JP3155128B2 - 格納装置 - Google Patents

格納装置

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JP3155128B2
JP3155128B2 JP21667493A JP21667493A JP3155128B2 JP 3155128 B2 JP3155128 B2 JP 3155128B2 JP 21667493 A JP21667493 A JP 21667493A JP 21667493 A JP21667493 A JP 21667493A JP 3155128 B2 JP3155128 B2 JP 3155128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇降可能な載置台上に
格納物を載置して格納するようにした格納装置に関する
ものであり、例えば載置台上に自動車を搭載して駐車す
る駐車装置として適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の駐車装置として、例えば
及び図に示すようなものがある。同図に示すよう
に、この駐車装置は左右一対の地上梁41を備え、これ
ら地上梁41の後端部は連結扞42を介して互いに連結
されている。又、各地上梁41の前後両端部にはそれぞ
れ前部支柱43A,44A及び後部支柱43B,44B
が立設されている。
【0003】図7の左側に位置する前部支柱43A及び
後部支柱43Bの上端間には、回転軸45が回転可能に
支持され、この回転軸45の両端部にはそれぞれスプロ
ケット46,47が固定されている。又、前部支柱43
Aの上端部にはモータ51が設置され、このモータ51
の駆動に伴い回転軸45が正逆回転される。一方、右側
に位置する前部支柱44A及び後部支柱44Bの内頂部
には、それぞれチェーン48の一端が固定され、同チェ
ーン48の他端側は各スプロケット46,47に掛装さ
れて下方へ垂下されている。そして、これら4本の支柱
43A,43B,44A,44B間において、自動車C
を搭載するためのパレット49が、チェーン48により
吊下支持されている。尚、パレット49の前後両側部に
はスプロケット50が配設され、これらスプロケット5
0がチェーン48に係合されている。そして、モータ5
1の駆動に伴い回転軸45が正逆回転されると、各スプ
ロケット46,47を介してチェーン48が繰り出し及
び繰り込まれて、パレット49が昇降される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た駐車装置において、パレット49上に自動車Cを載せ
る場合には、モータ51の駆動によりチェーン48を繰
り出して、図に示すように、パレット49を降下させ
る。ところが、同図に示すように、パレット49の後端
部の下方には、左右の地上梁41を連結するための連結
扞42が存在するため、パレット49をこの連結扞42
より下方へ降下させることができない。従って、従来装
置においては、パレット49を最も降下させても、パレ
ット49の前端側の自動車載り込み側が、連結扞42の
高さ分だけ地上面から浮き上がった状態となる。そのた
め、自動車Cがパレット49上にスムーズに載り込むこ
とができないとともに、場合によっては、その載り込み
時に自動車Cのアンダーボディがパレット49の前端部
に干渉して、アンダーボディが損傷するというおそれが
あった。
【0005】この問題を解消するため、図に鎖線で示
すように、連結扞42をパレット49と干渉しない位置
まで、後方にずらして配置することも考えられる。とこ
ろが、このように構成した場合には、装置の前後長さが
大きくなって、装置全体の設置面積が大きくなるという
問題があった。特に、この駐車装置は、自動車Cをパレ
ット49上とその下方の地上部との上下二段に駐車する
ことにより、敷地を有効に利用できるようにすることが
大きな目的であるため、装置の設置面積が大きくなるこ
とは極力避ける必要があった。しかも、この連結扞42
は、パレット49の下方の地上部に駐車される自動車C
の輪止めも兼ねており、この連結扞42を後方にずらす
と、地上部において自動車Cも後方にずれて駐車される
ことになる。従って、この場合には、地上部とパレット
49上とにおいて、自動車Cが互いに前後に大きくずれ
た状態となるとともに、装置の後方に自動車Cのための
スペースを確保する必要が生じる。
【0006】又、パレット49の降下時において、パレ
ット49の後端部が連結扞42の上面に当接した状態
で、チェーン48を更に繰り出すようにすれば、パレッ
ト49は自重によりその前端部が地上面に当接する位置
まで降下される。しかしながら、このとき、パレット4
9の後端部は降下されないため、後部支柱43B,44
B側においてチェーン48が弛んで、同チェーン48が
スプロケット50から外れるおそれが生じるという問題
がある。
