JP2007026507A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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宏烈 朴
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慶明 金馬
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Abstract

【課題】作動距離の異なる2つの対物レンズを1つのアクチュエータに備えた光ピックアップ装置では、作動距離の長い対物レンズで光ディスクに記録再生を行う際に、作動距離の短い対物レンズおよび対物レンズの保護部材が光ディスク内周の突起部と接触する。
【解決手段】作動距離の長い対物レンズ101が光ディスク200にフォーカスしているとき、作動距離の短い対物レンズ100および保護部材103が、光ディスク200内周の突起部の高さh以上に光ディスク200から遠ざかった位置となるように、2つの対物レンズ100及び101のレンズホルダ102上におけるフォーカス方向の位置関係を決める。
【選択図】図3

Description

本発明は、デジタルバーサタイルディスク(以下、DVDと称する)及びコンパクトディスク(以下、CDと称す)等の複数種類の光ディスクに対して記録再生を行う光ピックアップ装置及び当該光ピックアップ装置を備えた情報処理装置に関する。
DVDはCDの約6倍の記録密度で記録することが可能であり、映画や音楽などの大容量のデジタルデータを書き込むことができる情報媒体(以下、光ディスクと称する)として知られている。近年は、記録対象となる情報の情報量が増加しているため、さらに容量の大きい光ディスクが求められている。
光ディスクの容量を大きくするためには、情報の記録密度を高くする必要がある。これは一般に、データの書き込み時および読み出し時に光ディスクに放射されるレーザ光のスポット径を小さくすることによって実現される。そして、光のスポット径を小さくするためには、レーザ光の波長をより短くし、かつ、対物レンズの開口数(NA)を大きくすればよい。CDでは、波長780nmの赤外レーザ光と、NA0.45の集光素子(いわゆる対物レンズ)とが使用されている。また、DVDでは、波長660nmの赤色レーザ光と、NA0.6の集光素子とが使用されている。さらに、例えば波長405nmの青色レーザ光と、NA0.85の対物レンズとを使用することによって、当該赤色レーザを用いるDVD(以下、RDVDと称する)のさらに5倍の記録密度で情報を記録する高密度DVD(以下、BDVDと称する)が実現可能となる。
このBDVDとRDVDとの両光ディスクに対して記録再生を行うことができる情報処理装置(以下、光ディスク装置ともいう)には、いくつかの構成が考えられる。1つは、BDVD専用とRDVD専用との2つ光ピックアップ装置を搭載する構成である。この場合、光ピックアップ装置が別になっているため個々の設計は容易であるが、光ピックアップ装置の大型化は避けられず、必然的に装置全体が大きくなる。もう1つは、1つの光ピックアップ装置で全ての光ディスクに対応するもので、光ディスク装置を従来と同様の大きさにできる。この場合のレーザ光を集光する手段としては、BDVD用の対物レンズとRDVD用の対物レンズの2つを光ディスクの種類に応じて切り替えて使用し、これらを1つの対物レンズアクチュエータで駆動する構成が考えられる。
一般に、BDVD用対物レンズは、記録再生対象の光ディスクに対し対物レンズ表面が最も近い点(以下、最近接点と称す)から当該光ディスク表面までの距離(つまり作動距離(WD))が、RDVD用対物レンズに比べて非常に短い。このため、例えばBDVD用対物レンズの最近接点とRDVD用対物レンズの最近接点とを、アクチュエータに通電していない状態(以下、初期位置と称す)で、記録再生を行う光ディスク面に対してフォーカス方向に同じ高さに配置すると、RDVDを記録再生するときはフォーカスサーボをかけることができるが、BDVDを記録再生するときにはアクチュエータに直流電流を印加する等によりBDVD用対物レンズを光ディスクに近付け、BDVDのWDに等しい位置まで移動させてからフォーカスサーボをかけることが要請される。つまり、BDVDを記録再生する場合には、アクチュエータを常に光ディスクに近付ける方向にオフセットさせた状態で動作することとなり、アクチュエータに要求される可動範囲が拡大するだけにとどまらず、アクチュエータの消費電力もオフセット分だけ増大することとなる。
