JPH0652601B2 - カセツト式記録再生装置 - Google Patents

カセツト式記録再生装置

Info

Publication number
JPH0652601B2
JPH0652601B2 JP60134493A JP13449385A JPH0652601B2 JP H0652601 B2 JPH0652601 B2 JP H0652601B2 JP 60134493 A JP60134493 A JP 60134493A JP 13449385 A JP13449385 A JP 13449385A JP H0652601 B2 JPH0652601 B2 JP H0652601B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cassette
chassis
rotary head
tape cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP60134493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61292256A (ja
Inventor
敏夫 間宮
英司 大嶋
健一 深堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP60134493A priority Critical patent/JPH0652601B2/ja
Publication of JPS61292256A publication Critical patent/JPS61292256A/ja
Publication of JPH0652601B2 publication Critical patent/JPH0652601B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C 従来の技術 D 発明が解決しようとする問題点 E 問題点を解決するための手段 F 作用 G 実施例 G 移動シャーシの構造説明(全図面) G テープカセットの構造及び光検出素子の取付構造
の説明(全図面) G テープローディング動作を光検出素子による光検
出動作の説明(全図面) A 産業上の利用分野 本発明は、例えばカメラ一体型の8ミリビデオに適用す
るのに最適なカセット式記録再生装置であって、テープ
カセット内から引出したテープを回転ヘッドドラムにロ
ーディングして記録又は再生を行うものに関する。
B 発明の概要 本発明は、テープカセットをシャーシ上に装着して内部
の左右一対のリールを左右一対のリール台に係合させた
後、テープローディング手段によってテープカセット内
からテープを引出して回転ヘッドドラムにローディング
させるようにしたカメラ一体型の8ミリビデオ等のカセ
ット式記録再生装置において、テープカセットが装着さ
れた後シャーシを移動してテープカセットを回転ヘッド
ドラムに近接させるようにすることにより、テープ走行
の安定性及び記録、再生の精度が非常に高いものであり
ながら、カセット式記録再生装置全体の大巾な小型化を
図ることができるようにし、その上、発光素子と受光素
子とからなる2つの光検出素子を用い、しかもこの2つ
の光検出素子の相対位置を移動シャーシによって2つの
状態に変換できるようにすることにより、テープカセッ
トが装着されているか否かのテープカセットの有無検出
と、記録、再生中のテープエンド検出との2種類の検出
をたった2つの光検出素子を兼用して行えるようにした
ものである。
C 従来の技術 周知の如く、カメラ一体型の8ミリビデオ等の従来のカ
セット式ビデオテープレコーダは、テープカセットをシ
ャーシ上に装着して内部の左右一対のリールを左右一対
のリール台に係合させた後、テープローディング手段に
よってテープカセット内からテープを引出して回転ヘッ
ドドラムにローディングさせ、この状態で、テープをロ
ーディング経路に沿って定速走行させながら、回転ヘッ
ドドラムの回転によって記録又は再生を行うように構成
されている。
また、従来のカセット式ビデオテープレコーダでは、カ
セット装着部にテープカセットが装着されているか否か
のテープカセットの有無検出をマイクロスイッチ等の検
出スイッチで検出する一方、記録、再生中のテープエン
ド検出は発光素子と受光素子とからなる2つの光検出素
子等を用いて検出している。
D 発明が解決しようとする問題点 従来のカセット式ビデオテープレコーダでは、テープカ
セットをシャーシ上に装着して左右一対のリール台等に
係合させる際に、そのテープカセットの開閉蓋や内部に
