JP3096757U - ビデオカセットレコーダのソフトブレーキ構造 - Google Patents

ビデオカセットレコーダのソフトブレーキ構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオカセットレコーダのソフトブレーキ構
造において、巻戻し再生時におけるソフトブレーキによ
るきしみ音の発生を防止できる。 【解決手段】 ソフトブレーキアーム123は、バネ性
部124を含んでブレーキパッド132が巻取側リール
台9の周面9aに接する接線L1と略平行にブレーキア
ーム基体121から延びている。これにより、ソフトブ
レーキアーム123及びバネ性部124は、接線L1と
平行な方向への変位が少なくなるような構成とされてい
る。このため、ソフトブレーキアーム123は、ソフト
ブレーキ動作時に、ブレーキパッド132と巻取側リー
ル台9の周面9aとの接触摩擦抵抗により接線L1と平
行な方向へ変位してしまうことがなく、これにより、き
しみ音の発生を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ビデオカセットの磁気テープに対して映像・音声の記録/再生を行 うビデオカセットレコーダのソフトブレーキ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ビデオカセットレコーダは、供給側リール台及び巻取側リール台に 装着されたビデオカセットから磁気テープを引出し、供給側リール台及び巻取側 リール台の回転により磁気テープを走行させて、磁気テープに対する映像・音声 の記録、再生、早送り再生、巻戻し再生や、磁気テープの早送り、巻戻し等の各 種動作を行うようになっている。巻戻し再生中においては、磁気テープの弛みを 防止するために巻取側リール台に軽く制動をかけて磁気テープにテンションをか ける、いわゆるソフトブレーキを働かせるようになっている。
【0003】 このようなビデオカセットレコーダのソフトブレーキ構造を図4(a)(b) に示す。ソフトブレーキを働かせるためのソフトブレーキアーム181は、ブレ ーキアーム基体182にバネ性部183を介して繋がれている。バネ性部183 は、ソフトブレーキアーム181の先端側を巻取側リール台9の周面9aに対し て接離方向に変位自在に支持している。ソフトブレーキアーム181の先端側に は、ソフトブレーキ用のブレーキパッド184が設けられている。また、ソフト ブレーキアーム181には、引張りバネ185の一端が係止されており、その引 張りバネ185の他端がブレーキアーム基体182に係止されている。ソフトブ レーキアーム181は、引張りバネ185により引張られ、ブレーキアーム基体 182に設けられた当り部186に当接するようになっている。
【0004】 ブレーキアーム基体182は、軸支部187を中心としてシャーシの底面板1 aに回動軸支されている。このブレーキアーム基体182は、シャーシの底面板 1aの裏側に突出されるボス188を有しており、このボス188がシャーシの 底面板1aの裏側にスライド自在に設けられた動作モード切替のためのモードレ バー141のカム溝142に係合されている。また、ブレーキアーム基体182 には、回動用引張りバネ151の一端が係止されており、その回動用引張りバネ 151の他端がシャーシの底面板1aに係止されている。
【0005】 また、メインブレーキを働かせるためのメインブレーキアーム189が、ブレ ーキアーム基体182に繋がれている。メインブレーキとは、巻取側リール台9 の回転を停止させるために巻取側リール台9に制動をかけるブレーキのことであ る。メインブレーキアーム189の先端側には、メインブレーキ用のブレーキパ ッド190が設けられている。
【0006】 このような構造において、ブレーキアーム基体182は、ソフトブレーキ及び メインブレーキを働かせない場合には、ボス188とモードレバー141のカム 溝142との係合、及び回動用引張りバネ151の作用により、図4(a)に示 す初期位置に保持される。この初期位置では、ソフトブレーキアーム181は当 り部186に当接し、ソフトブレーキ用のブレーキパッド184は巻取側リール 台9の周面9aから離され、また、メインブレーキ用のブレーキパッド190も 巻取側リール台9の周面9aから離されている。
【0007】 そして、巻戻し再生時におけるソフトブレーキを働かせる場合には、モードレ バー141が左方向(図示P方向)にスライドされることによりボス188がカ ム溝142により駆動され、これにより、ブレーキアーム基体182は、回動用 引張りバネ151の牽引力に抗して反時計回り(図示R方向)に、図4(b)に 示す位置に回動される。この位置では、ソフトブレーキアーム181の先端側に 設けられたソフトブレーキ用のブレーキパッド184が、引張りバネ185の牽 引力に抗する方向(図示C方向)に変位した状態で巻取側リール台9の周面9a に接触し、その摩擦力により巻取側リール台9の回転に軽く制動をかけてソフト ブレーキを働かせる。
