JP2638336B2 - 温風発生装置 - Google Patents

温風発生装置

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JP2638336B2
JP2638336B2 JP3132847A JP13284791A JP2638336B2 JP 2638336 B2 JP2638336 B2 JP 2638336B2 JP 3132847 A JP3132847 A JP 3132847A JP 13284791 A JP13284791 A JP 13284791A JP 2638336 B2 JP2638336 B2 JP 2638336B2
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hot air
air generator
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coefficient thermistor
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史郎 風間
伸男 市村
潤一郎 関
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電車等の車両用暖房
器に用いられる温風発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の温風発生装置の斜視図、図
6はその側断面図、図7は従来の正特性発熱体の斜視図
である。図において、1は本体内部に設けられた正特性
発熱体、2は温風吹出口、3はケース、4は送風ファン
5を内蔵する送風機、6は送風ファン5からの送風路で
ある風洞、7は通電により発熱を生じる複数個の正特性
サーミスタ素子であり、上下方向に電極面8を有する。
9はアルミニウムまたはアルミニウム合金等の導電性金
属から成る放熱フィンで、上下2つの放熱フィン9は正
特性サーミスタ素子7の電極面8に接着剤により接着固
定されている。10はステンレスより成る端子板で、上
記放熱フィン9の端部に固着している。この放熱フィン
9と端子板10で正特性サーミスタ素子7への給電路を
形成するとともに、正特性サーミスタ素子7からの熱量
を放出する放熱体の機能も有している。
【0003】次に動作について説明する。まず、正特性
発熱体1において、端子板10に通電を行うと、放熱フ
ィン9を介して正特性サーミスタ素子7の電極面8に通
電が行われる。これにより、正特性サーミスタ素子7が
発熱し、この熱量は放熱フィン9内を熱伝導していき、
放熱フィン9表面から放出される。一方、送風機4から
は送風ファン5の回転により風洞6内に送風が行われ、
放熱フィン9表面からの熱が温風として温風吹出口2か
ら放出され、暖房が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の温風発生装置は
以上のように構成されているので、次のような課題があ
った。給電路の機能を有する2つの放熱フィン9は正特
性サーミスタ素子7を挟むように相対し、2つの放熱フ
ィン9間の距離は正特性サーミスタ素子7の厚さ分であ
るため、2つの放熱フィン9間に高電圧を印加し、正特
性サーミスタ素子7に通電する場合には絶縁距離が不十
分であるという課題、また、正特性サーミスタ素子7の
周縁部分が平面形状であるため、送風機4からの送風に
対する風路抵抗が大きいとともに、送風機4に対向する
周縁部分に小さなゴミ・ホコリ等が付着しやく、ゴミ・
ホコリ等を介して2つの放熱フィン9が短絡してしまう
課題、さらに、絶縁距離の大きな正特性サーミスタ素子
7を製作することは、設備,部品の専用化を必要とし、
コストが高くなり、現実性に乏しいという課題があっ
た。
【0005】この発明は、上記のような課題を解消する
ために成されたもので、絶縁距離が十分取れるととも
に、風路抵抗を小さくでき、また、放熱フィン間の短絡
を防止でき、さらに使い勝手の良い温風発生装置を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる温風発
生装置は、相対する一対の電極面を有する正特性サーミ
スタと、導電性金属板から成り、前記正特性サーミスタ
の前記一対の電極面に別々に接合される放熱フィンと、
この放熱フィンに対して送風を行う送風機とを備え、前
記放熱フィン間に位置する前記正特性サーミスタの周縁
部分に可撓性絶縁部材を密着固定したものである。
【0007】
【作用】この発明における温風発生装置は、可撓性絶縁
部材により正特性サーミスタの周縁部分を覆い、放熱フ
ィン間の絶縁距離を大きくすることにより、ゴミ・ホコ
リ等が正特性サーミスタの周縁部分に付着するのを防止
すると同時に放熱フィンへの高電圧印加時の短絡を防止
する。
【0008】
【実施例】実施例1. 図1はこの発明の一実施例を示す温風発生装置の側断面
図、図2はその正特性発熱体の斜視図である。図におい
て、1〜10は従来例と同一または相当部分であるため
説明を省略する。11はシリコンゴム等の可撓性絶縁材
料からなるパッキンであり、絶縁部材を示す。このパッ
キン11は正特性サーミスタ素子7の一対の電極面8以
外の周縁部分を取り巻く略枠形状をし、厚さは正特性サ
ーミスタ素子7の厚さにほぼ等しく、かつ、送風ファン
5と対向する部分に鋭角形状をした鋭角部12を形成
し、上下方向に位置する一対の放熱フィン9間の絶縁距
離を大きく確保する。さらに、パッキン11は流動性を
有するシリコンゴム等の接着剤を用い、正特性サーミス
タ素子7に対して隙間なく接着固定されている。なお、
パッキン11の内側寸法は正特性サーミスタ素子7の外
周寸法よりも多少小さくすることおよびパッキン11自
