JP2584071B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2584071B2
JP2584071B2 JP1270663A JP27066389A JP2584071B2 JP 2584071 B2 JP2584071 B2 JP 2584071B2 JP 1270663 A JP1270663 A JP 1270663A JP 27066389 A JP27066389 A JP 27066389A JP 2584071 B2 JP2584071 B2 JP 2584071B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、標準型テープカセットと小型テープカセッ
トの両方とも装着可能な磁気記録再生装置に関するもの
である。
従来の技術 従来の技術としては、例えば特開昭59−193502号公報
に示されているような磁気記録再生装置がある。以下、
図面を参照しながら、上述した従来の磁気記録再生装置
について説明する。
第11図は従来の磁気記録再生装置の斜視図、第12図及
び第13図は第11図の装置内のアダプタ及び、標準型テー
プカセットの自動装置着脱機構の側面図である。第11図
〜第13図において、磁気記録再生装置120は、前面パネ
ル121にアダプタ(標準型テープカセット)用挿入口12
2,天板123に小型テープカセット用挿入口124を有する。
小型テープカセット用挿入口124は扉125が背面側を軸支
されて設けてある。また、装置120には第12図及び、第1
3図に示すアダプタ(標準型テープカセット)自動着脱
機構が設けてある。アダプタハウジング126は、側板127
のL字状端面のラックギア128をピニオン129により駆動
されて、垂立支持板130の案内溝131a,131b,131cに案内
される。
以上のように構成された従来の磁気記録再生装置につ
いて、以下、その動作を説明する。
小型テープカセット用アダプタ132は、アダプタ(標
準型テープカセット)用挿入口122から第13図のAにあ
るアダプタハウジング126内に挿入される。小型テープ
カセット用アダプタ132が挿入されたアダプタハウジン
グ126は第13図に示す位置Aとアダプタ(標準型テープ
カセット)装着位置Bとの間を、側板127に形成された
ラックギア128と噛み合うピニオン129により駆動されて
案内溝131a,131b,131cに案内され、第12図に示す小型テ
ープカセット収納・取出し位置Cを経由して移動する。
位置Cは、アダプタハウジング126内に挿入された小型
テープカセット用アダプタ132の小型テープカセット挿
入位置が、天板123の小型テープカセット用挿入口124と
対向しているので、小型テープカセットの交換を行うこ
とができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、標準型テープカ
セットを装置に装着する場合には、装置に挿入されてい
る小型テープカセット用のアダプタを装置から離脱して
装置外で保管しなければならない。また、小型テープカ
セットを使用する場合には、装置外に保管してあるアダ
プタを装置に挿入しなければならなく、操作上非常に煩
わしいといった課題を有している。
本発明は上記課題に鑑み、アダプタを使用しなくても
小型テープカセットを装着できる磁気記録再生装置を提
供するものであり、特にテープの走行系及び、テープ駆
動方法に関するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明の磁
気記録再生装置は、標準型テープカセットもしくは前記
標準型テープカセットより小型の小型テープカセットの
磁気テープを駆動する駆動手段と、標準型テープカセッ
トと小型テープカセットの両方から磁気テープを装置の
回転磁気ヘッドに添接させるよう引き出すことができる
引出し手段と、標準型テープカセットと小型テープカセ
ットの両方から磁気テープを装置のオーディオ・コント
ロールヘッドに引出し、当接させることができる案内手
段と、小型テープカセットが早送り・巻戻し態様にある
とき、引出し手段に磁気テープが当接しないように磁気
テープを案内し、かつテープのテンションをも検出する
テンション検出手段とを設けたものである。
また、請求項2または3記載の本発明の磁気記録再生
装置は、標準型テープカセットもしくは前記標準型テー
プカセットより小型の小型テープカセットの磁気テープ
を駆動する駆動手段と、駆動手段を回転駆動させる回転
駆動手段と、それぞれのカセットの磁気テープを駆動す
るのに適切な条件で回転手段を制御する制御手段とを設
けたものである。
作用 本発明の磁気記録再生装置は、請求項1の構成をとる
ことにより、小型テープカセットが早送り・巻戻し態様
にあるとき、磁気テープをテープダメージを与えること
なく、安定して走行させることができるものである。
また、請求項2または3の構成をとることにより、標
準型テープカセット、小型テープカセットのどちらを装
置に挿入したときでも、それぞれの磁気テープ及び、走
行経路に応じた最適な条件で磁気テープを駆動すること
ができるため、安定した画質を提供できるだけでなく、
テープダメージを与えることなく磁気テープを走行させ
ることができるものである。
実施例 本発明の一実施例を第1図から第10図を用いて説明す
る。
第1図は本発明の磁気記録再生装置(以下、装置と記
す。)が、再生態様にあるときの平面図、第2図は装置
が小型テープカセットの装着を待機しているときの平面
図であり、第3図は装置が標準型テープカセットの装着
を待機しているときの平面図、第4図は装置が小型テー
プカセットの早送り・巻戻し態様にあるときの平面図、
第5図は装置が再生態様にあるときのテンション検出手
段部近傍の要部平面図、第6図は装置が小型テープカセ
ットの早送り・巻戻し態様にあるときのテンション検出
手段部近傍の要部平面図、第7図はテープ規制手段の断
面図、第8図はテンション検出手段、引出し手段の断面
図、第9図はリールモータ部の要部断面図、第10図はリ
ールモータを駆動する制御部分のブロック図である。第
11図は従来の標準型テープカセットと小型テープカセッ
トが使用できる磁気記録再生装置の斜視図、第12図,第
13図はその装置の機構部を示した側面図である。
まず、図面を用いて装置の構成を説明する。なお、標
準型テープカセット,小型テープカセットを装置に装着
する装着手段に関しては例えば、本出願人が先に特許出
願した特許願63−328264号に示した、標準型テープカセ
ットと小型テープカセットを別々の装着手段で行う方式
を提案しており、その詳細な説明は省略する。
第1図において、シャーシ1にはガイドポスト2,3、
消去ヘッド4、回転シリンダー5、オーディオ・コント
ロールヘッド(以下、ACヘッドと記す。)6、キャプス
タン7、供給リール台8、及び、巻取リール台9がそれ
ぞれ所定の位置に植立されていると共に、後述する引出
し部材を案内するガイド溝10A,10Bが設けられている。
また、ピンチローラ11はキャプスタン7と協働して磁気
テープ12を定速走行するよう構成され、中継ギア13は小
型テープカセット14を使用するとき、小型テープカセッ
ト14内に設けられた磁気テープ巻取り用の回転ギア15と
巻取リール台9とを連結している。
第1図から第7図を用いてテンション検出手段16の構
成を説明する。
テンションポスト17はテンションレバー18に植立され
ており、支軸19を中心に回動可能であり、付勢バネ20に
より第1図で反時計方向に付勢されている。テンション
サポート21は、後述するシャフトホルダーのカム部と作
用しあうカム部22を有し、テンションレバー18と一体的
に構成されている。また、第1図のテンションレバー18
の位置を検出するフォトセンサー23(第7図)も設けら
れている。テンションポスト17、テンションレバー18、
支軸19、付勢バネ20、テンションサポート21及び、フォ
トセンサ23でテンション検出手段16を構成している。テ
ンション検出手段16は第1図に示すような磁気テープ12
のテンションを検出する第1位置、第2図に示したよう
な小型テープカセット14の開口部14Aにある第2位置、
第3図に示したような標準型テープカセット24の開口部
24Aにある第3位置、第4図に示したような小型テープ
カセット14の磁気テープ12を後述する引出し手段に当接
しないよう案内する第4位置をとれる構成となってい
る。
次にテープ規制手段25について第1図,第5図,第7
図を用いて説明する。規制ポスト26は規制レバー27に植
立されており、規制レバー27はシャーシ1に固定されて
いる。規制ポスト26,規制レバー27でテープ規制手段25
を構成している。規制ポスト26は第5図に示したよう
に、標準型テープカセット24及び、小型テープカセット
14から引き出された磁気テープ12を案内し、第1位置に
あるテンションポスト17に磁気テープ12が巻き付く角度
が標準型テープカセット24のときと、小型テープカセッ
ト14のときとでほぼ等しくなるような位置に設けられて
いる。
次に引出し手段28,29について、第6図,第8図を用
いて説明する。シャフトホルダ30は前述したテンション
サポート21のカム部22と作用しあうカム部31を有し、傾
斜ポスト32,回転ローラ33,ガイドピン34が植立されてい
る。回転ローラ33はツバ部35を有しており、磁気テープ
12の幅方向の走行規制を行うようになっている。また、
シャフトホルダ30と止め部材36により、シャーシ1のガ
イド溝10Aをはさみ込み、シャフトホルダ30がシャーシ
1から抜けない構成となっている。シャフトホルダ30,
傾斜ポスト32,回転ローラ33,ガイドピン34,止め部材36
で引出し手段28を構成している。引出し手段28とシャー
シ1との間には若干のガタが設けられており、引出し手
段28がガイド溝10Aにそって移動しやすいようになって
いる。引出し手段29はカム部31がない以外は引出し手段
28と構成が同じなので説明は省略する。引出し手段28,2
9は第1図に示したような磁気テープ12を回転シリンダ
5の近傍まで引出して、再生可能な状態にするローディ
ング位置と、小型テープカセット14の開口部14A,14Bに
あり、磁気テープ12をローディング位置まで引出し可能
な第1アンローディング位置と、標準型テープカセット
24の開口部24A,24Bにあり、磁気テープ12をローディン
グ位置まで引出し可能な第2アンローディング位置と、
標準型テープカセット24及び、小型テープカセット14の
磁気テープ12をローディング位置と第2アンローディン
グ位置の途中まで引き出す早送り・巻戻し位置をとれる
構成となっている。
次に、案内手段37について第1図から第4図を用いて
説明する。メインポスト38が植立されたメインアーム39
は支軸40を中心に回動可能であり、サブポスト41が植立
されたサブアーム42は支軸43を中心に回動可能に構成さ
れている。
メインポスト38,メインアーム39,サブポスト41,サブ
アーム42,支軸40,43で案内部材37を構成している。案内
部材37は第4図に示したように標準型テープカセット24
及び、小型テープカセット14の磁気テープ12を引出し、
ACヘッド6に当接させる添接位置と小型テープカセット
14の開口部14Cに位置し、磁気テープ12を添接位置に引
出し可能な第1添接準備位置と標準型テープカセット24
の開口部24Bに位置し、磁気テープ12を添接位置に引出
し可能な第2添接準備位置との間を移動可能な構成とな
っている。
次に、テープ駆動手段44について、第1図,第9図,
第10図を用いて説明する。
供給リール台8にはロータ45Aが一体的に構成されて
おり、ロータ45Aと対向する面にはステータ46Aがサブシ
ャーシ47に設けられている。このロータ45A,ステータ46
Aにより供給リールモータ48を構成している。同様に、
巻取リール台9にも直結した巻取リールモータ49が構成
されている。この供給リールモータ48と巻取リールモー
タ49で駆動手段44を構成している。この駆動手段44は回
転駆動手段50により、回転駆動する。また、制御手段51
は小型テープカセット14の磁気テープ12のテンション及
び、走行速度が各動作態様において所定の値になるよう
供給リールモータ48及び、巻取リールモータ49の回転ト
ルク及び、回転速度を制御する第1条件と、標準型テー
プカセット24の磁気テープ12のテンション及び、走行速
度が各動作態様において所定の値になるよう供給リール
モータ48及び、巻取リールモータ49の回転トルク及び、
回転速度を制御する第2条件とのいずれかで、回転駆動
手段50を制御する制御回路で構成されている。この第1
条件,第2条件は、磁気テープ12が案内されることによ
り発生する摩擦ロスや、中継ギヤ13などの軸受ロス、及
び、磁気テープ12の長さなどを考慮して決められてい
る。また、図示していないが装置の外装に設けられた標
準型テープカセット24を使用するか、小型テープカセッ
ト14を使用するかの選択ボタン52により、制御手段51が
第1条件で動作するか第2条件で動作するかが決められ
るようになっている。
次に、動作につい説明する。まず、小型テープカセッ
ト14を使用するときの動作について説明する。
装置に設けられた選択ボタン52により小型テープカセ
ット14が選ばれると、テンション検出手段16,引出し手
段28,29、及び、案内手段37はそれぞれ、第2図に示し
たような小型テープカセット14の開口部14A,14B,14Cに
位置する第2位置、第1アンローディング位置、第1添
接準備位置に位置する。まず、再生動作について説明す
る。小型テープカセット14を挿入し再生ボタン(図示せ
ず)を押すと、ローディングモータ(図示せず)が動作
し、テンション検出手段16,引出し手段28,29、案内手段
37が第1図に示したように磁気テープ12を回転シリンダ
5に巻き付けるように引出し、キャプスタン7とピンチ
ローラ11とにより磁気テープ12が定速に駆動される。こ
のとき、制御手段51は第1条件によって回転駆動手段50
を動作させているため、巻取リールモータ49は、磁気テ
ープ12をたるまないようにし、しかも、テンションが所
定の値になるような回転スピード及び回転トルクで駆動
されている。
一方、テープ規制手段25は小型テープカセット14の供
給リールからでた磁気テープ12を第1位置にあるテンシ
ョンポスト17に所定の角度θだけ巻き付くよう案内して
いる(第5図)。テンションポスト17はフォトセンサ23
の出力により、その位置がわかるので、供給リールモー
タ48の回転トルクを調整することにより、所定の位置に
くるよう制御されている。このとき、テンションポスト
17の入側のテンションT1は付勢バネ20のバネ力をFと
し、寸法諸元を第5図のようにとると(1)式のように
なっている。
(1)式からも明らかなように、テンションT1は装置
により寸法諸元及び、付勢バネ20のバネ力が決まるた
め、磁気テープ12のテンションポスト17への巻付角度θ
に強く依存している。一方、回転シリンダ5によって磁
気テープ12から映像信号を読み込むが、磁気テープ12の
テンションが強すぎたり、弱すぎたりすると再生画像が
歪んだり、再生信号が充分再生できないといった状態に
なるため、回転シリンダ5近傍のテンションは所定の値
になるよう定められている。この装置においては付勢バ
ネ20のバネ力Fを所定の値に定めてあるために、テンシ
ョンT及び、回転シリンダ5近傍の磁気テープ12のテン
ションが所定の値になり、安定した画質の映像を再生す
ることができる。
次に、早送り・巻戻し動作について説明する。
早送り・巻戻しボタン(図示せず)が押されるとロー
ディングモータ(図示せず)が動作し、テンション検出
手段16,引出し手段28,29、案内手段37は第4図に示した
ようになる。テンション検出手段16はテンションサポー
ト21のカム部22がシャフトホルダ30のカム部31にはまり
込み第6図に示したように所定の位置をとり、磁気テー
プ12を引出し手段28に当接しない用案内している。早送
り・巻戻し動作を第4図のような状態で行うのは、磁気
テープ12が当接する部材を減らすことにより走行ロスを
低減し、また、回転シリンダ5に設けられた回転磁気ヘ
ッド(図示せず)の磁気テープ12の摩擦による摩耗を減
らすためである。また、第4図で磁気テープ12がACヘッ
ド6に当接しているのは磁気テープ12に記録されたコン
トロール信号や、位置信号をACヘッド6で検出し磁気テ
ープ12の位置を知るためである。
第4図のような状態で早送り・巻戻し動作を行うと第
10図に示したように制御手段51は第1条件で回転駆動手
段50を動作させているため、供給リールモータ48及び、
巻取リールモータ49は磁気テープ12を所定の走行速度で
走行させ、磁気テープ12のテンションもテープダメージ
や巻取ムラが起きないような所定のテンションで駆動さ
れている。
また、ツバ部のないテンションポスト17で磁気テープ
12を案内しているため、引出し手段28と、シャーシ1と
のガタにより引出し手段28が磁気テープ12の負荷などで
傾いても、回転ローラ33のツバ部35で磁気テープ12がダ
メージを受けることなく走行させることができる。
次に、標準型テープカセット24を使用するときの動作
について説明する。
選択ボタン52により標準型テープカセット24を選択す
ると、テンション検出手段16,引出し手段28,29、及び、
案内手段37はそれぞれ、第3図に示したような標準型テ
ープカセット24の開口部24A,24Bに位置する第3位置、
第2アンローディング位置、第2添接準備位置に位置す
る。再生動作について説明する。標準型テープカセット
24を挿入し再生ボタン(図示せず)を押すと、ローディ
ングモータ(図示せず)が動作し、テンション検出手段
16,引出し手段28,29、案内手段37が第1図に示したよう
に磁気テープ12を回転シリンダ5に巻き付けるように引
出し、キャプスタン7とピンチローラ11とにより磁気テ
ープ12が定速に駆動される。このとき、制御手段51は第
2条件によって回転駆動手段50を動作させているため、
巻取リールモータ49は磁気テープ12をたるまないように
し、しかも、テンションが所定の値になるような回転ス
ピード及び回転トルクで駆動されている。
一方、テープ規制手段25は標準型テープカセット24の
供給リール53から出た磁気テープ12を、小型テープカセ
ット14からの磁気テープ12がテンションポスト17に巻き
付いた角度θとほぼ等しい角度θ′巻き付くように案内