これを回避するには、2つの対物レンズを、BDVD用対物レンズがRDVD用対物レンズに対してWDの差の分だけ光ディスクに近い位置関係となるように、レンズホルダ上に配置すればよい。このように構成すれば、アクチュエータの初期位置において、2つの対物レンズと光ディスクとの距離がそれぞれのWDに等しくなる。ところが、このような対物レンズの位置関係にすると、RDVDを記録再生しているときにBDVD用対物レンズが光ディスクに近くなりすぎるために、サーボが外れた場合などに対物レンズと光ディスクが衝突する可能性が大きくなる。このような問題を解決するための手段として、例えば特許文献1に開示されたものがある。以下、従来の技術について添付図面を用いて説明する。
図5はレンズホルダと対物レンズの位置関係について示している。レンズホルダ102はBDVDに対応した対物レンズ100と、RDVDに対応した対物レンズ101とを搭載している。すなわち、対物レンズ100は対物レンズ101に比べてWDが短い。レンズホルダ102は、対物レンズ100または対物レンズ101より出射した光ビームが、記録再生する光ディスク200の情報記録面上で合焦するように駆動する。また、対物レンズ100及び対物レンズ101の関係は、光ディスク200側の対物レンズ100及び対物レンズ101それぞれの最近接点の差xが、対物レンズ101のWDと光ディスクを記録再生時に回転によって生じる記録層位置の偏差(面ぶれ量)の最大値との差以下となるように配置されている。このように配置することで対物レンズ101のフォーカスサーボが外れた際にも、対物レンズ100と光ディスク200との間には面ぶれ量の最大値以上の間隔があいており、対物レンズ100と光ディスク200との衝突を回避できる。
同様に、2つの対物レンズを備えたピックアップ装置で、作動距離の短い対物レンズと光ディスクとの衝突を回避するように、対物レンズ間のフォーカス方向の位置関係を決める技術に関して、特許文献2が提案されている。
特開2004−103189号公報 特開2003−281758号公報
しかしながら、従来の光ピックアップ装置では、記録再生中に強い衝撃が加わってフォーカスサーボが外れた場合、及び/または電源が入っていないときなどのフォーカスサーボがかかっていない状態で振動が加わった際に、対物レンズと光ディスクが衝突し、対物レンズおよび光ディスクに傷がつくという課題があった。このような課題を回避する手段として、対物レンズの周囲に対物レンズの最近接点よりも光ディスク側に突出した保護部材を設けることが考えられるが、作動距離の長い対物レンズで光ディスク内周部の記録再生を行う際に、作動距離の短い対物レンズおよび保護部材が光ディスク内周部に形成されている突起部(スタックリブ)と接触し、サーボ外れなどの誤動作を引き起こす危険があった。
そこで本発明は、上記課題を解決し、作動距離の異なる2つの対物レンズを1つのアクチュエータに備えた光ピックアップ装置において、作動距離の長い対物レンズで光ディスクに記録再生を行う際に、作動距離の短い対物レンズが光ディスク内周の突起部と接触することを防止する。さらに、記録再生中に強い衝撃が加わってフォーカスサーボが外れた場合や、フォーカスサーボがかかっていない状態で振動が加わった際にも、対物レンズと光ディスクが直接衝突しないようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の光ピックアップ装置は、第1の対物レンズと、前記第1の対物レンズよりも作動距離の短い第2の対物レンズと、前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズとを所定の位置関係で保持するレンズホルダと、情報媒体に対し前記第1の対物レンズの第1最近接