JPS622132Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS622132Y2 JPS622132Y2 JP14215980U JP14215980U JPS622132Y2 JP S622132 Y2 JPS622132 Y2 JP S622132Y2 JP 14215980 U JP14215980 U JP 14215980U JP 14215980 U JP14215980 U JP 14215980U JP S622132 Y2 JPS622132 Y2 JP S622132Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- return
- carriage
- latch member
- movement
- line feed
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 8
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 3
- 239000011295 pitch Substances 0.000 description 3
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
この考案はラインフイード機能を有するタイプ
ライタに関するものである。
ライタに関するものである。
考案の目的
この考案の目的はラインフイードキーを押続け
たりすることなく、そのラインフイードキーのワ
ンタツチ操作のみで任意の印字位置におけるライ
ンフイードを確実に行い得るタイプライタを提供
することにある。
たりすることなく、そのラインフイードキーのワ
ンタツチ操作のみで任意の印字位置におけるライ
ンフイードを確実に行い得るタイプライタを提供
することにある。
実施例
以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。第2図及び第3図に示すキヤ
リツジ1には、巻きばね(図示しない)の作用に
より常に印字行に沿う矢印P方向への前進移動力
が付与されている。そのキヤリツジ1の下面には
スペースラツク2が固着され、公知のエスケープ
メント機構(図示しない)と協働してキヤリツジ
1の1文字分ごとの前記矢印P方向への前進動作
を許容するようになつている。
基づいて説明する。第2図及び第3図に示すキヤ
リツジ1には、巻きばね(図示しない)の作用に
より常に印字行に沿う矢印P方向への前進移動力
が付与されている。そのキヤリツジ1の下面には
スペースラツク2が固着され、公知のエスケープ
メント機構(図示しない)と協働してキヤリツジ
1の1文字分ごとの前記矢印P方向への前進動作
を許容するようになつている。
第2図に示すように、前記キヤリツジ1の一端
には、そのプラテン(図示しない)の軸心の延長
線上に位置し、かつそれに連結されたラインフイ
ードラチエツトホイール3と、ラインフイード作
動板4と、そのラインフイード作動板4に支持さ
れたラインフイードラチエツト5とが設けられて
おり、ラインフイード作動板4が矢印Q方向へ回
動されたとき、ラインフイードラチエツト5がラ
インフイードラチエツトホイール3に噛合した状
態で同方向へ回動されて、そのラチエツトホイー
ル3に回転力が付与され、これに基づいて前記プ
ラテンが印字用紙(図示しない)を1印字行分前
進させるように回転されてラインフイード動作が
行われる。そして、このラインフイードラチエツ
トホイール3、ラインフイード作動板4及びライ
ンフイードラチエツト5等によりラインフイード
機構が構成されている。
には、そのプラテン(図示しない)の軸心の延長
線上に位置し、かつそれに連結されたラインフイ
ードラチエツトホイール3と、ラインフイード作
動板4と、そのラインフイード作動板4に支持さ
れたラインフイードラチエツト5とが設けられて
おり、ラインフイード作動板4が矢印Q方向へ回
動されたとき、ラインフイードラチエツト5がラ
インフイードラチエツトホイール3に噛合した状
態で同方向へ回動されて、そのラチエツトホイー
ル3に回転力が付与され、これに基づいて前記プ
ラテンが印字用紙(図示しない)を1印字行分前
進させるように回転されてラインフイード動作が
行われる。そして、このラインフイードラチエツ
トホイール3、ラインフイード作動板4及びライ
ンフイードラチエツト5等によりラインフイード
機構が構成されている。