【0008】 なお、メインブレーキを働かせる場合には、図4(a)に示す初期位置からモ ードレバー141が右方向(図示Q方向)にスライド動作されることによりボス 188とカム溝142との係合が解除され、ブレーキアーム基体182は、回動 用引張りバネ151の牽引力により時計回り(図示S方向)に回動される。これ により、メインブレーキ用のブレーキパッド190が巻取側リール台9の周面9 aに接触し、その摩擦力により巻取側リール台9の回転を停止させる。
【0009】 また、ビデオカセットレコーダの供給リール台又は巻取リール台のブレーキ装 置に関し、弾性変形可能なブレーキ用レバーをリール台に巻き付けられたブレー キベルトに接触させて大きく湾曲させ、その弾性変形によって発生させたブレー キ力をブレーキベルトを介してリール台に加えるようにしたものが知られている (例えば、特許文献1参照)。
【0010】
【特許文献1】 特開2002−100084号公報
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のビデオカセットレコーダのソフトブレーキ構造にお いては、巻戻し再生時には、巻取側リール台9が反時計回り(図示T方向)に回 転しているため、ソフトブレーキ用のブレーキパッド184と巻取側リール台9 の周面9aとの接触点Aにおいて摩擦抵抗が生じる。この摩擦抵抗により、ソフ トブレーキアーム181には、接触点Aを通り周面9aに接する接線L1と平行 な方向(図示B方向)に力が加わる。このため、ソフトブレーキアーム181は 、引張りバネ185の引張り力に抗して、接線L1と平行な方向(図示B方向) に変位する。このとき、ソフトブレーキアーム181の変位が進み、引張りバネ 185の引張り荷重(引張り力)が上記摩擦抵抗よりも強くなると、ソフトブレ ーキアーム181の変位が戻る。接触点Aに摩擦むらがあると、この現象が繰り 返し発生してしまい、摩擦によるきしみ音が発生してしまう虞がある。なお、上 述した特許文献1に開示の内容を適用したとしても、上記の課題を解決すること はできない。
【0012】 本考案は、上記課題を解決するためになされたものであり、巻戻し再生時にお けるソフトブレーキを働かせるときに、ソフトブレーキによるきしみ音の発生を 防止できるビデオカセットレコーダのソフトブレーキ構造を提供することを目的 とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の考案は、ビデオカセットの巻取側リール を回転駆動する巻取側リール台と、巻取側リール台に接触することにより巻取側 リール台に制動をかけるメインブレーキアーム、及び磁気テープを巻戻しながら 再生する巻戻し再生時に磁気テープにテンションをかけるために巻取側リール台 に軽く接触してその摩擦力により巻取側リール台に軽く制動をかけるソフトブレ ーキアームを一体的に有し、シャーシに回動軸支される樹脂成形されたブレーキ アーム基体とを備え、ソフトブレーキアームのアーム基体との繋ぎ箇所には、該 ソフトブレーキアームの先端側を巻取側リール台に対して接離方向に変位自在に 支持するバネ性部が設けられ、ブレーキアーム基体には、動作モード切替のため のレバーに設けられたカム溝に係合してソフトブレーキ操作時に該ブレーキアー ム基体を回動させるための力が伝達されるボスが設けられてなるビデオカセット レコーダのソフトブレーキ構造において、ソフトブレーキアームは、バネ性部を 含んで該ソフトブレーキアームに設けたブレーキパッドが巻取側リール台の周面 に接する接線と略平行にブレーキアーム基体から延びていることにより、ソフト ブレーキ動作時におけるバネ性部の変位が少なくなるような構成とし、ソフトブ レーキアームとブレーキアーム基体との間に、該ソフトブレーキアームを巻取側 リール台に向けて付勢する圧縮バネを備え、ボスは、ブレーキアーム基体上であ ってソフトブレーキアーム及びバネ性部の延びるライン上に配置されているもの である。
【0014】 この構成においては、ソフトブレーキアームとブレーキアーム基体との繋ぎ箇 所に設けられたバネ性部は、ソフトブレーキアームに設けたブレーキパッドが巻 取側リール台の周面に接する接線と略平行に延びている。このため、バネ性部及 びソフトブレーキアームは、ブレーキパッドが巻取側リール台の周面に接する接 線と平行な方向への変位が少なくなる。これにより、巻戻し再生時におけるソフ トブレーキ動作時に、ソフトブレーキアームがブレーキパッドと巻取側リール台 の周面との接触摩擦抵抗によりその接線と平行な方向へ変位してしまうことがな い。つまり、きしみ音の発生の原因となる現象を抑えることができる。また、ブ レーキアーム基体を回動させるためのボスがソフトブレーキアーム及びバネ性部 の延びるライン上に配置されているため、ブレーキアーム基体全体が上記摩擦抵 抗により上記接線と平行な方向へ変位してしまうことがなく、これにより、ソフ トブレーキアームが上記接線と平行な方向へ変位してしまう現象を一層確実に抑 えることができる。また、ソフトブレーキアームとブレーキアーム基体との間に ソフトブレーキアームを巻取側リール台に向けて付勢する圧縮バネを備えている ため、ソフトブレーキアームに設けられたブレーキパッドは圧縮バネの付勢力に よって適切な力で巻取側リール台の周面に接触し、適切な力のソフトブレーキが 働く。
