JP2569191B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2569191B2
JP2569191B2 JP2033778A JP3377890A JP2569191B2 JP 2569191 B2 JP2569191 B2 JP 2569191B2 JP 2033778 A JP2033778 A JP 2033778A JP 3377890 A JP3377890 A JP 3377890A JP 2569191 B2 JP2569191 B2 JP 2569191B2
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    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/61Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置
に係わり、特に、装置の小形化、薄形化に好適なテープ
走行系ガイド配置及びテープローディング機構に関す
る。
〔従来の技術〕
ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置(以下、VT
Rという)に対しては、カメラ一体形VTRや8ミリビデオ
など携帯用としての必要性などから、より小形化、薄形
化が望まれている。VTRにおいては、テープ駆動メカニ
ズムが大きなスペースを占めており、このスペースを縮
小することが、VTRを小形化、薄形化する1つの手法と
なる。
テープ駆動メカニズムを小型化する方法としては、8
ミリビデオに対し、たとえば特開昭63−239646号公報に
その一例が開示されている。これは、テープカセットの
規格上の特徴を生かしたものであって、テープカセット
内には磁気テープ保護用の内蓋が設けられている前部に
開口スペースが設けられているが、テープカセットが装
着されたとき、内蓋が開いて露出されたこの開口スペー
ス内にヘッドシリンダ装置のシリンダドラムの一部が収
納されるように、このヘッドシリンダ装置を配置し、テ
ープ駆動メカニズムの奥行寸法の低減化を図るものであ
る。さらに、テープローディング方法としては、テープ
カセットの供給リール側、巻取リール側の2箇所から磁
気テープを平行に引き出し、シリンダドラムに所定角度
にわたって螺旋状に巻きつけるようにした、VHSタイプ
のVTRで採用されている所謂Mローディング方式が用い
られ、これによってもテープメカニズムの奥行寸法が出
来る限り低減されるようにしている。
この場合、テープカセットの開口スペースよりテープ
を平行に引き出す、シリンダドラムのテープ進入側高さ
規制ガイドローラとテープ退出側高さ規制ガイドローラ
のテープ中心高さは、ローディング完了時点で、カセッ
ト内テープ中心高さと等しい状態となっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来技術においては、Mローディング
方式が採用されているために、磁気テープをシリンダド
ラムに巻き付けるための2つの傾斜ポストの位置がシリ
ンダドラムのテープ進入側とテープ退出側夫々の近傍に
限定される。このため、テープカセットの規準面に対す
るシリンダドラムの傾斜角、傾斜方向およびテープカセ
ット内での磁気テープの中心線を含む規準面からの磁気
ヘッドの回転中心点の高さが制約を受けている。
具体的には、磁気ヘッドの回転中心点を原点とし、こ
の原点を通ってテープカセット内の供給リール、巻取リ
ールの中心を結ぶ直線に平行な直線をX軸、原点を通っ
てこのX軸に直行する直線をY軸とする座標系を考える
と、シリンダドラムの傾斜方向はこの座標系のほぼ第3
象現の範囲内となり(すなわち、シリンダドラムはほぼ
供給リール側に傾いている)、その傾斜角は約11〜12度
である。また、磁気ヘッドの回転中心点は、テープカセ
ット内の磁気テープの中心線よりも数mm低くなる。
以上のようにヘッドシリンダ装置が配置されているた
め、シリンダドラムを、テープカセットの内蓋との干渉
を避けながら、テープカセット内に収納しても、その収
納量には自ずと限界がある。
また、シリンダドラムの傾斜角が10度を越えるため、
このシリンダドラムの下端で決まるメカニズムの厚さ寸
法も増大する。
このように、装着されたテープカセットとシリンダド
ラムとの間隔には限度があって、また、メカニズムの厚
さ寸法を決めるシリンダドラムが占めるスペースの厚さ
寸法も限度があり、テープ駆動メカニズムの小形化、薄
形化を極限まで達成するには至っていなかった。
そこで、特願平1−288912号に記載の様に、テープ駆
動メカニズムの極限の小形化を達成するため、シリンダ
ドラムをカセット内両リールの回転中心を結ぶ直線に直
交する基準面内にあって、かつ該カセットの載置面に直
交する直線に対して所定角度(6〜8度)カセット側へ
傾斜させる配置とし、シリンダドラムへの磁気テープの
巻付範囲を該基準面に関して対称とする手段が提供され
ている。
本発明の目的は、上記シリンダドラム配置を可能とす