収納されているテープ等を回転ヘッドドラムに不測に当
接させて、これらを相互に損傷(特に、上ドラムが回転
ドラムの場合は問題)させてしまわないように、テープ
カセットを回転ヘッドドラムから充分に離間した安全な
位置でシャーシ上に装着している。
しかし、テープカセット回転ヘッドドラムから離間させ
た距離だけ、ビデオテープレコーダ全体が大型化してい
た。
従って、ビデオテープレコーダ全体の小型化を図る上で
テープカセットと回転ヘッドドラムとの間の距離の縮小
方法は非常に重要である。
そこで従来、回転ヘッドドラムをシャーシ上で移動自在
に構成し、シャーシ上のテープカセットの装着後に、回
転ヘッドドラムをシャーシ上で移動してテープカセット
に近接させる方法が一応考えられてはいた。しかしなが
ら回転ヘッドドラムはビデオテープレコーダの心臓部で
あり、ミクロンオーダーなる極めて高精度に管理される
部分である。従って実際には、回転ヘッドドラムをシャ
ーシ上で移動する構造を採用した場合、テープ走行の不
安定要素が増し、記録、再生の精度が非常に低くなって
しまうために、この方法は現在に至っても実用化されて
いない。
また、従来のカセット式ビデオテープレコーダのよう
に、テープカセットの有無検出と、テープエンド検出と
に検出スイッチ等と、2つの光検出素子等との2種類の
スイッチを用いる構造は複雑で、コスト高につく上に、
ビデオテープレコーダ全体の小型、軽量化に問題があっ
た。
本発明は、テープ走行の安定性及び記録、再生の精度が
非常に高いものでありながら、シャーシ上に装着された
テープカセットと回転ヘッドドラムとの間の距離を大巾
に縮小することができるようにし、その上に、テープカ
セットの有無検出と、テープエンド検出とを1種類の光
センサーで兼用して行えることができるようにするもの
である。
E 問題点を解決するための手段 本発明は、回転ヘッドドラムが上部に取付けられた固定
シャーシと、左右一対のリール台を有するカセット装着
部が上部に取付けられて、そのカセット装着部を回転ヘ
ッドドラムから離間させた復動位置と回転ヘッドドラム
に近接させた往動位置との間で固定シャーシ上にて往復
動されるように構成された移動シャーシと、発光素子と
受光素子とからなる2つの光検出素子とを具備し、2つ
の光検出素子のうちの一方の光検出素子をカセット装着
部内で移動シャーシ上に取付け、他方の光検出素子を一
方の光検出素子に対向させて移動シャーシの往復動経路
脇で固定シャーシ上に取付け、かつこれら2つの光検出
素子間には移動シャーシによって往復動される一方の光
検出素子の往復動位置において光検出が可能な光路が形
成されるように配置させ、復動位置に復動されている移
動シャーシ上のカセット装着部に未だテープカセットが
装着されていない状態では2つの光素子間で光検出を行
える光路を形成させ、復動位置に復動されている移動シ
ャーシ上のカセット装着部にテープカセットが装着され
た時には、一方の光検出素子をテープカセット内に設け
た挿入筒内に挿入すると共に、そのテープカセットの筐
体により2つの光検出素子間の光路をテープカセット装
着検出に必要な所定時間に亘って遮断させるように構成
し、上記カセット装着部へのテープカセットの装着後
に、移動シャーシを復動位置から往動位置へ往動させる
ことにより、テープカセットを回転ヘッドドラムに近接
させると共に、テープローディング手段によってテープ
カセット内のテープを引出して回転ヘッドドラムにロー
ディングさせるように構成し、上記ローディングされた
テープの走行に伴う記録又は再生中にテープエンドとな
った時には、テープカセット内での透明なリーダテープ
の現出により2つの光検出素子間で再び光検出を行える
光路を形成させるように構成したものである。
F 作用 本発明は、回転ヘッドドラムを固定シャーシ上に固定し
たままで、移動シャーシ上に装着したテープカセットを
左右一対のリール台ごとその移動シャーシによって移動
して回転ヘッドドラムに近接させるものである。従っ
て、回転ヘッドドラムを何等移動させないので、その回
転ヘッドドラムを移動させることによるテープ走行の不
安定要素を増すようなことが全くなく、テープ走行の安
定性及び記録、再生の精度が非常に高いものでありなが
ら、テープカセットと回転ヘッドドラムとの間の距離を
大巾に縮小することができる。
その上本発明は、移動シャーシの復動位置と往動位置と
の間での往復動により、2つの光検出素子の相対位置を
2つの状態に変換できるようにしたので、テープカセッ
トがカセット装着部に装着されているか否かのテープカ
セットの有無検出と、記録、再生中のテープエンド検出
との2種類の検出を、1種類の光センサーであるたった
