JP2648782B2 - ホットメルト接着剤 - Google Patents

ホットメルト接着剤

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はホットメルト接着剤に関し、詳しくはすぐれ
た耐候性を有するホットメルト接着剤に関するものであ
る。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題] これまでに、水酸基含有液状ジエン系重合体、ポリイ
ソシアネート化合物および粘着性付与剤からなる液状重
合体組成物を接着剤とすることが知られている(特開昭
58−196227号公報)。
しかしながら、この接着剤はすぐれた接着力を有して
いるものの、耐候性に劣るという欠点があった。
本発明はこのような欠点を解消したホットメルト接着
剤を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは前記目的を達成するため、種々検討を重
ねた結果、従来用いられていた水酸基含有液状ジエン系
重合体に代えて、その水素化物を用い、特定の配合割合
にすると共に、その水素化物を含む液状重合体組成物の
硬化体を接着剤とすることにより、耐候性にすぐれたホ
ットメルト接着剤になるということを見い出し、この知
見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、次の1〜3項に記載のホ
ットメルト接着剤が提供される。
1 水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物およびこ
の水素化物の水酸基(OH)に対するイソシアネート基
(NCO)の割合(NCO/OH)がモル比で0.3以上2.0未満の
量のポリイソシアネート化合物からなる液状重合体組成
物を硬化処理して得られる硬化体からなることを特徴と
するホットメルト接着剤。
2 水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物およびこ
の水素化物の水酸基(OH)に対するイソシアネート基
(NCO)の割合(NCO/OH)がモル比で2.0〜20の量のポリ
イソシアネート化合物からなる液状重合体組成物を硬化
処理して得られる半硬化体または硬化体からなることを
特徴とする反応性ホルメルト接着剤。
3 項1または2に記載の液状重合体組成物が、さらに
粘着性付与剤を含有するものである項1または2記載の
ホットメルト接着剤。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において用いる水酸基含有液状ジエン系重合体
の水素化物は、水酸基含有液状ジエン系重合体を水素化
して得られる。
水酸基含有液状ジエン系重合体としては、分子鎖内部
または分子鎖端に水酸基を有する数平均分子量が300〜2
5,000、好ましくは500〜10,000の液状ジエン系重合体が
用いられる。ここで水酸基の含有量は通常0.1〜10meq/
g、好ましくは0.3〜7meq/gである。
これらの液状ジエン系重合体としては炭素数4〜12の
ジエン重合体、ジエン共重合体、さらにはこれらジエン
モノマーと炭素数2〜22のα−オレフィン性付加重合性
モノマーとの共重合体などがある。具体的にはブタジエ
ンホモポリマー、イソプレンホモポリマー、クロロプレ
ンホモポリマー、ブタジエン−スチレンコポリマー、ブ
タジエン−イソプレンコポリマー、ブタジエン−アクリ
ロニトリルコポリマー、ブタジエン−2−エチルヘキシ
ルアクリレートコポリマー、ブタジエン−n−オクタデ
シルアクリレートコポリマーなどを例示することができ
る。これら液状ジエン系重合体は、たとえば液状反応媒
体中で共役ジエンモノマーを過酸化水素の存在下、加熱
反応させることにより製造することができる。
水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化は、この水酸
基含有液状ジエン系重合体を溶剤に溶解し、ニッケル、
パラジウム、ルテニウム、白金等の公知の水素化触媒の
存在下で、温度20〜300℃、好ましくは、30〜200℃にお
いて、水素圧力0〜200kg/cm2G、好ましくは、0〜100k
g/cm2で0.1〜10時間反応させて、実施することができ
る。
反応終了後に、触媒をろ別して、溶液を減圧下で蒸留