るとともに、メカニズムの小形化、薄形化に寄与する、
テープ走行系ガイド配置及びテープローディング機構を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明では、シリンダドラ
ムに対してテープ進入側上昇、テープ退出側下降の立体
ローディングとし、テープ進入側に関しては、最低限、
磁気テープをカセット開口スペースより引き出し、シリ
ンダドラムへのテープ巻付けを確保する一対の傾斜ポス
トとテープ高さ規制ガイドローラ、磁気テープ磁性面側
より当接する、可動の第2傾斜ポストと第2テープ高さ
規制ガイドローラ、及び第2傾斜ポストへのテープ巻付
角を確保する第3のガイドポストを有し、テープ退出側
に関しては、テープ進入側同様に、磁気テープをカセッ
ト開口スペースより引き出し、シリンダドラムへのテー
プ巻付けを確保する一対の傾斜ポストとテープ高さ規制
ガイドローラ、及びカセット開口スペースより引き出さ
れる第2傾斜ポスト、ピンチローラ、カセット開口スペ
ース外に配置されたキャプスタンを有するガイド構成と
し、またシリンダドラムは供給側リールと巻取側リール
とを結ぶ方向に対して略直交する方向に所定角度傾斜す
る構成とした。
また、これらのガイド類の移動タイミングをずらすこ
とによって、同一の平面領域を使用する、コンパクトロ
ーディング機構を採用した。
〔作用〕
上記のシリンダドラム配置を採用すると、回転シリン
ダの上面は、供給リールと巻取リールとの中心を結ぶ直
線に平行な方向において、テープカセットの開放した内
蓋と平行となる。このため、回転シリンダを該テープカ
セットの開口スペースに必要最小のクリアランスを設け
て収納したとき、回転シリンダは、これが他のいずれの
方向に傾斜している場合よりも、磁気ヘッドの回転中心
が最も高くなるように、配置することができる。これに
より、メカニズムでのシリンダドラムが占めるスペース
の厚みを薄くできる。
本発明のテープ走行系は、シリンダドラム進入側にお
いて、ドラム最近傍の傾斜ポストにより、ドラムへのテ
ープ巻付角を確保し、該傾斜ポストと一対で移動するテ
ープ高さ規制ガイドローラにより、該傾斜ポストへのテ
ープ巻付角を確保しつつ、磁気テープの走行方向ベクト
ルをカセット側に向け、これにより供給リール側で、テ
ープセンターの高さずれを補正する。つまり、テープ磁
性面側より当接する第2テープ高さ規制ガイドローラに
より、テープ高さずれ補正に必要なテープスパンを確保
し、さらにテープの走行方向ベクトルを反カセット側に
向け、第2傾斜ポストにより、テープの姿勢ずれ(捩
れ)を補正する。この第2傾斜ポスト、第2テープ高さ
規制ガイドローラは、メインシャーシ上の軸を中心に回
動可能なアーム上に搭載されており、シリンダドラム進
入側傾斜ポスト、テープ高さ規制ガイドローラが、カセ
ット開口スペースより引き出され、シリンダドラム近傍
を通過する間、退避し、通過後に、最終テープ走行系を
形成すべく、テープ走行路中に入いり込む様に構成され
ている。また、第3ガイドポストにより、第2傾斜ポス
トへのテープ巻付角を確保し、テープ走行方向ベクトル
を、テンションピン、カセットのテープ引出し口へと変
化させている。この第3ガイドポストは、ローディング
初期にカセット開口スペースよりテープを引き出し、よ
りシリンダ近傍にてテープ走行高さを規制する。
シリンダドラム退出側において、ドラム近傍の傾斜ポ
ストにより、ドラムへのテープ巻付角を確保し、高さ規
制ガイドローラにより、テープ走行方向ベクトルをキャ
プスタン側に変化させる。さらに、第2傾斜ポストによ
り、ドラム退出側のテープ高さすれを補正するために必
要なテープスパンを確保し、テープ姿勢をも補正する。
この第2傾斜ポストは、カセット開口スペースより引き
出され、テープのベース面側に当接するので、テンショ
ン増加を小さく抑えることが可能である。また、ローデ
ィング初期にカセットよりテープを引き出すことによ
り、テープに下方向の走行方向ベクトルを与えることが
出来るため、下降していくテープ高さ規制ガイドローラ
のフランジ部におけるテープエッジの傷付を防止可能で
もある。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を
示す平面図であって、1は磁気テープ、2はテープカセ
ット、2aは開口スペース、2bは内蓋、3は供給リール、
4はテンションピン、5はガイドローラ、6は傾斜ピ
ン、7,8はガイドローラ、9は傾斜ピン、10はシリンダ
ドラムの回転シリンダ、11は傾斜ピン、12はガイドロー
ラ、13は傾斜ピン、14はキャプスタン、15は固定ガイ
ド、16はピンチローラ、17は磁気ヘッド、18は巻取リー
ル、19はメインシャーシ、20は可動シャーシである。
尚、本実施例はシリンダドラム10とテープカセット2が
平面的にオーバラップする方式を採用しており、ローデ
ィング完了状態でのメカニズムの小形化を図っている。
同図において、メインシャーシ19上には、回転シリン
ダ10を有するシリンダドラムが図示しないシリンダ保持
部材を介して固定され、また、矢印A,A′方向に所定量