2つの光検出素子で兼用して行うことができる。
G 実施例 以下、本発明をカメラ一体型の8ミリビデオに適用した
一実施例を図面に基づき説明する。
最初に、移動シャーシの構造を説明する。
移動シャーシ1はステンレス板等の金属板によって構成
されたものであり、周辺部に一体に折曲げ加工された複
数のリブ2によって補強されて、精度の高い水平な平面
板に加工されている。そして移動シャーシ1の後端側の
上部には供給リール台3aと巻取リール台3bとからな
る左右一対のリール台が回転自在に取付けられており、
また移動シャーシ1の前後、左右の4箇所には前後方向
に延びる長孔からなるガイド孔5が互いに平行状に設け
られている。また移動シャーシ1の上部にはそれぞれ左
右一対のカセット位置系めピン6とカセット載置台7と
が取付けられている。そして左右一対のリール台3a,
3b、カセット位置系めピン6、カセット載置台7は第
1A図に1点鎖線で囲繞した移動シャーシ1上のカセッ
ト装着部8内に配置されている。
移動シャーシ1の前端側には後述するテープローディン
グ手段の案内用の左右一対のガイドレール9a,9bが
それぞれ水平に設けられている。これら両ガイドレール
9a,9bはステンレス板等の金属板からなる移動シャ
ーシ1にポリアセタール樹脂等の合成樹脂によってアウ
トサート成形したものである。そしてこれら両ガイドレ
ール9a,9bにはこれらの中央部に沿って適宜彎曲さ
れたガイド溝10がそれぞれ設けられており、これら両
ガイド溝10の先端(前端)10aはそれぞれ開放され
ている。
固定シャーシ17はアルミニウム板等の金属によって構
成されたものであり、この固定シャーシ17の前端側の
上部に回転ヘッドドラム18がアルミニウム等の金属に
よって構成されたドラム基台19を介して取付けられて
いる。なおこの回転ヘッドドラム18は上ドラム18a
が回転ドラムに構成され、下ドラム18bはドラム基台
19上に固着された固定ドラムに構成されている。そし
てこの回転ヘッドドラム18は第1A図に示す如く後述
するテープカセットの前面と平行な基準線Pに対して所
定の角度θに傾斜された矢印a方向に所定の傾斜角度
に傾斜されて取付けられている。またこの固定シャーシ
17の上部には前後、左右の4箇所にガイドピン20が
固着されていて、移動シャーシ1が4つのガイド孔5に
よってこれら4つのガイドピン20の上端に係合されて
水平に取付けられている。そして移動シャーシ1は固定
シャーシ17上にあって、4つのガイドピン20とガイ
ド孔5とによって案内されて回転ヘッドドラム18に対
する遠近方向である矢印b,c方向に水平移動自在に構
成されている。
左右一対のテープローディング手段27a,27bはそ
れぞれ移動ブロック28上に取付けられた回転ローラか
らなる垂直な回転ガイド29と固定ピンからなる傾斜ガ
イド30によって構成されている。そしてこれら両テー
プローディング手段27a,27bはこれらの移動ブロ
ック28によって移動シャーシ1の両ガイドレール9
a,9b上に載置され、両ガイド溝10によって案内さ
れながら両ガイドレール9a,9b上で回転ヘッドドラ
ム18に対する遠近方向である矢印d,e方向に水平に
移動されるように構成されている。
そして移動シャーシ1の矢印b,c方向の駆動及び両テ
ープローディング手段27a,27bの矢印d,e方向
の駆動は固定シャーシ17上に取付けられたモータ(図
示せず)によって行われるように構成されている。
ドラム基台19の左右両端部には水平な左右一対のガイ
ド位置決め基台46a,46bが一体に設けられてい
る。そしてこれら両ガイド位置決め基台46a,46b
には両ガイドレール9a,9bの両ガイド溝10の先端
10aが接続される一対のガイド溝47が設けられてお
り、その先端(後端)47aはそれぞれ開放されてい
る。
移動シャーシ1の前端側の一側部上にはテンション検出
ピン51がアーム52及び支点軸53を介して回動自在
に取付けられており、また移動シャーシ1の前端側の他
側部上にはテープ引出しピン54とピンチローラ55と
がそれぞれアーム56,57及び支点軸58,59を介
してそれぞれ回動自在に取付けられている。なおテンシ
ョン検出ピン51は移動シャーシ1上に取付けられて供
給リール台3aのブレーキ力を調整するバンドブレーキ
(図示せず)と連結されている。
固定シャーシ17上で回転ヘッドドラム18の左右両側
位置にはキャプスタン62とインピーダンスローラ63
とがそれぞれ回転自在に取付けられている。また固定シ
ャーシ17上で流リール台3a,3bの中間位置にはリ
ール台駆動機構(図示せず)が取付けられている。
