JPH087902B2 - テープテンション制御機構 - Google Patents

テープテンション制御機構

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JPH087902B2
JPH087902B2 JP60252874A JP25287485A JPH087902B2 JP H087902 B2 JPH087902 B2 JP H087902B2 JP 60252874 A JP60252874 A JP 60252874A JP 25287485 A JP25287485 A JP 25287485A JP H087902 B2 JPH087902 B2 JP H087902B2
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tape
tension
arm
winding
control mechanism
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秀和 武田
究一郎 長井
憲治 荻路
三司 阿万
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/665Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
    • G11B15/6653Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum
    • GPHYSICS
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    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/43Control or regulation of mechanical tension of record carrier, e.g. tape tension

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、テープテンション制御機構に係り、特に、
例えば磁気記録再生装置等の、テープテンション制御性
の向上と、テープをテープ案内体を介して回転ヘッド装
置にローディングするときのテープ損傷防止とに好適な
テープテンション制御機構に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、VTRなど磁気記録再生装置の需要の増加にとも
ない、諸性能の向上および機能面での拡大が要請され、
特にVTRの場合、磁気ヘッドの最適なヘッドタッチを確
保するために、テープテンションの制御およびその制御
性の向上が大きな課題となっている。
従来、カセットに巻回された磁気テープを、テープ案
内体を介して回転シリンダにローディングするときのテ
ープテンションを制御するために、先端部にテープテン
ション検知ピンを具備し、テンションアーム中心を支軸
として、磁気テープに加わるテープテンションの変動に
応じて変位するテンション検知アームを備えたものがあ
る。
このテンション検知アームのテープテンション検知ピ
ンは、磁気テープの磁性面側に当接するものであるが、
ローティング作用の過程で十分に磁気テープを巻き付け
ることができず、換言すれば、磁気テープがテープテン
ション検知ピンに対し十分な巻き付け角度を保持できな
いため、テープテンションの変化を敏感に読み取れず、
十分なテープテンション制御性、つまり、リールのテー
プ巻き始めから終りにかけてのテンション増加(テンシ
ョンドリフト)に対する抑制効果が十分に得られないこ
とについて配慮されていなかった。
この種従来技術としては、例えば、特開昭57-86161号
公報記載のものが知られている。
また、前記テープテンション検知ピンの近傍、例えば
テープ走行方向カセット寄りに、テープ走行位置規制ポ
ストが設けられていないと、例えば、回転シリンダ入側
のテープ上昇ローディングの場合、あるいは、テープテ
ンションが変化し、テープテンション検知ピンが左右に
移動する場合に、カセットのテープ引き出し口におい
て、カセット壁と磁気テープが接触し、磁気テープを損
傷する可能性があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前述の従来技術の問題点を解決するために
なされたもので、テープの保護を含みテープテンション
の制御性を向上させるテープテンション制御機構を提供
することを、その目的とするものである。
また、特にカセットを用い立体的なテープローディン
グを行う機構のものでは、カセットのテープ引き出し口
