JPH0626984Y2 - ハ−フロ−デイング装置 - Google Patents

ハ−フロ−デイング装置

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JPH0626984Y2
JPH0626984Y2 JP3169487U JP3169487U JPH0626984Y2 JP H0626984 Y2 JPH0626984 Y2 JP H0626984Y2 JP 3169487 U JP3169487 U JP 3169487U JP 3169487 U JP3169487 U JP 3169487U JP H0626984 Y2 JPH0626984 Y2 JP H0626984Y2
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JP
Japan
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lever
tape
pinch roller
pin
state
Prior art date
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JP3169487U
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JPS63149435U (ja
Inventor
浩 満丸
伸 高月
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は(登録商標)方式のビデオテープレコーダ(V
TR)に用いられるハーフローデイング装置に関する。
(ロ)従来の技術 VHS方式のVTRでは、早送り、巻戻しモードにおい
て、テープはカセツト内に収容された状態であって、頭
出し等は専用ヘツドを用いた構成が多かった。ところが
番組の頭出し方法には、コントロール信号を利用した方
法があり、この方法を採用するたには、早送り、巻戻し
モードにおいても、一部分テープを引出してコントロー
ルR/Pヘツドに当接させる必要がある。
このための構成としては、特開昭57−100658号
公報(G11B15/66)の従来例の如く、モータ、ラツ
クピニオン、アーム等よりなる機構を別途設ける構成
や、この公報の実施例の如くガイドシリンダへテープを
巻付ける手段をハーフローデイングのために兼用す構成
が知られている。
しかしながら、前者では構成が複雑であり、又後者はガ
イドシリンダとテープとが早送り時においても接触して
しまうので、テープが損傷するおそれがある。
そこで出願人は先に構成の簡単はハーフローデイング装
置を提案した(特願昭61−160385号)これは第
5図に示す様に、VTRのモード変更に応じて図中左右
方向にスライドせしめられるスライドレバー(9)とコイ
ルバネ(13)によって連結されているピンチローラーレバ
ー(10)によって、ハーフローデイングのためのテープ引
出しレバー(23)を駆動するものである。ここでピンチロ
ーラーレバー(10)とスライドレバー(9)の間にコイルバ
ネ(13)が張架されているのは、キヤプスタン(15)とピン
チローラー(12)が圧着されるときの、スライドレバー
(9)のオーバーストローク吸収や、圧着力の制御に役立
つからである。
ところが、このコイルバネ(13)が張架されているため
に、ハーフローデイング状態で不都合が生じるおそれが
あった。つまり、テープの張力が何らかの原因で大きい
場合には、スライドレバー(9)が移動開始しても、バネ
(13)が延びるだけで、ピンチローラーレバー(10)が回動
開始せず、初期の動作が遅れて、後半の動作(テープ引
出しの動作)が急激に行なわれ、テープたるみ、テープ
傷み等の問題が生じるおそれがある。
又、カセツト内のテープがロツクした場合には、スライ
ドレバー(9)は早送り、巻戻し(以下FF)モードの位
置にあって、モード検出スイツチによりFFモードが検
出されていて、リール台が駆動されても、実際には全く
テープが引出されいない状態を生じるおそれがある。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 つまり、従来の構成では、テープの張力が強かったり、
カセツト内でテープがロツクした場合には、テープ引出
し動作が正常に行なわれないおそれがあった。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は回転軸を中心として回動可能に支持されるピン
チローラーレバーと、このピンチローラーレバーのピン
チローラー載置側とは反対の端部と弾性部材を介して接
続されるスライドレバーと、ピンチローラーレバーの回
動に応じてカセツト内のテープを引出すテープ引出しレ
バーと、前記スライドレバーに設けられテープの張力が
所定値よりも大きいときに前記ピンチローラーレバーと
当接する当接部材とよりなるハーフローデイング装置で
ある。
(ホ)作用 つまり、テープ張力が大きい場合には、当接部材がピン
チローラーレバーに当接して、ピンチローラーレバーを
回動せしめるし、テープがロツクしているときには、ス
ライドレバー自体が動かなくなるので、従来例の様な問
題が生じない。
(ヘ)実施例 以下、図面に従い本考案の実施例を説明する。第1図は
