JP2616646B2 - 磁気テープ案内装置 - Google Patents
磁気テープ案内装置Info
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- JP2616646B2 JP2616646B2 JP4285073A JP28507392A JP2616646B2 JP 2616646 B2 JP2616646 B2 JP 2616646B2 JP 4285073 A JP4285073 A JP 4285073A JP 28507392 A JP28507392 A JP 28507392A JP 2616646 B2 JP2616646 B2 JP 2616646B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープを回転ドラ
ムに所定の角度に亘って螺旋状に巻き付けて記録及び/
又は再生する磁気記録及び/又は再生装置において、と
くにテープローディング時に磁気テープを回転ドラム方
向に案内する磁気テープ案内装置に関するものである。
ムに所定の角度に亘って螺旋状に巻き付けて記録及び/
又は再生する磁気記録及び/又は再生装置において、と
くにテープローディング時に磁気テープを回転ドラム方
向に案内する磁気テープ案内装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ・テープレコーダ(VT
R)とか回転式デジタル・オーディオ・テープレコーダ
(R−DAT)などの磁気記録及び/又は再生装置は、
据え置き型及び携帯型共に小型軽量化がめざましく進ん
でいる。これに伴って、磁気記録及び/又は再生装置に
使用されるテープカセットも小型化が図られ、更に、磁
気テープへの高密度記録が図られているため、磁気テー
プは薄くなり剛性が低くなる傾向である。
R)とか回転式デジタル・オーディオ・テープレコーダ
(R−DAT)などの磁気記録及び/又は再生装置は、
据え置き型及び携帯型共に小型軽量化がめざましく進ん
でいる。これに伴って、磁気記録及び/又は再生装置に
使用されるテープカセットも小型化が図られ、更に、磁
気テープへの高密度記録が図られているため、磁気テー
プは薄くなり剛性が低くなる傾向である。
【0003】一般的に上記磁気記録及び/又は再生装置
では、テープカセットから磁気テープを引き出して、磁
気ヘッドを備えた回転ドラムに磁気テープを所定の角度
に亘って螺旋状に巻き付けながら、回転する磁気ヘッド
によりヘリカルスキャンして記録及び/又は再生するこ
とが周知である。
では、テープカセットから磁気テープを引き出して、磁
気ヘッドを備えた回転ドラムに磁気テープを所定の角度
に亘って螺旋状に巻き付けながら、回転する磁気ヘッド
によりヘリカルスキャンして記録及び/又は再生するこ
とが周知である。
【0004】図6は従来の磁気記録及び/又は再生装置
を示した構成図であり、(A)はテープローディング前
の状態を示し、(B)はテープローディング終了後の状
態を示した図、図7は図6に示したローディングべース
に支持されたテープガイドローラを拡大して示した図、
図8は図7に示したテープガイドローラに磁気テープが
異常に添接した状態を示した図であり、(A)はフラン
ジ部で磁気テープが座屈した状態を示し、(B)はフラ
ンジ部に磁気テープが乗り上げた状態を示した図であ
る。
を示した構成図であり、(A)はテープローディング前
の状態を示し、(B)はテープローディング終了後の状
態を示した図、図7は図6に示したローディングべース
に支持されたテープガイドローラを拡大して示した図、
図8は図7に示したテープガイドローラに磁気テープが
異常に添接した状態を示した図であり、(A)はフラン
ジ部で磁気テープが座屈した状態を示し、(B)はフラ
ンジ部に磁気テープが乗り上げた状態を示した図であ
る。
【0005】図6(A)に示した従来の磁気記録及び/
又は再生装置10(以下、装置10とも記す)におい
て、装置10内のシヤーシベース11上の手前側には、
磁気テープTを収納したテープカセット1が装着されて
いる。このテープカセット1は、テープローディング前
の状態で、供給リール2から出た磁気テープTが前面に
設けた供給側及び巻取側のテープガイド3,4に掛け渡
されて巻取リール5に巻かれている。
又は再生装置10(以下、装置10とも記す)におい
て、装置10内のシヤーシベース11上の手前側には、
磁気テープTを収納したテープカセット1が装着されて
いる。このテープカセット1は、テープローディング前
の状態で、供給リール2から出た磁気テープTが前面に
設けた供給側及び巻取側のテープガイド3,4に掛け渡
されて巻取リール5に巻かれている。
【0006】また、テープカセット1の前面側で供給側
のテープガイド3と巻取側のテープガイド4とを挟んで
底面側を大きく肉抜きした開口部1aが形成されてお
り、この開口部1aにはテープローディング時に磁気テ
ープTをテープカセット1外の所定のテープパスに引き
出す装置10側のテープローディング構成部材が複数図
示位置で待機している。
のテープガイド3と巻取側のテープガイド4とを挟んで
底面側を大きく肉抜きした開口部1aが形成されてお
り、この開口部1aにはテープローディング時に磁気テ
ープTをテープカセット1外の所定のテープパスに引き
出す装置10側のテープローディング構成部材が複数図
示位置で待機している。
【0007】ここで、例えば装置10側の複数のテープ
ローディング構成部材として、供給側ではテンションア
ーム12に支持されたテンションローラ13と、ローデ
ィングべース14に支持されたテープガイドローラ15
及び傾斜ポール16とが開口部1a内に入り込み、一
方、巻取側ではローディングべース17に支持された傾
斜ポール18及びテープガイドローラ19と、ピンチロ
ーラアーム20に支持されたピンチローラ21と、ティ
クアップローラアーム22に支持されたティクアップロ
ーラ23とが開口部1a内に入り込んでいる。
ローディング構成部材として、供給側ではテンションア
ーム12に支持されたテンションローラ13と、ローデ
ィングべース14に支持されたテープガイドローラ15
及び傾斜ポール16とが開口部1a内に入り込み、一
方、巻取側ではローディングべース17に支持された傾
斜ポール18及びテープガイドローラ19と、ピンチロ
ーラアーム20に支持されたピンチローラ21と、ティ
クアップローラアーム22に支持されたティクアップロ
ーラ23とが開口部1a内に入り込んでいる。
【0008】また、シャーシべース11上の奥方には、
磁気ヘッド(図示せず)を備えた回転ドラム24が回転
自在に設けられており、この回転ドラム24を中心とし
て左右に上記ローディングべース14,17を開口部1
aから回転ドラム24方向に案内する案内溝25,26
が形成され、更に回転ドラム24の右方には磁気テープ
Tをピンチローラ21との間で挟持しながら走行するキ
ャプスタン27が設けられている。
磁気ヘッド(図示せず)を備えた回転ドラム24が回転
自在に設けられており、この回転ドラム24を中心とし
て左右に上記ローディングべース14,17を開口部1
aから回転ドラム24方向に案内する案内溝25,26
が形成され、更に回転ドラム24の右方には磁気テープ
Tをピンチローラ21との間で挟持しながら走行するキ
ャプスタン27が設けられている。
【0009】そして、図6(B)に示した如く、テープ
ローディング時にテープカセット1の開口部1aに入り
込んだ上記テープローディング構成部材をそれぞれ所定
