JP2007517718A - シートベルトテンショナー - Google Patents

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Abstract

本発明は、駆動モータ(3)及び駆動モータ(3)に接続されたギアを有するシートベルトテンショナー(1)に関するものであり、シートベルトスピンドル(5)及びギア(4)は、スピンドルクラッチ(51)によって接続され、このスピンドルクラッチ(51)は、シートベルトスピンドル(5)及びギアを連結するべくパウル歯(54)に係合するスピンドルクラッチパウル(52)を有する。本発明は、特に信頼性の高い動作が確保されたシートベルトテンショナーを提供するという問題に対しなされる。この問題は、本発明においてスピンドルクラッチパウル(52)がパウル歯(54)に係合する前に、パウル歯(54)と同一平面上に配置される同期パウル(55)をスピンドルクラッチ(51)に付加することによって解決される。
【選択図】
図5

Description

本発明は、請求項1に前文にて特徴付けられた特徴を有するシートベルトシステムのためのシートベルトテンショナーに関するものである。
この種のシートベルトテンショナーが、例えばドイツ国公報DE19513724A1に開示されている。先に知られたこのシートベルトテンショナーは、駆動モータと、この駆動モータに連結されたギアを備える。シートベルトシステムのギア及びシートベルトスピンドルは、スピンドルクラッチによって互いに連結されている。このスピンドルクラッチは、シートベルトスピンドル及びギアを連結するべく、シートベルトスピンドルのパウル歯に係合するスピンドルクラッチパウルを有する。
本発明は、特に信頼性確保が図られたシートベルトテンショナーを提供するという目的に基づくものである。
本発明によれば、この目的は、最初に記載したタイプのシートベルトテンショナーに関しクレーム1に記載の特徴によって達せられる。本発明にかかるシートベルトテンショナーの有利な工夫が従属クレームに示される。
本発明によれば、スピンドルクラッチにスピンドルクラッチパウルに加えて同期パウルを有するシートベルトテンショナーが提供される。同期パウルは、スピンドルクラッチパウルがパウル歯に係合する前に、パウル歯と同一平面上に配置される。
本発明にかかるこのシートベルトテンショナーは、スピンドルクラッチパウルの係合動作に関し信頼性が高いことが実質的に有利とされる。これは、スピンドルクラッチパウルがパウル歯に挿入される前にパウル歯の位置を規定する付加的な同期パウルによるものである。この同期パウルは、パウル歯の位置を、スピンドルクラッチパウルの位置に対応して同期させ、これにより確実性及び信頼性が確保される。スピンドルクラッチパウルが不完全に挿入されると、結果的にスピンドルクラッチパウルの変形および/または破損となり、したがって信頼性が損なわれる。
同期パウルは、スピンドルクラッチパウルがパウル歯に係合する前にパウル歯に完全に係合することによって、パウル歯と同一平面上に配置されるのが好ましい。
スピンドルクラッチは、駆動モータがシートベルト張設回転方向に回転するときに係合し、駆動モータがシートベルト巻き出し回転方向に回転するときに負荷から解放されて係合解除するように構成されるのが好ましい。
スピンドルクラッチは、スピンドルクラッチ歯リングを備えるのが好ましく、その場合には、このスピンドルクラッチ歯リングは、例えばスピンドルクラッチ歯リングの内縁凹部にガイドされるカムを有する。同期パウルは、またスピンドルクラッチ歯リングの同期凹部にガイドされるカムを有する。このとき同期パウルの機能としては、スピンドルクラッチパウルがシートベルトスピンドルのパウル歯に挿入される前に、スピンドルクラッチ歯リングとスピンドルクラッチパウルとの間の所定の関連位置へと移動することである。
パウル歯は、例えばシートベルトスピンドルに設けられる。スピンドルクラッチパウルは、スピンドルクラッチ歯リングがシートベルト張設回転方向に回転するとすぐにシートベルトスピンドルのパウル歯に挿入されるように設けられるのが好ましい。結果的に、シートベルトスピンドル及びスピンドルクラッチ歯リングは、回転に関し固定された状態で互いに連結される。
更に、スピンドルクラッチパウルは、スピンドルクラッチ歯リングがシートベルト巻き出し方向に回転して負荷から解放されるとすぐに、シートベルトスピンドルのパウル歯から外れて旋回するように設けられるのが好ましい。スピンドルクラッチパウルのこのような旋回によって、シートベルトスピンドルとスピンドルクラッチ歯リングとの間の連結が分離され、これによってシートベルトスピンドルは、その後に再び自由に回転される。換言すれば、スピンドルクラッチパウルは、シートベルト張設回転方向に関してのみ連結し、シートベルト巻き出し方向の回転に関しては連結しない。
スピンドルクラッチパウル及び同期パウルは、シートベルトスピンドルと同軸上に配置され、且つシートベルトスピンドルに対し旋回可能に設けられたスピンドルクラッチハウジングの内部ないし外部にて旋回可能に保持されるのが好ましい。このスピンドルクラッチハウジングは、例えば2部品設計とされ、互いに連結されるスピンドルクラッチキャリア及び遊星キャリアを備える構成とされる。
自動ギアが遊星ギアを有する場合には、遊星ギアの少なくとも1つの遊星ホイールを回転可能に取り付ける少なくとも1つの取り付け点をスピンドルクラッチハウジングが備えると有利である。例えば、スピンドルクラッチハウジングは、3つの遊星ホイールのための3つの取り付け点を有する。遊星ホイールの取り付け点は、例えばピンによって形成され、このピン上に遊星ギアの遊星ホイールが回転可能に設けられる。
その他として、ギアが負荷に応じて自動的にシフトする機械式の自動ギアである場合に有利とされる。シートベルトテンショナーにおけるこの工夫は、ギアをシフトする電気式制御装置を必要としないために有利である。機械式自動ギアの更なる利点は、機械式で自動的にシフトするため、電気的な変位要素、例えばソレノイド式或いは点火式の駆動要素を用いることなく作動するということである。
このシートベルトテンショナーは完全な可逆式構造であれば有利とされる。この可逆式シートベルトテンショナーは、シートベルトがシートベルトテンショナーによって最初に張設された最初の事故のあとに、シートベルトを1或いは複数回にわたって張設することを可能とする。従って、可逆式シートベルトテンショナーは、「2回目の衝突」(或いは更なる事故の場合)においてもまた使用可能とされる。
この自動ギアは、少なくとも2段階の速度を有し、また第1の変速比(減速比)で第1の速度とされる第1の力伝達経路、及び第2の速度で第1の変速比よりも大きい変速比とされる少なくとも1つの別の力伝達経路を有するのが好ましい。
この自動ギアは、シートベルトテンショナーの駆動モータによって駆動されるとともに第1及び第2の力伝達経路の両方に作用する連結ギアホイールを備えるのが好ましい。
第1の力伝達経路が、所定のスイッチオフモーメントをこえるときに係合解除解放するスライドクラッチを有し、これによって別の力伝達経路が有効とされる場合には、第1の力伝達経路から第2の力伝達経路へのシフトは、特に簡単で有利とされる。スライドクラッチのこの所定のスイッチオフモーメントは、車両乗員の肩に作用する200〜250Nの間のシートベルト力に合致するように設定されるのが好ましい。
この第1の力伝達経路は、スライドクラッチ、スライドクラッチに連結された連結ホイール、およびシートベルトスピンドル及び連結ホイールに連結されたスピンドルクラッチ歯リングによるコスト効果の高い有利な方法によって形成される。
スライドクラッチは、連結ギアホイールと同軸にて回転可能に設けられたパウルキャリアを備えるのが好ましく、スライドクラッチパウルは、連結位置と係合解除にて旋回するようにパウルキャリア上に旋回可能に設けられるのが好ましい。このスライドクラッチパウルは、その連結位置においては、パウルキャリア及び連結ギアホイールを連結し、その係合解除位置においては、連結ギアホイールとパウルキャリアとの間の連結が無効とされる。