【0015】 請求項2の考案は、ビデオカセットの巻取側リールを回転駆動する巻取側リー ル台と、ビデオカセットの磁気テープを巻戻しながら再生する巻戻し再生時に磁 気テープにテンションをかけるために巻取側リール台に軽く接触してその摩擦力 により巻取側リール台に軽く制動をかけるソフトブレーキアームを有し、シャー シに回動軸支されるブレーキアーム基体とを備え、ソフトブレーキアームのアー ム基体との繋ぎ箇所には、該ソフトブレーキアームの先端側を巻取側リール台に 対して接離方向に変位自在に支持するバネ性部が設けられてなるビデオカセット レコーダのソフトブレーキ構造において、ソフトブレーキアームは、バネ性部を 含んで該ソフトブレーキアームに設けたブレーキパッドが巻取側リール台の周面 に接する接線と略平行にブレーキアーム基体から延び、これによりソフトブレー キ動作時にバネ性部の変位が少なくなるような構成としたものである。
【0016】 この構成においては、ソフトブレーキアームとブレーキアーム基体との繋ぎ箇 所に設けられたバネ性部は、ブレーキパッドが巻取側リール台の周面に接する接 線と略平行に延びている。このため、バネ性部及びソフトブレーキアームは、ブ レーキパッドが巻取側リール台の周面に接する接線と平行な方向への変位が少な くなる。これにより、ソフトブレーキ動作時に、ソフトブレーキアームがブレー キパッドと巻取側リール台の周面との摩擦抵抗によりその接線と平行な方向へ変 位してしまうことがなく、きしみ音の発生の原因となる現象を抑えることができ る。
【0017】 請求項3の考案は、請求項2に記載のビデオカセットレコーダのソフトブレー キ構造において、ブレーキアーム基体には、動作モード切替のためのレバーに設 けられたカム溝に係合してソフトブレーキ操作時に該ブレーキアーム基体を回動 させるための力が伝達されるボスがさらに設けられており、ボスは、ブレーキア ーム基体上であってソフトブレーキアーム及びバネ性部の延びるライン上に配置 されているものである。
【0018】 この構成においては、ブレーキアーム基体を回動させるためのボスがソフトブ レーキアーム及びバネ性部の延びるライン上に配置されているため、ブレーキア ーム基体全体がブレーキパッドと巻取側リール台の周面との接触摩擦抵抗により その接線と平行な方向へ変位してしまうことがなく、これにより、ソフトブレー キアームが上記接線と平行な方向へ変位してしまう現象を一層確実に抑えること ができる。
【0019】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。図1及 び図2において、ビデオカセットレコーダ100は、ビデオカセットCの磁気テ ープTに対して映像・音声の記録/再生を行うものである。このビデオカセット レコーダ100は、シャーシ1と、ビデオヘッド2aを有する回転ドラム2と、 全幅消去ヘッド2bと、音声・コントロールヘッド2cと、ローディングポスト 3と、テンションポスト4と、キャプスタン5と、ピンチローラ6と、レビュー ポスト7と、供給側リール台8と、巻取側リール台9と、供給側アームブレーキ 10と、供給側バンドブレーキ11と、巻取側アームブレーキ12とを備えてい る。
【0020】 シャーシ1は、底面板1a、前面板1b、後面板1c、及び側面板1d,1e を有しており、金属板を折り曲げて構成されている。回転ドラム2は、ビデオヘ ッド2aを回転ドラム2の外周面に沿って回転させるものであり、モータ(不図 示)により回転軸21を軸心として周方向に回転駆動される。この回転ドラム2 は、回転軸21が所定角度斜めに傾けられた状態でシャーシ1の底面板1aに取 付けられている。ビデオヘッド2aは、磁気テープTに対して映像信号の記録・ 再生を行うものであり、回転ドラム2に取付けられており、回転ドラム2の回転 により回転ドラム2の外周面に沿って回転される。全幅消去ヘッド2bは、磁気 テープに対して映像信号を記録するときに、磁気テープTに既に記録されている 信号を消去するものであり、シャーシ1の底面板1aに取付けられている。音声 ・コントロールヘッド2cは、磁気テープTに対して音声信号の記録・再生及び コントロール信号の記録・再生を行うものであり、シャーシ1の底面板1aに取 付けられている。
