JP2645305B2 - ペーパーベイル装置 - Google Patents

ペーパーベイル装置

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JP2645305B2 JP2195883A JP19588390A JP2645305B2 JP 2645305 B2 JP2645305 B2 JP 2645305B2 JP 2195883 A JP2195883 A JP 2195883A JP 19588390 A JP19588390 A JP 19588390A JP 2645305 B2 JP2645305 B2 JP 2645305B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J23/00Power drives for actions or mechanisms
    • B41J23/02Mechanical power drives
    • B41J23/025Mechanical power drives using a single or common power source for two or more functions

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、プリンタ等での紙押えに用いるペーパーベ
イル装置に関する。
(従来の技術および解決しようとする課題) インパクトプリンタ等でプラテン上で紙の浮上がりを
防ぎ印字を良好にし、また紙を所望の方向へ搬送するた
めに、ペーパーベイルにより紙をプラテンに押しつけな
がら紙を搬送している。
紙をプラテンに巻回し装填する際には、ペーパーベイ
ルは紙装填の障害とならないようにプラテンから離れた
位置にリセットさせておく必要がある。
従来では。このペーパーベイルのプラテンに対するセ
ット・リセットの動作は、第1にペーパーベイルを手動
で移動させる方法、第2にキャリアを動作させリンク機
構を用いてペーパーベイルを移動させる方法、第3に専
用のソレノイドやモータによりペーパーベイルを移動さ
せる方法等によっていた。
第1の方法によれば紙装填時の作業が煩雑になる恐れ
があった。第2の方法によればキャリアを直接リンクに
当接させるために、騒音、耐久性の点で問題があった。
第3の方法によれば専用のソレノイドやモータ等が必要
となるために、コストが上昇し、またスペースをとるな
どの問題があった。
そこで上記の問題を解決するための従来技術として実
開昭63−180253号が公知である。これは、1個のモータ
でリボンの切換えと、ペーパーベイルのセット・リセッ
トを行なうもので、ペーパーベイルをセット・リセット
させるためにベイルカムが設けられ、このベイルカムが
ベイル駆動歯車と第1のワンウェイクラッチを介して接
続している。駆動歯車は輪列を介してモータと連結して
いる。リボンを上下に駆動するリボンシフトレバーを駆
動するシフトカムはリボン駆動歯車と第2のワンウェイ
クラッチを介して接続している。リボン駆動歯車は輪列
を介してモータと連結している。動作としてはモータを
ある一方向に回転することにより、シフトカムを回転さ
せずにベイルカムのみを回転させ、モータを逆方向に回
転することにより、ベイルカムを回転させずにシフトカ
ムのみを回転させ、リボンの上下駆動と、ペーパーベイ
ルの開閉を個別に行なう。
しかし上述の従来技術では、ベイルカムによりペーパ
ーベイルをセット・リセットさせているから、ペーパー
ベイルの制御が実質的にベイルカムの形状に左右されて
複雑な制御が事実上困難であり、また、2つのワンウェ
イクラッチを必要とするために低コスト化が計れない問
題を有していた。
本発明の第1の目的は、リボンモータの動力を利用し
て省スペース・低コストで自動的にペーパーベイルをプ
ラテンに対してセット・リセットさせることのできるペ
ーパーベイル装置を提供することである。
本発明の他の目的は、必要に応じてモータの回転速度
