JP2509037B2 - テ―プレコ―ダ―のブレ―キ駆動装置 - Google Patents

テ―プレコ―ダ―のブレ―キ駆動装置

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JP2509037B2 JP4010282A JP1028292A JP2509037B2 JP 2509037 B2 JP2509037 B2 JP 2509037B2 JP 4010282 A JP4010282 A JP 4010282A JP 1028292 A JP1028292 A JP 1028292A JP 2509037 B2 JP2509037 B2 JP 2509037B2
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    • G11B15/28Driving record carriers by members acting directly or indirectly thereon through rollers driving by frictional contact with the record carrier, e.g. capstan; Multiple arrangements of capstans or drums coupled to means for controlling the speed of the drive; Multiple capstan systems alternately engageable with record carrier to provide reversal

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテープレコーダーに係わ
り、特にテープを一定走行経路で移送させながらテープ
に信号を記録するとか記録された信号を再生させること
ができるようにしたビデオテープレコーダー、ディジタ
ルオーディオテープレコーダー等のようなテープレコー
ダーから上記テープを移送させるキャプスタンモーター
から動力を伝達されて回転しながらテープを巻くように
したリールの回転を停止させるブレーキ駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に大部分のテープレコーダーは、移
送されたテープを巻くリールがキャプスタンモーターの
動力を伝達されて回転するようになっており、上記リー
ルの制動は別に設けたソレノイドにより作動されるブレ
ーキとして停止させるようになっている。しかし、上記
のようなブレーキを作動させるためにソレノイドを使用
することにより原価上昇を招来し、別のソレノイドを設
けることによって装置のうちの多い空間を占める問題点
があった。よって、一部ではテープローディング用モー
ターからの動力が多数の動力伝達部材を経てブレーキが
駆動されるようにしてリールの制動が掛かるようにした
ものがあった。
【0003】しかし、上記のようにローディングモータ
ーの動力を利用するブレーキ制動装置は、ローディング
モーターがブレーキ駆動外にいろいろの部品を作動させ
るようにしたものなので、ローディングモーターに過負
荷がかかるようになってローディングモーターの容量が
大きくなる問題のためローディングモーターの設置が容
易でなく、装置のうちの空間を占めるようになるばかり
でなく、装置の重量を増加させるようになる原因ともな
り、ローティングモーターからブレーキまで多数の動力
伝達部材を設けることにより構造が複雑になり、部品数
の増加を招来して原価上昇の要因になった。
【0004】かつ、上記のようなブレーキ駆動装置は多
数の動力伝達部材により、ローディングモーターの動力
を伝達されてブレーキが作動するものなので、それだけ
ブレーキ作動時点が遅くなり、これにより高機能化趨勢
により開発されている高速サーチ機能により高速で回転
するリールの制動時点が遅くなり高速サーチ機能に適合
できない問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点を解決するもので、キャプスタンモーターからの
動力がサプライ側とテイクアップ側のリールで切換られ
るようにするアイドルギアを支持するアームが直接ブレ
ーキを駆動させて短い時間にリールの制動がかかるよう
にすることにより、高速サーチ時に適合するようにし、
ローディングモーターからの動力を伝達される簡単な構
造のスライダとしてブレーキの制動を解除させることに
より、リールの制動を拘束するブレーキの駆動が円滑に
なるようにしたテープレコーダーのブレーキ駆動装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めのこの発明の特徴は、テープを一定走行経路で移送さ
