JP3091645B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3091645B2 JP06203746A JP20374694A JP3091645B2 JP 3091645 B2 JP3091645 B2 JP 3091645B2 JP 06203746 A JP06203746 A JP 06203746A JP 20374694 A JP20374694 A JP 20374694A JP 3091645 B2 JP3091645 B2 JP 3091645B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、VTR(ビデオテープレ
コーダ)、DAT(デジタル・オーディオ・テープレコ
ーダ)等の磁気記録再生装置におけるリール制動装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】VTR、DAT等の磁気記録再生装置に
おいて、逆早送り再生(REV)モードでテープを走行
する場合、テープ繰り出し側となる右側の巻取りリール
台(以下、T側リール台と云う)に適当な制動力を与え
ることにより、バックトルクが発生し、テープに対して
適当なバックテンションが与えられる。その結果、円滑
なテープ走行が実現される。この制動(ブレーキ)を一
般にREVブレーキと呼んでいる。
【0003】通常、VTR、DAT等のメカニズムに
は、このREVブレーキの他に、テープ早送り(FFW
D)モード又は、テープ巻戻し(REW)モードから瞬
時にテープを停止させるハードブレーキ、更にリール台
の空回りによるテープはみ出しなど種々の不具合を解消
するために、常時負荷を掛けるソフトブレーキが装備さ
れている。例えば、公開公報 特開昭64−86351
号(G11B15/43)参照。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こう云った多種のブレ
ーキを装備することは、ブレーキ作動機構が複雑にな
り、小型・軽量化には不利である。上述の公開公報 特
開昭64−86351号では、一方向クラッチを有する
ギヤを採用することによって、ブレーキ機構を薄型化す
る技術が開示されている。しかしながらこの方法では、
ギヤの構成が複雑となり、且つコストアップにつながる
だけでなく、リール台が空転方向に回転する場合にも不
要な負荷が少なからず発生して了う。又、ハードブレー
キを備えていないため、FFWD、REWモードにおけ
るテープの高速走行は望めない。
【0005】
【課題を解決するための手段】スリップ機構を介して第
1の回転体に同軸に軸支された供給側リール台と、スリ
ップ機構を介して第2の回転体に同軸に軸支された巻取
り側リール台と、両リール台間に配されて第1又は第2
の回転体を駆動する首振りアイドラ手段と、前記第1及
び/又は第2の回転体をそれぞれ制動する第1及び第2
のハードブレーキと、テープ走行モードに応じて第1及
び第2のハードブレーキをそれぞれ制御する制御手段と
で構成し、REVモード時制御手段の作動により、第2
の回転体に第2のハードブレーキを作動させ、巻取り側
リール台にバックテンション負荷を加えて円滑なテープ
走行を成す。
【0006】又、供給側リール台のスリップトルクS
S、巻取り側リール台のスリップトルクTS、第1及び第
2のハードブレーキトルクSB、TBの値を適宜組合わせ
設定することにより、REVモード時にバックテンショ
ンを付与する。又、第1のハードブレーキトルクSB
を、巻取り側リール台のスリップトルクTSに略等しく
設定することにより、FFWD又はREWモードからS
TOPモードへの移行時のテープ弛みやテープ緊張を防
止する。
【0007】
【作用】上述の構成により、REVモード時、第2の回
転体にハードブレーキが掛けられることにより、巻取り
側リール台にスリップトルクによるバックテンションが
付加され、巻取り側リールから繰り出されるテープは、
供給側リールに円滑に巻き取られる。
【0008】又、供給側及び巻取り側リール台のそれぞ
れの回転体に対するハードブレーキのブレーキトルクが
略等しく設定されているので、FFWD又はREWモー
ドからSTOPモードへ移行時、両リール台が停止する
