JP2645393B2 - 昇降体の落下防止装置 - Google Patents

昇降体の落下防止装置

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JP2645393B2
JP2645393B2 JP2472688A JP2472688A JP2645393B2 JP 2645393 B2 JP2645393 B2 JP 2645393B2 JP 2472688 A JP2472688 A JP 2472688A JP 2472688 A JP2472688 A JP 2472688A JP 2645393 B2 JP2645393 B2 JP 2645393B2
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繁彰 松岡
誠 中沢
利子 小田川
功 桐ケ谷
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は昇降体の落下防止装置に関し、特にその作動
音が小さいことを特徴とするものである。
〔従来の技術〕 従来から駐車装置として車の載置用パレツトを二段に
して昇降体を構成し、これを地下格納部の底面四隅に設
置した固定柱に沿つて昇降させるものあるいは本件出願
人において地下格納部を構成する対向壁上端に横架した
横梁間に二段構造の上記昇降体を配置し、この昇降体を
モータにて駆動されるチエーンによつて昇降させるもの
などが提供されている。
上記の如き装置にあつて上昇させた昇降体が何らかの
装置の故障により落下すると装置の損傷のみならず人的
損害を伴い極めて危険である。
そこで、従来、本件出願人は上記危険防止のため、昇
降体の昇降通路に突出及び該昇降通路から退避自在に、
上記昇降体の上限位置の若干下方の固定部側に軸支され
たロツクレバーと、該ロツクレバーを上記昇降通路から
突出した状態に付勢するスプリングと、通電時に該スプ
リングの力に抗して上記ロツクレバーを上記昇降通路か
ら退避した状態に付勢するソレノイドとを備えてなる昇
降体の落下防止装置を提供した(実公昭62−29546号公
報参照)。
かかる落下防止装置によれば、昇降体が上限位置にあ
るときに上記ソレノイドへの通電を断つと、上記スプリ
ングによつてロツクレバーが昇降体の昇降通路に突出さ
れ、故障等が生じても昇降体が落下することがないもの
であつた。なお、昇降体を下降させる場合には、上記ソ
レノイドに通電すると、該ソレノイドによつて上記スプ
リングの力に抗してロツクレバーが昇降通路から退避
し、昇降体の下降が可能となるものであつた。
しかし、上記従来の落下防止装置では上記ソレノイド
の作動音が大きいにもかかわらず何ら防音手段が講じら
れていなかつたため、騒音公害の一因となつていた。
このため、従来、本件出願人は実際には上記ソレノイ
ドを防音カバーで覆つていたものである。
しかしながら、上記防音カバーでは十分な吸音効果が
得られず、夜間の使用時等に近隣の住民苦情を受ける欠
点があつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記従来技術に鑑み、作動音を著しく軽減
できる昇降体の落下防止装置を提供することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため、本発明は、昇降体の昇降通
路に突出及び該昇降通路から退避自在に、上記昇降体の
上限位置の若干下方の固定部側に軸支されたロツクレバ
ーと、該ロツクレバーを上記昇降通路から突出した状態
に付勢するスプリングと、通電時に該スプリングの力に
抗して上記ロツクレバーを上記昇降通路から退避した状
態に付勢するソレノイドとを備えてなる昇降体の落下防
止装置において、上記ソレノイドをオイル中に配在させ
た構成としたものである。
〔作 用〕
本発明によれば、上記従来の落下防止装置と同様に昇
降体の落下が防止されるものである。
そして、本発明では、ソレノイドがオイル中に配在さ
せられているので、該オイルにより十分な吸音効果が得
られ、作動音が著しく小さくなるものである。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例及び本考案を使用した一例とし
て二段駐車装置について説明する。
本発明を使用する二段駐車装置の地下格納部aは適宜
地表面を掘削して構成され、両側にコンクリート等で連
設数に応じた長さの壁b,b′を設けて構成される。
つぎに対向する壁b,b′の上端には所要の間隔をあけ
て横梁1,1aを横架し、その両端部にあらかじめ設けたブ
