JP3095672U - ビデオカセットレコーダのレビューアーム保持構造 - Google Patents

ビデオカセットレコーダのレビューアーム保持構造

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JP3095672U JP2003000485U JP2003000485U JP3095672U JP 3095672 U JP3095672 U JP 3095672U JP 2003000485 U JP2003000485 U JP 2003000485U JP 2003000485 U JP2003000485 U JP 2003000485U JP 3095672 U JP3095672 U JP 3095672U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカセットレコーダのレビューアーム保
持構造において、レビューアームを初期位置へ戻すため
の別部品のバネが不要となる。 【解決手段】 ビデオカセットのカセットドアを開くた
めのドアオープナー11は、レビューアーム9を初期位
置へ戻すためのバネ性部115を有している。バネ性部
115は、レビューアーム9の側面に当接して横方向の
力をレビューアームに作用させる横方向押さえ部115
aと、レビューアーム9の上面に当接して下方向の力を
レビューアーム9に作用させる下方向押さえ部115b
とを有する。レビューアーム9には、横方向押さえ部1
15aにより初期位置に戻すための横方向の力が加えら
れると共に、下方向押さえ部115bにより座り圧力
(姿勢を安定させるための力)発生用の下方向の力が加
えられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビデオカセットの磁気テープに対して映像・音声の記録/再生を行 うビデオカセットレコーダのレビューアーム保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ビデオカセットレコーダは、ローディングポストによりビデオカセ ットから磁気テープを引出して回転ドラムに巻き付け、キャプスタンにより磁気 テープを走行させて、映像・音声の記録、再生、早送り再生、巻戻し再生や、磁 気テープの早送り、巻戻し等の各種動作を行うようになっている。また、映像・ 音声の巻戻し再生時には、レビューポストにより、キャプスタンとビデオカセッ トとの間で磁気テープをガイドすると共に磁気テープにテンションをかけるよう になっている。レビューポストは、シャーシの底面に回動自在に軸支されたレビ ューアームに立設されており、レビューアームが回動することにより、シャーシ の底面に沿って回動されるようになっている。レビューアームは、映像・音声の 巻戻し再生時に初期位置から回動され、それ以外の動作時には初期位置に戻され るようになっている。
【0003】 このようなビデオカセットレコーダにおいて、コイルバネの一端をシャーシに 係止すると共に他端をレビューアームに係止し、このコイルバネの牽引力により レビューアームを初期位置に戻すようにしたものが知られている(例えば、特許 文献1参照)。また、この特許文献1に記載のビデオカセットレコーダは、ビデ オカセットのカセットドアを開くためにシャーシに設けられているドアオープナ ーに、レビューアームの高さ調整用の板バネ部材が一体に形成されている。この 板バネ部材にはビスが螺合されており、板バネ部材はビスを回転させることによ りその高さが変化する。レビューアームは、この板バネ部材に支えられており、 ビスを回転させて板バネ部材の高さを変化させることにより、その高さが調整さ れるようになっている。
【0004】
【特許文献1】 実用新案登録第3084667号公報
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のビデオカセットレコーダのレビューアーム保持構造 においては、レビューアームを初期位置へ戻すためにコイルバネを用いており、 コイルバネが別部品であるためにコスト高の要因となると共に、コイルバネをシ ャーシ及びレビューアームに係止するための煩雑な作業が必要であった。