以下の「シートベルト張設回転方向」との記載に関しては、シートベルトが巻き取られ、これにより張設される回転方向として示される。この回転方向に関しては、シートベルトに対する特定の回転動作により定まり、例えば図1〜図13に基づいて説明される実施形態の場合には、駆動モータ及びシートベルトスピンドルは、自動ギアによって常に反対の方向に回転するが、それでもシートベルトの張設の間においてそれぞれがいずれも「シートベルト張設回転方向」に回転することとなる。これに対応して、以下の「シートベルト巻き出し方向」との記載に関しては、シートベルトがシートベルトスピンドルから巻き出される反対方向の回転として理解される。
スライドクラッチは、クラッチパウルが係合解除位置に到達した後に自動的に再び連結位置に戻るのを防止するディスクカムを有するのが好ましい。これにより、自動ギアが第1の速度から第2の速度へと、すなわち第1の力伝達経路から第2の力伝達経路へとシフトアップした後、シフトバックが必要とされまた許容されるまでの間は、第2の速度から第1の速度へとシフトバック(シフトダウン)されるのを防止するという効果を奏する。
ディスクカム及びパウルキャリアは、例えば所定の相対回転角度によって回転される。スライドクラッチパウルが係合解除位置に達するとすぐに、ディスクカムは、スプリングによってブロック位置へと回転され、スライドクラッチパウルを係合解除位置に保持し、当該スライドクラッチパウルが連結ギアホイールに再び挿入されるのを防止するのが好ましい。
このスライドクラッチは、前述のスライドクラッチパウル(以下、「第1の」スライドクラッチパウルという)に加えて、第2のスライドクラッチパウルを有するのが好ましい。この第2のスライドクラッチパウルの機能は、力伝達において第1のスライドクラッチパウルを補助することである。これら2つのスライドクラッチパウルは、互いに係合されまた係合解除されるのが好ましい。第2のスライドクラッチパウルは、例えばパウルキャリア上に旋回可能に設けられる。
これら2つのスライドクラッチパウルは、それぞれの場合において連結ホイールに関する挿入方向へと予め付勢されるのが好ましい。2つのスライドクラッチパウルに対するこの付勢は、コスト上の理由によって、単一で同一の旋回スプリングによってもたらされる。
遊星ギアは、別の力伝達経路に設けられるのが好ましい。この遊星ギアは、スライドクラッチが係合したとき、またスライドクラッチが係合解除されて力伝達に用いられるとき力伝達が解放されて回転するのが好ましい。そのとき、この遊星ギアによってギアの第2の速度とされる。
遊星ギアを力伝達から解放して回転可能とするために、遊星ギアは少なくとも1つの遊星ホイールによって駆動されるクラウンホイールを有するのが好ましい。内部サンホイールは、例えば少なくとも1つの遊星ホイールを駆動するように作用する。外部サンホイールは、例えば内部サンホイールに連結された連結ギアホイールによって駆動される。これら内部及び外部サンホイールは2つの分離ホイールによって形成され、変更例として2つのサンホイールは一体ホイールによって形成される。
遊星ギアは、クラウンホイールに作用して、当該クラウンホイールの所定のクラウンホイール回転方向に沿った回転を許容し、当該クラウンホイールの所定のクラウンホイール回転方向と反対方向の回転を阻止する遊星クラッチパウルを有するのが好ましい。従って、スライドクラッチ係合時において力伝達から解放された遊星ギアの回転、及びスライドクラッチ係合解除時における力伝達は、遊星クラッチパウルによって確保される。
遊星クラッチパウルを有効にするために、この遊星クラッチパウルが例えば遊星クラッチスプリングによってクラウンホイールに向けて旋回される。
シートベルトテンショナーによる張設動作の終了後において、シートベルトスピンドルを張設位置にロックするためには、シートベルトテンショナーは、ブロック装置を備えるのが好ましい。この種のブロック装置は、モータの過熱を回避し、また電気システムの負荷継続を回避するために、張設動作の終了後に駆動モータのスイッチを切ることが可能とされている。
このブロック装置は、車両乗員に作用するシートベルト拘束力を上昇させることなく解放される構成であるのが好ましい。このブロック装置は、シートベルトテンショナーの駆動モータ、例えばシートベルト巻き出し方向に制御される駆動モータによって解放されるのが好ましい。
この種のブロック装置は、第1及び第2のパウル位置の両方に設定されるラッチパウルを用いることによって、特に簡単とされ、従って有利な方法とされる。このラッチパウルは、第1のパウル位置において、シートベルトスピンドルをシートベルト巻き出し方向に関しブロックし、第2のパウル位置において、シートベルトスピンドルをシートベルト巻き出し方向に関し解放する。
ラッチパウルは、旋回可能で弾性的に保持されるのが好ましく、これによって第1のパウル位置から第2のパウル位置へと、またその逆にシフトされる。このラッチパウルは、所定のシートベルト引き出し力の存在下では、第1のパウル位置から第2のパウル位置へと旋回するように保持されるのが好ましい。ラッチパウルのそのような旋回によって、シートベルトスピンドルがシートベルト巻き出し方向に関し解放され、従ってシートベルトスピンドルからのシートベルトの巻き出しが可能とされ、これによりシートベルトによって保護される車両乗員に作用するシートベルト力が抑制される。シートベルトの巻き出しは、シートベルト力抑制器、例えばトーションバーによって制御され或いは所定されるのが好ましい。変更例或いは追加例として、シートベルトの巻き出しは、またシートベルトテンショナーの駆動モータによって制御される。
ラッチパウルが第1のパウル位置から第2のパウル位置へとシフトされる所定のシートベルト力は、(車両乗員の肩高さでのシートベルト力に関し)1000〜3000N、例えば2000Nとされるのが好ましい。
ラッチパウルが第1のパウル位置から第2のパウル位置へとシフトされたのち、シートベルトテンショナーを再び復帰させるためには、ラッチパウルは、第2のパウル位置から第1のパウル位置へと戻り動作するように構成される。このラッチパウルは、駆動モータの駆動力の補助によって単独で第2のパウル位置から第1のパウル位置へと戻り旋回するように、旋回可能且つ弾性的に保持されるのが好ましい。
事故が現実に起こることなく、またラッチパウルが第2のパウル位置に設定されることなく、シートベルトがシートベルトテンショナーによって張設された場合には、そのときブロック装置は、駆動モータによって第1のパウル位置から第2のパウル位置へと移動されるラッチパウルに関しては、駆動モータによってブロック解除されるのが有利とされる。従って、先に知られたシートベルトテンショナーの場合に発生する「解放ピーク」が発生しない。
ラッチパウルは、第1のパウル位置から第2のパウル位置へと、またその逆に旋回するのが許容されるために、例えばトグルレバーの原理によって旋回可能に保持される。
変更例として、ラッチパウルの旋回ピンは、ラッチパウルの長穴に配設され、ラッチパウルが旋回ピンまわりの回転方向に旋回し、長穴によって形成されたガイドスロットに沿って旋回ピンに対し径方向に偏向される。
ラッチパウルを連結ギアホイールに向けて旋回させる少なくとも1つのラッチパウルスプリングは、ラッチパウルと作用するのが好ましい。
車両事故の際に、事故により発生するシートベルトの高い拘束力によって自動ギアが壊れるのを防止するためには、自動ギアとシートベルトスピンドルとの間に過負荷クラッチが設けられ、所定の最大トルクまでトルクを伝達し、この最大トルクをこえたときに係合解除するのが有利とされる。従って、この過負荷クラッチは、臨界ないし過度のトルクが、シートベルトスピンドルによって自動ギアに伝達されるのを回避する。
この過負荷クラッチは、自動ギアとシートベルトスピンドルとの間に力ロック連結を形成する2つの連結要素によって形成されるのが好ましい。この力ロック連結は、所定の最大トルクをこえると自動的に無効にされるように設計される。
