JP2528140Y2 - 回転ヘッド式テーププレーヤのブレーキ制御装置 - Google Patents

回転ヘッド式テーププレーヤのブレーキ制御装置

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JP2528140Y2
JP2528140Y2 JP1990118035U JP11803590U JP2528140Y2 JP 2528140 Y2 JP2528140 Y2 JP 2528140Y2 JP 1990118035 U JP1990118035 U JP 1990118035U JP 11803590 U JP11803590 U JP 11803590U JP 2528140 Y2 JP2528140 Y2 JP 2528140Y2
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憲司 布川
俊朗 岩渕
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、カセットパック内から磁気テープが引き出
されて回転ヘッド装置に巻き付けられるいわゆるテープ
ローディング動作が行なわれる回転ヘッド式テーププレ
ーヤに係り、特に装填されたカセットパックがテープエ
ンド状態となっているときにテープアンローディング状
態にてテープの巻き戻し動作ができるようにした回転ヘ
ッド式テーププレーヤのブレーキ制御装置に関する。
〔従来の技術〕
DATなどに使用される回転ヘッド式テーププレーヤで
は、カセットパックがリール台に装填されそのリッドが
開かれると、テープローディング部材がカセットパック
内から回転ヘッド装置の側方まで移動し、カセットパッ
ク内の磁気テープがテープローディング部材により引き
出されて回転ヘッド装置に巻き付けられる。このテープ
ローディング動作では、一対のリール台のうちの一方の
例えば巻取り側のリール台にブレーキが掛けられ、供給
側のリール台は自由状態となる。したがってテープロー
ディングにおいてカセットパック内から磁気テープが引
き出される際、カセットパック内の供給側のテープリー
ルから磁気テープが供給される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構造の回転ヘッド式テーププレーヤにおいて、例
えば装填されるカセットパック内がテープエンド状態、
すなわち供給側テープリール側がテープ終端となってい
た場合には、テープローディング動作において供給側の
テープリールから磁気テープを供給することができなく
なる。従来はこのような場合、テープローディング動作
においてブレーキがかかっている巻取り側のテープリー
ルから強引に磁気テープが引き出されることになる。ブ
レーキがかかっている巻取り側のテープリールから磁気
テープを引き出すことになると、ブレーキ負荷に対向し
てテープリールを回転させ、磁気テープを引き出すこと
になるため、磁気テープに非常に大きな張力が作用す
る。そのため磁気テープのダメージを大きくし、記録さ
れているデータの信頼性を低下させることになる。最近
ではDAT用の回転ヘッド式テーププレーヤユニットをコ
ンピュータのデータのバックアップ用として使用するこ
とが想定されているが、このようなデータの信頼性が求
められる装置においては特に、前述のようにテープロー
ディング動作中にテープダメージが大きくなることは避
けなければならない。
本考案は上記従来の課題を解決するものであり、テー
プのアンローディング状態のときにリール台を駆動でき
るモードを設定し、例えば装填されたカセットパック内
がテープエンド状態となっているときには、磁気テープ
を巻き戻してローディングが可能な状態に設定できるよ
うにした回転ヘッド式テーププレーヤのブレーキ制御装
置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による回転ヘッド式テーププレーヤのブレーキ
制御装置は、カセットパック内のテープリールが嵌装さ
れる一対のリール台と、各リール台を駆動するモータ
と、磁気ヘッドを備えた回転ヘッド装置と、カセットパ
ック内から磁気テープを引き出して前記回転ヘッド装置
に巻き付けるテープローディング部材と、リール台にブ
レーキ力を付与するブレーキ装置とを有する回転ヘッド
式テーププレーヤにおいて、前記テープローディング部
材がアンローディング側に位置している状態で、カセッ