【0006】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、レビューアームを 初期位置へ戻すための別部品のバネが不要となり、作業工数を削減できると共に コストを低減できるビデオカセットレコーダのレビューアーム保持構造を提供す ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、シャーシに回動自在に軸支され 、磁気テープ走行用のキャプスタンとビデオカセットとの間で磁気テープをガイ ドすると共に磁気テープにテンションをかけるレビューポストが立設されたレビ ューアームと、シャーシに立設された軸部に回動自在に軸支され、キャプスタン に磁気テープを押し付けるためのピンチローラが設けられるピンチアームと、ビ デオカセットのカセットドアに当接してカセットドアを開くためのドア開放作用 部、ビデオカセットの位置決め孔が嵌入されることによりビデオカセットを位置 決めする基準柱、ピンチアームが軸支された軸部の先端側に嵌合することにより ピンチアームが軸部から外れることを防止する外れ止め部、及びレビューアーム の底面を支えることによりレビューアームの高さを調整する高さ調整部が、樹脂 により一体に形成されたドアオープナーとを備えたビデオカセットレコーダのレ ビューアーム保持構造において、ドアオープナーは、レビューアームを初期位置 へ戻すためのドア開放作用部と一体に形成された樹脂製のバネ性部を有し、バネ 性部は、一端側が固定端とされ、他端側が自由端とされており、自由端側に、レ ビューアームの側面に当接して横方向の力を該レビューアームに作用させる横方 向押さえ部と、レビューアームの上面に当接して下方向の力を該レビューアーム に作用させる下方向押さえ部とを有するものである。
【0008】 この構成においては、レビューアームを初期位置へ戻すためのバネ性部は、ド アオープナーに樹脂により一体に形成されており、レビューアームは、このバネ 性部の弾性力により初期位置に戻るように回動される。従って、従来の装置と異 なり、レビューアームを初期位置へ戻すための別部材のバネが不要になる。また 、バネ性部は、レビューアームに横方向の力を作用させる横方向押さえ部と、レ ビューアームに下方向の力を作用させる下方向押さえ部とを有しており、レビュ ーアームは、横方向押さえ部により初期位置に戻すための横方向の力が加えられ ると共に、下方向押さえ部により座り圧力(姿勢を安定させるための力)発生用 の下方向のが加えられる。これにより、レビューアームは、横方向押さえ部から の力により初期位置へ戻されるように回動し、また、下方向押さえ部からの力に より姿勢が安定される。
【0009】 請求項2の考案は、シャーシに回動自在に軸支され、磁気テープ走行用のキャ プスタンとビデオカセットとの間で磁気テープをガイドすると共に磁気テープに テンションをかけるレビューポストが立設されたレビューアームと、ビデオカセ ットのカセットドアに当接してカセットドアを開くためのドア開放作用部を有す るドアオープナーとを備えたビデオカセットレコーダのレビューアーム保持構造 において、ドアオープナーは、レビューアームを初期位置へ戻すためのドア開放 作用部と一体に形成されたバネ性部を有するものである。
【0010】 この構成においては、レビューアームを初期位置へ戻すためのバネ性部は、ド アオープナーに樹脂により一体に形成されており、レビューアームは、このバネ 性部の弾性力により初期位置に戻るように回動される。従って、従来の装置と異 なり、レビューアームを初期位置へ戻すための別部材のバネが不要になる。
【0011】 請求項3の考案は、請求項2に記載のビデオカセットレコーダのレビューアー ム保持構造において、バネ性部は、一端側が固定端とされ他端側が自由端とされ ており、自由端側に、レビューアームの側面に当接して横方向の力を該レビュー アームに作用させる横方向押さえ部と、レビューアームの上面に当接して下方向 の力を該レビューアームに作用させる下方向押さえ部とを有するものである。
【0012】 この構成においては、バネ性部は、レビューアームに横方向の力を作用させる 横方向押さえ部と、レビューアームに下方向の力を作用させる下方向押さえ部と を有しており、レビューアームは、横方向押さえ部により初期位置に戻すための 横方向の力が加えられると共に、下方向押さえ部により座り圧力(姿勢を安定さ せるための力)発生用の下方向の力が加えられる。これにより、レビューアーム は、横方向押さえ部からの力により初期位置へ戻されるように回動し、また、下 方向押さえ部からの力により姿勢が安定される。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。図1乃 至図3において、ビデオカセットレコーダ100は、ビデオカセットCの磁気テ ープTに対して映像・音声の記録/再生を行うものである。このビデオカセット レコーダ100は、シャーシ1と、ビデオヘッド2aを有する回転ドラム2と、 全幅消去ヘッド2bと、音声・コントロールヘッド2cと、ローディングポスト 3と、テンションポスト4と、キャプスタン5と、ピンチローラ6と、ピンチア ーム7と、レビューポスト8と、レビューアーム9と、回転リール台10と、ド アオープナー11とを備えている。