次に、テープカセットの構造及び光検出素子の取
付構造を説明する。
8ミリビデオカセットであるテープカセット71は、供
給リール72aと巻取リール72bとからなる左右一対
のリールにテープ(磁気テープ)73を巻装してカセッ
ト筐体74内に収納したものである。そしてカセット筐
体74にはテープ引出し用の前面開口75とその前面開
口75に接続されたテープローディング手段挿入用の底
面開口76とを設け、テープ73をカセット筐体74内
に設けた左右一対のテープガイド77に案内して前面開
口75に沿って掛け渡し、前面開口75には上下に回動
自在の開閉蓋78を設けたものである。なおこの開閉蓋
78はほぼコ形をなしていて、その左右両端部78aに
一体に設けた左右一対の支点ピン79によってカセット
筐体74の左右両外壁74aに回動自在に枢支されてい
る。またカセット筐体74内には底面開口76の後部側
周縁に沿って内壁74bが一体に設けられており、その
内壁74bの背面と左右一対のリール72a,72bと
の間のほぼ三角形状の空間80内の中央部には円筒状の
光検出素子挿入筒81が一体に設けられている。この光
検出素子挿入筒81の上端は閉塞され、下端がカセット
筐体74の底面に開口されている。そしてこの光検出素
子挿入筒81の上下ほぼ中央部かつ左右方向の一側部
(第1B図で右側位置)には透孔光82が設けられてい
る。そしてこの透光孔82と同一高さの透孔光83,8
4がカセット筐体74の両外壁74aと開閉蓋78の両
端部78aとに設けられている。但し、開閉蓋78の透
孔光84は、第2B図に示す如くこの開閉蓋78が上方
にほぼ90゜回動された時に第1B図に示す如く両外壁
74aに設けられている透孔光83に重なって同じ高さ
になるように構成されている。
2つの光検出素子91a,91bは発光ダイオード等の
発光素子と、フォトトランジスタ等の受光素子とからな
り、何れか一方(発光素子)から照射される光を他方
(受光素子)が受光するか否かによってオン−オフの検
出信号を出す光センサーを構成する。
そして移動シャーシ1上に設けられているカセット装着
部8内で、ここに装庭着されるテープカセット71の光
検出素子挿入筒81に対向する位置に一方の光検出素子
91a(例えば発光素子側)が取付台92を介して所定
高さ(装着されたテープカセット71内の透孔光82と
同じ高さ)に取付けられている。また移動シャーシ1の
矢印b,c方向である往復動経路脇で固定シャーシ17
上には左右一対の側板93が垂直状に固着されており、
その一方(第1A図で右側)の側板93に他方の光検出
素子91b(例えば受光素子側)が一方の光検出素子9
1aと同じ高さに取付けられている。なお移動シャーシ
1の上方位置で左右一対の側板93間にテープカセット
71をカセット装着部8に対して上方から着脱するカセ
ット装着装置(図示せず)が取付けられている。
そして後述する如く、一方の光検出素子91aは移動シ
ャーシ1によって第1A図に示す復動位置と第1C図に
示す往動位置との間で矢印b,c方向に往復動されるも
のである。そこで2つの光検出素子91a,91b間に
はその一方の光検出素子91aの往復動範囲である第1
A図に示した角度θの範囲において光検出素子(発光
素子の光を受光素子が検出すること)が可能な光路が形
成されるように相互位置が定められている。
次に、テープローディング動作と光検出素子によ
る光検出動作とを説明する。
先ず、カセット装着前においては、移動シャーシ1が第
1A図及び第2A図に示す復動位置まで矢印b方向に復
動されていて、両リール台3a,3bは回転ヘッドドラ
ム18から大きな距離lだけ離間されている。またこ
のカセット装着前には、両テープローディング手段27
a,27bを始めとして、テンション検出ピン51、テ
ープ引出しピン57及びピンチローラ55が第1B図に
示す復動位置にそれぞれ復動されている。
そして、第1A図及び第2A図に示す如く、復動位置に
復動されている移動シャーシ1上のカセット装着部8に
未だテープカセット71が装着されていない状態では、
実線で示された復動位置にある一方の光検出素子91a
と固定の他方の光検出素子91bとの間に光路95aが
形成される。この結果、2つの光検出素子91a,91
b間で光検出(発光素子の光を受光素子が検出する)が
行われて、例えばオフの検出信号によってカセット無し
が検出されている。
次にこの状態で、第1B図及び第2B図に示す如く、テ
ープカセット71がカセット装着装置によって移動シャ
ーシ1上のカセット装着部8に上方から装着されると、
カセット筐体74が両カセット位置系めピン6及び両カ
セット載置台7上に水平に位置決めされ、両リール72
a,72bが両リール台3a,3bに係合される。また
このテープカセット71の装着により、開閉蓋78が開
蓋手段(図示せず)によって突き上げられて上方にほぼ
90゜回転され、カセット筐体74の前面開口75が開
放されると共に、両テープローディング手段27a,2
7b、テンション検出ピン51、テープ引出しピン54
及びピンチローラ55がテープカセット71の底面開口
76からテープ73の内側に挿入される。なおこの開閉
蓋78の上方への90゜回動によりそ開閉蓋78の透孔
光84がカセット筐体74の透孔光83に同じ高さに重
ねられる。
なおこの際、テープカセット71は回転ヘッドドラム1
8に対して充分な距離lだけ離間された位置で移動シ
ャーシ1上に安全に装着されるので、そのカセット装着
時に、テープカセット71の開閉蓋78やテープ73が
回転ヘッドドラム18(特に、回転ドラムである上ドラ
ム18a)に不測に当接されて、これらが相互に損傷さ
れるような危険が全くない。
一方、第1B図及び第2B図に示す如く、復動位置に復
動されている移動シャーシ1のカセット装着部8にテー
プカセット71が装着された時、一方の光検出素子91
aがカセット筐体74の底面から光検出素子挿入筒81
内に挿入される。するとそのカセット装着の瞬間に、第
1A図及び第2A図に示した2つの光検出素子91a,
91b間の光路95aがテープカセット71によって遮
断され、例えばオンの検出信号によってカセット有りに
よるカセット装着完了が検出される。なお、この際、第
1B図に示す如く光検出素子挿入筒81内に挿入された
一方の光検出素子91aは透孔光82に対向され、例え
ば発光素子の光がその透孔光82からカセット筐体74
内に照射されるが、その光はテープ(磁気テープは不透
明)73や、カセット筐体74の内外壁74a、74b
によって遮断されて光検出素子91bには到達できな
い。
次に、テープローディング動作は、上記の如きカセット
装着完了の検出に基づいて行われ、移動シャーシ1が第
1B図及び第2B図の復動位置から第1C図及び第2C
図の往動位置まで矢印c方向に水平に移動される。
そして、この移動シャーシ1によってテープカセット7
1が両リール台3a,3bごと矢印c方向に移動され
て、第1C図及び第2C図に示す如く、両リール台3
a,3bと回転ヘッドドラム18との間の距離が小さな
距離lに縮小されて、テープカセット71が回転ヘッ
ドドラム18に近接される。なおこの際、テープカセッ
ト71はその前面開口75からテープカセット71内に
回転ヘッドドラム18の一部が挿入される距離まで回転
ヘッドドラム18に大巾に近接されて両テープガイド7
4間に直線的にパスされていたテープ73がこの回転ヘ
ッドドラム18の周面の一部に接触される。
また、移動シャーシ1と一体に両ガイドレール9a,9
bも矢印c方向に移動されて、これら両ガイドレール9
a,9bが第1C図に示す如く回転ヘッドドラム18の
両側に近接され、これら両ガイドレール9a,9bの両
ガイド溝10の先端10aが両ガイド位置決め基台46
a,46bの両ガイド溝47の先端47aにそれぞれ接
続されている。
一方、移動シャーシ1の矢印c方向への移動と共に、両
テープローディング手段27a,27bが第1B図及び
第2B図の復動位置から第1C図及び第2C図の往動位
置である回転ヘッドドラム18の両側近傍位置まで矢印
e方向にそれぞれ水平に移動される。即ち、両テープロ
ーディング手段27a,27bは、移動シャーシ1と一
体に矢印c方向に移動される両ガイドレール9a,9b
上をこれらの両ガイド溝10によって案内されて矢印e
方向にそれぞれ移動される。そして両テープローディン
グ手段27a,27bが往動位置に達した時には、これ
らの移動ブロック28が両ガイドレール9a,9b上か
ら両ガイド位置決め基台46a,46b上に乗り移っ
て、それぞれその往動位置に位置決めされる。なお往動
位置に達して位置決めされた両テープローディング手段
27a,27bの両回転ガイド29は垂直であるが、両
傾斜ガイド30は回転ヘッドドラム18に対してそれぞ
れ所定の傾斜角度に傾斜される。またこの際、両ガイド
レール9a,9bが合成樹脂にて成形されていて、金属
に比べて摩擦係数が低いので、両テープローディング手
段27a,27bを両ガイドレール9a,9b上で低ト
ルクで極めて円滑に移動させることができて、モータの
小型化を図り得る。
そして、両テープローディング手段27a,27bの先
行する垂直な両回転ガイド29によって、テープカセッ
ト71内のテープ73が前面開口75から水平に引出さ
れて第1C図及び第2C図に示す如く傾斜されている回
