JPH0419619Y2 - - Google Patents

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JPH0419619Y2
JPH0419619Y2 JP10151285U JP10151285U JPH0419619Y2 JP H0419619 Y2 JPH0419619 Y2 JP H0419619Y2 JP 10151285 U JP10151285 U JP 10151285U JP 10151285 U JP10151285 U JP 10151285U JP H0419619 Y2 JPH0419619 Y2 JP H0419619Y2
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reel
mode
disk
braking
magnetic tape
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は磁気テープ記録再生装置のリールデイ
スク制動機構に関する。
従来の技術 カセツト式ビデオテープレコーダは、テープロ
ーデイング、テープアンローデイング、早送り・
巻戻し、記録・再生、サーチリワインド等の種々
の動作モードを有し、リールデイスクの制動力は
各動作モードに最適な制動力とするのが望まし
い。巻取側リールデイスクに対する制動力を例に
とると、磁気テープがカセツト内で走行する早送
り・巻戻しモード時には、15gr−cm程度の制動力
が最適であり、磁気テープがカセツト外に引き出
された状態でピンチローラとキヤプスタンとによ
り挟持駆動されて逆方向に通常の再生モードより
速い速度で走行するキヤプスタンによるサーチリ
ワインドモード時には、磁気テープがキヤプスタ
ンの個所で所定高さに安定に保たれるように磁気
テープに十分なバツクテンシヨンを付与すべく、
制動力は上記の約2倍の30gr−cm程度が最適であ
る。このように各動作モードにより巻取側リール
デイスクに対する最適な制動力が相違するため、
従来のビデオテープレコーダでは、巻取側リール
デイスクの周囲には、主ブレーキの他に、早送
り・巻戻しモード時に動作して約15gr−cmの制動
力を付与する第1の補助ブレーキとサーチリワイ
ンドモード時に動作して約30gr−cmの制動力を付
与する第2の補助ブレーキとが設けてある。
考案が解決しようとする問題点 このため、巻取側リールデイスクの周囲には複
数の補助ブレーキが平面上に分散して配設される
ことになり、スペース効率が悪いという問題点が
あつた。
本考案は上記問題点を解決した磁気テープ記録
再生装置のリールデイスク制動機構を提供するこ
とを目的とする。
問題点を解決するための手段 本考案は、リールデイスクを押圧してこれに制
動力を付与する第1の部材と、装置のモードに応
じて回動位置が変わる第2の部材とを独立に回動
可能に同軸的に設け、且つこの第1、第2の部材
間に、一端を第2の部材、他端を第1の部材に係
止させたトーシヨンコイルばねを設けてなる構成
である。
作 用 トーシヨンコイルばねのばね力がリールデイス
クに対する制動力を決定し、トーシヨンコイルば
ねのばね力は第2の部材の回動位置に応じて変化
する。
実施例 次に本考案になる磁気テープ記録再生装置のリ
ールデイスク制動機構の一実施例について説明す
る。
まず第5図、第6図を参照して本考案のリール
デイスク制動機構1が適用してあるカセツト式ビ
デオテープレコーダ2(以下VTRという)につ
いて概略的に説明する。
第5図は巻戻しモード時の動作状態を示し、第
6図はサーチリワインドモード時の動作状態を示
す。各図中、3はシヤーシ、4がガイドドラム、
5は供給側リールデイスク、6は巻取側リールデ
イスクである。7はカセツトであり、リールデイ
スク5,6に嵌合して装着してある。8,9はテ
ープ巻回体、10は磁気テープである。12は制
御板であり、矢印A1,A2方向に移動することに
より、各機構を動作させる。制御板12は、ピン
13がカム溝14に嵌合しており、カムギヤ15
の回動により移動する。
停止モード時に巻戻し操作すると、モータ16
が起動してカムギヤ15が矢印B方向に第5図に
示す位置まで回動し、制御板11が矢印A1方向
に同図に示す位置まで移動し、各機構が動作して
VTR2は巻戻しモードとなり、磁気テープ10
はテープ巻回体8により巻き取られて、カセツト
7内で逆方向に上記リールデイスク制動機構1に
よりバツクテンシヨンを付与されつゝ高速で走行
する。
サーチリワインド操作すると、カムギヤ15は
第6図に示す位置まで回動して停止し、制御板1
1は同図に示す位置に移動し、ピンチローラ17
がキヤプスタン18に圧着する。またカムギヤ1
5の上記回動に伴つてローデイングポール19,
20が移動し、磁気テープ10をカセツト7外に
引き出して所定のテープパスに充填するテープロ
ーデイング動作が行なわれる。サーチリワインド
モード時には、キヤプスタン18が矢印C方向、
供給側リールデイスク5が矢印D方向に回転し、
磁気テープ10はキヤプスタン18とピンチロー
ラ17とにより挟持駆動されて、テープ巻回体9
より上記制動機構1によりバツクテンシヨンを付
与されつゝ引き出され、更には、A/Cヘツド2
1に添接し、ローデイングポール19,20の間
でガイドドラム4の周面に沿つて走行し、次い
で、全幅消去ヘツド22、インピーダンスローラ
23に添接し、テープ巻回体8に巻き取られ、ガ
イドドラム4に添接する所定のテープパスに沿つ
て逆方向に走行する。
次に上記のVTR2に設けてあるリールデイス
ク制動機構1について、第1図乃至第4図を参照
して説明する。
第1図乃至第3図に示すように、リールデイス
ク制動機構1は、第1のアーム部材30と、第2
のアーム部材31と、トーシヨンコイルばね32
とよりなる。第1、第2のアーム部材30,31
は、夫々基部の孔30a,31aを夫々シヤーシ
3上に植設してあるピン33に嵌合させて、上下
に重なり合つて同軸的に且つ互いに独立に回動可
能に支持されている。第1のアーム部材30のリ
ールデイスク6と同じ高さ位置にあり、このアー
ム部材30にはリールデイスク6の周面6aに押
圧するブレーキシユ34が固着してある。また第
1のアーム部材30にはピン部30bが垂下形成
してあり、第2のアーム部材31の下面にはピン
35が植設してある。トーシヨンコイルばね32
は、一方の腕部の先端の下方への折曲部32aを
第2のアーム部材31の係止孔31bに係合さ
せ、他方の腕部の先端の上方への折曲部32bを
第1のアーム部材30の係止孔31cに係合させ
て、且つ第2のアーム部材31の上面の浅い凹部
31c内に収容された状態で、第1、第2のアー
ム部材30,31の間に設けてある。
VTR2が巻戻しモードにあるとき、制動機構
1は第2図に示す状態にある。即ち、第2のアー
ム部材31はピン35がシヤーシ3の長孔3aの
一端に係止された第1の回動位置にあり、トーシ
ヨンコイルばね32の両腕部間の開き角はα1であ
り、ばね32のばね力はf1である。第1のアーム
部材30には、上記ばね力f1により時計方向の回
動力が付与されており、ブレーキシユ34は力
F1で周面6aに押圧しており、リールデイスク
6に約15gr−cmの制動力を付与している。
VTR2がサーチリワインドモードとなると、
制動機構1は第3図に示す状態となる。即ち、第
2のアーム部材31は、ピン35を矢印A1方向
に移動した制御板12のカム部12aにより係止
されて第2の回動位置まで時計方向に回動し、ト
ーシヨンコイルばね32の両腕部間の開き角は減
少してα2となり、ばね32のばね力がf1より増加
してf2となる。これにより、第1のアーム部材3
0の時計方向回動力が増し、ブレーキシユ34の
押圧力がF1より増えてF2となり、リールデイス
ク6の制動力は約30gr−cmとなる。
上記のように、リールデイスク制動機構1は、
VTR2のモードに応じて制動力を変え、各モー
ドに最適の制動力を付与し、磁気テープ10は安
定に走行する。
なお、停止モード状態のVTR2は、カムギヤ
15が矢印B方向に回動することにより、第4図
に示すように、早送り・巻戻しモード、ローデイ
ングモード、記録ポーズモード、サーチリワイン
ドモード、記録・再生モードに設定される。この
とき制動機構1のリールデイスク6に対する制動
力は第4図中曲線で示すように変化する。即
ち、停止モード及び早送り・巻戻しモード時で
は、約15gr−cm、ローデイングモード時に徐々に
増加し、サーチリワインドモード時には約30gr−
cmとなる。記録再生モード時には、制御板12が
ピン部30b(第1図参照)を押し第1のアーム
部材30が反時計方向に回動し、ブレーキシユ3
4が周面6aより離れ、制動力は零となる。
考案の効果 上述の如く、本考案になる磁気テープ記録再生
装置のリールデイスク制動機構によれば、制動力
が可変設定される構成であるため、制動力の異な
る複数の制動部材が果たす機能と同じ機能を果た
すことが出来、しかも複数の制動部材を分散して
配した場合に要するスペースに比べて相当狭いス
ペースで足り、スペース効率の向上を図り得、更
には部品点数が少なくなつてコスト的にも安価と
し得るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になるリールデイスク制動機構
の一実施例を巻取側リールデイスク及び制動板と
併せて示す分解斜視図、第2図及び第3図は夫々
第1図のリールデイスク制動機構のビデオテープ
レコーダの巻戻しモード時及びサーチリワインド
モード時における状態を示す平面図、第4図は第
1図のリールデイスク制動機構が付与する制動力
とビデオテープレコーダの動作モードとの関係を
説明する図、第5図及び第6図は夫々第1図のリ
ールデイスク制動機構が適用してあるビデオテー
プレコーダの早送りモード時及びサーチリワイン
ドモード時の状態を概略的に示す図である。 1……リールデイスク制動機構、2……カセツ
ト式ビデオテープレコーダ、4……ガイドドラ
ム、5……供給側リールデイスク、6……巻取側
リールデイスク、7……カセツト、8,9……テ
ープ巻回体、10……磁気テープ、12……制御
板、12a……カム部、14……カム溝、15…
…カムギヤ、16……モータ、17……ピンチロ
ーラ、18……キヤプスタン、30……第1のア
ーム部材、30a,30c……孔、30b……ピ
ン部、31……第2のアーム部材、31a,31
b……孔、31c……凹部、32……トーシヨン
コイルばね、32a,32b……折曲部、33,
35……ピン、34……ブレーキシユ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行する磁気テープに信号を記録再生する装置
    のリールデイスクを押圧して該リールデイスクに
    制動力を付与する第1の部材と該装置のモードに
    応じて回動位置が変化する第2の部材とを独立に
    回動可能に同軸的に設け、該第1の部材に上記リ
    ールデイスクへの押圧力を付与するトーシヨンコ
    イルばねを一端を該第2の部材に他端を該第1の
    部材に係止させて該第1、第2の部材間に設けて
    なり、該第2の部材の回動位置に応じて該トーシ
    ヨンコイルばねのばね力が変化し上記制動力が該
    装置のモードに適合するように可変設定される構
    成の磁気テープ記録再生装置のリールデイスク制
    動機構。
JP10151285U 1985-07-03 1985-07-03 Expired JPH0419619Y2 (ja)

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JP10151285U JPH0419619Y2 (ja) 1985-07-03 1985-07-03

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JPS6211242U JPS6211242U (ja) 1987-01-23
JPH0419619Y2 true JPH0419619Y2 (ja) 1992-05-06

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