【0014】 シャーシ1は、底面板1a、前面板1b、後面板1c、及び側面板1d,1e を有しており、金属板を折り曲げて構成されている。回転ドラム2は、ビデオヘ ッド2aを回転ドラム2の外周面に沿って回転させるものであり、モータ(不図 示)により回転軸21を軸心として周方向に回転駆動される。この回転ドラム2 は、回転軸21が所定角度斜めに傾けられた状態でシャーシ1の底面板1aに取 付けられている。ビデオヘッド2aは、磁気テープTに対して映像信号の記録・ 再生を行うものであり、回転ドラム2に取付けられており、回転ドラム2の回転 により回転ドラム2の外周面に沿って回転される。全幅消去ヘッド2bは、磁気 テープに対して映像信号を記録するときに、磁気テープTに既に記録されている 信号を消去するものであり、シャーシ1の底面板1aに取付けられている。音声 ・コントロールヘッド2cは、磁気テープTに対して音声信号の記録・再生及び コントロール信号の記録・再生を行うものであり、シャーシ1の底面板1aに取 付けられている。
【0015】 ローディングポスト3は、ビデオカセットCから磁気テープTを引出し、磁気 テープTを回転ドラム2に巻き付けるようにガイドするものであり、供給側ロー ディングポスト3aと巻取側ローディングポスト3bとを有している。供給側ロ ーディングポスト3aは、シャーシ1の底面板1aに略垂直な垂直ポスト31a と、回転ドラム2の回転軸21の傾きと略同じ角度に傾いた傾斜ポスト32aを 有している。これら垂直ポスト31a及び傾斜ポスト32aは、シャーシ1の底 面板1aに形成されているローディング溝33aに沿ってスライドされるスライ ダ34aに立設されている。また、巻取側ローディングポスト3bは、供給側ロ ーディングポスト3aと同様に、垂直ポスト31bと傾斜ポスト32bを有して いる。これら垂直ポスト31b及び傾斜ポスト32bは、シャーシ1の底面板1 aに形成されているローディング溝33bに沿ってスライドされるスライダ34 bに立設されている。
【0016】 これら供給側ローディングポスト3a及び巻取側ローディングポスト3bは、 スライダ34a,34bがローディング溝33a,33bの下端位置から上端位 置に向かってスライドすることにより、回転リール台10にセットされたビデオ カセットCから磁気テープTを引出し、スライダ34a,34bがローディング 溝33a,33bの上端位置に達することにより、磁気テープTを回転ドラム2 に巻き付ける。
【0017】 テンションポスト4は、供給側ローディングポスト3aとビデオカセットCと の間で磁気テープTをガイドすると共に磁気テープTにテンションをかけるもの であり、シャーシ1の底面板1aに軸部41を中心として回動自在に軸支された テンションレバー42に立設されている。このテンションポスト4は、テンショ ンレバー42が回動することにより、供給側ローディングポスト3aとビデオカ セットCとの間で磁気テープTの走行経路を迂回させるように磁気テープTを押 し、これにより、磁気テープTをガイドすると共に磁気テープTにテンションを かける。
【0018】 キャプスタン5は、磁気テープTに引っ張りトルクを与えて磁気テープTを走 行させるものであり、シャーシ1の底面板1aに垂直な軸状部材から成っている 。このキャプスタン5は、その軸を中心としてシャーシ1の底面板1aの裏側に 設けられたキャプスタンモータ(不図示)により回転駆動され、その回転力を磁 気テープTに伝達させ、磁気テープTを走行させる。
【0019】 ピンチローラ6は、キャプスタン5との共働により磁気テープTを走行させる ものであり、ピンチアーム7に設けられている。ピンチアーム7は、ピンチロー ラ6を移動させるものであり、シャーシ1の底面板1aに立設された軸部71に 回動自在に嵌合されて軸支されており、先端側にピンチローラ6が設けられてい る。ピンチローラ6は、ピンチアーム7が回動することにより、磁気テープTを キャプスタン5に押し付け、これにより、キャプスタン5の回転力を磁気テープ Tへ伝達させて磁気テープTを走行させる。ピンチアーム7は、シャーシ1の底 面板1aに軸部75を中心として回動自在に軸支された中継アーム76に連結さ れており、中継アーム75の回動動作に応じて回動される。
