JP2644157B2 - カムコーダデッキの駆動装置及びその制御方法 - Google Patents

カムコーダデッキの駆動装置及びその制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカムコーダに関し、もっ
と詳しくはデッキの構造を簡略化してその大きさを大幅
縮小させることによって、カムコーダを小型化するとと
もに、生産原価を節減させることのできるようにするカ
ムコーダデッキの駆動装置及びその制御方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のカムコーダ用デッキはデッキが1
つであるものと、デッキがメインデッキとサブデッキと
に分離構成されたものとで、大きく2種の形態に分けら
れる。先ず、デッキが1つであるカムコーダデッキは、
テープの信号を再生または録画するためのヘッドを備え
たドラムと、ドラムでテープをローディングさせるため
のローディング装置と、テープが装着される両側リール
と、前記ローディング装置及び両側リールを駆動させる
ための駆動装置部などの各種構成要素が、1つのデッキ
上にすべて集結して取り付けられた状態で、テープの信
号を再生させるようになっている。しかし、この種のデ
ッキでは、テープの信号を再生させるのに必要なすべて
の構成要素が1つのデッキ上に設置されなければならな
いので、デッキが大型化するより外はなく、携帯用に使
用されるカムコーダとしての適用を期待することができ
なかった。
【0003】そして、2番目の形態のデッキ、すなわち
メインデッキとサブデッキとに分離構成されたデッキ
は、メインデッキとサブデッキにテープを再生させるの
に必要な各種構成要素が分離取り付けられることによっ
て、デッキの大きさを多少縮小させることができる。し
かし、この種のデッキもやはりデッキの小型化には限界
を示すようになった。すなわち、この種のデッキでは、
メインデッキの所定位置にドラムが傾斜するよう取り付
けてあり、このメインデッキ上にはテープを定着させる
サブデッキがスライディング自由に取り付けてあって、
ドラムが傾斜するよう取り付けられたその角度だけデッ
キの高さが高まるようになった。一方、ドラムが傾斜す
るよう取り付けた場合に、前記サブデッキが過度にドラ
ム側へ接近すると、サブデッキ上に装着されたテープの
ケース外側がドラムと接触する恐れがあって、ドラム側
へサブデッキを近接設置するのには限界がある。このよ
うな従来のデッキでは、デッキの高さだけでなく、前後
の長さが大きくなってデッキの小型化には限界があっ
て、カムコーダ自体が大型化されるより外はなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記のよう
な従来の問題点を解決するために成されたもので、本発
明の目的は、比較的加工と製作が容易であり、価格が低
廉なφ40ドラムを前方へ傾斜するよう取り付けて、こ
のドラムに適合するよう走行系及び各種駆動装置部の構
造を改善することによって、小型化された製品を低廉な
価格で消費者に供給することのできるようにするカムコ
ーダデッキの駆動装置及びその制御方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成
するための本発明の第1の特徴は、ドラムが取り付けら
れるメインデッキと前記メインデッキ上で前後に移動さ
れるサブデッキとから成るカムコーダデッキの駆動装置
において、メインデッキ100の一方の側に前方へ一定
角度の傾斜を持つよう取り付けられるドラム10と、前
記メインデッキ100のドラム10の両側に形成され、
先端部内側に分岐溝56が形成された上部ガイドレール
50と、前記サブデッキ200の前方両側に形成され、
前記サブデッキ200の移動により前記上部ガイドレー
ル50の下端とその先端が一致して連続する1つのガイ
ドレールを形成する下部ガイドレール57と、前記上,
下部ガイドレール50,57により形成された前記連続
する1つのガイドレールに沿って駆動され、テープをロ
ーディングさせるポールベース24,24aと、前記メ
インデッキ100に前後方向に摺動可能に取り付けら
れ、前方両側にピン125を持つレバー124を有し、
前記サブデッキ200とメインデッキ100とが一致し
た後にローディングモータ30の駆動動力を受けて後方
に所定距離移動するプレートスライダ27と、前記サブ
デッキ200にほぼ中央の中央ヒンジ部61aにより回
動自在に取り付けられ、一端のほぼ中央に前記ピン12
5と回動自在に係合する窪みであるスライディング部6
1bを有し、前記ポールベース24,24aが先端に取
り付けられたローディングアーム結合体60,60aの
末端が、他端に回動自在に接続されたローディングアー
ム61と、前記ドラム10の周囲のメインデッキ100
に取り付けられる走行系とを備え、前記プレートスライ
ダ27とローディングアーム61とは、前記サブデッキ
200とメインデッキ100とが一致するまでに、前記
プレートスライダ27の移動なしに前記ローディングア
ーム61が前記ピン125により押されて前記中央ヒン
ジ部61aを軸に所定の回動を行うように配置されてお
り、前記ポールベース24,24aは、前記サブデッキ
200とメインデッキ100とが一致するまでに、前記
サブデッキ200の移動により前記ローディングアーム
