JP3013508B2 - テープローディング装置 - Google Patents
テープローディング装置Info
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- JP3013508B2 JP3013508B2 JP3147028A JP14702891A JP3013508B2 JP 3013508 B2 JP3013508 B2 JP 3013508B2 JP 3147028 A JP3147028 A JP 3147028A JP 14702891 A JP14702891 A JP 14702891A JP 3013508 B2 JP3013508 B2 JP 3013508B2
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- guide
- head drum
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/66—Threading; Loading; Automatic self-loading
- G11B15/665—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container
- G11B15/6653—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum
- G11B15/6656—Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting loop of record carrier from container to pull the record carrier against drum using two-sided extraction, i.e. "M-type"
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B15/00—Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
- G11B15/60—Guiding record carrier
- G11B15/61—Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばビデオテープレ
コーダ等の磁気記録再生装置に使用して好適なテープロ
ーディング装置に関するものである。
コーダ等の磁気記録再生装置に使用して好適なテープロ
ーディング装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、ビデオテープレコーダ（以下、
「ＶＴＲ」と称する）等の磁気記録再生装置の普及は目
覚ましく、これに伴いＶＴＲが身近なものになってい
る。
「ＶＴＲ」と称する）等の磁気記録再生装置の普及は目
覚ましく、これに伴いＶＴＲが身近なものになってい
る。
【０００３】従来、この種の磁気記録再生装置として
は、例えば図８および図９に示すようなテープローディ
ング装置を備えたものが採用されている。このテープロ
ーディング装置を同図に基づいて概略説明すると、同図
において、符号１で示すものは径方向に突出する回転ヘ
ッドチップ（図示せず）を上下２つのドラム（図示せ
ず）間に有するヘッドドラム、２はこのヘッドドラム１
の周囲に設けられガイド組立体移動用のガイド溝２ａ，
２ｂを有するレール、３および４はこのレール２の両ガ
イド溝２ａ，２ｂに各々移動自在に設けられ前記ヘッド
ドラム１の外周面にカセット５内の磁気テープ６を引き
出して巻き付けるためのローラガイド３ａ，４ａと傾斜
ガイド３ｂ，４ｂを有する２つのガイド組立体である。
は、例えば図８および図９に示すようなテープローディ
ング装置を備えたものが採用されている。このテープロ
ーディング装置を同図に基づいて概略説明すると、同図
において、符号１で示すものは径方向に突出する回転ヘ
ッドチップ（図示せず）を上下２つのドラム（図示せ
ず）間に有するヘッドドラム、２はこのヘッドドラム１
の周囲に設けられガイド組立体移動用のガイド溝２ａ，
２ｂを有するレール、３および４はこのレール２の両ガ
イド溝２ａ，２ｂに各々移動自在に設けられ前記ヘッド
ドラム１の外周面にカセット５内の磁気テープ６を引き
出して巻き付けるためのローラガイド３ａ，４ａと傾斜
ガイド３ｂ，４ｂを有する２つのガイド組立体である。
【０００４】また、符号７はピンチローラ、８はキャプ
スタン、９はフルイレーズヘッド、１０はチャンネルイ
レーズヘッド、１１は記録再生用固定ヘッド、１２はテ
ンションレギュレータ用のテープガイド、１３〜１７は