前記キヤリツジ1を反矢印P方向へリターン動
作させるリターン機構は次のように構成されてい
る。すなわち、第2図に示すようにコイルスプリ
ング6よりなるリターンクラツチを介してモータ
等の適宜の駆動源に作動的に連結されたリターン
駆動ギヤ7には、リターンドラム8の被動ギヤ8
aが噛合している。なお、第2図ではリターン駆
動ギヤ7を2個図示したが、これは同一のもので
実際には1個である。リターンベルト9はその一
端が前記リターンドラム8に係着され、他端が前
記キヤリツジ1に固定のプーリ10を介して前記
ラインフイード作動板4に係着されている。そし
て、リターン駆動ギヤ7の回転により被動ギヤ8
aを介してリターンドラム8が矢印R方向へ回転
されると、リターンベルト9が巻回されて矢印S
方向へ引かれ、この力に抗する前記矢印P方向の
前進移動力の存在により前記ラインフイード作動
板4が矢印Q方向へ回動されて、前記のようにラ
インフイード動作が実行された後に、キヤリツジ
1が矢印P方向への前記前進移動付勢力に抗して
その反対方向へ牽引され、そのキヤリツジ1が印
字行の先頭に復帰されるようになつている。
作させるリターン機構は次のように構成されてい
る。すなわち、第2図に示すようにコイルスプリ
ング6よりなるリターンクラツチを介してモータ
等の適宜の駆動源に作動的に連結されたリターン
駆動ギヤ7には、リターンドラム8の被動ギヤ8
aが噛合している。なお、第2図ではリターン駆
動ギヤ7を2個図示したが、これは同一のもので
実際には1個である。リターンベルト9はその一
端が前記リターンドラム8に係着され、他端が前
記キヤリツジ1に固定のプーリ10を介して前記
ラインフイード作動板4に係着されている。そし
て、リターン駆動ギヤ7の回転により被動ギヤ8
aを介してリターンドラム8が矢印R方向へ回転
されると、リターンベルト9が巻回されて矢印S
方向へ引かれ、この力に抗する前記矢印P方向の
前進移動力の存在により前記ラインフイード作動
板4が矢印Q方向へ回動されて、前記のようにラ
インフイード動作が実行された後に、キヤリツジ
1が矢印P方向への前記前進移動付勢力に抗して
その反対方向へ牽引され、そのキヤリツジ1が印
字行の先頭に復帰されるようになつている。
前記クラツチスプリング6の一端に係合可能な
コロ12を有するクラツチ作動腕11及びロツク
部14aを有するリターン作動腕14は同一軸線
の周りで回動可能に支持され、スプリング13等
により常には一体回動可能に連結されている。回
動可能に支持されたリターンロツク腕15は前記
ロツク部14aに係合可能なロツク部16を有
し、スプリング17によりその係合方向に回動付
勢されている。そして、前記コロ12が前記クラ
ツチスプリング6に係合した状態において、前記
両ロツク部14a,16が互いに係合して、クラ
ツチ作動腕11及びリターン作動腕14がその状
態でロツクされるようになつている。
コロ12を有するクラツチ作動腕11及びロツク
部14aを有するリターン作動腕14は同一軸線
の周りで回動可能に支持され、スプリング13等
により常には一体回動可能に連結されている。回
動可能に支持されたリターンロツク腕15は前記
ロツク部14aに係合可能なロツク部16を有
し、スプリング17によりその係合方向に回動付
勢されている。そして、前記コロ12が前記クラ
ツチスプリング6に係合した状態において、前記
両ロツク部14a,16が互いに係合して、クラ
ツチ作動腕11及びリターン作動腕14がその状
態でロツクされるようになつている。
前記リターン駆動ギヤ7と同軸上には、前記駆
動源により常時回転されるリターン起動ラチエツ
トホイール18が設けられている。又、そのラチ
エツトホイール18に対向した突起19を有する
リターン受板20は前記リターン作動腕14の一
腕に支持されており、その突起19がラチエツト
ホイール18に係合することにより、リターン受
板20が上方へはね上げられ、リターン作動腕1
4及びクラツチ作動腕11が回動されて、そのコ
ロ12がクラツチスプリング6と係合するように
なつている。
動源により常時回転されるリターン起動ラチエツ
トホイール18が設けられている。又、そのラチ
エツトホイール18に対向した突起19を有する
リターン受板20は前記リターン作動腕14の一
腕に支持されており、その突起19がラチエツト
ホイール18に係合することにより、リターン受
板20が上方へはね上げられ、リターン作動腕1
4及びクラツチ作動腕11が回動されて、そのコ
ロ12がクラツチスプリング6と係合するように
なつている。