【0007】更に、装置を連結扞42の高さ分だけ地中
に埋設したり、或いはパレット49の前端部と地上面と
の間をスムーズに連結する斜面を造ったりすることも考
えられる。しかしながら、このようにした場合には、装
置の設置に際して大変な手間を要し、その設置作業が煩
雑になるとともに、装置の移動を容易に行い得なくなる
という問題が発生する。
【0008】因みに、上記したような4本の支柱43
A,43B,44A,44Bを有する駐車装置において
は、左右の地上梁41を連結するとともに、装置全体の
剛性を確保する上で、連結扞42を必ず設ける必要があ
り、省くことはできない。そのために、上記したような
各種の問題が発生するのである。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、載置台上に格納物をス
ムーズに載り込ませることができ、しかも設置面積を極
力小さくすることができる格納装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、前後各一対の支柱間
に、格納物を載置するための載置台を昇降可能に配置す
るとともに、前部支柱間及び後部支柱間において載置台
をそれぞれ索状部材により吊下支持し、それら索状部材
の一端側を繰り出し及び繰り込んで、前記載置台を昇降
させるようにした格納装置において、後部支柱には、前
記索状部材の他端を連結支持するとともに、同索状部材
をその引っ張り力に抗して常時付勢する付勢支持手段を
設けたものである。
【0011】また、前記付勢支持手段は、索状部材の他
端に吊下支持された重りと、索状部材の引っ張りにより
上昇される重りに係合して、その重りの上昇を阻止する
ストッパとを含むものである。
【0012】
【0013】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、例え
ば後部支柱間に連結扞がある場合、索状部材の繰り出し
により、載置台は先ずその後端部が連結扞の上面に当接
する位置まで降下される。この状態で、索状部材が更に
繰り出されると、載置台は自重によりその前端部が地上
面に当接する位置まで降下され、後端部は降下されずに
連結扞上の位置を保持される。そのため、載置台の後端
部と対応する後部支柱側においては、繰り出された索状
部材が弛もうとするが、その索状部材は付勢支持手段に
より付勢されて引っ張られるので、索状部材の緊張状態
は維持される。従って、左右の支柱を後部側において連
結扞で連結した場合でも、何ら支障なく、載置台の前端
部を地上面に当接する位置にまで降下させることができ
る。その結果、載置台上に格納物をスムーズに載り込ま
せることができるとともに、連結扞を載置台と干渉しな
い位置まで後方にずらして配置する必要もないので、装
置の設置面積を極力小さくすることができる。
【0014】また、載置台の通常の昇降時には、載置台
を吊下支持している索状部材により重りが引っ張られ、
重りはストッパに係合してその上昇を阻止されている。
そして、索状部材に弛みが生じるような場合には、重り
の重量により索状部材が引っ張られるので、索状部材の
緊張状態が維持される。
【0015】
【0016】
【実施例】以下、本発明の格納装置を、自動車の駐車装
置に具体化した一実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1〜図4に示すように、駐車装置1は左
右一対の地上梁2を備え、これら地上梁2の後端部は連
結扞3を介して互いに連結されている。断面コ字状をな
す前部支柱4A,5A及び後部支柱4B,5Bは、各地
上梁2の前後両端部にそれぞれ立設されている。底板6
は両地上梁2と連結扞3との間に配設され、この底板6
及び連結扞3により、左右の地上梁2及び支柱4,5が
互いに連結されるとともに、装置全体としての剛性が確
保されている。
【0018】チェーン止め7は、図1及び図2の右側に
位置する前部支柱5Aの上端に支持され、索状部材とし
てのチェーン8Aの一端が、前部支柱5A内においてチ
ェーン止め7に連結固定されている。
【0019】ここで、チェーン止め7の構成について詳
述すると、図5に示すように、前部支柱5Aの上端面に
は透孔9が形成され、その透孔9を囲うように、前部支
柱5Aの内頂面には有底円筒状をなすバネ収容筒10が
固着されている。コイルバネ11はバネ収容筒10内に
収容されている。又、バネ収容筒10の底面には透孔1
0aが形成され、その透孔10a及びコイルバネ11に
は、支持部材12が上下動可能に挿通されている。この
支持部材12はシャフト13を有し、そのシャフト13
の上端部は、前部支柱5Aの上端面の透孔9より上方へ
突出している、そして、このシャフト13の突出端部に
は、フランジ14がナット15により固定され、前記コ
イルバネ11の上端がこのフランジ14に当接される。
又、前記チェーン8Aの一端は、シャフト13の下端部
に連結されている。
【0020】そして、チェーン8Aに下方への引っ張り