すれば溶剤が除去され、水酸基含有液状ジエン系重合体
の水素化物を得ることができる。
この水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物は、数
平均分子量は300〜25,000、好ましくは、500〜10,000で
あり、水酸基含有量は0.1〜10meq/g、好ましくは、0.3
〜7meq/gであるものが望ましい。
次に、本発明において用いるポリイソシアネート化合
物とは、1分子中に2個またはそれ以上のイソシアネー
ト基を有する有機化合物であって、前記水酸基含有液状
ジエン系重合体の水酸基に対する反応性イソシアネート
基を有するものである。このポリイソシアネート化合物
の例としては、通常の芳香族、脂肪族および脂環族のも
のを挙げることができ、たとえば、トリレンジイソシア
ネート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンイソシアネート(MDI)、カルボジイミ
ド変性ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルイソシアネート、キシリレンジイソシア
ネート(XDI)、トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソ
シアネート、フェニレンジイソシアネート、ナフタリン
−1,5−ジイソシアネート、o−トルイジンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネート、トリフェニルメタン
トリイソシアネート、トリス(イソシアネートフェニ
ル)チオホスフェート、テトラメチルキシレンジイソシ
アネート、リジンエステルトリイソシアネート、1,6,11
−ウンデカントリイソシアネート、1,8−ジイソシアネ
ート−4−イソシアネートメチルオクタン、1,3,6−ヘ
キサメチレントリイソシアネート、ビシクロヘプタント
リイソシアネート、イソプロピルベンゼン−2,4−ジイ
ソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート(IPDI)、水素添加
ジフェニルメタンジイソシアネート、水素添加キシリレ
ンジイソシアネート、前記ポリイソシアネート化合物の
環化三量体(イソシアヌレート変性体)やエチレングリ
コール、トリメチロールプロパン、ポリエーテルポリオ
ール、ポリマーポリオール、ポリテトラメチレンエーテ
ルグリコール、ポリエステルポリオール、アクリルポリ
オール、ポリアルカジエンポリオール、部分鹸化エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、ビマシ油系ポリオール等のポ
リオール化合物と前記ポリイソシアネート化合物との付
加反応物等が用いられる。とりわけMDI、カルボジイミ
ドMDI、TDI等が好ましい。
また、これらポリイソシアネート化合物は2種以上を
混合して用いることもでき、さらにこれらポリイソシア
ネート化合物のイソシアネート基をフェノール、キシレ
ノール、メチルエチルケトンオキシム、ε−カプロラク
タム等のブロック剤でブロックしたいわゆるブロックイ
ソシアネート化合物をも用いることができる。
これら前記成分の配合割合は水酸基含有液状ジエン系
重合体の水素化物の水酸基(OH)に対するポリイソシア
ネート化合物のイソシアネート基(NCO)の割合(NCO/O
H)を、モル比で表すと、第1の発明においては、0.3以
上2.0未満、好ましくは0.5以上1.5未満とし、第2の発
明においては、2.0〜20、好ましくは2.5〜15とすること
が必要である。
本発明においては、まず、前記二成分を前記の配合割
合で調製して液状重合体組成物を得るが、所望により、
粘着性付与剤、ポリオール化合物、ポリアミン化合物、
無機充填材およびその他の添加剤を配合してもよい。
粘着性付与剤としては、天然樹脂系のものと合成樹脂
系ものがあり、天然樹脂系粘着付与剤としては、ガム
系、トール油系またはウッド系などのロジン、水素化、
不均化、重合、エステル化または金属塩化したロジン誘
導体、テルペン系またはテルペンフェノール系のテルペ
ン樹脂、その他、ダンマル、コーパル、シエラックなど
が挙げられる。
また、合成樹脂系粘着付与剤としては、脂肪族、芳香