を適宜に変更することによりペーパーベイルを多様に制
御できるペーパーベイル装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によるペーパーベイ
ル装置は、正逆回転可能なモータにより駆動されるリボ
ン駆動車と、モータが逆方向に回転するときにクラッチ
が繋がるワンウェイクラッチを介してリボン駆動車と結
合しているリボン駆動軸と、回転自在に備わっているペ
ーパーベイルをプラテンに対しセット状態とリセット状
態に位置させるべくプリンタ本体に揺動可能に支持して
あるペーパーベイル支持板と、モータの動力によってペ
ーパーベイル支持板を駆動してペーパーベイルをプラテ
ンに対しセット・リセットさせるペーパーベイル駆動装
置とを有している。
ペーパーベイル駆動装置は、リボン駆動軸と同軸的に
回転自在に設けてあり、リボン駆動車と直接的または間
接的に噛合するペーパーベイル駆動歯車を回転自在に支
持している支持板と、モータの回転による支持板の回転
移動によりペーパーベイル駆動歯車と噛合・離脱が可能
な位置に回転自在に設けてある伝達歯車と、伝達歯車に
固着してある第1レバーと、一端部が第1レバーに回転
自在に連結してありかつ他端部がペーパーベイル支持板
に設けられた延出部に係合している第2レバーと、ペー
パーベイル支持板をセット方向に付勢する付勢手段とか
らなっている。
支持板には、モータが正方向に回転駆動されるときに
はペーパーベイル駆動歯車が伝達歯車と噛合する方向の
回転モーメントが、モータが逆方向に回転駆動されると
きにはペーパーベイル駆動歯車が伝達歯車から噛合を離
脱する方向の回転モーメントがそれぞれ生じる。伝達歯
車と第1レバーと第2レバーとで、ペーパーベイル駆動
歯車の動力をペーパーベイル支持板にプラテンからリセ
ットされる方向に伝達する動力伝達機構を構成してい
る。また、モータを正方向に回転駆動することにより、
ペーパーベイル駆動歯車が伝達歯車と噛合し、動力伝達
機構を介してペーパーベイルがプラテンからリセットさ
れ、モータを逆方向に回転駆動することにより、ワンウ
ェイクラッチを介してリボン駆動軸が駆動されるととも
にペーパーベイル駆動歯車が伝達歯車から噛合を離脱し
てペーパーベイルが付勢手段の付勢力によりプラテンに
セットされる。
そして付勢手段の付勢力は、ペーパーベイル支持板と
第2レバーと第1レバーとを介して、伝達歯車に、ペー
パーベイル駆動歯車が伝達歯車から噛合を離脱するのに
抗する方向の回転モーメントを作用している モータを逆方向に回転駆動するときは、ペーパーベイ
ル駆動歯車が伝達歯車から噛合を離脱するのを遅延させ
るためにモータを正方向に回転駆動するときよりも遅速
度で回転駆動するようにしてもよい。
好ましくは、ペーパーベイル支持板には係合部が設け
てあり、ペーパーベイル支持板近傍には、係合部と係合
するピンを有するストッパが回転自在に設けてあり、ス
トッパにはそれを原位置に保持する付勢力を与える復帰
バネが設けてある。
さらに好ましくは、ストッパの回動変位により開閉す
るスイッチが設けられる。
(作用) ペーパーベイル駆動装置によってリボンモータの正逆
回転によりペーパーベイルをプラテンに対しセット・リ
セットさせ、またリボン駆動車、ワンウェイクラッチ、
リボン駆動軸によってリボンモータの逆方向の回転によ
りインクリボンを駆動することもできる。また、ペーパ
ーベイルをプラテンにセットさせるときは、リボンモー
タの逆方向の回転速度を速くすると、ペーパーベイル駆
動歯車は伝達歯車から速く離脱しペーパーベイルをプラ
テンに速くセットさせることができる。また付勢手段の
付勢力によりペーパーベイル支持板,第2レバー,第1
レバーを介して、伝達歯車に、ペーパーベイル駆動歯車
が伝達歯車から噛合を離脱するのに抗する方向の回転モ
ーメントを作用しているので、ペーパーベイルをプラテ
ンにセットさせるときは、リボンモータの逆方向の回転
速度を遅くすることにより付勢手段の付勢力により伝達