の位置まで移動させ、磁気テープTを回転ドラム24に
所定の角度に亘って螺旋状に巻き付けながら所定のテー
プパスに装填し、且つ、磁気テープTをピンチローラ2
1とキャプスタン27とにより挟持しながら走行して回
転ドラム24と一体に回転する磁気ヘッド(図示せず)
により記録及び/又は再生を行っている。
ローディング時にテープカセット1の開口部1aに入り
込んだ上記テープローディング構成部材をそれぞれ所定
の位置まで移動させ、磁気テープTを回転ドラム24に
所定の角度に亘って螺旋状に巻き付けながら所定のテー
プパスに装填し、且つ、磁気テープTをピンチローラ2
1とキャプスタン27とにより挟持しながら走行して回
転ドラム24と一体に回転する磁気ヘッド(図示せず)
により記録及び/又は再生を行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の磁気記録及び/又は再生装置10において、図7に
拡大して示したように、ローディングべース14(1
7)に支持されたテープガイドローラ15(19)は、
磁気テープTが添接する磁気テープ添接部(以下、ロー
ラ部と記す)15b(19b)と、磁気テープTの上下
の端部を規制する上フランジ部15a(19a),下フ
ランジ部15c(19c)と、支持部15d(19d)
とを備えており、上フランジ部15a(19a)と下フ
ランジ部15c(19c)間のローラ部15b(19
b)の長さは、磁気テープTの巾Wとほぼ同等に形成さ
れている。
来の磁気記録及び/又は再生装置10において、図7に
拡大して示したように、ローディングべース14(1
7)に支持されたテープガイドローラ15(19)は、
磁気テープTが添接する磁気テープ添接部(以下、ロー
ラ部と記す)15b(19b)と、磁気テープTの上下
の端部を規制する上フランジ部15a(19a),下フ
ランジ部15c(19c)と、支持部15d(19d)
とを備えており、上フランジ部15a(19a)と下フ
ランジ部15c(19c)間のローラ部15b(19
b)の長さは、磁気テープTの巾Wとほぼ同等に形成さ
れている。
【0011】これらのテープガイドローラ15,19が
図6(B)に示したテープローディング終了位置に到達
した際には、各テープガイドローラ15,19が理論テ
ープパス通りに所定の位置で、且つ、回転ドラム24に
対して所定の高さに保持されるので、例えば薄い磁気テ
ープTを走行させても図7に示したようにテープガイド
ローラ15(19)の上フランジ部15b(19b),
下フランジ部15c(19c)によって上下を規制され
て回転ドラム24に対して所定の高さ位置で且つ所定の
角度に亘って螺旋状に問題なく巻き付けることができ
る。尚、回転ドラム24に対する高さ位置は供給側と巻
取側とそれぞれ設定されている。
図6(B)に示したテープローディング終了位置に到達
した際には、各テープガイドローラ15,19が理論テ
ープパス通りに所定の位置で、且つ、回転ドラム24に
対して所定の高さに保持されるので、例えば薄い磁気テ
ープTを走行させても図7に示したようにテープガイド
ローラ15(19)の上フランジ部15b(19b),
下フランジ部15c(19c)によって上下を規制され
て回転ドラム24に対して所定の高さ位置で且つ所定の
角度に亘って螺旋状に問題なく巻き付けることができ
る。尚、回転ドラム24に対する高さ位置は供給側と巻
取側とそれぞれ設定されている。
【0012】しかしながら、テープガイドローラ15,
19が図6(A)に示した状態から図6(B)に示した
状態へ移動するテープローディング途中段階では、テー
プガイドローラ15,19の上下の高さが理論値より大
きく外れることがあり、この場合下記のような問題を起
こすことが多い。即ち、図8(A)に示したように上フ
ランジ部15a(19a)によって磁気テープTの上端
部が座屈を起こしたり、あるいは、図8(B)に示した
ように上フランジ部15a(19a)に磁気テープTの
上端部が乗り上げることが生じる場合がある。勿論、図
示を省略するが、下フランジ部15c(19c)側でも
上記と同様な現象が発生する場合がある。従って、磁気
テープTのフランジ部座屈現象,磁気テープTのフラン
ジ部乗り上げ現象により、テープダメージが発生し、こ
れにより記録及び/又は再生に悪影響を及ぼすと共に、
磁気テープTの耐久性が劣化するなどの問題が生じてい
る。とくに、磁気テープTへの高密度記録が図られるに
伴い、磁気テープTの厚みが薄くなると、上記磁気テー
プTのフランジ部座屈現象,磁気テープTのフランジ部
乗り上げ現象により、テープダメージが顕著となってい
る。
19が図6(A)に示した状態から図6(B)に示した
状態へ移動するテープローディング途中段階では、テー
プガイドローラ15,19の上下の高さが理論値より大
きく外れることがあり、この場合下記のような問題を起
こすことが多い。即ち、図8(A)に示したように上フ
ランジ部15a(19a)によって磁気テープTの上端
部が座屈を起こしたり、あるいは、図8(B)に示した
ように上フランジ部15a(19a)に磁気テープTの
上端部が乗り上げることが生じる場合がある。勿論、図
示を省略するが、下フランジ部15c(19c)側でも
上記と同様な現象が発生する場合がある。従って、磁気
テープTのフランジ部座屈現象,磁気テープTのフラン
ジ部乗り上げ現象により、テープダメージが発生し、こ
れにより記録及び/又は再生に悪影響を及ぼすと共に、
磁気テープTの耐久性が劣化するなどの問題が生じてい
る。とくに、磁気テープTへの高密度記録が図られるに
伴い、磁気テープTの厚みが薄くなると、上記磁気テー
プTのフランジ部座屈現象,磁気テープTのフランジ部
乗り上げ現象により、テープダメージが顕著となってい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、磁気テープを収
納したテープカセットを磁気記録及び/又は再生装置に
装着し、該装置のシヤーシべース上に設けた一対の案内
溝に沿って移動する一対のローディングべースに夫々支
持された一対のテープ案内部材により前記テープカセッ
トから磁気テープを引き出して回転ドラム方向にテープ
ローディングを行って、前記磁気テープを前記回転ドラ
ムに所定の角度に亘って螺旋状に巻き付ける磁気テープ
案内装置であって、前記磁気テープが添接すると共に、
該磁気テープの巾より長く形成された磁気テープ添接部
を有し、且つ、該磁気テープ添接部の一端に前記磁気テ
ープの端部を規制するフランジ部を有して、前記一対の
ローディングべースに対して高さ方向に上下動可能に支
持された一対のテープ案内部材と、前記一対の案内溝の
終端近傍に設けられ、前記一対のテープ案内部材が該一
対の案内溝に案内されてテープローディング終了直前位
置に至った際係合され、前記一対のローディングべース
に対して前記一対のテープ案内部材を高さ方向に上動又
は下動させる一対のテープ案内部材上下動手段とを具備
してなり、前記一対のテープ案内部材が前記回転ドラム
方向に移動するテープローディング途中では、前記磁気
テープの端部は前記フランジ部で規制することなく前記
磁気テープ添接部に添接され、前記一対のテープ案内部
材がテープローディング終了位置に至った際には、前記
磁気テープの端部は前記フランジ部で規制されるよう構
成したことを特徴とする磁気テープ案内装置である。
てなされたものであり、第1の発明は、磁気テープを収
納したテープカセットを磁気記録及び/又は再生装置に
装着し、該装置のシヤーシべース上に設けた一対の案内