【0021】 ローディングポスト3は、ビデオカセットCから磁気テープTを引出し、磁気 テープTを回転ドラム2に巻き付けるようにガイドするものであり、供給側ロー ディングポスト3aと巻取側ローディングポスト3bとを有している。供給側ロ ーディングポスト3aは、シャーシ1の底面板1aに略垂直な垂直ポスト31a と、回転ドラム2の回転軸21の傾きと略同じ角度に傾いた傾斜ポスト32aを 有している。これら垂直ポスト31a及び傾斜ポスト32aは、シャーシ1の底 面板1aに形成されているローディング溝33aに沿ってスライドされるスライ ダ34aに立設されている。また、巻取側ローディングポスト3bは、供給側ロ ーディングポスト3aと同様に、垂直ポスト31bと傾斜ポスト32bを有して いる。これら垂直ポスト31b及び傾斜ポスト32bは、シャーシ1の底面板1 aに形成されているローディング溝33bに沿ってスライドされるスライダ34 bに立設されている。
【0022】 これら供給側ローディングポスト3a及び巻取側ローディングポスト3bは、 スライダ34a,34bがローディング溝33a,33bの下端位置から上端位 置に向かってスライドすることにより、回転リール台8にセットされたビデオカ セットCから磁気テープTを引出し、スライダ34a,34bがローディング溝 33a,33bの上端位置に達することにより、磁気テープTを回転ドラム2に 巻き付ける。
【0023】 テンションポスト4は、映像・音声の記録、再生、早送り再生、及び巻戻し再 生動作時に、供給側ローディングポスト3aとビデオカセットCとの間で磁気テ ープTをガイドすると共に磁気テープTにテンションをかけるものであり、シャ ーシ1の底面板1aに軸部41を中心として回動自在に軸支されたテンションレ バー42に立設されている。このテンションポスト4は、テンションレバー42 が回動することにより、供給側ローディングポスト3aとビデオカセットCとの 間で磁気テープTの走行経路を迂回させるように磁気テープTを押し、これによ り、磁気テープTをガイドすると共に磁気テープTにテンションをかける。
【0024】 キャプスタン5は、磁気テープTに引っ張りトルクを与えて磁気テープTを走 行させるものであり、シャーシ1の底面板1aに垂直な軸状部材から成っている 。このキャプスタン5は、その軸を中心としてシャーシ1の底面板1aの裏側に 設けられたキャプスタンモータ(不図示)により回転駆動され、その回転力を磁 気テープTに伝達させ、磁気テープTを走行させる。
【0025】 ピンチローラ6は、キャプスタン5との共働により磁気テープTを走行させる ものであり、シャーシ1の底面板1aに軸部61を中心として回動自在に軸支さ れたピンチアーム62に設けられている。このピンチローラ6は、ピンチアーム 62が回動することにより、磁気テープTをキャプスタン5に押し付け、これに より、キャプスタン5の回転力を磁気テープTへ伝達させて磁気テープTを走行 させる。
【0026】 レビューポスト7は、映像・音声の早送り再生、巻戻し再生動作時に、キャプ スタン5とビデオカセットCとの間で磁気テープTをガイドすると共に磁気テー プTにテンションをかけるものであり、シャーシ1の底面板1aに軸部71を中 心として回動自在に軸支されたレビューアーム72に立設されている。このレビ ューポスト7は、レビューアーム72が回動することにより、キャプスタン5と ビデオカセットCとの間で磁気テープTの走行経路を迂回させるように磁気テー プTを押し、これにより、磁気テープTをガイドすると共に磁気テープTにテン ションをかける。
【0027】 供給側リール台8及び巻取側リール台9は、ビデオカセットCのリールを回転 させるものである。供給側リール台8は、アイドラギヤ25が供給側リール台8 に形成されているギヤに噛合した状態で回転することにより、その回転力が伝達 されて回転駆動される。巻取側リール台9は、アイドラギヤ25が中継ギヤ26 に噛合した状態で回転することにより、その回転力が中継ギヤ26及び中継ギヤ 27を介して伝達されて回転駆動される。アイドラギヤ25は、供給側リール台 8、中継ギヤ26のいずれとも噛合可能なように揺動自在に支持されており、上 述のキャプスタンモータの動力により各種駆動伝達機構(不図示)を介して回転 駆動されるようになっている。供給側リール台8の回転駆動は、映像・音声の巻 戻し再生や磁気テープTの巻戻し等の動作において行われ、巻取側リール台9の 回転駆動は、映像・音声の記録、再生、早送り再生や磁気テープTの早送り等の 動作において行われる。