61が前記ピン125により押されて前記中央ヒンジ部
61aを軸に所定の回動を行って前記下部ガイドレール
57をスライドする第1のローディングと、前記サブデ
ッキ200とメインデッ キ100とが一致した後に、
記プレートスライダ27の下方への移動に基づいて更に
前記ローディングアーム61が前記ピン125により押
されて前記中央ヒンジ部61aを軸に所定の回動を行っ
前記上部ガイドレール50をスライドする第2のロー
ディングとを経てローディングされることを特徴とする
カムコーダデッキの駆動装置にある。
【0006】また、本発明の第2の特徴は、(a)サブ
デッキ200がメインデッキ100から引き出され、ハ
ウジングが開放されてテープを摘出することのできるよ
うにするエジェクトポジションEJPと、(b)ハウジ
ングにテープを挿入してサブデッキ200にハウジング
をロッキングさせるアンローディングストップポジショ
ンULPと、(c)テープローディングのためテープの
位置を感知し、サブデッキ200及びピンチローラ10
5とリビューアーム111とが移動を開始するエンドセ
ンサポジションESPと、(d)メインデッキ100上
でサブデッキ200が移動してメインデッキ100とサ
ブデッキ200とが一致し、ポールベース24,24a
がローディングをするサブローディングポジションSL
Pと、(e)テープをローディングさせて画面を再生す
るようポールベース24,24aが動作され、ピンチロ
ーラ105がキャプスタン軸20に押着されるプレーバ
ックポジションPBPと、(f)再生中である画面を停
止させ、所望のポジションに動作させるため両側リール
110,120をアームブレーキ72とアームクラッチ
72とで停止させ、ピンチローラ105がキャプスタン
軸20から離隔されるスタンバイポジションSBPの順
に動作し、前記サブローディングポジションSLPで
は、サブデッキ200に取り付けられたポールベース2
4,24aのローディングアーム61とローディングモ
ータ30の駆動動力により上下運動をするメインデッキ
100に取り付けられたプレートスライダ27との相対
位置関係によりローディングが行なわれ、サブデッキ2
00の移動によりローディングアーム61がプレートス
ライダ27のピン125に押されて回動し、ポールベー
ス24,24aがローディングを開始し、サブデッキ2
00が移動を完了してメインデッキ100と一致するま
で、ポールベース24,24aが一次的にローディング
される第1サブローディングポジションと、サブデッキ
200の移動が完了したあと、プレートスライド27の
下方への移動によりローディングアーム61がプレート
スライダ27のピン125に押されて更に回動し、ポー
ルベース24,24aのローディングが完了される第2
サブローディングポジションとを有することを特徴とす
るカムコーダデッキの制御方法にある。
【0007】
【実施例】以下、本発明によるカムコーダデッキの駆動
装置に対する望ましい実施例を添付した図面により詳細
に説明すると次の通りである。図1乃至図3は本実施例
の構造とメインデッキ100上でサブデッキ200が出
没動作できるよう取り付けられた状態とを示すものであ
る。
【0008】メインデッキ100にはドラム10が前方
へ傾斜10度になるよう取り付けられており、サブデッ
キ200はサブデッキの移動装置によりメインデッキ1
00上でスライディング動作することができるよう取り
付けられる。そして、前記ドラム10の外側には前方へ
傾斜するよう取り付けられたドラムへテープを案内する
走行系が取り付けられる。この走行系は図5のように、
テンションポール11,レバーガイドローラ12,第1
傾斜ポール13,第1傾斜ガイドローラ14,第2傾斜
ガイドローラ15,第2傾斜ポール16,ドラム10,
第3傾斜ポール17,第3傾斜ガイドローラ18,第4
傾斜ポール19,キャプスタン軸20,レビューアーム
ポール21などで成る。
【0009】前記テンションポール11とレバーガイド
ローラ12とは、図1及び図3のように、サブデッキ2
00に取り付けられたテンションアーム26とガイドレ
バー96との先端部にそれぞれ取り付けられ、特にテン
ションポール11はサプライリール110から解けて出
たテープ22の外側に位置して、テープを内側へ押すよ
うになる。また、第1傾斜ポール13と第1傾斜ガイド
ローラ14とは、図1と図2のように、メインデッキ1
00上に取り付けられるベース23に固定して取り付け
られて、レバーガイドローラ12より案内されて出たテ
ープ22を所定の角度で傾斜するよう案内する。そし
て、図1乃至図3のように、前記第2傾斜ガイドローラ
15と、第2傾斜ポール16と、第3傾斜ポール17
と、第3傾斜ガイドローラ18とは、ローディング溝5
5に沿って案内されるポールベース24にそれぞれ取り
付けられ、前記それぞれの傾斜ポール及びローラを通っ
て案内されて出たテープ22は、キャプスタンベース2
5に傾斜するよう取り付けられた第4傾斜ポール19
と、キャプスタン軸20と、レビューアームポール21
とを経て、テイクアップリール120に巻き取られる。
【0010】次に、メインデッキ100とサブデッキ2
00とを区分して説明する。先ず、メインデッキを説明
すると次の通りである。図2はメインデッキ100を示
す平面図である。メインデッキ100上には、メインデ
