JP2503373Y2 - セラミックヒ―タ - Google Patents

セラミックヒ―タ

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JP2503373Y2
JP2503373Y2 JP1222890U JP1222890U JP2503373Y2 JP 2503373 Y2 JP2503373 Y2 JP 2503373Y2 JP 1222890 U JP1222890 U JP 1222890U JP 1222890 U JP1222890 U JP 1222890U JP 2503373 Y2 JP2503373 Y2 JP 2503373Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は通風式電気温風機に使用されるセラミックヒ
ータに係り、特に脱臭機能を有するセラミックヒータに
関する。
〈従来の技術〉 半導体ヒータを使用した通風式電気温風機の代表例と
して、温風式ファンヒータがあり、発熱体としては安全
性等の観点から正特性セラミックヒータ素子(以下PTC
素子という)が使用されている。PTC素子が使用される
理由としては、通電後所定の温度に達すると、その電気
抵抗が急激に増加して自己発熱を制御する自己温度制御
機能を有するため、器具の異常過熱が発生せず安全なた
めである。
従来のセラミックヒータ本体の形状としては、第4
図、第5図、第3図に代表される。第4図に示すもの
は、板状のPTC素子61を複数個並列接続し、熱交換用の
フィン62A、62Bにより挟み込みまたこれらを上下から端
子板63A、63Bで挟み込んだ構成となっている。フィン62
A、62Bは所定ピッチで端子板63A、63Bに取付けられ、通
風孔64A、64Bが形成されている。
第5図に示すものは、ハーモニカ形状に一体に又は複
合して形成されたPTC素子65を導電性の端子板66A、66B
により挟み込んだ構成になっており、通風孔67は端子板
66A、66Bに開設されている。
また第3図に示すものは、PTC素子をハニカム状に構
成したものである。
前記した通風式電気温風機に脱臭機能を持たせるた
め、PTC素子表面に脱臭機能を有する触媒を適宜手段に
よって付加するようにしている。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来のPTC素子に触媒を付加させるこ
とにより脱臭清浄機能を持たせるには、次のような難点
があった。
すなわち、PTC素子の表面積は一般に非常に小さいの
で、触媒と空気の臭い粒子とが接触反応するための充分
な接触面積が得られない。
またPTC素子は前記したように、自己温度制御機能を
有しており、安全面で優れている長所があるが、安定温
度が約190℃付近という比較的低温であるということに
ある。
一般に、触媒は加熱によって脱臭清浄機能を発揮し、
触媒を構成する物体と被反応物との接触面積が大きいほ
ど前記効果を奏するものである。
従って、触媒効果を高めるためには、触媒の温度を高
くするか、セラミックヒータ本体の通風孔の長さL(第
1図参照)を大きくするか、通風孔の周縁を大きくする
必要がある。
しかしながら、PTC素子の安定温度は前記したように
触媒が臭いの粒子と反応し得るのに充分な温度ではな
い。また触媒との接触面積を大きくすると、セラミック
ヒータ本体が大きくなり、器具寸法も大きくなる。
従って、器具を原寸法のままとして触媒効果を上げる
ためには、高能率の触媒を使用する必要があるが、この
ような触媒は高価であり、実用化が困難である。
本考案は上記事情に鑑みて創案されたもので、効率よ
く脱臭清浄化ができるようにしたセラミックヒータを提
供することを目的としている。
〈課題を解決するための手段〉 本考案に係るセラミックヒータは、通風孔が形成され
た複数個のセラミックヒータ素子よりなるセラミックヒ
ータ本体と、セラミックヒータ本体を配置した風胴と、
風胴を経て通風孔の後方から前方に通風する送風機を具
備しており、前記セラミックヒータ素子には表面に脱臭
機能を有する白金系触媒が付着されており、且つ前記風
胴にはセラミックヒータ本体の前方から通風の一部を送
風機の吸込側に戻す少なくとも1個のバイパスが設けら
れたことを特徴としている。
〈作用〉 通風孔を通過する空気はセラミックヒータ素子によっ
て加熱されるとともに、空気に含まれる臭いは通過中に
セラミックヒータ素子によって加熱された白金系触媒に
接触反応し脱臭清浄化される。通風孔を通過した空気の
一部はバイパスを通って送風機吸込側に吸引され、前記
通風孔を通過する。前記した空気の循環サイクルを繰り
返し、吹き出す空気が脱臭清浄化される。
〈実施例〉 以下、図面を参照して本考案に係る一実施例を説明す
る。第1図はセラミックヒータの構造説明図、第2図は
セラミックヒータ本体の縦断側面図、第3図はセラミッ
クヒータ本体の外観斜視図である。
本考案のセラミックヒータはセラミックヒータ本体10
と触媒20と風胴30とバイパス31と送風機40を含んでい
る。
セラミックヒータ本体10は第3図に示すように、多数
の円板状のセラミックヒータ素子11から構成されてい
る。セラミックヒータ素子11としてのPTC素子は、その
両表面間を貫通する多数の通風孔12を有しており、全体
としてハニカム状に形成されている。PTC素子の両表面
には1対の電極13A、13Bが層状に形成されており、その
電極面14A、14Bには通風孔12の両端が開口している。
通風孔12は断面形状が多角形であり、その周辺壁には
白金等の白金系触媒20が適宜手段により付着されてい
る。
セラミックヒータ本体10は第1図に示すように、通風
孔12を通風方向に平行させて風胴30内に配置されてい
る。
風胴30には送風機40とバイパス31が設けられている。
バイパス31は風胴30の後部入口端に設けた送風機40の吸
込側内壁に開設した開口32とセラミックヒータ本体10の
前方の内壁に開設した開口33を連通して設けられてい
る。
前記バイパス31は電気温風機の用途に応じて、1個の
みでなく、複数個が前記に準じて並設されている。つぎ
に本考案のセラミックヒータの動作について説明する。
電極13A、13Bに電圧を印加すると、セラミックヒータ
素子11に電流が流れ、ジュール熱に相当する熱が発生す
る。送風機40から図示A矢印方向に送風された空気は、
通風孔12を通過中にセラミックヒータ素子11によって熱
交換され、温風となって吹出口(図示せず)から吹き出
される。空気に含まれる臭いの粒子はセラミックヒータ
素子11によって適宜加熱された触媒20と接触して酸化反
応し、脱臭される。
さらに、通風孔12を通過し脱臭清浄化された空気の一
部はバイパス31を通ってB矢印方向に戻って送風機40の
吸込側に吸引され、再び通風孔12を通過し、前記に準ず
る作用を受ける。このように空気の循環サイクルを繰り
返し行うことにより、器具から吹き出す吹出風は脱臭清
浄化が促進されることになる。従って、通風孔12の長さ
Lが小さくても原寸のままでバイパス31によって空気を
循環させることによって触媒効果を高めることができ
る。またバイパス31の設置個数を増加すると同様の効果
が促進される。
これらにより、器具を使用する部屋の大小に左右され
ず、部屋全体の脱臭清浄化が促進され、特に個人向けの
スポット暖房器具として使用される温風式ファンヒータ
等においては器具周辺が短時間に脱臭清浄化される。
なお本実施例においては、セラミックヒータ素子11は
PTC素子を用いるものとして説明したが、負特性セラミ
ックヒータ素子(以下NTC素子という)を用いてもよ
い。NTC素子を用いると、その表面温度を300℃以上にす
ることが可能となるので、触媒効果をさらに向上させる
ことができる。さらにセラミックヒータ本体10はハニカ
ム形状に限定されるものではない。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案のセラミックヒータは、
セラミックヒータ素子の表面に脱臭機能を有する白金系
触媒を付着せしめ、且つセラミックヒータ本体の前方と
送風機の吸込側を連結するバイパスを設け、通風孔を通
過した空気の一部を循環させて触媒と接触するように構
成されている。従って、効率よく触媒効果をあげること
ができ、使用部屋の大小に左右されずに部屋の暖房、脱
臭、清浄化が促進されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図にかけては本考案に係る図面であっ
て、第1図はセラミックヒータの構造説明図、第2図は
セラミックヒータ本体の縦断側面図、第3図はセラミッ
クヒータ本体の外観斜視図、第4図、第5図にかけては
本考案に係る図面であって、第4図はフィン付セラミッ
クヒータの外観斜視図、第5図はハーモニカ状セラミッ
クヒータの外観斜視図である。 10……セラミックヒータ本体 11……セラミックヒータ素子 12……通風孔 20……触媒 30……風胴 31……バイパス 40……送風機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通風孔が形成された複数個のセラミックヒ
    ータ素子よりなるセラミックヒータ本体と、セラミック
    ヒータ本体を配置した風胴と、風胴を経て通風孔の後方
    から前方に通風する送風機を具備しており、前記セラミ
    ックヒータ素子には表面に脱臭機能を有する白金系触媒
    が付着されており、且つ前記風胴にはセラミックヒータ
    本体の前方から通風の一部を送風機の吸込側に戻す少な
    くとも1個のバイパスが設けられたことを特徴とするセ
    ラミックヒータ。
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