溝に沿って移動する一対のローディングべースに夫々支
持された一対のテープ案内部材により前記テープカセッ
トから磁気テープを引き出して回転ドラム方向にテープ
ローディングを行って、前記磁気テープを前記回転ドラ
ムに所定の角度に亘って螺旋状に巻き付ける磁気テープ
案内装置であって、前記磁気テープが添接すると共に、
該磁気テープの巾より長く形成された磁気テープ添接部
を有し、且つ、該磁気テープ添接部の一端に前記磁気テ
ープの端部を規制するフランジ部を有して、前記一対の
ローディングべースに対して高さ方向に上下動可能に支
持された一対のテープ案内部材と、前記一対の案内溝の
終端近傍に設けられ、前記一対のテープ案内部材が該一
対の案内溝に案内されてテープローディング終了直前位
置に至った際係合され、前記一対のローディングべース
に対して前記一対のテープ案内部材を高さ方向に上動又
は下動させる一対のテープ案内部材上下動手段とを具備
してなり、前記一対のテープ案内部材が前記回転ドラム
方向に移動するテープローディング途中では、前記磁気
テープの端部は前記フランジ部で規制することなく前記
磁気テープ添接部に添接され、前記一対のテープ案内部
材がテープローディング終了位置に至った際には、前記
磁気テープの端部は前記フランジ部で規制されるよう構
成したことを特徴とする磁気テープ案内装置である。
【0014】また、第2の発明は、請求項1記載におい
て、前記テープ案内部材は、前記ローディングべースに
対してネジ螺合又はカム係合により上下動可能に支持さ
れ、前記テープ案内部材上下動手段は、前記テープ案内
部材に固着したギアと、前記案内溝の終端近傍に沿って
設けたラックとで接離自在に噛合するよう構成したこと
を特徴とする磁気テープ案内装置である。
て、前記テープ案内部材は、前記ローディングべースに
対してネジ螺合又はカム係合により上下動可能に支持さ
れ、前記テープ案内部材上下動手段は、前記テープ案内
部材に固着したギアと、前記案内溝の終端近傍に沿って
設けたラックとで接離自在に噛合するよう構成したこと
を特徴とする磁気テープ案内装置である。
【0015】また、第3の発明は、請求項1記載におい
て、前記テープ案内部材は、前記ローディングべースに
対してネジ螺合又はカムにより上下動可能に支持され、
前記テープ案内部材上下動手段は、前記テープ案内部材
に固着した係合部材と、前記案内溝の終端近傍に沿って
設けた被係合部材とで接離自在に係合するよう構成した
ことを特徴とする磁気テープ案内装置である。
て、前記テープ案内部材は、前記ローディングべースに
対してネジ螺合又はカムにより上下動可能に支持され、
前記テープ案内部材上下動手段は、前記テープ案内部材
に固着した係合部材と、前記案内溝の終端近傍に沿って
設けた被係合部材とで接離自在に係合するよう構成した
ことを特徴とする磁気テープ案内装置である。
【0016】更に、第4の発明は、請求項1記載におい
て、前記テープ案内部材は、前記磁気テープ添接部の上
下端に前記磁気テープの上下の端部を規制する上フラン
ジ部及び下フランジ部を有すると共に、 L:磁気テープ添接部の長さ、 W:磁気テープTの巾、 h1:テープローディング途中に、磁気テープが理論テ
ープパスの高さから上フランジ部側にずれた時のずれ
量、 h2:テープローディング途中に、磁気テープが理論テ
ープパスの高さから下フランジ部側にずれた時のずれ
量、 とした際、L>W+(h1+h2)となるように設定し
たことを特徴とする磁気テープ案内装置である。
て、前記テープ案内部材は、前記磁気テープ添接部の上
下端に前記磁気テープの上下の端部を規制する上フラン
ジ部及び下フランジ部を有すると共に、 L:磁気テープ添接部の長さ、 W:磁気テープTの巾、 h1:テープローディング途中に、磁気テープが理論テ
ープパスの高さから上フランジ部側にずれた時のずれ
量、 h2:テープローディング途中に、磁気テープが理論テ
ープパスの高さから下フランジ部側にずれた時のずれ
量、 とした際、L>W+(h1+h2)となるように設定し
たことを特徴とする磁気テープ案内装置である。
【0017】
【実施例】以下に本発明に係わる磁気テープ案内装置の
一実施例を図1乃至図5を参照して<第1実施例の磁気
テープ案内装置>,<第2実施例の磁気テープ案内装置
>の順に詳細に説明する。
一実施例を図1乃至図5を参照して<第1実施例の磁気
テープ案内装置>,<第2実施例の磁気テープ案内装置
>の順に詳細に説明する。
【0018】<第1実施例の磁気テープ案内装置>図1
は本発明に係わる第1実施例の磁気テープ案内装置を採
用した磁気記録及び/又は再生装置を示した構成図であ
り、(A)はテープローディング前の状態を示し、
(B)はテープローディング終了後の状態を示した図、
図2は本発明に係わる第1実施例の磁気テープ案内装置
の構成を示すと共に、同磁気テープ案内装置のテープロ
ーディング途中状態を示した図であり、(A)は上面
図,(B)は側面図、図3は同磁気テープ案内装置のテ
ープローディング終了状態を示した図であり、(A)は
上面図,(B)は側面図である。
は本発明に係わる第1実施例の磁気テープ案内装置を採
用した磁気記録及び/又は再生装置を示した構成図であ
り、(A)はテープローディング前の状態を示し、
(B)はテープローディング終了後の状態を示した図、
図2は本発明に係わる第1実施例の磁気テープ案内装置
の構成を示すと共に、同磁気テープ案内装置のテープロ
ーディング途中状態を示した図であり、(A)は上面
図,(B)は側面図、図3は同磁気テープ案内装置のテ
ープローディング終了状態を示した図であり、(A)は
上面図,(B)は側面図である。
【0019】第1実施例の磁気テープ案内装置は、先に
説明した磁気記録及び/又は再生装置10における一対
のローディングべース14,17に夫々支持されたテー
プガイドローラ15,19を一対の磁気テープ案内装置
40に置換して構成したものであり、説明の便宜上、先
に示した構成部材に対しては同一の符号を付し、且つ、
先に示した構成部材は必要に応じて適宜説明し、従来と
異なる構成部材に新たな符号を付して説明する。
説明した磁気記録及び/又は再生装置10における一対
のローディングべース14,17に夫々支持されたテー
プガイドローラ15,19を一対の磁気テープ案内装置
40に置換して構成したものであり、説明の便宜上、先
に示した構成部材に対しては同一の符号を付し、且つ、
先に示した構成部材は必要に応じて適宜説明し、従来と
異なる構成部材に新たな符号を付して説明する。
【0020】図1(A),(B)に示した第1実施例の
磁気テープ案内装置40を採用した磁気記録及び/又は
再生装置30において、シャーシベース11上には回転
ドラム24を中心として供給側の案内溝25及び巻取側
の案内溝26が左右に別れて一対設けられている。供給
側の案内溝25にはテープ案内部材(以下、テープガイ
ドローラとも記す)41及び傾斜ポール16を支持した
ローディングべース14がテープカセット1の開口部1
aから回転ドラム24方向に移動自在に嵌合しており、
一方、巻取側の案内溝26にはテープ案内部材(以下、
テープガイドローラとも記す)44及び傾斜ポール18
を支持したローディングべース17が上記と同様に移動
自在に嵌合している。
磁気テープ案内装置40を採用した磁気記録及び/又は
再生装置30において、シャーシベース11上には回転
ドラム24を中心として供給側の案内溝25及び巻取側
の案内溝26が左右に別れて一対設けられている。供給
側の案内溝25にはテープ案内部材(以下、テープガイ