ッキ中央上部に前方へ傾斜取り付けられるドラム10
と、このドラム10にテープを案内接触させるポールベ
ース案内用のローディング溝55を備えた左,右側の上
部ガイドレール51,52とが取り付けられる。前記ド
ラム10の前方傾斜角度は10度である。
【0011】また、前記メインデッキ100上には、ロ
ーディングモータ30及びローディングモータ30によ
り駆動される動力伝達装置と、前記ドラム10の他方に
取り付けてテープを移動させるキャプスタンモータ40
と、そして前記動力伝達装置の第1カムギヤ33により
動作されるカムレバー39と、第2カムギヤ35により
動作されるプレートスライダー27及びサブデッキ移動
用カムレバー28と、第3カムギヤ38により動作され
るカムレバー29とが取り付けてある。
【0012】前記キャプスタンモータ40の一方にはキ
ャプスタンモータと噛み合ったギヤ41が取り付けら
れ、プレートスライダ27の下方には前記ギヤ41とベ
ルト42で連結されるアイドル動作用滑車43が取り付
けられる。前記左,右側の上部ガイドレール51,52
には、図2のように、先端部にV溝53を備えた停止用
ストッパー54がそれぞれ形成されてポールベース2
4,24aをストップし、左側の上部レールガイド51
のローディング溝55の上部の一方には分岐溝56が形
成されている。前記動力伝達装置は、ローディングモー
タ30,駆動ギヤ31,第1ギヤ32,第1カムギヤ3
3,第2ギヤ34,第2カムギヤ35,第3ギヤ36,
第4ギヤ37,第3カムギヤ38の順に動力が伝達され
るように噛み合っている。
【0013】前記第1カムギヤ33にはカム溝33aが
形成され、このカム溝33aに案内されるよう、メイン
デッキ100底面の一方の側の所定位置にヒンジ結合さ
れたカムレバー39には案内ピン39aが取り付られけ
ている。そして、前記第2ギヤ34は、それぞれのモー
ド別の信号を制御するモードスイッチを備えてあって、
本実施例のデッキがモード別に順次に動作されるように
している。また、第2カムギヤ35には、第1カム溝3
5aと第2カム溝35bとが形成されており、第1カム
溝35aにより前記プレートスライダ27を昇下降動作
させることのできるようにし、第2カム溝35bにより
サブデッキ動作用カムレバー28が案内される。
【0014】そして、前記第3カムギヤ38にはカム溝
38aが形成されており、この第3カムギヤ38の上面
にはピンチローラ動作用のカムレバー29を旋回案内で
きるよう一端をメインデッキ100の所定位置にヒンジ
結合せしめながら、一底面に下向突出された案内ピン2
9aが前記カム溝38aに案内されるよう嵌合わされて
おり、ピンチローラレバー動作用の案内部29bと長孔
29cとがヒンジ結合部29dを軸に旋回できるように
形成されている。また、キャプスタンモータ40の上面
には後で説明するレビューアーム111が案内される傾
斜面44を備えたキャプスタンベース25が取り付けて
ある。
【0015】一方、図3はサブデッキ200を示す平面
図である。先端部両側に前記左,右側の上部ガイドレー
ル51,52とそれぞれ接するようになるローディング
溝55を備えた下部ガイドレール57がそれぞれ取り付
けられて、その内側には末端部ローディングアーム61
がサブデッキ200の底面両側にヒンジ結合され、先端
部ポールベース24,24aには、前記上,下部のガイ
ドレール50,57のローディング溝55から案内され
る一対のローディングアーム結合体60,60aが取り
付けられる。そして、サブデッキ200の上面中央両側
にはサプライリール110とテイクアップ側リール12
0が取り付けられており、それぞれのリール110,1
20の一方の側には両側リールを制動させるための制動
装置がそれぞれ取り付けられる。
【0016】先ず、サプライリール110の制動装置
は、メインデッキ100の第2カムギヤ35の突起35
cとの接続により動作されるレバーブレーキ71と、こ
のレバーブレーキ71の動作により制動又は解除させる
アームブレーキ72とから成る。前記レバーブレーキ7
1は、サプライリール110の一方の側のサブデッキ2
00上面にヒンジ結合され、先端部はサブデッキ200
下方の第2カムギヤ35の突起35cと接触可能とする
よう下向折り曲げ接触部73を形成しており、このレバ
ーブレーキ71の他端は、弾性部材74によりアームブ
レーキ72の突起75を押さえている。
【0017】また、前記アームブレーキ72は前記レバ
ーブレーキ71の一端にヒンジ取り付けられるが、これ
は先端にサプライリール110と接触して制動させる制
動部76と、前記レバーブレーキ71の後端が係止され
る突起75とが形成されており、前記アームブレーキ7
2のヒンジ部には弾性部材77が取り付けてある。テイ
クアップリール120の制動装置は、図2,図3のよう
に、メインデッキ100の第3カムギヤ38により動作
されるカムレバー29の下部カム面29eとの接触によ
り回動されるアームブレーキ81と、このアームブレー
キ81によりテイクアップリール120を制動又は解除
させるアームクラッチ82とから成る。
【0018】前記アームブレーキ81は、ティクアップ
リール120の一方のサブデッキ200上面にヒンジ結
合され、他端は弾性部材83で弾力的に取り付けられ、
底面には突起84が下向突出されて、この突起84が図
2の第3カムギヤ38に取り付けられたカムレバー29