【0028】 供給側アームブレーキ10は、供給側リール台8を停止させるために供給側リ ール台8に制動をかける、いわゆる供給側メインブレーキを働かせるためのもの であり、シャーシ1の底面板1aに設けられた軸部171に回動自在に支持され ている。供給側アームブレーキ10は、フェルトから成るメインブレーキ用のブ レーキパッド101が先端側に設けられており、供給側アームブレーキ10の回 動によりブレーキパッド101が供給側リール台8の周面と接触し、その接触摩 擦力により供給側リール台8に制動をかける。
【0029】 供給側バンドブレーキ11は、早送り再生時に磁気テープTの弛みを防止すべ く磁気テープTにテンションをかけるために供給側リール台8に軽く制動をかけ る、いわゆる供給側ソフトブレーキを働かせるためのものである。供給側バンド ブレーキ11は、供給側リール台8の周面を回り込んで、一端側がテンションレ バー42に形成されたバンド係止部44に係止され、他端側がシャーシ1の底面 板1aを切り起こして形成されたバンド係止部172に係止されている。この供 給側バンドブレーキ11は、テンションレバー42の回動に応じて緊張、弛緩さ れ、その緊張状態において供給側リール台8の周面と軽く接触し、その接触摩擦 力により供給側リール台8に軽く制動をかける。この供給側バンドブレーキ11 による供給側リール台8の制動力は、供給側アームブレーキ10による供給側リ ール台8の制動力よりも弱く、供給側リール台8の回転が停止しない程度の強さ である。
【0030】 巻取側アームブレーキ12は、巻取側リール台9を停止させるために巻取側リ ール台9に制動をかける、いわゆる巻取側メインブレーキを働かせると共に、及 び巻戻し再生時に磁気テープTの弛みを防止すべく磁気テープTにテンションを かけるために巻取側リール台9に軽く制動をかける、いわゆる供給側ソフトブレ ーキを働かせるためのものである。巻取側アームブレーキ12は、ブレーキアー ム基体121がシャーシ1の底面板1aに設けられた軸部173に回動自在に支 持されており、このブレーキアーム基体121に、巻取側メインブレーキを働か せるためのメインブレーキアーム122、及び巻取側ソフトブレーキを働かせる ためのソフトブレーキアーム123が一体的に設けられている。ソフトブレーキ アーム123による巻取側リール台9の制動力は、メインブレーキアーム122 による巻取側リール台9の制動力よりも弱く、巻取側リール台9の回転が停止し ない程度の強さである。この巻取側アームブレーキ12の詳細については後述す る。
【0031】 ビデオカセットCは、カセットプレート(不図示)により搬送されて供給側リ ール台8及び巻取側リール台9にセットされる。上記スライダ34a,34b、 テンションレバー42、ピンチアーム62、レビューアーム72、供給側アーム ブレーキ11、及び巻取側アームブレーキ13は、ビデオカセットCが供給側リ ール台8及び巻取側リール台9にセットされた後、シャーシ1の底面板1aの裏 側にスライド自在に設けられた動作モード切替のためのモードレバー(不図示) のスライド動作に応じて、各種駆動伝達機構(不図示)を介して適宜動作される 。モードレバーは、モータ15の駆動力により、プーリ16、ベルト17、プー リ18を介して動作される。また、キャプスタン5、供給側リール台8、及び巻 取側リール台9が上述のキャプスタンモータにより適宜回転駆動される。
【0032】 このような構成により、供給側リール台8及び巻取側リール台9にセットされ たビデオカセットCの磁気テープTは、ローディングポスト3により引出されて 回転ドラム2に巻き付けられると共に、ピンチローラ6によりキャプスタン5に 押し付けられる。このとき、磁気テープTは、全幅消去ヘッド2b及び音声・コ ントロールヘッド2cに当接した状態とされる。そして、磁気テープTは、テン ションポスト4及びレビューポスト7により適宜テンションがかけられると共に 、キャプスタン5、供給側リール台8、及び巻取側リール台9の回転により適宜 走行され、また、供給側リール台8及び巻取側リール台9が供給側アームブレー キ10、供給側バンドブレーキ11、及び巻取側アームブレーキ12により適宜 制動されて、映像・音声の記録、再生、早送り再生、巻戻し再生や、磁気テープ Tの早送り、巻戻し等の各種動作が行われる。
【0033】 次に、上記巻取側アームブレーキ12の構成について、図3(a)(b)を参 照して説明する。巻取側ブレーキアーム12は、ブレーキアーム基体121、メ インブレーキアーム122、ソフトブレーキアーム123、バネ性部124、圧 縮バネ取付部125、アーム当り部126、モードレバー係合ボス127、回動 用バネ係止部128が、樹脂(プラスチック)により一体的に形成されている。