第1図及び第2図に示すように、係合片22を
有するリターン作動レバー21及び第1のキーと
してのリターンキー23を有するリターンキーレ
バー24は、同一軸線の周りで回動可能に支持さ
れている。そして、このリターンキーレバー24
が押下げ操作されたとき、前記係合片22を介し
てリターン作動レバー21が同方向に回動され、
これに基づき連結板25を介して前記リターン受
板20がその突起19にて前記リターン起動ラチ
エツトホイール18と係合する方向へ回動される
ようになつている。スプリング26,27,28
はそれぞれリターン受板20、連結板25及びリ
ターン作動レバー21を復帰方向へ付勢するため
のものである。
有するリターン作動レバー21及び第1のキーと
してのリターンキー23を有するリターンキーレ
バー24は、同一軸線の周りで回動可能に支持さ
れている。そして、このリターンキーレバー24
が押下げ操作されたとき、前記係合片22を介し
てリターン作動レバー21が同方向に回動され、
これに基づき連結板25を介して前記リターン受
板20がその突起19にて前記リターン起動ラチ
エツトホイール18と係合する方向へ回動される
ようになつている。スプリング26,27,28
はそれぞれリターン受板20、連結板25及びリ
ターン作動レバー21を復帰方向へ付勢するため
のものである。
従つて、リターンキー23を押下げ操作するこ
とにより、リターン受板20がリターン起動ラチ
エツトホイール18と係合して上方へはね上げら
れ、リターン作動腕14がリターンロツク腕15
とのロツク位置まで回動されるとともに、クラツ
チ作動腕11上のコロ12がクラツチスプリング
6に係合する。このため、リターンクラツチが結
合されてリターン駆動ギヤ7が回転され、被動ギ
ヤ8aを介してリターンドラム8が回転されて、
リターンベルト9が牽引駆動され、ラインフイー
ド機構によりラインフイード動作が行われた後
に、キヤリツジ1がリターン動作される。又、リ
ターンロツク腕15が後述する連結ワイヤ30に
引かれてスプリング17の付勢に抗して矢印T方
向に回動されることにより、そのロツク部16と
リターン作動腕14のロツク部14aとの係合が
外れ、リターン作動腕14及びクラツチ作動腕1
1が復帰回動してコロ12がクラツチスプリング
6から外れるとともに、リターン受板20がスプ
リング26の付勢力により上方位置から復帰移動
される。このため、リターン駆動ギヤ7の回転が
停止され、キヤリツジ1のリターン動作が停止さ
れる。
とにより、リターン受板20がリターン起動ラチ
エツトホイール18と係合して上方へはね上げら
れ、リターン作動腕14がリターンロツク腕15
とのロツク位置まで回動されるとともに、クラツ
チ作動腕11上のコロ12がクラツチスプリング
6に係合する。このため、リターンクラツチが結
合されてリターン駆動ギヤ7が回転され、被動ギ
ヤ8aを介してリターンドラム8が回転されて、
リターンベルト9が牽引駆動され、ラインフイー
ド機構によりラインフイード動作が行われた後
に、キヤリツジ1がリターン動作される。又、リ
ターンロツク腕15が後述する連結ワイヤ30に
引かれてスプリング17の付勢に抗して矢印T方
向に回動されることにより、そのロツク部16と
リターン作動腕14のロツク部14aとの係合が
外れ、リターン作動腕14及びクラツチ作動腕1
1が復帰回動してコロ12がクラツチスプリング
6から外れるとともに、リターン受板20がスプ
リング26の付勢力により上方位置から復帰移動
される。このため、リターン駆動ギヤ7の回転が
停止され、キヤリツジ1のリターン動作が停止さ
れる。
第1図、第3図及び第4図に示すように、タイ
プライタの機枠(図示しない)には解除部材とし
てのロツク解除板29が回動可能に支持され、そ
の一腕が連結ワイヤ30を介して前記リターンロ
ツク腕15の長孔31に連結されており、このロ
ツク解除板29が第3図の位置から第4図の位置
へ矢印U方向へ回動されることにより、リターン
ロツク腕15がリターン作動腕14に対するロツ
クの解除方向へ回動されるようになつている。な
お、ロツク解除板29の他端の長孔32には別の
連結ワイヤ33が連結されており、キヤリツジ1
のリターン動作の終了時において、周知の機構に
よりそのキヤリツジ1がほぼ1文字半ピツチ分余
分に動かされる際に、連結ワイヤ33を介してこ
のロツク解除板29がロツク解除方向へ回動され
るようになつている。
プライタの機枠(図示しない)には解除部材とし
てのロツク解除板29が回動可能に支持され、そ