ドローラとも記す)41及び傾斜ポール16を支持した
ローディングべース14がテープカセット1の開口部1
aから回転ドラム24方向に移動自在に嵌合しており、
一方、巻取側の案内溝26にはテープ案内部材(以下、
テープガイドローラとも記す)44及び傾斜ポール18
を支持したローディングべース17が上記と同様に移動
自在に嵌合している。
【0021】上記テープガイドローラ(テープ案内部
材)41,44は後述するように、本発明の要部となる
一対の磁気テープ案内装置40の一部を構成するもので
ある。尚、傾斜ポール16,18は磁気テープTを回転
ドラム24に所定の角度に亘って螺旋状に巻き付けるた
めに設けたものである。また、回転ドラム24近傍で案
内溝25,26の終端近傍に沿って本発明の要部となる
一対の磁気テープ案内装置40の一部を構成する一対の
ラック43,46が供給側と巻取側に別れてシャーシベ
ース11上に固定設置されている。
材)41,44は後述するように、本発明の要部となる
一対の磁気テープ案内装置40の一部を構成するもので
ある。尚、傾斜ポール16,18は磁気テープTを回転
ドラム24に所定の角度に亘って螺旋状に巻き付けるた
めに設けたものである。また、回転ドラム24近傍で案
内溝25,26の終端近傍に沿って本発明の要部となる
一対の磁気テープ案内装置40の一部を構成する一対の
ラック43,46が供給側と巻取側に別れてシャーシベ
ース11上に固定設置されている。
【0022】ここで図2(A),(B)及び図3
(A),(B)を用いて、本発明の要部となる一対の磁
気テープ案内装置40について説明する。尚、一対の磁
気テープ案内装置40は、回転ドラム24を中心に供給
側の磁気テープ案内装置40と巻取側の磁気テープ案内
装置40とに左右対称で同一構成に設けられているの
で、以下の説明では供給側の構成部材41〜43につい
て説明し、巻取側の構成部材44〜46については図示
のみとして説明を省略する。
(A),(B)を用いて、本発明の要部となる一対の磁
気テープ案内装置40について説明する。尚、一対の磁
気テープ案内装置40は、回転ドラム24を中心に供給
側の磁気テープ案内装置40と巻取側の磁気テープ案内
装置40とに左右対称で同一構成に設けられているの
で、以下の説明では供給側の構成部材41〜43につい
て説明し、巻取側の構成部材44〜46については図示
のみとして説明を省略する。
【0023】図2(A),(B)に示した供給側の磁気
テープ案内装置40において、供給側のローディングべ
ース14に支持されたテープガイドローラ(テープ案内
部材)41は、磁気テープTの上端部を規制する上フラ
ンジ部41aと、磁気テープTが添接して回転する磁気
テープ添接部(以下、ローラ部とも記す)41bと、磁
気テープTの下端部を規制する下フランジ部41cと、
上記各部41a〜41cを支持しながらローディングべ
ース14に支持される支持部41dとが上方から下方に
向かって一体的に組合わせられて垂直に立設されてい
る。
テープ案内装置40において、供給側のローディングべ
ース14に支持されたテープガイドローラ(テープ案内
部材)41は、磁気テープTの上端部を規制する上フラ
ンジ部41aと、磁気テープTが添接して回転する磁気
テープ添接部(以下、ローラ部とも記す)41bと、磁
気テープTの下端部を規制する下フランジ部41cと、
上記各部41a〜41cを支持しながらローディングべ
ース14に支持される支持部41dとが上方から下方に
向かって一体的に組合わせられて垂直に立設されてい
る。
【0024】また、上フランジ部41aと下フランジ部
41c間のローラ部(磁気テープ添接部)41bの長さ
Lは、磁気テープTの巾Wより長く形成されている。即
ち、 L:磁気テープ添接部(ローラ部)41bの長さ、 W:磁気テープTの巾、 h1:テープローディング途中に、磁気テープTが理論
テープパスの高さから上フランジ部41a側にずれた時
のずれ量、 h2:テープローディング途中に、磁気テープTが理論
テープパスの高さから下フランジ部41c側にずれた時
のずれ量、 とすると、L>W+(h1+h2)となるように設定さ
れている。このように、ローラ部41bの長さLを設定
すると、ローラ部41bに巾Wの磁気テープTが添接し
た際、磁気テープTの理論テープパスの高さに対して、
磁気テープTはローラ部41bに高さ方向に上下のずれ
量h1,h2分だけ高さ方向に寸法余裕を持って添接す
ることができる。
41c間のローラ部(磁気テープ添接部)41bの長さ
Lは、磁気テープTの巾Wより長く形成されている。即
ち、 L:磁気テープ添接部(ローラ部)41bの長さ、 W:磁気テープTの巾、 h1:テープローディング途中に、磁気テープTが理論
テープパスの高さから上フランジ部41a側にずれた時
のずれ量、 h2:テープローディング途中に、磁気テープTが理論
テープパスの高さから下フランジ部41c側にずれた時
のずれ量、 とすると、L>W+(h1+h2)となるように設定さ
れている。このように、ローラ部41bの長さLを設定
すると、ローラ部41bに巾Wの磁気テープTが添接し
た際、磁気テープTの理論テープパスの高さに対して、
磁気テープTはローラ部41bに高さ方向に上下のずれ
量h1,h2分だけ高さ方向に寸法余裕を持って添接す
ることができる。
【0025】また、テープガイドローラ41の支持部4
1dの下方にはギア42が一体的に固着され、且つ、ギ
ア42の下方の支持部41dにはネジ部41d1が形成
されている。このネジ部41d1はローディングべース
14に形成したネジ孔14aに螺合し、このネジ螺合に
よりテープガイドローラ41が高さ方向に上下動可能と
なっている。一方、上記ギア42には、案内溝25の終
端近傍に沿って設けた前記ラック43が接離自在に噛合
できるようになっており、両者42,43が噛合した時
には、テープガイドローラ41がネジ螺合を介してロー
ディングべース14に対して回転しながら高さ方向に上
下動できる構造になっている。これらのギア42と、ラ
ック43とが第1実施例のテープ案内部材上下動手段を
構成している。
1dの下方にはギア42が一体的に固着され、且つ、ギ
ア42の下方の支持部41dにはネジ部41d1が形成
されている。このネジ部41d1はローディングべース
14に形成したネジ孔14aに螺合し、このネジ螺合に
よりテープガイドローラ41が高さ方向に上下動可能と
なっている。一方、上記ギア42には、案内溝25の終
端近傍に沿って設けた前記ラック43が接離自在に噛合
できるようになっており、両者42,43が噛合した時
には、テープガイドローラ41がネジ螺合を介してロー
ディングべース14に対して回転しながら高さ方向に上
下動できる構造になっている。これらのギア42と、ラ
ック43とが第1実施例のテープ案内部材上下動手段を
構成している。
【0026】次に、上記のように構成された第1実施例
における供給側の磁気テープ案内装置40のテープロー
ディング動作について図1乃至図3を併用して説明す
る。
における供給側の磁気テープ案内装置40のテープロー
ディング動作について図1乃至図3を併用して説明す
る。
【0027】一般に、回転ドラム24を用いた磁気テー
プ走行系では、磁気テープTの高さ方向の上側を規制す
るテープガイドローラと、下側を規制するテープガイド
ローラとがある。ここでは、磁気テープTの高さ方向の
上側を規制するテープガイドローラ、即ち、磁気テープ
Tの上端部がテープガイドローラ41の上フランジ部4
1aによって規制される場合について説明する。
プ走行系では、磁気テープTの高さ方向の上側を規制す