におけるテープの損傷を防止しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るテープテンション制御機構の構成は、記
録媒体としてのテープのテンションを制御するために、
移動可能に支持されたアーム上に検知部を備え、該検知
部がリールから引き出されたテープに当接して、このテ
ープに加わるテープテンションの変動に応じて変位する
ようにしたテンション検知アームと、前記テンション検
知アームの変位に応じてリール台への制動力を加減する
リール台回転制動手段とを備えたテープテンション制御
機構において、移動可能に支持されたアーム上にテープ
案内手段を備え、該テープ案内手段がテープに当接した
状態で、かつ前記検知部の隣接位置で位置決めされるこ
とによって、前記検知部へのテープ巻きつけ角度を増加
させるように構成したテープ巻き付けアームを設けたも
のである。
より詳しくは、前記テープ案内手段は、テープが回転
ヘッド装置にローディングされる駆動力で移動されるも
ので、ローディング動作における、前記テープが幅方向
に高さ位置を変化する前にテープ引き出し動作を開始す
るように構成したものである。
なお、本発明を開発した考え方を付記すると、次のと
おりである。
本発明における、例えば磁気記録再生装置等のテープ
テンション制御装置の構成は、テンション検知アームの
一端に設けたテープテンション検知部に、所定角度範囲
広角度に磁気テープを巻き付けさせる、テープ巻き付け
アームを設けるようにしたものである。
〔作用〕
ここで、テープテンション検知部へのテープの巻き付
け角度の増大によるテンション制御性の向上効果は、テ
ンション検知アームと、カセットの供給側リールのリー
ル台とに作用する力のつりあい静的解析から理論的に解
明することができる。
例えば、後述する第1図ないし第3図に示す実施例に
おける、供給側リールのリール台とテンション検知アー
ムに作用する力のつり合いから、テープテンション検知
部すなわちテープテンション検知ピンでのテープテンシ
ョンTと他のパラメータとの関係は(1)式で表わされ
る。
ここで、各パラメータは以下のとおりとし、( )内
の説明は第1図の符号により、特に、x方向,y方向,
α,βについては、第3図に示すとおりである。
T :テープテンション l1:テープテンション検知部回転腕長さ(支軸6,テープ
テンション検知ピン7間y方向寸法) l2:テンション付加バンド取付回転腕長さ(支軸6,支持
ピン11間寸法) l3:テンション検知アームの付勢ばね取付け腕長さ l4:テンション検知アームの回転中心からテープテンシ
ョン検知部までの腕長さ(支軸6,テープテンション検知
ピン7間x方向寸法) R :テープ巻き径 R1:リール台のテンション付加バンド摺動部外径 μ1:フエルトとリール台の動摩擦係数 θ :テンション付加バンドのリール台への巻き付け角度 F0:テンション検知アーム付勢ばねの初張力 α :テープテンション検知ピンへの入射テープと出射テ
ープとが成す角(RAD) β :テープテンション検知ピンへの入射テープとy軸と
が成す角(RAD) (1)式において、テープ巻き径Rは時間とともにR
→R0と減少するため、Tは時間とともに増加することに
なる。つまり、磁気テープの巻き終りにおいてテープテ
ンションTが増加してしまうことになり、VTRの諸性
能、特に磁気ヘッドのヘッドタッチに悪影響を及ぼす。
このテープテンションのドリフトを抑え、テンション
制御性を向上させるには、(1)式の分母ができるだけ
大きければよいことになる。そこで、各パラメータの仕
様は以下のようになる。
θ→大、l1/l2→大、 l4/l2→小、|α−β|→小、つまり、テープテンショ
ン検知部(テープテンション検知ピン7)へのテープ巻
き付け角度、リール台のテンションバンド付加部外径、
テンションバンド巻き付け角度、アーム比をそれぞれ大
きく設定することが必要である。
また、上記パラメータの変化によるテンションドリフ
ト値の変化のシミュレーションを行なった結果、スペー
ス的な制約を受けにくいテープテンション検知部への磁
気テープ巻き付け角度の増加が特に有効であることを確
認した。
さらに、本発明におけるテープ巻き付けアームの引き
出しを、ローディング中の他のテープ案内体がテープの
幅方向に高さを変化する以前に開始させることで、カセ
ットを使用する場合、カセットのテープ引き出し口での
テープ損傷が防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第6図を参照
して説明する。
まず、第1図は、本発明の一実施例に係る磁気記録再
生装置のテープテンション制御装置のアンローディング
状態を示す平面図であり、この第1図により装置の構成
を説明する。