のカム面29eと接触するようになっている。また、ア
ームクラッチ82は、テイクアップリール120の上部
制動面に接する円弧面のレバー85と、その下端ギヤ部
に掛かる制動部86を持ったアームブラケット87とで
構成され、前記アームブラケット87とレバー85とは
弾性部材88によりすきまができるよう取り付けられ、
このアームクラッチ82はテイクアップリール120の
逆回転を防止することができるようになっている。
【0019】一方、前記両側のリール110,120間
には、メインデッキ100の滑車43により動力を選択
的に両側のリール110,120に伝達するアイドル8
9が取り付けられる。そして、サブデッキ200の一方
の側の所定位置には、ガイドレバー96を動作させるス
ライダ91がサブデッキ200と同一に移動されるよう
取り付けられ、このスライダ91上部の一方の側のサブ
デッキ200上には、末端部案内ピン97がスライダ9
1のカム溝92に案内される先端部にレバー開度ローラ
12が取り付けられたガイドレバー96と、先端部にテ
ンションポール11が取り付けられたテンションアーム
26とが同一軸上にヒンジ結合される。前記テンション
アーム26の下側には、一端がサブデッキ200に取り
付けられてサプライリール110に巻かれたテンション
バンド98の他端が連結取り付けられ、他側には弾性部
材26aが弾力的に取り付けられている。
【0020】また、テイクアップリール120の側のサ
ブデッキ200の所定位置には、前記メイン基板100
に取り付けられたカムレバー29の案内部29bに案内
される案内ピン102が形成されたピンチローラレバー
101と、先端部にピンチローラ105が回転自由に取
り付けられ、その一方の側にレビューアーム111と接
触される接触部108が形成されたピンチアーム106
とが同一ヒンジ部にそれぞれ取り付けられ、末端部に弾
性部材103が取り付けられた前記ピンチローラレバー
101とピンチアーム106とのそれぞれの末端部間に
は、弾性部材107が取り付けられている。そして、前
記ピンチローラレバー101とピンチアーム106との
上部のサブデッキ200上には、先端部にレビューアー
ムポール21とその底面に接触突起112とを備えて一
方の側の面に接触部113を備えたレビューアーム11
1が、弾性部材114でヒンジ式に弾力的に取り付けら
れる。
【0021】以上のように構成された本実施例を、図4
を参照してそれぞれのポジション別に動作状態を説明す
ると次の通りである。先ず、エジェクトポジションEJ
Pは、サブデッキ200がメインデッキ100から後方
に突出されてハウジングが開放された状態で、テープが
摘出される状態である。その次の段階であるアンローデ
ィングストップポジションULSは、テープのローディ
ング直前の状態であり、ハウジングにカセットが挿入さ
れ、ハウジングがロッキングされた状態でローディング
モータは若干回転された状態である。エンドセンサポジ
ションESPは、瞬間的に存在するポジションであり、
テープの位置を感知してテープの終端がサプライ側に位
置する時、テープローディングのためテイクアップリー
ル側へテープを更に巻くための段階であり、このときは
ガイドレバー96とピンチローラ105、そしてレビュ
ーアーム111がサブデッキ200とともに移動を開始
する状態である。このエンドセンサポジションESPで
は、テープの終端の位置により、アイドル89の位置を
選択的に位置付けする。このアイドルの位置を変更させ
るときは、図2と図6Aで見るごとく、キャプスタンモ
ータ40の回転方向を調節することによって、キャプス
タンモータ40と噛み合ったギヤ41が回転しながら、
その回転力がベルト42によりアイドル89に伝達され
て、選択的にサプライリール10側またはテイクアップ
リール120側へ位置を調節することができるようにし
ている。
【0022】そして、前記ガイドレバー96とピンチロ
ーラ105とレビューアーム111とは、サブデッキ2
00の移動とともに移動するようになるが、その動作を
次に説明する。先ず、サブデッキ200の移動動作から
説明する。図2及び図6Bのように、ローディングモー
タ30が動作されると、ローディングモータ30の減速
された回転力が駆動ギヤ31,第1ギヤ32,第1カム
ギヤ33,第2ギヤ34,第2カムギヤ35,第3ギヤ
36,第4ギヤ37,第3カムギヤ38の順で噛み合っ
て伝達されて回転する。
【0023】前記のそれぞれのギヤなどの回転中には、
前記第2カムギヤ35には、一端がメインデッキ100
にヒンジ結合され、他端の突起28aがサブデッキ20
0のサブデッキ位相案内口121の案内溝122により
案内されるカムレバー28が取り付けられているので、
前記第2カムギヤ35の回転によりカムレバー28の突
起28aがヒンジ部を中心に所定の角度で旋回し、この
突起28aが嵌合わされたサブデッキ200が移動する
ようになる。
【0024】また、ガイドレバー96の動作状態は、図
6Cのように、前記サブデッキ200の移動により、移
動するサブデッキ200の上面に取り付けられてこれと
ともに移動するスライダ91のカム溝92に、ガイドレ
バー96の案内ピン97が嵌合わされて、ガイドレバー
96はヒンジ部を中心に外側へ隙間があくようになる。
そして、ピンチローラ105の動作は、図6Cのよう