【0034】 ブレーキアーム基体121は、軸孔121aを有しており、この軸孔121a がシャーシ1の底面板1aを切り起こして形成された円筒状の軸部173に嵌め 込まれて、回動自在に軸支されている。メインブレーキアーム122は、巻取側 メインブレーキを働かせるためのものであり、基端側がブレーキアーム基体12 1に繋がれ、先端側にフェルトから成るメインブレーキ用のブレーキパッド13 1が設けられている。ソフトブレーキアーム123は、巻取側ソフトブレーキを 働かせるためのものであり、基端側がバネ性部124を介してブレーキアーム基 体121に繋がれ、先端側にフェルトから成るソフトブレーキ用のブレーキパッ ド132が設けられている。
【0035】 巻取側アームブレーキ12は、巻取側メインブレーキ及び巻取側ソフトブレー キを働かせていない場合には、図3(a)に示す初期位置にあり、メインブレー キ用のブレーキパッド131、及びソフトブレーキ用のブレーキパッド132が 巻取側リール台9の周面9aから離れている。一方、巻取側ソフトブレーキを働 かせる場合には、初期位置から反時計回り(図示R方向)に図3(b)に示す位 置へ回動され、ソフトブレーキ用のブレーキパッド132が巻取側リール台9の 周面9aに接触点Aで接触するようになっている。また、巻取側メインブレーキ を働かせる場合には、初期位置から時計回り(図示S方向)に回動され、メイン ブレーキ用のブレーキパッド131が巻取側リール台9の周面9aに接触するよ うになっている。
【0036】 バネ性部124は、ソフトブレーキアーム123の先端側(すなわちソフトブ レーキ用のブレーキパッド132)を巻取側リール台9の周面9aに対して接離 方向に変位自在に支持するものであり、ソフトブレーキ用のブレーキパッド13 2と巻取側リール台9の周面9aとの接触点Aを通り周面9aに接する接線L1 に略平行に延びている。このバネ性部124は、接線L1と略平行に延びている ことにより、接線L1に直交する方向(すなわちブレーキパッド132の接離方 向)への曲げ変形が自在である一方、接線L1と平行な方向への変形が起こらな い構造となっている。
【0037】 ソフトブレーキアーム123は、このようなバネ性部124に繋がれているこ とにより、接線L1に直交する方向(すなわちブレーキパッド132の接離方向 )へ変位自在である一方、接線L1に平行な方向(図示B方向)へ変位しないよ うに支持されている。また、ソフトブレーキアーム123は、バネ性部124の 延びるライン上に延びた形状となっている。
【0038】 圧縮バネ取付部125は、ソフトブレーキアーム123を巻取側リール台9に 向けて付勢する圧縮バネ133の一端側が係止されものである。圧縮バネ133 の他端側は、ソフトブレーキアーム123のブレーキパッド132と反対側に係 止されている。アーム当り部126は、巻取側ソフトブレーキを働かせていない ときに、ソフトブレーキ用のブレーキパッド132が巻取側リール台9の周面9 aと接触しないように、ソフトブレーキアーム123が当接されてソフトブレー キアーム123の変位を規制するものである。
【0039】 ソフトブレーキアーム123は、巻取側ソフトブレーキを働かせていないとき には、圧縮バネ133の付勢力によりアーム当り部126に当接された状態にな り(図3(a)参照)、巻取側ソフトブレーキを働かせているときには、ソフト ブレーキ用のブレーキパッド132が巻取側リール台9の周面9aに接触し、圧 縮バネ133の付勢力に抗してアーム当り部126から離れた状態になる(図3 (b)参照)。つまり、ソフトブレーキ用のブレーキパッド132は、圧縮バネ 133の圧縮変位量に応じた力で巻取側リール台9の周面9aへ接触される。
【0040】 モードレバー係合ボス127は、ブレーキアーム基体121を回動するための 力が伝達されるものであり、シャーシ1の底面板1aの裏側に突出しており、底 面板1aの裏側にスライド自在に設けられたモードレバー141のカム溝142 に係合している。このモードレバー係合ボス127は、ソフトブレーキアーム1 23及びバネ性部124の延びるライン上に配置されている。回動用バネ係止部 128は、ブレーキアーム基体121を回動するための回動用引張りバネ151 の一端側が係止されるものである。回動用引張りバネ151の他端側は、シャー シ1の底面板1aを切り起こして形成された引張りバネ係止部174に係止され ている。
【0041】 ブレーキアーム基体121は、図3(a)に示す初期位置からモードレバー1 41が左方向(図示P方向)にスライドされることによりモードレバー係合ボス 127がカム溝142により駆動され、回動用引張りバネ151の牽引力に抗し て初期位置から反時計回り(図示R方向)に回動される。また、ブレーキアーム 基体121は、初期位置からモードレバー141が右方向(図示Q方向)にスラ イドされることによりモードレバー係合ボス127とカム溝142との係合が解 除され、回動用引張りバネ151の牽引力により初期位置から時計回り(図示S 方向)に回動される。