点と前記第2の対物レンズの第2最近接点との何れよりも当該情報媒体側に突出した保護部材とを備え、前記第2の対物レンズの作動距離をW1、前記第1最近接点と前記第2最近接点との差をx、前記第1最近接点と前記保護部材の情報媒体側の面との差をd、情報媒体内周部に前記第1の対物レンズ及び前記第2の対物レンズを介して当該情報媒体に照射する光ビーム入射側の基板面上に形成した突起部の当該基板面からの高さをhとすると、前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズとの前記レンズホルダ上におけるフォーカス方向の位置関係が、x≦W1―(d+h)を満たす構成である。
これによれば、WDの長い第1の対物レンズが情報媒体にフォーカスしているとき、WDの短い第2の対物レンズおよび保護部材が、情報媒体内周のスタックリブの高さ以上に情報媒体から遠ざかった位置となるので、情報媒体の最内周部を記録再生しているときにおいても、WDの短い対物レンズおよび保護部材がスタックリブと接触してサーボ外れなどの誤動作を引き起こすことがない。
また、WDの短い第2の対物レンズの周囲には保護部材が設けられているので、記録再生中に強い衝撃が加わってフォーカスサーボが外れた場合や、フォーカスサーボがかかっていない状態で振動が加わった際にも、光ディスクには保護部材が接触し対物レンズが直接衝突することはないため、対物レンズが傷つくことを防止できる。
この保護部材は、WDの短い対物レンズの周囲にのみ備わっており、WDの長い対物レンズの周囲には備える必要がないので、保護部材に必要な製造コストを最小限に抑えられる。
本発明による光ピックアップ装置における第1の対物レンズ及び第2の対物レンズの情報媒体の記録面に平行な方向の配置は、光ディスクの半径方向に直交する向きに並んでいてもよい。上記の構成にすれば、2つの対物レンズは光ディスクに対して常に同じ半径位置となり、一方の対物レンズで情報媒体に記録再生しているときの、もう一方の対物レンズとターンテーブルとの干渉を回避できる。
以上のように本発明の光ピックアップ装置によれば、作動距離の長い第1の対物レンズが情報媒体にフォーカスしているとき、作動距離の短い第2の対物レンズおよび保護部材が、当該情報媒体内周に備えるスタックリブの高さ以上に光ディスクから遠ざかった位置となるので、情報媒体の最内周部を記録再生しているときにおいても、作動距離の短い第2の対物レンズおよび保護部材がスタックリブと接触してサーボ外れなどの誤動作を引き起こすことがない。フォーカスサーボが外れた状態で振動が加わった際の、情報媒体と第2の対物レンズとの直接衝突を防止する保護部材が、作動距離の短い第2の対物レンズの周囲にのみ設けられており、保護部材に必要な製造コストを抑えることができる。
以下、本発明の光ピックアップ装置における最良の実施形態について、図面を参照しながら詳述する。図1は、本実施形態による光ピックアップ装置のアクチュエータ部分の構成を示す。レンズホルダ102上に、対物レンズ100と対物レンズ101が所定の位置関係となるように保持されている。対物レンズ100の情報媒体(以下、光ディスクとも称する)200側のレンズホルダ102には、当該対物レンズ100の周囲に保護部材103を備える。レンズホルダ102にはコイル104が取り付けられており、コイル104に対向する位置に磁石105が設置され、コイル104と磁石105とで磁気回路を構成する。また、対物レンズ101にもコイル104と磁石105とを備え、磁気回路を構成している。
対物レンズ100と対物レンズ101は、それぞれ波長の異なる光ビームを記録密度の異なる光ディスク200の記録面上に集光するために備わっている。対物レンズ100は対物レンズ101と比較してWDが短く、より短波長の光ビームをより高密度の光ディスク200に対して集光するものである。