【0020】 レビューポスト8は、キャプスタン5とビデオカセットCとの間で磁気テープ Tをガイドすると共に磁気テープTにテンションをかけるものであり、レビュー アーム9に立設されている。レビューアーム9は、レビューポスト8を移動させ るものであり、軸部91を中心として回動自在にシャーシ1の底面板1aに軸支 されて保持されており、先端側にレビューポスト8が立設されている。レビュー ポスト8は、レビューアーム9が初期位置(図1参照)から回動することにより 、キャプスタン5とビデオカセットCとの間で磁気テープTの走行経路を迂回さ せるように磁気テープTを押し(図2参照)、これにより、磁気テープTをガイ ドすると共に磁気テープTにテンションをかける。レビューアーム9の保持構造 の詳細については後述する。
【0021】 回転リール台10は、ビデオカセットCのリールを回転させるものであり、供 給側リール台10aと巻取側リール台10bとを有している。これら供給側リー ル台10aと巻取側リール台10bは、上述のキャプスタンモータの動力により 、各種駆動伝達機構(不図示)を介して回転され、その回転力によりビデオカセ ットCのリールを回転させる。
【0022】 ドアオープナー11は、ビデオカセットCのカセットドアDを開くためのもの であり、シャーシ1の底面板1aに立設されたドア開放作用部111を有してい る。ドア開放作用部111は、ビデオカセットCがカセットプレート(不図示) により搬送されて回転リール台10にセットされるときに、カセットドアDの下 縁に当接すると共に溝部Eに嵌入されることで、カセットドアDの下縁を持ち上 げてカセットドアDを開けるものである(図3参照)。また、ドアオープナー1 1は、ビデオカセットCを位置決めするための基準柱112、ピンチアーム7の 軸部71からの抜けを防止する外れ止め部113、レビューアーム9の高さを調 整するための高さ調整部114、及びレビューアーム9を初期位置へ戻すための バネ性部115が、ドア開放作用部111と共に樹脂により一体的に形成された 構成となっている。このドアオープナー11の詳細については後述する。
【0023】 上記スライダ34a,34b、テンションレバー42、ピンチアーム7、中継 アーム76、及びレビューアーム9は、ビデオカセットCが回転リール台10に セットされた後、シャーシ1の底面板1aの裏側にスライド自在に設けられたモ ードレバー(不図示)のスライド動作に応じて、各種駆動伝達機構(不図示)を 介して適宜動作される。モードレバーは、モータ15の駆動力により、プーリ1 6、ベルト17、プーリ18を介して動作される。
【0024】 このような構成により、回転リール台10にセットされたビデオカセットCは 、カセットドアDがドアオープナー11のドア開放作用部111により開かれ、 磁気テープTがローディングポスト3により引出されて回転ドラム2に巻き付け られると共に、ピンチローラ6によりキャプスタン5に押し付けられる。このと き、磁気テープTは、全幅消去ヘッド2b及び音声・コントロールヘッド2cに 当接した状態とされる。また、磁気テープTは、テンションポスト4によりロー ディングポスト3aとビデオカセットCとの間でガイドされると共にテンション がかけられ、レビューポスト8によりキャプスタン5とビデオカセットCとの間 でガイドされると共にテンションがかけられる。
【0025】 そして、キャプスタン5の回転駆動により磁気テープTが走行され、映像・音 声の記録、再生、早送り再生、巻戻し再生や、磁気テープTの早送り、巻戻し等 の各種動作が行われる。なお、テンションポスト4による磁気テープTへのテン ションは、映像・音声の記録、再生、早送り再生、巻戻し再生動作時にかけられ 、磁気テープTの早送り/巻戻し動作時には解除される。また、レビューポスト 9による磁気テープTへのテンションは、映像・音声の早送り再生、巻戻し再生 動作時にかけられ、それ以外の動作時には解除される。
【0026】 次に、上記ドアオープナー11の構造と共に上記レビューアーム9の保持構造 について、図4乃至図7を参照して説明する。ドアオープナー11は、ドア開放 作用部111、基準柱112、外れ止め部113、高さ調整部114、バネ性部 115、及び基台部116を有している。これら各部は樹脂により一体に形成さ れている。このドアオープナー11は、基台部116が中継アーム76を跨いだ 状態でシャーシ1の底面板1aに固定されている。