供給側のテープガイド、１８〜２０は巻取側のテープガ
イドである。
スタン、９はフルイレーズヘッド、１０はチャンネルイ
レーズヘッド、１１は記録再生用固定ヘッド、１２はテ
ンションレギュレータ用のテープガイド、１３〜１７は
供給側のテープガイド、１８〜２０は巻取側のテープガ
イドである。
【０００５】このように構成されたテープローディング
装置においては、ガイド組立体３，４がガイド溝２ａ，
２ｂを移動することにより行われる。すなわち、ヘッド
ドラム１を挟んで相互に反対方向に移動する供給側のガ
イド組立体３と巻取側のガイド組立体４がカセット５内
の磁気テープ６を引き出してヘッドドラム１の外周面に
螺旋状に巻き付ける。
装置においては、ガイド組立体３，４がガイド溝２ａ，
２ｂを移動することにより行われる。すなわち、ヘッド
ドラム１を挟んで相互に反対方向に移動する供給側のガ
イド組立体３と巻取側のガイド組立体４がカセット５内
の磁気テープ６を引き出してヘッドドラム１の外周面に
螺旋状に巻き付ける。
【０００６】ところで、この種のテープローディング装
置において、ヘッドドラム１の外周面への磁気テープ６
の巻き付け量は、図１０に示すように記録再生上必要な
巻き付け量ａに対して通常オーバーラップ量ｂを加えた
十分に多い巻き付け量ｃに設定される。なお、同図中符
号ｄは各々信号波形にハネを起こさせないための巻き付
け量を示し、ｅおよびｆはヘッドチップ（図示せず）の
回転方向と磁気テープ６の進行方向を示す。また、符号
Ｏはヘッドドラム１の中心を示す。
置において、ヘッドドラム１の外周面への磁気テープ６
の巻き付け量は、図１０に示すように記録再生上必要な
巻き付け量ａに対して通常オーバーラップ量ｂを加えた
十分に多い巻き付け量ｃに設定される。なお、同図中符
号ｄは各々信号波形にハネを起こさせないための巻き付
け量を示し、ｅおよびｆはヘッドチップ（図示せず）の
回転方向と磁気テープ６の進行方向を示す。また、符号
Ｏはヘッドドラム１の中心を示す。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のテー
プローディング装置においては、ヘッドドラム１の外周
面に対する磁気テープ６の巻き付け量を調整する機能を
備えておらず、このため磁気テープ６をオーバーラップ
してヘッドドラム１に巻き付けても、ヘッドドラム１の
構造上図１０に示すＡ部およびＢ部で図１１に示すよう
に磁気テープ６の上エッジ６ａ，下エッジ６ｂがヘッド
ドラム１の凹溝１ｂ内に入り込むか、あるいは凹溝１ｂ
に限りなく接近し、回転ヘッドチップ１ａの回転時に生
じる空気流の影響によってＡ部およびＢ部でヘッドドラ
ム１に対する磁気テープ６の押圧力が低下していた。こ
の結果、図１２に示すように磁気テープ６に対するヘッ
ドチップ１ａの当たり始めあるいは当たり終わりのＡ部
およびＢ部において信号波形に所謂ハネが発生し、記録
再生に必要な領域において十分な情報を得ることができ
ないという問題があった。
プローディング装置においては、ヘッドドラム１の外周
面に対する磁気テープ６の巻き付け量を調整する機能を
備えておらず、このため磁気テープ６をオーバーラップ
してヘッドドラム１に巻き付けても、ヘッドドラム１の
構造上図１０に示すＡ部およびＢ部で図１１に示すよう
に磁気テープ６の上エッジ６ａ，下エッジ６ｂがヘッド
ドラム１の凹溝１ｂ内に入り込むか、あるいは凹溝１ｂ
に限りなく接近し、回転ヘッドチップ１ａの回転時に生
じる空気流の影響によってＡ部およびＢ部でヘッドドラ
ム１に対する磁気テープ６の押圧力が低下していた。こ
の結果、図１２に示すように磁気テープ６に対するヘッ
ドチップ１ａの当たり始めあるいは当たり終わりのＡ部
およびＢ部において信号波形に所謂ハネが発生し、記録
再生に必要な領域において十分な情報を得ることができ
ないという問題があった。
【０００８】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、磁気テープに対するヘッドチップの当たり始め
あるいは当たり終わりにおける信号波形のハネ発生を防
止することができ、もって記録再生に必要な領域におい
て十分な情報を得ることができるテープローディング装
置を提供するものである。
もので、磁気テープに対するヘッドチップの当たり始め
あるいは当たり終わりにおける信号波形のハネ発生を防
止することができ、もって記録再生に必要な領域におい
て十分な情報を得ることができるテープローディング装
置を提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明に係るテープロー
ディング装置は、ヘッドドラムの外周面に供給側および
巻取側から磁気テープを巻き付けるための２つのガイド