第1図において、1はメインシャーシ、2は、リール
台3に載置固定され、このリール台3と一体になって回
転する供給側リール、4は、この供給側リール2から引
き出された磁気テープで一点鎖線で示している。
5はテンション検知アームで、一端がメインシャーシ
1に設けられた支軸6に回動可能に支持され、他端に設
けた検知部に係るテープテンション検知ピン7が、磁気
テープ4の磁性面側に当接するようになっている。この
テンション検知アーム5は、一端を前記メインシャーシ
1に固定されたばねホルダ8に係止された付勢ばね9に
よって付勢力が与えられ、磁気テープ4に加わるテープ
テンションの変動に応じて変位するようになっている。
10はテンション付加バンドで、このテンション付加バ
ンド10の一端は前記テンション検知アーム5に設けられ
た支持ピン11に連結され、他端はメインシャーシ1に固
定されたバンドホルダ12に係止され、途中のバンド部が
リール台3にU字状に巻装されてリール台回転制動手段
を構成しているものであり、このテンション付加バンド
10は、前記テンション検知アーム5の変位に応じてリー
ル台3への締付け力を調整することができるようになっ
ている。
13は、このテンション付加バンド10の、リール台3と
の接触面に貼付された硬質羊毛などのフエルト材であ
る。
14はテープ巻き付けアームで、このテープ巻き付けア
ーム14は、その一端が前記メインシャーシ1に設けられ
た支軸15に回動可能に支持され、他端に設けたテープ案
内手段に係るテープ巻き付けピン16が、前記テープテン
ション検知ピン7よりも前記供給側リール2寄りの位置
で、磁気テープ4のベース面側に当接するようになって
いる。
また、このテープ巻き付けアーム14は、付勢ばね17に
より、磁気テープ4方向に付勢されている。
18は、このテープ巻き付けアーム14が所定角度ローデ
ィングされたのちの位置決め用のストッパであり、この
ストッパ18はメインシャーシ1に固定されている。
19は巻き付け制御アームで、この巻き付け制御アーム
19は、メインシャーシ1に設けられた支軸20に回動可能
に支持され、そのアームの一端で、前記テープ巻き付け
アーム14をアンローディング時にカセット開口部21(破
線)内の所定の位置に位置決めする制御部材を構成して
いる。また、そのアームの他端は、メインシャーシ1に
設けられた支軸22に回転可能に支持された、巻き付け制
御アーム駆動用のカムギヤ23のカム溝24に係合されるも
のである。したがって、カムギヤ23の回転にともない、
巻き付け制御アーム19が回動可能となっている。
25は、この巻き付け制御アーム19の一端に植立された
制御ピンであり、付勢ばね17を介してテープ巻き付けア
ーム14の一端と連結しており、巻き付け制御アーム19の
回動によってテープ巻き付けアーム14を連動せしめるよ
うに構成されている。
26は、メインシャーシ1に設けられた支軸27に回転可
能に支持された駆動伝達ギヤ、28は、駆動源となるロー
ディングリングである。
このローディングリング28の回転に同期して、カムギ
ヤ23が回転し、テープ巻き付けアーム14が所定位置にロ
ーディングされるような構成になっている。
29は、メインシャーシ1に植立された固定ガイドであ
る。
30は、ローディングリング28を駆動するための駆動ギ
ヤであり、ローディングモータ(図示せず)により、適
当な減速系を介して駆動される。
32は、回転ヘッド装置を構成する回転シリンダであ
る。
次に、回転ヘッド装置のローディング機構の構成につ
いて説明する。
31は、回転シリンダ32の入側にある第1ガイドローラ
ベース、33は、この第1ガイドローラベース31に植立さ
れた第1ガイドローラ、34は第1傾斜ピン、35は位置決
めピン、36は、ローディングリング28と第1ガイドロー
ラベース31とを連結する板ばねであり、この板ばね36
は、ローディングリング28上にばね(図示せず)を介し
て円周方向に移動可能な連結部37と、第1ガイドローラ
ベース31に設けられた連結部38とを連結しており、これ
らにより、第1のテープ案内体を構成している。
また、39は、回転シリンダ32の出側にある第2ガイド
ローラベース、40は、この第2ガイドローラベース39に
植立された第2ガイドローラ、41は位置決めピン、43
は、ローディングリング28の回転と同期して、適当な駆
動機構(図示せず)を介し、第2ガイドローラベース39
を移動せしめる連結アームで、42はその連結部を示し、
これらにより第2のテープ案内体を構成している。
さらに、44は、回転シリンダ32の入側へ磁気テープ4
を引き出すための第3ガイドローラベース、45は、この
第3ガイドローラベース44に植立された第3ガイドロー