までの時間が等しくなり、テープ弛みやテープ緊張が生
じない。
【0009】
【実施例】以下、本案の具体的な一実施例について図面
を参照しながら説明する。図1はREVモード時の平面
図、図2はSTOPモード時の平面図、図3は主要部の
外観斜視図、図4は主要部の断面図、図5はFFWDモ
ード時の平面図、図6はSTOPモード時のブレーキ状
態を示す平面図、図7はPLAY/CUEモード時のブ
レーキ状態を示す平面図、図8はREVモード時のブレ
ーキ状態を示す平面図、図9はブレーキトルクの第1の
モデル図、図10はリール台のブレーキ当接面を示す斜
視図、図11はブレーキトルクの第2のモデル図であ
る。
【0010】図1乃至図4において、1はキャプスタン
モータ、2,3はそれぞれ供給側リール台及び巻取り側
リール台である。該リール台2,3は、図4に示すよう
に、カセットテープ内のハブ(図示せず)と嵌合するリ
ールウイング2d,3d及び、小ギヤ2b,3bが一体
に形成され、フェルト(スリップ機構)2e,3eを介
して回転体21,22が回転自在に貫挿されている。該
回転体21,22は、ギヤ部21a,22a及び後述す
るハードブレーキが当接するドラム部21b,22bが
形成されている。
【0011】尚、リール台2,3及び回転体21,22
は、それぞれシャーシ5に固植された支軸5a,5bに
回転自在に軸支されると共に、リール台2,3の下端筒
部2a,3aと支軸5a,5bのボス部5a’,5b’
間に、バックテンション用コイルバネ23,24が貫挿
されている。該コイルバネ23は、供給側リール台2が
時計方向(CW)、即ちテープ繰り出し方向へ回転する
と、コイル巻回部が緊縮され、リール台2にバックテン
ション(ソフトブレーキ)を付与するように巻き方向が
左巻きのコイルバネ23となっている。巻取り側リール
台3に対しては、右巻きのコイルバネ24が貫挿されて
いる(詳細は、特願平6−86437号参照)。
【0012】4はシリンダ、6はプーリーギヤ6aが一
体に形成された駆動ギヤである。プーリーギヤ6aは、
キャプスタンモータギヤ1aに噛合している。7はタイ
ミングベルト、8はタイミングベルト7が掛けられた従
動プーリーで、該プーリー8には小ギヤ8aと大ギヤ8
bが一体に形成されている。9は従動プーリー8の小ギ
ヤ8aに噛合したアイドラギヤ、10,11はシャーシ
5上に固植された軸5d,5eに回動可能なハードブレ
ーキ(制動手段)である。該ハードブレーキ10,11
は、回転体21,22のドラム部21b,22bに当接
して、該回転体21,22を制動すると共に、スリップ
機構2e,3eを介してリール台2,3を制動する。
尚、ハードブレーキ10,11には、後述するスライド
により制御されるピン10c,11cが設けられてい
る。
【0013】12はアイドラレバーで、該アイドラレバ
ー12には、図4の断面図に示すようにアイドラギヤ9
との間にフェルト13が介挿され、フリクション機構を
成している。アイドラレバー12には、係合舌片12a
が下向きに折曲形成されると共に、回動規制用の端縁1
2b,12cが形成されている。14はシャーシ5に植
立されたストッパピンで、該ピン14は、両リール台
2,3の中心軸5a,5bを結ぶ直線の2等分線上に設
けられている。15,16は中継ギヤであり、該中継ギ
ヤ15,16は従動プーリー8の大ギヤ8bの左右に配
置され、該大ギヤ8bに常時噛合すると共に、プーリー
8の支軸5cを中心に回動する回動レバー17上に回転
自在に設けらている。
【0014】中継ギヤ15,16は、動作モードに応じ
て選択的にリール台2,3の小ギヤ2b,3bの何れか
に噛合し、該当のリール台2またはリール台3を回転駆
動させる。回動レバー17の一方の端縁には複数個の切
り欠き17a,17b,17cが形成され、他端には長
孔17dが設けられている。回動レバー17には、更に
一対の規制舌片17e,17fと、ハードブレーキ1
0,11の第1規制面10a,11aに対向した第1作
動片17gと、ハードブレーキ10,11の第2規制面
10b,11bに対向した第2作動片17h,17iが
それぞれ一体に折曲形成されている(図3参照)。尚、
19は切り欠き17a,17b,17cに節度的に係合
する爪19aを有する可橈性の保持レバー、20はハー