体に可撓性材料を用いることにより、正特性サーミスタ
素子7に対してはめ込み易くなり、組立を容易にしてい
る。
【0009】次に、動作について説明する。端子板10
への通電から矢印の温風の放出に至る動作については、
従来例と同一であるため説明を省略し、パッキン11の
設置による動作について説明する。まず、一対の放熱フ
ィン9間に位置する正特性サーミスタ素子7の周縁部分
にシリコンゴム等の絶縁性の高いパッキン11を密着固
定しているため、一対の電極面8にそれぞれ接合された
一対の放熱フィン9に高電圧を印加した場合に、前記パ
ッキン11により絶縁距離が大きくなり、放熱フィン9
間の短絡を防止する。また、送風ファン5の回転による
送風時には、パッキン11に対して空気中のゴミ・ホコ
リ等も含まれているが、送風に対し上流側に鋭角部12
を形成していることにより風路抵抗の小さい送風路が形
成され、さらに、鋭角部12にはゴミ・ホコリ等が付着
しにくいので、ゴミ・ホコリ等を介して一対の放熱フィ
ン9間が短絡することも未然に防止できる。
【0010】なお、上記実施例では、正特性発熱体1を
1個用いたものを示したが、復数個用いてもよい。図3
は例えば正特性発熱体1を2個用いた温風発生装置の側
断面図であり、風洞6内の送風方向に正特性発熱体1を
重ね合わせるように配置し、各パッキン11をつき合わ
せるとともに、多少圧力を加え、つき合わせた部分に隙
間ができないようにする。従って、パッキン11は可撓
性であることが必要である。さらに、パッキン11の風
上側及び風下側に鋭角部12を配置することで、ゴミ・
ホコリ等の付着を防止し、かつ、風路抵抗の低下も計
る。このように正特性発熱体1を復数個設置し、1個の
場合に比べて温風の吹出室温を高くする。特に温風吹出
口2を狭くし、送風ファン5からの風速を速くすること
で、温風を遠距離まで送出することができる。
【0011】実施例2. 図4は他の発明の一実施例を示す温風発生装置の配線図
である。なお、側断面図については、前述の発明の説明
に用いた図3を流用する。図において、2〜12は従来
例および前述の発明と同一または相当部分のため、説明
を省略する。13は直流電源、14,15はそれぞれ正
特性発熱体16,17への通電をオン・オフするスイッ
チであり、直流電源13とスイッチ14,15は通電部
を示す。ここで、パッキン11で区切られた正特性発熱
体16,17において、上側の端子板10には同極のプ
ラスの電圧、下側の端子板10には同極のマイナスの電
圧が印加される。なお、図中電源は直流電源を示した
が、交流電源でも可能である。
【0012】次に動作について説明する。端子板10へ
の通電から温風の放出に至る動作については、従来例と
同一であるため説明は省略し、スイッチ14,15を用
いて吹き出す温風の温度調整について説明する。まず、
温風を遠距離まで吹き出させるため、高温の温風を必要
とする場合には、スイッチ14,15を共にオンし、端
子板10および放熱フィン9を介して正特性発熱体1
6,17の2つに通電を行い、最大限の発熱を行う。ま
た、温風を短距離に吹き出させるため、低温の温風を必
要とする場合には、スイッチ14をオン、スイッチ15
をオフし、正特性発熱体16に通電し、正特性発熱体1
7には通電せず、所定の発熱を行う。
【0013】このように正特性発熱体16,17への通
電を操作することで温風の温度を調整し、温風の出力の
強弱を行う。なお、上記実施例では正特性発熱体を2個
使用した例を示したが、暖房負荷に対応して正特性発熱
体の使用個数を増加してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、正特
性サーミスタの周縁部分に可撓性絶縁部材を密着固定す
ることにより、放熱フィン間の短絡を防止するので、安
全性の向上した温風発生装置を得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す温風発生装置の側断
面図である。
【図2】この発明の実施例1を示す正特性発熱体の斜視
図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す温風発生装置の側
断面図である。
【図4】この発明の実施例2を示す温風発生装置の配線
図である。
【図5】従来の温風発生装置の斜視図である。
【図6】従来の温風発生装置の側断面図である。
【図7】従来の正特性発熱体の斜視図である。
【符号の説明】
1 正特性発熱体 2 温風吹出口 3 ケース 4 送風機 5 送風ファン 6 風洞 7 正特性サーミスタ素子 8 電極面 9 放熱フィン 10 端子板 11 パッキン 12 鋭角部 13 電源 14 スイッチ 15 スイッチ 16 正特性発熱体 17 正特性発熱体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対する一対の電極面を有する正特性サ
    ーミスタと、導電性金属板から成り、前記正特性サーミ
    スタの前記一対の電極面に別々に接合される放熱フィン
    と、この放熱フィンに対して送風を行う送風機とを備
    え、前記放熱フィン間に位置する前記正特性サーミスタ
    の周縁部分に可撓性絶縁部材を密着固定したことを特徴
    とする温風発生装置。
JP3132847A 1991-06-04 1991-06-04 温風発生装置 Expired - Lifetime JP2638336B2 (ja)

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JPH04359751A JPH04359751A (ja) 1992-12-14
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