の一腕が連結ワイヤ30を介して前記リターンロ
ツク腕15の長孔31に連結されており、このロ
ツク解除板29が第3図の位置から第4図の位置
へ矢印U方向へ回動されることにより、リターン
ロツク腕15がリターン作動腕14に対するロツ
クの解除方向へ回動されるようになつている。な
お、ロツク解除板29の他端の長孔32には別の
連結ワイヤ33が連結されており、キヤリツジ1
のリターン動作の終了時において、周知の機構に
よりそのキヤリツジ1がほぼ1文字半ピツチ分余
分に動かされる際に、連結ワイヤ33を介してこ
のロツク解除板29がロツク解除方向へ回動され
るようになつている。
前記スペースラツク2の近傍において、タイプ
ライタの機枠に固定された支持ピン34には、掛
止部材35がその長孔36において摺動自在に、
かつラツク2の延びる方向への往復動自在に支持
されている。その掛止部材35にはスペースラツ
ク2の歯部に係合可能な2つの歯を有する係合部
37と、前記ロツク解除板29に一体形成された
当接部38の付近まで延びる当接腕39とが形成
されている。そして、第3図に実線で示すよう
に、前記係合部37がスペースラツク2に係合し
た状態において、掛止部材35が反矢印P方向へ
移動されることにより、第4図に示すように前記
当接腕39及び当接部38の当接を介して、前記
ロツク解除腕29がロツク解除方向へ回動される
ようになつている。
ライタの機枠に固定された支持ピン34には、掛
止部材35がその長孔36において摺動自在に、
かつラツク2の延びる方向への往復動自在に支持
されている。その掛止部材35にはスペースラツ
ク2の歯部に係合可能な2つの歯を有する係合部
37と、前記ロツク解除板29に一体形成された
当接部38の付近まで延びる当接腕39とが形成
されている。そして、第3図に実線で示すよう
に、前記係合部37がスペースラツク2に係合し
た状態において、掛止部材35が反矢印P方向へ
移動されることにより、第4図に示すように前記
当接腕39及び当接部38の当接を介して、前記
ロツク解除腕29がロツク解除方向へ回動される
ようになつている。
前記掛止部材35の近傍には第1のストツパー
部材40が配置固定され、掛止部材35のリター
ン方向(反矢印P方向)への移動量を所定の微少
量に規制するようになつている。従つて、掛止部
材35の係合部37とスペースラツク2とが係合
した状態においては、キヤリツジ1のリターン方
向への移動はその微小量のみ許容され、この実施
例ではその許容移動量がほぼ1文字半ピツチ分に
なるように第1のストツパー部材40と掛止部材
35との間の間隔が設定されている。又、掛止部
材35は、スプリング41により常にスペースラ
ツク2及び前記第1のストツパー部材40から離
間する方向へ付勢されている。
部材40が配置固定され、掛止部材35のリター
ン方向(反矢印P方向)への移動量を所定の微少
量に規制するようになつている。従つて、掛止部
材35の係合部37とスペースラツク2とが係合
した状態においては、キヤリツジ1のリターン方
向への移動はその微小量のみ許容され、この実施
例ではその許容移動量がほぼ1文字半ピツチ分に
なるように第1のストツパー部材40と掛止部材
35との間の間隔が設定されている。又、掛止部
材35は、スプリング41により常にスペースラ
ツク2及び前記第1のストツパー部材40から離
間する方向へ付勢されている。
前記掛止部材35の近傍において、タイプライ
タの機枠にはラツチ部材42が回動可能に支持さ
れ、その基端部寄りには端縁にカム面43を有す
るラツチ部44が形成されている。このラツチ部
材42はスプリング45により前記掛止部材35
に向かつて弾性的に付勢されている。又、タイプ
ライタの機枠には、ラツチ部材42の掛止部材3
5方向への移動量を規制する第2のストツパー部
材46が配置固定されている。
タの機枠にはラツチ部材42が回動可能に支持さ
れ、その基端部寄りには端縁にカム面43を有す
るラツチ部44が形成されている。このラツチ部
材42はスプリング45により前記掛止部材35
に向かつて弾性的に付勢されている。又、タイプ
ライタの機枠には、ラツチ部材42の掛止部材3
5方向への移動量を規制する第2のストツパー部
材46が配置固定されている。
そして、第3図に実線で示すように掛止部材3
5が前記第1のストツパー部材40から前記微小
間隔分離間した位置に配置された状態において、
スペースラツク2に係合した状態にある係合部3
7にラツチ部材42のラツチ部44が掛止され
て、掛止部材35がその係合位置にロツク保持さ