力が作用すると、図5に実線で示すように、コイルバネ
11がフランジ14とバネ収容筒10の底面との間で圧
縮され、同バネ11には蓄勢力が発生する。従って、支
持部材12はコイルバネ11によりチェーン8Aの引っ
張り方向とは逆方向へ付勢される。又、チェーン8Aが
弛んだりした場合、図5に鎖線で示すように、コイルバ
ネ11の蓄勢力が開放されて、同バネ11により支持部
材12が上動され、チェーン8Aが常に緊張状態に維持
される。
【0021】一方、図1及び図2の右側に位置する後部
支柱5Bの上端内部には、スプロケット31が回転可能
に支持されている。そして、索状部材としてのチェーン
8Bの一端側が、後部支柱5B内からスプロケット31
に掛装されて、同支柱5B外に垂下されている。重り3
2はチェーン8Bの一端に連結固定され、同チェーン8
Bにより吊下支持されている。ストッパ33は後部支柱
5Bの外側面に固着され、このストッパ33に形成され
た透孔33aにチェーン8Bが挿通されている。
【0022】そして、後部支柱5B内においてチェーン
8Bに下方への引っ張り力が作用すると、図2に示すよ
うに、重り32が上昇されてストッパ33に当接して、
重り32はそれ以上の上昇が阻止される。又、この重り
32の重量により、チェーン8Bは常に引っ張られてお
り、チェーン8Bが弛んだりした場合には、重り32が
下降されて、チェーン8Bが常に緊張状態に維持され
る。本実施例では、重り32及びストッパ33により、
付勢支持手段が構成されている。
【0023】図1〜図4に示すように、収納ボックス1
6は、図1及び図2の左側に位置する前部支柱4Aの上
端に取り付けられ、その収納ボックス16と左側の後部
支柱4Bの上端との間には、カウンタシャフト17が回
転可能に支持されている。スプロケット18は、収納ボ
ックス16内においてカウンタシャフト17の一端に固
定されている。スプロケット19は、左側の後部支柱4
B内においてカウンタシャフト17の他端に固定されて
いる。そして、一端が前記支持部材12及び重り32に
連結されたチェーン8A,8Bの他端が、それぞれ各ス
プロケット18,19に掛装されて下方へ垂下されてい
る。
【0024】モータ20は前記収納ボックス16内に配
設され、その駆動軸には駆動スプロケット21が固定さ
れている。被動スプロケット22は同じく収納ボックス
16内において前記カウンタシャフト17に固定され、
この被動スプロケット22と駆動スプロケット21と
が、無端状の伝達チェーン23を介して作動連結されて
いる。従って、モータ20の駆動に伴い、カウンタシャ
フト17が正逆回転される。
【0025】載置台としてのパレット24は四角板状を
なし、このパレット24が4本の支柱4A,4B,5
A,5B間において、前記チェーン8A,8Bにより吊
下支持されている。案内体25はパレット24の前後両
側部にそれぞれ固定され、各案内体25にはスプロケッ
ト26が回転可能に支持されている。そして、各案内体
25が支柱4A,4B,5A,5B内に上下動可能に収
容されるとともに、スプロケット26が前記チェーン8
A,8Bに上方から係合されている。
【0026】そして、モータ20の駆動に伴い、カウン
タシャフト17とともにスプロケット18,19が正逆
回転されると、同スプロケット18,19を介してチェ
ーン8A,8Bが繰り込み及び繰り出される。すると、
パレット26が案内体25を介して支柱4A,4B,5
A,5Bの長さ方向に沿って案内されながら昇降され、
図1に示す降下位置と、図2に示す上昇位置とに配置さ
れる。尚、パレット24の下面の前後には、チェーン8
A,8Bの通過を許容するための凹溝27が、それぞれ
パレット24の幅方向に延びるように形成されている。
【0027】パレット24の上面は、格納物としての自
動車Cを載置するための載置面28を構成しており、そ
の載置面28の左右両側縁及び後縁は上方へ立ち上げら
れて、それぞれ規制部29及び車止め30を構成してい
る。又、載置面28の前端側は前方へ向かうに従って下
方へ斜状に形成されて、案内面28aを構成している。
更に、パレット24の下面の前端側は、前方へ向かうに
従って上方へ斜状に形成された斜面24aとなってい
る。
【0028】次に、前記のように構成された自動車の駐
車装置の作用を説明する。さて、パレット24を降下さ
せて自動車Cを搭載する場合、モータ20の駆動により
カウンタシャフト17を図4の時計方向へ回転させる。
すると、各チェーン8A,8Bが各スプロケット18,
19を介して、支柱4A,4B内の下方へ繰り出され
て、これらチェーン8A,8Bの繰り出しによりパレッ
ト24が降下される。
【0029】尚、このとき、各チェーン8A,8Bには
パレット24の自重により緊張力が作用している。従っ
て、チェーン止め7の支持部材12には、チェーン8A
により下方への引っ張り力が作用し、図5に実線で示す
ように、コイルバネ11は圧縮されて蓄勢されている。