【0042】 このような構成の巻取側アームブレーキ12によれば、巻取側ソフトブレーキ を働かせる場合には、モードレバー141のスライド動作によりブレーキアーム 基体121が初期位置から反時計回りに回動される。これにより、ソフトブレー キアーム123がブレーキアーム基体121と共に反時計回りに回動され、ソフ トブレーキ用のブレーキパッド132が圧縮バネ133による付勢状態で巻取側 リール台9の周面9aに接触点Aで接触した状態になる(図3(b)参照)。こ の結果、ソフトブレーキ用のブレーキパッド132が巻取側リール台9の周面9 aに適切な力で軽く接触し、その接触摩擦力により巻取側リール台9に適切な力 で軽く制動がかけられ、巻取側ソフトブレーキが働く。
【0043】 このとき、巻取側リール台9が反時計回り(図示T方向)に回転しているため 、ソフトブレーキアーム181には、接触点Aにおける摩擦抵抗により、接線L 1と平行な方向(図示B方向)に力が加わる。しかし、バネ性部124は、接触 点Aを通る接線L1に略平行に延びており接線L1と平行な方向への変形が起こ らない構造となっているため、ソフトブレーキアーム123は、接触点Aにおけ る接触摩擦抵抗により接線L1と平行な方向(図示B方向)へ変位してしまうこ とがなく、これにより、きしみ音の発生が防止される。また、モードレバー係合 ボス127がソフトブレーキアーム123及びバネ性部124の延びるライン上 に配置されているため、アーム基体121そのものが接触点Aにおける接触摩擦 抵抗により接線L1と平行な方向へ変位してしまうこともなく、これにより、ソ フトブレーキアーム123の接線L1と平行な方向への変位が一層確実に抑えら れ、きしみ音の発生が一層確実に防止される。
【0044】 なお、巻取側メインブレーキを働かせる場合には、モードレバー141のスラ イド動作によりブレーキアーム基体121が初期位置から時計回りに回動される 。これにより、メインブレーキアーム122がブレーキアーム基体121と共に 時計回りに回動され、メインブレーキ用のブレーキパッド131が巻取側リール 台9の周面9aに接触し、その接触摩擦力により巻取側リール台9に制動がかけ られ、巻取側メインブレーキが働く。
【0045】 なお、本考案は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。 例えば、上記実施形態において、巻取側アームブレーキは、メインブレーキアー ムとソフトブレーキアームとを一体的に構成したものに限られない。すなわち、 メインブレーキアームを、巻取側アームブレーキとは別体に構成してもよい。ま た、巻取側アームブレーキは、樹脂に限らず、金属により構成してもよい。
【0046】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1の考案によれば、ソフトブレーキアームは、バネ 性部を含んで巻取側リール台の周面に接する接線と略平行に延びているため、巻 戻し再生時におけるソフトブレーキ動作時に、ソフトブレーキアームが巻取側リ ール台の周面との接触摩擦抵抗によりその接線と平行な方向へ変位してしまうこ とがなく、これにより、きしみ音の発生を防止できる。また、ブレーキアーム基 体を回動させるためのボスがソフトブレーキアーム及びバネ性部の延びるライン 上に配置されているため、ソフトブレーキアームの上記接線と平行な方向への変 位を一層確実に抑えることができ、きしみ音の発生を一層確実に防止できる。ま た、ソフトブレーキアームとブレーキアーム基体との間に圧縮バネを備えている ため、適切な力のソフトブレーキを働かせることができ、磁気テープに適切な強 さのテンションをかけて、磁気テープの弛みを防止できる。
【0047】 請求項2の考案によれば、ソフトブレーキアームは、バネ性部を含んで巻取側 リール台の周面に接する接線と略平行に延びているため、巻戻し再生時における ソフトブレーキ動作時に、ソフトブレーキアームが巻取側リール台の周面との接 触摩擦抵抗によりその接線と平行な方向へ変位してしまうことがなく、これによ り、きしみ音の発生を防止できる。
【0048】 請求項3の考案によれば、ブレーキアーム基体を回動させるためのボスがソフ トブレーキアーム及びバネ性部の延びるライン上に配置されているため、ソフト ブレーキアームが巻取側リール台の周面との接触摩擦抵抗によりその接線と平行 な方向へ変位してしまうことを一層確実に抑えることができ、きしみ音の発生を 一層確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施形態によるビデオカセットレ
コーダの概略構成を示すビデオカセットをセットしてい
ない状態の平面図。
【図2】 同ビデオカセットレコーダの概略構成を示す
ビデオカセットをセットした状態の平面図。
【図3】 (a)は同ビデオカセットレコーダの巻取側
アームブレーキの構造を示す巻取側アームブレーキの初
期位置における平面図、(b)は同巻取側ソフトブレー