ここで、本実施形態による光ピックアップ装置が対象とする光ディスク200が、BDVD、RDVDおよびCDであるとすると、対物レンズ100はNA0.85で波長405nmの青色レーザ光をBDVDの記録面上に集光し、対物レンズ101はRDVDに対してはNA0.6で波長660nmの赤色レーザ光を記録面上に集光し、CDに対してはNA0.45で波長780nmの赤外レーザ光を記録面上に集光するという構成が考えられる。このときの対物レンズ101のNAの切り替えは、赤色レーザ光は透過し赤外レーザ光は遮断するような波長選択性の開口を対物レンズ101の入射面側に置くことで実現できる。すなわち、本実施形態においては対物レンズ100は第2の対物レンズ、対物レンズ101は第1の対物レンズであり、対物レンズ101のNAの切り替えにより、RDVDとRDVDよりも低密度のCDとに対応できる構成である。
保護部材103は、対物レンズ101の最近接点よりも光ディスク200側に突出した緩衝材である。これにより、記録再生中に強い衝撃が加わってフォーカスサーボが外れた場合、及び/またはフォーカスサーボがかかっていない状態で振動が加わった際にも、光ディスクには保護部材103が接触し、対物レンズ101の最近接点が直接衝突することはないため、対物レンズ101及び/または光ディスク200が傷がつくことを防止できる。
保護部材103は、対物レンズ100の周囲にのみ備わっている。これは、対物レンズ101は常に対物レンズ100よりも光ディスク200表面から遠い位置に存在しているため、光ディスク200と衝突する可能性はなく、対物レンズ101の周囲に保護部材103を備える必要がないからである。このように対物レンズ100の周囲のみに保護部材103を設ける構成により、必要最小限の部分にのみ保護部材を設けることで、保護部材に必要な製造コストを抑えられる。
なお、レンズホルダ102の駆動は、コイル104に電流を流したときの磁気回路105との相互作用により、光ディスク200記録面に垂直な方向(フォーカス方向)および光ディスク200の半径方向(トラッキング方向)に対して行われる。
図2は、対物レンズ100及び対物レンズ101の、光ディスク200に対して平行な方向の配置を示す平面図である。ターンテーブル13は、光ディスク200の中心孔に係合することで光ディスク200を保持している。対物レンズ100と対物レンズ101とは、光ディスク200の半径方向に直交する方向に並んで配置されている。ここで、対物レンズ100及び対物レンズ101の2つの対物レンズが光ディスク200の半径方向に配列した構成では、光ディスク200の外周側に配置された一方の対物レンズで光ディスク200の最内周部を記録再生する際には、内周側に配置された他方の対物レンズとターンテーブル13との干渉を回避しなければならず、設計的に大きな制約となるが、本実施形態のように光ディスク200の半径方向に直交する方向に並んだ構成とすれば、2つの対物レンズは光ディスクに対して常に同じ半径位置となり、ターンテーブル13との干渉は考慮しなくてもよいため、設計の自由度が向上する。
図3は、対物レンズ101を介して集光した光ビームが、光ディスク200の情報層にフォーカスしているときの状態を示している。対物レンズ101のWDをW1、対物レンズ100の光ディスク200に対する最近接点と、対物レンズ101の光ディスク200に対する最近接点(これら最近接点は、一般的に対物レンズの光軸中心軸と当該対物レンズ外周との交点である)との差をx、対物レンズ100の最近接点と保護部材103の光ディスク200側の上面との差をd、光ディスク200内周のスタックリブ201の高さをhとすると、対物レンズ100と対物レンズ101とのレンズホルダ102上におけるフォーカス方向の位置関係は、x≦W1―(d+h)を満たさなければならない。
上記の条件を満たすことで、対物レンズ101が光ディスク200の情報層にフォーカスしているとき、対物レンズ100および保護部材103は、光ディスク内周のスタックリブ201の高さ以上に光ディスク200から遠ざかった位置となるので、光ディスク200の最内周部を記録再生しているときにおいても、対物レンズ100及び保護部材103が、スタックリブ201と接触してサーボ外れなどの誤動作を引き起こすことがない。