一方、重り32は、チェーン8Bにより上方へ引っ張り
上げられてストッパ33に当接しており、同ストッパ3
3との当接位置において上昇が阻止されて位置保持され
ている。
【0030】そして、図3に実線で示すように、パレッ
ト24は先ずその後端部が連結扞3の上面に当接する位
置まで水平状態で降下される。この状態で、モータ20
の駆動が続行されて、チェーン8A,8Bが更に繰り出
されると、図1に示すとともに、図3に鎖線で示すよう
に、パレット24は自重によりその前端部が地上面に当
接する位置まで降下され、後端部は降下されずに連結扞
3上の位置を保持される。ここで、モータ20の駆動が
停止され、パレット24は前方へ向かって若干下向きの
傾斜状態になった降下位置に配置される。
【0031】このとき、パレット24の後端部は降下さ
れないため、後部支柱4B,5B側においてはチェーン
8Bの繰り出しに伴い同チェーン8Bが弛もうとする。
しかし、このチェーン8Bは重り32よって引っ張られ
ているので、同チェーン8Bに弛みが生じるような場合
でも、図1に示すとともに、図3に鎖線で示すように、
重り32が下降されることにより、チェーン8Bは常に
緊張状態に維持される。従って、このチェーン8Bがパ
レット24の後部両側のスプロケット26から外れるお
それはない。
【0032】このため、パレット24の後端部が連結扞
3の上面に当接した状態でも、チェーン8Bに弛みが生
じたりする等の支障を何ら生じることなく、パレット2
4の前端部を地上面に当接させることができる。従っ
て、自動車Cをパレット24上にスムーズに乗り込ませ
ることができ、その乗り込み時にアンダーボディを損傷
するおそれもない。
【0033】又、例えばパレット24が前記のような降
下位置に降下されたとき、モータ20の駆動停止のタイ
ミングが遅れて、チェーン8Aに弛みが生じるような場
合でも、前記チェーン止め7のコイルバネ11の蓄勢力
が開放されて支持部材12が上動される。従って、この
支持部材12によりチェーン8Aが引っ張られて、同チ
ェーン8Aは常に緊張状態に維持されるので、パレット
24の前部両側のスプロケット26から外れるおそれが
ない。尚、このコイルバネ11のバネ力は、チェーン8
Aを引っ張り上げることができる程度のものであり、パ
レット24をもまで引き上げる程のものではない。そし
て、この効果は、チェーン8B側においても、前述した
重り32の作用により、当然奏されるものである。
【0034】次に、パレット24を上昇させる場合、モ
ータ20の駆動によりカウンタシャフト17を図4の反
時計方向へ回転させる。すると、各チェーン8A,8B
が各スプロケット18,19を介して、支柱4A,4B
内の上方へ繰り込まれる。このとき、後部支柱4B,5
B側においては、先ず重り32がストッパ33に当接す
る位置まで上昇されてからパレット24の上昇が開始さ
れる。一方、前部支柱4A,5A側においては、パレッ
ト24の上昇が直ちに開始される。つまり、パレット2
4は、先ずその前端側のみが上昇されて水平状態になっ
てから、その水平状態で上昇される。従って、図2に示
すように、パレット24が上昇位置まで上昇されてモー
タ20の駆動が停止されたとき、パレット24は水平状
態に配置される。
【0035】従って、自動者Cをパレット24上に乗り
込ませる際に、同パレット24を前方へ向かって若干下
向きの傾斜状態に配置するように構成しても、パレット
24を上昇位置に配置すれば、自動者Cをパレット24
上に脱落のおそれなく安定して搭載することができる。
【0036】以上のように、この実施例では、パレット
24を降下位置まで降下させた状態で、前方へ向かって
若干下向きの傾斜状態に配置することができる。従っ
て、自動車Cをパレット24上にスムーズに乗り込ませ
ることができるとともに、連結扞3をパレット24と干
渉しない位置まで後方にずらして配置する必要もないの
で、装置の設置面積を極力小さくすることができる。
又、パレット24の上昇に伴い、そのパレット24は水
平状態になるので、自動者Cがパレット24の前端側の
自動車載り込み側から滑り落ちるおそれもない。
【0037】因みに、図に示す従来の駐車装置におい
ては、自動車の乗り込みを少しでもスムーズにするた
め、パレット49の前端側の斜状の案内面をなだらかに
形成する必要があり、その分パレット49が前方へ突出
する。しかしながら、本実施例では、パレット24自体
が前方へ向かって若干下向きの傾斜状態になることもあ
って、その案内面28aに加えて、パレット24の下面
にも斜面24aが形成されている。そのため、その分パ
レット24の突出を抑えることができる。従って、この
ことも、装置の設置面積を小さくする上で有効となる。
【0038】又、本実施例では、チェーン8A,8Bが
何らかの原因により弛んでも、チェーン止め7や重り3
2によりチェーン8A,8Bが引っ張られて常に緊張状
態に維持される。従って、チェーン8A,8Bがパレッ