組立体を、テープローディング開始位置とテープローデ
ィング終了位置を移動するスライダーと、このスライダ
ーに回動自在に設けられテープガイドを保持するホルダ
ーとによって構成し、このホルダーの回動中心はホルダ
ーの回動によってヘッドドラムへのテープ巻付量が調整
しうるようにテープガイドとヘッドドラム間のヘッドド
ラム半径方向の距離が可変するような位置に位置付けら
れているものである。
ディング装置は、ヘッドドラムの外周面に供給側および
巻取側から磁気テープを巻き付けるための２つのガイド
組立体を、テープローディング開始位置とテープローデ
ィング終了位置を移動するスライダーと、このスライダ
ーに回動自在に設けられテープガイドを保持するホルダ
ーとによって構成し、このホルダーの回動中心はホルダ
ーの回動によってヘッドドラムへのテープ巻付量が調整
しうるようにテープガイドとヘッドドラム間のヘッドド
ラム半径方向の距離が可変するような位置に位置付けら
れているものである。
【００１０】
【作用】本発明においては、テープローディング終了位
置で供給側のテープガイドとヘッドドラムの外周面間お
よび巻取側のテープガイドとヘッドドラムの外周面間の
距離を変更して、ヘッドドラムの外周面に対する磁気テ
ープの巻き付け量を調整することができる。
置で供給側のテープガイドとヘッドドラムの外周面間お
よび巻取側のテープガイドとヘッドドラムの外周面間の
距離を変更して、ヘッドドラムの外周面に対する磁気テ
ープの巻き付け量を調整することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の構成等を図に示す実施例によ
って詳細に説明する。
って詳細に説明する。
【００１２】図１（Ａ）および（Ｂ）は本発明に係るテ
ープローディング装置の供給側のガイド組立体を示す平
面図と断面図、図２（Ａ）および（Ｂ）は同じく本発明
におけるテープローディング装置の巻取側のガイド組立
体を示す平面図と断面図、図３（Ａ）および（Ｂ）は本
発明のテープローディング装置のドラムラップ角の調整
に用いられる工具の一実施例を示す正面図と側面図であ
る。ここで、図８〜図１１において用いた部材と同一ま
たは同等の部材については同一の符号を付す。同図にお
いて、符号３１で示すものはメインレール３２およびサ
ブレールブロック３３ａ，３３ｂを有するレールで、前
記ヘッドドラム１の周囲に設けられており、レール両側
部には表裏面に開口するガイド溝３４ａ，３４ｂが形成
されている。このレール３１の両サブレールブロック３
３ａ，３３ｂは、前記メインレール３２の位置より若干
低い位置に位置付けられており、各先端部には平面視Ｖ
字状の凹部３５ａ，３６ａを有するレールプレート３
５，３６が固定されている。なお、両サブレールブロッ
ク３３ａ，３３ｂおよびメインレール３２の後述するス
ライダー３９への被摺動面は、同一の面上に位置付けら
れているものとする。また、レール３１の巻取側には、
上方に開口するピン案内用の凹溝３７が形成されてい
る。
ープローディング装置の供給側のガイド組立体を示す平
面図と断面図、図２（Ａ）および（Ｂ）は同じく本発明
におけるテープローディング装置の巻取側のガイド組立
体を示す平面図と断面図、図３（Ａ）および（Ｂ）は本
発明のテープローディング装置のドラムラップ角の調整
に用いられる工具の一実施例を示す正面図と側面図であ
る。ここで、図８〜図１１において用いた部材と同一ま
たは同等の部材については同一の符号を付す。同図にお
いて、符号３１で示すものはメインレール３２およびサ
ブレールブロック３３ａ，３３ｂを有するレールで、前
記ヘッドドラム１の周囲に設けられており、レール両側
部には表裏面に開口するガイド溝３４ａ，３４ｂが形成
されている。このレール３１の両サブレールブロック３
３ａ，３３ｂは、前記メインレール３２の位置より若干
低い位置に位置付けられており、各先端部には平面視Ｖ
字状の凹部３５ａ，３６ａを有するレールプレート３
５，３６が固定されている。なお、両サブレールブロッ
ク３３ａ，３３ｂおよびメインレール３２の後述するス
ライダー３９への被摺動面は、同一の面上に位置付けら
れているものとする。また、レール３１の巻取側には、
上方に開口するピン案内用の凹溝３７が形成されてい
る。
【００１３】３８は前記ヘッドドラム１の外周面に磁気
テープ６を巻き付けるための供給側のガイド組立体で、
ローラガイド３９ａを有し前記ガイド溝３４ａの表側開
口周縁に対向するスライダー３９と、このスライダー３
９に回動自在に設けられドラム入口側ガイドとしての傾
斜ガイド４０ａを保持するホルダー４０とからなり、テ
ープローディング開始位置とテープローディング終了位
置間を移動するように構成されている。