歯車に作用する回転モーメントの影響を大きくできペー
パーベイル駆動歯車は伝達歯車からゆっくり離脱し、ペ
ーパーベイルはプラテンにゆっくりセットされる。この
ようにリボンモータの回転速度によりペーパーベイルが
プラテンへセットされる速度を調節できる。
(実施例) 以下、本発明による一実施例を図面を参照して説明す
る。
第1図のようにプリンタ本体の地板2aには、リボンモ
ータ1が設けてあり、そのピニオン1aが地板2a上に突出
している。
地板2a上にはピニオン1aと噛合するリボン駆動車3が
設けてある。リボン駆動車3と後述のワンウェイクラッ
チ4を介してリボン駆動軸5が結合している。すなわち
第3図のようにリボン軸5下方には、ラチェットアーム
4aが形成され、またリボン駆動車3内部には、これを係
止する係止歯4bが形成してある。
第4図のようにプリンタ本体には、ペーパーベイル14
aを回転自在にかつプラテン15に対しプラテンに対しセ
ット・リセット可能に支持しているペーパーベイル支持
板14が回転自在に設けてある。ここでペーパーベイル14
aをプラテン15に対し当接させるのをセット、ペーパー
ベイル14aをプラテン15から離間させるのをリセットと
いう。
モータ1の動力によってペーパーベイル支持板14を駆
動して上記ペーパーベイル14aを上記プラテン15に対し
セット・リセットさせるペーパーベイル駆動装置が設
けてある。このペーパーベイル駆動装置は、この実施
例では以下のように構成されている。
すなわち、第1図のようにリボン駆動車3には支持板
6が回転自在に設けてあり、支持板6の一端部裏面に
は、軸7が固着しており、この軸7に中間歯車8とペー
パーベイル駆動歯車9が一体となって回転自在に嵌合
し、リボン駆動車3は中間歯車8と噛合している。
支持板6の他端部6aは上方に屈成されている。プリン
タ本体の地板2bには支持板押え10が設けてあり、その一
端部10aは支持板6上にあり、リボン駆動車3,中間歯車
8,支持板6の抜け止めとなっている。
第2図のように支持板押え10の裏面にはワンウェイス
プリング11の一端部11aが係止されており、ワンウェイ
スプリング11はリボン駆動軸5に左巻きに巻回されてお
り、その他端部11bはリボン駆動軸5に係止されてい
る。これにより、第1図においてワンウェイスプリング
11はリボン駆動軸5が左回転するときにゆるみ、リボン
駆動軸5が右回転するときに巻き締まるようにリボン駆
動軸5に巻回されている。
以上の構成により、リボンモータ1が右方向に回転す
ると、リボン駆動車3を介し中間歯車8は右方向の回転
力を受けこれにより、支持板6はリボン駆動軸5を中心
に左方向の回転モーメントを受け、リボンモータ1が左
方向に回転すると、上述と同様に支持板6は右方向の回
転モーメントを受ける。
第1図のように上記リボンモータ1の回転による回転
モーメントを受けて支持板6が移動したときにペーパー
ベイル駆動歯車9と噛合、離脱が可能な伝達歯車12aに
固着してある第1レバー12が地板2aに回転自在に設けて
あり、板12に対し回転自在に第2レバー13が連結してい
る。伝達歯車12a,第1,2レバー12,13は、後述のようにペ
ーパーベイル駆動歯車9の動力をペーパーベイル支持板
14にプラテン15からリセットされる方向に伝達する動力
伝達機構を構成している。
第4図のようにペーパーベイル支持板14の下部14eは
延出部となっており板13の先端と係合している。ペーパ
ーベイル支持板14、本体間には、紙押えバネ(付勢手
段)14bが張設してあり、ペーパーベイル14aにプラテン
15方向の弾性力を加え初期状態ではペーパーベイル14a
はプラテン15にセットされている。
プリンタ本体には、ストッパ16が回転自在に設けてあ
り、ストッパ16とペーパーベイル支持板14の回転軸14c
との間には復帰バネ16aが張設してあり、これにより、
ストッパ16の復帰バネ16aの引掛部と、ストッパ16の回
転中心と、ペーパーベイル支持板14の回転中心とは一直