ト24の前後両側のスプケット26から外れて、パレッ
ト24の昇降に支障が生じるのを確実に防止することが
できる。
【0039】更に、チェーン8A,8Bが径年変化に伴
って全体的に伸びた場合でも、チェーン止め7のコイル
バネ11の蓄勢力が開放されたり、重り32が下降され
たりすることにより、チェーン8A,8Bは常に緊張状
態に維持される。又、チェーン8A,8Bの伸びに対応
して、コイルバネ11が支柱5A,5Bの上面から突出
したり、重り32が下降されたりするので、その突出量
や下降量によりチェーン8A,8Bの伸び量すなわちチ
ェーン8A,8Bの寿命を判断することもできる。
【0040】尚、パレット24が図1に示す降下位置ま
で降下されたとき、モータ20の駆動停止のタイミング
を若干遅らせて、支持部材12を若干上動させるととも
に、重り32を更に下降させるようにしてもよい。この
ようにすると、モータ20を起動させてチェーン8A,
8Bの繰り込みを開始するときに、先ずモータ20に
は、コイルバネ11を圧縮させるだけの負荷と重り32
を持ち上げるだけの負荷とがかかり、その後、パレット
24を上昇させるのに必要な大きな負荷がかかる。従っ
て、モータ20の起動に際して、同モータ20にいきな
り大きな負荷がかかることがないので、モータ20の起
動電力を小さくすることができる。従って、消費電力を
抑えることができる。
【0041】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、各部の構
成を例えば以下のように変更して具体化することも可能
である。 (1)本発明を、自動車の駐車装置以外に、各種の格納
物を載置して格納する格納装置に具体化すること。 (2)索状部材として、チェーン8A,8Bに代えてワ
イヤーを使用すること。尚、これに対応して、両スプロ
ケット18,19を巻取ドラムとするとともに、スプロ
ケット26をガイドプーリとする。 (3)パレット24を降下位置から上昇させる場合、先
ずパレット24の前端側から上昇が開始されるが、この
とき、パレット24が前方へ向かって若干上向きの傾斜
状態になってから、後端側の上昇が開始されるようにす
ること。これは、パレット24の降下状態で、重り32
とストッパ33との間隔を調節すれば容易に実現可能で
ある。そして、このようにすれば、パレット24が上昇
位置に配置された状態で、自動者Cがパレット24の前
端側の自動車載り込み側から滑り落ちるおそれを更に確
実に防止できる
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、載
置台上に格納物をスムーズに載り込ませることができ、
しかも設置面積を極力小さくすることができ、索状部材
が弛むこともないという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を自動車の駐車装置に具体化した一実施
例を示し、パレットが降下位置に配置された状態を示す
斜視図である。
【図2】パレットが上昇位置に配置された状態を示す斜
視図である。
【図3】駐車装置の一部破断右側面図である。
【図4】駐車装置の正断面図である。
【図5】チェーン止めを拡大して示す部分断面図であ
る。
【図6】従来において、パレットが降下位置に配置され
た状態を示す右側断面図である。
【図7】従来の駐車装置を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…駐車装置、4A…前部支柱、4B…後部支柱、5A
…前部支柱、5B…後部支柱、8A,8B…索状部材と
してのチェーン、11…バネ部材としてのコイルバネ、
12…支持部材、24…載置台としてのパレット、32
…付勢支持手段を構成する重り、33…付勢支持手段を
構成するストッパ、C…格納物としての自動車。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後各一対の支柱間に、格納物を載置す
    るための載置台を昇降可能に配置するとともに、前部支
    柱間及び後部支柱間において載置台をそれぞれ索状部材
    により吊下支持し、それら索状部材の一端側を繰り出し
    及び繰り込んで、前記載置台を昇降させるようにした格
    納装置において、 後部支柱には、前記索状部材の他端を連結支持するとと
    もに、同索状部材をその引っ張り力に抗して常時付勢す
    る付勢支持手段を設け、前記付勢支持手段は、索状部材
    の他端に吊下支持された重りと、索状部材の引っ張りに
    より上昇される重りに係合して、その重りの上昇を阻止
    するストッパとを含むことを特徴とする格納装置
JP21667493A 1993-08-31 1993-08-31 格納装置 Expired - Fee Related JP3155128B2 (ja)

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