移動可能な可動シャーシ20が設けられている。テープカ
セット2が装着されていないときには、可動シャーシ20
は矢印A′方向の回転シリンダ10から最も離れた限界位
置に位置づけられている。
テープカセット2が図示しないカセット挿入口から挿
入されると、このテープカセット2は可動シャーシ20上
に載置され、可動シャーシ20が矢印A方向に移動してテ
ープカセット2が回転シリンダ10に最も近づく限界位置
に装着される。このテープカセット2を可動シャーシ20
に装着すると、テープカセット2の図示しない内蓋2bが
開き、テープカセット2が矢印A方向の限界位置(ロー
ディング完了位置)に位置づけられたときには、内蓋2b
の開放によって露出したテープカセット20の開口スペー
ス2a内に回転シリンダ20の一部が収納される。
かかる動作に連動して、カセット開口スペース2a内の
供給リール3側に位置づけられているテンションピン、
ガイドローラ5,8および傾斜ピン9と、この開口スペー
ス2a内の巻取リール18側に位置づけられた傾斜ピン11、
ガイドローラ12、傾斜ピン13、固定ガイド15およびピン
チローラ16とがカセット開口スペース2a内より移動し、
これによって磁気テープ1がテープカセット2から引き
出され、さらに磁気テープ1をシリンダ10に巻き付け
る、いわゆるテープローディング動作が行なわれる。
第1図はかかるテープローディングが完了して磁気テ
ープ1が回転シリンダ10に所定角度にわたって螺旋状に
巻回された状態を示している。この状態では、回転ヘッ
ドシリンダ10のテープ進入側でガイドローラ5、傾斜ピ
ン6、ガイドローラ7,8および傾斜ピン9によって磁気
テープ1の走行路(テープ走行路)が形成され、また、
回転ヘッドシリンダ10のテープ退出側で傾斜ピン11、ガ
イドローラ12、傾斜ピン13および固定ガイド15によって
テープ走行路が形成され、キャプスタン14とピンチロー
ラ16とで磁気テープ1が挟持されている。
なお、テープローディングが完了したときには、図示
するように、テンションピン4、ガイドローラ5,7およ
び傾斜ピン6は、夫々、回転シリンダ10のテープ進入側
近傍に位置づけられたガイドローラ8、傾斜ピン9より
もテープカセット2側に配置され、同様に、傾斜ピン1
3、キャプスタン14、固定ガイド15およびピンチローラ1
6も、回転シリンダ10のテープ退出側近傍に位置づけら
れた傾斜ピン11、ガイドローラ12よりもテープカセット
2側に配置されることになる。
記録や再生時には、キャプスタン14が回転することに
より、磁気テープ1が、供給リール3から引き出されて
巻取リール18で巻き取られるように走行し、回転シリン
ダ10が回転してこれに搭載されている複数個の磁気ヘッ
ド17が磁気テープ1上を走査する。また、テンションピ
ン4によって磁気テープ1のテンションが検出され、こ
の検出結果に応じて供給リール3のリール台のブレーキ
(図示せず)などが制御されて磁気テープ1のテンショ
ンが一定に保たれる。
以上の構成において、回転ドラム10の回転中心軸は、
供給リール3と巻取リール18の中心を通る直線に直交す
る平面(以下、基準面といい、分断線X−Xを含む平面
である)S内にあり、かつメインシャーシ19(したがっ
て、テープカセット2の載置面)に対し、矢印Bで示す
テープカセット2側に傾斜している。このために、回転
シリンダ10の上面は、説明を簡単にするために、この上
面が平面とすると、その最もテープカセット2側の点C
が最も低く、この点Cを中心に両側および奥側となるに
つれて高くなる。したがって、回転シリンダ10の一部が
テープカセット2の開口スペース2a内に収納されたと
き、矢印A,A′に垂直な方向では、内蓋2bの下面と回転
シリンダ10の上面とは平行となる。
第2図は第1図における分断線X−X(したがって、
基準面S)に沿う断面図である。
同図に示すように、回転シリン10はこの基準面S内
で、メインシャーシ19に垂直な直線に対し、テープカセ
ット2の方向にα度傾斜している。そして、この回転シ
リンダ10は、テープカセット2が装着されたとき、テー
プカセット2の内蓋2bと開口スペース2aの内壁2cとの間
に回転シリンダ10の回転と磁気テープ1の走行に必要な
最小限のクリアランスC1,C2を隔てて、テープカセット
2の開口スペース2aにその一部が収納される。このと
き、先に説明したように、回転シリンダ10の上面は矢印
Aの垂直方向(第1図)にテープカセット2の内蓋2bと
平行であるから、クリアランスC1もこの垂直方向に一様
となる。
これに対し、先にあげた従来技術では、回転シリンダ
10の傾斜方向が、第1図において、矢印Bよりも供給リ
ール3側に傾いて回転シリンダ10の上面の最低点Cが供
給リール3に対向する位置にあるので、この最低点Cよ
りも巻取リール18側の方がその反対側の方よりも高くな
っており、この回転シリンダ10がテープカセット2の開
口スペース2aに収納されたときに、この回転シリンダ10
の上面とテープカセット2の内蓋2bとのクリアランスを
第2図に示すこの実施例でのクリアランスC1に等しくな