に、前記サブデッキ200の移動によりサブデッキ20
0上に取り付けられたピンチローラレバー101の案内
ピン102が、メインデッキ100上に取り付けられた
カムレバー29の案内部29bに案内され、ヒンジ部を
中心にピンチローラレバー101が上側へ回動される。
【0025】前記ピンチローラ101が回動することに
よって、その上側にピンチローラレバー101と同一ヒ
ンジ部に取り付けられたピンチアーム106が上側へ回
動するようになり、続くサブデッキ200の移動により
ピンチアーム106に取り付けられたピンチローラ10
5がキャプスタン軸20に接触されるものである。ま
た、前記ピンチアーム106の動作とともにレビューア
ーム111が動作されるが、このレビューアーム111
の作動は、前記図6Cのように、前記ピンチアーム10
6の回動のときピンチアーム106の接触部108がレ
ビューアーム111の接触部113を押すようになっ
て、レビューアーム111はヒンジ部を中心に回動する
ようになり、移動するサブデッキ200によりサブデッ
キ200上側にヒンジ取り付けられたレビューアーム1
11がキャプスタンモータ40のキャプスタンベース2
5の傾斜面44へ案内される。
【0026】次にはサブローディングポジションSLP
になるが、このサブローディングポジションSPLは、
サブデッキ200が移動しながらサブデッキ200とメ
インデッキ100とが一致した状態で、ポールベース2
4,24aがどの程度サブデッキ200によりローディ
ングされたかにより、ポールベース24,24aがロー
ディングを開始するようサブデッキ200が移動する第
1サブローディングポジションと、サブデッキ200が
移動を完了してメインデッキ100と一致し、ポールベ
ース24,24aが1次的にローディングされる第2サ
ブローディングポジションとから成る。このサブローデ
ィングポジションSPLからのサブデッキ200の移動
状態はエンドセンサポジションで説明したので、その説
明は省略し、ポールベース24,24aのローディング
状態を図6Dを参照して説明する。
【0027】前記ローディングモータ30の動力が駆動
ギヤ31,第1ギヤ32,第1カムギヤ33,第2ギヤ
34,第2カムギヤ35へ伝達することによって、第2
カムギヤ35の第1カム溝35aに案内されるカムレバ
ー28によりサブデッキ200の最終部分に近くなる
と、両側ローディングアーム61のスライディング部6
1bがプレートスライダ27の両側上部に取り付けられ
たレバー124のピン125に掛って滑りながら、中央
ヒンジ部61aとサブデッキ200底面のヒンジ部にヒ
ンジ結合された両側ローディングアーム61はそれぞれ
内側へ回転するようになる。このように、両側ローディ
ングアーム61が回転することによって、両側ローディ
ングアーム61の先端部にリンクなどで連結されたポー
ルベース24,24aは、ローディング溝55に沿って
1次的にローディングが始められるのである。
【0028】前記サブローディングポジションSLPの
次の段階であるプレーバックポジションPBPは、テー
プをローディングさせて画面が再生される段階であり、
ポールベース24,24aの動作状態から説明する。前
記サブローディングポジションSLPで説明したごと
く、サブデッキ200とメインデッキ100とが連結さ
れて、上,下部ガイドレール50,57が互いに係合さ
れてローディング溝55が連結された状態で、ポールベ
ース24,24aがローディングを始める状態から説明
する。
【0029】前記プレートスライダ27の移動によりロ
ーディングされるポールベース24,24aは、第2カ
ムギヤ35により移動するプレートスライダ27の動作
により左,右側の上部ガイドレール51,52のローデ
ィング溝55へ移動される。このとき、左側のポールベ
ース24は、左側の上部ガイドレール51のローディン
グ溝55上部の所定位置に分岐溝56が形成されている
ので、ポールベース24の底面ガイド部がローディング
溝55から上昇されるや分岐溝56へ挿入案内されて、
ポールベース24が反時計方向へ所定の角度だけ回転さ
れて停止される。前記ポールベース24が反時計方向へ
回転するので、ポールベース24上の第2傾斜ポール1
6に案内されるテープ22が安定してドラム10の外周
面に接触される。前記ポールベース24,24aの移動
は、左,右側の上部のガイドレール51,52のV溝5
3を備えたストッパー54に掛って移動が停止され、こ
の状態でテープの再生がされる。
【0030】一方、テンションポール11が取り付けら
れたテンションアーム26は、図1及び図5のようにア
ンローディングストップポジションULSと、エンドセ
ンサポジションESPを経て、ヒンジ部を中心に旋回し
ながらテープの外側へ外れている状態であるので、この
テンションアーム26のテンションポール11はテープ
22の外側面でテープを押えて、テープローディングの
ときテンションバンド98の接触力でテープに張力を付
与する。また、このプレーバックポジションPBPで
は、テープの信号を再生または録画させるため、サプラ
イリール110に巻かれたテープ22をテイクアップリ
ール120に巻かれるようにするが、そのようにするた
めにはピンチローラ105をキャプスタン軸200に押
着させて、ピンチローラ105とキャプスタン軸20の
間のテープ22をキャプスタンモータ40の回転力でテ