ラケツト2を上記壁b,b′に完全固定する。
つぎに上記横梁1,1a間にそれぞれ略々四隅近くを適宜
長さの支柱3,3a,3b及び3cで連結した上段パレツト4及
び下段パレツト5からなる昇降体cが設けられる。
つぎに昇降体cを構成する下段パレツト5の略々四隅
部にはそれぞれチエーン6,6a,6b及び6cの一端が止着さ
れる。
図面実施例の場合、上記チエーン6,6a,6b及び6cの止
着は完全止着することなく、長さ調整用のアジヤスター
7を介して止着し、昇降体cの水平調整が容易であるよ
うに構成してある。図中8はチエーンガイドである。
つぎに、上記チエーン6,6a,6b及び6cをそれぞれチエ
ーンガイド8の上方の横梁1,1aのそれぞれ内側に設けた
ガイド、具体的にはスプロケツト9,9a,9b及び9cに懸架
してモーター10により均等に巻上げ自在に構成する。
図面実施例の場合、横梁1,1aの一方端部間、すなわ
ち、昇降体cの邪魔にならない位置に駆動シヤフト11を
設け、その両端に上記スプロケツト9,9a,9b及び9cに懸
架したチエーン6,6a,6b及び6cが噛み合う巻上げスプロ
ケツト12,12a,12b及び12cを固着し、さらに上記駆動シ
ヤフト11の適位置に駆動スプロケツト13を固着し、該駆
動スプロケツト13と横梁1の下面であつて昇降体cの昇
降の邪魔にならない位置に設けたモーター10の駆動回転
軸14間にチエーン15を懸架している。
なお、上記モーター10は減速機、さらにはブレーキ付
き、且つ正逆回転可能なものが使用され、また、巻上げ
スプロケツト12,12a,12b及び12cからチエーン6,6a,6b及
び6cが外れることがないよう構成される。図中16は横梁
1,1aの撓みを防止するため必要に応じて設けられる補助
柱である。
上記構成の二段駐車装置にあつて、本発明の落下防止
装置は昇降体cの昇降通路の略々四隅部であつて昇降体
cの昇降の邪魔にならない位置に設けられ、しかも後に
述べるロツクレバー17のみが昇降体cの昇降通路に突出
及び復帰するよう構成される。さらにロツクレバー17の
設置高さは昇降体cの昇降時に下段パレツト5の下方と
なる位置とされる。
すなわち、本発明の落下防止装置は、昇降体cの昇降
通路に突出及び該昇降通路から退避自在に、上記昇降体
cの上限位置の若干下方の固定部側に軸支されたロツク
レバー17と、該ロツクレバー17を上記昇降通路から突出
した状態に付勢するスプリング18と、通電時に該スプリ
ング18の力に抗して上記ロツクレバー17を上記昇降通路
から退避した状態に付勢するソレノイド19を備えた構成
とされる。
第3図にはその詳細が示されている。
第3図においては固定部側、具体的には横梁1(並び
に1a)の補助柱16取付部にベース20を取付け、該ベース
20にすべての装置を設けている。
すなわち、ベース20の両側にブラケツト21,21aが設け
られ、該ブラケツト21,21a間にピン22によりロツクレバ
ー17が軸支されており、該ロツクレバー17が昇降体cの
昇降通路に突出及び該昇降通路から退避自在となつてい
る。なお、上記ブラケツト21,21a間及びベース20の適位
置にはストツパー23及び24がそれぞれ設けられており、
ロツクレバー17がその退避時にはストツパー23に当接す
るとともに、突出時にはストツパー24に当接するように
なつている。また、上記ブラケツト21,21aの下方にはL
字状に取付板25が設けられ、上記ブラケツト21,21a及び
ベース20とともに上記ロツクレバー17の下方に上方にの
み開口したソレノイド19の設置空間が形成されている。
そして、上記取付板25の外側に受け金具26が突設され、
該受け金具26とロツクレバー17のピン22に対する昇降通
路側位置との間にスプリング18が設けられ、該スプリン
グ18によつてロツクレバー17が昇降通路に突出した状態
に付勢されるようになつている。さらに、上記ソレノイ
ド19は上記取付板25に取り付けられて上記設置空間内に
設置され、該ソレノイド19のプランジヤー19aがワイヤ
ー27を介してロツクレバー17のピン22に対する反昇降通
路側位置に連結されており、上記ソレノイド19に通電す
るとプランジヤー19aが下方に引かれ上記スプリング18
の力に抗して上記ロツクレバー17が昇降通路から退避し
た状態に付勢されるようになつている。なお、ソレノイ
ド19が通電されていない場合には、上記スプリング18の
力によりプランジヤー19aが常時上方に引つ張られてい
るものである。
そして、本発明では、上記ソレノイド19がオイル28中
に配在される。図面実施例の場合には、上記設置空間に
略々適合する袋状に構成したポリエチレンシート29で上
