JPS6055542A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、ビデオテープレコーダ（以下、ＶＴＲという
。）などの磁気記録再生装置のテープリール台制動装置
に関する。

〔従来技術〕

第１図は、カセット式ＶＴＲのテープ走行系の一例を示
す。

カセット１内の供給リール２に巻かれている磁気テープ
３は、カセット１内のガイド１ａを通過したのちテンシ
ョンガイド４で所定のバンクテンションを与えられなが
ら、インピーダンスローラ５などを通ってヘッドシリン
ダ６に巻きつけられつつヘッドシリンダ６を通過したの
ち、所定の経路を経てカセット１内のガイド１ｂを通過
したのち巻取りリール７に巻かれる。磁気テープ３の記
録再生を安定に行なうためには、磁気テープ３を反走行
方向に引っ張る適宜なバックテンションを磁気テープ３
に与える必要がある。

また供給リール２あるいは巻取りリール７を所定のモー
タで高速で回転させて磁気テープ３を早送りにしたり巻
戻したりしているのを停止させる場合には、モータの駆
動を停止したのちに供給リール２あるいは巻取りリール
７が慣性でしばらく回転し、磁気テープ３がたるむ恐れ
がある。これを防ぐためには、磁気テープ３の早送り、
巻戻しを停止にするときに供給リール２および巻取りり
−ルアの回転を制動する必要がある。

第２図は、磁気テープ３にバックテンションを与えるテ
ンション制御機構と供給リール２および巻取りリール７
に制動を与える制動装置の従来例を示す。

供給リール２はＶＴＲ本体に回転可能に支持された供給
リール台８上に装着され、供給リール台８の円柱面には
バンドブレーキ９が約半周にわたって巻回されている。

バンドブレーキ９の一端はＶＴＲ本体のシャーシ上に金
具１ｏによって固定されるとともに、バンドブレーキ９
の他端はジヨイント１１を介してテンションレバー１２
に固定されている。

テンションレバー１２の一端部はＶＴＲ本体のシャーシ
に垂設された支軸１３に回動可能に装着されているとと
もに、テンションレバー１２の他端部にはテンションガ
イド４が垂設されている。

このテンションガイド４はコイルスプリング１４によっ
て第２図図上左方向へ付勢されている。

以上の構成において、磁気テープ３が引つ張られて供給
リール２が回転させられ磁気テープ３が送り出されると
き磁気テープ３はテンションガイド４を摺動しつつ通過
する。一方、スプリング１４がテンションレバー１２を
第２図図上左方向へ回動させようとするので、バンドブ
レーキ９が、テンションレバー１２によって引っ張られ
供給リール台８を締め付け、供給リール２に制動力を与
える。

したがって、磁気テープ３には反走行方向のバックテン
ションが作用するが、このバックテンションが大きくな
ると、磁気テープ３がテンションガイド４を第２図図上
右方向へ引っ張り、テンションレバー１２は右方向へ回
動するので、バンドブレーキ９がゆるみ、供給リール台
８および供給リール２に加わる制動力は小さくなり、磁
気テープ３に加わるバックテンションが減少する。こう
して、磁気テープ３に加えられるバックテンションが調
整される。

一方、巻取りリール７はＶＴＲ本体に支持された巻取り
リール台１５」―に装着されている。

供給リール台８を強制的に停止するために、ブレーキシ
ュー２０が設けられ、このブレーキシュー２０は支軸１
８を支点として回動するレバー１６に固定され、レバー
１６はスプリング２２によって供給リール台８側へ回動
して、ブレーキシュー２０により供給リール台８に制動
力を加える。レバー１６はソレノイド２４のスライダ２
５に突−したピン２６と接離自在に係合しておりソレノ
イド２４を励磁するとレバー１６は回動してブレーキシ
ュー２０を供給リール台８から離し、制動力を除く。

巻取リール台１５側にも上記と同構成でレバー１７、ブ
レーキシュー２１、スプリング２３ピン２７が設けられ
ている。

上述した従来のＶＴＲの制動装置はテンション制御機構
用のブレーキとリール台を停止させるブレーキとは、そ
れぞれ別個の部材で構成されており部品点数が多く機構
が複雑であり、ＶＴＲの小型化に適していないという欠
点を有している。

〔目的〕

本発明の目的は、従来の磁気記録再生装置が有する上述
の欠点を除去して、別設のブレーキシューを不要とし、
部品点数が少なくコンパクト化できる磁気テープのリー
ル台の制動装置を提供することにある。

〔構成〕

以下に本発明の構成について第３図ないし第４図に示し
た一実施例とともに説明する。

Ｌ’バー２８の屈曲部分は支軸２９によってＶＴＲ本体
に回動可能に支持されている。そして、ブレーキレバー
２８の一端には、供給リール台８に巻回されたバンドブ
レーキ９の一端がジヨイント３０を介して連結されてい
る。またブレーキレバー２８の他端には、一端が金具３
１によってＶＴＲ本体に固定されたスプリング３２の他
端が係止されており、ブレーキレバー２８は、スプリン
グ３２によってバンドブレーキ９を緊締する方向へ附勢
されている。ブレーキレバー２８の他端は、ソレノイド
２４のスライダ２５に設けたピン２６と接離可能に係合
している。

一方、ハンドブレーキ９のテンションレバー１２側の端
部はジヨイント３３に接続されている。ジヨイント３３
には、バンドブレーキ９が引っ張られる方向に沿って２
つの長孔３３ａ　、３３ｂが形成されている。バンドブ
レーキ９側の長孔３３ｂには、ＶＴＲ本体に固定された
ピン３４が挿入され、ジヨイント３３はピン３４が長孔
３３ｂ内を移動することによって第３図上左右に移動可
能である。一方、ジヨイント３３のもうひとつの長孔３
３ａには、テンションレバー１２に垂設されたピン３５
が挿入されており、テンションレバー１２が第３図土庄
へ回動すると、ピン３５が長孔３３ａの左端と当接して
、ジヨイント３３は左へ移動して、バンドブレーキ９が
引っ張られる。

３６は供給側のブレーキレバー２８と同様の構成を有す
る巻取側のブレーキレバーであり、Ｌ字形状のブレーキ
レバー３６の屈曲部分は支軸３７によってＶＴＲ本体に
回動可能に支持されている。

そして、ブレーキレバー３６の一端は巻取りり−ル台１
５に巻回されたバンドブレーキ３８の一端とジヨイント
３９を介して接続されている。ハンドブレーキ３８の他
端は金具４０によってＶＴＲ本体に固定されている。一
方、ブレーキレバー３６の他端は、一端が金具４１によ
ってＶＴＲ本体に固定されたスプリング４２の他端と係
合しており、はスライダ２５に設けたピン２７と接離自
在に係合している。

以−Ｉ−の構成において、磁気テープが記録再生早送り
、巻戻しのために走行されるときには、第４図に示すよ
うに、ソレノイド２４が励磁されて、スライダ２５が第
４図において下方へ移動する。

これによりスライダ２５のピン２６がブレーキレバー２
８と当接してスプリング３２を伸張しながらブレーキレ
バー２８を支軸２９を支点として時計方向へ回動させる
。その結果バンドブレーキ９がゆるんで供給リール台８
を制動しない。また、同様に、スライダ２５のピン２７
がブレーキレバー３６と当接してスプリング４２を伸張
しながらブレーキレバー３６を支軸３７を支点として反
時計方向へ回動させる。その結果、バンドブレーキ１５
がゆるんで巻取りリール台１５を制動し７ない。

磁気テープが走行している間、ソレノイド２４は励磁さ
れ上述の状態が維持されて、供給リール台８および巻取
りリール台１５が制動されず、磁気テープがすみやかに
走行する。

