JP2965456B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2965456B2
JP2965456B2 JP6052131A JP5213194A JP2965456B2 JP 2965456 B2 JP2965456 B2 JP 2965456B2 JP 6052131 A JP6052131 A JP 6052131A JP 5213194 A JP5213194 A JP 5213194A JP 2965456 B2 JP2965456 B2 JP 2965456B2
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浩二 山渕
光伸 ▲吉▼田
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
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    • G11B15/61Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads
    • GPHYSICS
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    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/665Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
    • G11B15/6653Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオテープレコーダ
(VTR)やデジタルオーディオテープレコーダ(DA
T)などに用いられ、磁気テープにその長手方向に対し
て予定の傾斜角度で情報を記録/再生する、いわゆるヘ
リカルスキャン方式の磁気記録再生装置に関し、特に、
テープカセット内に収納状態において磁気テープの中心
線がなす平面であるカセット基準平面にほぼ平行な面内
において磁気テープのローディングおよびアンローディ
ングを行なう方式の磁気記録再生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】回転ヘッドドラムの磁気テープを斜めに
巻付けて走行させる、いわゆるヘリカルスキャン方式の
テープ走行系は、ドラムの傾斜角度、傾斜方向、基準高
さおよびテープガイド類の配置などにより、さまざまな
ローディング方式に分けることができる。ヘリカルスキ
ャン方式における代表的なローディング方式として、V
HS、8mmVTR、あるいはR(Rotary)−DATな
どに採用されている、いわゆるMローディング方式があ
る。以下、このMローディング方式を採用した従来のテ
ープ走行系について、図8を参照しながら説明する。
【0003】従来のMローディング方式のテープ走行系
においては、図8(a)を参照して、テープカセット1
内の供給リール1aから出た磁気テープ2は、テンショ
ンローラ12を通り、テープ供給側のインピーダンスロ
ーラ(以下「SIローラ」と記す)14、および供給側
ガイドローラ16を経て、供給側傾斜ガイド18によっ
てテープ走行平面が傾けられる。その後、磁気テープ2
は、図8(a)中に矢印Aで示した方向に傾斜した回転
ヘッドドラム3にヘリカルに巻付いて走行することによ
り、この回転ヘッドドラム3によって磁気信号が記録/
再生される。回転ヘッドドラム3を離脱した磁気テープ
2は、巻取側傾斜ガイド22によって、傾斜状態からテ
ープカセット内に収納可能な状態に戻されて走行し、さ
らに巻取側ガイドローラ24を経て、キャプスタン4と
ピンチローラ5に挟まれて一定速度で走行する。その
後、磁気テープ2はガイド28を通って巻取リール1b
に巻取られる。
【0004】このようなMローディング方式の磁気記録
再生装置は、テープ走行系が比較的単純であるために部
品点数を少なく抑えることができ、かつ、カセット基準
平面とほぼ平行にテープガイド類のローディングが行な
われるため、機構の薄形化が図れるという特徴がある。
このようなMローディング方式の磁気記録再生装置につ
いては、特開昭57−212651号公報に詳細に開示
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のMローディング方式の磁気記録再生装置におい
ては、図8(b)に示すように、回転ヘッドドラム3の
固定部側に設けられたリード3aの高さが、磁気テープ
の巻取側(記録/再生走行時において磁気テープが回転
ヘッドドラムから離脱する側)の領域において、テープ
カセット内に収納状態での磁気テープの下端よりも高く
なっている。したがって、磁気テープをカセット基準平
面に対してほぼ平行にローディングおよびアンローディ
ングする場合に、磁気テープの下端がリード3aのエッ
ジと接触し、磁気テープに損傷が生じるおそれがある。
特に、磁気テープのアンローディング時において、磁気
テープ2が、その高さの規制を行なう巻取側ガイドロー
ラ24のフランジ24aとリード3aとの間に挟まれる
ことにより、磁気テープ2の下端はより激しく傷付けら
れることになる。