せながらテープに信号を記録又は再生できるようにした
テープレコーダーにおいて、 固定軸(15,16)を
中心に回動可能に設けてあり、リール(2,3)に押し
付けられるブレーキ(13,14)と、 該ブレーキ(1
3,14)をリール(2,3)を押し付けるように付勢
するスプリング(17)と、 上記ブレーキ(13,1
4)の一側に形成されたレバー(13a,14a)を互
いに連結するピン(20)と、 該ブレーキ(13,1
4)の位置を、リール(2,3)を押し付けた位置又は
リール(2,3)から離れた位置に制御する制御手段と
よりなり、 該制御手段は、キャプスタンモータ(10)
の動力を伝達され固定軸(8)を中心にして回動しその
回動により前記ピン(20)を前記ブレーキ(13,1
4)が前記リール(2,3)から離れる方向に押圧した
状態でそのピン(20)と摺接するアーム(6)と、ロ
ーディングモータ(25)の動力を伝達され前記ピン
(25)側に前進及び後退自在に設けられたスライダ
(21)とよりなり、 前記アーム(6)の前記ピン(2
0)との摺接面の一側には前記ピン(20)を受容可能
な溝(6a)が形成され、 アーム(6)の回動により前
記溝(6a)がピン(20)と対向する時、ピン(2
0)が前記スプリング(17)の付勢力により溝(6
a)内に受容されると共にブレーキ(13,14)はリ
ール(2,3)に押し付けられ、 ローディングモータ
(25)によりスライダ(21)が前記溝(6a)に受
容されたピン(20)側に前進しながらピン(20)を
押圧して溝(6a)から引き抜くと共に、キャプスタン
モータ(10)によりアーム(6)が回動することによ
り、ピン(20)が前記アーム(6)の摺接面に係止さ
れブレーキ(13,14)がリール(2,3)から離れ
た状態を保つように構成されたものである。 また、本発
明の別の特徴は、ローディングモータ(25)の動力を
伝達され回転し一側面にカム溝(22a)が形成された
ギヤ(22)を備え、 前記スライダ(21)の一側には
突起(21b)が形成され、他側には長溝(21a)が
前記ピンに向けて長く形成されており、 前記スライダ
(21)は、前記突起(21b)が前記カム溝(22
a)に嵌合され長溝(21a)は前記アーム(6)の固
定軸(8)に嵌合され、ギヤ(22)の回転によりピン
(20)側に前進及び後退自在に構成したものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明による実施例を添付図面により
詳細に説明する。
【0008】図1及び図2は本発明によるテープレコー
ダーの構成図であり、図3及び図4は本発明によるテー
プレコーダーの作動状態を示すもので、テープレコーダ
ーのデッキ1にカセット(図示せず)が装着されるサプ
ライ側及びテイクアップ側のリール2,3を設け、上記
リール2,3の間には相互噛合されたアイドルギア4と
アイドルギアより少し小さい駆動ギア5がアーム6に回
転可能に固定軸7,8で固定的に設け、上記固定軸8は
デッキ1に固定的に設ける。かつ、上記アイドルギア4
とアーム6間にはスリップ発生部材9がスプリング26
として弾性的に設け、上記駆動ギア5はテープを移送及
び回転させるようにしたキャプスタンモーター10とベ
ルト11で連結された伝達ギア12に噛合されている。
【0009】かつ、上記リール2,3の下部にはリール
制動手段を設け、このリール制動手段は、ブレーキ1
3,14が固定軸15,16に各々回動可能に設けら
れ、上記ブレーキ13,14は下部がスプリング17で
相互弾性的に設け、上部にはリール2,3に摩擦力を付
与する摩擦部材18,19が設ける。そして、上記ブレ
ーキ13,14の一側に形成されたレバー13a,14
aはピン20で回動可能に相互連結され、上記ピン20
の上部にはアーム6の下部に形成された溝6aで係止及
び離脱されるように設ける。
【0010】一方、リール2,3の制動を解除させるリ
ール解除手段は、上記アイドルギア4と駆動ギア5を設
けたアーム6の上側へスライダ21を設け、このスライ
ダ21の下部は長孔21aが形成されていて駆動ギア5
が固定された固定軸8に嵌められ、スライダ21の上部
には突起21bが形成されてギア22のカム溝22aに
嵌められる。かつ、上記ギア22はセクタギア24の一
側と噛合されたその他のギア23と噛合され、上記セク
タギア24の他側はローディングモーター25のウォー
ム27と噛合されたウォームギア26と噛合される。
【0011】以上のような本発明は初めのストップモー
ド状態には図1のようにアイドルギア4及びアイドルギ
ア4を支持するアーム6が両側にリール2,3の中間に