ドブレーキ10,11間に架けられたバネである。
【0015】25は長孔25a,25b、ピン25c、
切り欠き25d,25e、カム25fを有し、長孔25
bとピン25cがそれぞれシャーシ5の軸5fと長孔5
hに嵌合して図面左右に摺動するスライダ(制御手段)
である。26,27はそれぞれカム溝26a,27aが
形成された第1及び第2のカムギヤで、該カムギヤ2
6,27は、互いに外周で噛合っており、モータ100
等の駆動源から減速機構101を介して回転駆動力を得
て回転する。
【0016】28,29はシャーシ5上の軸30に同軸
に回動する駆動レバーであり、該駆動レバー28には、
スライド25の長孔25aに係合するピン28aと、第
1のカムギヤ26のカム溝26aに係合する追随ピン2
8bが下向きに固植されている。又、駆動レバー29に
は、回動レバー17の長孔17dに係合するピンが上向
きに、第2のカムギヤ27のカム溝27aに係合する追
随ピン29bが下向きに固植されている。従って、カム
ギヤ26,27の回転により、動作モードに応じてスラ
イダ25は図面左右に摺動し、回動レバー17は軸5c
を中心にCW又はCCWに回動する。
【0017】次に本案の動作について説明する。図2は
STOPモードを示している。STOPモードでは、回
動レバー17の切り欠き17bに保持レバー19の爪1
9aが係合していて、アイドラギヤ9及び中継ギヤ1
5,16は何れもリール台2,3から離間している。ハ
ードブレーキ10のピン10cは,スライダ25の切り
欠き25dに在り、ハードブレーキ11のピン11cも
フリーであるので、ブレーキシュー10d,11dはそ
れぞれ回転体21,22のドラム部21b,22bに当
接して、回転体21,22を制動している。即ち、両リ
ール台2,3は、スリップ機構2e,3eを介して制動
されている(図6参照)。
【0018】REC又はPLAY操作により、キャプス
タンモータ1が反時計方向(CCW)へ回転すると、キ
ャプスタンギヤ1a、プーリーギヤ6a,駆動プーリー
6、タイミングベルト7、従動プーリー8,小ギヤ8a
を介してアイドラギヤ9がCCWへ回転する。小ギヤ8
aのCWへの回転により、アイドラレバー12がCWへ
回動するので、アイドラギヤ9が巻取り側のギヤ22a
に噛合する。その結果、スリップ機構3eを介してリー
ル台3をCWへ回転させる。その際、アイドラレバー1
2の一方の端縁12cが、ストッパピン14に当接する
ので、必要以上にアイドラギヤ9と回転体22のギヤ2
2aが噛み込まないように首振り動作を規制している。
【0019】又、REC又はPLAY操作により、第1
カムギヤ26がCWへ回転し、スライダ25が図面右方
向へ移動する。従って、ハードブレーキ10のピン10
cがスライダ25の側縁に当接しCCWへ回動する。ハ
ードブレーキ11のピン11cはスライドのカム部25
fに当接してCWへ回動する。従って、両ブレーキ1
0,11は、回転体21,22に対する制動を解除する
(図7参照)。第2カムギヤ27はCCWへ回転する
が、回動レバー17の位置はSTOPモードと同じ位置
になるようにカム溝27aの形状を決めているので、回
動レバー17は回動しない。又、図示しないが、スライ
ド25はピンチローラ圧着動作をも行うものである。
尚、REC又はPLAYモードでは、アイドラレバー1
2の係合舌片12aと回動レバー17の規制舌片17e
との間には隙間があり、アイドラレバー12の首振り動
作を妨げない。早送り再生(CUE)モードにおいて
も、ハードブレーキ10,11は図7の状態である。
【0020】FFWD操作を行うと、第1カムギヤ26
のSTOP位置を基準にすると、図5に示すように、第
1カムギヤ26はCCWへ、第2カムギヤ27はCWへ
回転する。この場合、スライダ25の位置はSTOPモ
ードと同じ位置にあって、ハードブレーキ10,11の
ピン10C,11Cはフリーとなっているが、駆動レバ
ー29の追随ピン29bがカム溝27aに沿って移動す
るので、駆動レバー29がCWへの回動する。その結
果、回動レバー17が軸5cを中心にCCWへ回動して
切り欠き17cに爪19aが係合し、回動レバー17を
FFWDモードの所定の位置に保持する。回動レバー1
7の回動により、中継ギヤ16がリール台3の小ギヤ3
bに噛合し、リール台3を高速でCWへ回転させる。従
動プーリー8のCWへの回転により、アイドラレバー1
2もCWへ回動するが、アイドラレバー12の係合舌片
12aの端縁が、回動レバー17の規制舌片17eに当
接し、それ以上の回動が規制されるので、アイドラギヤ
9と回転体22のギヤ22aは噛合しない。
【0021】FFWDモード時、回動レバー17のCC
Wへの回動により、第1作動片17gがハードブレーキ
10の第1規制面10aを押圧し、該ブレーキ10を軸
5dを中心にCCWへ回動させ、回転体21への制動を
解除する。回動レバー17の第2作動片17iが、ブレ
ーキ11の第2規制面11bを押圧し、該ブレーキ11
を軸5eを中心にCWへ回動させ、回転体22への制動
を解除する。
【0022】REWモード時は、第2カムギヤ27のC
CWへの回転により、駆動レバー29のCCWへの回動
により、回動レバー17がCWへ回動する。その結果、
切り欠き17aに爪19aが係合し、中継ギヤ15がリ
ール台2の小ギヤ2bに噛合する。アイドラレバー12
の首振り機構及びハードブレーキ開閉機構とも、FFW
Dモード時と逆の動作をするが、作用は同じであるので
その説明を省略する。
【0023】REV操作を行うと、図1に示すように第
1カムギヤ26が最もCWへ回転して、スライダ25を
図面上最右端へ摺動させる。従って、ハードブレーキ1
0のピン10cはスライダ25の側縁に当接してCCW
へ回動し、回転体21への制動を解除する(図8参
照)。ハードブレーキ11のピン11cは切り欠き25
eに位置してフリーとなり、回転体22に対して制動力
を付与する。一方、第2カムギヤ27はCCWへ回転す
るが、図示のように、駆動レバー29及び回動レバー1
7はSTOPモードの位置と同じである。
【0024】従って、REVモード時は、巻取り側の回
転体22にハードブレーキ11による制動力が付与さ
れ、スリップ機構3eを介して巻取り側のリール台3に
バックテンションが付与されることにより、リール台3
から繰り出されるテープに対して最適な(バック)テン
ションが付与され、安定したテープ走行が得られる。
【0025】上述のように、本案のハードブレーキ11
は、REVモード時に作用するが、それ以外のテープ走
行モード時には解除されていて、余分な負荷とはならな
い。従って、REVモード時は、図4に示すように、リ
ール台2,3には、フェルト2e,3eによるスリップ
機構を設けているので、ハードブレーキ11が回転体2
2のドラム部22bに当接することによるブレーキトル
クTBが十分大きければ、回転体22が停止し、スリッ
プ機構3eの介在によりリール台3のみが回転する。即
ち、リール台3のスリップトルクTSがREVモード時
のバック(テンション)トルクとなる。ブレーキトルク
TBがスリップトルクTSより小さければ(TB<TS)、
回転体22とリール台3が一体となって回転するので、
ブレーキトルクTBがREVモード時のバックトルクと
なる。上述の2例のいずれの場合でも、動作上問題はな
いが、バックトルクの安定性を重視する場合は前者の方
が好ましい。
【0026】民生用デジタルVTR、DAT等の小型メ
カニズムについて一例として図9のようなトルク値の場
合、巻取り側のブレーキトルクTB=12gr・cm、
リール台3のスリップトルクTS=8gr・cm、供給
側のブレーキトルクSB=12gr・cm、リール台2
のスリップトルクSS=16gr・cmとすると、ハー
ドブレーキトルクとリール台スリップトルクの大小関係
から、供給側のハードブレーキトルクは12gr・c
m、巻取り側のハードブレーキトルクは8gr・cmと
なる。このことから、FFWD又は、REWモードから
STOPモードに移行した時、供給側リール台2と巻取
り側リール台3が停止するまでの時間に差が生じ、結果
的にテープ弛みやテープ引っ張りと云った不具合を生じ
る。
【0027】そこで、図10に示すように、回転体22
のドラム部22bにブレーキシュー11dとの摩擦係数
が大きくなるように、平目ローレット状の凹凸を付ける
か、又は、巻取り側のハードブレーキ11のブレーキシ
ュー(パッド材)11dの摩擦係数を、供給側のハード
ブレーキ10のブレーキシュー(パッド材)10dより
大きくすることにより、図11に示すようなトルク関係
を得ることができる。即ち、巻取り側のブレーキトルク
TB=12gr・cm、リール台3のスリップトルクTS
=8gr・cm、供給側のブレーキトルクSB=8gr
・cm、リール台2のスリップトルクSS=16gr・
cmに設定することにより、供給側と巻取り側のハード
ブレーキトルクは、両方とも8gr・cmとなり、両リ
ール台2,3が停止するまでの時間は等しくなり、テー
プ弛みやテープ引っ張り(緊張)が生じない。この時当
然ながら、バネ20は図9よりも弱いバネでよい。
【0028】本案は、高速FFWD、REWに対応した
ハードブレーキを備えるメカニズムにおいて、巻取り側
ハードブレーキをREVブレーキにも兼用させることに
よりブレーキ動作機構が簡単化され、且つメカニズムの
小型、軽量化に有効であり、特に民生用デジタルVT
R、DAT等のテープリールの回転慣性が小さく、その
ためハードブレーキトルクを比較的小さく設定できる装
置に適している。
【0029】
【発明の効果】上述のように、巻取り側ハードブレーキ
をREVブレーキにも兼用することにより、ブレーキ動
作機構が簡単になり、メカニズムの小型、軽量化、コス
トダウンに有効である。REVモード時以外のモードに
対しては、余分な負荷を与えないので、低消費電力化に
有効である。更に、ハードブレーキ当接面の摩擦係数を
供給側と巻取り側で変えることにより、一方のみのリー
ル台スリップトルクを利用したハードブレーキ機構にな
るメカニズムにおいて、供給側と巻取り側のハードブレ
ーキトルクを等しく設定でき、テープダメージ等の不具
合を与える懸念が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】REVモード時の平面図である。
【図2】STOPモード時の平面図である。
【図3】主要部の外観斜視図である。
【図4】主要部の断面図である。
【図5】FFWDモード時の平面図である。
【図6】STOPモード時のブレーキ状態を示す平面図
である。
【図7】PLAY/CUEモード時のブレーキ状態を示
す平面図である。
【図8】REVモード時のブレーキ状態を示す平面図で
ある。
【図9】ブレーキトルクのモデル図である。
【図10】リール台のブレーキ当接面を示す斜視図であ
る。
【図11】ブレーキトルクの他のモデル図である。
【符号の説明】
2 供給側リール台 3 巻取り側リール台 10 ハードブレーキ(制動手段) 11 ハードブレーキ(制動手段) 17 回動レバー 21 回転体 22 回転体 25 スライダ(制御手段) 26 第1カムギヤ 27 第2カムギヤ 28 駆動レバー 29 駆動レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/22 G11B 15/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スリップ機構を介して第1の回転体に同
    軸に軸支された供給側リール台とスリップ機構を介して
    第2の回転体に同軸に軸支された巻取り側リール台から
    なる一対のリール台と、該一対のリール台間に配されて
    前記第1又は第2の回転体を駆動する首振りアイドラ手
    段と、テープ走行モードに応じて前記第1及び第2の回
    転体をそれぞれ制動する第1及び第2のハードブレーキ
    とを備え、該ハードブレーキの摩擦係数をそれぞれ異な
    る値に設定し、前記第1のハードブレーキのブレーキト
    ルクSBを前記供給側リール台のスリップトルクSSより
    小さくし、前記第2のハードブレーキのブレーキトルク
    TBを前記巻取り側リール台のスリップトルクTSより大
    きくし、更に、前記第1のハードブレーキのブレーキト
    ルクSBを前記巻取り側リール台のスリップトルクTSに
    略等しくすることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の回転体の前記第2のハードブ
    レーキ当接面に平目ローレット状の凹凸を形成すること
    を特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
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