に応じて信号記録
領域11A1 における基板11の厚みh1 を変えても、
信号記録領域11A1 以外の領域11A2の厚みh2
び形状を既存の光デイスクに合わせることにより、光学
系等を調整するだけで当該光デイスク用のプレーヤを共
用することができる。
【0032】さらにこの光デイスク10は、信号記録領
域11A1 における基板11の厚みh1 次第では、上述
の貼合わせ型光デイスクより低コストでかつ同等以上の
高密度光デイスクを実現することができる。さらに光デ
イスク10の場合には、貼合わせ型光デイスク用の再生
装置にも容易に適用することかできる。さらにこの光デ
イスク10では、チヤツキング時に必要なサイズをコン
パクトデイスクと同じサイズだけ確保することができ
る。
【0033】以上の構成によれば、信号記録領域11A
1 における基板11の厚みh1 を 0.6〔mm〕に形成し、
信号記録領域11A1 以外の領域11A2 における基板
11の厚みh2 を 1.2〔mm〕に形成したことにより、光
デイスク10の強度と、デイスク製造が可能なスキユー
マージンを確保することができ、かくして単一基板で記
録密度の高密度化に対応し得る光デイスク及び光デイス
クの製造方法を実現することができる。
【0034】なお上述の実施例においては、基板11の
一面11A側が凸状になるように、信号記録領域11A
1 における基板11の厚みh1 を信号記録領域11A1
以外の領域11A2 における厚みh2 より薄く形成した
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図1と
の対応部分に同一符号を付して図2に示す光デイスク2
0のように、基板21の他面21B側が凸状になるよう
に、信号記録領域21A1 における基板21の厚みh1
を信号記録領域21A1 以外の領域21A2 における基
板21の厚みh2 より薄く形成するようにしてもよい。
【0035】この光デイスク20の場合、まず基板21
の一面21Aに記録する記録信号に応じた凹凸パターン
を有する第1のスタンパ及び信号記録領域21A1 以外
の領域21A2 に応じた領域に深さ 0.6〔mm〕の凹部を
有する第2のスタンパを作成する。続いて、第1及び第
2のスタンパを 0.6〔mm〕隔てて第1のスタンパの凹凸
パターンが形成された面と第2のスタンパの凹部が形成
された面同士が対向するように平行に配置してポリカー
ボネート等の樹脂を材料として射出成形により基板21
を作成する。続いて当該基板21の信号記録領域21A
1 上にアルミニウムでなる材料を均一かつ所定の厚みで
塗布することにより反射膜層12を形成し、さらにこの
反射膜層12上にUV樹脂を均一かつ所定の厚みで塗布
することにより保護膜層13を形成する。これにより光
デイスク20を得ることができる。
【0036】また図1との対応部分に同一符号を付して
図3に示す光デイスク30のように、基板31の一面3
1A及び他面31B側が共に凸状になるように、信号記
録領域31A1 における基板31の厚みh1 を信号記録
領域31A1 以外の領域31A2 における厚みh2 より
薄くなるように形成してもよい。この光デイスク30の
場合、まず基板31の一面31Aに記録する記録信号に
応じた凹凸パターンを有すると共に信号記録領域31A
1 以外の領域31A2 に応じた領域に深さ 0.3〔mm〕の
凹部を有する第1のスタンパ及び信号記録領域31A1
以外の領域31A2 に応じた領域に深さ 0.3〔mm〕の凹
部を有する第2のスタンパを作成する。
【0037】続いて、第1及び第2のスタンパを 0.6
〔mm〕隔てて第1のスタンパの凹凸パターン及び凹部が
形成された面と第2のスタンパの凹部が形成された面同
士が対向するように平行に配置してポリカーボネート等
の樹脂を材料として射出成形により基板31を作成す
る。続いて当該基板31の信号記録領域31A1 上にア
ルミニウムでなる材料を均一かつ所定の厚みで塗布する
ことにより反射膜層12を形成し、さらにこの反射膜層
12上にUV樹脂を均一かつ所定の厚みで塗布すること
により保護膜層13を形成する。これにより光デイスク
30を得ることができる。
【0038】また上述の実施例においては、信号記録領
域11A1 、21A1 及び31A1における基板11、
21及び31の厚みh1 をそれぞれ 0.6〔mm〕に形成
し、信号記録領域11A1 、21A1 及び31A1 以外
の領域11A2 、21A2 及び31A2 における基板1
1、21及び31の厚みh2 をそれぞれ 1.2〔mm〕に形
成した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