れるようになつており、この状態から第4図に示
すように掛止部材35が第1のストツパー部材4
0に規制されるまで移動されたときには、前記ラ
ツチ部44と係合部37との掛止が解除されるよ
うになつている。又、掛止部材35が第4図の状
態からスプリング41の作用にて矢印V方向(ス
ペースラツク2から離間する方向)へ回動される
とともに、矢印P方向へ移動されることにより、
前記係合部37とカム面43とが係合して、ラツ
チ部材42が第3図の2点鎖線位置に回動される
ようになつている。
5が前記第1のストツパー部材40から前記微小
間隔分離間した位置に配置された状態において、
スペースラツク2に係合した状態にある係合部3
7にラツチ部材42のラツチ部44が掛止され
て、掛止部材35がその係合位置にロツク保持さ
れるようになつており、この状態から第4図に示
すように掛止部材35が第1のストツパー部材4
0に規制されるまで移動されたときには、前記ラ
ツチ部44と係合部37との掛止が解除されるよ
うになつている。又、掛止部材35が第4図の状
態からスプリング41の作用にて矢印V方向(ス
ペースラツク2から離間する方向)へ回動される
とともに、矢印P方向へ移動されることにより、
前記係合部37とカム面43とが係合して、ラツ
チ部材42が第3図の2点鎖線位置に回動される
ようになつている。
第1図に示すように、タイプライタの機枠に回
動可能に支持された第1の連結腕47は、その一
端が前記掛止部材35に形成した長孔48に嵌合
されており、その他端には第2の連結腕49の一
端が連結されている。第2のキーとしてのライン
フイードキー50を有するラインフイードキーレ
バー51は回動腕52を介して前記第2の連結腕
49の他端に連結されており、ラインフイードキ
ー50を押下げ操作することにより、前記掛止部
材35がスペースラツク2と係合する方向へ回動
されるようになつている。
動可能に支持された第1の連結腕47は、その一
端が前記掛止部材35に形成した長孔48に嵌合
されており、その他端には第2の連結腕49の一
端が連結されている。第2のキーとしてのライン
フイードキー50を有するラインフイードキーレ
バー51は回動腕52を介して前記第2の連結腕
49の他端に連結されており、ラインフイードキ
ー50を押下げ操作することにより、前記掛止部
材35がスペースラツク2と係合する方向へ回動
されるようになつている。
前記ラインフイードキー50のキーレバー51
は前記リターン作動レバー21の上方位置まで延
びる作動片53を有しており、ラインフイードキ
ー50の押下げ操作によりリターン作動レバー2
1がリターン作動方向へ回動されるようになつて
いる。
は前記リターン作動レバー21の上方位置まで延
びる作動片53を有しており、ラインフイードキ
ー50の押下げ操作によりリターン作動レバー2
1がリターン作動方向へ回動されるようになつて
いる。
そして、前記第1、第2の連結腕47,49、
回動腕52、作動片53等により、ラインフイー
ドキー50の操作に基づき掛止部材35をスペー
スラツク2に係合させるとともに、前記リターン
機構を作動させる連結機構が構成されている。な
お、スプリング54は第2の連結腕49に作用し
て連結機構を復帰方向へ付勢している。
回動腕52、作動片53等により、ラインフイー
ドキー50の操作に基づき掛止部材35をスペー
スラツク2に係合させるとともに、前記リターン
機構を作動させる連結機構が構成されている。な
お、スプリング54は第2の連結腕49に作用し
て連結機構を復帰方向へ付勢している。
次に、このように構成されたタイプライタの作
用を説明する。さて、印字を行うとキヤリツジ1
が第3図の矢印P方向へ前進移動される。そし
て、任意の位置で印字動作を停止してリターンキ
ー23を押下げ操作すると、リターン作動レバー
21が回動されてリターン受板20が回動され、
リターンクラツチが結合されてリターンベルト9
が矢印S方向へ牽引駆動される。従つて、ライン
フイード作動板4が回動されてプラテンの1印字
行分の回動が行われた後に、キヤリツジ1の反P
矢印方向へのリターン動作が行われる。そして、
キヤリツジ1がリターン終了位置、すなわち印字
行の先頭位置まで移動すると、連結ワイヤ33が
引かれて、ロツク解除板29が第3図の位置から
第4図の位置まで回動され、連結ワイヤ30を介
してリターンロツク腕15が第2図の矢印T方向
へ回動される。このため、リターン作動腕14及
びクラツチ作動腕11が復帰してコロ12がクラ
ツチスプリング6から外れ、リターン駆動が終了