トパック装填時には前記ブレーキ装置がブレーキ解除モ
ードに、カセットパックが装填された後はブレーキ装置
がブレーキ付与モードに切換えられることを特徴とする
ものである。
〔作用〕
上記手段では、カセットパック内から磁気テープが引
き出されていないいわゆるテープアンローディング状態
のときに、リール台にブレーキ力を付与するモードとブ
レーキを解除するモードとを設定している。この場合の
ブレーキ解除モードは例えばカセットパックを装填する
ときなどに設定され、ブレーキ付与モードはテープアン
ローディング状態にてカセットパックを長時間装填した
ままにしておく場合などに設定される。このため、カセ
ットパックが装填される際には、リール台が自然に回転
してカセットパック内のリールがリール台に確実に嵌装
されるようになり、また、カセットパックの装填が完了
した後には、装填されたカセットパック内のテープリー
ルが自由回転せず、外部振動などによりテープが振れた
りあるいは巻かれることがなくなる。また、装填された
カセットパックがテープエンド状態例えば供給側のテー
プリールがテープ終端となっている場合、前記のブレー
キ解除モード状態でリール台を駆動しテープローディン
グに必要な長さのテープをカセットパック内で巻き戻
し、この巻き戻し動作が完了してからテープローディン
グ動作を開始することができる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面により説明する。
第1図から第3図は本考案による回転ヘッド式テープ
プレーヤの駆動ユニットを示す平面図であり、第1図は
テープアンローディング状態のブレーキ付与モード、第
2図はテープアンローディングモードのブレーキ解除モ
ード、第3図はプレイモード(記録・再生モード)を示
している。また第4図はモード切換えのための検知機構
の検知モードを示している。
第1図〜第3図の各図において、符号1はテーププレ
ーヤユニットのシャーシである。符号2はテープ供給側
のリール台で、3は巻取り側のリール台である。一方の
リール台2のリールギヤ2aにはクラッチギヤ4が噛み合
っており、他方のリール台3のギヤ3aにはクラッチギヤ
5が噛み合っている。両リール台2と3の中立位置には
駆動ギヤ6が設けられている。この駆動ギヤ6には、キ
ャプスタン7を駆動するキャプスタンモータからの動力
がベルトなどにより与えられ、この動力により正逆転駆
動される。シャーシ1上に設けられた軸8aにはアイドル
アーム8が揺動自在に装備され、このアイドルアーム8
にはアイドルギヤ9が支持されている。このアイドルギ
ヤ9は前記駆動ギヤ6と常に噛み合っている。キャプス
タンモータにより駆動ギヤ6が反時計方向へ駆動される
とアイドルギヤ9が一緒に同方向へ移動され、クラッチ
ギヤ5に噛み合う。これにより動力は、駆動ギヤ6、ア
イドルギヤ9、クラッチギヤ5、リールギヤ3aの順に伝
達され、巻取り側のリール台3が時計方向へ駆動され
る。駆動ギヤ6が時計方向へ駆動されると、アイドルギ
ヤ9が同方向へ移動してクラッチギヤ4と噛み合い、供
給側のリール台2が反時計方向へ駆動される。なおクラ
ッチギヤ4と5はクラッチ機能を有しているものであ
り、アイドルギヤ9の回転速度と、各リール台2または
3の回転速度が相違するときにこの速度の差をスリップ
により吸収できるようになっている。
符号11と12はテープローディングベースである。第1
図と第2図のアンローディング状態では、各テープロー
ディグベース11と12がリール台2と3に近い位置に移動
している。第3図のプレイモードなどでは、テープロー
ディングベース11と12が回転ヘッド装置15の両側の位置
まで移動する。この移動動作により装填されたカセット
パック内から磁気テープが引き出され、磁気テープが回
転ヘッド装置15に巻き付けられる。回転ヘッド装置15は
固定ドラムと回転ドラムとから構成され、回転ドラムに
は所定チャンネル数の磁気ヘッドが搭載されている。ま
た符号13はピンチローラで、13aはこのピンチローラ13
を支持するローラアームであり、符号14はテンション調
整アームである。第3図に示すようなテープローディン
グ状態では、ローラアーム13aとテンション調整アーム1
4は、前記テープローディングベース11,12と共に前進
し、ピンチローラ13はキャプスタン7に対向する位置
(プレイモードでは接触する位置)に、またテンション