位置した状態であり、リール制動手段であるブレーキ1
3,14のレバー13a,14aを連結するピン20が
上記アーム6の溝6aにかかる状態になってブレーキ1
3,14の摩擦部材18,19がリール2,3に制動を
かける状態になる。従って、リール2,3は停止した状
態になり、リール解除手段のスライダ21はギア22の
中心に近いカム溝22aに上部の突起21bが位置され
た状態であるので、スライダ21の下端がブレーキ1
3,14のレバー13a,14aを連結するピン20か
ら所定間隔離れた状態になる。
【0012】上記のようなストップモード状態で高速サ
ーチのために早巻きFFモードで転換させると、ローデ
ィングモーター25とキャプスタンモーター10と共に
回転するようになるので、キャプスタンモーター10の
回転によりベルト11で連結された伝達ギア12を反時
計方向へ回転させるようになり、上記伝達ギア12は駆
動ギア5を時計方向に回転させアイドルギア4が反時計
方向へ回転されるようにする。この時、アーム6及びア
イドルギア4がテイクアップ側リール3の側へ回転され
るが、ブレーキ13,14のレバー13a,14aを連
結したピン20がアーム6の溝6aに係止状態にあるの
で、アーム6とアイドルギア4との間に設けたスリップ
発生部材9によりスリップが起こりながらアーム6及び
アイドルギア4は回動しなくて、もとの場所でアイドル
ギア4だけ空回転する状態になる。
【0013】一方、上記キャプスタンモーター10と共
に回転するローディングモーター25の回転で、ウォー
ムアップギア26により減らされた回転力がセクタギア
24及びギア23により伝達されてギア22が時計方向
へ1回転するようになると、ギア22の中心に近いカム
溝22aライン上にあったスライダ21の突起21bが
図3でのようにギア22の中心で遠いカム溝22aライ
ン上へ位置されることによりスライダ21が下側へ移送
されるものであり、上記スライダ21は固定軸8に長孔
21aが嵌められた状態であるので、直線移動できるよ
うになってアーム6の溝6aにかかったピン20を押す
ようになるものであり、続くギア22の回転でスライダ
21は初めのストップモード状態である時の位置で戻っ
てくる。
【0014】従って、瞬間的であるがアームの溝6aか
らピン20が押されるようになるので、スプリング17
が伸びながらブレーキ13,14は固定軸15,16を
中心で回動してリール2,3の制動を解除させ、空回転
した駆動ギア5及びアイドルギア4もスリップ発生部材
9により図4のようにアーム6及びアイドルギア4がテ
イクアップ側リール3側へ回動してアイドルギア4がテ
イクアップ側リール3を回転させるとにより、高速サー
チを行なうことができ、アーム6の溝6aにかかったピ
ン20はアーム6の回動でブレーキ13,14の間に相
互連結されたスプリング17の圧縮力によりアーム6の
下部外周面に密着された状態になるので、リール2,3
の制動を解除した状態を続けて維持できる。
【0015】そして、上記のように高速サーチを行った
後願う地点でテープを停止させようとする場合、再びス
トップモードで転換させることになると、キャプスタン
モーター10が少し逆回転した後、停止するようになる
と共に、ローディングモーター25もやはり逆回転して
ギア22を再び逆方向へ1回転させるようになる。よっ
て、キャプスタンモーター10が少し逆回転することに
よりアイドルギア4及び駆動ギア5も逆回転するように
なるので、アーム6が再び中間位置へ回動するようにな
るものであり、ブレーキ13,14間に連結されて伸び
ていたスプリング17の圧縮力でアーム6の外周面を押
していたピン20が再びアーム6の溝6aへ入るため、
ブレーキ13,14は再び固定軸15,16を回動して
摩擦部材18,19がリール2,3に密着されるので、
これによってリール2,3の回転が停止される。この
時、キャプスタンモーター10は停止され、ローディン
グモーター25は続けて逆回転されてギア22が1回転
することにより、スライダ21の突起21bがギア22
のカム溝22aに案内されて、スライダ21が一度上、
下移送動作をすることによりスライダ21の下端がアー
ム6の溝6aにかけたピン20を押してリール2,3の
制動を瞬間的に解除された後再び制動をかけるようにす
ることにより、リール2,3の制動時過度にかかるテー
プの張力を緩和させるもので、これはキャプスタンモー
ター10の逆回転数により動作するアーム6がローディ
ングモーター25の動力をギア23及びセクタギア24
により伝達されて回転するギア22より時間的に速く作
動されることにより達成される。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によるテープレコー