対物レンズ101が記録密度の異なる複数の光ディスクに対応しているときには、対物レンズ101のWDは記録再生する光ディスクに応じて異なる。また、スタックリブの高さも光ディスクごとに規格が異なる。この場合には、対応するすべての光ディスクに対して、対物レンズ101がフォーカスしている状態について、x≦W1―(d+h)が成り立たなければならない。すなわち、赤色レーザ光を適用するいわゆるDVDでは、規格上スタックリブの最大高さは0.25mm、スタックリブの最外周位置は22mm、データ領域の最内周位置は22mmとなっている。これに対してCDの場合は、スタックリブの最大高さは0.4mm、スタックリブの最外周位置は22mm、データ領域の最内周位置は22.5mmとなっている。これらを両立する必要がある。
なお、本実施形態による光ピックアップ装置では、対物レンズ100と対物レンズ101との配列は、光ディスク200の半径方向に直交する方向に並んでいるとしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば対物レンズが半径方向に並んでいる場合であっても、対物レンズ100が内周側、対物レンズ101が外周側である場合においても、対物レンズおよび保護部材とスタックリブとの衝突を回避する対策は必要である。
なお、本実施形態による光ピックアップ装置では、対物レンズの個数は2個としたが、本発明はこれに限定されるものではない。この場合、保護部材は最もWDの短い対物レンズの周囲に備わっており、最もWDの短い対物レンズと残り全ての対物レンズとの位置関係において、x≦W1―(d+h)が成り立たなければならない。
以下、図4を参照して、本実施形態による光ディスク装置7の動作原理について説明する。光ディスク装置7は、光ピックアップ装置8と、信号処理回路9と、サーボ制御回路10と、スピンドルモータ11と、トラバースモータ12とを備えている。なお、図4には光ディスク200が示されているがこれは説明の便宜のためであり、光ディスク装置7の構成要素ではない。
光ピックアップ装置8は、光ディスク200に対して光源1から光ビームを放射し、当該光ビームを対物レンズ100(または101)で光ディスク200が備える情報層に集光し、光ディスク200の情報層で反射した反射光をフォトディテクタ6で検出し、反射光の検出位置および検出光量に応じた光量信号を信号処理回路9に出力する。信号処理回路9は、フォトディテクタ6から出力される光量信号に応じて、光ディスク200上における光ビームの合焦状態を示すフォーカスエラー(FE)信号や、光ビームの焦点位置と光ディスク200のトラックとの位置関係を示すトラッキングエラー(TE)信号等を生成してサーボ回路10に出力する。FE信号やTE信号は、サーボ信号と総称される。サーボ制御回路10は、それらの信号に基づき駆動信号を生成してトラバースモータ12、アクチュエータコイル104及びスピンドルモータ11に出力する。駆動信号は、後述する光ピックアップ装置8のアクチュエータコイル104に入力され、対物レンズ100の位置が調整される。これにより、光ディスク200に放射される光ビームの焦点が情報層から外れないように制御される。スピンドルモータ11は、記録再生速度に応じた回転速度で、光ディスク200を回転させる。トラバースモータ12は、目的の記録再生位置に光ピックアップ装置8を光ディスク200の半径方向に移動させる。
光ビームの焦点が記録層から外れないように制御されている状態において、信号処理回路9はフォトディテクタ6の光量信号に基づいて再生信号を出力する。再生信号は光ディスク200に書き込まれたデータを示している。これにより、光ディスク200からのデータの読み出しが実現される。また、光ビームの光パワーを再生時よりも大きくすることにより、光ディスク200にデータを書き込むことができる。
以下、光ピックアップ装置8の構成をより詳細に説明する。光ピックアップ装置8は、光源1と、ビームスプリッタ2と、コリメートレンズ3と、ミラー4と、対物レンズ100と、レンズホルダ102と、保護部材103と、アクチュエータコイル104と、マルチレンズ5と、フォトダイオード6とを備える。ここでは簡単のため、光源と対物レンズは100で代表して1つで表示しているが、本実施形態による光ピックアップ装置においてはそれぞれ2つ備わっている。
光源1は、光ディスク200の記録層に対して、データの読み出しおよび書き込みのためのコヒーレント光を放射する半導体レーザである。ビームスプリッタ2は、光源1が放射する光ビームを分離する。コリメートレンズ3は、光源1が放射する光ビームを平行光に変換する。ミラー4は、入射する光ビームを反射させ、反射された光ビームを光ディスク200へと指向させる。対物レンズ100は、光ビームを光ディスク200の記録層に集光する。アクチュエータコイル104は、印加された駆動信号のレベルに応じて、光ディスク200に垂直な方向または光ディスク200に平行な方向に、対物レンズ100の取り付けられたレンズホルダ102の位置を変化させる。マルチレンズ5は、フォトダイオード6に光ビームを集光させる。フォトダイオード6は、光ディスク200の記録層で反射された光ビームを受け取り、光量に応じて電気信号(光量信号)に変換する。なお、フォトダイオード6は複数の受光素子を含んでいてもよい。光量信号を受け取る信号処理回路9は、光量信号が何れの受光素子から出力されたかという情報も利用して、FE信号およびTE信号を生成する。
本発明の光ピックアップ装置によれば、作動距離の長い対物レンズで光ディスクの記録再生を行う際に、作動距離の短い対物レンズおよび保護部材が光ディスク内周の突起部と接触してサーボ外れなどの動作不良が発生することを回避でき、装置信頼性の高い光ピックアップ装置およびそのような光ピックアップ装置を有する光ディスク装置を得ることができる。
本発明の一実施形態による光ピックアップ装置の要部構成図 同実施形態による対物レンズと光ディスクとの位置関係を説明する平面図 同実施形態による対物レンズと光ディスクとの関係を説明する側面図 本発明の光ディスク装置における一実施形態の構成図 従来の光ピックアップ装置における要部構成図
符号の説明
1 光源
2 ビームスプリッタ
3 コリメートレンズ
4 ミラー
5 マルチレンズ
6 フォトダイオード
7 光ディスク装置
8 光ピックアップ装置
9 信号処理回路
10 サーボ制御回路
11 スピンドルモータ
12 トラバースモータ
13 ターンテーブル
100 WDの短い対物レンズ
101 WDの長い対物レンズ
102 レンズホルダ
103 保護部材
104 アクチュエータコイル
200 光ディスク
201 スタックリブ

Claims (4)

  1. 第1の対物レンズと、前記第1の対物レンズよりも作動距離の短い第2の対物レンズと、前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズとを所定の位置関係で保持するレンズホルダと、情報媒体に対し前記第1の対物レンズの第1最近接点と前記第2の対物レンズの第2最近接点との何れよりも当該情報媒体側に突出した保護部材とを備え、
    前記第2の対物レンズの作動距離をW1、前記第1最近接点と前記第2最近接点との差をx、前記第1最近接点と前記保護部材の情報媒体側の面との差をd、情報媒体内周部に前記第1の対物レンズ及び前記第2の対物レンズを介して当該情報媒体に照射する光ビーム入射側の基板面上に形成した突起部の当該基板面からの高さをhとすると、
    前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズとの前記レンズホルダ上におけるフォーカス方向の位置関係が、x≦W1―(d+h)を満たすことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記保護部材が、前記第1の対物レンズの周囲にのみ備わっていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズとの前記レンズホルダ上における前記基板面に平行な方向の配置が、前記情報媒体の半径方向に対し直交する向きであることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 情報媒体を回転させる回転手段と、請求項1〜3何れかに記載の光ピックアップ装置と、当該情報媒体で反射した反射光に基づき再生信号及びサーボ信号を生成する信号処理装置とを備えた情報処理装置。
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