調整アーム14の先端のテンションポスト14aは、走行す
る磁気テープに接触する位置へ移動する。
一方のクラッチギヤ4にはブレーキパッド21が対向し
ている。このブレーキパッド21はフェルトなどにより構
成されているものであり、これはブレーキレバー22の先
端に設けられている。ブレーキレバー22はシャーシ1に
設けられた軸23を中心として回転自在に支持されてい
る。また他方のクラッチギヤ5にはブレーキパッド24が
対向している。このブレーキパッド24はブレーキレバー
25の先端に保持されており、このブレーキレバー25がシ
ャーシ1に設けられた軸26に回転自在に支持されてい
る。そして両ブレーキレバー22と25はスプリング27によ
り連結されており、このスプリング27により各ブレーキ
パッド21と24がそれぞれクラッチギヤ4と5に圧接する
方向へ付勢されている。
符号31はブレーキ制御部材としてのブレーキ制御レバ
ーである。このブレーキ制御レバー31はシャーシ1に設
けられた軸32に回動自在に支持されている。シャーシ1
にはカムギヤ35が設けられている。このカムギヤ35に
は、シャーシ1に設けられたモータMの動力が減速され
て伝達される。このモータMは前記テープローディング
ベース11,12に対して動力を与え、またピンチローラ13
をキャプスタン7に圧接させ、また離反されるための動
力を与えるものである。
カムギヤ35の表裏いずれかの面にはカム溝36が形成さ
れ、前記ブレーキ制御レバー31の図示左端はこのカム溝
36に係合している。第1図〜第3図ではカム溝36の形状
を詳しく示しておらず、このカム溝36により制御される
ブレーキ制御レバー31の左端の軌跡をA,B,Cで示してい
る。テーププレーヤのモードが、テープアンローディン
グ状態、テープローディング完了状態、FF/REWモード、
ストップモード、プレイモードに移行するにしたがっ
て、カムギヤ35は反時計方向へ駆動され、各モードにお
いてカムギヤ35に設けられたカム溝36により前記ブレー
キ制御レバー31の回動角度が制御される。なお第1図の
ブレーキ付与モードから第2図のブレーキ解除モードへ
移行するときには、第1図の状態からカムギヤ35が時計
方向へわずかに駆動される。ブレーキ制御レバー31の図
示右端には、突部31a,凹部31b,突部31cが形成されてい
る。第1図の状態(テープアンローディング状態)で
は、ブレーキ制御レバー31の左端がカム溝36によりBで
示す軌跡上に位置している。このときブレーキレバー25
に設けられたピン28がブレーキ制御レバー31の右端の凹
部31bに対向しており、ブレーキレバー25に対する拘束
が解除されている。よってスプリング27の弾性力によ
り、左側のブレーキレバー22は時計方向へ、右側のブレ
ーキレバー25は反時計方向へ付勢され、各ブレーキパッ
ド21と24が各クラッチギヤ4と5に圧接し、両リール台
2と3にブレーキ力が付与されている。また第2図に示
す状態(このときもテープアンローディング状態)で
は、第1図よりもカムギヤ35が時計方向にわずかに回動
し、カム溝36によりブレーキ制御レバー31の左端がAの
軌跡上にあるように制御される。このときブレーキ制御
レバー31の右端の突部31aが右側のブレーキレバー25に
設けられたピン28を拘束し、ブレーキレバー25が時計方
向へ回動させられる。よってブレーキレバー25に形成さ
れた押圧片25aにより左側のブレーキレバー22も反時計
方向へ駆動され、両ブレーキパッド21と24がクラッチギ
ヤ4と5から離れ、リール台2と3へブレーキ付与が解
除される。さらに第3図に示すプレイモードでは、第1
図の状態よりもカムギヤ35は反時計方向へ大きく回動し
ているが、このとき、ブレーキ制御レバー31の左端がカ
ム溝36のCで示す軌跡上に位置し、ブレーキ制御レバー
31は反時計方向へ駆動される。その結果ブレーキレバー
25に設けられたピン28がブレーキ制御レバー31の右端の
突部31cに拘束され、このときにもブレーキパッド21と2
4とによるブレーキの付与は解除される。ちなみに第3
図と同じテープローディング状態にて設定されるストッ
プモードではブレーキ制御レバー31が第1図と同じにな
ってブレーキが付与される。また同じくテープローディ
ング状態にて設定されるFF/REWモードでは、ブレーキ制
御レバー31が第2図と同じ状態に制御され、各リール台
2と3へのブレーキは解除される。
なお、カセットパックが装填された後のテープローデ