VTRの停止状態を示す平面図、(ただし省略有)、第
2図〜第4図は一部を示す平面図であり(ただし、一部
省略してある)、第2図は早送り、巻戻し(以下FF)
状態、第3図はローデイング完了状態、第4図は再生状
態を示している。
図において(1)はメカニズムのベースとなる金属シヤー
シ、(2)は回転ヘツドを内蔵する回転ガイドシリンダ、
(3)(4)は前記回転ガイドシリンダ(2)にテープを巻付け
るための一対のテープ引出し部材、(5)は供給リール
台、(6)は巻取リール台、(8)はオーデイオ/コントロー
ルR/Pヘツド(7)(破線で示す)が載置されるブラケ
ツトでシヤーシ(1)上に支持されている。
(9)はメカニズム制御用のスライドレバーであり(一部
分のみ示されている。又、実際にはシヤーシ(1)の裏側
にある。)、図示省略したローデイングモータ(VTR
メカニズムのモードを制御する)の回転に応じて矢印
(A)方向に移動する。このスライドレバーの移動により
リール台のブレーキ、リール台駆動機構等は制御され
る。
(10)は軸(11)(シヤーシ(1)に植立)を中心に回動可能
に支持されたピンチローラーレバーであり、ピンチロー
ラー(12)が一端(10a)に回転可能に支持されてい
る。他端(10b)とスライドレバー(9)の切り起し片
((9b)との間にはバネ(13)が張架されており、スラ
イドレバー(9)の移動にともなってピンチローラーレバ
ー(10)は回動する。又、ピンチローラーレバー(10)の端
部(10a)には係合ピン(14)が植立されている。
(15)はキヤプスタンモータのキヤプスタン軸であり、ピ
ンチローラー(12)とでテープを挾んで再生時等のテープ
の駆動を行なう。又(16)はテープガイドピンである。(1
7)(18)は一対のテープ引出し部材(3)(4)のためのガイド
溝、(19)(20)はこのテープ引出し部材の位置決め手段で
ある。
(21)はシヤーシ(1)上に植立された軸(22)を中心に回動
可能に支持された回動レバーであり、その一部には係合
ピン(14)と当接するカム面(21a)が形成されてい
る。(23)はシヤーシ(1)上に植立された軸(24)を中心に
回動可能に支持されたテープ引出しレバーであり、テー
プ引出しピン(25)を有する。このテープ引出しレバー(2
3)は、軸に嵌合し、テープ引出しレバー(23)とストッパ
ーピン(26)に端部が係合するトーシヨンバネ(図示省
略)によって、反時計方向に付勢されている。
(27)は回動レバー(21)の回動を、テープ引出しレバー(2
3)に伝達する連結レバーであり、夫々軸(28)(29)で回動
レバー(21)とテープ引出しレバー(23)と連結されてい
る。(30)は当接部材であるピンであって、スライドレバ
ー(9)の所定位置に植立されている。
第1図における停止状態ではカセツトをVTRに装着す
ると一対のテープ引出し部材(3)(4)、テープ引出しレバ
ー(23)の引出しピン(25)、キヤプスタン軸(15)はテープ
パス(一点鎖線で示す)(30)の内側に入り込んでいる。
ローデイングモータの回転に応じた、スライドレバー
(9)の水平移動に対応してVTRのメカニズムの状態、
すなわちVTRのモードが変更される。実施例の場合に
は第1図の停止状態から、まず、第2図に示したFF状
態に移る。この状態ではスライドレバー(9)は少し動
き、その結果ピンチローラーレバー(10)が少し回動し、
レバー引出しレバー(23)も回動して、テープ(30)が少し
引出されてオーデイオ/コントロールR/Pヘツド(7)
とテープ(30)が接触する様にされる。ただし、テープ引
出し部材(3)(4)はまだ動いていない。
更に、ローデイングモータが回転すると、このローデイ
ングモータに別途連動するテープ引出し部材(3)(4)が移
動をはじめる。このときピンチローラーレバー(10)は更
に反時計方向に回動し、テープ引出しレバー(23)も更に
時計方向に回動した状態となっている。そのため、テー
プ引出しピン(25)はテープ引出し部材(4)の移動を妨げ
ない(第3図参照)。
ローデイング完了状態から、更にローデイングモータが
回転すると、VTRは再生状態となる。このとき、第4
図に示す様に、スライドレバー(9)が更に図中右方向に
移動しているから、ピンチローラー(12)とキヤプスタン
軸(15)は圧着されており、又、カム面(21a)の形状
により、テープ引出レバー(23)は第2図の状態よりも反
時計方向に回動した状態にある。これは再生状態におけ
るテープ走行に、テープ引出しピン(25)がテープと接触
することによって、悪影響を与えない様にするためであ
る。
テープをアンローデイングする場合には、以上の説明と
は逆の動作が行われる。
以上の様にFF状態では、テープが一部引出されて、オ
ーデイオ/コントロールR/Pヘツド(7)と摺接されて
いるので、コントロール信号の再生をFF状態で行うこ
とができる。そこで、コントロール信号を用いた頭出し
やテープカウンタ等の動作を行なうことができる。
そして、テープの張力が高い場合でも、ピンチローラー
レバー(10)は、ピン(30)との当接によって反時計方向に
回動するから、テープ引き出しの動作が遅れたりはしな
い。更にカセツト内にテープがロツクしたときにはスラ