ダーのブレーキ駆動装置によれば、簡単な構造によりリ
ールの制動及び解除が円滑になり、部品の簡素化で原価
が節減出来る。また、特にブレーキ解除状態に保持され
ている状態がキャプスタンモーターの少しの逆転により
解除され、リールが制動されるため、リールの制動時点
が早くなり、よって高速サーチの終了時に、速やかにテ
ープ走行を停止させることが出来る。また、高速サーチ
の終了時に、リールが制動された後、一旦制動を解除
し、その後再び制動をかけるようにしてあるため、高速
サーチの終了時に、テープに過度の張力が作用しないよ
うにすることが出来る
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテープレコーダーの構造図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明によるテープレコーダーの作動状態図で
ある。
【図4】本発明によるテープレコーダーの作動状態図で
ある。
【符号の説明】
1 デッキ 2,3 リール 4 アイドルギア 5 駆動ギア 6 アーム 6a 溝 7,8 固定軸 9 スリップ発生部材 10 キャプスタンモーター 11 ベルト 12 伝達ギア 13,14 ブレーキ 13a,14a レバー 15,16 固定軸 17,30 スプリング 18,19 摩擦部材 20 ピン 21 スライダ 21a 長孔 21b 突起 22,23 ギア 22a カム溝 24 セクタギア 25 ローディングモーター 26 ウォームギア 27 ウォーム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープを一定走行経路で移送させながら
    テープに信号を記録又は再生できるようにしたテープレ
    コーダーにおいて、固定軸(15,16)を中心に回動可能に設けてあり、
    リール(2,3)に押し付けられるブレーキ(13,1
    4)と、 該ブレーキ(13,14)をリール(2,3)を押し付
    けるように付勢するスプリング(17)と、 上記ブレーキ(13,14)の一側に形成されたレバー
    (13a,14a)を互いに連結するピン(20)と、 該ブレーキ(13,14)の位置を、リール(2,3)
    を押し付けた位置又はリール(2,3)から離れた位置
    に制御する制御手段とよりなり、 該制御手段は、キャプスタンモータ(10)の動力を伝
    達され固定軸(8)を中心にして回動しその回動により
    前記ピン(20)を前記ブレーキ(13,14)が前記
    リール(2,3)から離れる方向に押圧した状態でその
    ピン(20)と摺接するアーム(6)と、ローディング
    モータ(25)の動力を伝達され前記ピン(25)側に
    前進及び後退自在に設けられたスライダ(21)とより
    なり、 前記アーム(6)の前記ピン(20)との摺接面の一側
    には前記ピン(20)を受容可能な溝(6a)が形成さ
    れ、 アーム(6)の回動により前記溝(6a)がピン(2
    0)と対向する時、ピン(20)が前記スプリング(1
    7)の付勢力により溝(6a)内に受容されると共にブ
    レーキ(13,14)はリール(2,3)に押し付けら
    れ、 ローディングモータ(25)によりスライダ(21)が
    前記溝(6a)に受容されたピン(20)側に前進しな
    がらピン(20)を押圧して溝(6a)から引き抜くと
    共に、キャプスタンモータ(10)によりアーム(6)
    が回動することにより、ピン(20)が前記アーム
    (6)の摺接面に係止されブレーキ(13,14)がリ
    ール(2,3)から離れた状態を保つように構成される
    ことを特徴とするテープレコーダーのブレーキ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 ローディングモータ(25)の動力を伝
    達され回転し一側面にカム溝(22a)が形成されたギ
    ヤ(22)を備え、 前記スライダ(21)の一側には突起(21b)が形成
    され、他側には長溝(21a)が前記ピンに向けて長く
    形成されており、 前記スライダ(21)は、前記突起(21b)が前記カ
    ム溝(22a)に嵌合され長溝(21a)は前記アーム
    (6)の固定軸(8)に嵌合され、ギヤ(22)の回転
    によりピン(20)側に前進及び後退自在に構成される
    ことを特徴とする 請求項1記載のテープレコーダーのブ
    レーキ駆動装置。
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