キ動作時における示す平面図。
【図4】 (a)は従来のソフトブレーキ構造を示すソ
フトブレーキアームの初期位置における平面図、(b)
は同ソフトブレーキ動作時における示す平面図。
【符号の説明】
1 シャーシ 1a シャーシの底面板 2 回転ドラム 2a ビデオヘッド 3 ローディングポスト 4 テンションポスト 5 キャプスタン 6 ピンチローラ 7 レビューポスト 8 供給側リール台 9 巻取側リール台 9a 巻取側リール台の周面 10 供給側アームブレーキ 11 供給側バンドブレーキ 12 巻取側アームブレーキ(ブレーキアーム基体、メ
インブレーキアーム、ソフトブレーキアーム) 100 ビデオカセットレコーダ 121 ブレーキアーム基体 122 メインブレーキアーム 123 ソフトブレーキアーム 124 バネ性部 127 モードレバー係合ボス 133 圧縮バネ 141 モードレバー 142 カム溝 151 回動用引張りバネ C ビデオカセット T 磁気テープ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカセットの巻取側リールを回転駆
    動する巻取側リール台と、 前記巻取側リール台に接触することにより巻取側リール
    台に制動をかけるメインブレーキアーム、及び磁気テー
    プを巻戻しながら再生する巻戻し再生時に磁気テープに
    テンションをかけるために巻取側リール台に軽く接触し
    てその摩擦力により巻取側リール台に軽く制動をかける
    ソフトブレーキアームを一体的に有し、シャーシに回動
    軸支される樹脂成形されたブレーキアーム基体とを備
    え、 前記ソフトブレーキアームの前記アーム基体との繋ぎ箇
    所には、該ソフトブレーキアームの先端側を巻取側リー
    ル台に対して接離方向に変位自在に支持するバネ性部が
    設けられ、 前記ブレーキアーム基体には、動作モード切替のための
    レバーに設けられたカム溝に係合してソフトブレーキ操
    作時に該ブレーキアーム基体を回動させるための力が伝
    達されるボスが設けられてなるビデオカセットレコーダ
    のソフトブレーキ構造において、 前記ソフトブレーキアームは、前記バネ性部を含んで該
    ソフトブレーキアームに設けたブレーキパッドが巻取側
    リール台の周面に接する接線と略平行にブレーキアーム
    基体から延びていることにより、ソフトブレーキ動作時
    における前記バネ性部の変位が少なくなるような構成と
    し、 前記ソフトブレーキアームと前記ブレーキアーム基体と
    の間に、該ソフトブレーキアームを巻取側リール台に向
    けて付勢する圧縮バネを備え、 前記ボスは、前記ブレーキアーム基体上であって前記ソ
    フトブレーキアーム及びバネ性部の延びるライン上に配
    置されていることを特徴とするビデオカセットレコーダ
    のソフトブレーキ構造。
  2. 【請求項2】 ビデオカセットの巻取側リールを回転駆
    動する巻取側リール台と、 前記ビデオカセットの磁気テープを巻戻しながら再生す
    る巻戻し再生時に磁気テープにテンションをかけるため
    に巻取側リール台に軽く接触してその摩擦力により巻取
    側リール台に軽く制動をかけるソフトブレーキアームを
    有し、シャーシに回動軸支されるブレーキアーム基体と
    を備え、 前記ソフトブレーキアームの前記アーム基体との繋ぎ箇
    所には、該ソフトブレーキアームの先端側を巻取側リー
    ル台に対して接離方向に変位自在に支持するバネ性部が
    設けられてなるビデオカセットレコーダのソフトブレー
    キ構造において、 前記ソフトブレーキアームは、前記バネ性部を含んで該
    ソフトブレーキアームに設けたブレーキパッドが巻取側
    リール台の周面に接する接線と略平行にブレーキアーム
    基体から延び、これによりソフトブレーキ動作時に前記
    バネ性部の変位が少なくなるような構成としたことを特
    徴とするビデオカセットレコーダのソフトブレーキ構
    造。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキアーム基体には、動作モー
    ド切替のためのレバーに設けられたカム溝に係合してソ
    フトブレーキ操作時に該ブレーキアーム基体を回動させ
    るための力が伝達されるボスがさらに設けられており、 前記ボスは、前記ブレーキアーム基体上であって前記ソ
    フトブレーキアーム及びバネ性部の延びるライン上に配
    置されていることを特徴とする請求項2に記載のビデオ
    カセットレコーダのソフトブレーキ構造。
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