イドレバー(9)自体の動きが止められるので、従来例の
様な不都合はなくなる。
又、切起し片(9a)とピン(30)の距離は、ピン(30)と
ピンチローラーレバー(10)との当接が停止モードのとき
に主として為される様に設定されている。つまり、停止
状態では、ピンローラーレバー(10)が斜めの状態で、ピ
ン(30)−切起し片(9a)間に入っているから、コイル
バネ(13)が少し延びてもピン(30)とピンチローラーレバ
ー(10)が当接する。
一方、再生状態に近ずくほどに、ピン(30)と切り起し片
(9a)の間で、ピンローラーレバー(10)はまっすぐ位
置する様になるし、更に、切欠き(10c)が設けられ
ているから、コイルバネ(13)を用いた、ピンローラー(1
2)とキヤプスタン(15)の圧着には何の不都合も生じな
い。
又、次の様な実施例も考えられる。すなわち、第6図に
示す様に、ピンローラーレバー(50)にV字状のカム溝(5
2)を形成し、スライドレバー(9)側にそのカム溝と係合
するピン(51)を設けたものである。
第6図は、停止状態を示しており、スライドレバー(9)
が矢印(イ)方向に移動すると、通常の場合は、コイルバ
ネ(13)により、カム溝(52)の縦方向部分(52a)の左
側端部とピン(51)とが当接した状態でピンチローラーレ
バー(50)が回動する。
一方、テープの張力が強い場合や、カセツト内でテープ
がロツクしている場合には、ピン(51)がカム溝(52)の縦
方向部分(52a)の右側端部に当接して、ピンローラ
ーレバー(50)が回動せしめられる。すなわち、ピンチロ
ーラーレバー(50)に設けたカム溝(52)にスライドレバー
(9)に固定されたピン(51)を係合せしめているので、前
記実施例の場合よりも、テープ張力が強い場合等におけ
るピンチローラーレバー(50)の回動が早く行なわれるこ
とになる。
第7図はFF状態を示している。この状態ではピン(51)
はまだカム溝(52)の縦方向部分(52a)に位置してい
る。
第8図は再生状態を示す。この状態では、カム溝(52)の
横方向部分(52b)が略水平となり、ピン(51)は水平
方向に自在に動くことが可能となる。そこで、コイルバ
ネ(13)の引張力によって、ピンチローラー(12)をキヤプ
スタン(15)に圧着せしめることができる。
(ト)考案の効果 以上述べた様に本考案によれば、テープ張力が強い場合
等においても、従来例の様な問題が生じないので効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例に係り、第1図、第2
図、第3図、第4図は要部を示す平面図、第5図は従来
例を示す平面図である。 更に、第6図、第7図、第8図は第2の実施例を示す平
面図である。 (9)…スライドレバー、(10)(50)…ピンチローラーレバ
ー、(11)…軸、(12)…ピンチローラ、(13)…コイルバ
ネ、(23)…テープ引出しレバー、(30)(51)…ピン(当接
部材)、(52)…カム溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸を中心に回動可能に支持されるピン
    チローラーレバーと、このピンチローラーレバーのピン
    チローラー載置側とは反対の端部と弾性部材を介して接
    続されるスライドレバーと、前記ピンチローラーレバー
    の回動に応じてカセツト内のテープを引出すテープ引出
    しレバーと、前記スライドレバーに設けられ、テープの
    張力が所定値よりも大きいときに前記ピンチローラーレ
    バーと当接する当接部材とよりなるハーフローデイング
    装置。
JP3169487U 1986-10-20 1987-03-04 ハ−フロ−デイング装置 Expired - Lifetime JPH0626984Y2 (ja)

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JP3169487U JPH0626984Y2 (ja) 1986-10-20 1987-03-04 ハ−フロ−デイング装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61-160385 1986-10-20
JP16038586 1986-10-20
JP3169487U JPH0626984Y2 (ja) 1986-10-20 1987-03-04 ハ−フロ−デイング装置

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Publication Number Publication Date
JPS63149435U JPS63149435U (ja) 1988-10-03
JPH0626984Y2 true JPH0626984Y2 (ja) 1994-07-20

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JP3169487U Expired - Lifetime JPH0626984Y2 (ja) 1986-10-20 1987-03-04 ハ−フロ−デイング装置

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