【0006】ところで、特開昭57−191865号公
報や特開昭57−212649号公報には、上記従来の
Mローディング方式を採用し、かつ、磁気テープ走行時
のテープテンションの増加を抑制する目的で、回転ヘッ
ドドラム3をわずかにテープカセット側に傾斜させた磁
気記録再生装置が開示されている。これらの公報に記載
の磁気記録再生装置においては、図9(a)に示すよう
に、回転ヘッドドラム3を、上記従来のMローディング
方式に比べてわずかにテープカセット側に傾けることに
より、供給側傾斜ガイド18へのテープ巻付角を巻取側
傾斜ガイド22へのテープ巻付角よりも大きくなるよう
にして、回転ヘッドドラム3の供給側で規定のテンショ
ン値に制御された磁気テープ2の巻取側傾斜ガイド22
におけるテンション増加が小さく抑えられる。その結果
キャプスタン4で巻取る際の負荷が少なくてすみ、消費
電力が低減される。この方式のように、回転ヘッドドラ
ム3をテープカセット1側にわずかに傾けることによっ
て、図9(b)に示すように、リード3aの位置もわず
かに低くなっている。しかしながら、このような方式に
おいても磁気テープのローディング時およびアンローデ
ィング時における磁気テープ2の下端とリード3aのエ
ッジとの接触は避けることができず、テープエッジの傷
付きを防止することができない。すなわち、リード3a
の高さはまだ十分低くなっておらず、リード高さをさら
に低くするためには、回転ヘッドドラム3のテープカセ
ット1側への傾斜角度をより大きくする必要がある。し
かしながら、その程度までに回転ヘッドドラム3を傾斜
させると、巻取側傾斜ガイド22への磁気テープの巻付
角が確保できなくなり、テープ走行系が形成できないと
いう問題がある。
【0007】上述した従来のMローディング方式および
特開昭57−191865号公報等に開示された方式の
磁気記録再生装置の問題点を図10を用いて整理すると
次のようになる。図8に示した従来のMローディング方
式における磁気テープのローディングおよびアンローデ
ィング時におけるリード3aと磁気テープの下端との位
置関係は、図10(a)に示すようになる。図10
(a)において矢印Bで指し示す線はテープカセット内
に収納された状態における磁気テープの下端の位置を示
し、斜線を施した領域は、磁気テープのローディングお
よびアンローディング時において磁気テープが回転ヘッ
ドドラム3に巻付いた状態で移動する領域を示してい
る。この図からわかるように、磁気テープのローディン
グおよびアンローディング時において、回転ヘッドドラ
ム3のテープ巻取側の領域において、リード3aが磁気
テープの下端よりも上方に位置し、磁気テープの下端と
リード3aのエッジとが交差して接触することになる。
したがって、磁気テープの下端がリード3aのエッジに
よって損傷を受けることになる。
【0008】特開昭57−191865号公報などに開
示されたローディング方式の場合の、図10(a)と同
様の図は、図10(b)に示すようになる。この図から
わかるように、この方式においては回転ヘッドドラム3
がテープカセット側にわずかに傾くことによって、リー
ド3aが全体として低くなっているが、磁気テープのロ
ーディングおよびアンローディング時に磁気テープの下
端とリード3aのエッジとが接触することは回避されて
いない。
【0009】一方、回転ヘッドドラムのリードでの磁気
テープ下端の損傷を回避するため、たとえば特開平4−
205844号公報に示されているように、リードの一
部あるいは前部を切欠いて、磁気テープのローディング
およびアンローディング時に磁気テープの下端がリード
のエッジと接触しないようにしたものが考案されてい
る。しかし、フォーマットの互換性すなわちトラックニ
アリティを確保するために、回転ヘッドドラムの磁気テ
ープが巻装される領域全体にリードを設けて、走行する
磁気テープの下端をガイドすることが望ましいことを考
慮すると、たとえ一部分であってもリードを切欠いて磁
気テープとリードとの接触を回避するということは好ま
しいとは言えない。
【0010】特に近年、磁気テープが薄手化する傾向に
あり、磁気テープの下端が傷付きやすくなっているた
め、上記従来の問題点を解消することはますます重要な
課題となっている。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解消するた
め、磁気テープのローディングおよびアンローディング
時における磁気テープの損傷を最小限に抑制し、かつ従
来のMローディング方式の装置と同様の小型化を図るこ
とが可能な磁気テープ走行系を有する磁気記録再生装置
を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1に記載の磁気記録再生装置は、磁気テープ
に記録再生を行なう磁気ヘッドを取付けた回転部と、走
行する磁気テープの下端をガイドするリードを設けた固
定部とを有する回転ヘッドドラムと、この回転ヘッドド
ラムの外周面上に、所定の角度にわたって磁気テープを
斜めに巻装するために、回転ヘッドドラムの磁気テープ
供給側および巻取側にそれぞれ設けられた供給側テープ
ガイド群および巻取側テープガイド群とを備える。供給
側テープガイド群に含まれる供給側ガイドローラおよび
供給側傾斜ガイドは、供給側ポールベースに固定され、