される。
用を説明する。さて、印字を行うとキヤリツジ1
が第3図の矢印P方向へ前進移動される。そし
て、任意の位置で印字動作を停止してリターンキ
ー23を押下げ操作すると、リターン作動レバー
21が回動されてリターン受板20が回動され、
リターンクラツチが結合されてリターンベルト9
が矢印S方向へ牽引駆動される。従つて、ライン
フイード作動板4が回動されてプラテンの1印字
行分の回動が行われた後に、キヤリツジ1の反P
矢印方向へのリターン動作が行われる。そして、
キヤリツジ1がリターン終了位置、すなわち印字
行の先頭位置まで移動すると、連結ワイヤ33が
引かれて、ロツク解除板29が第3図の位置から
第4図の位置まで回動され、連結ワイヤ30を介
してリターンロツク腕15が第2図の矢印T方向
へ回動される。このため、リターン作動腕14及
びクラツチ作動腕11が復帰してコロ12がクラ
ツチスプリング6から外れ、リターン駆動が終了
される。
又、ラインフイードキー50が押下げ操作され
ると、作動片53を介してリターン作動レバー2
1が回動され、前記と同様にリターンクラツチが
結合されて、リターンベルト9に牽引駆動力が働
くとともに、リターン作動腕14がロツクされ
る。
ると、作動片53を介してリターン作動レバー2
1が回動され、前記と同様にリターンクラツチが
結合されて、リターンベルト9に牽引駆動力が働
くとともに、リターン作動腕14がロツクされ
る。
一方、これと同時に、回動腕52等の連結機構
を介して掛止部材35が第3図の2点鎖線位置か
ら矢印W方向へ回動され、その掛止部材35の係
合部37がスペースラツク2に係合する。この掛
止部材35の係合方向への回動により、それまで
第3図の2点鎖線位置に配置されていたラツチ部
材42がスプリング45の付勢力により第2のス
トツパー部材46に規制される実線位置まで回動
され、ラツチ部44が前記係合部37に係合し
て、掛止部材35がスペースラツク2と係合した
状態にロツク保持される。
を介して掛止部材35が第3図の2点鎖線位置か
ら矢印W方向へ回動され、その掛止部材35の係
合部37がスペースラツク2に係合する。この掛
止部材35の係合方向への回動により、それまで
第3図の2点鎖線位置に配置されていたラツチ部
材42がスプリング45の付勢力により第2のス
トツパー部材46に規制される実線位置まで回動
され、ラツチ部44が前記係合部37に係合し
て、掛止部材35がスペースラツク2と係合した
状態にロツク保持される。
従つて、前記リターンベルト9の牽引駆動力に
より、ラインフイード機構が作動されてプラテン
が1印字行分回動された後は、前記リターン機構
によるキヤリツジ1のリターン動作にともない、
掛止部材35がスペースラツク2とともに、第1
のストツパー部材40にて規制される位置まで反
矢印P方向へ微小量移動されて停止される。この
場合、ラツチ部材42は第2のストツパー部材4
6によりその動きを規制されているため、掛止部
材35及びスペースラツク2に追従して移動する
ことはない。このように、掛止部材35が反矢印
P方向へ移動されると、その移動の途中で当接腕
39によりロツク解除板29が矢印U方向へ回動
され、前記リターンロツク腕15がロツク解除方
向へ回動される。このため前記と同様にリターン
クラツチが解離され、キヤリツジ1に対する反矢
印P方向へのリターン駆動が解放される。
より、ラインフイード機構が作動されてプラテン
が1印字行分回動された後は、前記リターン機構
によるキヤリツジ1のリターン動作にともない、
掛止部材35がスペースラツク2とともに、第1
のストツパー部材40にて規制される位置まで反
矢印P方向へ微小量移動されて停止される。この
場合、ラツチ部材42は第2のストツパー部材4
6によりその動きを規制されているため、掛止部
材35及びスペースラツク2に追従して移動する
ことはない。このように、掛止部材35が反矢印
P方向へ移動されると、その移動の途中で当接腕
39によりロツク解除板29が矢印U方向へ回動
され、前記リターンロツク腕15がロツク解除方
向へ回動される。このため前記と同様にリターン
クラツチが解離され、キヤリツジ1に対する反矢
印P方向へのリターン駆動が解放される。
又、リターンクラツチの解離動作と同時に第4
図に示すように掛止部材35が第1のストツパー
部材40と当接する位置に達し、掛止部材35の
係合部37がラツチ部材42のラツチ部44から
外れて掛止部材35に対するロツク保持が解除さ
れ、掛止部材35がスプリング41の付勢力によ
り第4図の矢印V方向へ回動されてスペースラツ
ク2に対する係合が解放されるとともに、全体が
矢印P方向へ移動復帰される。このため係合部3
7がラツチ部材42のカム面43に係合して、そ
のラツチ部材42が第3図に2点鎖線で示す待機
位置に回動配置されるとともに、リターンロツク
腕15のスプリング17の付勢力によりロツク解
除腕29が第3図の位置に復帰する。
図に示すように掛止部材35が第1のストツパー
部材40と当接する位置に達し、掛止部材35の
係合部37がラツチ部材42のラツチ部44から
外れて掛止部材35に対するロツク保持が解除さ
れ、掛止部材35がスプリング41の付勢力によ
り第4図の矢印V方向へ回動されてスペースラツ
ク2に対する係合が解放されるとともに、全体が
矢印P方向へ移動復帰される。このため係合部3
7がラツチ部材42のカム面43に係合して、そ
のラツチ部材42が第3図に2点鎖線で示す待機
位置に回動配置されるとともに、リターンロツク
腕15のスプリング17の付勢力によりロツク解
除腕29が第3図の位置に復帰する。
その後、エスケープメント機構のラチエツトホ
イールとラチエツトとが係合するまで、キヤリツ
ジ1及びスペースラツク2が矢印P方向へほぼ1
文字半ピツチ分復帰され、その位置で停止され
る。従つて、新たな印字行において、前記印字停
止位置からの印字を行うことができる。
イールとラチエツトとが係合するまで、キヤリツ
ジ1及びスペースラツク2が矢印P方向へほぼ1
文字半ピツチ分復帰され、その位置で停止され
る。従つて、新たな印字行において、前記印字停
止位置からの印字を行うことができる。
このように、このタイプライタにおいてはライ
ンフイードキー50を1度押下げ操作すれば、リ
ターン機構が作動されるとともに、掛止部材35
によるリターン阻止状態が形成されて、ラツチ部
材42によりその状態が保持され、その後にリタ
ーン機構の作用が解除されてラインフイードのみ
が行われる。従つて、ラインフイードキーをライ
ンフイード終了まで押続けてキヤリツジのリター
ンを阻止するようなことは不要になる。
ンフイードキー50を1度押下げ操作すれば、リ
ターン機構が作動されるとともに、掛止部材35
によるリターン阻止状態が形成されて、ラツチ部
材42によりその状態が保持され、その後にリタ
ーン機構の作用が解除されてラインフイードのみ
が行われる。従つて、ラインフイードキーをライ
ンフイード終了まで押続けてキヤリツジのリター
ンを阻止するようなことは不要になる。
考案の効果
以上実施例にて例示したように、この考案は第
2のキーの操作に基づいてスペースラツクに係合
する掛止部材と、その掛止部材の係合状態を保持
するラツチ部材とを設けるとともに、掛止部材の
リターン方向への移動量を所定の微少量に規制す
る第1のストツパー部材と、ラツチ部材の掛止部
材方向の移動量を規制する第2のストツパー部材
とを設けたことにより、ラインフイードキーのワ
ンタツチ操作のみで、任意の印字位置におけるラ
インフイードを確実に行い得る優れた効果を発揮
する。
2のキーの操作に基づいてスペースラツクに係合
する掛止部材と、その掛止部材の係合状態を保持
するラツチ部材とを設けるとともに、掛止部材の
リターン方向への移動量を所定の微少量に規制す
る第1のストツパー部材と、ラツチ部材の掛止部
材方向の移動量を規制する第2のストツパー部材
とを設けたことにより、ラインフイードキーのワ
ンタツチ操作のみで、任意の印字位置におけるラ
インフイードを確実に行い得る優れた効果を発揮
する。
図面はこの考案を具体化した一実施例を示すも
のであつて、第1図はこの考案の要部を示す斜視
図、第2図はリターン機構を示す斜視図、第3図
はラインフイードキーが押下げられた直後の状態
を示す平面図、第4図は掛止部材が第1のストツ
パー部材にて規制された状態を示す平面図であ
る。 キヤリツジ1、スペースラツク2、ラインフイ
ードラチエツトホイール3、ラインフイード作動
板4、ラインフイードラチエツト5、リターン駆
動ギヤ7、被動ギヤ8、リターンベルト9、リタ
ーンキー23、解除部材としてのロツク解除板2
9、掛止部材35、係合部37、第1のストツパ
ー部材40、スプリング41、ラツチ部材42、
第2のストツパー部材46、第1の連結腕47、
第2の連結腕49、ラインフイードキー50、作
動片53。
のであつて、第1図はこの考案の要部を示す斜視
図、第2図はリターン機構を示す斜視図、第3図
はラインフイードキーが押下げられた直後の状態
を示す平面図、第4図は掛止部材が第1のストツ