ラ、46は第3傾斜ピン、47は、ローディングリング28と
第3ガイドローラベース44とを連結する板ばねであり、
その連結部48は、ローディングリング28と圧縮ばね(図
示せず)で連結され、一方、49は、第3ガイドローラベ
ース44と板ばね47との連結部であり、これらにより、第
3のテープ案内体を構成している。
一方、50は、回転シリンダ32を固定保持するシリンダ
ベースであり、このシリンダベース50は、第1ガイドロ
ーラベース31に対する位置決め部51、第2ガイドローラ
ベース39に対する位置決め部52を具備しており、かつ、
このシリンダベース50は、前記ローディングリング28の
回転ガイドを兼ねるものである。
53は、第3ガイドローラベース44に対する位置決め部
材、54は、第3ガイドローラ45の頭部を固定する固定部
材、55は、前記位置決め部材53に植立された支軸56に回
動可能に支持されたインピーダンスローラアーム、57
は、そのインピーダンスローラアーム55に植立された支
軸58に回転可能に支持されたインピーダンスローラ、59
は、テープ全幅消去ヘッドであり、位置決め部材53に固
定されている。
次に、このように構成された磁気記録再生装置のテー
プテンション制御機構の作用について、第1図のほか、
第2図および第3図を参照して説明する。
ここに第2図は、第1図の装置におけるテープ巻き付
けアームのローディングが終了した状態を示す平面図、
第3図は、回転シリンダへの磁気テープのローディング
が終了した状態を示す平面図であり、図中の各部の符号
は、第1図の符号に合わせている。
なお、テープ巻き付けアーム14のローディングとは当
該テープ巻き付けアーム14のテープ巻き付けピン16が磁
気テープ4を引き出して第2図に示す位置まで作動する
ことをいう。
また、ここで単にローディングとは、磁気テープ4
が、複数のテープ案内体を介して回転シリンダ32に装架
されることをいう。
まず、第1図は、アンローディングストップ状態を示
す平面図である。
テープ巻き付けアーム14、および複数のテープ案内体
を構成する第1,第2,第3ガイドローラベース31,39,44
は、第1図に示すように、カセット開口部21に収納され
ている。このとき、巻き付け制御アーム19は、カムギヤ
23の最外径カム溝と係合している。また、巻き付け制御
アーム19の他端は、付勢ばね17の付勢力により、テープ
巻き付けアーム14の一端と接触している。
次に、磁気記録再生装置をONにし、カセットを挿入す
ると、ローディングリング28は、矢印a方向に回転し、
第1,2,3ガイドローラベース31,39,44がそれぞれ矢印b,
c,d方向へ移動を開始し、磁気テープ4が引き出され
る。
第2図は、テープ巻き付けアーム14のローディング終
了時点での機構状態を示す。
ローディングリング28のa方向への回転により、駆動
伝達ギヤ26を介してカムギヤ23は矢印e方向へ回転し、
巻き付け制御アーム19を矢印f方向へ回動させ、付勢ば
ね17の付勢力によりテープ巻き付けアーム14を矢印g方
向へ回動させ、磁気テープ4を引き出す。
さらに、テープ巻き付けアーム14の一端がストッパ18
に当接し位置決めされたのちも、巻き付け制御アーム19
は回動を続け、巻き付け制御アーム19のカム溝係合部が
カムギヤ23におけるカム溝24の最小径カム溝に到達した
時点で、巻き付け制御アーム19の回動がストップする。
このとき、巻き付け制御アーム19の過剰回動により、付
勢ばね17によってテープ巻き付けアーム14に、回動方向
gに付勢力が加わり、テープ巻き付けアーム14が固定さ
れる。
このとき、第1,2,3ガイドローラベース31,39,44は、
ガイドプレート(図示せず)のガイド溝に沿って第2図
に示す位置まで移動する。このとき、第1ガイドローラ
ベース31は、第1図で示す分岐点A点まで移動してい
る。
この時点において、各ローディング部材の磁気テープ
幅方向の高さ移動はなく、テープ巻き付けアーム14によ
り、磁気テープ4が、回転シリンダ32寄りで高さ規制さ
れることになる。
次に、第3図は、さらにローディングリング28が回転
し、第1,2,3ガイドローラベース31,39,44が、ガイドプ
レートのガイド溝(図示せず)に沿って移動し、所定の
位置決め部51,52、位置決め部材53によって位置決めさ
れてローディングが完了した状態を示している。
ここで、前記の各ガイドローラベース31,39,44は、所
定の付勢ばね(図示せず)により、必要な圧着力が付与
されている。
また、インピーダンスローラ57は、第1ガイドローラ
ベース31が通過直後、別の駆動手段(図示せず)により
矢印h方向に移動され、所定位置に位置決めされ、一点
鎖線で示す所定のテープパスを形成する。第2図から第
3図に至る間、カムギヤ23のカム溝24の形状は同一半径