ィング動作、すなわちテープローディングベース11と12
が図の上方へ進行してカセットパック内の磁気テープが
引き出される動作では、第1図に示すブレーキ付与モー
ドにおいて、点線で示す切換えレバー41などにより左側
のブレーキレバー22だけが反時計方向へ駆動され、供給
側リール台2に対してのみブレーキが解除される。
前記カムギヤ35の回転角度は検知機構により検知され
る。この検知機構はカムギヤ35に設けられた検知パター
ンまたはカムギヤ35に噛み合ってこれと同期して回転す
る検知ギヤに設けられたパターンと、このパターンを読
取る接触式または光学式などの検知部材とから構成され
ている。第4図(A)はカムギヤ35に設けられた接触式
の検知機構の場合のパターンを示している。第4図
(A)において右方向の時間軸はカムギヤ35の反時計方
向への回動に対応している。カムギヤ35に設けられるパ
ターンは、コモンパターン(COM)と、各検知パターン
(LMS1,LMS2,LMS3,LMS4)とから構成されており、この
各パターンを検知部材(導電ブラシ)が摺動するように
なっている。第4図(B)は各検知パターン(LMS1,LMS
2,LMS3,LMS4)からの出力信号を示している。この出力
信号は、各検知パターン(LMS1,LMS2,LMS3,LMS4)とコ
モンパターン(COM)とが導通したときにロウレベルと
なり、非導通のときにハイレベルになる。各検知パター
ン(LMS1,LMS2,LMS3,LMS4)からの出力の組み合わせに
よりモード検出ができるようになっている。第4図
(B)には、第1図に示すテープアンローディング状態
でのブレーキ付与モード、第2図に示すテープアンロー
ディング状態でのブレーキ解除モード、第3図に示すプ
レイモード、さらには図示しないFF/REWモードならびに
ストップモードの検出位置(カムギヤ35の回転角度)を
示している。
次に上記構造の回転ヘッド式テーププレーヤの動作に
ついて説明する。
前記カムギヤ35は、各モードを設定するモータMの動
力により駆動される。第1図はテープアンローディング
状態であり、この状態からモータMの動力によりテープ
ローディングベース11,12などが駆動され、テープロー
ディング状態に移行する。このときカムギヤ35は反時計
方向へ駆動される。そしてテープローディングが完了し
た後のカムギヤ35の反時計方向への回動位置によりFF/R
EWモード、ストップモード、第3図に示すプレイモード
が設定される。そしてカムギヤ35の回動によりカム溝36
がブレーキ制御レバー31の角度を制御し、FF/REWモード
ならびにプレイモードではリール台2と3へのブレーキ
が解除され、ストップモードではリール台2と3にブレ
ーキが付与される。
なお、第1図のアンローディング状態のブレーキ付与
モードから、テープローディング動作が開始され、テー
プローディングベース11,12により磁気テープが引き出
されるときには、第1図にて点線で示す切換えレバー41
により左側のブレーキレバー22が反時計方向へ駆動さ
れ、巻取り側のリール台3にブレーキが付与された状態
で供給側のリール台2のブレーキのみが解除される。よ
ってテープローディング動作では、供給側のリール台2
に装填されたカセットパック内のテープリールからテー
プが引き出される。
さらに第1図のモードからカムギヤ35が時計方向へわ
ずかに回動すると、第2図に示すように、カム溝36によ
りブレーキ制御レバー31の角度が制御され、ブレーキ制
御レバー31の右端の突部31aによりピン28が拘束され、
右側のブレーキレバー25が時計方向へ駆動され、またブ
レーキレバー25の押圧片25aにより左側のブレーキレバ
ー22が反時計方向へ駆動される。よって各ブレーキパッ
ド21と24はクラッチギヤ4ならびに5から離れ、各リー
ル台2と3へのブレーキが解除される。
上記のようにテープアンローディング状態では、第1
図に示すブレーキ付与モードと第2図に示すブレーキ解
除モードとがあるが、このモードは以下のようにして使
い分けられる。
例えば、カセットパックが装填されるときには第2図
に示すブレーキ解除モードとなっている。このときには
各リール台2と3はブレーキが掛けられておらず、自由
状態である。よってカセットパックが装填される際に、
リール台2と3のフェザーとカセットパック内のテープ
リールの中心穴の突起とが噛み合いにくい状態であった
としても、カセットパックの装填によりリール台2と3
が自然に回転して、リール台2と3のフェザー部がカセ
ットパック内のテープリールの装填を邪魔することがな
い。カセットパックが装填されたことが検知されると、
カムギヤ35が反時計方向へ回転し、第1図に示すブレー
キ付与モードとなる。これはテープアンローディング状
態であるが、このとき各リール台2と3にはブレーキが
かけられているので、装填されたカセットパック内のテ
ープリールが自由回転せず、よってこのまま長時間維持
しても、外部振動などによりテープが振れたり、あるい
は巻かれることがない。
テープローディング動作は、前述のように第1図のブ
レーキ付与モードから供給側のリール台2のブレーキが
解除して行なわれるが、装填されたカセットパックがテ
ープエンド状態であり、供給側のテープリールのテープ
終端が図示しない検知素子などにより検知されたときに
はテープローディング動作を開始せず、カムギヤ35を時
計方向へ駆動して一旦第2図のブレーキ解除モードにす
る。そして駆動ギヤ6により供給側のリール台2を時計
方向へ駆動し、テープローディングに必要となるテープ
長だけ、テープを巻き戻す。そして、第1図のモードに
戻してテープローディングを開始する。よってテープロ
ーディング動作の時にブレーキがかけられている巻取り
側のテープリールから無理やりテープを引き出す必要も
ない。
なお、図の実施例では、第1図において符号41で示す
切換レバーにより、テープローディング動作のときに供
給側リール台2のブレーキを解除しているが、巻取り側
のリール台3のブレーキを解除して、テープローディン
グ動作のときに巻取り側のテープリールから磁気テープ
を引き出す構造であってもよい。また本考案によるブレ
ーキ制御は一方のリール台2または3にのみブレーキを
かける構造において実施されてもよい。
〔効果〕
以上のように本考案によれば、テープアンローディン
グ状態において、カセットパック装填時はブレーキ解除
モードが設定されるためカセットパックの装填がスムー
ズに行われ、また、カセットパック装填完了後にはブレ
ーキ付与モードに切り換えられるため、カセットパック
がアンローディング状態で長時間装填されたままの状態
であっても、装填されたカセットパック内のテープリー
ルが回転せず、外部振動などによるテープの振れや巻戻
りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案による回転ヘッド式テーププ
レーヤの駆動ユニットを示す平面図であり、第1図はテ
ープアンローディング状態のブレーキ付与モード、第2
図はテープアンローディングモードのブレーキ解除モー
ド、第3図はプレイモード(記録・再生モード)を示し
ている。また第4図(A)(B)はモード切換えのため
の検知機構の検知モードを示す線図である。 1……シャーシ、2,3……リール台、4,5……クラッチギ
ヤ、6……駆動ギヤ、9……アイドルギヤ、11,12……
テープローディングベース、15……回転ヘッド装置、2
1,24……ブレーキパッド、22,25……ブレーキレバー、2
7……スプリング、31……ブレーキ制御レバー、35……
カムギヤ、36……カム溝。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットパック内のテープリールが嵌装さ
    れる一対のリール台と、各リール台を駆動するモータ
    と、磁気ヘッドを備えた回転ヘッド装置と、カセットパ
    ック内から磁気テープを引き出して前記回転ヘッド装置
    に巻き付けるテープローディング部材と、リール台にブ
    レーキ力を付与するブレーキ装置とを有する回転ヘッド
    式テーププレーヤにおいて、前記テープローディング部
    材がアンローディング側に位置している状態で、カセッ
    トパック装填時には前記ブレーキ装置がブレーキ解除モ
    ードに、カセットパックが装填された後はブレーキ装置
    がブレーキ付与モードに切換えられることを特徴とする
    回転ヘッド式テーププレーヤのブレーキ制御装置。
JP1990118035U 1990-11-09 1990-11-09 回転ヘッド式テーププレーヤのブレーキ制御装置 Expired - Lifetime JP2528140Y2 (ja)

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