特に簡単で有利な方法として、過負荷クラッチは、テーパー状(先細)の連結要素によって形成、具体的には、第1の連結要素が例えば内側テーパーによって形成され、第2の連結要素が外側テーパーによって形成されるが好ましい。
本発明を説明するべく、図1〜図15には、本発明にかかるシートベルトテンショナーの一実施形態が示されている。
シートベルト2を張設するためのシートベルトテンショナー1が図1に示されている。このシートベルトテンショナーは、モータピニオン31によって自動ギア4に連結された駆動モータ3を有する。この自動ギア4は、またシートベルトローラーとしてのシートベルトスピンドル5に連結されている。
自動ギア4については、自動ギア4の第1の力伝達経路6及び第2の力伝達経路7に連結された連結ギアホイール10が図1に示されている。
第1の力伝達経路6については、連結ギアホイール10に連結されたスピンドルクラッチ歯リング61が図1に示されている。
第2の力伝達経路7については、外部サンホイール711を備える遊星ギアないし遊星ホイール71が図1に示されている。外部サンホイール711は、連結ギアホイール10と係合している。(図1においては図示省略の)遊星ホイールに作用する内部サンホイール712は、外部サンホイール711に連結されている。遊星ホイールギア71は、またクラウンホイール713を有し、その動作に関しては、更に以下に説明される。
図1には、またラッチパウル81を有するブロック装置8が示されている。このブロック装置8は、シートベルト張設後に連結ギアホイール10をブロックし、これにより駆動モータ3はスイッチが切られる。シートベルト張設後に、このブロック装置8は、少なくとも一時的にシートベルト巻き出し方向に駆動された駆動モータ3によって再び無効とされる。
駆動モータ3及び自動ギア4は、取り付けプレート9に配設されている。
図2には、第1の力伝達経路6が詳細に示されている。スピンドルクラッチ51を介してシートベルトスピンドル5に連結されたスピンドルクラッチ歯リング61が示されている。ピンドルクラッチ歯リング61は、また連結ホイール62に係合している。
ディスクカム63は、連結ギアホイール10と同軸上に配置されたパウルキャリア64上に回転可能に取り付けられている。パウルキャリア64及び連結ギアホイール10は、互いに回転可能に設けられている。連結ホイール62は、例えば爪状クラッチによってパウルキャリア64に回転可能に取り付けられている。
第1のスライドクラッチパウル65は、パウルキャリア64上において旋回ピン651まわりに旋回可能に設けられている。この第1のスライドクラッチパウル65は、連結ギアホイール10の内側の歯と係合するパウルキャリア64上に取り付けられた旋回スプリング641によって偏向される。この場合、スライドクラッチパウル65は、連結ギアホイール10とパウルキャリア64との間において、シートベルトテンショナー1のシートベルト張設方向に沿って力伝達が生じるように配置されている。シートベルト張設装置(シートベルト張設方向)に関しては、図2中の符号Sによって示されている。
図2では、ディスクカム63は、スライドクラッチパウル65に作用するカム631を有する。このカム631の機能は、スライドクラッチパウル65、パウルキャリア64及びディスクカム63によって形成されたスライドクラッチRが係合される場合に、スライドクラッチパウル65を押圧することである。
スライドクラッチパウル65が(図2に示す)位置にあるとき、スピンドルクラッチ51の係合によって、モータピニオン31、連結ギアホイール10、連結ホイール62及びシートベルトスピンドル5の間に直接的な力の伝達が生じる。スピンドルクラッチ51のこの動作は、更に以下に説明される。
パウルキャリア64、ディスクカム63及び連結ホイール62によって形成されたスライドクラッチRの作用が、図3に再度詳細に示されており、シートベルト張設方向Sに沿った回転動作の間に伝達されたトルクが、所定の負荷モーメントをこえるとすぐに、スライドクラッチは、旋回スプリング641の内側へのスプリング力と反対に旋回されるスライドクラッチパウル65によって係合解除する。この種の旋回動作が生じるとき、ディスクカム63は、パウルキャリア64に対し矢印方向P1に沿って回転し、これによりカム631は、スライドクラッチパウル65を通過してガイドされる。図3に示す状態では、スライドクラッチRは、スライドクラッチパウル65がその係合解除位置へと移るために、係合解除される。
図4には、パウルキャリア64上に取り付けられ、ディスクカム63(図4では図示省略)をパウルキャリア64上において予め付勢するトーションスプリング642が示されている。このトーションスプリング642によって、スライドクラッチパウル65がその係合解除位置へと移るとすぐに、ディスクカム63は、図3に示される回転方向P1に沿って回転する。
カム631を有するディスクカム63の回転によって、スライドクラッチパウル65は、図3に示すような係合解除位置に達したのちは、再び自動的に連結位置に戻ることがないという効果が得られる。従って、このスライドクラッチパウル65は、係合解除後は係合解除状態のままである。
図5には、シートベルトスピンドル5のうち、図2を用いて前述したスピンドルクラッチ51が詳細に示されている。スピンドルクラッチハウジング53にて旋回可能に保持される3つのスピンドルクラッチパウル52が示されている。3つのスピンドルクラッチパウル52のそれぞれは、スピンドルクラッチ歯リング61の対応する内縁凹部611に常時ガイドされる外側カム522を有する。
更に、スピンドルクラッチパウル52のそれぞれは、シートベルトスピンドル5のパウル歯54に係合する2つの内側爪521を有する。シートベルトスピンドル5のパウル歯54は、例えばシートベルトスピンドル5に対し一体状に連結されている。図5からわかるように、スピンドルクラッチ歯リング61がシートベルト張設回転方向Sに駆動されるとき、内側爪521は、シートベルトスピンドル5のパウル歯54に係合し、これによりシートベルトスピンドル5とスピンドルクラッチ歯リング61との間の連結が生じる。
図5には、また同期パウル55が示されている。この同期パウル55の機能は、スピンドルクラッチパウル52がシートベルトスピンドル5のパウル歯54の方向に旋回して係合するよりも前に、シートベルトスピンドル5とスピンドルクラッチ歯リング61との間の連結を生じさせることである。従って、この同期パウル55は、シートベルトスピンドル5のパウル歯54に対しスピンドルクラッチパウル52の位置をあわせ、これによりシートベルトスピンドル5のパウル歯54におけるスピンドルクラッチパウル52の所定の係合が生じる。従って、スピンドルクラッチパウル52が互いにブロックされることが同期パウル55によって確実に回避される。単一のスピンドルクラッチパウル52が使用される場合には、同期パウル55を省略することができる。
図5では、スピンドルハウジング53における3つの穴531が示されている。図1における遊星ホイールギア71の遊星ホイールを押圧するピンが、この穴531に挿入される。遊星ホイールギア71の当該ピン及び遊星ホイールは、図5においては図示省略されている。
図5には、またブレーキシュースプリング533によって径方向外側へ押圧されるブレーキシュー532が示されており、これにより取り付けプレート9の軸受け穴にて常時押圧する。ブレーキシュー532の機能は、スピンドルクラッチハウジング53が取り付けプレート9に対しがたつくのを防止することである。このブレーキシュー532によって、スピンドルクラッチハウジング53及び取り付けプレート9の製造上の製造公差が補われる。ブレーキシュースプリング533もまた、同期パウル55をパウル歯54に対し係合解除位置に維持するという別の機能を有し、一方では、駆動モータ3のスイッチが入ったときには、同期パウル55はブレーキシュースプリング533の力に打ち勝ち、これによりパウル歯54に挿入される。
