JP2908005B2 - 光ディスク基板 - Google Patents

光ディスク基板

Info

Publication number
JP2908005B2
JP2908005B2 JP2322774A JP32277490A JP2908005B2 JP 2908005 B2 JP2908005 B2 JP 2908005B2 JP 2322774 A JP2322774 A JP 2322774A JP 32277490 A JP32277490 A JP 32277490A JP 2908005 B2 JP2908005 B2 JP 2908005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information recording
substrate
recording area
optical disk
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2322774A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04195832A (ja
Inventor
浩樹 蔵本
正樹 ▲吉▼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2322774A priority Critical patent/JP2908005B2/ja
Publication of JPH04195832A publication Critical patent/JPH04195832A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2908005B2 publication Critical patent/JP2908005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高密度メモリとして用いられる情報記録再生
可能な光ディスク基板に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の光ディスク基板の断面斜視図を第4図に示す。
この図に示されるように基板1の情報記録面2には情報
記録域3にトラッキングを行うためのグルーブ4が形成
されていた。そして、情報記録域外はミラー領域5とな
っていた。また、再生専用の光ディスク基板には情報記
録域に情報信号としてピットが形成されていた。このよ
うに実際に情報を書き込みあるいは読み出しを行う情報
記録域だけにグルーブあるいはピットが形成されてい
た。また、特開昭62−128038に記載のように基板の中心
孔とグルーブとの偏心量を少なく組立てるために情報記
録域以外に同心円あるいは螺旋状のグルーブが設けられ
ていた 〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は基板の情報記録面においてグルーブあ
るいはピットが形成されている領域とそれ以外のミラー
領域があった。これは基板とスタンパとの離型に関する
配慮がされておらず、不均一離型による離型ムラが生じ
るという問題があった。つまり、グルーブあるいはピッ
トが形成されている領域とそれ以外のミラー領域では表
面精さが異なり、グルーブあるいはピット領域では離型
し易く、ミラー領域では離型しにくい。このため、基板
とスタンパとの離型が不均一となり基板には応力が発生
する。この不均一離型による応力により基板の周方向の
複屈折分布のばらつきが大きくなり、光ディスク基板の
重要な特性である収束光レーターデーションが第5図に
示すように周方向で大きくばらつくという問題があり、
また基板の変形が大きくなるという問題があった。
本発明は光ディスク基板の離型時における不均一離型
を防ぎ、基板に生じる応力を小さくすることを目的と
し、これにより基板の複屈折分布のばらつきを小さく
し、さらに基板の変形を少なくすることを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、光ディスク基板の情報記
録面において、グルーブ又はピットを形成した情報記録
領域と、該情報記録領域の内周側及び外周側にグルーブ
又はピットを形成した非情報記録領域とを設け、前記内
周側の非情報記録領域と前記情報記録領域との境界、及
び前記外周側の非情報記録領域と情報記録領域との境界
に鏡面を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
上記したように光ディスク基板において情報記録面の
全面にわたってグルーブあるいはピットを形成すること
により、基板の表面粗さは全面にわたって同一となる。
これによって基板とスタンパとの離型時の離型力は均一
となり、基板とスタンパはスムーズな均一離型が達成さ
れる。そして、グルーブあるいはピット領域とミラー領
域が存在する場合のように不均一離型が起こり、基板の
周方向の複屈折分布が大きくばらついたり、基板が変形
したりすることがなく、特性の良好な基板を得ることが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説
明する。第1図は本発明の一実施例における光ディスク
基板の断面斜視図を示す。基板1の情報記録面2には情
報記録域3にトラッキング用のグルーブ(案内溝)4と
情報記録域外6に情報記録域3と同様のグルーブ7が形
成されている。ここで情報記録域3のグルーブ4と情報
記録域外6のグルーブ7の間には2つの領域を区別する
ためにグルーブのない境界領域8が2〜数μmの幅で設
けられている。情報記録域外6のグルーブ7は情報記録
域3のグルーブ4と深さ,幅およびその間隙が等しいほ
うがよい。またグルーブ7は最外周の外周端面12あるい
は最内周中心穴11まで基板全面にわたって形成される。
ここで上記グルーブ4,7の形成方法について説明す
る。まず、ガラス基板上にフォトレジストを塗布し、レ
ーザー光を照射することにより照射部分をカッティング
してグルーブを形成する。その後、このフォトレジスト
面にニッケルメッキを施し、フォトレジスト面から剥離
することによりスタンパが作製される。このスタンパの
表面には、フォトレジスト面のグルーブが突起として形
成されている。そして、スタンパを光ディスク基板成形
用金型に取付けて、射出成形法、注型法、2P法などによ
りスタンパ表面の突起を光ディスク基板表面に転写する
ことによりグルーブが形成される。
よって、基板全面にグルーブが形成されるようにフォ
トレジスト面をカッティングしてスタンパを作製し、こ
のスタンパを用いて本実施例の光ディスク基板を作製す
ることができる。
第2図は本発明の第2の実施例を示す光ディスク基板
の断面斜視図である。基板1の情報記録面2には情報記