一方、テンション制御機構において、磁気テープの記録
再生時には、走行中の磁気テープがテンションレバー１
２に垂設されたテンションガイド４を第４図上右方へ引
く力よりもスプリング１４の収縮力の方が通常大きい。

それ故、テンションレバー１２がスプリング１４の力に
よって支軸１３を支点として反時計方向へ回動し、テン
ションレバー１２のピン３５がジヨイント３３の長孔３
３ａの左端と当接して、テンションレバー１２はジヨイ
ント３４を第４図上左方へ移動させる。その結果、バン
ドブレーキ９が供給リール台８を緊締して、供給リール
台８を制動し、磁気テープに反走行方向のバックテンシ
ョンが作用する。このバックテンションが大きくなると
、磁気テープがテンションガイド４を第４図上右方へ引
っ張りバンドブレーキ９がゆるみ、供給リール台８に加
わる制動力が小さくなり、磁気テープに作用するバック
テンションが小さくなる。こうして、磁気テープに適宜
なバックテンションが作用して、安定な記録再生が行な
われる。

早送りあるいは巻戻し時には、走行中の磁気テープに大
きなテンションが作用して、磁気テープがテンションガ
イド４を第４図上右方向へ引っ張り、テンションレバー
１２は、バンドブレーキ９をゆるめる位置で静止する。

その結果、供給リール台８は制動力を加えられず、磁気
テープは、バックテンションが与えられずすみやかに走
行する。

次に、早送りあるいは巻戻しを停止させるとき４社供給
リール台８あるいは巻取りリール台１５を回転させてい
るモータの駆動を停止するとともに、ソレノイド２４を
非励磁にする。すると、第３図に示すように、スライダ
２５が第３図上上方へ移動し、ブレーキレバー２８がス
プリング３２の力によって支軸２９を支点として反時計
方向へ回動し、バンドブレーキ９の一端を左方へ引っ張
り、供給リール台８に制動力を与える。さらに、バンド
ブレーキ９の他端のジヨイント３３が第３図上右方へ移
動し、ピン３４がジヨイント３３の長孔３３ｂの左端と
当接して、バンドブレーキ９の他端の右方向の移動が阻
止される。その結果、バンドブレーキ９が、供給リール
台８を緊締して制動を与えた。

同様に、ブレーキレバー３６がスプリング４２の力によ
って支軸３７を支点として時計方向へ回動して、バンド
ブレーキ３８の一端を右方へ引っ張り、バンドブレーキ
３８が巻取りリール台１５を緊締して制動する。

このようにして、供給リール台８および巻取りリール台
１５が制動されて停止し、磁気テープも停止する。

〔効果〕

以上に詳述したように、本発明によれば、テープリール
台を制動してテープにテンションを与えるためのバンド
ブレーキを、テープリール台の回転を停止させるときに
も制動を加えるようにしてテープの張力の制御とテープ
リール台の停止とに併用するようにしたので、部品点数
が少なくなり、リール台のブレーキ機構をコンパクト化
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はカセット式ＶＴＲのテープ走行系を示す平面図
、第２図は従来のテンション制御機構とブレーキ機構を
示す斜視図、第３図は本発明の一実施例においてバンド
ブレーキが引き締められた状態を示す平面図、第４図は
同実施例においてバンドブレーキがゆるめられた状態を
示す。 ８・・・供給リール台、１５・・・巻取りリール台、９
゜３８・・・バンドブレーキ、１２・・・テンションレ
バー、２８．３６・・・ブレーキレバー。 特許出願人　株式会社リコー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テープリール台に装着されたバンドブレーキの緊
   締力を制御することによりテープの張力を制御するよう
   にした磁気記録再生装置において、テ記バンドブレーキ
   を緊締させる手段とを備え、上記バンドブレーキをテー
   プの張力の制御とテープリール台の停止とに併用するこ
   とを特徴とする磁気記録再生装置。