図6には、再びシートベルトスピンドル5がスピンドルクラッチ51とともに取り付けプレート9に取り付けられた後の状態で示されている。
図7には、再び図1における遊星ギア71が詳細に示されている。互いに連結され、また遊星ギア71の3つの遊星ホイールを駆動する外部サンホイール711及び内部サンホイール712が示されている。3つの遊星ホイールについては、図7では1つの遊星ホイール714のみが示されている。この遊星ホイール714及び他の2つの遊星ホイールは、図5におけるスピンドルクラッチハウジング53の穴531に保持されたピン上に保持される。
図7には、遊星クラッチパウル715に作用するクラウンホイール713が示されている。遊星クラッチパウル715は、クラウンホイール713の回転方向P2と反対方向のみの回転を可能とする効果を有し、その過程において、遊星クラッチパウル715は、クラウンホイール713の外歯に沿ってラチェット動作を行う。遊星クラッチパウル715は、クラウンホイール713の回転方向P2に沿った回転をブロックする。
遊星クラッチパウル715は、遊星クラッチパウルスプリング716によってクラウンホイール713に向けて押圧され、これにより遊星クラッチパウル715による前述のロック効果(ブロック)が確保される。
遊星クラッチパウル715の機能は、シートベルトスピンドル5に対する力伝達を生じることなく、遊星ギア71の外部サンホイール711、内部サンホイール712、及び遊星ホイール714が回転するのを許容することである。遊星ギア71は、図1におけるスライドクラッチが係合され、第1の力伝達経路6に沿って力伝達が起こる場合に、当該力伝達から解放されて回転する。
図8〜図10に基づいて、図1におけるブロック装置8の構成及び作用が説明される。図8には、ベアリングピン82に回転可能に保持されるラッチパウル81が示されている。このラッチパウル81は、長穴83を介してベアリングピン82にてガイドされる。
ラッチパウルスプリング84は、ラッチパウル81に連結されている。ラッチパウルスプリング84の機能は、ラッチパウル81を連結ギアホイール10に向けて押圧することである。
ラッチパウル81の目的は、シートベルトが駆動モータ3によって張設された後に、シートベルト2を張設位置に維持することである。ラッチパウル81のこの作用は、連結ギアホイール10がシートベルト巻き出し方向に回転するのを阻止することによってもたらされる。従って、ラッチパウル81は、シートベルト巻き出し方向Aに関し連結ギアホイール10をブロックする。この状態が図9に示されている。
図9ではまた、連結ギアホイール10の外側の多数のラッチ歯によって、シートベルト2を実質的にどの位置においてもラッチパウル81を用いて維持可能であることがわかり、従ってブロック装置8が作動することによりシートベルト2の好ましくない屈曲(曲がり、弛み)が制限される。本実施形態の場合には、シートベルト2にとって好ましくない屈曲は、(シートベルトスピンドル5の回転角に関して)1.5度よりも小さい。
事故の際、シートベルト2に作用するシートベルト引き出し力は、シートベルトを押圧する車両乗員がシートベルト2によって保持されるとすぐに著しく上昇する。このとき、シートベルト2の屈曲を許容し、これによりシートベルトによる車両乗員への影響を回避するためには、ラッチパウル81は、所定の最大シートベルト引き出し力をこえたときに、図9に示す第1のパウル位置(ラッチパウル81がモータピニオン31と反対側に対向する)から第2のパウル位置(ラッチパウル81がモータピニオン31に対向する)へと(旋回方向Uに)旋回する。この所定の最大シートベルト引き出し力は、(車両乗員の肩に作用するシートベルト力に関し)1000〜3000Nの間とされるのが好ましく、より好ましくは2000Nとされる。
モータピニオン32が連結ギアホイール10と常時係合していることから、シートベルトの巻き出し速度は、例えば駆動モータ3によって制御される。従って、シートベルト張設回転方向に関し作動された駆動モータ3によって、シートベルとの巻き出しが制動される。
ラッチパウル81がラッチパウルスプリング84によって長穴83に弾性的に保持されるために、ラッチパウル81の旋回が可能である。所定のシートベルト引き出し力をこえると、ラッチパウル81は、連結ギアホイール10から離れるようにラッチパウルスプリング84の復帰力と反対に押圧される。これにより、ラッチパウル81が(図9及び図10における旋回方向Uに)旋回動作ないしフリップ動作して、図10に示される第2のパウル位置へと移ることが許容される。ラッチパウル81は、ラッチブロック85とともに旋回する。これは以下のようにして起こり、所定のシートベルト引き出し力に達すると、ラッチパウル81はラッチブロック85の方向に押圧され、その過程においてラッチパウル81のカム86が、ラッチブロック85のストップ87に衝突する。結果的に、ラッチブロック85は、ベアリングピン82まわりに反時計方向に旋回し(図8参照)、これによりラッチパウル81は、旋回方向Uへの旋回が解放されて旋回が発生する。
図10に示す第2のパウル位置(ラッチパウル81がモータピニオン31に対向する)では、ラッチパウル81は、もはやシートベルト2の巻き出しを防止することができず、結果的に駆動モータ3のスイッチが切れたときにシートベルト2が巻き出され、この第2のパウル位置では、ラッチパウルは連結ギアホイール10のカラーに沿って単にスライドする。これにより、車両乗員に作用するシートベルト拘束力が低下し、シートベルト2を別の装置、例えばトーションバーによる所定の方法で巻き出すことが可能となる。
図9及び図10に基づいて、図9には連結ギアホイール10の下側からの様子が示され、図10には上側からの様子が示されている。更に、クラウンホイール713及びスピンドルクラッチハウジング53は、図9において下側から示されている。
シートベルトテンショナー1の構成要素は、図1〜図13に基づいて詳細に説明されたが、車両事故の際における構成要素の相互作用に関しては、更に理解を深めるべく再び説明される。
車両事故発生時或いは事故直前において、シートベルトテンショナー1(図1参照)が作動する。この種の作動の場合には、駆動モータ3は、シートベルト2を巻き取って張設するように制御される。従って、この駆動モータ3は、シートベルト張設回転方向へと制御される。
従って、モータピニオン31は、図12における回転方向P3に回転する。モータピニオン31のこの回転によって、連結ギアホイール10は回転方向P4に沿って回転する。従って、連結ホイール62は、スピンドルクラッチ歯リング61を回転方向P5へと駆動する。スピンドルクラッチ歯リング61の回転によって、同期パウル55は、シートベルトスピンドル5のパウル歯54に挿入されて、スピンドルクラッチ歯リング61と、シートベルトスピンドル5のパウル歯54との間の所定位置に設定される。その後、3つのスピンドルクラッチパウル52は、シートベルトスピンドル5のパウル歯54に挿入され、これによりスピンドルクラッチ51は、初期の係合解除位置から係合位置へと移される。
3つのスピンドルクラッチパウル52の機能は、モータピニオン31の回転の間、駆動モータ3とシートベルトスピンドル5との間に回転上の連結をもたらすことである。駆動モータ3が作動する前においては、スピンドルクラッチ51は未だ非連結状態であり、これによりシートベルトスピンドル5は、自動ギア4に対しては全く自由に回転可能である。従って、自動ギア4及び駆動モータ3は、事故あるいは危険な状態が発生する前においては互いに分離されており、結果的にシートベルト2は、大きな力を必要とすることなく、とても快適にシートベルトスピンドル5から巻き出すことが可能とされる。事故あるいは危険な状態においてのみ、スイッチが入った状態の駆動モータ3によってシートベルトスピンドル5が作動する。