テープ６を巻き付けるための供給側のガイド組立体で、
ローラガイド３９ａを有し前記ガイド溝３４ａの表側開
口周縁に対向するスライダー３９と、このスライダー３
９に回動自在に設けられドラム入口側ガイドとしての傾
斜ガイド４０ａを保持するホルダー４０とからなり、テ
ープローディング開始位置とテープローディング終了位
置間を移動するように構成されている。
【００１４】このガイド組立体３８のスライダー３９に
は、前記ガイド溝３４ａの裏側開口周縁に対向するスラ
イダーブロック４１が第１位置決めピン４２を介して連
結されている。また、スライダー３９には、前記ガイド
溝３４ａに臨む先行ピン４３および前記凹部３５ａに嵌
合可能な第２位置決めピン４４が設けられている。
は、前記ガイド溝３４ａの裏側開口周縁に対向するスラ
イダーブロック４１が第１位置決めピン４２を介して連
結されている。また、スライダー３９には、前記ガイド
溝３４ａに臨む先行ピン４３および前記凹部３５ａに嵌
合可能な第２位置決めピン４４が設けられている。
【００１５】そして、ガイド組立体３８のホルダー４０
には、端縁に開口する工具差し込み用のＵ字溝４０ｂが
形成されている。このホルダー４０の回動中心Ｏ1（ピ
ン）は、ホルダー４０の回動によって前記傾斜ガイド４
０ａと前記ヘッドドラム１間の距離Ｓを可変するような
位置に位置付けられている。
には、端縁に開口する工具差し込み用のＵ字溝４０ｂが
形成されている。このホルダー４０の回動中心Ｏ1（ピ
ン）は、ホルダー４０の回動によって前記傾斜ガイド４
０ａと前記ヘッドドラム１間の距離Ｓを可変するような
位置に位置付けられている。
【００１６】なお、４５は前記スライダー３９に対して
前記ホルダー４０を固定するためのねじである。
前記ホルダー４０を固定するためのねじである。
【００１７】４６はキャップ状のプロテクターで、前記
傾斜ガイド４０ａの上端面に固定されており、全体が例
えばナイロン，ポリアセタール等の材料によって形成さ
れている。
傾斜ガイド４０ａの上端面に固定されており、全体が例
えばナイロン，ポリアセタール等の材料によって形成さ
れている。
【００１８】一方、４７は前記ヘッドドラム１の外周面
に磁気テープ６を巻き付けるための巻取側のガイド組立
体で、ローラガイド４８ａを有し前記ガイド溝３４ｂの
表側開口周縁に対向するスライダー４８と、このスライ
ダー４８に回動自在に設けられドラム出口側ガイドとし
ての傾斜ガイド４９ａを保持するホルダー４９とからな
り、テープローディング開始位置とテープローディング
終了位置間を移動するように構成されている。
に磁気テープ６を巻き付けるための巻取側のガイド組立
体で、ローラガイド４８ａを有し前記ガイド溝３４ｂの
表側開口周縁に対向するスライダー４８と、このスライ
ダー４８に回動自在に設けられドラム出口側ガイドとし
ての傾斜ガイド４９ａを保持するホルダー４９とからな
り、テープローディング開始位置とテープローディング
終了位置間を移動するように構成されている。
【００１９】このガイド組立体４７のスライダー４８に
は、前記ガイド溝３４ｂの裏側開口周縁に対向するスラ
イダーブロック５０が第１位置決めピン５１を介して連
結されている。また、スライダー４８には、前記凹溝３
７に臨む案内ピン５２および前記凹部３６ａに嵌合可能
な第２位置決めピン５３が設けられている。
は、前記ガイド溝３４ｂの裏側開口周縁に対向するスラ
イダーブロック５０が第１位置決めピン５１を介して連
結されている。また、スライダー４８には、前記凹溝３
７に臨む案内ピン５２および前記凹部３６ａに嵌合可能
な第２位置決めピン５３が設けられている。
【００２０】そして、ガイド組立体４７のホルダー４９
には、端縁に開口する工具差し込み用のＵ字溝４９ｂが
形成されている。このホルダー４９の回動中心Ｏ2（ピ
ン）は、ホルダー４９の回動によって前記傾斜ガイド４
９ａと前記ヘッドドラム１間の距離Ｔを可変するような
位置に位置付けられている。
には、端縁に開口する工具差し込み用のＵ字溝４９ｂが
形成されている。このホルダー４９の回動中心Ｏ2（ピ
ン）は、ホルダー４９の回動によって前記傾斜ガイド４
９ａと前記ヘッドドラム１間の距離Ｔを可変するような
位置に位置付けられている。
【００２１】なお、５４は前記スライダー４８に対して
前記ホルダー４９を固定するためのねじである。
前記ホルダー４９を固定するためのねじである。
【００２２】５５はキャップ状のプロテクターで、前記
傾斜ガイド４９ａの下端面に固定されており、全体が例
えばナイロンあるいはポリアセタール等の材料によって
形成されている。
傾斜ガイド４９ａの下端面に固定されており、全体が例
えばナイロンあるいはポリアセタール等の材料によって
形成されている。