巻取側ガイド群に含まれる巻取側ガイドローラおよび第
1の巻取側傾斜ガイドは、巻取側ポールベースに固定さ
れている。
【0013】供給側および巻取側ポールベースは、ガイ
ドレールによって、テープカセットに収納された状態で
の磁気テープの中心線がなす平面であるカセット基準面
に略平行な方向に移動するようにガイドされている。
【0014】この装置の特徴は、巻取側テープガイド群
に含まれる巻取側傾斜ガイドが、回転ヘッドドラムに巻
装された状態において、磁気テープが回転ヘッドドラム
から離脱する直後に巻付く位置に配され、巻取側テープ
ガイド群には、傾斜走行をする磁気テープをテープカセ
ットに収納可能な状態に戻すための第2の巻取側傾斜ガ
イドが磁気テープの磁気記録面に当接するように設けら
れ、巻取側ガイドローラおよび第2の巻取側傾斜ガイド
が、記録再生時の磁気テープ走行方向に対してこの順
に、第1の巻取側傾斜ガイドの下流に配されるととも
に、リードがその全域にわたって、テープカセットに収
納された状態における磁気テープの下端の位置よりも下
方に位置するように構成されている点である。
【0015】本発明の請求項2に記載の磁気記録再生装
は、上記請求項1と同様の回転ヘッドドラム、供給側
テープガイド群および巻取側テープガイド群の構成を有
する装置において、リードの位置が、その全域にわたっ
て、磁気テープがカセットに収納された状態での磁気テ
ープの下端位置から、磁気テープのローディングおよび
アンローディング時におけるテープテンションによる第
1および第2のポールベースの浮き上がり量分だけ高い
位置よりも低くなるように構成することにより、磁気
ープのローディングおよびアンローディング時において
リードの高さが磁気テープの下端よりも低くすることを
実現している。
【0016】本発明の請求項3に記載の磁気記録再生装
置は、磁気テープに記録再生を行なう磁気ヘッドを取付
けた回転部と、走行する磁気テープの下端をガイドする
リードを設けた固定部とを有する回転ヘッドドラムと、
回転ヘッドドラムの外周面上に、所定の角度にわたって
磁気テープを斜めに巻装するために、回転ヘッドドラム
の磁気テープ供給側および巻取側にそれぞれ設けられた
供給側テープガイド群および巻取側テープガイド群と、
供給側テープガイド群に含まれる、磁気テープのローデ
ィングおよびアンローディング時に移動するガイド部材
を固定した供給側ポールベースと、巻取側ガイド群に含
まれる、磁気テープのローディングおよびアンローディ
ング時に移動するガイド部材を固定した巻取側ポールベ
ースと、磁気テープのローディングおよびアンローディ
ング時において、入口側および出口側ポールベースを、
テープカセットに収納された状態での磁気テープの中心
線がなす平面であるカセット基準面に略平行な方向に移
動させるように形成されたガイドレールとを備え、リー
ドの位置が、その全域にわたって、磁気テープがカセッ
トに収納された状態での磁気テープの下端位置から、磁
気テープのローディングおよびアンローディング時にお
けるテープテンションによる第1および第2のポールベ
ースの浮き上がり量分だけ高い位置よりも低くなるよう
に構成されている。
【0017】
【作用】請求項1に記載の本発明の磁気記録再生装置に
よれば、第1の巻取側傾斜ガイドを、磁気テープが回転
ヘッドドラムから離脱する直後に巻付く位置に配し、か
つその下流側に巻取側ガイドローラと第2の巻取側傾斜
ガイドとをこの順に配することにより、磁気テープのロ
ーディングおよびアンローディングをカセット基準面に
略平行に行なうことを維持しつつ、回転ヘッドドラムへ
巻装される状態での磁気テープの傾斜角を十分大きくす
ることができる。したがって、リードがその全域にわた
って、テープカセットに収納された状態における磁気テ
ープの下端の位置よりも下方に位置するように構成され
ているとともに、回転ヘッドドラムを従来よりもテープ
ガイド側に大きく傾けてリードの位置を下げることによ
り、磁気テープのローディングおよびアンローディング
時において、リードの高さがその全域にわたって、走行
する磁気テープの下端よりも低くなるように構成させる
ことができる。したがって、磁気テープのローディング
およびアンローディング時において、磁気テープの下端
とリードのエッジとが接触することがない。
【0018】磁気テープのローディングおよびアンロー
ディング時において、磁気テープの張力によって第1お
よび第2のポールベースが浮き上がる場合には、リード
の高さがその全域にわたって、走行する磁気テープの下
端よりも低くなるようにするためには、たとえば請求項
2に記載の構成のように、リードの高さが、その全域に
わたって、磁気テープがカセットに収納された状態での
磁気テープの下端位置から、磁気テープのローディング
時およびアンローディング時におけるテープテンション
による第1および第2のポールベースの浮き上がり量分
だけ高い位置よりも低くなるように構成すればよい。
【0019】請求項3に記載の本発明の磁気記録再生装
置によれば、第1および第2のポールベースがガイドレ
ールに沿ってカセット基準面と略平行な方向に移動する
平行ローディングを採用し、かつ磁気テープのローディ
ングおよびアンローディング時において磁気テープの下
端が常にリードよりも上方に位置するように構成されて
いる。したがって、磁気テープのローディングおよびア
ンローディング時において、磁気テープがカセット基準
面に対して略平行にテープカセットから引き出され、磁
気テープの下端はリードよりも高い位置に維持されて、
リードのエッジと接触することがない。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面に基
づいて説明する。本発明の一実施例の磁気記録再生装置
のテープ走行系は、図1(a)(b)および図2を参照
して、図2に示すテープカセット1への収納状態にある
磁気テープ2は、テープカセット1内の供給リール1a
から出てテンションローラ12を通り、SIローラ1
4、供給側ガイドローラ16を経て、供給側傾斜ガイド
18によって、回転ヘッドドラム3に巻装可能なように
テープ走行平面が傾けられる。その後磁気テープ2は、
傾斜して配された回転ヘッドドラム3にヘリカルに巻付
いて走行し、この回転ヘッドドラム3によって磁気信号
が記録/再生される。回転ヘッドドラム3を離脱した磁
気テープ2は、第1の巻取側傾斜ガイド22によって、
一旦テープ走行平面の傾斜角を変えられ、回転ヘッドド
ラム3に巻装されて走行する傾斜角度と、テープカセッ
ト1に収納可能な角度との中間の傾斜角になる。次に巻
取側ガイドローラ24を通過した後、第2の巻取側傾斜
ガイド26によって、テープ走行平面が、テープカセッ
ト1内に収納可能な角度に戻され、その後キャプスタン
4とピンチローラ5とに挟まれて、一定速度で走行し、
さらにローラ28を通過して巻取リール1bに巻取られ
る。
【0021】本実施例における回転ヘッドドラム3の傾
斜角度は、上記従来のMローディング方式の場合と対比
すると、図8(a)に示した矢印A方向の傾斜角度は上
記従来のMローディング方式とほぼ同じ傾斜角に設定さ
れ、さらに、テープカセットの方向すなわち図1(a)
において下方向に13°傾斜しており、その結果矢印D
で示す方向に18°の傾斜角を有している。回転ヘッド
ドラム3がこのような傾斜角を有する場合には、回転ヘ
ッドドラム3の巻取側における傾斜ガイドが、第1の巻
取側傾斜ガイド22の1本のみでは、回転ヘッドドラム
3への巻装走行状態の傾斜角度からテープカセットへ収
納可能なテープ走行平面状態に戻すことはできない。す
なわち、1本の巻取側傾斜ガイドのみによって一度にテ
ープ走行平面の傾斜角を大きく変更しようとすると、傾
斜ガイドの傾きをより大きくする必要が生じ、その結果
として、磁気テープの傾斜ガイドへの巻付角を確保する
ことができなくなる。
【0022】本実施例のようにリード3aの位置を下げ
るために回転ヘッドドラム3をテープカセット1側に大
きく傾けた場合において、1つの巻取側傾斜ガイド22
のみによってテープ走行面の傾斜角度を変えようとした
場合の問題点は、図6(a)(b)を用いて、図1
(b)と対比して次のように説明される。第1の巻取側
傾斜ガイド22のみによって、回転ヘッドドラム3から
離脱した直後のテープ2のテープ走行面をカセット基準
平面に対して垂直な方向に戻そうとした場合には、図6
(a)に示すように、回転ヘッドドラム3の供給側と巻
取側とにおいて磁気テープ2の高さに段差が生じてしま
う。現実には、図6(a)に示す状態になるように第1
の巻取側傾斜ガイド22を傾けると、磁気テープ2の第
1の巻取側傾斜ガイド22への巻付角が確保できなくな
るため、図6(a)に示すようなテープ走行系にて実現
不可能である。テープ走行系を実現可能な程度に第1の
巻取側傾斜ガイド22の傾斜角を設定した場合には、図
6(b)に示すように、第1の巻取側傾斜ガイド22に
巻付いて通過した磁気テープ2は、カセット基準平面に
対して垂直な面から傾斜したままであり、その走行方向
は上方向の成分を持つことになる。
【0023】したがって、本発明の目的を達成するため
に回転ヘッドドラム3をテープカセット1側に傾けてリ
ード3aを下げようとする場合には、巻取側における傾
斜ガイドを1本のみで済ませることは不可能である。
【0024】そこで本実施例においては、第1の巻取側
傾斜ガイド22の傾斜角を21.6°(磁気テープ2に
対しては16.8°)とし、巻取側ガイドローラ24を
挟んで、さらに第2の巻取側傾斜ガイド26を設けて、
2段階で、回転ヘッドドラム3に巻装されて傾斜走行す
る磁気テープ2を、テープカセット1内の巻取リール1
bに巻取可能な状態のテープ走行平面に戻している。す
なわち、図1(b)に示すように、本実施例のような回
転ヘッドドラム3の傾斜状態においては、走行する磁気
テープ2は、回転ヘッドドラム3から離脱する直後(図
1(b)において矢印Eで示す部分)で、テープカセッ
トに収納された状態の位置よりも低い位置にあり、テー
プ走行ベクトルも下向きの成分を有している。そのた
め、1本の第1の巻取側傾斜ガイド22のみでは、磁気
テープ2の高さをテープカセットへ収納可能な状態に戻
すことができない。そのため、第1の巻取側傾斜ガイド
22によってまずテープ走行方向ベクトルに上方向の成
分を持たせるようにし、さらに第2の巻取側傾斜ガイド
26によって、テープカセットに収納可能な高さまで磁
気テープを戻すようにしている。
【0025】第1の巻取側傾斜ガイド22によって、磁
気テープ2はテープカセットに収納可能な状態には戻さ
れておらず、カセット基準平面に垂直な面に対して傾斜
している。そのため、巻取側ガイドローラ24の回転軸
もカセット基準平面に対して垂直な方向から傾斜してい
る。しかしながらその傾斜角度は5°以下のわずかな角
度であり、第1の傾斜ガイド22および巻取側ガイドロ
ーラ24を固定した巻取側ポールベース32は、磁気テ
ープ走行状態に位置決めされる直前までは、カセット基
準平面に対して平行にローディングを行なうことができ
る。したがって、Mローディング方式の特徴であるメカ
ニズムの薄形化の容易性を損なうことがない。
【0026】一般に、テープ走行平面がカセット基準平
面に垂直な方向から傾斜した磁気テープを、カセット基
準平面に垂直な方向に戻すためには、クロスラインと呼
ばれる直線にほぼ接するように、傾斜ガイドを配置する
必要がある。この「クロスライン」とは、カセット基準
平面と走行する磁気テープの磁気記録面を含む平面(テ
ープ走行平面)との交線をいう。本実施例のテープ走行
系では、回転ヘッドドラム3のリード3aの位置を低く
するために、回転ヘッドドラム3の回転軸の傾斜方向を
図1(a)に示す矢印D方向すなわち従来のMローディ
ング方式におけるA方向よりもテープカセット方向に大
きく傾斜させている。そのため、回転ヘッドドラム3の
供給側では、磁気テープ2が回転ヘッドドラム3に巻付
く直前において、供給側クロスライン110に鏡面反射
するような角度で、供給側傾斜ガイド18によってテー
プ走行平面が変えられている。それに対して回転ヘッド
ドラム3の巻取側では、回転ヘッドドラム3から離脱し
て傾斜走行する磁気テープ2は、巻取側クロスライン2
20と交わることができない。すなわち、第1の巻取側
傾斜ガイド22のみによって、直接、磁気テープ2のテ
ープ走行面をテープカセットに収納可能な状態に戻すこ
とはできない。しかしながら、適切な角度で第1の巻取
側傾斜ガイド22を配置することによって、クロスライ
ン220は、参照番号225で示す位置に来るように変
換することができ、これによって、巻取側ガイドローラ
24を通過させて、傾斜した磁気テープ2のテープ走行
面を、テープカセットに収納可能な状態に戻すことがで
きる。
【0027】本実施例のテープ走行系の構成により、回
転ヘッドドラム3の回転軸の傾斜方向を、上記従来のM
ローディング方式の場合に比べてテープカセット側に大
きく傾けることができ、その結果リード3aの位置を大
幅に低くすることができる。
【0028】本実施例のテープ走行系の各要素の具体的
仕様を、図7および表1に示す。図7における参照符号
aないしlは、表1における各要素の記号aないしlに
対応している。
【0029】
【表1】
【0030】本実施例のテープ走行系においては、テー
プカセット1に収納状態における磁気テープ2の下端の
位置(図3において矢印Bで指し示す線)、磁気テープ
2の下端がそのローディングおよびアンローディング時
において移動する領域(図3の斜線部)、およびリード
3aの位置関係は、図3に示されるようになっている。
すなわち、磁気テープ2のローディングおよびアンロー
ディング時において、磁気テープ2の下端はリード3a
と交差することがない。したがって磁気テープ2の下端
がリード3aのエッジと接触することがなく、第1の巻
取側傾斜ガイド22および巻取側ガイドローラ24がカ
セット基準平面とほぼ平行な方向に磁気テープ2をロー
ディングおよびアンローディングしても、巻取側ガイド
ローラ24の上フランジと回転ヘッドドラム3のリード
3aとの間に磁気テープ2を挟み込んで磁気テープ2の
下端を傷付けるという現象が防止される。
【0031】本実施例においては、図3に示すように、
リード3aが、テープカセットに収納状態における磁気
テープ2の下端がなす平面よりも、全域にわたって下方
に位置する場合について述べたが、リード3aの位置
が、必ずしもこのような関係にある場合のみに本願発明
の目的が達成されるものではない。すなわち、磁気テー
プ2のローディングおよびアンローディング時におい
て、磁気テープ2が回転ヘッドドラム3の外周面に巻装
され摺動接触する間において、磁気テープ2の下端が、
リード3aの全域にわたってリード3aよりも上方に位
置するようにテープ走行系を構成すればよい。たとえ
ば、磁気テープ2のローディングおよびアンローディン
グ時においては、磁気テープ2のテープテンションによ
り、図5に示すように供給側および巻取側のポールベー
ス31,32が、そのガタのために0.1ないし0.3
mm程度浮き上がる。したがって、磁気テープ2がテー
プカセット1からカセット基準平面にほぼ平行にローデ
ィングおよびアンローディングされる場合に、テープカ
セット1に収納状態における磁気テープ2の下端の位置
から、テープテンションによるポールベースの浮き上が
り分だけ高い位置よりも、リード3aがその全域にわた
って下方に位置しさえすれば、磁気テープ2のローディ
ングおよびアンローディング時における磁気テープ2と
リード3aとの交差が防止され、本願発明の目的を達成
することができる。
【0032】本実施例の変形例として、回転ヘッドドラ
ム3のテープカセット1側への傾斜角度をさらに大きく
することによって、回転ヘッドドラム3の取付面を低く
することができるため、回転ヘッドドラム全体の高さを
テープカセット1の高さよりも低くすることができる。
したがって、図4に示すように、回転ヘッドドラム3を
テープカセット1のカセットマウス1c(図4に示す斜
線部)内に潜り込ませた状態にテープカセット1を装着
して、磁気テープのローディングおよびアンローディン
グを行なわせることが可能となり、メカニズムの奥行き
寸法をさらに小さくすることができる。
【0033】なお、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再
生装置において、巻取側ガイド分の中に2個の傾斜ガイ
ドを含む先行技術が、特開平5−36169号公報に開
示されている。同公報に開示された磁気記録再生装置に
おいては、図11(a)を参照して、テープカセットか
ら出た磁気テープ2は、供給側傾斜ガイド118、第1
の供給側ガイドローラおよび第2の供給側ガイドローラ
などに巻き付いて走行し、回転ヘッドドラム103にヘ
リカルに巻装される。回転ヘッドドラム103から離脱
した磁気テープ2は、まず第1の巻取側ガイドローラ1
24に巻き付き、さらに第1の巻取側傾斜ガイド12
2、巻取側引出ガイドローラ127を通り、キャプスタ
ン104とピンチローラ105に挟まれて一定速度で走
行しながら、テープカセットに収納される。
【0034】上記構成を有する磁気記録再生装置は、テ
ープ巻取側において2個の傾斜ガイドを有してはいる
が、これらはあくまでガイド類への磁気テープの巻き付
け角を小さくすることによってテープテンションの増加
を抑える目的で設けられたものであり、本願発明のよう
に、リードと磁気テープとの接触を回避するこを目的と
するものではない。
【0035】また、同公報に開示された磁気記録再生装
置においては、本願発明とは異なる上記目的を達成する
ため、回転ヘッドドラム103に磁気テープ2が巻き付
く直前の位置に第2の供給側ガイドローラ117が配さ
れ、回転ヘッドドラム103から離脱する直後の位置に
第1の巻取側ガイドローラ124が配されている。この
ようなガイドローラの配置によってテープ走行系を実現
する場合、図11(b)からわかるように、第2の供給
側ガイドローラ117と第1の巻取側ガイドローラ12
4との位置に大きな落差を生じ、本願発明が適用される
平行ローディングには程遠いものとなる。
【0036】したがって、上記公報に開示された磁気記
録再生装置のテープガイド群の構成を従来のMローディ
ング方式の磁気記録再生装置に単純に組合わせて、本願
発明の目的を達成することは、いわゆる当業者といえど
も容易に想到し得るものではないことは明らかである。
【0037】また、本願発明は、以上に述べた実施例の
構成に限られるものではなく、上述した本願発明の技術
的思想を逸脱しない限り、種々の実施態様が適用し得る
ことはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に記載の本
発明の磁気記録再生装置によれば、巻取側テープガイド
群の第1の巻取側傾斜ガイドを磁気テープが離脱する直
後に巻付く位置に配置し、巻取側ガイドローラおよび第
2の巻取側傾斜ガイドをこの順に下流方向に配置する
ともに、リードがその全域にわたって、テープカセット
に収納された状態における磁気テープの下端の位置より
も下方に位置するように構成されていることにより、平
行ローディングを維持し、かつ、回転ヘッドドラムをテ
ープカセット側に大きく傾けてリードの位置をその全域
において走行する磁気テープの下端よりも低くなるよう
に構成することができる。その結果、磁気テープのロー
ディングおよびアンローディング時において磁気テープ
の下端がリードのエッジと接触することがなくなり、磁
気テープの損傷の発生が防止され、磁気テープの寿命の
長期化を図ることができる。この発明により達成される
効果は、近年の磁気テープの薄手化の傾向を考慮する
と、極めて有効なものということができる。
【0039】磁気テープのローディングおよびアンロー
ディング時のテープテンションによってポールベースが
浮き上がる場合には、その浮き上がり量分だけ磁気テー
プの下端も上昇するため、請求項2に記載のように、
ードの位置がその全域にわたって、テープカセットに収
納状態における磁気テープの下端の位置よりもその浮き
上がり量分だけ高い位置よりも下方に位置するように構
することにより、上述の本発明の目的を達成すること
ができる。このように磁気テープのテープテンションと
ポールベースの取付ガタに起因する浮き上がり量をも考
慮することによって、リードの高さを下げることを必要
最小限に留めることができる。
【0040】本発明の請求項3に記載の磁気記録再生装
置によれば、第1および第2のポールベースをカセット
基準面と略平行なガイドレールに沿って移動させ、か
つ、テープカセットに収納状態における磁気テープの下
端よりも、テープテンションによる第1および第2のポ
ールベースの浮き上がり量分だけ高い位置よりも、リー
ドがその全域にわたって低い位置にあるように構成する
ことにより、平行ローディングを維持し、かつ、磁気テ
ープのローディングおよびアンローディング時において
磁気テープの下端とリードとの接触を回避することがで
きる。その結果、リードのエッジによる磁気テープの損
傷が防止され、磁気テープの寿命の長期化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例における磁気記録再
生装置のテープ走行系の平面図、(b)は同装置のテー
プ走行系の回転ヘッドドラム3の近傍を拡大して示す正
面図である。
【図2】図1に示した本実施例の磁気記録再生装置のテ
ープ走行系の、磁気テープがテープカセット内に収納さ
れた状態、すなわちアンローディングが完了した状態を
示す平面図である。
【図3】図1に示した本発明の実施例のテープ走行系に
おける、磁気テープの下端のローディング時およびアン
ローディング時の移動領域とリードとの位置関係を示す
説明図である。
【図4】本発明の実施例の一変形例として、回転ヘッド
ドラムがテープカセットのカセットマウス内に潜り込む
ようにテープカセットを装着する場合の構成を示す平面
図である。
【図5】磁気テープのローディングおよびアンローディ
ング時におけるテープテンションとポールベースの取付
ガタに起因するポールベースの浮き上がりの様子を示す
説明図である。
【図6】(a)は、本発明の実施例のように回転ヘッド
ドラムをテープカセット側に傾けた場合において、1つ
の供給側傾斜ガイドによって磁気テープの傾斜を元に戻
そうとした場合の状態を示す説明図、(b)は、1つの
巻取側傾斜ガイドを実現可能な範囲内で最大限傾斜させ
た場合の状態を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施例における走行系の各部材の具
体的仕様を示す表1における各数値の意味を説明するた
めの平面図である。
【図8】(a)は、従来のいわゆるMローディング方式
の磁気記録再生装置のテープ走行系を模式的に示す平面
図、(b)は、その回転ヘッドドラム近傍のみを示す正
面図である。
【図9】(a)は、特開昭57−191865号公報な
どに開示された、回転ヘッドドラムを従来のMローディ
ング方式に比べてさらにテープカセット側に傾けたテー
プ走行系の従来例を示す平面図、(b)はその回転ヘッ
ドドラム近傍を拡大して示す正面図である。
【図10】(a)は、従来のMローディング方式のテー
プ走行系の、ローディングおよびアンローディング時に
おける磁気テープの下端の移動領域とリードとの位置関
係を示す説明図、(b)は、図9に示した従来例につい
ての、(a)と同様の位置関係を示す説明図である。
【図11】(a)は、特開平5−36169号公報に示
された従来の磁気記録再生装置のテープ走行系を示す平
面図、(b)はその回転ヘッドドラム近傍を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 テープカセット 1a 供給リール 1b 巻取リール 2 磁気テープ 3 回転ヘッドドラム 4 キャプスタン 5 ピンチローラ 16 供給側ガイドローラ 18 供給側傾斜ガイド 22 第1の巻取側傾斜ガイド 24 巻取側ガイドローラ 26 第2の巻取側傾斜ガイド 31 供給側ポールベース 32 巻取側ポールベース 33 供給側ガイドレール 34 巻取側ガイドレール
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−74344(JP,A) 特開 昭60−171667(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 15/665

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに記録再生を行なう磁気ヘッ
    ドを取付けた回転部と、走行する磁気テープの下端をガ
    イドするリードを設けた固定部とを有する回転ヘッドド
    ラムと、 前記回転ヘッドドラムの外周面上に、所定の角度にわた
    って磁気テープを斜めに巻装するために、前記回転ヘッ
    ドドラムの磁気テープ供給側および巻取側にそれぞれ設
    けられた供給側テープガイド群および巻取側テープガイ
    ド群と、 前記供給側テープガイド群に含まれる、磁気テープの走
    行方向を変換し走行高さを維持するための供給側ガイド
    ローラ、およびテープカセットから出た磁気テープを前
    記回転ヘッドドラムに巻装可能なように磁気テープを傾
    斜させる供給側傾斜ガイドを固定した供給側ポールベー
    スと、 前記巻取側ガイド群に含まれる、磁気テープの走行方向
    を変換し走行高さを維持するための巻取側ガイドローラ
    と、傾斜走行する磁気テープの傾斜角を変えるための第
    1の巻取側傾斜ガイドとを固定して巻取側ポールベース
    と、 テープローディング時およびテープアンローディング時
    において、前記第1および第2のポールベースを、テー
    プカセットに収納された状態での磁気テープの中心線が
    なす平面であるカセット基準面に略平行な方向に移動さ
    せるように形成されたガイドレールとを備え、 前記第1の巻取側傾斜ガイドは、磁気テープが前記回転
    ヘッドドラムに巻装された状態において、磁気テープが
    前記回転ヘッドドラムから離脱する直後に磁気テープが
    巻き付く位置に配され、 前記巻取側テープガイド群には、傾斜走行する磁気テー
    プをテープカセットに収納可能な状態に戻すための第2
    の巻取側傾斜ガイドが磁気テープの磁気記録面に当接す
    るように設けられ、 前記巻取側ガイドローラおよび前記第2の巻取側傾斜ガ
    イドは、記録再生時の磁気テープ走行方向に対してこの
    順に、前記第1の巻取側傾斜ガイドの下流に配され、前記リードがその全域にわたって、テープカセットに収
    納された状態における 磁気テープの下端の位置よりも下
    方に位置する 、磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 磁気テープに記録再生を行なう磁気ヘッ
    ドを取付けた回転部と、走行する磁気テープの下端をガ
    イドするリードを設けた固定部とを有する回転ヘッドド
    ラムと、 前記回転ヘッドドラムの外周面上に、所定の角度にわた
    って磁気テープを斜めに巻装するために、前記回転ヘッ
    ドドラムの磁気テープ供給側および巻取側にそれぞれ設
    けられた供給側テープガイド群および巻取側テープガイ
    ド群と、 前記供給側テープガイド群に含まれる、磁気テープの走
    行方向を変換し走行高さを維持するための供給側ガイド
    ローラ、およびテープカセットから出た磁気テープを前
    記回転ヘッドドラムに巻装可能なように磁気テープを傾
    斜させる供給側傾斜ガイドを固定した供給側ポールベー
    スと、 前記巻取側ガイド群に含まれる、磁気テープの走行方向
    を変換し走行高さを維持するための巻取側ガイドローラ
    と、傾斜走行する磁気テープの傾斜角を変えるための第
    1の巻取側傾斜ガイドとを固定して巻取側ポールベース
    と、 テープローディング時およびテープアンローディング時
    において、前記第1および第2のポールベースを、テー
    プカセットに収納された状態での磁気テープの中心線が
    なす平面であるカセット基準面に略平行な方向に移動さ
    せるように形成されたガイドレールとを備え、 前記第1の巻取側傾斜ガイドは、磁気テープが前記回転
    ヘッドドラムに巻装された状態において、磁気テープが
    前記回転ヘッドドラムから離脱する直後に磁気テープが
    巻き付く位置に配され、 前記巻取側テープガイド群には、傾斜走行する磁気テー
    プをテープカセットに収納可能な状態に戻すための第2
    の巻取側傾斜ガイドが磁気テープの磁気記録面に当接す
    るように設けられ、 前記巻取側ガイドローラおよび前記第2の巻取側傾斜ガ
    イドは、記録再生時の磁気テープ走行方向に対してこの
    順に、前記第1の巻取側傾斜ガイドの下流に配され、 回転ヘッドドラムの中心軸をテープカセット方向に傾斜
    させることにより、磁 気テープのローディングおよびア
    ンローディング時において、前記リードの位置が、その
    全域にわたって、走行する磁気テープの下端位置よりも
    低くなるように構成され、さらに、 前記リードの位置が、その全域にわたって、磁気テープ
    がテープカセットに収納された状態での磁気テープの下
    端位置から、磁気テープのローディングおよびアンロー
    ディング時におけるテープテンションによる前記第1お
    よび第2のポールベースの浮き上がり量分だけ高い位置
    よりも低くなるように構成された、磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 磁気テープに記録再生を行なう磁気ヘッ
    ドを取付けた回転部と、走行する磁気テープの下端をガ
    イドするリードを設けた固定部とを有する回転ヘッドド
    ラムと、 前記回転ヘッドドラムの外周面上に、所定の角度にわた
    って磁気テープを斜めに巻装するために、前記回転ヘッ
    ドドラムの磁気テープ供給側および巻取側にそれぞれ設
    けられた供給側テープガイド群および巻取側テープガイ
    ド群と、 前記供給側テープガイド群に含まれる、磁気テープのロ
    ーディングおよびアンローディング時に移動するガイド
    部材を固定した供給側ポールベースと、 前記巻取側ガイド群に含まれる、磁気テープのローディ
    ングおよびアンローディング時に移動するガイド部材を
    固定した巻取側ポールベースと、 磁気テープのローディングおよびアンローディング時に
    おいて、前記入口側および出口側ポールベースを、テー
    プカセットに収納された状態での磁気テープの中心線が
    なす平面であるカセット基準面に略平行な方向に移動さ
    せるように形成されたガイドレールと、 を備え、 前記リードの位置が、その全域にわたって、磁気テープ
    がカセットに収納された状態での磁気テープの下端位置
    から、磁気テープのローディング時およびアンローディ
    ング時におけるテープテンションによる前記第1および
    第2のポールベースの浮き上がり量分だけ高い位置より
    も低くなるように構成された、磁気記録再生装置。
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