族、脂環族、共重合系またはクマロンインデン樹脂系の
石油樹脂、アルキルフェノール樹脂または変性フェノー
ル樹脂などのフェノール樹脂、キシレン樹脂または変性
キシレン樹脂などのキシレン樹脂などが挙げられる。
これら粘着性付与剤は、水酸基含有液状ジエン系重合
体の水素化物100重量部に対し、5〜200重量部、好まし
くは10〜150重量部配合される。
ポリオール化合物としては、1級ポリオール、2級ポ
リオール、3級ポリオールのいずれを用いてもよい。具
体的にはたとえば1,2−プロピレングリコール、ジプロ
ピレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタン
ジオール、2,3−ブタンジオール、1,2−ペンタジオー
ル、2,3−ペンタジオール、2,5−ヘキサンジオール、2,
4−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオ
ール、シクロヘキサンジオール、グリセリン、N,N−ビ
ス−2−ヒドロキシプロピルアニリン、N,N′−ビスヒ
ドロキシイソプロピル−2−メチルピペラジン、ビスフ
ェノールAのプロピレンオキサイド付加物などの少なく
とも1個の二級炭素に結合した水素基を含有する低分子
量ポリオールが挙げられる。
さらに、ポリオールとして二級炭素に結合した水酸基
を含有しないエチレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオールなどを用いることもでき
る。ポリオールとしては通常ジオールが用いられるが、
トリオール、テトラオールを用いてもよく、その分子量
は50〜500の範囲のものである。
なお、これらポリオール化合物の中には、前記水酸基
含有液状ジエン系重合体の水素化物は含まれない。
ポリアミン化合物としてはジアミン、トリアミン、テ
トラアミンのいずれでもよい。さらに、1級ポリアミ
ン、2級ポリアミン、3級ポリアミンのいずれを用いる
こともできる。ポリアミン化合物としてはたとえば、ヘ
キサメチレンジアミン等の脂肪族アミン;3,3′ジメチル
4,4′−ジアミノジシクロヘキシルメタン等の脂環族ア
ミン;4,4′−ジアミノジフェニル等の芳香族アミン;2,
4,6−トリ(ジメチルアミノメチル)フェノールなどを
挙げることができる。
これらポリオール化合物またはポリアミン化合物の配
合割合としては、通常は前記した水酸基含有液状ジエン
系重合体の水素化物100重量部に対してポリオール化合
物またはポリアミン化合物を1〜1000重量部、好ましく
は3〜200重量部である。
さらに、無機充填材としては、亜鉛、アスベスト、ア
ルミナ、アルミニウム、カオリンクレー、ガラス球、ガ
ラスフレーク、炭素(チャンネルブラック、ファネスブ
ラック、アセチレンブラック、サーマルブラック)、カ
スミ石、クリオライト、グラファイト、シリカ、ケイ灰
石、ケイソウ土、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化ジ
ルコニウム、酸化チタン、酸化鉄、水酸化アルミニウ
ム、スレート粉、セオライト、石英粉、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、タルク、チタン酸カリウム、窒
素ホウ素、長石粉、銅、ニッケル、二流化モリブデン、
硫酸バリウム、ホワイティング、ロウ石クレー、マイ
カ、セッコウ等を挙げることができる。
無機充填材の配合量についても特に制限はないが、通
常は水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物100重量
部に対し、1〜500重量部、好ましくは10〜200重量部で
ある。
本発明においては、前記成分を前記割合で配合して液
状重合体組成物を調製するが、所望により加える他の添
加剤としてさらに、粘度調整剤としてジオクチルフタレ
ートなどの可塑剤を加えたり、アロマ系、ナフテン系、
パラフィン系オイル等の軟化剤を加えることができる。
また、ジブチルスズジラウレート、第1スズオクトエー
ト、ポリエチレンジアミン等の硬化促進剤を加えること
もできる。さらに、耐候性向上のために老化防止剤を加
えたり、難燃性付与剤として赤リン、ヘキサブロムベン
ゼン等を加えたり、消泡剤としてシリコン化合物などを
添加することができる。