【００２３】５６はホルダー回動用の工具で、円形先端
面の偏心位置にテーパ部５６ａが設けられており、前記
ホルダー４０，４９を回動させて巻き付け量（ドラムラ
ップ角）を調整し得るように構成されている。
面の偏心位置にテーパ部５６ａが設けられており、前記
ホルダー４０，４９を回動させて巻き付け量（ドラムラ
ップ角）を調整し得るように構成されている。
【００２４】なお、同図矢印ＡS，ＡTおよびＢS，ＢTは
前記ホルダー４０ａ，４９ａの回動方向と工具５６の調
整方向を示す。
前記ホルダー４０ａ，４９ａの回動方向と工具５６の調
整方向を示す。
【００２５】このように構成されたテープローディング
装置においては、テープローディング終了位置で供給側
の傾斜ガイド４０ａとヘッドドラム１の外周面間および
巻取側の傾斜ガイド４９ａとヘッドドラム１の外周面間
の距離Ｓ，Ｔを変更して、ヘッドドラム１の外周面に対
する磁気テープ６の巻き付け量を調整することができ
る。
装置においては、テープローディング終了位置で供給側
の傾斜ガイド４０ａとヘッドドラム１の外周面間および
巻取側の傾斜ガイド４９ａとヘッドドラム１の外周面間
の距離Ｓ，Ｔを変更して、ヘッドドラム１の外周面に対
する磁気テープ６の巻き付け量を調整することができ
る。
【００２６】したがって、本実施例においては、ヘッド
ドラム１に磁気テープ６を巻き付ける場合に従来のよう
にヘッドドラム１に対する磁気テープ６の押圧力が低下
しないから、磁気テープ６に対するヘッドチップ１ａの
当たり始めあるいは当たり終わりでの信号波形のハネ発
生を防止することができる。
ドラム１に磁気テープ６を巻き付ける場合に従来のよう
にヘッドドラム１に対する磁気テープ６の押圧力が低下
しないから、磁気テープ６に対するヘッドチップ１ａの
当たり始めあるいは当たり終わりでの信号波形のハネ発
生を防止することができる。
【００２７】ここで、傾斜ガイド４０ａとヘッドドラム
１の外周面間の距離（ｐｉｎ ｔｏｄｒｕｍ）Ｓを変更
するには、ねじ４５の締め付けを緩和した後、図４に示
すように工具５６のテーパ部５６ａをＵ字溝４０ｂに差
し込んでスライダー３９のＶ字溝３９ｂに臨ませ、同図
に矢印Ｂで示す方向に工具５６を揺動させるか、あるい
は図１に示すように支点ＯSを中心にして工具５６を調
整方向ＢSに捻るかして図５にＡSで示す方向にホルダー
４０を回動させることにより行う。
１の外周面間の距離（ｐｉｎ ｔｏｄｒｕｍ）Ｓを変更
するには、ねじ４５の締め付けを緩和した後、図４に示
すように工具５６のテーパ部５６ａをＵ字溝４０ｂに差
し込んでスライダー３９のＶ字溝３９ｂに臨ませ、同図
に矢印Ｂで示す方向に工具５６を揺動させるか、あるい
は図１に示すように支点ＯSを中心にして工具５６を調
整方向ＢSに捻るかして図５にＡSで示す方向にホルダー
４０を回動させることにより行う。
【００２８】なお、傾斜ガイド４９とヘッドドラム１の
外周面間の距離Ｔを変更する場合も同様にして行う。す
なわち、ねじ５４の締め付けを緩和した後、工具５６の
テーパ部５６ａをＵ字溝４９ｂに差し込んでスライダー
４８のＶ字溝（図示せず）に臨ませ、図４に矢印Ｂで示
す方向に工具５６を揺動させるか、あるいは図２に示す
ように支点ＯTを中心にして工具５６を調整方向ＢTに捻
るかして図５にＡTで示す方向にホルダー４９を回動さ
せることにより行う。
外周面間の距離Ｔを変更する場合も同様にして行う。す
なわち、ねじ５４の締め付けを緩和した後、工具５６の
テーパ部５６ａをＵ字溝４９ｂに差し込んでスライダー
４８のＶ字溝（図示せず）に臨ませ、図４に矢印Ｂで示
す方向に工具５６を揺動させるか、あるいは図２に示す
ように支点ＯTを中心にして工具５６を調整方向ＢTに捻
るかして図５にＡTで示す方向にホルダー４９を回動さ
せることにより行う。
【００２９】ここで、符号ΔＴはホルダー４９の回動に
よって得られるヘッドドラム１と傾斜ガイド４９ａ間の
変位、Δθはドラムラップ角の変化分を示す。
よって得られるヘッドドラム１と傾斜ガイド４９ａ間の
変位、Δθはドラムラップ角の変化分を示す。
【００３０】因に、ドラムラップ角の調整は、テープロ
ーディング終了後にプレイモードで磁気テープ６を走行
させながら行うが、この際図６に示すような信号波形が
得られる規準テープを使用する。すなわち、オシロスコ
ープ等で再生当たり波形を観測した時に、時間軸方向で
基準ポイントＧと基準ポイントＨが明確に分かるように
記録されたテープを用意する。この場合、テープ走行中
にドラムラップ角を調整すると、当たり始めと当たり終
わり位置が時間軸方向で変化するため、規格Ｋ（ｘμｓ
ｅｃ）および規格Ｌ（ｙμｓｅｃ）を満たすように調整
する。また、調整終了後には、確認として記録を行い、