ると、従来技術の場合には、この実施例の場合よりも、
回転シリンダ10を下方に配置しなければならない。した
がって、シリンダドラムの厚み、傾斜角αを従来技術で
この実施例と等しくしても、従来技術では、この実施例
に比べて回転シリンダ10は下方に配置され、メカニズム
が厚くなる。換言すれば、この実施例では、上記のよう
に回転シリンダ10の傾斜方向を決めることにより、上記
従来技術に比べ、回転シリンダ10を上方に配置できてメ
カニズムの薄形化が可能となる。
この実施例では、第2図に示したように、テープカセ
ット2の開口スペース2aの内壁2cとのクリアランスC
2を、上記のように、必要最小限とすることにより、回
転シリンダ10が装着されたテープカセット2に可能な限
り接近した状態とし、メカニズムの奥行寸法L(第1
図)を縮小しているが、さらに、第1図において、回転
シリンダ10での磁気テープ1の巻回範囲を基準面Sに関
して対称とすることにより、テープローディングが終了
したときの回転シリンダ10の近傍に位置づけられるテー
プガイド類(ガイドローラ8,12、傾斜ガイド9,11)が回
転シリンダ10よりも奥にはみ出さないようにし、これに
よってもメカニズムの奥行寸法Lが大きくならないよう
にしている。
8ミリビデオを例にとると、回転シリンダ10への磁気
テープの巻付角は226度であり、この場合、第3図に示
すように、回転シリンダ10には、基準面Sに対して両側
に113度ずつ磁気テープ1が巻きつけられることにな
る。
第4図は第1図の矢印D側からみた背面図であって、
第1図に対応する部分には同一符号をつけている。
同図において、一点鎖線Eはテープカセット2(第1
図)内における磁気テープ1の中心線(以下、テープ基
準中心線という)である。テープローディング完了状態
では、傾斜ガイド6,9とガイドローラ7,8により、回転シ
リンダ10のテープ進入側で磁気テープ1がテープ基準中
心線Eに対して持ち上げられ、回転シリンダ10への巻回
範囲内で磁気テープ1は、その中心線がテープ基準中心
線Eの上方から下方へ移るように、降下する。回転シリ
ンダ10のテープ退出側では、傾斜ピン11,13とガイドロ
ーラ12とにより、磁気テープ1は持ち上げられ、その中
心線がテープ基準中心線Eと一致するようにする。
このように、この実施例では、立体Mローディング方
式がとられており、ローディングのときに移動するガイ
ド部材は、以後に示すキャッチャーにより、テープロー
ディング完了状態での位置決めがなされる。この場合、
これらガイド部材のうち、ガイドローラ8、傾斜ガイド
9が最も上方に突出するが、回転シリンダ10やテープカ
セット2の内蓋2b(第2図)に一体の外蓋よりも上方に
突出しないようにする。また、下方に突出する傾斜ピン
11やガイドローラ12の位置を決める圧着機構(図示せ
ず)の位置はメカニズムの下端を決めるものであり、所
定傾斜角α(第2図)の回転シリンダ10に所定の傾斜で
磁気テープ1が巻きつけられるように設定される。そこ
で、メカニズムの薄形化を図るためには、これら傾斜ガ
イド11、ガイドローラ12の圧着機構が出来る限り高くな
る最適な回転シリンダ10の傾斜角αを設定する必要があ
る。ここでは、傾斜角αを6〜8度の範囲としている。
また、第4図において、磁気ヘッド17の回転中心点を
P、ガイドローラ8での磁気テープ1の幅方向の中心点
をM、傾斜ガイド9での磁気テープ1の幅方向の中心点
をN、ガイドローラ12での磁気テープ1の幅方向の中心
点をQ、傾斜ガイド11での磁気テープ1の幅方向の中心
点をRとし、回転シリンダ10の傾斜方向に応じてこれら
中心点M,N,P,Q,Rのテープ基準中心線Eからの高さ関係
は、Mが最も高く、続いてNが高い。また、PはEより
も若干低く、さらにQ,Rの順に低くなっている。
次に、第5図〜第8図により、アンローディング状態
から、ローディング完了状態に至るまでの可動シャーシ
20及びガイド類の動作タイミングを詳細に説明する。
尚、第1図〜第4図に対応する部分には、同一符号をつ
けている。
第5図は、本実施例のアンローディング状態を示す平
面図である。
同図及び第9図,第10図により、まず、ローディング
メカニズムの概略構成を説明する。
シリンダ10の供給リール3側においてガイドローラ
5、テンションピン4は、可動シャーシ20上に植立され
た軸21を中心に回動自在に軸支されたアーム(図示せ
ず)上に植立されており、アンローディング状態におい
て、テープカセット2の開口スペース2a内の、図示する
如き位置に収納されている。また、ガイドローラ7、傾
斜ピン6は、メインシャーシ19上に植立された軸22を中
心に回動自在に軸支されたアーム23上に植立されてお
り、アンローディング状態では、図示する如き第1の位
置に保持されている。保持方法については、メインシャ
ーシ19上の部材構成の説明時に後述する。
ここで、第9図により、ガイドローラ7の構造を簡単
に説明する。7aはアーム23上に所定の傾斜角、傾斜方向
で植立された軸、7bは円錐圧縮スプリング、7cはテープ