本発明において、液状重合体組成物の調整は次のよう
にして行われる。すなわち、ホットメルト接着剤用の場
合は、水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物および
所望成分を配合し、次いで0〜120℃、好ましくは15〜1
00℃にて10〜60分間、好ましくは15〜30分間撹拌混合
し、続いてポリイソシアネート化合物を添加して、0〜
120℃、好ましくは15〜100℃にて0.5秒〜10分間、好ま
しくは15秒〜7分間、撹拌混合する。
反応性ホットメルト接着剤用の場合は、水酸基含有液
状ジエン系重合体に所望成分を配合し、次いで0〜120
℃、好ましくは15〜100℃にて10〜60分間、好ましくは1
5〜30分間撹拌混合し、続いてポリイソシアネート化合
物を添加して、0〜120℃好ましくは15〜100℃にて30〜
300分間、好ましくは45〜240分間撹拌混合する。
次いで、接着剤を調製するにあたっては、ホットメル
ト接着剤の場合は、前記液状重合体組成物を0〜150
℃、好ましくは15〜120℃にて1〜120分間、好ましくは
15〜100分間硬化処理する。反応性ホットメルト接着剤
の場合は、前記液状重合体組成物を10〜150℃、好まし
くは15〜120℃にて5〜240時間、好ましくは7〜168時
間硬化処理する。
このようにして得られた液状重合体組成物の硬化体
が、本発明のホットメルト接着剤となる。被着体の種類
とし凍ては、特に制限はなく、金属、木、紙または樹脂
などを被着体とすることができる。
なお、反応性ホットメルト接着剤とは、被着体に含ま
れる、または付着している水分と反応して補助的に接着
性を発揮する接着剤である。ただし、接着力の向上には
ほとんど寄与せず、被着体を前もって乾燥するなどの処
理を必要としない点に利点がある。
本願の反応性ホットメルト接着剤は、過剰のポリイソ
シアネート化合物を配合してなり、半硬化体または硬化
体中に遊離のポリイソシアネート化合物を含んでいて、
これが前記の作用を果たすこととなる。
[実施例] 以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳
細に説明する。
なお、用いた液状重合体は次のとおりである。
i)分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリブタジエン 出光アトケム(株)製 R45−HT 数平均分子量 2800 水酸基含有量 0.79meq/g ii)分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリブタジエンの
水素化物の製造例 i)の分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリブタジエ
ンを100g、シクロヘキサン100gおよび触媒(5重量%ニ
ッケル担持ケイソウ土)10gをオートクレーブに入れ、
温度140℃において、水素圧力50kg/cm2Gをかけて4.5時
間撹拌し反応させた。
反応終了後、オートクレーブから内容物を取り出し、
0.45μmのメンブランフィルターにより触媒をろ過し
て、溶液を2mmHgの威圧で110℃で溶剤を留去して目的の
水素化物を得た。
この水素化物の臭素価は1以下であり、数平均分子量
は2850であり、水酸基含量は0.78meq/gであった。
iii)分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイソプレン
の製造例 1容のステンレス製耐圧反応容器に、イソプレン20
0g、50重量%の過酸化水素水16g及びn−ブチルアルコ
ール100gを装入し、温度120℃で、2時間撹拌下に重合
反応させた。反応圧力は、最高8kg/cm2Gにまで上昇し
た。反応終了後、室温に冷却し反応容器から取り出した
反応生成物を、分液漏斗中の水600gに添加混合し、十分
振とうさせた後3時間室温で静置した。分離した油層
を、100℃の温度で、2mmHgの真空下に、2時間蒸発させ
て、揮発分(溶媒、イソプレン、低沸点成分等)を除去
し、残留物として、分子鎖末端に水酸基を有する液状ポ
リイソプレンを68重量%の収率で得た。この液状ポリイ
ソプレンの、数平均分子量は2150であり、水酸基含有量
は0.96meq/gであり、粘度は62poise/30℃であった。こ