【0027】 ドア開放作用部111は、ビデオカセットCのカセットドアDを開くものであ り、シャーシ1の底面板1aと略垂直となるように基台部116に立設されてい る。基準柱112は、ビデオカセットCを位置決めするものであり、底面板1a と略垂直となるように基台部116に立設されている。この基準柱112は、ビ デオカセットCの底面に形成されている位置決め孔が嵌入されることによりビデ オカセットCを位置決めする。
【0028】 外れ止め部113は、ピンチアーム7の軸部71からの抜けを防止するもので あり、ドア開放作用部111の下端に連設されており、軸部71に嵌合される嵌 合孔113aを有している。ピンチアーム7は、上述のように底面板1aに立設 された軸部71に回動自在に嵌合されて軸支されている。外れ止め部113は、 ピンチアーム7が嵌合された軸部71の先端側に嵌合されており、これにより、 ピンチアーム7が軸部71から外れることを防止している。この外れ止め部11 3は、基台部116を底面板1aに固定する際に、ピンチアーム7が嵌合された 軸部71の先端側に嵌合される。
【0029】 高さ調整部114は、レビューアーム9を中継アーム76の上方にて支持する と共にレビューアーム9の高さを調整するものであり、基台部116の側面に凸 設されている。この高さ調整部114は、底面板1aに略水平に延びる板バネ状 に形成されており、上下方向に弾性を有している。高さ調整部114には、ビス 孔114aが形成されており、このビス孔114aにビス122が螺合されてい る。ビス122の先端は、高さ調整部114aによる下向きの弾性力により底面 板1aに押し付けられており、高さ調整部114は、ビス122を回転させるこ とにより上下方向に変位される。
【0030】 バネ性部115は、レビューアーム9を初期位置(図1参照)へ戻すためのも のであり、基台部116の側面に凸設されている。このバネ性部115は、シャ ーシ1の底面板1aと略水平に延びる梁状に形成されており、上下方向及び左右 方向に弾性を有している。バネ性部115の一端側(基端側)は、基台部116 に固定された固定端となっており、他端側は(先端側)は、上下方向及び左右方 向に変位可能な自由端になっている。
【0031】 また、バネ性部115は、先端側に、底面板1aに略垂直な横向きの面から成 る横方向押さえ部115aと、底面板1aに略水平な下向きの面から成る下方向 押さえ部115bとを有している。横方向押さえ部115aは、レビューアーム 9を初期位置に戻すための横方向の力をレビューアーム9に作用させるための部 位であり、レビューアーム9の支持片部92の側面に当接される。下方向押さえ 部115bは、レビューアーム9の座り圧力(姿勢を安定させるための力)発生 用の下方向の力をレビューアーム9に作用させる部位であり、レビューアーム9 の支持片部92の上面に当接される。
【0032】 レビューアーム9は、金属板により形成されており、軸部91と、支持片部9 2と、モードレバー係合部93とを有している。レビューアーム9の先端側には 、レビューアーム9の上面と略垂直にレビューポスト8が立設されている。軸部 91は、回動軸とされるものであり、レビューアーム9を構成する金属板の底面 に金属製の軸部材を立設した構成になっており、シャーシ1の底面板1aに設け られた軸受98に回動自在に嵌合されている。これにより、レビューアーム9は 、軸部91を中心として回動自在に底面板1aに軸支されている。
【0033】 支持片部92は、レビューアーム9を中継アーム76の上方にて支持すると共 にその高さ位置を調整するためのものであり、レビューアーム9を構成する金属 板の一部により形成されており、その先端側の底面がドアオープナー11の高さ 調整部114の上面に摺動可能な状態に当接されている。レビューアーム9は、 支持片部92の底面が高さ調整部114の上面に当接されていることにより、中 継アーム76の上方にて支持されている。支持片部92が高さ調整部93と当接 する高さ位置は、高さ調整部114に螺合されているビス122を回転させるこ とにより、高さ調整部114の上下方向の変位に伴なって上下方向に変化される 。従って、レビューアーム9は、ビス122を回転させて高さ調整部114を上 下方向に変位させることにより、その高さ位置が調整される。