パー部材にて規制された状態を示す平面図であ
る。 キヤリツジ1、スペースラツク2、ラインフイ
ードラチエツトホイール3、ラインフイード作動
板4、ラインフイードラチエツト5、リターン駆
動ギヤ7、被動ギヤ8、リターンベルト9、リタ
ーンキー23、解除部材としてのロツク解除板2
9、掛止部材35、係合部37、第1のストツパ
ー部材40、スプリング41、ラツチ部材42、
第2のストツパー部材46、第1の連結腕47、
第2の連結腕49、ラインフイードキー50、作
動片53。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 プラテンを支持し、常に印字行に沿う前進移動
力が付勢されたキヤリツジ1と、 そのキヤリツジ1に固着され、エスケープメン
ト機構と協働してキヤリツジ1の1文字分ごとの
前進動作を許容するスペースラツク2と、 第1のキー23の操作に基づき前記キヤリツジ
1の前進移動力に抗してリターンベルト9を巻回
し、キヤリツジ1を印字行の先頭に復帰させるた
めのリターン機構(7,8等)と、 前記リターン機構(7,8等)によるキヤリツ
ジ1のリターン動作に先行して前記リターンベル
ト9に索引駆動されることにより、プラテンを所
定量回転せしめ、印字用紙を1印字行分前進させ
るラインフイード機構(3,4,5等)と、 タイプライタ機枠に対し揺動自在及びキヤリツ
ジ1のリターン方向に移動可能に支持され、かつ
その揺動に伴つて前記スペースラツク2に係脱さ
れる係合部37を備えた掛止部材35と、 第2のキー50の操作に基づき前記係合部37
をスペースラツク2に係合させるとともに、前記
リターン機構(7,8等)を作動させる連結機構
(47,49,53等)と、 前記掛止部材35に向かつて弾性的に付勢さ
れ、かつ前記スペースラツク2と前記係合部37
との係合状態を保持するラツチ部材42と、 前記掛止部材35のリターン方向への移動量を
所定の微小量に規制し、第2のキー50の操作に
よるキヤリツジ1のリターン動作をその微小量の
み許容する第1のストツパー部材40と、 前記第2のキー50の操作に基づきラインフイ
ード動作が実行された後、前記第1のストツパー
部材40により規制された微小量だけ前記掛止部
材35が移動する途中に、掛止部材35との係合
に基づいて、前記キヤリツジリターン機構(7,
8等)の作動を解除する解除部材29と、 常に前記掛止部材35をスペースラツク2並び
に第1のストツパー部材40より離間する方向に
付勢する弾性部材41と、 前記ラツチ部材42の掛止部材35方向への移
動量を規制して、掛止部材35が第1のストツパ
ー部材40により規制されるときに、ラツチ部材
42の掛止部材35に対する係合状態を解除さ
せ、前記弾性部材41の作用により係合部37を
スペースラツク2から解離させてキヤリツジ1の
前進移動を可能にする第2のストツパー部材46
とから構成したことを特徴とするタイプライタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14215980U JPS622132Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14215980U JPS622132Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5765845U JPS5765845U (ja) | 1982-04-20 |
JPS622132Y2 true JPS622132Y2 (ja) | 1987-01-19 |
Family
ID=29501965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14215980U Expired JPS622132Y2 (ja) | 1980-10-03 | 1980-10-03 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS622132Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-10-03 JP JP14215980U patent/JPS622132Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5765845U (ja) | 1982-04-20 |
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