イクアップリール120に巻かれるようにする。
【0031】前記のように、テープ22をテイクアップ
リール120に巻くためにピンチローラ105をキャプ
スタン軸20に押着させる動作は、図6Cを土台に説明
する。すなわち、前記ローディングモータ30の回転に
より回転される第3カムギヤ38には、この第3カムギ
ヤ38のカム溝38aに案内ピン29aが案内されるカ
ムレバー29が取り付けられているので、このカムレバ
ー29は第3カムギヤ38の回転によりヒンジ部29d
を中心に所定の角度で回転することができ、回転するカ
ムレバー29の一方の側には案内部29bが形成されて
いる。
【0032】前記カムレバー29の案内部29bには、
ピンチローラ105が取り付けられたピンチアーム10
6と前記案内部29bに案内される案内ピン102に下
取り付けられたピンチローラレバー101が案内される
ことのできるよう案内ピン102が案内されている状態
で、前記カムレバー29がヒンジ部29dを中心に回動
されるので、キャプスタン軸20側へ案内されたピンチ
ローラ105が前記カムレバー29の回動によりキャプ
スタン軸20に押着される。
【0033】前記のようにポールベース24,24aが
ローディングされ、ピンチローラ105がキャプスタン
軸20に押着されることによって、テープの信号を再生
または録画できるものである。前記の説明のように、プ
レーバックポジションPBPの次の段階はスタンバイポ
ジションSBPであり、このスタンバイポジションSB
PはプレーバックポジションPBPで再生中である画面
を停止させ、所望のポジションに動作させるための待機
状態であり、このスタンバイポジションSBPのとき
は、両側リール110,120をアームブレーキ72と
アームクラッチ82とで制動させ、ピンチローラ105
をキャプスタン軸20から離隔させてテープの走行を停
止させ、ローディング状態のテープを保護することがで
きるよう、テンションポール11が多少緩んでいる状態
である。
【0034】前記スタンバイポジションSBPで動作す
るそれぞれの部分を次に説明する。先ず、サプライリー
ル110を制動させるアームブレーキ72は、図6Eの
ようにローディングモータ30により回転する第2カム
ギヤ35の回転動作により動作されて、サプライリール
110を制動させる。すなわち、ローディングモータ3
0により回転する第2カムギヤ35の上面所定位置には
突起35cが形成されており、サプライリール110の
所定位置には前記の突起35cと接するようになる接触
部73を備えたレバーブレーキ71が取り付けられて、
そのレバーブレーキ71の一方の側にはレバーブレーキ
71によりサプライリール110を制御するアームブレ
ーキ72が取り付けられている。従って、前記第2カム
ギヤ35が回転することによって、第2カムギヤ35の
突起35cがレバーブレーキ71の接触部73と接触す
るようになると、レバーブレーキ71はヒンジ部を中心
に所定角度で回動されながらアームブレーキ72の突起
75を解除させる。このように、アームブレーキ72の
突起75を制動していたレバーブレーキ71が解除され
ると、アームブレーキ72は弾性部材77の弾性力によ
り制動部76がサプライリール11に掛って制動をかけ
るようになる。
【0035】また、テイクアップリール120を制動さ
せるアームクラッチ82は、図3と図6Eのように、前
記ローディングモータ30により回転される第3カムギ
ヤ38によりアームブレーキ81を動作させ、その動作
によりアームクラッチ82が動作されてアームクラッチ
82の制動部86がテイクアップリール120に制動を
かけるようになるものである。すなわち、前記動作状態
を図1乃至図3と図6Eを参考として詳細に見ると、前
記第3カムギヤ38が回転することによって、その上面
に取り付けられたカムレバー29がヒンジ部29dを中
心に長孔29c長さ内で所定の角度だけ回動するように
なると、メインデッキ100上に取り付けられたアーム
ブレーキ81の下向突起84が前記カムレバー29のカ
ム面29eに案内されながら、アームブレーキ81がヒ
ンジ部を中心に回動するようになる。このように回動す
るアームブレーキ81がその一方の側に取り付けられた
アームクラッチ82を押して、アームクラッチ82の制
動部86はテイクアップリール120に掛かるようにな
ってテイクアップリール120を制動させるようにな
る。
【0036】そして、テープの走行を停止させるための
ピンチローラ105の解除動作は、図1乃至図3と図6
Cのように、第3カムギヤ3の回転により所定角度で回
動するカムレバー29が前記第3ギヤ29のカム溝28
aの形状により、前記回動した反対方向へ若干後退する
ようになる。このように、カムレバー29が後退回転す
ることによって、このカムレバー29の案内部29bに
位置しているピンチローラレバー101の案内ピン10
2が、カムレバー29が後退回転しただけ弾性部材10
3によりピンチローラレバー101へ後退するようにな
り、結果的にピンチローラ105はキャプスタン軸20
から離れるものである。
【0037】また、ローディング状態以後、テープを保
護できるようにテンションポール11が解除される動作
は、図2及び図6Fのように、ローディングモータ30
の回転により回転される第1カムギヤ33のカム溝33
aにはカムレバー39の案内ピン39aが嵌合されてい