【0034】 また、支持片部92は、その側面がドアオープナー11のバネ性部115の横 方向押さえ部115aに当接され、その上面がバネ性部115の下方向押さえ部 115bに当接されている。レビューアーム9は、底面板1aを切り起こして形 成された当り部131に当接した位置が初期位置(磁気テープTにテンションを かけない状態の位置)とされており、巻戻し再生動作を行なっていないときには 、横方向押さえ部115aによる横方向の力により当り部131に押し付けられ た状態になっている。また、レビューアーム9は、下方向押さえ部115bによ る下方向の力により支持片部92が高さ調整部114に押し付けられた状態とな っており、これにより、レビューアーム9の姿勢が安定する。なお、バネ性部1 15は、レビューアーム9の軸部91を軸受98に嵌合すると共に軸片部93を ドアオープナー11の高さ調整部114に当接させた状態で、レビューアーム9 を初期位置へ戻すための力、及びレビューアーム9の座り圧力発生用の力を生じ るように設計されている。
【0035】 モードレバー係合部93は、上述のモードレバーの動作により動作されるカム (不図示)が係合されるものであり、レビューアーム9を構成する金属板の一部 を折り曲げて形成されており、底面板1aに形成された開孔132を通して底面 板1aの裏面側に突出されている。レビューアーム9は、巻戻し再生動作を開始 するときには、モードレバー係合部93がカムによって駆動されることより、軸 部91を中心として初期位置から回動される。これにより、レビューアーム9の 先端側に立設されたレビューポスト8が移動し、レビューポスト8により磁気テ ープTがガイドされると共に磁気テープTにテンションがかけられた状態となる (図2参照)。また、レビューアーム9は、巻戻し再生動作を終了するときには 、モードレバー係合部93とカムとの係合状態が解除されることにより、支持片 部92がバネ性部115の横方向押さえ部115aにより押されて初期位置に戻 される。これにより、磁気テープTへのテンションが解除される。
【0036】 なお、中継アーム76は、シャーシ1の底面板1aとドアオープナー11の高 さ調整部114との間に位置し、軸部75が底面板1aに軸支され、モードレバ ー係合部77が底面板1aに形成された開孔133を通して底面板1aの裏面側 に突出され、連結部78がピンチアーム7の連結部73と連結機構(不図示)に より連結されている。この中継アーム76は、モードレバー係合部77が上述の モードレバーの動作に応じて駆動されることにより、軸部75を中心として回動 され、連結部78を介してピンチアーム7を回動させるようになっている。
【0037】 このようなレビューアーム9の保持構造によれば、レビューアーム9を初期位 置へ戻すためのバネ性部115がドアオープナー11に一体的に形成されている ため、従来の装置と異なりレビューアーム9を初期位置へ戻すための別部材のバ ネを必要としない。また、レビューアーム9は、バネ性部115の下方向押さえ 部115bにより座り圧力発生用の下方向の力が加えられるため、その姿勢が安 定する。
【0038】 なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。 例えば、上記実施形態において、バネ性部115の形状は、梁状に限らず、その 他の種々の形状であってもよい。また、バネ性部115の横方向押さえ部115 a及び下方向押さえ部115bは、レビューアーム9の支持片部92に限らず、 レビューアーム9のその他の箇所に当接させてもよい。
【0039】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案によれば、ドアオープナーがレビューアー ムを初期位置へ戻すためのバネ性部を有するため、従来の装置と異なりレビュー アームを初期位置へ戻すための別部材のバネが不要になり、これにより、作業工 数の削減、及びコストの低減が図れる。また、バネ性部は、レビューアームの側 面に当接してレビューアームを初期位置へ戻すための横方向押さえ部に加えて、 レビューアームの上面に当接する下方向押さえ部を有するため、レビューアーム は、この下方向押さえ部からの力により姿勢が安定し、これにより、レビューポ ストによる磁気テープのガイド及び磁気テープへのテンションの付与が安定して 行われる。
【0040】 請求項2の考案によれば、ドアオープナーがレビューアームを初期位置へ戻す ためのバネ性部を有するため、従来の装置と異なりレビューアームを初期位置へ 戻すための別部材のバネが不要になり、これにより、作業工数の削減、及びコス トの低減が図れる。
【0041】 請求項3の考案によれば、バネ性部は、レビューアームの側面に当接してレビ ューアームを初期位置へ戻すための横方向押さえ部に加えて、レビューアームの 上面に当接する下方向押さえ部を有するため、レビューアームは、この下方向押 さえ部からの力により姿勢が安定し、これにより、レビューポストによる磁気テ ープのガイド及び磁気テープへのテンションの付与が安定して行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態によるビデオカセットレ