記ソレノイド19が包まれ、該ポリエチレンシート29内に
オイル28が充填され、該オイル28中にソレノイド19が配
在されているものである。上記オイル28は吸音効果を向
上するために比較的粘度の高いものを使用することが望
ましい。なお、ソレノイド19を上記取付板25に取り付け
るに際してポリエチレンシート29にはねじ止め等のため
孔があけられるものであるが、その孔は取付け後にシー
ル剤等によつて閉塞され、オイル28が濡れぬようになつ
ている。また、上記ポリエチレンシート29の開口させら
れた上方部は、オイル28を充填した後に上記ワイヤー27
に糸30等によつて縛りつけられて閉塞されているもので
ある。
もつとも、本発明では、上記ポリエチレンシート29を
使用せずに、他の手段によつてソレノイド19をオイル28
中に配在させてもよいことは勿論である。
なお、図面実施例の場合には、上記ベース20の上方部
に取付板31を介してリミツトスイツチ32が設けられ、上
記ロツクレバー17が昇降通路から退避したときに、該ロ
ツクレバー17がリミツトスイツチ32の可動接点32aに接
触し、リミツトスイツチ32から電気信号が得られるよう
になつている。
なお、第3図中、33は昇降体cを構成する下段パレツ
ト5の側梁である。
上記構成の本発明はソレノイド19に通電されていない
ときにはスプリング18の力でプランジヤー19aが上方に
引つ張られ、ロツクレバー17が第3図の実線位置、すな
わち昇降体cの昇降通路に突出している。
そして昇降体cが上昇する際には下段パレツト5の側
梁33部に当接して上方へ逃がされつつ側梁33の側面をス
ライドし、側梁33が通過すると再びもとの位置に復帰す
る。もつとも上昇用スイツチ等を入れたとき、ソレノイ
ド19に通電させ、ロツクレバー17を一時的に引つ込め、
図示しないが昇降体cの上限検知スイツチ等によりソレ
ノイド19への通電を断ち、第3図の実線位置、すなわち
昇降体cの昇降通路に突出させてもよい。
つぎに昇降体cを下降させる場合には図示しないが下
降用スイツチを入れてソレノイド19に通電すると、プラ
ンジヤー19aが下方に引かれワイヤー27によりロツクレ
バー17が第3図示の二点鎖線のごとき位置、すなわち昇
降体cの昇降通路より退避させられて昇降体cの下降が
可能となる。
なお、図面実施例の場合には、上記ロツクレバー17が
退避させられたことをリミツトスイツチ32により容易に
確認できるものである。すなわち、ロツクレバー17が退
避すると該ロツクレバー17がリミツトスイツチ32の可動
接点32aに接触し、該リミツトスイツチ32から電気信号
が得られるものである。
このように、本発明によれば、何らかの故障が起きて
も昇降体cの落下が防止され安全である。
さらに、本発明によれば、ソレノイド19がオイル28中
に配在させられているので、該オイル28により十分な吸
音効果が得られ、作動音を著しく小さくすることができ
るものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、昇降体の落下が防止され安全であ
り、しかも作動音を著しく小さくすることができ、騒音
公害を引き起こすおそれがない効果が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は二段駐
車装置の斜視図、第2図はその側面図、第3図は本発明
の落下防止装置の側面図である。 17……ロツクレバー、18……スプリング、19……ソレノ
イド、28……オイル、c……昇降体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田川 利子 神奈川県横浜市金沢区釜利谷町1番地 東急車輌製造株式会社本社工場内 (72)発明者 桐ケ谷 功 神奈川県横浜市金沢区釜利谷町1番地 東急車輌製造株式会社本社工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降体の昇降通路に突出及び該昇降通路か
    ら退避自在に、上記昇降体の上限位置の若干下方の固定
    部側に軸支されたロツクレバーと、該ロツクレバーを上
    記昇降通路から突出した状態に付勢するスプリングと、
    通電時に該スプリングの力に抗して上記ロツクレバーを
    上記昇降通路から退避した状態に付勢するソレノイドと
    を備えてなる昇降体の落下防止装置において、上記ソレ
    ノイドをオイル中に配在させてなることを特徴とする昇
    降体の落下防止装置。
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