録域3に情報信号用のピット9と情報記録域外6に情報
記録域3と同様なピット10が形成されている。ここで、
情報記録域3のピット9と情報記録域外6のピット10の
間には2つの領域を区別するためにピットのない境界領
域8が2〜数μmの幅で設けられている。情報記録域外
6のピット10は情報記録域3のピット9と深さ,幅およ
び長さが等しいほうがよい。またピット10は最外周の外
周端面12あるいは最内周の中心穴11まで基板全面にわた
って形成される。本実施例の光ディスク基板は、基板全
面にわたってピットが形成するようにスタンパをカッテ
ィングし、このスタンパを用いて成形することにより、
作製することができる。
射出成形による光ディスク基板の成形においてはスタ
ンパホルダーによりスタンパを金型に取付ける。光ディ
スク基板の情報記録面の全面にわたってグルーブを形成
するためにはスタンパの表面と同様な突起をスタンパホ
ルダーの表面にも形成しなくてはならない。そこで、次
にスタンパホルダーの表面に突起を形成する方法につい
て説明する。光ディスク基板の情報記録面に対応するス
タンパホルダー表面にNi系のめっきを施す。このめっき
層の厚さは0.2μm以上であればよい。そして、めっき
層をバイトにより切削し、同心円状に溝を刻むことによ
り、これに対応して突起が形成される。この突起の寸法
はスタンパの突起と同じ寸法となるように形成する。こ
のようにスタンパホルダー表面に突起を形成することに
より、これに対応した光ディスク基板の領域にグルーブ
が形成される。またスタンパホルダーの表面をグルーブ
と同等の表面粗さ、つまり0.1μmRmaxに粗してもよい。
これはスタンパホルダーの表面を研磨することにより可
能であり、突起を形成した場合と同じ効果がある。この
ように射出成形法による光ディスク基板において、情報
記録面の全面にわたってグルーブを形成することができ
る。第3図にスタンパホルダーの表面に突起を形成させ
た場合の本発明の実施例における光ディスク基板の断面
図を示す。情報記録域3にトラッキング用のグルーブ4
と情報記録域外6に情報記録域3と同様のグルーブ7が
形成されている。そしてグルーブ7は外周部は外周端面
12まで、また内周部はスタンパホルダーのつめみぞ15ま
でスタンパ転写領域の全領域にわたって形成されてい
る。されにスタンパホルダー部分に対応する領域13にも
スタンパ転写領域のグルーブ4,7と同様のグルーブ14が
形成されている。このように基板の情報記録面の全面に
わたってグルーブが形成される。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように光ディスク基板の情報
記録面の全面にわたってグルーブあるいはピットを形成
したものであり、これにより基板とスタンパとの離型が
均一に行われ、基板の周方向の複屈折のバラツキを小さ
く抑えることができ、また基板の変形を少なくすること
ができる。
具体的な本発明の効果について以下に説明する。第5
図はポリカーボネート樹脂による従来のφ300光ディス
ク基板における収束光レターデーションの周方向のばら
つきについて示したものである。基板中心からの距離は
80mmである。収束光レターデーションは基板の複屈折の
大きさに関連し、信号を正確に読み取るためにはこの収
束光レターデーションを小さく抑え、周方向,径方向の
ばらつきを小さくする必要がある。第5図に示すように
従来の光ディスク基板ではグルーブあるいはピット領域
とミラー領域で不均一離型が起こり周方向の収束光レタ
ーデーションが、約50nmと大きくばらついていることが
わかる。第6図は本発明によるφ300が光ディスク基板
の周方向の収束光レターデーションについて示したもの
である。図に示すように従来の光ディスク基板に比べ周
方向のばらつきが小さく約5mm程度であることがわか
る。このように本発明により光ディスク基板の周方向の
ばらつきを小さく抑えることができ、特性の良好な光デ
ィスク基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例を示す光ディスク基板を示
す図、第2図は本発明の第2実施例を示す光ディスク基
板を示す図、第3図は本発明の第3実施例を示す光ディ
スク基板を示す図、第4図は従来例における光ディスク
基板を示す図、第5図は従来の光ディスク基板の周方向
の収束光レターデーションを示す図、第6図は本発明に
よる光ディスク基板の周方向の収束光レターデーション
を示す図である。 1……光ディスク基板 2……情報記録面、3……情報記録域 4……情報記録域のグルーブ 5……ミラー領域、6……情報記録域外 7……情報記録域外のグルーブ 8……境界領域 9……情報記録域のピット 10……情報記録域外のピット 11……中心穴、12……外周端面 13……スタンパホルダー部分に対応する領域 14……スタンパホルダー部分に対応する領域のグルーブ 15……スタンパホルダーのつめみぞ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−74150(JP,A) 特開 昭63−58643(JP,A) 特開 昭63−211137(JP,A) 特開 平2−187941(JP,A) 特開 昭63−91843(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク基板の情報記録面において、グ
    ルーブ又はピットを形成した情報記録領域と、該情報記
    録領域の内周側及び外周側にグルーブ又はピットを形成
    した非情報記録領域とを設け、 前記内周側の非情報記録領域と前記情報記録領域との境
    界、及び前記外周側の非情報記録領域と情報記録領域と
    の境界に鏡面を設けたことを特徴とする光ディスク基
    板。
JP2322774A 1990-11-28 1990-11-28 光ディスク基板 Expired - Fee Related JP2908005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2322774A JP2908005B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 光ディスク基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2322774A JP2908005B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 光ディスク基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04195832A JPH04195832A (ja) 1992-07-15
JP2908005B2 true JP2908005B2 (ja) 1999-06-21