のため、テープ巻き付けアーム14には何ら影響を与えな
い。
このようにして、磁気テープ4は、回転シリンダ32に
所定角度(約220度)巻き付き、その状態でデータ信号
の記録再生が行われる。
ここでのテープテンション制御動作は、従来の磁気記
録再生装置と同様であるので、その動作説明は省略す
る。
次に、ローディング動作中のテープ高さの変化およ
び、本実施例の効果について、第4図ないし第6図を参
照して説明する。
ここに、第4図は、テープテンションのドリフトを、
テープ巻き付けアームの有,無で比較した時間−テープ
テンション線図、第5図は、第1図の装置によるローデ
ィングにおける、磁気テープの高さ変化を示す側面図、
第6図は、カムギヤのカム溝形状を示す、角度−カム溝
変形線図である。
さて、本実施例では、テープ巻き付けアーム14を設け
ることにより、テープテンション検知ピン7への磁気テ
ープ4の巻き付け角度が、テープ巻き付けアーム14を設
けないときの37度に対し31度増加して68度となる。これ
による、テープ巻き始めから巻き終りに至るまでのテン
ションドリフト値は、シミュレーションの結果、第4図
に示すように、テープ巻き付けアーム14を設けることに
よって、1.35から1.1へ約20%減少できる。
第5図は、ローディング中の磁気テープ4の高さ位置
の変化と、テープ巻き付けアーム14のローディングタイ
ミングを示す側面図であり、(a)は、アンローディン
グ状態、(b)は、テープ巻き付けアーム14のローディ
ング終了状態、(c)は、磁気テープ4を回転シリンダ
32にローディング完了状態を示している。なお、図中の
各部の符号は、第1図の各符号に合わせている。
第1図に示した本実施例の磁気記録再生装置は、回転
シリンダ32に広角度(220度)に磁気テープ4を巻き付
け、加えて、回転シリンダ32の傾斜角度を小さくし、直
立化を狙って、セットの薄型化を図ろうとしている装置
であるので、回転シリンダ32の入側の第1ガイドローラ
ベース31が、分岐点Aを過ぎた時点でガイドプレート
(図示せず)に沿って上昇を開始し、第5図(a)ない
し(c)に示すように、磁気テープ4のテープ幅分程
度、その高さ位置を変化する。
第1ガイドローラベース31が、第5図(c)に示す状
態まで上昇を開始する以前に、第5図(b)に示す状態
で磁気テープ4が引き出されテープ巻き付けアーム14の
ローディングを終わっているので、第5図(c)に示す
ように、カセット開口部21のB部における、テープ損傷
を防止することができる。第5図(c)において、2点
鎖線で示す磁気テープの位置は、磁気テープがカセット
開口部21の壁に接触する、テープ巻き付けアーム14のな
い従来の状態を示したものであり、これに対し本実施例
によれば、実線で示す磁気テープ4の位置になるので、
テープ損傷の恐れはない。
このようなテープ巻き付けアーム14のローディングタ
イミングは、先にも述べたように、カムギヤ23における
カム溝24の形状を選ぶことによって実現するものであ
り、本実施例では、第6図に示すようなカム溝形状を採
用している。
第6図は、横軸にローディング期間のカム回転角をと
り、縦軸にカム溝中心径をとって、A点通過前にテープ
巻き付けアームがローディングおよび位置決めを終るよ
うにカム溝リフト範囲が定められていることを示してい
る。
本実施例によれば、テープテンション検知部すなわち
テープテンション検知ピン7へのテープ巻き付け角を大
きくとれるように、テープ巻き付けアーム14を新たに設
けたことにより、磁気テープ4の巻き始めから巻き終り
にかけてのテープテンションドリフトを計算値で約20%
低減することができ、テープテンションの制御性の向上
を図ることができる。これにより、磁気記録再生装置の
諸性能、例えば映像ジッタ、ワウフラッタ等の性能向上
を図ることができる。
また、前記テープ巻き付けアーム14のテープ引き出し
および位置決め動作を、ローディング中の磁気テープ4
の高さが変化する以前に終了させ、カセット開口部21よ
りも回転シリンダ32側で磁気テープ4を位置決めするこ
とによって、カセットのテープ引き出し部のエッジ等
で、磁気テープ4が接触して損傷することを防止できる
といった効果がある。
なお、前述の実施例では、回転シリンダ入側の磁気テ
ープがローディング中に上昇する例を説明したが、回転
シリンダ入側の磁気テープが下降する場合にも適用でき
ることはいうまでもない。
また、前述の実施例では、磁気記録再生装置、特にVT
Rの例を説明したが、本発明はこれに限らず、広くテー
プテンション制御機構に汎用的に適用できるものであ
る。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明によれば、テープの保
護を含みテープテンションの制御性を向上させるテープ
テンション制御機構を提供することができる。
特にカセットを用い立体的なテープローディングを行
う機構のものでは、カセットのテープ引き出し口におけ
るテープの損傷を防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係る磁気記録再生装置の
テープテンション再生装置のアンローディング状態を示
す平面図、第2図は、第1図の装置におけるテープ巻き
付けアームのローディングが完了した状態を示す平面
図、第3図は、回転シリンダへの磁気テープのローディ
ングが完了した状態を示す平面図、第4図は、テープテ
ンションのドリフトを、テープ巻き付けアームの有,無
で比較した時間−テープテンション線図、第5図は、第
1図の装置によるローディングにおける、磁気テープの
高さ変化を示す側面図、第6図は、カムギヤのカム溝形
状を示す、角度−カム溝半径線図である。 1……メインシャーシ、2……供給側リール、3……リ
ール台、4……磁気テープ、5……テンション検知アー
ム、6……支軸、7……テープテンション検知ピン、10
……テンション付加バンド、11……支持ピン、12……ハ
ンドホルダ、14……テープ巻き付けアーム、15……支
軸、16……テープ巻き付けピン、17……付勢ばね、18…
…ストッパ、19……巻き付け制御アーム、20……支軸、
21……カセット開口部、22……支軸、23……カムギヤ、
24……カム溝、25……制御ピン、26……駆動伝達ギヤ、
28……ローディングリング、29……固定ガイド、30……
ローディングリング駆動ギヤ、31……第1ガイドローラ
ベース、32……回転シリンダ、33……第1ガイドロー
ラ、39……第2ガイドローラベース、40……第2ガイド
ローラ、44……第3ガイドローラベース、45……第3ガ
イドローラ、51,52……位置決め部、53……位置決め部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荻路 憲治 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 阿万 三司 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所東海工場内 (56)参考文献 実開 昭60−70938(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体としてのテープのテンションを制
    御するために、移動可能に支持されたアーム上に検知部
    を備え、該検知部がリールから引き出されたテープに当
    接して、このテープに加わるテープテンションの変動に
    応じて変位するようにしたテンション検知アームと、 前記テンション検知アームの変位に応じてリール台への
    制動力を加減するリール台回転制動手段とを備えたテー
    プテンション制御機構において、 移動可能に支持されたアーム上にテープ案内手段を備
    え、該テープ案内手段がテープに当接した状態で、かつ
    前記検知部の隣接位置で位置決めされることによって、
    前記検知部へのテープ巻き付け角度を増加させるように
    構成したテープ巻き付けアームを設けたことを特徴とす
    るテープテンション制御機構。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のものにおい
    て、前記検知部が、テープの磁性面側に当接するもので
    あることを特徴とするテープテンション制御機構。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項ないし第2項記載の
    もののいずれかにおいて、前記テープ案内手段は、前記
    テープが回転ヘッド装置にローディングされる駆動力で
    移動されるように構成したものであることを特徴とする
    テープテンション制御機構。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項記載のものにおい
    て、前記テープ案内手段は、ローディング動作におけ
    る、テープが幅方向に高さ位置を変化する前にテープ引
    き出し動作を開始するように構成したものであることを
    特徴とするテープテンション制御機構。
JP60252874A 1985-11-13 1985-11-13 テープテンション制御機構 Expired - Lifetime JPH087902B2 (ja)

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