るテープガイドローラと、下側を規制するテープガイド
ローラとがある。ここでは、磁気テープTの高さ方向の
上側を規制するテープガイドローラ、即ち、磁気テープ
Tの上端部がテープガイドローラ41の上フランジ部4
1aによって規制される場合について説明する。
【0028】まず、図2(A),(B)に示したよう
に、供給側のローディングべース14に支持されたテー
プガイドローラ41は、テープカセット1から磁気テー
プTを引き出して案内溝25に沿って回転ドラム24方
向に向かうテープローディング途中の状態である。ま
た、このテープローディング途中の状態では、テープガ
イドローラ41の支持部41dに固着したギア42がラ
ック43から離れており、且つ、ローディングべース1
4の下面を基準として、磁気テープTの上端部を規制す
る上フランジ部41aの下面までのテープガイドローラ
41の高さはH2に設定されている。このテープガイド
ローラ41の高さH2は、後述するテープローディング
終了時におけるテープガイドローラ41の正規な高さH
1より高く設定されており、即ち、ネジ部41d1,ネ
ジ孔14aとの螺合により上記高さH2に保持されてい
る。また、テープガイドローラ41の高さH2に設定し
た際、ローラ部41bが前述したように磁気テープTの
理論テープパスの高さに対して上下にずれ量h1,h2
分だけ寸法余裕を十分見込んでいるので、テープローデ
ィング途中で磁気テープTが理論テープパスの高さから
ずれても、磁気テープTの上端部が上フランジ部41a
によって高さ規制を受けることのないように設定されて
いる。勿論、この時、磁気テープTの下端部も下フラン
ジ部41cに規制されないように設定されているが、下
フランジ部41cを設けない場合も有り得る。従って、
テープローディング途中では、磁気テープTはテープガ
イドローラ41のローラ部41bのみに添接しながら、
回転ドラム24方向に引き出される。
に、供給側のローディングべース14に支持されたテー
プガイドローラ41は、テープカセット1から磁気テー
プTを引き出して案内溝25に沿って回転ドラム24方
向に向かうテープローディング途中の状態である。ま
た、このテープローディング途中の状態では、テープガ
イドローラ41の支持部41dに固着したギア42がラ
ック43から離れており、且つ、ローディングべース1
4の下面を基準として、磁気テープTの上端部を規制す
る上フランジ部41aの下面までのテープガイドローラ
41の高さはH2に設定されている。このテープガイド
ローラ41の高さH2は、後述するテープローディング
終了時におけるテープガイドローラ41の正規な高さH
1より高く設定されており、即ち、ネジ部41d1,ネ
ジ孔14aとの螺合により上記高さH2に保持されてい
る。また、テープガイドローラ41の高さH2に設定し
た際、ローラ部41bが前述したように磁気テープTの
理論テープパスの高さに対して上下にずれ量h1,h2
分だけ寸法余裕を十分見込んでいるので、テープローデ
ィング途中で磁気テープTが理論テープパスの高さから
ずれても、磁気テープTの上端部が上フランジ部41a
によって高さ規制を受けることのないように設定されて
いる。勿論、この時、磁気テープTの下端部も下フラン
ジ部41cに規制されないように設定されているが、下
フランジ部41cを設けない場合も有り得る。従って、
テープローディング途中では、磁気テープTはテープガ
イドローラ41のローラ部41bのみに添接しながら、
回転ドラム24方向に引き出される。
【0029】その後、案内溝25に沿って移動するロー
ディングべース14に支持されたテープガイドローラ4
1が回転ドラム24に接近し、テープローディング終了
直前位置に至ると、図3(A),(B)に示したよう
に、テープガイドローラ41の支持部41dに固着した
ギア42が案内溝25の終端近傍に沿って設けたラック
43と噛合することにより、テープガイドローラ41は
ネジ部41d1,ネジ孔14aとの螺合を介して矢印方
向に回転する。そして、テープガイドローラ41がテー
プローディング終了位置に到達した時には、テープガイ
ドローラ41の高さは、回転ドラム24に対してテープ
ガイドローラ41の正規な高さH1まで下降し、磁気テ
ープTの上端部が上フランジ部41aにより規制され
る。これにより、磁気テープTは回転ドラム24に対し
て従来と同様に所定の高さ位置に巻き付けることができ
る。尚、記録及び/又は再生が終了して、磁気テープT
がテープカセット1に再び収納される時には、ローディ
ングべース14に支持されたテープガイドローラ41が
案内溝25に沿ってテープカセット1方向に戻り、且
つ、回転ドラム24近傍では支持部41dに固着したギ
ア42がラック43と噛合しながら矢印方向とは逆方向
に回転しながら戻るので、図2(A),(B)の状態に
再び戻る。
ディングべース14に支持されたテープガイドローラ4
1が回転ドラム24に接近し、テープローディング終了
直前位置に至ると、図3(A),(B)に示したよう
に、テープガイドローラ41の支持部41dに固着した
ギア42が案内溝25の終端近傍に沿って設けたラック
43と噛合することにより、テープガイドローラ41は
ネジ部41d1,ネジ孔14aとの螺合を介して矢印方
向に回転する。そして、テープガイドローラ41がテー
プローディング終了位置に到達した時には、テープガイ
ドローラ41の高さは、回転ドラム24に対してテープ
ガイドローラ41の正規な高さH1まで下降し、磁気テ
ープTの上端部が上フランジ部41aにより規制され
る。これにより、磁気テープTは回転ドラム24に対し
て従来と同様に所定の高さ位置に巻き付けることができ
る。尚、記録及び/又は再生が終了して、磁気テープT
がテープカセット1に再び収納される時には、ローディ
ングべース14に支持されたテープガイドローラ41が
案内溝25に沿ってテープカセット1方向に戻り、且
つ、回転ドラム24近傍では支持部41dに固着したギ
ア42がラック43と噛合しながら矢印方向とは逆方向
に回転しながら戻るので、図2(A),(B)の状態に
再び戻る。
【0030】一方、磁気テープTの下側を規制するテー
プガイドローラでテープローディングを行う場合もあ
り、この場合には上記の逆で、テープローディング途中
ではテープガイドローラ41の正規な高さH1よりh
(図示せず)以上下げておき、ローディング終了寸前に
ギア42とラック43でテープガイドローラ41を正規
な高さH1まで上昇させ、磁気テープTの下端部を下フ
ランジ部41cにより規制すれば良い。
プガイドローラでテープローディングを行う場合もあ
り、この場合には上記の逆で、テープローディング途中
ではテープガイドローラ41の正規な高さH1よりh
(図示せず)以上下げておき、ローディング終了寸前に
ギア42とラック43でテープガイドローラ41を正規
な高さH1まで上昇させ、磁気テープTの下端部を下フ
ランジ部41cにより規制すれば良い。
【0031】尚、生産ライン上で磁気テープTの走行高
さを調整する場合は、従来品どおりドライバー等でテー
プガイドローラ41を回転させ、下フランジ部41cに
形成テープ走行高さ調整用ネジ部41eでテープガイド
ローラ41の下フランジ部41c側を上下させることに
より行う。この時には、テープガイドローラ41の支持
部41dのギア42をラック43と噛合させた位置で調
整しているので、テープ案内部41a,41b,41c
が回転しても、支持部41dが回転することなくテープ
ガイドローラ41の高さを調整できる。
さを調整する場合は、従来品どおりドライバー等でテー