線上にある。
ストッパ16には後述するマイクロスイッチ(スイッ
チ)17を押圧する押圧部16bが設けてあり、ペーパーベ
イル支持板14の係合部14dと係合するピン16cが設けてあ
る。ストッパ16の近傍には、ペーパーベイル支持板14の
位置を検出するマイクロスイッチ17がストッパ16の回動
変位により開閉可能に設けてある。
次に作用について説明する。
まず紙をプラテン15に巻回するために、ペーパーベイ
ル14aをプラテン15からリセットさせる場合について説
明する。
第5図のようにリボンモータ1が左回転すると、リボ
ン駆動車3は右回転、中間歯車8,ペーパーベイル駆動歯
車9は左回転する。このとき支持板6は右方向の回転モ
ーメントを受け、移動してペーパーベイル駆動歯車9が
伝達歯車12aと噛合する。
このとき、リボン駆動軸5はリボン駆動車3とともに
右回転しようとするが、これはワンウェイスプリング11
をリボン駆動軸5に対して巻締める方向であり、リボン
駆動軸5は回転しなくなり、ワンウェイクラッチ4によ
り、リボン駆動軸5が停止しているときに係止歯4bがラ
チェットアーム4aに摺接回転し、リボン駆動車3は回転
を続ける。
ペーパーベイル駆動歯車9が伝達歯車12aと噛合する
ことにより、伝達歯車12aは右回転する。これにより第
6図のように第1レバー12は第2レバー13をプラテン15
方向に移動させ、これによりペーパーベイル支持板14の
延出部14eがプラテン15方向に押されペーパーベイル支
持板14は紙押えバネ14bのバネ力に抗して左回転し、ペ
ーパーベイル14aはプラテン15からリセットされる。
ペーパーベイル支持板14が回転を続け、ペーパーベイ
ル支持板14の係止部14dがストッパ16のピン16cと係合
し、これによりストッパ16は復帰バネ16aのバネ力に抗
して左回転する。ストッパ16の押圧部16bはこれにより
マイクロスイッチ17を押し、それにより、プリンタのCP
Uは、ペーパーベイル14aが第1の所定の位置に来たこと
を検知する。
この時点から、あるタイミングのところでリボンモー
タ1を停止すると、ペーパーベイル支持板14が係合部14
dとストッパ16のピン16cとの係合により固定される。
この状態で紙をプラテン15まで搬送し巻回する。この
とき、ペーパーベイル14aはプラテン15にセットされて
いないから、容易に紙をプラテン15に巻回できる。
次にペーパーベイル14aをプラテン15にセットさせる
動作について説明する。
リボンモータ1をさらに左回転させると、ペーパーベ
イル支持板14は左回転し、係合部14dはピン16cから離脱
し、これによりストッパ16は復帰バネ16aのバネ力によ
り初期状態にもどり、押圧部16bはマイクロスイッチ17
の押圧を解除し、マイクロスイッチ17はOFFになり、プ
リンタのCPUは、ペーパーベイル14aが第2の所定の位置
に来たことを検知する。第1図のようにその時点からあ
るタイミングのところでリボンモータ1を右回転させる
と、支持板6は左方向の回転モーメントを受け、移動
し、ペーパーベイル駆動歯車9は伝達歯車12aから離脱
する。従って第4図のようにペーパーベイル支持板14は
紙押えバネ14bのバネ力により右回転し、ペーパーベイ
ル14aはプラテン15に当接し、紙のプリンタへのセット
が完了する。
第5図においてこのとき、紙押えバネ14bのバネ力に
より、伝達歯車12aを介して支持板6には右方向の回転
モーメントが働いており、これは、ペーパーベイル駆動
歯車9が伝達歯車12aに噛合する方向である。よってリ
ボンモータ1の右回転を速くすると、上述の紙押えバネ
14bの力による影響は少なく、ペーパーベイル駆動歯車
9は伝達歯車12aから速く離脱し、ペーパーベイル14aは
プラテン15に速くセットされる。
リボンモータ1の右回転を遅くすると、上述の紙押え
バネ14bの力による影響が大きく、ペーパーベイル14aは
プラテン15にゆっくりセットされる。このようにリボン