Family

ID=18147494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2322774A Expired - Fee Related JP2908005B2 (ja) 1990-11-28 1990-11-28 光ディスク基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2908005B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101107475B1 (ko) * 2009-07-03 2012-01-19 한화테크엠주식회사 감압 코팅 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04195832A (ja) 1992-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5987003A (en) Coated disk substrate having a small thickness region
US4991163A (en) Optical information medium with sample mark area and multiple transcription prevention
US20050048250A1 (en) Molding mold, substrate for optical disc, and optical disc
US5180595A (en) Metal mold for resin substrate for an optical recording medium
JPH04248145A (ja) 高密度光ディスクの作製方法
WO2003003359A1 (fr) Support d'enregistrement d'information optique, matrice de pressage et procede de production d'une matrice de pressage
JP2908005B2 (ja) 光ディスク基板
US6835435B2 (en) Stamper, mold system, recording medium substrate, recording medium, optical disc substrate, optical disc, and method for producing stamper
JPH09295319A (ja) ディスク基板の成形用金型
JP3483539B2 (ja) スタンパ、金型システム、記録媒体用基板、スタンパ製造方法
JPH09134547A (ja) 光学記録媒体およびその製造方法
JP3304377B2 (ja) 光ディスク
JP4079541B2 (ja) ディスク基板
JP3037715B2 (ja) 光情報記録媒体の製造方法
JP3451842B2 (ja) 光ディスク
JP2708443B2 (ja) 光ディスク基板
JP3521167B2 (ja) 光ディスク
JPS61236044A (ja) 円盤状記録担体
KR100699632B1 (ko) 광기록 매체 및 그 제조방법
JP4098592B2 (ja) 光記録媒体、光記録媒体の成形用金型、および光記録媒体用の基板
KR900006958B1 (ko) 추기형 광기록 매체의 제조방법
JP3208914B2 (ja) ディスク基板及びディスク基板成形用金型装置
JP2822242B2 (ja) 光ディスク用ディスク基板の製造方法
JPH05342634A (ja) 平板状情報記録担体とスタンパー
JPH0278036A (ja) 光ディスク

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090402

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees