JP3095646U - ビデオカセットレコーダのテープガイド構造 - Google Patents

ビデオカセットレコーダのテープガイド構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカセットレコーダのテープガイド構造
において、別部材によりガイドアームのシャフトを立設
する必要がなくなり、コストを低減できる。 【解決手段】 レビューアーム(ガイドアーム)9は、
金属板により形成されており、この金属板の一部を折り
曲げることにより形成された軸部91を有している。軸
部91は、軸方向に沿って略V字状に折り曲げられてお
り、シャーシ1の底面板1aに設けられた軸受98に回
動自在に嵌合され、軸受98の内周面と3点で接触、摺
動可能な状態に軸支されている。軸受98の内周面と接
触する3点は、軸方向に見た平面視で略正三角形の頂点
となっている。軸部91は、レビューアーム9の回動軸
とされ、レビューアーム9は、この軸部91を中心とし
て回動される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビデオカセットの磁気テープに対して映像・音声の記録/再生を行 うビデオカセットレコーダのテープガイド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ビデオカセットレコーダは、ローディングポストによりビデオカセ ットから磁気テープを引出して回転ドラムに巻き付け、キャプスタンにより磁気 テープを走行させて、映像・音声の記録、再生、早送り再生、逆戻し再生や、磁 気テープの早送り、巻戻し等の各種動作を行うようになっている。この種のビデ オカセットレコーダは、映像・音声の記録、再生時にローディングポストとビデ オカセットとの間で磁気テープをガイドすると共に磁気テープにテンションをか ける供給側テープガイドと、映像・音声の逆戻し再生時にキャプスタンとビデオ カセットとの間で磁気テープをガイドすると共に磁気テープにテンションをかけ る巻取側テープガイドとを有している。
【0003】 供給側テープガイドは、シャーシの底面に回動自在に軸支されたテンションレ バー(供給側ガイドアーム)と、このテンションレバーに立設されたテンション ポスト(供給側ガイドポスト)から成っている。テンションポストは、テンショ ンレバーの回動により移動してローディングポストとビデオカセットとの間で磁 気テープを押し、これにより、磁気テープをガイドすると共に磁気テープにテン ションをかけるようになっている。テンションレバーには、回動軸とされるシャ フトが立設されており、テンションレバーは、このシャフトの軸を中心として回 動自在にシャーシの底面に支持されている。このシャフトは、テンションレバー に形成された孔に差し込み、テンションレバーの表側に突出したシャフト先端部 をかしめることにより、テンションレバーに固定して立設されている。
【0004】 また、巻取側テープガイドは、シャーシの底面に回動自在に軸支されたレビュ ーアーム(巻取側ガイドアーム)と、このレビューアームに立設されたレビュー ポスト(巻取側ガイドポスト)から成っている。レビューポストは、レビューア ームの回動により移動してキャプスタンとビデオカセットとの間で磁気テープを 押し、これにより、磁気テープをガイドすると共に磁気テープにテンションをか けるようになっている。レビューアームには、回動軸とされるシャフトが立設さ れており、レビューアームは、このシャフトの軸を中心として回動自在にシャー シの底面に支持されている。このシャフトは、テンションレバーのシャフトと同 様に、レビューアームに形成された孔に差し込み、レビューアームの表側に突出 したシャフト先端部をかしめることにより、レビューアームに固定して立設され ている。
【0005】 また、テープガイドピンの高さ調整機構に関し、タッピングビスが板バネ部材 に螺合した状態でタッピングビスの下端が板バネ部材の弾力によりシャーシに圧 設されるようにし、タッピングビスを回転させることにより板バネ部材を上下動 させ、この板バネ部材の上下動によりテープガイドアーム及びそれに支持された テープガイドピンの高さ位置を調整するようにしたものが知られている(例えば 、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】 実用新案登録第3084667号公報
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のビデオカセットレコーダのテープガイド構造におい ては、ガイドアームであるレビューアームやテンションレバーは、別部材のシャ フトが立設されて回動軸とされており、シャフトが別部品であるためにコスト高 となっていた。なお、上述した特許文献1に開示の内容を適用したとしても、上 記の課題を解決することはできない。
【0008】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、金属板から成るガ イドアームの一部を折り曲げてガイドアームの回動軸とすることにより、別部材 によりガイドアームのシャフトを立設する必要がなくなり、コストを低減できる ビデオカセットレコーダのテープガイド構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、磁気テープ走行用のキャプスタ ンとビデオカセットとの間で磁気テープをガイドすると共に磁気テープにテンシ ョンをかけるレビューポストと、シャーシに回動自在に軸支され、レビューポス トが立設されるレビューアームとを備えたビデオカセットレコーダのテープガイ ド構造において、レビューアームは、金属板により形成されており、金属板の一 部を下方に折り曲げることにより形成された軸部を有し、軸部は、軸方向に沿っ て略V字状に折り曲げられ、シャーシに設けられた軸受に回動自在に嵌合される ことにより、軸受の内周面と3点で接触、摺動可能な状態に軸支され、軸受の内 周面と接触する3点が軸方向に見た平面視で略正三角形の頂点となるものである 。
【0010】 この構成においては、レビューアームは、金属板により形成されており、この 金属板の一部を折り曲げることにより形成された軸部を有している。この軸部は 、シャーシに設けられた軸受に回動自在に嵌合され、レビューアームの回動軸と して軸支される。レビューアームは、この軸部を中心として回動される。従って 、従来のように別部材のシャフトを立設して回動軸とする必要がない。また、軸 部は、軸受の内周面と3点で接触、摺動するため、軸受内で安定した状態に支持 され、軸受内でのがたつきが抑えられる。これにより、レビューアームは姿勢が 安定した状態で滑らかに回動される。しかも、軸部は、軸方向に見た平面視で略 正三角形の頂点を成す3点で軸受の内周面と接触、摺動するため、軸受内で最も 安定した状態に支持され、軸受内でのがたつきが最小限に抑えられる。これによ り、レビューアームはより一層姿勢が安定した状態で滑らかに回動される。
【0011】 請求項2の考案は、ビデオカセットから引出された磁気テープをガイドするガ イドポストと、シャーシに回動自在に軸支され、ガイドポストが立設されるガイ ドアームとを備えたビデオカセットレコーダのテープガイド構造において、ガイ ドアームは、金属板により形成されており、金属板の一部を下方に折り曲げるこ とにより形成された軸部を有し、この軸部をシャーシに設けられた軸受に回動自 在に嵌合させたものである。
【0012】 この構成においては、ガイドアームは、金属板により形成されており、この金 属板の一部を折り曲げることにより形成された軸部を有している。この軸部は、 シャーシに設けられた軸受に回動自在に嵌合され、ガイドアームの回動軸として 軸支される。ガイドアームは、この軸部を中心として回動される。従って、従来 のように別部材のシャフトを立設して回動軸とする必要がない。
【0013】 請求項3の考案は、請求項2に記載のビデオカセットレコーダのテープガイド 構造において、軸部は、軸方向に沿って略V字状に折り曲げられており、軸受の 内周面と3点で接触、摺動可能な状態に軸支されているものである。
【0014】 この構成においては、軸部は、軸受の内周面と3点で接触、摺動するため、軸 受内で安定した状態に支持され、軸受内でのがたつきが抑えられる。これにより 、レビューアームは姿勢が安定した状態で滑らかに回動される。
【0015】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。図1及 び図2において、ビデオカセットレコーダ100は、ビデオカセットCの磁気テ ープTに対して映像・音声の記録/再生を行うものである。このビデオカセット レコーダ100は、シャーシ1と、ビデオヘッド2aを有する回転ドラム2と、 全幅消去ヘッド2bと、音声・コントロールヘッド2cと、ローディングポスト 3と、テンションポスト(ガイドポスト)4と、テンションレバー(ガイドポス ト)5と、キャプスタン6と、ピンチローラ7と、レビューポスト(ガイドポス ト)8と、レビューアーム(ガイドアーム)9と、回転リール台10とを備えて いる。テンションポスト4とテンションレバー5、及びレビューポスト8とレビ ューアーム9により、各々テープガイドが構成されている。
【0016】 シャーシ1は、底面板1a、前面板1b、後面板1c、側面板1d,1e、を 有しており、金属板を折り曲げて構成されている。回転ドラム2は、ビデオヘッ ド2aを回転ドラム2の外周面に沿って回転させるものであり、モータ(不図示 )により回転軸21を軸心として周方向に回転駆動される。この回転ドラム2は 、回転軸21が所定角度斜めに傾けられた状態でシャーシ1の底面板1aに取付 けられている。ビデオヘッド2aは、磁気テープTに対して映像信号の記録・再 生を行うものであり、回転ドラム2に取付けられており、回転ドラム2の回転に より回転ドラム2の外周面に沿って回転される。全幅消去ヘッド2bは、磁気テ ープに対して映像信号を記録するときに、磁気テープTに既に記録されている信 号を消去するものであり、シャーシ1の底面板1aに取付けられている。音声・ コントロールヘッド2cは、磁気テープTに対して音声信号の記録・再生及びコ ントロール信号の記録・再生を行うものであり、シャーシ1の底面板1aに取付 けられている。
【0017】 ローディングポスト3は、ビデオカセットCから磁気テープTを引出し、磁気 テープTを回転ドラム2に巻き付けるようにガイドするものであり、供給側ロー ディングポスト3aと巻取側ローディングポスト3bとを有している。供給側ロ ーディングポスト3aは、シャーシ1の底面板1aに略垂直な垂直ポスト31a と、回転ドラム2の回転軸21の傾きと略同じ角度に傾いた傾斜ポスト32aを 有している。これら垂直ポスト31a及び傾斜ポスト32aは、シャーシ1の底 面板1aに形成されているローディング溝33aに沿ってスライドされるスライ ダ34aに立設されている。また、巻取側ローディングポスト3bは、供給側ロ ーディングポスト3aと同様に、垂直ポスト31bと傾斜ポスト32bを有して いる。これら垂直ポスト31b及び傾斜ポスト32bは、シャーシ1の底面板1 aに形成されているローディング溝33bに沿ってスライドされるスライダ34 bに立設されている。
【0018】 これら供給側ローディングポスト3a及び巻取側ローディングポスト3bは、 スライダ34a,34bがローディング溝33a,33bの下端位置から上端位 置に向かってスライドすることにより、回転リール台10にセットされたビデオ カセットCから磁気テープTを引出し、スライダ34a,34bがローディング 溝33a,33bの上端位置に達することにより、磁気テープTを回転ドラム2 に巻き付ける。
【0019】 テンションポスト4は、供給側ローディングポスト3aとビデオカセットCと の間で磁気テープTをガイドすると共に磁気テープTにテンションをかけるもの であり、テンションレバー5に立設されている。テンションレバー5は、テンシ ョンポスト4を移動させるものであり、軸部51を中心として回動自在にシャー シ1の底面板1aに軸支されており、先端側にテンションポスト4が立設されて いる。テンションポスト4は、テンションレバー5が回動することにより、供給 側ローディングポスト3aとビデオカセットCとの間で磁気テープTの走行経路 を迂回させるように磁気テープTを押し、これにより、磁気テープTをガイドす ると共に磁気テープTにテンションをかける。
【0020】 キャプスタン6は、磁気テープTに引っ張りトルクを与えて磁気テープTを走 行させるものであり、シャーシ1の底面板1aに垂直な軸状部材から成っている 。このキャプスタン6は、その軸を中心としてシャーシ1の底面板1aの裏側に 設けられたキャプスタンモータ(不図示)により回転駆動され、その回転力を磁 気テープTに伝達させ、磁気テープTを走行させる。ピンチローラ7は、キャプ スタン6との共働により磁気テープTを走行させるものであり、シャーシ1の底 面板1aに軸部71を中心として回動自在に軸支されたピンチアーム72に設け られている。このピンチローラ7は、ピンチアーム72が回動することにより、 磁気テープTをキャプスタン6に押し付け、これにより、キャプスタン6の回転 力を磁気テープTへ伝達させて磁気テープTを走行させる。ピンチアーム72は 、シャーシ1の底面板1aに軸部75を中心として回動自在に軸支された中継ア ーム76に連結されており、中継アーム75の回動動作に応じて回動される。
【0021】 レビューポスト8は、キャプスタン6とビデオカセットCとの間で磁気テープ Tをガイドすると共に磁気テープTにテンションをかけるものであり、レビュー アーム9に立設されている。レビューアーム9は、レビューポスト8を移動させ るものであり、軸部91を中心として回動自在にシャーシ1の底面板1aに軸支 されており、先端側にレビューポスト8が立設されている。このレビューアーム 9の詳細については後述する。レビューポスト8は、レビューアーム9が回動す ることにより、キャプスタン6とビデオカセットCとの間で磁気テープTの走行 経路を迂回させるように磁気テープTを押し、これにより、磁気テープTをガイ ドすると共に磁気テープTにテンションをかける。
【0022】 回転リール台10は、ビデオカセットCのリールを回転させるものであり、供 給側リール台10aと巻取側リール台10bとを有している。これら供給側リー ル台10aと巻取側リール台10bは、上述のキャプスタンモータの動力により 、各種駆動伝達機構(不図示)を介して回転され、その回転力によりビデオカセ ットCのリールを回転させる。
【0023】 ビデオカセットCは、カセットプレート(不図示)により搬送されて回転リー ル台10にセットされる。上記スライダ34a,34b、テンションレバー42 、ピンチアーム72、中継アーム75、及びレビューアーム9は、ビデオカセッ トCが回転リール台10にセットされた後、シャーシ1の底面板1aの裏側にス ライド自在に設けられたモードレバー(不図示)のスライド動作に応じて、各種 駆動伝達機構(不図示)を介して適宜動作される。モードレバーは、モータ15 の駆動力により、プーリ16、ベルト17、プーリ18を介して動作される。
【0024】 このような構成により、回転リール台10にセットされたビデオカセットCの 磁気テープTは、ローディングポスト3によりビデオカセットCから引出されて 回転ドラム2に巻き付けるようにガイドされ、テンションポスト4によりローデ ィングポスト3aとビデオカセットCとの間でテンションがかけられる。また、 磁気テープTは、ピンチローラ7によりキャプスタン6に押し付けられ、レビュ ーポスト8によりキャプスタン6とビデオカセットCとの間でテンションがかけ られる。このとき、磁気テープTは、全幅消去ヘッド2b及び音声・コントロー ルヘッド2cに当接した状態とされる。そして、キャプスタン6の回転駆動によ り磁気テープTが走行され、映像・音声の記録、再生、早送り再生、逆戻し再生 や、磁気テープTの早送り、巻戻し等の各種動作が行われる。なお、テンション ポスト4による磁気テープTへのテンションは、映像・音声の記録、再生、早送 り再生、逆戻し再生動作時にかけられ、磁気テープTの早送り/巻戻し動作時に は解除される。また、レビューポスト8による磁気テープTへのテンションは、 映像・音声の早送り再生、逆戻し再生動作時にかけられ、それ以外の動作時には 解除される。
【0025】 次に、上記レビューアーム9の構成について、図3、図4(a)(b)、図5 (a)(b)(c)、及び図6を参照して説明する。レビューアーム9は、1枚 の金属板により形成されており、軸部91と、モードレバー係合部92と、高さ 調整部93とを有している。レビューアーム9の先端側には、レビューアーム9 の上面と略垂直にレビューポスト8が立設されている。
【0026】 軸部91は、レビューアーム9の回動軸とされるものであり、レビューアーム 9を構成する金属板の一部を折り曲げることにより形成されている。この軸部9 1は、シャーシ1の底面板1aに設けられた樹脂製の軸受98の軸孔98aに回 動自在に嵌合されており、これにより、レビューアーム9は、軸部91を中心と して回動自在にシャーシ1の底面板1aに軸支されている。また、軸部91は、 軸方向に沿って略V字状に折り曲げられており、軸受98の内周面98bと3点 (P1,P2,P3)で接触、摺動可能な状態に嵌合されている。軸部91は、 この3点(P1,P2,P3)が軸方向に見た平面視で略正三角形の頂点となる ようにV字状に折り曲げられている。
【0027】 レビューアーム9は、軸部91の形成前においては、図6に示すように、軸板 部91’がレビューアーム9を構成する金属板に一体に形成された構造となって いる。軸部91は、この軸板部91’を、まず図示点線L1に沿って略V字状に 折り曲げ、次に図示点線L2に沿って下方に略垂直に折り曲げることにより形成 される。これらの折り曲げはプレス加工により行われる。
【0028】 高さ調整部92は、レビューアーム9を中継アーム76の上方にて支持すると 共にその高さを調整するためのものである。この高さ調整部92は、その下面が シャーシ1の底面板1aに取付けられた板バネ121の上面に摺動可能な状態に 接触されている。板バネ121は、樹脂により形成されており、その基部121 aが底面板1aに固定されている。板バネ121には、ビス122が螺合されて おり、ビス122の先端が底面板1aに当接されている。板バネ121は、ビス 122を回転させることにより上下に変位され、これにより、レビューアーム9 の高さ調整部92の高さを上下に変位させる。板バネ121の下限位置は、中継 アーム76よりも上方に設定されている。レビューアーム9は、高さ調整部92 の高さがビス122の回転に応じて板バネ121と共に上下変位されることによ り、その高さが調整される。
【0029】 なお、中継アーム76は、底面板1aと板バネ121との間に位置し、軸部7 5が底面板1aに軸支され、モードレバー係合部77が底面板1aに形成された 開孔111を通して底面板1aの裏面側に突出され、連結部78がピンチアーム 72の連結部73と連結機構(不図示)により連結されている。この中継アーム 76は、モードレバー係合部77が上述のモードレバーの動作に応じて駆動され ることにより、軸部75を中心として回動され、連結部78を介してピンチアー ム72を回動させるようになっている。
【0030】 モードレバー係合部93は、上述のモードレバーの動作により動作されるカム (不図示)が係合されるものであり、シャーシ1の底面板1aに形成された開孔 112を通して底面板1aの裏面側に突出されている。レビューアーム9は、シ ャーシ1の底面板1aを切り起こして形成された当り部113に当接した位置が 初期位置(磁気テープTにテンションをかけない状態の位置)とされており、モ ードレバー係合部93がカムによって駆動されることにより、軸部91を中心と して回動される。これにより、レビューアーム9の先端側に立設されたレビュー ポスト8が移動し、レビューポスト8により磁気テープTがガイドされると共に 磁気テープTにテンションがかけられた状態となる(図2参照)。
【0031】 このような構成によれば、レビューアーム9は、金属板により形成されており 、その金属板の一部を折り曲げて形成された軸部91が回動軸とされているため 、従来のように別部材のシャフトを立設して回動軸とする必要がない。また、軸 部91は、軸受98の内周面98bと3点で接触、摺動するため、軸受98の軸 孔98a内で安定した状態に支持され、軸孔98a内でのがたつきが抑えられる 。これにより、レビューアーム9は姿勢が安定した状態で滑らかに回動される。 しかも、軸部91は、軸方向に見た平面視で略正三角形の頂点を成す3点で軸受 98の内周面98bと接触、摺動するため、軸受98の軸孔98a内で最も安定 した状態に支持され、軸孔98a内でのがたつきが最小限に抑えられる。これに より、レビューアーム9はより一層姿勢が安定した状態で滑らかに回動される。
【0032】 なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。 例えば、本考案は、レビューアーム9に限らず、テンションレバー5に適用して もよい。すなわち、テンションレバー5を金属板により形成し、この金属板を折 り曲げてテンションレバー5の軸部51を形成してもよい。
【0033】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案によれば、レビューアームは、金属板によ り形成されており、その金属板の一部を折り曲げて形成された軸部を有するため 、従来のように別部材のシャフトを立設する必要がなく、これにより、別部材に よるシャフトを抹消でき、コストを低減できる。また、軸部は軸方向に沿って略 V字状に折り曲げられ軸受の内周面と3点で接触、摺動可能な状態に軸支される ため、レビューアームは姿勢が安定した状態で滑らかに回動し、これにより、レ ビューポストによる磁気テープのガイド及び磁気テープへのテンションの付与が 安定して行われる。しかも、軸部が軸受の内周面と接触する3点は軸方向に見た 平面視で略正三角形の頂点となるため、レビューアームはより一層姿勢が安定し た状態で滑らかに回動され、これにより、レビューポストによる磁気テープのガ イド及び磁気テープへのテンションの付与がより一層安定して行われる。
【0034】 請求項2の考案によれば、ガイドアームは、金属板により形成されており、そ の金属板の一部を折り曲げて形成された軸部を有するため、従来のように別部材 のシャフトを立設する必要がなく、これにより、別部材によるシャフトを抹消で き、コストを低減できる。
【0035】 請求項3の考案によれば、軸部は軸方向に沿って略V字状に折り曲げられ軸受 の内周面と3点で接触、摺動可能な状態に軸支されるため、レビューアームは姿 勢が安定した状態で滑らかに回動し、これにより、レビューポストによる磁気テ ープのガイド及び磁気テープへのテンションの付与が安定して行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態によるビデオカセットレ
コーダの概略構成を示すビデオカセットをセットしてい
ない状態の平面図。
【図2】 同ビデオカセットレコーダの概略構成を示す
ビデオカセットをセットした状態の平面図。
【図3】 同ビデオカセットレコーダのレビューアーム
の構成を示す部分拡大した平面図。
【図4】 (a)は図3のA−A断面から見た側面図、
(b)は(a)のB−B断面図。
【図5】 (a)は同ビデオカセットレコーダのレビュ
ーアームの構成を示す平面図、(b)は(a)のC−C
断面図から見た側面図、(c)は(a)の裏面側から見
た一部を示す斜視図。
【図6】 同レビューアームの軸部形成前の構成を示す
平面図。
【符号の説明】
1 シャーシ 1a 底面板 1b 前面板 1c 後面板 1d,1e 側面板 2 回転ドラム 2a ビデオヘッド 3 ローディングポスト 3a 供給側ローディングポスト 3b 巻取側ローディングポスト 4 テンションポスト(ガイドポスト) 5 テンションレバー(ガイドアーム) 6 キャプスタン 7 ピンチローラ 8 レビューポスト(ガイドポスト) 9 レビューアーム(ガイドアーム) 10 回転リール台 10a 供給側リール台 10b 巻取側リール台 51 軸部 91 軸部 98 軸受 98a 軸孔 98b 軸受の内周面 100 ビデオカセットレコーダ C ビデオカセット T 磁気テープ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ走行用のキャプスタンとビデ
    オカセットとの間で磁気テープをガイドすると共に磁気
    テープにテンションをかけるレビューポストと、シャー
    シに回動自在に軸支され、前記レビューポストが立設さ
    れるレビューアームとを備えたビデオカセットレコーダ
    のテープガイド構造において、 前記レビューアームは、金属板により形成されており、
    前記金属板の一部を下方に折り曲げることにより形成さ
    れた軸部を有し、 前記軸部は、軸方向に沿って略V字状に折り曲げられ、
    シャーシに設けられた軸受に回動自在に嵌合されること
    により、前記軸受の内周面と3点で接触、摺動可能な状
    態に軸支され、 前記軸受の内周面と接触する3点が軸方向に見た平面視
    で略正三角形の頂点となることを特徴とするビデオカセ
    ットレコーダのテープガイド構造。
  2. 【請求項2】 ビデオカセットから引出された磁気テー
    プをガイドするガイドポストと、シャーシに回動自在に
    軸支され、前記ガイドポストが立設されるガイドアーム
    とを備えたビデオカセットレコーダのテープガイド構造
    において、 前記ガイドアームは、金属板により形成されており、前
    記金属板の一部を下方に折り曲げることにより形成され
    た軸部を有し、この軸部をシャーシに設けられた軸受に
    回動自在に嵌合させたことを特徴とするビデオカセット
    レコーダのテープガイド構造。
  3. 【請求項3】 前記軸部は、軸方向に沿って略V字状に
    折り曲げられており、前記軸受の内周面と3点で接触、
    摺動可能な状態に軸支されていることを特徴とする請求
    項2に記載のビデオカセットレコーダのテープガイド構
    造。
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