現像したテープパターンの幾何学的寸法から調整状態を
判断することも可能である。
ーディング終了後にプレイモードで磁気テープ６を走行
させながら行うが、この際図６に示すような信号波形が
得られる規準テープを使用する。すなわち、オシロスコ
ープ等で再生当たり波形を観測した時に、時間軸方向で
基準ポイントＧと基準ポイントＨが明確に分かるように
記録されたテープを用意する。この場合、テープ走行中
にドラムラップ角を調整すると、当たり始めと当たり終
わり位置が時間軸方向で変化するため、規格Ｋ（ｘμｓ
ｅｃ）および規格Ｌ（ｙμｓｅｃ）を満たすように調整
する。また、調整終了後には、確認として記録を行い、
現像したテープパターンの幾何学的寸法から調整状態を
判断することも可能である。
【００３１】なお、本実施例においては、工具５６を用
いてドラムラップ角を調整する例を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、図７（Ａ）および
（Ｂ）に示すようにテーパねじ６１によってドラムラッ
プ角を調整することができる。この場合、各スライダー
３９，４８（スライダー３９のみ図示）には２つのテー
パねじ６１が螺合され、これらテーパねじ６１のテーパ
面６１ａに適合するテーパ面４０ａ，４９ａ（テーパ面
４０ａのみ図示）がホルダー４０，４９（ホルダー４０
のみ図示）に形成されている点で実施例と相違するが、
規準テープを使用してドラムラップ角を調整する点およ
び記録パターンで確認できる点は実施例と同様である。
いてドラムラップ角を調整する例を示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、図７（Ａ）および
（Ｂ）に示すようにテーパねじ６１によってドラムラッ
プ角を調整することができる。この場合、各スライダー
３９，４８（スライダー３９のみ図示）には２つのテー
パねじ６１が螺合され、これらテーパねじ６１のテーパ
面６１ａに適合するテーパ面４０ａ，４９ａ（テーパ面
４０ａのみ図示）がホルダー４０，４９（ホルダー４０
のみ図示）に形成されている点で実施例と相違するが、
規準テープを使用してドラムラップ角を調整する点およ
び記録パターンで確認できる点は実施例と同様である。
【００３２】また、本実施例においては、ＶＴＲに適用
する例を示したが、本発明はこれに限定適用されず、各
種磁気記録再生装置や情報処理装置にも実施例と同様に
適用可能である。
する例を示したが、本発明はこれに限定適用されず、各
種磁気記録再生装置や情報処理装置にも実施例と同様に
適用可能である。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ヘ
ッドドラムの外周面に供給側および巻取側から磁気テー
プを巻き付けるための２つのガイド組立体を、テープロ
ーディング開始位置とテープローディング終了位置を移
動するスライダーと、このスライダーに回動自在に設け
られテープガイドを保持するホルダーとによって構成
し、このホルダーの回動中心はホルダーの回動によって
テープガイドとヘッドドラム間の距離が可変するような
位置に位置付けられているので、テープローディング終
了位置で供給側のテープガイドとヘッドドラムの外周面
間および巻取側のテープガイドとヘッドドラムの外周面
間の距離を変更して、ヘッドドラムの外周面に対する磁
気テープの巻き付け量を調整することができる。
ッドドラムの外周面に供給側および巻取側から磁気テー
プを巻き付けるための２つのガイド組立体を、テープロ
ーディング開始位置とテープローディング終了位置を移
動するスライダーと、このスライダーに回動自在に設け
られテープガイドを保持するホルダーとによって構成
し、このホルダーの回動中心はホルダーの回動によって
テープガイドとヘッドドラム間の距離が可変するような
位置に位置付けられているので、テープローディング終
了位置で供給側のテープガイドとヘッドドラムの外周面
間および巻取側のテープガイドとヘッドドラムの外周面
間の距離を変更して、ヘッドドラムの外周面に対する磁
気テープの巻き付け量を調整することができる。
【００３４】したがって、ヘッドドラムに磁気テープを
巻き付ける場合に従来のようにヘッドドラムに対する磁
気テープの押圧力が低下しないから、磁気テープに対す
るヘッドチップの当たり始めあるいは当たり終わりにお
ける信号波形のハネ発生を防止することができ、記録再
生に必要な領域において十分な情報を得ることができ
る。
巻き付ける場合に従来のようにヘッドドラムに対する磁
気テープの押圧力が低下しないから、磁気テープに対す
るヘッドチップの当たり始めあるいは当たり終わりにお
ける信号波形のハネ発生を防止することができ、記録再