駆動モータ3のスイッチが入った後は、まずモータピニオン31を介してシートベルトスピンドル5に力の伝達が発生し、連結ギアホイール10、スピンドルクラッチ歯リング61及びスピンドルクラッチ51、すなわち図1における第1の力伝達経路6が作動する。第1の力伝達経路或いは自動ギア4の「第1の速度」の伝達比は、例えば26:1である。これは、駆動モータ3が26回転する間にシートベルトスピンドル5が1回転するということである。
駆動モータ3が作動し、またピンドルクラッチ歯リング61が回転方向P5に回転するとすぐに、シートベルトスピンドル5にシートベルト2が巻き取られ、これによりシートベルトの張設が生じる。シートベルトの張力の上昇によって、自動ギア4及びスライドクラッチRに作用する力はより大きくなる。車両乗員の肩領域における張力が、例えば200〜250Nに達するとすぐに、図2に基づいて説明されたスライドクラッチRが係合解除する。このスライドクラッチRは、図12において下側から示されている。
「第1の」速度が作用した場合、図1における遊星ギア71は、連結ギアホイール10によって回転し、はじめは力伝達から解放されて回転する。この場合、力伝達から解放された遊星ギア71の回転は、遊星ギア71のクラウンホイール713が、同時に図7における矢印方向P2と反対に自由に回転することによって可能とされる。
図2におけるスライドクラッチRが係合解除されたとき、ピンドルクラッチ歯リング61は、もはや連結ホイール62によっては駆動されない。これにより、クラウンホイール713が図7における回転方向P2に沿って回転されるという結果になるが、遊星クラッチパウル715によってこれが阻止される。クラウンホイール713がブロックされることによって、遊星ギア71による力伝達が生じ、これによりシートベルトスピンドル5は、第2の力伝達経路7によって駆動される。第2の力伝達経路7、すなわち自動ギア4の「第2の速度」においては、伝達比は例えば127:1とされる。従って、遊星ギア71は、自動ギア4の第1の速度に対し係数4.8によって伝達比を増加させる。
自動ギア4の第2の速度へのシフトによって、シートベルトテンショナー1における張力が上昇し、結果的にシートベルト2は高い張力によって張設される。所定の張力に達し、また張設動作が完了するとすぐに、駆動モータ3は、車両バッテリの電気システムに駆動モータ3によって別の負荷がかかるのを回避するためにスイッチが切れる。このとき、シートベルト2がシートベルトスピンドル5から再び巻き出されるのを回避するためには、連結ギアホイール10が張設位置においてブロックされることが必要とされる。これは、ブロック装置8と、図8及び図9に示される第1のパウル位置に初期設定されるラッチパウル81とによって発生する。第1のパウル位置では、連結ギアホイール10は、シートベルト張設方向に回転可能であるのに対し、シートベルトスピンドル5からのシートベルト2の巻き出しが防止される。従って、ラッチパウル81は、シートベルト2の張力を維持する結果となる。
事故の際、車両乗員がシートベルト2に押圧される場合、シートベルト2による拘束力は著しく上昇する。シートベルト2の屈曲及び拘束力制限をもたらすためには、所定の最大シートベルト引き出し力をこえた場合に、図1におけるブロック装置8のスイッチが切られることが必要とされる。これは、シートベルトテンショナー1の場合、図9に示す第1のパウル位置から、図10に示す第2のパウル位置へと旋回するラッチパウル81によって発生する。ラッチパウル81の旋回は、長穴83によって可能とされる。フリップ動作或いは旋回動作によって第2のパウル位置に設定されるラッチパウル81によって、シートベルトスピンドル5からのシートベルト2の巻き出しが実質的に可能とされる。シートベルトスピンドル5からのシートベルト2の更なる巻き出しは、別の安全装置、例えばシートベルトスピンドル5の内部に設けられるトーションバーによって確保される。
図1におけるシートベルトテンショナー1は、完全な可逆式構造の設計とされ、これは、最初の動作の後に初期状態へのリセット(再配置)が可能であることを意味する。これに関しては以下に詳細に説明される。
2つの異なる事故のシナリオが以下にて区別されている。
a)所定のシートベルト引き出し力をこえたとき
この事故のシナリオの場合、シートベルトが張設された後に、所定のシートベルト引き出し力をこえ、これによりラッチパウル81は、図8及び図9に基づいて上述のように第2のパウル位置へと移る。図13には、結果としてのラッチパウル81、ディスクカム63及びスライドクラッチパウル65の初期位置が再び示される。
図13には、また摩擦要素ベアリングピン91を介して摩擦要素92に回転可能に連結された連結ロッド90が示されている。ディスクカム63のステム94を押圧する摩擦面93(例えばゴム)が、摩擦要素92の外側に配置されている。連結ロッド90は、長穴95を介してベアリングピン82にガイドされる。ステム94に対する摩擦面93の位置は、上述のようなラッチパウル81の第1のパウル位置から第2のパウル位置へのフリップ動作によって定まる。
モータピニオン31が回転した場合、連結ホイール62、パウルキャリア64、及びディスクカム63は、ステム94とともに遊星ギアの外的作用によって、同時に回転し、摩擦面93及び摩擦要素92が旋回され、連結ロッド90は長穴95を移動する(図13参照)。駆動モータ3が再び張設方向に駆動された場合には、そのときラッチパウル81は、第1のパウル位置へと旋回する(図14)。結果的に、ステム94及びディスクカム63は、パウルキャリア64に対しトーションスプリング642のスプリング力と反対に回転し、これによりカム631は図2に示す位置へと回転する。従って、スライドクラッチパウル65は、連結ギアホイール10との係合のために再び解放される。
駆動モータ3のシートベルト張設方向への更なる制御の間、スライドクラッチパウル65は、連結ギアホイール10に挿入され、これにより自動ギア4の「第1の」速度が作用する。ラッチパウル81は駆動モータ3によって第2のパウル位置から第1のパウル位置へとフリップ動作或いはシフト動作されるため、シートベルト張設後においてはシートベルト2のブロックが可能とされる。
この制御に関する理解をより深めるべく、図15には、連結ロッド90、連結ロッドピン921、摩擦要素92及びラッチパウル81が詳細に示されている。また、取り付けプレート9に固定状に取り付けられたストップピン96が示されている。このストップピン96は、摩擦要素92の溝状ガイドにガイドされ、摩擦要素92の終点位置では、摩擦要素92の例えばスプリング配置停止部に対し衝突する。
b)所定のシートベルト引き出し力をこえなかったとき
所定のシートベルト引き出し力をこえなかった場合、その結果としてラッチパウル81は、第2のパウル位置へとフリップ動作されない。従って、ラッチパウル81は、第1のパウル位置に留まり、これによりラッチパウル81の位置、連結ロッド90及び摩擦要素92の位置は、図14に示される位置となる。
ブロック解除の第2のパウル位置へとラッチパウル81を動かし、またシートベルトを緩めるためには、まず駆動モータ3がシートベルト巻き出し方向へと制御され、これによりラッチパウル81、連結ロッド90及び摩擦要素92は、図13に示す位置へと移動する。従って、シートベルトテンショナーは、再び作動状態となる。
シートベルトの張設を再開するためには、駆動モータ3は、シートベルト張設方向に回転制御され、結果的に上項a)の(所定のシートベルト引き出し力をこえたとき)の動作が引き続き遂行される。結果的に、自動ギア4は再び「第1の速度」へとシフトされ、これにより第1の力伝達経路6が作動する。従って、シートベルトテンショナーは、シートベルトの更なる張設のために準備される。