している。(1)式からも明らかなように、θとθ′が
ほぼ等しいため、標準型テープカセット24を使用したと
きのテンションT1′も小型テープカセット14を使用した
ときのテンションT1とほぼ等しくなり、回転シリンダ5
近傍のテンションもほぼ等しくなるため同様な安定した
画質の映像を再生することができる。
次に、早送り・巻戻し動作について説明する。
小型テープカセット14を使用したときと同じように第
4図の位置で早送り・巻戻し動作を行うが、磁気テープ
12はテンションポスト17に当接していない。第4図から
も明らかなように磁気テープ17の走行経路は小型テープ
カセット14を使用したときと大きく異なるため、小型テ
ープカセット14を使用したときと同じ第1条件で磁気テ
ープ12を走行させると、磁気テープ12のテンションが大
きく異なり、テープダメージが発生したり、ACヘッド6
の出力が変化したり、早送り・巻戻し時間が長くなった
りするといった不都合が生じる。しかし、選択ボタン52
により標準型テープカセット24を選んでいるため、制御
手段51は第2条件で回転駆動手段50を動作させ、テンシ
ョン、早送り・巻戻し時間などが所定の値となり、テー
プダメージやACヘッド6の出力を変化させることなく、
磁気テープ12を走行させることができる。
なお、本実施例においては、テンション検出手段16を
標準型テープカセット24及び、小型テープカセット14の
開口部から磁気テープ12を引出す方式のものを用いた
が、請求項1に関してはこれに限られるものではなく、
磁気テープ12のループの外側から磁気テープ12に添接
し、テンションを検出するテンション検出手段であって
もよい。
また、本実施例において早送り・巻戻し動作時に引出
し手段28に磁気テープ12が当接しないよう案内するテー
プ走行部材をテンション検出手段16で構成したが、請求
項3に関してはこれに限られるものではなく、別のテー
プ走行部材であってもよい。
また、本実施例においてはテンションの制御をリール
モータで行う方式のものを用いたが請求項第1または4
に関してはこれに限られるものではなく、メカ式にバン
ドブレーキを用いる方式のものを用いてもよい。
また、本実施例においてはリールモータを供給リール
側と巻取リール側にそれぞれ設けたが、請求項1から5
に関してはこれに限られるものではなく、キヤプスタン
モータなどから動力を伝達して供給リール台8,巻取リー
ル台9を駆動してもよい。
また、制御手段51が第1条件もしくは第2条件で動作
するかを選択ボタンにより決めていたがこれに限られる
ものではなく、カセットの種類を自動的に判別して切り
替えてもよく、引出し手段28,29の早送り・巻戻し位置
と第2アンローディングが別であったが、同じ位置であ
ってもよい。
発明の効果 以上の発明からも明らかなように、本発明の磁気記録
再生装置は、オーディオ・コントロールヘッドに磁気テ
ープを引出し、当接させる添接位置をとりうる案内手段
と、案内手段が添接位置にあるとき、小型テープカセッ
トの磁気テープを引き出し手段に当接しないよう案内す
るテンション検出手段とを設けた構成としたため、特別
な走行手段を設けなくても、小型テープカセットの磁気
テープを回転ローラのツバに当てることなく、すなわち
テープダメージを発生させることなく早送り・巻き戻し
させることができる。
また、本発明の磁気記録再生装置は、標準型テープカ
セットもしくは標準型テープカセットより小型の小型テ
ープカセットの磁気テープを駆動する駆動手段と、駆動
手段を回転駆動させる駆動手段と小型テープカセットの
磁気テープを駆動する第1条件と、標準型テープカセッ
トの磁気テープを駆動する第2条件とのいずれかの条件
で回転駆動手段を制御する制御手段と設けた構成とした
ため、標準型テープカセット,小型テープカセットのど
ちらを装置に挿入したときでも、それぞれの磁気テープ
及び、走行経路に応じた最適な条件で磁気テープを駆動
することができるため、安定した画質を提供できるだけ
でなく、テープダメージを与えることなく磁気テープを
走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気記録再生装置が再生態様にあると
きの平面図、第2図は装置が小型テープカセットの装着
を待機しているときの平面図であり、第3図は装置が標
準型テープカセットの装着を待機しているときの平面
図、第4図は装置が小型テープカセットの早送り・巻戻
し態様にあるときの平面図、第5図は装置が再生態様に
あるときのテンション検出手段近傍の要部平面図、第6
図は装置が小型テープカセットの早送り・巻戻し態様に
あるときのテンション検出手段部近傍の要部平面図、第
7図はテープ規制手段の断面図、第8図はテンション検
出手段、引出し手段の断面図、第9図はリールモータ部
の要部断面図、第10図はリールモータと駆動する制御部
分のブロック図、第11図は従来の標準型テープカセット
と小型テープカセットが使用できる磁気記録再生装置の
斜視図、第12図及び第13図はその装置の機構部を示した
側面図である。 5……回転シリンダ、8……供給リール台、9……巻取
リール台、12……磁気テープ、14……小型テープカセッ
ト、16……テンション検出手段、24……標準型テープカ
セット、25……テープ規制手段、28,29……引出し手
段、37……案内手段、44……テープ駆動手段、48……供
給リールモータ、49……巻取リールモータ、50……回転
駆動手段、51……制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 徳行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 阪本 圭司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−115648(JP,A) 特開 昭63−103461(JP,A) 特開 平1−125748(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準型テープカセットもしくは前記標準型
    テープカセットより小型の小型テープカセットの磁気テ
    ープを駆動する駆動手段と、 前記磁気テープを記録再生可能となるよう装置の回転磁
    気ヘッドに添接させるローディング位置と、前記標準型
    テープカセットの開口部に位置し、前記磁気テープを前
    記ローディング位置に引出し可能な第1アンローディン
    グ位置と、前記小型テープカセットの開口部に位置し、
    前記磁気テープを前記ローディング位置に引出し可能な
    第2アンローディング位置との間を選択的に移動する引
    出し手段と、 装置のオーディオ・コントロールヘッドに前記磁気テー
    プを引出し、当接させる添接位置と前記小型テープカセ
    ットの開口部に位置し前記磁気テープを前記添接位置に
    引出し可能な第1添接準備位置と、前記標準型テープカ
    セットの開口部に位置し前記磁気テープを前記添接位置
    に引出し可能な第2添接準備位置との間を選択的に移動
    する案内手段と、 標準型テープカセットもしくは小型テープカセットの磁
    気テープに当接し、前記磁気テープのテンションを検出
    する第1位置と、前記小型テープカセットの開口部に位
    置し、前記磁気テープを前記第1位置に引出し可能な第
    2位置と、前記標準型テープカセットの開口部に位置
    し、前記磁気テープを前記第1位置に引出し可能な第3
    位置と、前記案内手段が前記添接位置にあるとき、前記
    小型テープカセットの磁気テープを前記引出し手段に当
    接しないよう案内する第4位置との間を選択的に移動可
    能なテンション検出手段と を具備したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】標準型テープカセットもしくは前記標準型
    テープカセットより小型の小型テープカセットの磁気テ
    ープを駆動する駆動手段と、 前記駆動手段を回転駆動させる回転駆動手段と、前記小
    型テープカセットの磁気テープを駆動する第1条件と、
    前記標準型テープカセットの磁気テープを駆動する第2
    条件とのいずれかの条件で前記回転駆動手段を制御する
    制御手段と、を具備したことを特徴とする磁気記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】駆動手段は供給リールモータ及び巻取リー
    ルモータを含む構成であり、制御手段は小型テープカセ
    ットの磁気テープのテンション及び走行速度が所定の値
    になるよう前記供給リールモータ及び巻取リールモータ
    の回転トルク及び回転速度を制御する第1条件と、標準
    型テープカセットの磁気テープのテンション及び走行速
    度が所定の値になるよう前記供給リールモータ及び巻取
    リールモータの回転トルク及び回転速度を制御する第2
    条件とのいずれかで制御する構成であることを特徴とす
    る請求項2記載の磁気記録再生装置。
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