の物質の臭素価は240であった。
vi)分子鎖末端に水酸基を有する液状ポリイソプレンの
水素化物の製造 iii)において製造した分子鎖末端に水酸基を有する
液状ポリイソプレンを100g、シクロヘキサン100g、およ
び触媒(5重量%ニッケル担持ケイソウ土)10gをオー
トクレーブに入れ、温度140℃において、水素圧力50kg/
cm2Gをかけて4.5時間撹拌して反応させた。
反応終了後、オートクレーブから内容物を取り出し、
0.45μmのメンブランフィルターにより触媒をろ過し
て、溶液を2mmHgの威圧で110℃で溶剤を留去して目的の
水素化物を得た。
この水素化物の臭素価は1以下であり、数平均分子量
は2210であり、水酸基含有量は0.94meq/gであった。
実施例1、3および4(ホットメルト接着剤) 第1表に示す成分のうち、ポリイソシアネート化合物
を除く成分を配合して、80℃にて60分間撹拌混合し、次
いでポリイソシアネート化合物を添加して25℃にて1分
間撹拌混合して液状重合体組成物を調製した。
この液状重合体組成物を0.5×15×30mmの金型に流し
こみ、120℃で60分間硬化処理してホットメルト接着剤
を製造した。
この接着剤について、鋼板を被着体とし、JIS K−685
0に準拠して引張りせん断強さを測定した。この測定に
あたっては、測定試験体製造直後と、測定試験体製造後
100日間試験体を屋外に暴露した後の引張りせん断強さ
を測定し、耐候性の指標とした。
結果を第1表に示す。
実施例2および5(反応性ホットメルト) 第1表に示す成分のうち、ポリイソシアネート化合物
を除く成分を配合して、80℃にて60分間撹拌混合し、次
いでポリイソシアネート化合物を添加して25℃にて180
分間撹拌混合して液状重合体組成物を調製した。
この液状重合体組成物を0.5×15×30mmの金型に流し
こみ、常温にて168時間硬化処理して反応性ホットメル
ト接着剤を製造した。
この接着剤について、実施例1と同様にして引張りせ
ん断強さを測定した。
結果を第1表に示す。
比較例1および3 第2表に示す成分のうち、ポリイソシアネート化合物
を除く成分を配合して、80℃にて60分間撹拌混合し、次
いでポリイソシアネート化合物を添加して25℃にて1分
間撹拌混合して液状重合体組成物を調製した。
この液状重合体組成物を接着剤として用い、120℃に
て60分間接着硬化処理し、実施例1と同様にして引張り
せん断強さを測定した。
結果を第2表に示す。
比較例2および4 第2表に示す成分のうち、ポリイソシアネート化合物
を除く成分を配合して、80℃にて60分間撹拌混合し、次
いでポリイソシアネート化合物を添加して25℃にて180
分間撹拌混合して液状重合体組成物を調製した。
この液状重合体組成物を接着剤として用い、25℃にて
168時間接着硬化処理し、実施例1と同様にして引張り
せん断強さを測定した。
結果を第2表に示す。
[発明の効果] 本発明によれば、耐候性にすぐれ、しかも良好な接着
力を有するホットメルト接着剤が提供され、各種の材料
を被着体とする接着剤としてきわめて有用である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物
    およびこの水素化物の水酸基(OH)に対するイソシアネ
    ート基(NCO)の割合(NCO/OH)がモル比で0.3以上2.0
    未満の量のポリイソシアネート化合物からなる液状重合
    体組成物を硬化処理して得られる硬化体からなることを
    特徴とするホットメルト接着剤。
  2. 【請求項2】水酸基含有液状ジエン系重合体の水素化物
    およびこの水素化物の水酸基(OH)に対するイソシアネ
    ート基(NCO)の割合(NCO/OH)がモル比で2.0〜20の量
    のポリイソシアネート化合物からなる液状重合体組成物
    を硬化処理して得られる半硬化体または硬化体からなる
    ことを特徴とする反応性ホットメルト接着剤。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の液状重合体組成
    物が、さらに粘着性付与剤を含有するものである請求項
    1または2記載のホットメルト接着剤。
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