転ヘッドドラム18の周面に所定の巻付け角を有する螺
施状態でほぼM形にローディングされる。なおこの際、
両テープローディング手段27a,27bの両傾斜ガイ
ド30によって回転ヘッドドラム18に対するテープ7
3の巻付け角と螺施角とが規制され、両傾斜ガイド30
は回転ヘッドドラム18とテープカセット71との間で
テープ73を水平に折り返すガイドとなる。またこの
際、移動シャーシ1の矢印c方向への移動に同期して、
テンション検出ピン51、テープ引出ピン54及びピン
チローラ55がそれぞれ駆動されて、これらが第1B図
の復動位置から第1C図の往動位置までそれぞれ移動さ
れ、、これらによってテープ73がインピーダンスロー
ラ63やキャプスタン62にパスされる。以上により、
一連のテープローディング動作が完了される。またこの
テープローディング時には通常テープカセット71の巻
取リール72b側からテープ73が繰り出される。
なお、第1C図及び第2C図に示す如く、移動シャーシ
1によってテープカセット71及び一方の光検出素子9
1aが往動位置へ往動された時に、テープカセットカセ
ット筐体74及び開閉蓋78の一対の透孔光83,84
が2つの光検出素子91a,91b間の光路95b上に
位置出しされる。しかしながら、後述するようにこの光
路95bは、記録、再生が開始され、更にテープエンド
となるまでは、第1C図に1点鎖線で示す如く供給リー
ル72aに巻取られているテープ73或いは供給リール
72aとテンション検出ピン51との間のテープ73に
よって遮断されている。
次に、上記テープローディングの完了後に、第1C図に
示す如くピンチローラ55によってテープ73がキャプ
スタン62に圧着され、テープ73が供給リール72a
から供給されて巻取リール72bに巻取られるべくロー
ディング径路上を定速で走行されて、回転ヘッドドラム
18の上ドラム18aの回転によって記録、再生が行わ
れる。そしてこの記録、再生時には、テンション検出ピ
ン51によってテープ73のテンションが検出されて、
供給リール台3aのバンドブレーキのブレーキ力が自動
調整されて、テープ73のバックテンションが一定に保
持される。またこの記録、再生時や早送り時には、リー
ル台駆動機構によって巻取リール台3bを回転駆動する
一方、巻戻し時には供給リール台3aを回転駆動する。
次に、上記の如き、記録、再生中にテープエンドとなる
と、第1C図に実線で示す如く、テープ73が供給リー
ル72aから巻取リール72bに完全に巻取られ、供給
リール72aとテンション検出ピン51との間に透明な
リーダテープ97が現出される。するとその瞬間に、光
路95bが開放され(両光検出素子91a,91b間に
再び光路95bが形成されること)、2つの光検出素子
9a,91b間で再び光検出(発光素子の光を受光素子
が検出する)が行われて、例えば再度のオフの検出信号
によってテープエンドが検出される。
なお、テープアンローディング動作は、前述したテープ
ローディング動作の逆動作によって行われるが、両テー
プローディング手段27a,27bが両ガイド位置決め
基台46a,46b上から両ガイドレール9a,9bに
乗り移った後に、移動シャーシ1が第1C図及び第2C
図の往動位置から第1B図及び第2B図の復動位置まで
矢印b方向に移動されるように構成されている。
そして、移動シャーシ1によってテープカセット71が
両リール台3a,3bごと矢印b方向に移動されて、テ
ープカセット71が第1B図及び第2B図に示す如く回
転ヘッドドラム18から再び充分な距離lGだけ離間
される。そして、両テープローディング手段27a,2
7b、テンション検出ピン51、テー引出しピン54及
びピンチローラ55がそれぞれ第1B図の復動位置へ復
動されて、一連のテープアンーディング動作が完了す
る。なおこのテープアンローディング時には、リール台
駆動機構が巻取リール台3bを低トルクで回転駆動し、
テープ73が巻取リール72bに巻取られて、テープカ
セット71内に引戻される。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は実施例
に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて
各種の有効な変更が可能である。
例えば実施例では、移動シャーシ1上に取付けられる一
方の光検出素子91aを発光素子に構成し、固定シャー
シ17上に取付けられる他方の光検出素子91bを受光
素子に構成したが、発光素子と受光素子とを実施例の逆
に置換しても良い。
また本発明は、カメラ一体型の8ミリビデオに限定され