て、このカムレバー39はカム溝39aの形状により、
このスタンバイポジションSBPからヒンジ部を中心に
外側へ若干移動する。このように、前記カムレバー39
が回動することによって、サブデッキ200上にヒンジ
取り付けられたテンションアーム26の下向折曲部26
bをカムレバー39が外側へ押してやるようになって、
テンションアーム26がヒンジ部を中心に外側へ所定の
角度だけ移動するようになり、それによりテンションポ
ール11が外側へ外れるようになって、テープ22の外
側面を押さえながら支持していたテンションポール11
が解除されるものである。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
るカムコーダデッキ駆動装置及びその制御方法は、テー
プのローディングをポールベース24,24aのローデ
ィングアーム61とローディングモータ30の駆動動力
により前後運動をするプレートスライダ27との相対位
置関係により行なうことにより、第1サブローディング
ポジションと第2サブローディングポジションとを有す
るサブローディングポジションSLPにおいて、第1サ
ブローディングポジションではサブデッキ200の移
動、第2サブローディングポジションではプレートスラ
イダ27の移動により、共に前後運動のみでポールベー
ス24,24aを移動させるので構成要素の構造を簡略
化できた。すなわち、サブデッキ200の移動をポール
ベース24,24aの第1サブローディングに直接使用
できるので、構造が簡単となってプレートスライダ27
の配置等が簡単に調整でき、プレートスライダ27の
後の移動幅を第2サブローディングを実行する幅のみ
限定できる。その為、本発明は、デッキの大きさをより
小型化できると共に構造が簡単になり、普遍化されたド
ラムφ40を使用するので取扱い及び操作が簡便であ
り、生産原価が節減されるなどの非常に特出した効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置を示す
平面図である。
【図2】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のメイ
ンデッキを示す平面図である。
【図3】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のサブ
デッキを示す平面図である。
【図4】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置の作動
状態を示すタイミングチャートである。
【図5】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のテー
プ走行系を示す平面概略図である。
【図6A】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のア
イドルギヤの作動状態図である。
【図6B】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のサ
ブデッキの作動状態図である。
【図6C】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のガ
イドレバーとピンチローラ及びレビューアームの作動状
態図である。
【図6D】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のポ
ールベースのローディング状態を示す作動状態図であ
る。
【図6E】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のサ
プライリールとテイクアップリールを制動させる両側制
動装置の作動状態図である。
【図6F】本実施例のカムコーダデッキの駆動装置のテ
ンションポールの作動状態図である。
【符号の説明】
10…ドラム、11…ランションポール、12…レバー
ガイドローラ、13…第1傾斜ポール、14…第1傾斜
ガイドローラ、15…第2傾斜ガイドローラ、16…第
2傾斜ポール、17…第3傾斜ポール、18…第3傾斜
ガイドローラ、19…第4傾斜ポール、20…キャプス
タン軸、21…レビューアームポール、24,24a…
ポールベース、27…プレートスライダ、28…サブデ
ッキ移動用カムレバー、30…ローディングモータ、3
3…第1カムギア、35…第2カムギア、38…第3カ
ムギア、40…キャプスタンモータ、61…両側ローデ
ィングアーム、89…アイドル、100…メインデッ
キ、105…ピンチローラ、110…サプライリール、
120…テイクアップリール、200…サブデッキ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−292256(JP,A) 特開 昭63−188851(JP,A) 特開 昭63−275066(JP,A) 実開 昭55−122262(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムが取り付けられるメインデッキと
    前記メインデッキ上で前後に移動されるサブデッキとか
    ら成るカムコーダデッキの駆動装置において、 メインデッキ100の一方の側に前方へ一定角度の傾斜
    を持つよう取り付けられるドラム10と、 前記メインデッキ100のドラム10の両側に形成さ