モータ1の右回転速度によりペーパーベイル14aがプラ
テン15へセットされる速度を調節できる。
次にリボンカセットを駆動する場合について説明す
る。まず第2図のようにリボンカセット取付板18に図示
しないリボンカセットを取付ける。リボンモータ1を右
回転すると、支持板6は左方向の回転モーメントを受け
リボン駆動軸5の周囲を回転する。支持板6の他端部の
屈成部6aは支持板押え10に当接して、支持板6はそれ以
上回転しなくなり、これにより、中間歯車8とリボンモ
ータ1のピニオン1aとが噛合するのが防止される。
このとき、リボン駆動車3は左回転し、これによりワ
ンウェイスプリング11はリボン駆動軸5に対してゆる
み、第3図のようにリボン駆動車3の係止歯4bがラチェ
ットアーム4aを押すことにより、リボン駆動軸5は左回
転し、これと連結するリボンカセットのリボンを搬送す
る。
なお、ペーパーベイル駆動装置は本実施例に限られ
ず、例えばリボンモータが左回転するとリボンカセット
を駆動し、リボンモータが右回転するとペーパーベイル
がプラテンからリセットするようにしてもよい。また、
ワンウェイスプリングは必ずしも必要なものではない。
また、付勢手段,復帰バネの形状は本実施例に限られ
ず、スイッチはマイクロスイッチに限られない。
(効果) 本発明によれば、リボンモータの回転方向により、支
持板の回転方向が変わりこれにより、ペーパーベイル駆
動歯車と伝達歯車とが、噛合、離脱し、これによりペー
パーベイルのプラテンに対するセット・リセットを行な
う。またワンウェイクラッチによりリボンモータの一方
向回転によってインクリボンの駆動を行うことができ
る。
したがって、ワンウェイクラッチは1つですみ、キャ
リアを直接リンクに当接させる必要もなく、騒音、耐久
性の点で問題がなく、また専用のソレノイド等を必要と
せず、余計なスペース、コストを必要とせず、自動的に
ペーパーベイルを駆動でき、操作が簡単である。
また、ペーパーベイルをプラテンにセットさせるとき
は、リボンモータの回転を速くすると、ペーパーベイル
駆動歯車は伝達歯車から速く離脱しペーパーベイルをプ
ラテンに速くセットさせることができる。
また付勢手段の付勢力は、ペーパーベイル支持板と第
2レバーと第1レバーとを介して、伝達歯車に、ペーパ
ーベイル駆動歯車が伝達歯車から噛合を離脱するのに抗
する方向の回転モーメントを作用している。したがって
ペーパーベイルをプラテンにセットさせるときに、リボ
ンモータの回転速度を遅くすることにより、ペーパーベ
イル駆動歯車が伝達歯車から噛合を離脱するのを遅延さ
せることができ、ペーパーベイル駆動歯車が伝達歯車か
らゆっくり離脱し、ペーパーベイルはプラテンにゆっく
りセットされる。このようにリボンモータの回転速度に
よりペーパーベイルがプラテンへセットされる速度を適
宜調節できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による一実施例を示すもので、第1図はペ
ーパーベイルがプラテンに当接している場合を示す平面
図、第2図は正面図、第3図はワンウェイクラッチの拡
大平面図、第4図はペーパーベイルがプラテンに当接し
ている状態を示す側面図、第5図はペーパーベイルがプ
ラテンから離れている状態を示す平面図、第6図は側面
図である。 1…モータ、3…リボン駆動車、4…ワンウェイクラッ
チ、5…リボン駆動軸、…ペーパーベイル駆動装置、
6…支持板、9…ペーパーベイル駆動歯車、12…第1レ
バー(動力伝達機構)、12a…伝達歯車(動力伝達機
構)、13…第2レバー(動力伝達機構)、14…ペーパー
ベイル支持板、14a…ペーパーベイル、14b…付勢手段、
14d…係合部、14e…延出部、15…プラテン。16…ストッ
パ、16a…復帰バネ、16c…ピン、17…スイッチ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆回転可能なモータ(1)により駆動さ
    れるリボン駆動車(3)と、上記モータが逆方向に回転