要は光デイスク10、20及び30の強度を確保し、か
つデイスクの製造が可能なスキユーマージンを確保しな
がら高密度化に対応し得るように、信号記録領域11A
1 21A1 及び31A1 における基板11、21及び3
1の厚みh1 がそれぞれ領域11A2 、21A2 及び3
1A2 における基板11、21及び31の厚みh2 より
薄くなるように形成すれば、信号記録領域11A1 21
1 及び31A1 における基板11、21及び31の厚
みh1 及び領域11A2 、21A2 及び31A2 におけ
る基板11、21及び31の厚みh2 としてこの他種々
の厚みで形成してもよい。
【0039】さらに上述の実施例においては、基板の凹
凸パターンが形成される第1の領域上にアルミニウムで
なる反射膜層12を形成した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、要は良好な信号特性を有する再生
信号を得ることができれば、反射膜層の材料としてこの
他種々の材料で反射膜層を形成してもよい。さらに上述
の実施例においては、反射膜層12上に保護膜層13を
形成した場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、反射膜層12に保護膜としての機能をもたせて反射
膜層12上に保護膜層13を形成しない構造としてもよ
い。
【0040】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、凹凸パタ
ーンが形成される第1の領域における厚みが当該第1の
領域以外の第2の領域における厚みより薄くなるように
基板を作成することにより、光デイスクの強度と、デイ
スクの製造が可能なスキユーマージンを確保することが
でき、かくして単一の基板で記録密度の高密度化に対応
し得る光デイスク及び光デイスクの製造方法を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による光デイスクの概略構成を
示す断面図である。
【図2】他の実施例による光デイスクの概略構成を示す
断面図である。
【図3】他の実施例による光デイスクの概略構成を示す
断面図である。
【図4】従来の光デイスクの概略構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30……光デイスク、11、21、31…
…基板、11A1 、21A1 、31A1 ……信号記録領
域、11A2 、21A2 、31A2 ……信号記録領域以
外の領域、12……反射膜層、13……保護膜層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に記録信号に応じた凹凸パターンが形
    成されると共に上記一面に反射膜層が形成されてなる光
    デイスクにおいて、 上記凹凸パターンが形成された第1の領域における厚み
    が当該第1の領域以外の第2の領域における厚みよりも
    薄く形成された基板を具えることを特徴とする光デイス
    ク。
  2. 【請求項2】上記第1の領域における上記基板の厚み
    は、レーザ光の波長及び対物レンズの開口率に応じた厚
    みでなることを特徴とする請求項1に記載の光デイス
    ク。
  3. 【請求項3】上記基板は、当該基板の形状が凸状になる
    ように、上記第1の領域における厚みが上記第2の領域
    における厚みより薄く形成されていることを特徴とする
    請求項1に光デイスク。
  4. 【請求項4】一面に記録信号に応じた凹凸パターンが形
    成されると共に上記一面に反射膜層が形成されてなる光
    デイスクを製造する光デイスクの製造方法において、 上記凹凸パターンが形成される第1の領域における厚み
    が当該第1の領域以外の第2の領域における厚みより薄
    くなるように基板を作成することを特徴とする光デイス
    クの製造方法。
  5. 【請求項5】上記第1の領域における上記基板の厚み
    を、レーザ光の波長及び対物レンズの開口率に応じて形
    成することを特徴とする請求項4に記載の光デイスクの
    製造方法。
  6. 【請求項6】上記基板を、当該基板の形状が凸状になる
    ように、上記第1の領域における厚みを上記第2の領域
    における厚みより薄く形成することを特徴とする請求項
    4に記載の光デイスクの製造方法。
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