生に必要な領域において十分な情報を得ることができ
る。
【図１】（Ａ）および（Ｂ）は本発明に係るテープロー
ディング装置の供給側のガイド組立体を示す平面図と断
面図。
ディング装置の供給側のガイド組立体を示す平面図と断
面図。
【図２】（Ａ）および（Ｂ）は同じく本発明におけるテ
ープローディング装置の巻取側のガイド組立体を示す平
面図と断面図。
ープローディング装置の巻取側のガイド組立体を示す平
面図と断面図。
【図３】（Ａ）および（Ｂ）は本発明のテープローディ
ング装置のドラムラップ角の調整に用いられる工具の一
実施例を示す正面図と側面図。
ング装置のドラムラップ角の調整に用いられる工具の一
実施例を示す正面図と側面図。
【図４】（Ａ）および（Ｂ）は図３の工具の使用例を示
す断面図。
す断面図。
【図５】（Ａ）および（Ｂ）は本発明におけるテープロ
ーディング装置のドラムラップ角の調整方法を説明する
ために示す概略図。
ーディング装置のドラムラップ角の調整方法を説明する
ために示す概略図。
【図６】本発明におけるテープローディング装置のドラ
ムラップ角の調整に用いられる規準テープの再生時の当
たり波形を示す図。
ムラップ角の調整に用いられる規準テープの再生時の当
たり波形を示す図。
【図７】（Ａ）および（Ｂ）は他の実施例におけるドラ
ムラップ角の調整例を示す断面図とそのＢ−Ｂ線断面
図。
ムラップ角の調整例を示す断面図とそのＢ−Ｂ線断面
図。
【図８】従来のテープローディング装置のテープ走行系
を説明するために示す平面図。
を説明するために示す平面図。
【図９】従来のテープローディング装置におけるレール
を示す平面図。
を示す平面図。
【図１０】従来のテープローディング装置のテープ巻き
付け状態を説明するために示す概略図。
付け状態を説明するために示す概略図。
【図１１】従来のテープローディング装置のテープ巻き
付け不良例を説明するために示す側面図。
付け不良例を説明するために示す側面図。
【図１２】図１１におけるテープ再生時の当たり波形を
示す図。
示す図。
１…ヘッドドラム、３８…ガイド組立体、３９…スライ
ダー、４０…ホルダー、４０ａ…傾斜ガイド、Ｏ1…回
動中心。
ダー、４０…ホルダー、４０ａ…傾斜ガイド、Ｏ1…回
動中心。
Claims (1)
- 【請求項１】 ヘッドドラムの外周面に供給側および巻
取側から磁気テープを巻き付けるための２つのガイド組
立体を備えたテープローディング装置において、 前記ガイド組立体を、テープローディング開始位置とテ
ープローディング終了位置を移動するスライダーと、こ
のスライダーに回動自在に設けられテープガイドを保持
するホルダーとによって構成し、前記 ホルダーの回動中心位置はホルダーの回動によって
ヘッドドラムへのテープ巻付量が調整しうるように前記
テープガイドと前記ヘッドドラム間のヘッドドラム半径
方向の距離が可変するような位置に位置付けられている
ことを特徴とするテープローディング装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3147028A JP3013508B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | テープローディング装置 |
| US07/898,695 US5307219A (en) | 1991-06-19 | 1992-06-15 | Tape loading device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3147028A JP3013508B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | テープローディング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04370560A JPH04370560A (ja) | 1992-12-22 |
| JP3013508B2 true JP3013508B2 (ja) | 2000-02-28 |
Family
ID=15420908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3147028A Expired - Fee Related JP3013508B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | テープローディング装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5307219A (ja) |