    するときにクラッチが繋がるワンウェイクラッチ(4)
    を介して上記リボン駆動車と結合しているリボン駆動軸
    (5)と、回転自在に備わっているペーパーベイル(14
    a)をプラテン(15)に対しセット状態とリセット状態
    に位置させるべくプリンタ本体に揺動可能に支持してあ
    るペーパーベイル支持板(14)と、上記モータの動力に
    よって上記ペーパーベイル支持板を駆動して上記ペーパ
    ーベイルを上記プラテンに対しセット・リセットさせる
    ペーパーベイル駆動装置(A)とを有し、 上記ペーパーベイル駆動装置は、 上記リボン駆動軸と同軸的に回転自在に設けてあり、上
    記リボン駆動車と直接的または間接的に噛合するペーパ
    ーベイル駆動歯車(9)を回転自在に支持している支持
    板(6)と、 上記モータの回転による上記支持板の回転移動により上
    記ペーパーベイル駆動歯車と噛合・離脱が可能な位置に
    回転自在に設けてある伝達歯車(12a)と、 上記伝達歯車に固着してある第1レバー(12)と、 一端部が上記第1レバーに回転自在に連結してありかつ
    他端部が上記ペーパーベイル支持板(14)に設けられた
    延出部(14e)に係合している第2レバー(13)と、上
    記ペーパーベイル支持板をセット方向に付勢する付勢手
    段(14b)と からなり、 上記支持板には、上記モータが正方向に回転駆動される
    ときには上記ペーパーベイル駆動歯車が上記伝達歯車と
    噛合する方向の回転モーメントが、上記モータが逆方向
    に回転駆動されるときには上記ペーパーベイル駆動歯車
    が上記伝達歯車から噛合を離脱する方向の回転モーメン
    トがそれぞれ生じ、 上記伝達歯車と上記第1レバーと上記第2レバーとで、
    上記ペーパーベイル駆動歯車の動力を上記ペーパーベイ
    ル支持板に上記プラテンからリセットされる方向に伝達
    する動力伝達機構を構成し、 上記モータを正方向に回転駆動することにより、上記ペ
    ーパーベイル駆動歯車が上記伝達歯車と噛合し、上記動
    力伝達機構を介して上記ペーパーベイルが上記プラテン
    からリセットされ、 上記モータを逆方向に回転駆動することにより、上記ワ
    ンウェイクラッチを介して上記リボン駆動軸が駆動され
    るとともに上記ペーパーベイル駆動歯車が上記伝達歯車
    から噛合を離脱して上記ペーパーベイルが上記付勢手段
    の付勢力により上記プラテンにセットされ、 上記付勢手段の付勢力は、上記ペーパーベイル支持板と
    上記第2レバーと上記第1レバーとを介して、上記伝達
    歯車に、上記ペーパーベイル駆動歯車が上記伝達歯車か
    ら噛合を離脱するのに抗する方向の回転モーメントを作
    用している ことを特徴とするペーパーベイル装置。
  2. 【請求項2】上記モータを逆方向に回転駆動するとき
    は、上記ペーパーベイル駆動歯車が上記伝達歯車から噛
    合を離脱するのを遅延させるために上記モータを正方向
    に回転駆動するときよりも遅速度で回転駆動することを
    特徴とする請求項1記載のペーパーベイル装置。
  3. 【請求項3】上記ペーパーベイル支持板には係合部(14
    d)が設けてあり、 上記ペーパーベイル支持板近傍には、上記係合部と係合
    するピン(16c)を有するストッパ(16)が回転自在に
    設けてあり、上記ストッパにはそれを原位置に保持する
    付勢力を与える復帰バネ(16a)が設けてあることを特
    徴とする請求項1記載のペーパーベイル装置。
  4. 【請求項4】上記ストッパの回動変位により開閉するス
    イッチ(17)が設けてあることを特徴とする請求項3記
    載のペーパーベイル装置。
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