プガイドローラ41を回転させ、下フランジ部41cに
形成テープ走行高さ調整用ネジ部41eでテープガイド
ローラ41の下フランジ部41c側を上下させることに
より行う。この時には、テープガイドローラ41の支持
部41dのギア42をラック43と噛合させた位置で調
整しているので、テープ案内部41a,41b,41c
が回転しても、支持部41dが回転することなくテープ
ガイドローラ41の高さを調整できる。
【0032】上記のように構成した一対の磁気テープ案
内装置40において、例えば供給側のテープガイドロー
ラ(テープ案内部材)41が回転ドラム24方向に向か
うテープローディング途中では、テープガイドローラ4
1の高さを、ローラ部(磁気テープ添接部)41bに添
接した磁気テープTが理論テープパスの高さからずれて
も、磁気テープTの上下の端部が上フランジ部41a又
は下フランジ部41cに規制されないよう設定したの
で、従来のような磁気テープTのフランジ部座屈現象,
磁気テープTのフランジ部乗り上げ現象によるテープダ
メージが生じない。これにより、磁気記録及び/又は再
生装置30内では磁気テープTへの記録及び/又は再生
が良好に行われると共に、磁気テープTの耐久性が向上
する。また、磁気テープTへの高密度記録が図られるに
伴い、磁気テープTの厚みが薄くなった場合でもテープ
ローティング途中で何等の支障も生じない。また、磁気
記録及び/又は再生装置30を設計する際、テープロー
ティング途中の磁気テープTの高さを、厳しく追い込む
必要がないので、装置30の設計が楽になる。更に、上
記構成による磁気テープ案内装置40の構造は簡単であ
るので、信頼性の高いテープローディングを行うことが
できる利点がある。勿論、テープガイドローラ41がテ
ープローディング終了位置に到達した時には、テープガ
イドローラ41の高さは回転ドラム24に対して正規な
高さH1に設定され、磁気テープTの端部が上フランジ
部41a又は下フランジ部41cにより規制されるの
で、磁気テープTは回転ドラム24に対して従来と同様
に所定の高さ位置に巻き付けることができる。
内装置40において、例えば供給側のテープガイドロー
ラ(テープ案内部材)41が回転ドラム24方向に向か
うテープローディング途中では、テープガイドローラ4
1の高さを、ローラ部(磁気テープ添接部)41bに添
接した磁気テープTが理論テープパスの高さからずれて
も、磁気テープTの上下の端部が上フランジ部41a又
は下フランジ部41cに規制されないよう設定したの
で、従来のような磁気テープTのフランジ部座屈現象,
磁気テープTのフランジ部乗り上げ現象によるテープダ
メージが生じない。これにより、磁気記録及び/又は再
生装置30内では磁気テープTへの記録及び/又は再生
が良好に行われると共に、磁気テープTの耐久性が向上
する。また、磁気テープTへの高密度記録が図られるに
伴い、磁気テープTの厚みが薄くなった場合でもテープ
ローティング途中で何等の支障も生じない。また、磁気
記録及び/又は再生装置30を設計する際、テープロー
ティング途中の磁気テープTの高さを、厳しく追い込む
必要がないので、装置30の設計が楽になる。更に、上
記構成による磁気テープ案内装置40の構造は簡単であ
るので、信頼性の高いテープローディングを行うことが
できる利点がある。勿論、テープガイドローラ41がテ
ープローディング終了位置に到達した時には、テープガ
イドローラ41の高さは回転ドラム24に対して正規な
高さH1に設定され、磁気テープTの端部が上フランジ
部41a又は下フランジ部41cにより規制されるの
で、磁気テープTは回転ドラム24に対して従来と同様
に所定の高さ位置に巻き付けることができる。
【0033】尚、供給側と対称な巻取側の磁気テープ案
内装置40も供給側と同様な構成及び効果が得られるこ
とは明白である。
内装置40も供給側と同様な構成及び効果が得られるこ
とは明白である。
【0034】<第2実施例の磁気テープ案内装置>図4
は本発明に係わる第2実施例の磁気テープ案内装置の構
成を示すと共に、同磁気テープ案内装置のテープローデ
ィング途中状態を示した図であり、(A)は上面図,
(B)は側面図、図5は同磁気テープ案内装置のテープ
ローディング終了状態を示した図であり、(A)は上面
図,(B)は側面図である。
は本発明に係わる第2実施例の磁気テープ案内装置の構
成を示すと共に、同磁気テープ案内装置のテープローデ
ィング途中状態を示した図であり、(A)は上面図,
(B)は側面図、図5は同磁気テープ案内装置のテープ
ローディング終了状態を示した図であり、(A)は上面
図,(B)は側面図である。
【0035】第2実施例の一対の磁気テープ案内装置5
0は、先に説明した第1実施例の一対の磁気テープ案内
装置40と同様に、供給側のテープ案内部材(以下、テ
ープガイドローラとも記す)51及び巻取側のテープ案
内部材(以下、テープガイドローラとも記す)55が一
対のローディングべース14,17に対して上下動可能
に支持されているが、第1実施例のテープ案内部材上下
動手段を第2実施例のテープ案内部材上下動手段に置換
して構成したものである。尚、説明の都合上、第1実施
例と同一機能の構成部材に対して説明を省略すると共
に、第1実施例と異なる機能の構成部材に対してのみ説
明する。また、以下の説明では供給側の構成部材51〜
54について説明し、巻取側の構成部材55〜58につ
いては図示のみとして説明を省略する。
0は、先に説明した第1実施例の一対の磁気テープ案内
装置40と同様に、供給側のテープ案内部材(以下、テ
ープガイドローラとも記す)51及び巻取側のテープ案
内部材(以下、テープガイドローラとも記す)55が一
対のローディングべース14,17に対して上下動可能
に支持されているが、第1実施例のテープ案内部材上下
動手段を第2実施例のテープ案内部材上下動手段に置換
して構成したものである。尚、説明の都合上、第1実施
例と同一機能の構成部材に対して説明を省略すると共
に、第1実施例と異なる機能の構成部材に対してのみ説
明する。また、以下の説明では供給側の構成部材51〜
54について説明し、巻取側の構成部材55〜58につ
いては図示のみとして説明を省略する。
【0036】図4(A),(B)及び図5(A),
(B)に示した第2実施例の供給側の磁気テープ案内装
置50では、テープガイドローラ(テープ案内部材)5
1を構成する上フランジ部51a,磁気テープ添接部
(ローラ部)51b,下フランジ部51cが第1実施例
と同様に形成されている。ここで、第1実施例と異なる
点は、テープガイドローラ51の支持部51dに係合部
材(以下、ピンと記す)52が突出して固着され、且
つ、ピン52の下方の支持部51dの細径部51d1に
もピン54が突出して固着されされている。このピン5
4はローディングべース14に穿設した孔14b内の傾
斜したカム14b1に係合し、このカム係合によりテー
プガイドローラ51が高さ方向に上下動可能となってい
る。一方、上記ピン52には、回転ドラム24近傍で案
内溝25の終端近傍に沿って設けた被係合部材(以下、
ピン被係合部材と記す)53が接離自在に係合できるよ
うになっており、両者52,53が係合した時には、テ
ープガイドローラ51がカム係合を介してローディング
べース14に対して回転しながら高さ方向に上下動でき
る構造になっている。また、テープガイドローラ51の
支持部51dは、トーションバネ(図示せず)などによ
り常に図4(A)の矢印方向に付勢され、ピン52がピ
ン被係合部材53と係合していない時にはテープガイド
ローラ51が図4(A)に示した高さH 2に保たれ、ピ
ン52がピン被係合部材53と係合した時にはテープガ
イドローラ51が図4(B)に示した正規な高さH1に
保たれる。これらのピン52と、ピン被係合部材53と
が第2実施例のテープ案内部材上下動手段を構成してい
る。
(B)に示した第2実施例の供給側の磁気テープ案内装
置50では、テープガイドローラ(テープ案内部材)5
1を構成する上フランジ部51a,磁気テープ添接部
(ローラ部)51b,下フランジ部51cが第1実施例
と同様に形成されている。ここで、第1実施例と異なる
点は、テープガイドローラ51の支持部51dに係合部
材(以下、ピンと記す)52が突出して固着され、且
つ、ピン52の下方の支持部51dの細径部51d1に
もピン54が突出して固着されされている。このピン5
4はローディングべース14に穿設した孔14b内の傾
斜したカム14b1に係合し、このカム係合によりテー
プガイドローラ51が高さ方向に上下動可能となってい
る。一方、上記ピン52には、回転ドラム24近傍で案
内溝25の終端近傍に沿って設けた被係合部材(以下、
ピン被係合部材と記す)53が接離自在に係合できるよ
うになっており、両者52,53が係合した時には、テ
ープガイドローラ51がカム係合を介してローディング
べース14に対して回転しながら高さ方向に上下動でき
る構造になっている。また、テープガイドローラ51の
支持部51dは、トーションバネ(図示せず)などによ
り常に図4(A)の矢印方向に付勢され、ピン52がピ
ン被係合部材53と係合していない時にはテープガイド
ローラ51が図4(A)に示した高さH 2に保たれ、ピ
ン52がピン被係合部材53と係合した時にはテープガ
イドローラ51が図4(B)に示した正規な高さH1に
保たれる。これらのピン52と、ピン被係合部材53と
が第2実施例のテープ案内部材上下動手段を構成してい
る。
【0037】次に、上記のように構成された第2実施例
における供給側の磁気テープ案内装置50のテープロー
ディング動作については、第1実施例の供給側の磁気テ
ープ案内装置40と同様な技術思想に基づいて動作さ
れ、同様な効果を得ることができるが詳述を省略する。
尚、第2実施例では、テープガイドローラ51をカム係
合によりローディングべース14に対して回転しながら
高さ方向に上下動できる構造に構成したが、第1実施例
と同様にネジ螺合させても良い。
における供給側の磁気テープ案内装置50のテープロー
ディング動作については、第1実施例の供給側の磁気テ
ープ案内装置40と同様な技術思想に基づいて動作さ
れ、同様な効果を得ることができるが詳述を省略する。
尚、第2実施例では、テープガイドローラ51をカム係
合によりローディングべース14に対して回転しながら
高さ方向に上下動できる構造に構成したが、第1実施例
と同様にネジ螺合させても良い。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる磁気テープ
案内装置によると、一対のテープ案内部材(テープガイ
ドローラ)が回転ドラム方向に向かうテープローディン
グ途中では、テープ案内部材の高さを、磁気テープ添接
部(ローラ部)に添接した磁気テープが理論テープパス
の高さからずれても、磁気テープの上下の端部が上フラ
ンジ部又は下フランジ部に規制されないよう設定したの
で、従来のような磁気テープのフランジ部座屈現象,磁
気テープのフランジ部乗り上げ現象によるテープダメー
ジが生じない。これにより、磁気記録及び/又は再生装
置内では磁気テープへの記録及び/又は再生が良好に行
われると共に、磁気テープの耐久性が向上する。また、
磁気テープへの高密度記録が図られるに伴い、磁気テー
プの厚みが薄くなった場合でもテープローティング途中
で何等の支障も生じない。また、磁気記録及び/又は再
生装置を設計する際、テープローティング途中の磁気テ
ープの高さを、厳しく追い込む必要がないので、装置の
設計が楽になる。更に、上記構成による磁気テープ案内
装置の構造は簡単であるので、信頼性の高いテープロー
ディングを行うことができる利点がある。勿論、テープ
案内部材がテープローディング終了位置に到達した時に
は、テープ案内部材の高さは回転ドラムに対して正規な
高さに設定され、磁気テープの端部が上フランジ部又は
下フランジ部により規制されるので、磁気テープは回転
ドラムに対して従来と同様に所定の高さ位置に巻き付け
ることができる。
案内装置によると、一対のテープ案内部材(テープガイ
ドローラ)が回転ドラム方向に向かうテープローディン
グ途中では、テープ案内部材の高さを、磁気テープ添接
部(ローラ部)に添接した磁気テープが理論テープパス
の高さからずれても、磁気テープの上下の端部が上フラ
ンジ部又は下フランジ部に規制されないよう設定したの
で、従来のような磁気テープのフランジ部座屈現象,磁
気テープのフランジ部乗り上げ現象によるテープダメー
ジが生じない。これにより、磁気記録及び/又は再生装
置内では磁気テープへの記録及び/又は再生が良好に行
われると共に、磁気テープの耐久性が向上する。また、
磁気テープへの高密度記録が図られるに伴い、磁気テー
プの厚みが薄くなった場合でもテープローティング途中
で何等の支障も生じない。また、磁気記録及び/又は再
生装置を設計する際、テープローティング途中の磁気テ
ープの高さを、厳しく追い込む必要がないので、装置の
設計が楽になる。更に、上記構成による磁気テープ案内
装置の構造は簡単であるので、信頼性の高いテープロー
ディングを行うことができる利点がある。勿論、テープ
案内部材がテープローディング終了位置に到達した時に
は、テープ案内部材の高さは回転ドラムに対して正規な
高さに設定され、磁気テープの端部が上フランジ部又は
下フランジ部により規制されるので、磁気テープは回転
ドラムに対して従来と同様に所定の高さ位置に巻き付け
ることができる。
【図1】本発明に係わる第1実施例の磁気テープ案内装
置を採用した磁気記録及び/又は再生装置を示した構成
図であり、(A)はテープローディング前の状態を示
し、(B)はテープローディング終了後の状態を示した
図である。
置を採用した磁気記録及び/又は再生装置を示した構成
図であり、(A)はテープローディング前の状態を示
し、(B)はテープローディング終了後の状態を示した
図である。
【図2】本発明に係わる第1実施例の磁気テープ案内装
置の構成を示すと共に、同磁気テープ案内装置のテープ
ローディング途中状態を示した図であり、(A)は上面
図,(B)は側面図である。
置の構成を示すと共に、同磁気テープ案内装置のテープ
ローディング途中状態を示した図であり、(A)は上面
図,(B)は側面図である。
【図3】第1実施例の磁気テープ案内装置のテープロー
ディング終了状態を示した図であり、(A)は上面図,
(B)は側面図である。
ディング終了状態を示した図であり、(A)は上面図,
(B)は側面図である。
【図4】本発明に係わる第2実施例の磁気テープ案内装
置の構成を示すと共に、同磁気テープ案内装置のテープ
ローディング途中状態を示した図であり、(A)は上面
図,(B)は側面図である。
置の構成を示すと共に、同磁気テープ案内装置のテープ
ローディング途中状態を示した図であり、(A)は上面
図,(B)は側面図である。
【図5】第2実施例の磁気テープ案内装置のテープロー
ディング終了状態を示した図であり、(A)は上面図,
(B)は側面図である。
ディング終了状態を示した図であり、(A)は上面図,
(B)は側面図である。
【図6】従来の磁気記録及び/又は再生装置を示した構
成図であり、(A)はテープローディング前の状態を示
し、(B)はテープローディング終了後の状態を示した
図である。
成図であり、(A)はテープローディング前の状態を示
し、(B)はテープローディング終了後の状態を示した
図である。
【図7】図6に示したローディングべースに支持された
テープガイドローラを拡大して示した図である。
テープガイドローラを拡大して示した図である。
【図8】図7に示したテープガイドローラに磁気テープ
が異常に添接した状態を示した図であり、(A)はフラ
ンジ部で磁気テープが座屈した状態を示し、(B)はフ
ランジ部に磁気テープが乗り上げた状態を示した図であ
る。
が異常に添接した状態を示した図であり、(A)はフラ
ンジ部で磁気テープが座屈した状態を示し、(B)はフ
ランジ部に磁気テープが乗り上げた状態を示した図であ
る。
1…テープカセット、11…シヤーシベース、 14,17…一対のローディングべース、 14a…ネジ孔、14b…孔、14b1…カム、 25,26…一対の案内溝、 24…回転ドラム、30…磁気記録及び/又は再生装
置、 40…第1実施例の一対の磁気テープ案内装置、 41,44…一対のテープ案内部材(テープガイドロー
ラ)、 41a…上フランジ部、41b…磁気テープ添接部(ロ
ーラ部)、 41c…下フランジ部、41d…支持部、41d1…ネ
ジ部、 42…ギア、43…ラック、 42,43…第1実施例のテープ案内部材上下動手段、 50…第2実施例の一対の磁気テープ案内装置、 51,55…一対のテープ案内部材(テープガイドロー
ラ)、 51a…上フランジ部、51b…磁気テープ添接部(ロ
ーラ部)、 51c…下フランジ部、51d…支持部、 52…係合部材(ピン)、53…被係合部材(ピン被係
合部材)、 52,53…第2実施例のテープ案内部材上下動手段、 54…ピン、T…磁気テープ。
置、 40…第1実施例の一対の磁気テープ案内装置、 41,44…一対のテープ案内部材(テープガイドロー
ラ)、 41a…上フランジ部、41b…磁気テープ添接部(ロ
ーラ部)、 41c…下フランジ部、41d…支持部、41d1…ネ
ジ部、 42…ギア、43…ラック、 42,43…第1実施例のテープ案内部材上下動手段、 50…第2実施例の一対の磁気テープ案内装置、 51,55…一対のテープ案内部材(テープガイドロー
ラ)、 51a…上フランジ部、51b…磁気テープ添接部(ロ
ーラ部)、 51c…下フランジ部、51d…支持部、 52…係合部材(ピン)、53…被係合部材(ピン被係
合部材)、 52,53…第2実施例のテープ案内部材上下動手段、 54…ピン、T…磁気テープ。
Claims (4)
- 【請求項1】磁気テープを収納したテープカセットを磁
気記録及び/又は再生装置に装着し、該装置のシヤーシ
べース上に設けた一対の案内溝に沿って移動する一対の
ローディングべースに夫々支持された一対のテープ案内
部材により前記テープカセットから磁気テープを引き出
して回転ドラム方向にテープローディングを行って、前
記磁気テープを前記回転ドラムに所定の角度に亘って螺
旋状に巻き付ける磁気テープ案内装置であって、 前記磁気テープが添接すると共に、該磁気テープの巾よ
り長く形成された磁気テープ添接部を有し、且つ、該磁
気テープ添接部の一端に前記磁気テープの端部を規制す
るフランジ部を有して、前記一対のローディングべース
に対して高さ方向に上下動可能に支持された一対のテー
プ案内部材と、 前記一対の案内溝の終端近傍に設けられ、前記一対のテ
ープ案内部材が該一対の案内溝に案内されてテープロー
ディング終了直前位置に至った際係合され、前記一対の
ローディングべースに対して前記一対のテープ案内部材
を高さ方向に上動又は下動させる一対のテープ案内部材
上下動手段とを具備してなり、 前記一対のテープ案内部材が前記回転ドラム方向に移動
するテープローディング途中では、前記磁気テープの端
部は前記フランジ部で規制することなく前記磁気テープ
添接部に添接され、前記一対のテープ案内部材がテープ
ローディング終了位置に至った際には、前記磁気テープ
の端部は前記フランジ部で規制されるよう構成したこと
を特徴とする磁気テープ案内装置。 - 【請求項2】請求項1記載において、 前記テープ案内部材は、前記ローディングべースに対し
てネジ螺合又はカム係合により上下動可能に支持され、 前記テープ案内部材上下動手段は、前記テープ案内部材
に固着したギアと、前記案内溝の終端近傍に沿って設け
たラックとで接離自在に噛合するよう構成したことを特
徴とする磁気テープ案内装置。 - 【請求項3】請求項1記載において、 前記テープ案内部材は、前記ローディングべースに対し
てネジ螺合又はカムにより上下動可能に支持され、 前記テープ案内部材上下動手段は、前記テープ案内部材
に固着した係合部材と、前記案内溝の終端近傍に沿って
設けた被係合部材とで接離自在に係合するよう構成した
ことを特徴とする磁気テープ案内装置。 - 【請求項4】請求項1記載において、 前記テープ案内部材は、前記磁気テープ添接部の上下端
に前記磁気テープの上下の端部を規制する上フランジ部
及び下フランジ部を有すると共に、 L:磁気テープ添接部の長さ、 W:磁気テープTの巾、 h1:テープローディング途中に、磁気テープが理論テ
ープパスの高さから上フランジ部側にずれた時のずれ
量、 h2:テープローディング途中に、磁気テープが理論テ
ープパスの高さから下フランジ部側にずれた時のずれ
量、 とした際、 L>W+(h1+h2)となるように設定したことを特
徴とする磁気テープ案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285073A JP2616646B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 磁気テープ案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4285073A JP2616646B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 磁気テープ案内装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06111433A JPH06111433A (ja) | 1994-04-22 |
JP2616646B2 true JP2616646B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=17686801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4285073A Expired - Lifetime JP2616646B2 (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 磁気テープ案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2616646B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4285073A patent/JP2616646B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06111433A (ja) | 1994-04-22 |
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