コーダの概略構成を示すビデオカセットをセットしてい
ない状態の平面図。
【図2】 同ビデオカセットレコーダの概略構成を示す
ビデオカセットをセットした状態の平面図。
【図3】 同ビデオカセットレコーダのビデオカセット
のカセットドアがドアオープナーにより開放された様子
を示す斜視図。
【図4】 同ビデオカセットレコーダのドアオープナー
の構成を示す斜視図。
【図5】 同ビデオカセットレコーダのレビューアーム
の保持構造を示す部分拡大した平面図。
【図6】 図5のA−A断面から見た側面図。
【図7】 図5のB−B断面から見た側面図。
【符号の説明】
1 シャーシ 1a 底面板 2 回転ドラム 2a ビデオヘッド 3 ローディングポスト 4 テンションポスト 5 キャプスタン 6 ピンチローラ 7 ピンチアーム 8 レビューポスト 9 レビューアーム 10 回転リール台 11 ドアオープナー 91 軸部 92 支持片部 93 モードレバー係合部 100 ビデオカセットレコーダ 111 ドア開放作用部 112 基準柱 113 外れ止め部 114 高さ調整部 115 バネ性部 115a 横方向押さえ部 115b 下方向押さえ部 116 基台部 C ビデオカセット D カセットドア T 磁気テープ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシに回動自在に軸支され、磁気テ
    ープ走行用のキャプスタンとビデオカセットとの間で磁
    気テープをガイドすると共に磁気テープにテンションを
    かけるレビューポストが立設されたレビューアームと、 前記シャーシに立設された軸部に回動自在に軸支され、
    前記キャプスタンに磁気テープを押し付けるためのピン
    チローラが設けられるピンチアームと、 前記ビデオカセットのカセットドアに当接して前記カセ
    ットドアを開くためのドア開放作用部、前記ビデオカセ
    ットの位置決め孔が嵌入されることにより前記ビデオカ
    セットを位置決めする基準柱、前記ピンチアームが軸支
    された軸部の先端側に嵌合することにより前記ピンチア
    ームが前記軸部から外れることを防止する外れ止め部、
    及び前記レビューアームの底面を支えることにより前記
    レビューアームの高さを調整する高さ調整部が、樹脂に
    より一体に形成されたドアオープナーとを備えたビデオ
    カセットレコーダのレビューアーム保持構造において、 前記ドアオープナーは、前記レビューアームを初期位置
    へ戻すための前記ドア開放作用部と一体に形成された樹
    脂製のバネ性部を有し、 前記バネ性部は、一端側が固定端とされ、他端側が自由
    端とされており、前記自由端側に、前記レビューアーム
    の側面に当接して横方向の力を該レビューアームに作用
    させる横方向押さえ部と、前記レビューアームの上面に
    当接して下方向の力を該レビューアームに作用させる下
    方向押さえ部とを有することを特徴とするビデオカセッ
    トレコーダのレビューアーム保持構造。
  2. 【請求項2】 シャーシに回動自在に軸支され、磁気テ
    ープ走行用のキャプスタンとビデオカセットとの間で磁
    気テープをガイドすると共に磁気テープにテンションを
    かけるレビューポストが立設されたレビューアームと、 前記ビデオカセットのカセットドアに当接して前記カセ
    ットドアを開くためのドア開放作用部を有するドアオー
    プナーとを備えたビデオカセットレコーダのレビューア
    ーム保持構造において、 前記ドアオープナーは、前記レビューアームを初期位置
    へ戻すための前記ドア開放作用部と一体に形成されたバ
    ネ性部を有することを特徴とするビデオカセットレコー
    ダのレビューアーム保持構造。
  3. 【請求項3】 前記バネ性部は、一端側が固定端とされ
    他端側が自由端とされており、前記自由端側に、前記レ
    ビューアームの側面に当接して横方向の力を該レビュー
    アームに作用させる横方向押さえ部と、前記レビューア
    ームの上面に当接して下方向の力を該レビューアームに
    作用させる下方向押さえ部とを有することを特徴とする
    請求項2に記載のビデオカセットレコーダのレビューア
    ーム保持構造。
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