ることなく、その他の各種のカセット式記録再生装置に
適用可能である。
H 発明の効果 本発明は、カセット装着時に、テープカセットを回転ヘ
ッドドラムから充分に離間した安全な位置に装着するこ
とができるので、このカセット装着時に、テープカセッ
トや内部に収納されているテープ等を回転ヘッドドラム
に不測に当接させて、これらを相互に損傷させてしまう
危険が全くない。
しかも、回転ヘッドドラムを固定したままで、装着され
たテープカセットを左右一対のリール台ごと移動シャー
シによって移動して回転ヘッドドラムに近接させるの
で、テープ走行の安全性及び記録、再生の精度が非常に
高いものでありながら、テープカセットと回転ヘッドド
ラムとの間の距離を大巾に縮小することができて、テー
プカセットを回転ヘッドドラムと干渉するるように近接
させた位置に装着するものと同様又はそれ以上に、カセ
ット式記録再生装置全体を大巾に小型化することができ
る。
その上本発明は、カセット装着部にテープカセットが装
着されているか否かのテープカセットの有無検出と、記
録、再生中のテープエンド検出との2種類の検出を1種
類の光センサーであるたった2つの光検出素子で兼用し
て行うことができるので、スイッチの数の削減に伴う構
造の簡素化、低コスト化を合わせて、カセット式記録再
生装置全体の小型、軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例と示すしたものであって、第1
A図〜第1C図はカセット未装着状態、カセット装着完
了状態、テープローディング完了状態(及びテープエン
ド状態)を順次示した要部の平面図、第2A図〜第2C
図は同要部の側面図である。 なお図面に用いた符号において、 1……移動シャーシ 3a,3b……リール台 8……カセット装着部 17……固定シャーシ 18……回転ヘッドドラム 27a,27b……テープローディング手段 71……テープカセット 72a,72b……リール 73……テープ 74……カセット筐体 81……光検出素子挿入筒 91a,91b……光検出素子 95a,95b……光路 97………リーダテープ である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドドラムが上部に取付けられた固
    定シャーシと、左右一対のリール台を有するカセット装
    着部が上部に取付けられて、そのカセット装着部を回転
    ヘッドドラムから離間させた復動位置と回転ヘッドドラ
    ムに近接させた往動位置との間で固定シャーシ上にて往
    復動されるように構成された移動シャーシと、発光素子
    と受光素子とからなる2つの光検出素子とを具備し、 2つの光検出素子のうちの一方の光検出素子をカセット
    装着部内で移動シャーシ上に取付け、他方の光検出素子
    を一方の光検出素子に対向させて移動シャーシの往復動
    経路脇で固定シャーシ上に取付け、かつこれら2つの光
    検出素子間には移動シャーシによって往復動される一方
    の光検出素子の往復動位置において光検出が可能な光路
    が形成されるよう配置させ、 復動位置に復動されている移動シャーシ上のカセット装
    着部に未だテープカセットが装着されていない状態では
    2つの光素子間で光検出を行える光路を形成させ、 復動位置に復動されている移動シャーシ上のカセット装
    着部にテープカセットが装着された時には、一方の光検
    出素子をテープカセットに設けた挿入筒内に挿入すると
    共に、そのテープカセットの筐体により2つの光検出素
    子間の光路をテープカセット装着検出に必要な所定時間
    に亘って遮断させるように構成し、 上記カセット装着部へのテープカセットの装着後に、移
    動シャーシを復動位置から往動位置へ往動させることに
    より、テープカセットを回転ヘッドドラムに近接させる
    と共に、テープローディング手段によってテープカセッ
    ト内のテープを引出して回転ヘッドドラムにローディン
    グさせるように構成し、 上記ローディングされたテープの走行に伴う記録又は再
    生中にテープエンドとなった時には、テープカセット内
    での透明なリーダテープの現出により2つの光検出素子
    間で再び光検出を行える光路を形成させるように構成し
    たカセット式記録再生装置。