| JP (1) | JP3013508B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5483391A (en) * | 1992-09-09 | 1996-01-09 | Sam Jung Co., Ltd. | Method of and apparatus for adjusting deck mechanism of video cassette recorder |
| JP3430680B2 (ja) * | 1994-11-09 | 2003-07-28 | ソニー株式会社 | テープローディング機構 |
| JPH09180314A (ja) * | 1995-12-26 | 1997-07-11 | Mitsumi Electric Co Ltd | 磁気テープ記録再生装置 |
| US5791451A (en) * | 1996-08-19 | 1998-08-11 | E.F. Bavis & Associates, Inc. | Tape drive conveyor system with twisted conformation |
| JP3565001B2 (ja) * | 1998-03-19 | 2004-09-15 | 松下電器産業株式会社 | 磁気記録再生装置 |
| JP3629940B2 (ja) * | 1998-03-19 | 2005-03-16 | 松下電器産業株式会社 | 磁気記録再生装置 |
| JPH11273195A (ja) | 1998-03-19 | 1999-10-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
| JP3500997B2 (ja) | 1998-03-19 | 2004-02-23 | 松下電器産業株式会社 | 磁気記録再生装置 |
| JPH11328777A (ja) | 1998-03-19 | 1999-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気記録再生装置 |
| KR20040019875A (ko) * | 2002-09-02 | 2004-03-06 | 삼성전자주식회사 | 자기 기록/재생장치의 폴베이스 조립체 |
| FR2907678B1 (fr) * | 2006-10-25 | 2012-10-26 | Oreal | Composition de coloration des fibres keratiniques comprenant un copolymere bloc polysiloxane/polyuree |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4258399A (en) * | 1978-02-15 | 1981-03-24 | Hitachi, Ltd. | Magnetic recording and reproducing apparatus |
| DE3127592A1 (de) * | 1980-07-14 | 1982-04-01 | Canon K.K., Tokyo | Kassettengeraet fuer magnetische aufnahme und/oder wiedergabe |
| JP2567925B2 (ja) * | 1988-09-30 | 1996-12-25 | 株式会社日立製作所 | 記録再生装置のテープローディング機構 |
| US5113296A (en) * | 1988-11-07 | 1992-05-12 | Hitachi, Ltd. | Mechanism for winding a tape from a tape cassette onto a rotatable cylinder of a VCR |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP3147028A patent/JP3013508B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-06-15 US US07/898,695 patent/US5307219A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04370560A (ja) | 1992-12-22 |
| US5307219A (en) | 1994-04-26 |
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|---|---|---|---|
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