    れ、先端部内側に分岐溝56が形成された上部ガイドレ
    ール50と、 前記サブデッキ200の前方両側に形成され、前記サブ
    デッキ200の移動により前記上部ガイドレール50の
    下端とその先端が一致して連続する1つのガイドレール
    を形成する下部ガイドレール57と、 前記上,下部ガイドレール50,57により形成された
    前記連続する1つのガイドレールに沿って駆動され、テ
    ープをローディングさせるポールベース24,24a
    と、前記メインデッキ100に前後方向に摺動可能に取り付
    けられ、前方両側にピン125を持つレバー124を有
    し、前記サブデッキ200とメインデッキ100とが一
    致した後にローディングモータ30の駆動動力を受けて
    後方に所定距離移動するプレートスライダ27と、 前記サブデッキ200にほぼ中央の中央ヒンジ部61a
    により回動自在に取り付けられ、一端のほぼ中央に前記
    ピン125と回動自在に係合する窪みであるスライディ
    ング部61bを有し、前記ポールベース24,24aが
    先端に取り付けられたローディングアーム結合体60,
    60aの末端が、他端に回動自在に接続されたローディ
    ングアーム61と、 前記ドラム10の周囲のメインデッキ100に取り付け
    られる走行系とを備え、前記プレートスライダ27とローディングアーム61と
    は、前記サブデッキ200とメインデッキ100とが一
    致するまでに、前記プレートスライダ27の移動なしに
    前記ローディングアーム61が前記ピン125により押
    されて前記中央ヒンジ部61aを軸に所定の回動を行う
    ように配置されており、 前記ポールベース24,24aは、前記サブデッキ20
    0とメインデッキ100とが一致するまでに、前記サブ
    デッキ200の移動により前記ローディングアーム61
    が前記ピン125により押されて前記中央ヒンジ部61
    aを軸に所定の回動を行って前記下部ガイドレール57
    をスライドする第1のローディングと、前記サブデッキ
    200とメインデッキ100とが一致した後に、前記プ
    レートスライダ27の下方への移動に基づいて更に前記
    ローディングアーム61が前記ピン125により押され
    て前記中央ヒンジ部61aを軸に所定の回動を行って
    記上部ガイドレール50をスライドする第2のローディ
    ングとを経てローディングされることを特徴とするカム
    コーダデッキの駆動装置。
  2. 【請求項2】 (a)サブデッキ200がメインデッキ
    100から引き出され、ハウジングが開放されてテープ
    を摘出することのできるようにするエジェクトポジショ
    ンEJPと、 (b)ハウジングにテープを挿入してサブデッキ200
    にハウジングをロッキングさせるアンローディングスト
    ップポジションULPと、 (c)テープローディングのためテープの位置を感知
    し、サブデッキ200及びピンチローラ105とリビュ
    ーアーム111とが移動を開始するエンドセンサポジシ
    ョンESPと、 (d)メインデッキ100上でサブデッキ200が移動
    してメインデッキ100とサブデッキ200とが一致
    し、ポールベース24,24aがローディングをするサ
    ブローディングポジションSLPと、 (e)テープをローディングさせて画面を再生するよう
    ポールベース24,24aが動作され、ピンチローラ1
    05がキャプスタン軸20に押着されるプレーバックポ
    ジションPBPと、 (f)再生中である画面を停止させ、所望のポジション
    に動作させるため両側リール110,120をアームブ
    レーキ72とアームクラッチ72とで停止させ、ピンチ
    ローラ105がキャプスタン軸20から離隔されるスタ
    ンバイポジションSBPの順に動作し、 前記サブローディングポジションSLPでは、サブデッ
    キ200に取り付けられたポールベース24,24aの
    ローディングアーム61とローディングモータ30の駆
    動動力により上下運動をするメインデッキ100に取り
    付けられたプレートスライダ27との相対位置関係によ
    りローディングが行なわれ、 サブデッキ200の移動によりローディングアーム61
    がプレートスライダ27のピン125に押されて回動
    し、ポールベース24,24aがローディングを開始
    し、サブデッキ200が移動を完了してメインデッキ1
    00と一致するまで、ポールベース24,24aが一次
    的にローディングされる第1サブローディングポジショ
    ンと、 サブデッキ200の移動が完了したあと、プレートスラ
    イド27の下方への移動によりローディングアーム61
    がプレートスライダ27のピン125に押されて更に回
    動し、ポールベース24,24aのローディングが完了
    される第2サブローディングポジションとを有すること
    を特徴とするカムコーダデッキの制御方法。
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