JP60134493A 1985-06-20 1985-06-20 カセツト式記録再生装置 Expired - Fee Related JPH0652601B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60134493A JPH0652601B2 (ja) 1985-06-20 1985-06-20 カセツト式記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60134493A JPH0652601B2 (ja) 1985-06-20 1985-06-20 カセツト式記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61292256A JPS61292256A (ja) 1986-12-23
JPH0652601B2 true JPH0652601B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=15129607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60134493A Expired - Fee Related JPH0652601B2 (ja) 1985-06-20 1985-06-20 カセツト式記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0652601B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0634344B2 (ja) * 1988-01-06 1994-05-02 富士写真フイルム株式会社 カメラー体型vtr
KR940001743B1 (ko) * 1991-10-16 1994-03-05 삼성전자 주식회사 캠코더 데크의 구동장치 및 그 제어방법
KR950009662B1 (ko) * 1992-01-16 1995-08-25 삼성전자주식회사 캠코더 데크 구동장치 및 그 제어방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60205848A (ja) * 1985-01-29 1985-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61292256A (ja) 1986-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4091426A (en) Device for detecting an end of a cassette tape
JPH0792958B2 (ja) カセツト式記録再生装置
US4616274A (en) Tape end detecting device for extractable tape type cassette
US4920436A (en) Magnetic tape cassette system
US4697215A (en) Tape draw-out mechanism
US6267313B1 (en) Wide tape cartridge
JPH0652601B2 (ja) カセツト式記録再生装置
KR100207579B1 (ko) 광테이프카세트와 이를 사용하는 카세트플레이어
US5563867A (en) Optical tape duplicator
US5021903A (en) Magnetic tape cartridge
JPH0356897Y2 (ja)
US4964003A (en) Tape interconnection system
JPS5880162A (ja) 記録または再生装置
JP2505762B2 (ja) 回転ヘツド型記録または再生装置
JPH0345314Y2 (ja)
KR910006362Y1 (ko) 자동되감기 시험용 비디오 테이프 카세트
KR870000119B1 (ko) 비데오테이프 레코오더에 사용되는 모우드 설정 배열장치
JPS5880163A (ja) 記録または再生装置
JPH06150617A (ja) テープカセット
JPH0610527Y2 (ja) テ−プ状体のロ−デイング装置
JPS6125088Y2 (ja)
KR100230293B1 (ko) 영상신호 기록/재생장치에서의 테이프 톱/엔드 판별방법
JPH0447775Y2 (ja)
JP2584071B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH07105100B2 (ja) 磁気記録再生装置のテ−プロ−デイング機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees