JPH0754763Y2 - 通風式電気温風機 - Google Patents

通風式電気温風機

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JPH0754763Y2
JPH0754763Y2 JP1989079250U JP7925089U JPH0754763Y2 JP H0754763 Y2 JPH0754763 Y2 JP H0754763Y2 JP 1989079250 U JP1989079250 U JP 1989079250U JP 7925089 U JP7925089 U JP 7925089U JP H0754763 Y2 JPH0754763 Y2 JP H0754763Y2
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JP
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ceramic heater
ceramic
heater
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はセラミックヒータを備えた通風式電気温風機に
関する。
〈従来のの技術〉 通風式電気温風機の一例として温風式ファンヒータにつ
いて第4図を参照して説明する。第4図は温風式ファン
ヒータの側面視模式図である。
送風ファン10から送られた冷風を導く通風ダクト20の途
中にはセラミックヒータ30が設けられており、このセラ
ミックヒータ30により熱交換が行われて温風が作り出さ
れるように構成されている。
前記セラミックヒータ30は正特性セラミックヒータ(PT
C)(以下正特性セラミックという)と負特性セラミッ
クヒータ(NTC)(以下負特性セラミックという)に大
別される。しかし正特性セラミックはこれを負荷として
電源に接続した場合、初期抵抗が低いため大きな突入電
流が流れるという難点がある。この難点を解消するため
に負特性セラミックと併用したものが実施されている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、前記正特性セラミックと負特性セラミッ
クとを熱的に結合させるとともに電気的に直列又は並列
接続するためには、両セラミックに接合された電極と、
これら電極を接続する部品を要する。また、従来の温風
式ファンヒータにニクロム線等の赤熱ヒータ又は正特性
セラミックのみからなるヒータを取付ける場合に比して
取付のための手間を要する。従って部品点数が多くな
り、組立工数が増加するという難点があった。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、構造が簡
単で部品点数を少なくし組立工数を低減するようにした
通風式電気温風機を提供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係る通風式電気温風機は、送風ファンからの冷
風を出口側に導く通風ダクトの途中に前記冷風に対して
熱交換するセラミックヒータを装備している通風式電気
温風機において、前記セラミックヒータは、通気孔を有
する円板状の正特性セラミックヒータと、前記と同様に
配置した通気孔を有する円板状の負特性セラミックヒー
タと、正特性セラミックヒータと負特性セラミックヒー
タとの間に形成した金属層と、正特性セラミックヒータ
と負特性セラミックヒータの両表面に層状に形成した一
対の電極とを具備しており、かつ、正特性セラミックヒ
ータの厚さを負特性セラミックヒータの厚さよりも厚く
形成したことを特徴としている。
〈作用〉 通電後若干時間を経過すると、正特性セラミックが負特
性セラミックからの熱によらず自己発熱により安定す
る。一方、負特性セラミックは正特性セラミックの熱に
より抵抗値が低い状態で維持される。
そして発生する温風は温度を低下することなくセラミッ
クヒータに流れる電流を低く抑える。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例を温風式ファンヒータを例に揚げ
て図面を参照して説明する。第1図(a)は温風式ファ
ンヒータに用いられるセラミックヒータの斜視図、第1
図(b)は同断面図、第2図は温風式ファンヒータの電
気結線図、第3図は正特性セラミック、負特性セラミッ
クの温度対抵抗値の特性を示すグラフである。
温風式ファンヒータは第4図に示す構成と同様であり、
本考案ではセラミックヒータ50が使用されている。
セラミックヒータ50は第1図に示すように、円板状の正
特性セラミック51と、円板状の負特性セラミック52との
2層から構成されており、正特性セラミック51の厚みは
負特性セラミックの厚みよりも厚く形成されている。
前記正特性セラミック51と負特性セラミック52の両表面
にはアルミ等からなる一対の電極53、54が層状に形成さ
れている。
また、正特性セラミック51と負特性セラミック52との間
には金属層55が形成されており、これらによって正特性
セラミック51と負特性セラミック52とが直列に接続され
(第2図参照)、且つ熱的にも結合されるようになって
いる。
さらに、セラミックヒータ50の両表面間には、これを貫
通するように多数の通気孔56が設けられている。
このような構造を有するセラミックヒータ50を第4図に
示すように、通気孔56を通風方向に平行させて通風ダク
ト20の内部に配設する。そして電極53、54を介して図外
のヒータ通電用電源に電気接続する。第2図の温風式フ
ァンヒータの電気結線図を示すように、運転スイッチ40
を入れると、通風ファン10とともにセラミックヒータ50
が通電されるようになっている。
次に、このようなセラミックヒータ50を有する温風式フ
ァンヒータの動作説明を行う。
まず、運転スイッチ40を入れると、送風ファン10ととも
にセラミックヒータ50が動作する。即ち、送風ファン10
から通風ダクト20を介して送られた冷風は、セラミック
ヒータ50の通気孔56を通過する過程で熱交換が行われ
て、通風ダクト20の反送風ファン側から温風が吹き出
す。
通電初期には、正特性セラミック51の抵抗値は小さい
が、負特性セラミック52の抵抗値が大きいので、電流は
負特性セラミック52によって制限された値となり、突入
電流が低く抑えられる。又、この際電源電圧は殆ど負特
性セラミック52に印加され、負特性セラミック52は自己
発熱により温度上昇する。
時間の経過とともに、負特性セラミック52の温度上昇は
さらに継続するが、その抵抗値は低下する。一方、熱的
に結合された正特性セラミック51の温度も上昇し、抵抗
値も増加していく。
さらに時間が経過すると、負特性セラミック52の抵抗値
は非常に小となり、逆に正特性セラミック51の抵抗値は
大きくなる。
又、正、負セラミック51、52の消費電力はそれぞれの抵
抗値に比例するので、初期の段階とは異なり、正特性セ
ラミック51の方の自己発熱が大きくなる。
この現象がさらに進んで、正特性セラミック51が負特性
セラミック52からの熱によらず自己発熱で安定する。一
方、負特性セラミック52は抵抗値が小さくなり、自己発
熱はなくなるが、正特性セラミック52の熱により抵抗値
が小さい状態のまま維持される。
前記の状態において、正特性セラミック51は負特性セラ
ミック52より厚みが大であるため、熱容量も大きく、発
生する温風の温度を低下させることなくセラミックヒー
タ50へ流れる電源を低く抑えることができる。
以上説明したように、正特性セラミック51による通電時
の突入電流を防ぐとともに、最終的に負荷である正特性
セラミック51に電源電圧が印加され、所定温度に保持さ
れ、一定温度の温風が得られることになる。
なお、本考案にかかる通風式電気温風機は上記実施例に
限定されず、温風式ファンヒータでなくドライヤー等に
も適用可能であることは勿論のこと、種類の異なる送風
ファンやセラミックヒータを用いることも可能である。
〈考案の効果〉 以上、本考案に係る通風式電気温風機は送風ファンから
の冷風を出口側に導く通風ダクトの途中に前記冷風に対
して熱交換するセラミックヒータを装備している通風式
電気温風機において、前記セラミックヒータは、通気孔
を有する円板状の正特性セラミックヒータと、前記と同
様に配置した通気孔を有する円板状の負特性セラミック
ヒータと、正特性セラミックヒータと負特性セラミック
ヒータとの間に形成した金属層と、正特性セラミックヒ
ータと負特性セラミックヒータの両表面に層状に形成し
た一対の電極とを具備しており、かつ、正特性セラミッ
クヒータの厚さを負特性セラミックヒータの厚さよりも
厚く形成している。
上記の構成により、正特性セラミックと負特性セラミッ
クとを金属層により直接に直列接続しているので、正特
性セラミックと負特性セラミックとの接続を行うための
部品を必要とせず、従来のセラミックヒータと同様に電
気温風機本体に設けることができる。
従って構造が簡単で部品点数が少なくなり組立工数も少
なくてすむことになる。
また、正特性セラミックの厚さを負特性セラミックの厚
さよりも厚く形成することにより、発生する温風の温度
を低下させることなく一定の温風を発生させた状態でセ
ラミックヒータへの流れる電流を抑えることができるの
で、安全で使い勝手がよいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図にかけては本考案に係る図面であっ
て、第1図(a)はセラミックヒータの外観斜視図、第
1図(b)は同断面図、第2図は温風式ファンヒータの
電気結線図、第3図は正特性、負特性セラミックヒータ
の温度対抵抗値の特性を示すグラフ。 第4図は従来の技術を説明する図面であって、温風式フ
ァンヒータの側面視模式図である。 10……温風ファン 20……通風ダクト 50……セラミックヒータ 51……正特性セラミック 52……負特性セラミック 53、54……電極 56……通気孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風ファンからの冷風を出口側に導く通風
    ダクトの途中に前記冷風に対して熱交換するセラミック
    ヒータを装備している通風式電気温風機において、前記
    セラミックヒータは、通気孔を有する円板状の正特性セ
    ラミックヒータと、前記と同様に配置した通気孔を有す
    る円板状の負特性セラミックヒータと、正特性セラミッ
    クヒータと負特性セラミックヒータとの間に形成した金
    属層と、正特性セラミックヒータと負特性セラミックヒ
    ータの両表面に層状に形成した一対の電極とを具備して
    おり、かつ、正特性セラミックヒータの厚さを負特性セ
    ラミックヒータの厚さよりも厚く形成したことを特徴と
    する通風式電気温風機。
JP1989079250U 1989-07-04 1989-07-04 通風式電気温風機 Expired - Fee Related JPH0754763Y2 (ja)

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KR100828583B1 (ko) * 2007-10-15 2008-05-09 (주) 일신하이텍 식별용이한 지형 측량용 스태프

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