駆動モータ3がシートベルト巻き出し方向に制御されている間は、ピンドルクラッチ歯リング61は、連結ギアホイール10の回転によって同様に回転され、これにより(図5に基づいて詳細に説明した)スピンドルクラッチパウル52は、負荷解放時にシートベルトスピンドル5のパウル歯54から外れて回転する。これは、同様にシートベルトスピンドル5のパウル歯54から外れて回転する同期パウル55にも適用される。スピンドルクラッチパウル52及び同期パウル55が外れて回転することによって、スピンドルクラッチ5が係合解除され、これによりシートベルトスピンドル5は自由な回転が可能となり、従ってこのシートベルトスピンドル5は、遊星ギア71及び第2の力伝達経路7の両方から分離され、また第1の力伝達経路6から分離される。同期パウル55、引き続きスピンドルクラッチパウル52は、駆動モータが再びシートベルト張設方向へと回転されるときにのみ再係合し、ピンドルクラッチ歯リング61は、図5中の符号Sで示す方向に駆動される。
シートベルトが張設され、またブロック装置8が作動した後において、危険な状態の回避により予想に反して事故が発生しない場合には、そのときシートベルト2を再び緩めることが必要とされる。これは、シートベルトテンショナー1の場合には、既にスライドクラッチRの再係合に基づいて上述したように、駆動モータが巻き出し方向へ一時的に制御されることによって発生する。連結ギアホイール10によって、ラッチパウル81は第1の(ブロック)パウル位置から第2のパウル位置へとフリップ動作或いはシフト動作され、これによりシートベルトの巻き出しが可能となる。モータピニオン31が連結ギアホイール10と常時係合しているため、シートベルトの巻き出し速度は、例えば駆動モータ3によって制御される。従って、駆動モータ3のシートベルト張設方向の回転を付与することによって、シートベルトの巻き出しが制動される。
既に述べたように、負荷解放時に駆動モータ3をシートベルト巻き出し方向へ制御する場合には、スピンドルクラッチ51が非作動とされ、これによりシートベルトは自動ギア4から分離される。第1のパウル位置から第2のパウル位置へとフリップ動作するラッチパウル81の前後の範囲内においては、シートベルト力が更に上昇することがなく、これにより通例の「リリースピーク」の発生が回避され、すなわち、シートベルトの張設のためのスイッチを切ることが、車両乗員に対しシートベルト拘束力が更に上昇することと関連しない。
更に、シートベルトスピンドル5のパウル歯54とシートベルトスピンドル5との間に過負荷クラッチが係合され、このような過負荷クラッチの実施形態が図11に示されている。図11における過負荷クラッチ100は、シートベルトスピンドル5及び自動ギア4と互いに連結されている。この過負荷クラッチ100は、過負荷クラッチリング105を有し、その外歯がシートベルトスピンドル5のパウル歯54を形成し、その内面が内側テーパー106を形成する。更に、過負荷クラッチ100は、例えばシートベルトスピンドル5に一体状に連結された外側テーパー110を形成する。
内側テーパー106及び外側テーパー110の機能は、図1における自動ギア4を保護することである。シートベルトスピンドル5が所定の最大トルクをこえるトルクを過負荷クラッチ100に作用させるとすぐに、この過負荷クラッチ100は、シートベルトスピンドル5と自動ギア4との間の回転上の連結をスリップによって遮断する。
この連結の遮断は、外側テーパー110と内側テーパー106との間の不確実な連結(テーパー同士の当接による連結)を分断することによるものであり、これは、所定の最大トルクをこえると、外側テーパー110が内側テーパー106に対しスライド(摺動)するからである。
最大トルクは、ラッチパウル81が第1のパウル位置から第2のパウル位置へとフリップ動作しないように設定されるのが好ましい。従って、ラッチパウルは、シートベルト張設後は第1のフリップ位置に留まり、また駆動モータ3によってシートベルト巻き出し方向への制御の間に第2のパウル位置に設定され、引き続きスピンドルクラッチ51が係合解除される。
スライドクラッチパウル65に加えて、更に第2のスライドクラッチパウル69が設けられる。この第2のスライドクラッチパウル69の機能は、力伝達に関し第1のスライドクラッチパウル65を補助することである。この第2のスライドクラッチパウル69は、第1のスライドクラッチパウル65と互いに係合及び係合解除がなされるように設けられる。
図1は、シートベルト2を張設するためのシートベルトテンショナー1を示す図である。 図2は、第1の力伝達経路6を詳細に示す図である。 図3は、パウルキャリア64、ディスクカム63及び連結ホイール62によって形成されたスライドクラッチRの作用を示す図である。 図4は、ディスクカムをパウルキャリア64上において予め付勢するトーションスプリング642を示す図である。 図5は、スピンドルクラッチ51を詳細に示す図である。 図6は、シートベルトスピンドル5がスピンドルクラッチ51とともに取り付けプレート9に取り付けられた後の状態を示す図である。 図7は、遊星ギア71を詳細に示す図である。 図8は、ベアリングピン82に回転可能に保持されるラッチパウル81を示す図である。 図9は、連結ギアホイール10の下側からの様子を示す図である。 図10は、連結ギアホイール10の上側からの様子を示す図である。 図11は、過負荷クラッチの実施形態を示す図である。 図12は、スライドクラッチRを下側から示す図である。 図13は、ラッチパウル81、ディスクカム63及びスライドクラッチパウル65の初期位置を示す図である。 図14は、第1のパウル位置におけるラッチパウル81、連結ロッド90及び摩擦要素92を示す図である。 図15は、連結ロッド90、連結ロッドピン921、摩擦要素92及びラッチパウル81を詳細に示す図である。
符号の説明
1 シートベルトテンショナー
2 シートベルト
3 駆動モータ
4 自動ギア
5 シートベルトスピンドル
6 第1の力伝達経路
7 第2の力伝達経路
8 ブロック装置
9 取り付けプレート
10 連結ギアホイール
31 モータピニオン
51 スピンドルクラッチ
52 スピンドルクラッチパウル
53 スピンドルクラッチハウジング
54 歯
55 同期パウル
61 スピンドルクラッチ歯リング
62 連結ホイール
63 ディスクカム
64 パウルキャリア
65 第1のスライドクラッチパウル
69 第2のスライドクラッチパウル
71 遊星ギア
81 ラッチパウル
82 ベアリングピン
83 長穴
84 ラッチパウルスプリング
85 ラッチブロック
86 カム
87 ストップ
90 連結ロッド
91 摩擦要素ベアリングピン
92 摩擦要素
93 摩擦面
94 ステム
95 長穴
96 ストップピン
100 過負荷クラッチ
105 負荷クラッチリング
106 内側テーパー
110 外側テーパー
521 内側爪
522 外側カム
531 穴
532 ブレーキシュー
533 ブレーキシュースプリング
611 内縁凹部
612 同期凹部
631 カム
641 旋回スプリング
642 トーションスプリング
651 旋回ピン
711 外部サンホイール
712 内部サンホイール
713 クラウンホイール
714 遊星ホイール
715 遊星クラッチパウル
716 遊星クラッチパウルスプリング
831 長穴83のストップ
921 連結ピン

Claims (45)

  1. シートベルトシステムのためのシートベルトテンショナー(1)であって、
    駆動モータ(3)と、駆動モータ(3)に連結されたギアと、シートベルトシステムのシートベルトスピンドル(5)を備え、
    前記ギア(4)はスピンドルクラッチ(51)によって互いに連結され、前記スピンドルクラッチ(51)は、前記シートベルトスピンドル(5)と前記ギアとを連結するパウル歯(54)に係合するスピンドルクラッチパウル(52)を有し、
    前記スピンドルクラッチ(51)は、前記スピンドルクラッチパウル(52)が前記パウル歯(54)に係合する前に、前記パウル歯(54)と同一平面上に配置される同期パウル(55)を更に有することを特徴とする。
  2. 請求項1に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記同期パウル(55)は、前記スピンドルクラッチ(51)の前記スピンドルクラッチパウル(52)が前記パウル歯(54)に係合する前に、前記パウル歯(54)に係合することによって前記パウル歯(54)と同一平面上に配置されることを特徴とする。