下端規制用フランジ、7dはスリーブ、7eは、樹脂ローラ
7fに圧入されたウエイトであり、7fと一体でスリーブ7d
の周りを回転可能に構成されている。7gはスペーサ、7h
はスリーブ7d、ローラ7fの抜け止めであり、軸7aのネジ
部に締結されている。本構造において、フランジ7c,ス
リーブ7dはスプリング7bにより、矢印E方向に付勢され
ており、抜け止め7hの位置により、矢印E方向、矢印F
方向に移動可能であり、フランジ7cの移動に伴いローラ
7f、ウエイトeも矢印方向に移動可能である。これによ
り、図示する如く、磁気テープ1の下端高さの規制及び
規制高さ調整が行なえる。
引き続き第5図により、ローディングメカニズムの概
略構成を説明する。
ガイドローラ8、傾斜ピン9は、ガイドベース24上に
植立されており、該ガイドベース24は、可動シャーシ20
上にビス止めされたガイドレール25の長溝25aに摺動可
能に装着されている。また、該ガイドレール25は、可動
シャーシ20の裏面側に植立された軸26の周りを回動自在
に軸支されたリンク27,28,29を介して、可動シャーシ20
と連結されている。ここで、リンク28はリンク27と連結
軸30で回動自在に連結されており、リンク29もリンク28
と連結軸31で回動自在に連結されている。また、ガイド
ベース24もリンク29上でガイドベース24に圧入された軸
24aを中心に、回動自在に軸支されている。また、リン
ク27には、ギヤ部27aが設けられており、メインシャー
シ19上を矢印G方向にスライド可能に設けられた、リン
ク27と同一高さのラック32と噛み合える様になってい
る。
次にシリンダ10の巻取リール18側において、傾斜ピン
11、ガイドローラ12は、ガイドベース33上に植立されて
おり、該ガイドベース33は、可動シャーシ20上にビス止
めされたガイドレール34の長溝34aに摺動可能に装着さ
れている。また、該ガイドレール34は、可動シャーシ20
の裏面側に植立された軸35の周りを回動自在に軸支され
たリンク36,37,38を介して、可動シャーシ20と連結され
ている。ここで、リンク37はリンク36と、連結軸39で回
動自在に連結されており、リンク38もリンク37と連結軸
40で回動自在に連結されている。また、ガイドベース33
も、リンク38上で、ガイドベース33に圧入された軸33a
を中心に、回動自在に軸支されている。41は、リンク38
に設けられた、ガイドベース33圧着位置決め用スプリン
グである。また、リンク36には、リンク27と同様に、ギ
ヤ部36aが設けられており、メインシャーシ19上を矢印
G方向にスライド可能に設けられた、リンク36と同一高
さのラック42と噛み合える様になっている。また、傾斜
ピン13は、メインシャーシ19上に植立された軸43を中心
に回動自在に軸支されたアーム(図示せず)上に植立さ
れている。ピンチローラ16は、可動シャーシ20上に植立
された軸44を中心に回動自在に軸支されたアーム(図示
せず)上に植立されている。固定ガイド15もまた、可動
シャーシ20上に植立された軸45を中心に回動自在に軸支
されたアーム(図示せず)に植立されている。これらの
ガイドは、アンローディング状態において、テープカセ
ット2の開口スペース2a内の、図示する如き位置に収納
されている。46は、回転シリンダ10をメインシャーシ19
の所定位置に保持するシリンダベース、47は、ガイドベ
ース24のローディング完了状態での位置決め部材、48
は、同じく、ガイドベース33のローディング完了状態で
の位置決め部材であり、これら位置決め部材47,48は、
シリンダベース46上に、シリンダ10と同様にビス止めさ
れている。49,50は、ガイドレール34と位置決め部材48
とを連結する連結部材であり、メインシャーシ19上にビ
ス止めされている。51はキャプスタンモータであり、回
転シリンダ10同様、メインシャーシ19上の所定位置に、
直立状態でビス止めされている。また、可動シャーシ20
は、回動シャーシ20上の長穴20a,20b,20cの3箇所で、
メインシャーシ19上で、所定量lだけスライド可能な様
に、メインシャーシ19と連結されている。また、20dの
溝は、可動シャーシ20のスライド溝であり、この溝20d
に可動シャーシ駆動ピン52が摺動可能に連結し、駆動ピ
ン52の矢印H方向の移動により、可動シャーシ20が、回
転シリンダ10方向にスライドする。
尚、本図においては、ラック34,42、リンク27,36の状
態をわかりやすくするため、可動シャーシ20の一部を切
欠いて示した。
次に第10図により、メインシャーシ19上に配置された
ローディングメカニズムの概略構成を説明する。
尚、本図は、アンローディング状態における部材配置
を示している。53は、メインシャーシ19上にビス止めさ
れたローディングモータ、54は、軸55に回転自在に支持
された2段ギヤ、56は、軸57に回転自在に支持された第
2の2段ギヤ、58は、軸59に回転自在に支持されたカム
ギヤであり、カム溝58aには、図5に示したアーム23の
回動を行なうカムアーム60上に植立されたピン61が係合
している。またカムアーム60は、メインシャーシ19上に
軸62を回動中心として、回動自在に軸支されている。63
は、メカモードスイッチを兼ねたギヤであり、軸64によ
り、回転自在に軸支されている。65は、可動シャーシ20
とラック32,42の駆動を行なうカムギヤであり、軸66に
より、回転自在に軸支されている。カムギヤ65には、可
動シャーシ20駆動用カム溝65aと、ラック32,42駆動用の
カム溝65bが設けられており、それぞれにカムアーム67,
68に植立されたピン69,70が係合している。尚、カムア
ーム67は軸71によって、カムアーム68は軸72によって、
メインシャーシ19上に回動自在に軸支されている。ま
た、カムアーム68の一端はラック32と、ピン73により係
合している。74は中継ギヤ、75は、中継ギヤ74の回転軸
であり、ラック42のスライドガイドを兼ねている。76は
第2の中継ギヤ、77は、中断ギヤ76の回転軸である。ま
た、78はピンチローラ16圧着用のカムギヤであり、79は
カムギヤ78の回転軸である。ここで、ローディングモー
タ53に、ローディングの指令が入いると、各ギヤは矢印
方向に回転し、各カムアーム60,67,68は、図中矢印a,b,
c方向に回動し、ローディング動作が行なわれる。
次に第6図〜8図により、ローディング過程のガイド
類の動作タイミングを詳細に説明する。
第6図は、本実施例のローディング途中の状態を示す
平面図である。特に同図では、可動シャーシ20はスライ
ド途中にあり、リンク27,36が、ラック32,42と噛み合う
瞬間を示している。同図において、テンションピン4、
ガイドローラ5は、可動シャーシ20のスライド開始直後
に、テープカセット開口スペース2aより、図示の如き位
置まで引き出され、その状態で、可動シャーシ20と共に
スライドを続ける。また、傾斜ピン13、固定ガイド15、
ピンチローラ16は、可動シャーシ20のスライドに伴っ
て、カセット開口スペース2a内より、徐々に引き出され
る。同図の状態では、リンク27,36は、ラック32,42と噛
み合った瞬間なので、ガイドベース24,33は、カセット
開口スペース2a内のアンローディング完了状態の定位置
に配置されたままであり、可動シャーシ20がスライドし
た量だけ、回転シリンダ10側へ近づく。また、アーム23
は、アンロード完了状態(第5図の位置)と、何ら変化
しない。
第7図は、第6図から、さらに可動シャーシ20のスラ
イドが進み、スライドが完了した状態を示しており、リ
ンク27,36が、ラック32,42と噛み合っている状態であ
る。同図において、テンションピン4、ガイドローラ
5、傾斜ピン13、固定ガイド15、ピンチローラ16は、ロ
ーディング完了状態の位置まで移動し、ガイドベース2
4,33は、ラック32,42に、リンク27,36が噛み合い、軸2
6,35周りを回動し始めるので、図示する如き位置まで、
ガイドレール25,34の案内溝25a,34aに沿って移動する。
この時、前述の如くガイドベース24は、ゆるやかに上
昇、ガイドベース33は、ゆるやかに下降しながら、ガイ
ドレール25,34上を移動する。また、アーム23は第6図
の位置に対して、何ら変化しない。
第8図は、ローディングが完了した状態を示してい
る。同図において、ラック32,42は、図面上下方向に所
定量移動するので、これに噛み合うリンク27,36は、そ
れぞれ、時計方向、反時計方向に回動が進み、図示する
如き、最終状態となる。この時、ガイドベース24,33
は、位置決め部材47,48により、所定の姿勢に位置決め
される。ここで、ラック32,42の駆動は、第10図に示す
カムアーム68の矢印c方向の回動により、行なわれる。
また、アーム23は、ガイドベース24が、第7図の状態よ
り、さらにローディングが進んだ時点で、第10図に示
す、カムアーム60の矢印a方向の回動により移動を開始
し、第8図に図示する如き、ローディング完了位置へと
至り、最終的なテープ走行路が完成される。
次に、第11図,第12図により、アーム23の動作に関し
詳細に説明する。
第11図は、アンローディング状態におけるアーム23、
アーム23駆動用カムアーム60の拡大平面図である。同図
において、アーム23は、カムアーム60の上方に位置して
おり、カムアーム60上に植立されたピン80が、アーム23
の下面に設けられた長溝23aと係合している。また、ア
ーム23上には、板バネ81が、図示する如く形状でめら
れている。アンローディング状態においては、ピン80
が、長溝23aの図示する如き位置で係合しているので、
アーム23は、ローディング完了状態に対し、大きく退避
した位置にある。
第12図は、ローディング完了状態における、アーム2
3、カムアーム60の拡大平面図である。同図において、
カムアーム60の矢印a方向の回動によって、アーム23
は、第12図中矢印d方向に回動する。この時、アーム23
の下面には、図示する如きアーム回動の係止面23bが設
けられており、メインシャーシ19上に植立されたギヤ回
転軸57の頭部に、該係止面23bが当接することにより、
アーム23の回動が制約される。さらに、カムアーム60の
回動が進むと、板バネ81が、図示する如く、破線から、
実線状態へと変形を受け、その反力が、軸22周りに、時
計方向の回転モーメントを発生させ、それにより、アー
ム23の係止面23bが、軸57に所定力で圧接し、アーム23
のローディング完了状態での位置精度が確保される様な
構成となっている。
したがって、本実施例では、回転シリンダ10のテープ
進入側上昇、テープ退出側下降の立体Mローディング
を、きわめて省スペースで実現可能であり、メカニズム
の小形化、装置全体の小形化に大きく寄与できる。さら
に、本実施例のテープ走行系においては、傾斜ピン6,9,
11,13へのテープ1の巻付角が最小になる様、ガイド類
の配置を決定してあるので、テープテンション増加が小
さく、テープ1を安定に走行させ得る。また、ガイドロ
ーラ7、傾斜ピン6,13の引き出しタイミングを最適化可
能なので、ローディング中のテープ捩れによるテープ損
傷を極力小さく出来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明のテープ走行系によれ
ば、シリンダドラムをテープカセットの開口スペースに
最大限収納可能な配置とすることが可能であり、かつ該
テープ走行系が占めるスペース及び厚み寸法を極限まで
縮小することが可能となり、装置全体を著しく小形、薄
形化することができて装置の携帯性を著しく向上させ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
す平面図、第2図は第1図における分断線X−Xからみ
た断面図、第3図は第1図における回転シリンダでの磁
気テープの巻回範囲の一例を示す図、第4図は第1図に
おける矢印Dからみた背面図、第5図は、アンローディ
ング状態のメカニズムの概略構成を示す平面図、第6
図,第7図は、ローディング途中におけるメカニズムの
概略構成を示す平面図、第8図は、ローディング完了状
態のメカニズムの概略構成を示す平面図、第9図は、ガ
イドローラ7の構造を示す断面図、第10図は、メインシ
ャーシ上のローディングメカニズムの概略構成を示す平
面図(アンローディング状態)、第11図は、アンローデ
ィング状態でのアーム23、カムアーム60の構成を示す拡
大平面図、第12図は、ローディング完了状態でのアーム
23、カムアーム60の構成を示す拡大平面図である。 1……磁気テープ、2……テープカセット、2a……開口
スペース、2b……内蓋、3……供給リール、8……ガイ
ドローラ、9……傾斜ピン、10……回転シリンダ、11…
…傾斜ピン、12……ガイドローラ、13……傾斜ピン、17
……磁気ヘッド、18……巻取リール、S……基準面、19
……メインシャーシ、20……可動シャーシ、23……アー
ム、24,33……ガイドベース、23a……長溝、23b……係
止面、25,34……ガイドレール、27〜29……リンク、32,
42……ラック、36〜38……リンク、47,48……位置決め
部材、51……キャプスタンモータ、53……ローディング
モータ、58,65……カムギヤ、60,67,68……カムアー
ム、80……係合ピン、81……板バネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益岡 信夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 伊東 徹雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 日立ビデオエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 西田 育雄 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (72)発明者 山下 芳春 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (72)発明者 大森 玄則 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (72)発明者 井餘田 浩司 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会 社日立製作所東海工場内 (56)参考文献 特開 昭63−275066(JP,A) 特開 昭63−188852(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットが装着されたとき、該テー
    プカセットの前部に設けられた開口スペース内にシリン
    ダドラムが一部収納されるように、該シリンダドラムが
    配置されており、該テープカセットから引き出された磁
    気テープが該シリンダドラムに所定角度にわたって螺旋
    状に巻回されて走行し、該シリンダドラムに搭載されか
    つ該シリンダドラムの中心軸を中心に回転する磁気ヘッ
    ドが該テープを走査することにより、該磁気テープに情
    報信号の磁気記録再生を行うようにした磁気記録再生装
    置において、 供給側リールと巻取側リールとを結ぶ方向に対して略直
    交する方向に所定角度傾斜しているシリンダドラムと、
    該シリンダドラムのテープ供給リール側において、 該シリンダドラム近傍に磁気テープのベース面側から当
    接するように配置され、巻き付いた磁気テープ幅方向の
    中心点高さが、該シリンダドラムの磁気ヘッド回転中心
    高さよりも高く設定され、一対に構成された第1の傾斜
    ピンおよび第1のガイドローラと、磁気テープの磁性面
    側から当接するように配置され、一対に構成された第2
    の傾斜ピンおよび第2のガイドローラと、 該第2の傾斜ピン近傍に、磁気テープのベース面側から
    当接するように配置され、該第2の傾斜ピンに供給リー
    ル側から進入する磁気テープの走行方向ベクトルが、該
    第2の傾斜ピンの傾斜方向ベクトルと平行になる様に配
    置された第3のガイドと、 を有し、該第2の傾斜ピンおよび第2のガイドローラに
    よってローディング完了状態で、該第1の傾斜ピンおよ
    び第1のガイドローラと、該第3のガイド間に装架され
    た磁気テープが、該テープカセットもしくは該シリンダ
    ドラム側に凸になる様にテープ走行系が構成され、 また、該シリンダドラムのテープ巻取リール側におい
    て、該シリンダドラム近傍に、磁気テープのベース面側
    から当接する様に配置され、巻き付いた磁気テープの幅
    方向の中心点高さが、該シリンダドラムの磁気ヘッド回
    転中心高さよりも低く設定され、一対に構成された第4
    の傾斜ピンおよび第4のガイドローラと、 磁気テープの磁性面側から当接する様にシャーシ基板上
    に配置されたキャプスタン近傍に、磁気テープのベース
    面側から当接するように配置され、該キャプスタンにシ
    リンダ側から進入する磁気テープの走行方向ベクトルが
    傾斜方向ベクトルと平行になる様に配置された第5の傾
    斜ピンと、 を有し、該第5の傾斜ピンによって、ローディング完了
    状態で、該第4の傾斜ピンおよび第4のガイドローラ
    と、該キャプスタン間に装架された磁気テープが、該テ
    ープカセットもしくは該シリンダドラム側に凹になる様
    にテープ走行系が構成されている、 ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記シリンダドラムの磁気ヘッド回転中心に対する、前
    記第1の傾斜ピンおよび第1のガイドローラに巻き付い
    た磁気テープの幅方向中心点の上昇量が、前記シリンダ
    ドラムの磁気ヘッド回転中心に対する、前記第4の傾斜
    ピンおよび第4のガイドローラに巻き付いた磁気テープ
    の幅方向中心点の下降量よりも大きいことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記第2の傾斜ピンまたは前記第2のガイドローラは、
    アンローディング状態における第1の位置とローディン
    グ完了状態における第2の位置を往復移動可能であり、
    ローディング完了状態における第2の位置は、前記第1
    の傾斜ピンまたは第1のガイドローラのローディング途
    中の移動経路と平面的スペースを共有することを特徴と
    する磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記第2の傾斜ピンおよび第2のガイドローラが、シャ
    ーシ基板上に、回転自在に軸支されたアーム上に設けら
    れたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記アームは、シャーシ基板上に、回転自在に軸支され
    たカムギヤにより、 回転、位置決めが成されることを特徴とする磁気記録再
    生装置。
  6. 【請求項6】請求項2または請求項3において、 前記テープカセットが装着される可動シャーシの移動開
    始と同時に前記第3のガイドローラおよび前記第5の傾
    斜ピンが引き出され、 前記可動シャーシの移動終了以前に前記第1の傾斜ピン
    ならびに第1のガイドローラおよび前記第4の傾斜ピン
    ならびに第4のガイドローラが移動開始し、 前記可動シャーシ移動終了後に前記第1ならびに第4の
    傾斜ピンおよび前記第1ならびに第4のガイドローラが
    ローディング完了位置まで移動し、 前記第1の傾斜ピンおよび第1のガイドローラが請求項
    3記載の前記共有される平面的スペースを通過後に、前
    記第2の傾斜ピンおよび第2のガイドローラが、前記ア
    ンローディング状態における第1の位置から前記ローデ
    ィング完了状態における第2の位置まで移動する、 ようなガイド移動タイミングを有することを特徴とする
    磁気記録再生装置。
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