  3. 請求項1または2に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スピンドルクラッチ(51)は、前記駆動モータ(3)がシートベルト張設回転方向に回転するときに係合し、前記駆動モータ(3)がシートベルト巻き出し回転方向に回転するときに係合解除することを特徴とする。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スピンドルクラッチパウル(52)の各々は、前記スピンドルクラッチ(51)のスプリングクラッチ歯リング(61)の内縁凹部611にて個別にガイドされるカム(522)を有することを特徴とする。
  5. 請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記同期パウル(55)は、前記スピンドルクラッチ(51)のスプリングクラッチ歯リング(61)の同期凹部(612)にてガイドされるカムを有することを特徴とする。
  6. 請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記パウル歯(54)は、前記シートベルトスピンドル(5)に設けられていることを特徴とする。
  7. 請求項6に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スピンドルクラッチパウル(52)は、前記スピンドルクラッチ(51)の前記スプリングクラッチ歯リング(61)がシートベルト張設回転方向に回転するとすぐに前記シートベルトスピンドル(5)の前記パウル歯(54)に挿入されるように配設されており、結果的に前記シートベルトスピンドル(5)及び前記スプリングクラッチ歯リング(61)が互いに回転可能に連結され、および/または、前記スピンドルクラッチパウル(52)は、前記スプリングクラッチ歯リング(61)がシートベルト巻き出し回転方向に回転したときに、前記シートベルトスピンドル(5)の前記パウル歯(54)から外れて旋回し、結果的に前記シートベルトスピンドル(5)と前記スプリングクラッチ歯リング(61)との間の連結が分離されることを特徴とする。
  8. 請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スピンドルクラッチパウル(52)及び前記同期パウル(55)は、スピンドルクラッチハウジング(53)内において旋回可能に保持されることを特徴とする。
  9. 請求項8に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スピンドルクラッチハウジング(53)は、遊星ギア(71)の少なくとも1つの遊星ホイール(714)を回転可能に取り付ける少なくとも1つの取り付け点(531)を有することを特徴とする。
  10. 請求項9に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記取り付け点(531)は、前記遊星ギア(71)の前記遊星ホイール(714)が回転可能に配設されるピンによって形成されていることを特徴とする。
  11. 請求項1〜10のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ギアは、負荷に応じて自動的にシフトする機械式の自動ギア(4)であることを特徴とする。
  12. 請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    当該シートベルトテンショナーは完全な可逆式構造であることを特徴とする。
  13. 請求項11または12に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記自動ギア(4)は、第1の伝達比により第1の速度とされる力伝達経路(6)と、第1の伝達比よりも大きい第2の伝達比により第2の速度とされる少なくとも1つの更なる力伝達経路(7)を有することを特徴とする。
  14. 請求項13に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記自動ギア(4)は、当該シートベルトテンショナーの前記駆動モータ(3)によって駆動されて、第1及び第2の力伝達経路(6,7)の両方に作用する連結ギアホイール(10)を有することを特徴とする。
  15. 請求項13または14に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記第1の力伝達経路(6)は、所定のスイッチオフモーメントをこえて、結果的に前記更なる力伝達経路(7)が作動したときに係合解除するスライドクラッチ(R)を備えることを特徴とする。
  16. 請求項15に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スライドクラッチ(R)の所定のスイッチオフモーメントは、車両乗員の肩に作用する200〜250Nのシートベルト力と合致するように予め設定されることを特徴とする。
  17. 請求項13〜16のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記第1の力伝達経路(6)は、スライドクラッチ(R)、前記スライドクラッチに連結された連結ホイール(62)、前記シートベルトスピンドル(5)及び前記連結ホイール(62)に連結されたスプリングクラッチ歯リング(61)を有することを特徴とする。
  18. 請求項15〜17のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スライドクラッチ(R)は、前記連結ギアホイール(10)と同軸状に回転可能に設けられたパウルキャリア(64)を有し、またスライドクラッチパウル(65)は、前記パウルキャリア(64)上を連結位置から係合解除位置へと旋回可能に設けられていることを特徴とする。
  19. 請求項18に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スライドクラッチパウル(65)は、その連結位置においては、前記パウルキャリア(64)及び前記連結ギアホイール(10)とシートベルト張設回転方向(S)にて連結し、その係合解除位置においては、前記連結ギアホイール(10)及び前記パウルキャリア(64)の間の連結が無効とされることを特徴とする。
  20. 請求項18または19に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スライドクラッチ(R)は、前記スライドクラッチパウル(65)が係合解除位置に達したのちに自動的に連結位置へと復帰するのを防止するディスクカム(63)を有することを特徴とする。
  21. 請求項20に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ディスクカム(63)及び前記パウルキャリア(64)は、所定の相対回転角度によって回転されることを特徴とする。
  22. 請求項21に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スライドクラッチパウル(65)が係合解除位置に達するとすぐに、前記ディスクカム(63)は、前記スライドクラッチパウル(65)が係合解除位置に維持されるブロック位置へとスプリング(642)によって回転することを特徴とする。
  23. 請求項15〜22のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記スライドクラッチ(R)は、前記第1のスライドクラッチパウル(65)に加えて、更に前記第1のスライドクラッチパウル(65)を補助する第2のスライドクラッチパウル(69)を有することを特徴とする。
  24. 請求項23に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記第2のスライドクラッチパウル(69)は、前記パウルキャリア(64)上を旋回可能に設けられていることを特徴とする。
  25. 請求項21〜24のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ディスクカム(63)は、前記自動ギア(4)が回転するときに、前記ディスクカムが、まず最初にシートベルト巻き出し方向(A)に回転され、引き続きブロック位置から外れシートベルト張設回転方向へ回転され、結果的に、前記第1のスライドクラッチパウル(65)は、連結位置へとガイドされることを特徴とする。
  26. 請求項24または25に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記第1及び第2のスライドクラッチパウル(65,69)は、前記連結ギアホイール(10)に関する挿入方向へと同一の旋回スプリング(641)によって予め付勢されていることを特徴とする。
  27. 請求項11〜26のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記自動ギア(4)は、遊星ギア(71)を有することを特徴とする。
  28. 請求項27に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記遊星ギア(71)は、前記更なる力伝達経路(7)に設けられていることを特徴とする。
  29. 請求項28に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記遊星ギア(71)は、前記スライドクラッチ(R)の係合時に力伝達が解放された状態で回転し、前記スライドクラッチ(R)が係合解除時に力伝達によって前記自動ギア(4)の第2の速度を供給することを特徴とする。
  30. 請求項27〜29のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記遊星ギア(71)は、内部サンホイール(712)によって駆動される少なくとも1つの遊星ホイール(714)に連結されたクラウンホイール(713)を有することを特徴とする。
  31. 請求項30に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記遊星ギア(71)は、前記連結ギアホイール(10)によって駆動され、内部サンホイール(712)に回転可能に取り付けられる外部サンホイール(711)を有することを特徴とする。
  32. 請求項30または31に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記遊星ギア(71)は、前記クラウンホイール(713)と作用して、前記クラウンホイール(713)の所定のクラウンホイール回転方向に沿った回転を許容し、前記クラウンホイールの所定のクラウンホイール回転方向と反対方向の回転をブロックする遊星クラッチパウル(715)を有することを特徴とする。
  33. 請求項32に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記遊星クラッチパウル(715)は、遊星クラッチパウルスプリング(716)によって前記クラウンホイール(713)に向けて旋回されることを特徴とする。
  34. 請求項1〜33のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    当該シートベルトテンショナーは、前記シートベルトスピンドル(5)を張設動作の終了後に張設位置にてブロックするブロック装置(8)を有することを特徴とする。
  35. 請求項34に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ブロック装置(8)は、車両乗員に作用するシートベルト拘束力を上昇させることなく解放されるように構成されていることを特徴とする。
  36. 請求項34または35に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ブロック装置(8)は、前記シートベルトテンショナー(1)の前記駆動モータ(3)によって解放されることを特徴とする。
  37. 請求項34〜36のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ブロック装置(8)は、前記駆動モータ(3)がシートベルト巻き出し方向に制御されることによって、前記シートベルトテンショナー(1)の前記駆動モータ(3)によって解放されることを特徴とする。
  38. 請求項34〜37のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ブロック装置(8)は、第1及び第2のパウル位置に設定されるラッチパウル(81)を有し、第1のパウル位置では前記シートベルトスピンドル(5)をシートベルト巻き出し方向に関しブロックし、第2のパウル位置では前記シートベルトスピンドル(5)をシートベルト巻き出し方向に関し解放することを特徴とする。
  39. 請求項34〜38のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ラッチパウル(81)は、回転可能及び弾性的に保持されることを特徴とする。
  40. 請求項39に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ラッチパウル(81)は、車両乗員の肩を押圧する所定のシートベルト引き出し力が、好ましくは1000Nと3000Nの間にあるときに、当該ラッチパウルが第1のパウル位置から第2のパウル位置へと旋回されるように保持されることを特徴とする。
  41. 請求項39または40に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ラッチパウル(81)は、前記駆動モータ(3)の駆動力の補助によって第2のパウル位置から第1のパウル位置へと旋回されるように回転可能及び弾性的に保持されることを特徴とする。
  42. 請求項38〜41のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記ラッチパウル(81)の前記旋回ピン(82)は、前記ラッチパウル(81)の長穴(83)に設けられ、前記ラッチパウル(81)は、前記旋回ピン(82)まわりの回転方向に旋回され、長穴(83)によって形成されたガイドスロットに沿って前記旋回ピン(82)の径方向に偏向されることを特徴とする。
  43. 請求項1〜42のうちのいずれか1項に記載のシートベルトテンショナーであって、
    過負荷クラッチ(100)は、前記自動ギア(4)と前記シートベルトスピンドル(5)の間に設けられており、所定の最大トルクまでトルクを伝達し、この最大トルクをこえたときに係合解除することを特徴とする。
  44. 請求項43に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記過負荷クラッチ(100)は、当該過負荷クラッチの係合状態では、前記自動ギア(4)と前記シートベルトスピンドル(5)の間の力ロック連結を形成し、当該過負荷クラッチ(100)の係合解除状態では、スリップを生じる2つの連結要素(105,110)を有することを特徴とする。
  45. 請求項43または44に記載のシートベルトテンショナーであって、
    前記第1の連結要素は、内側テーパー(106)によって形成され、前記第2の連結要素は、前記内側テーパー(106)にて力ロックされて保持される外側テーパー(110)によって形成されることを特徴とする。


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