JPS5833490Y2 - 温風発生機 - Google Patents

温風発生機

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JPS5833490Y2
JPS5833490Y2 JP215478U JP215478U JPS5833490Y2 JP S5833490 Y2 JPS5833490 Y2 JP S5833490Y2 JP 215478 U JP215478 U JP 215478U JP 215478 U JP215478 U JP 215478U JP S5833490 Y2 JPS5833490 Y2 JP S5833490Y2
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JP
Japan
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temperature
resistor element
heating resistor
point
hot air
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Expired
Application number
JP215478U
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English (en)
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JPS54106043U (ja
Inventor
利光 白波瀬
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、正の抵抗温度係数を有するセラミック製で多
数の貫通孔を有する発熱抵抗素子に送風機の風を送り、
発熱抵抗素子を通じて温風を得る、例えば温風暖房機や
温風乾燥機、ヘヤードライヤー等の温風発生機に関する
ものである。
従来のこの種の温風発生機としては、実開昭50−15
4656号公報に見られるように、すなわち第4図およ
び第5図に示すように電動機21に直結した送風機22
0フアン23と吹出口24との間に位置する風路25内
に、抵抗急変温度を有する正特性の感温発熱体26A、
26B’!に設置し、かつ切換スイッチ27のAあるい
はBへの切換えで、2個の感温発熱体26A、26Bに
同時通電、あるいは一方の感温発熱体26Bのみに通電
することにより、第6図に示すように異なった風温、風
量特性を得るようにしたものが知られている。
しかしながら、この構成においては、異なった風温、風
量特性を得る場合、切換スイッチ27の切換えだけでな
く、風路25に設けた可調整の風量調節体21操作しな
ければならず、したがってその操作が非常に面倒である
という問題点を有していた。
本考案は上記従来の問題点に鑑み、簡単な操作にして三
通りの温風温度を得ることができる温風発生機を提供す
ることを目的とする。
上記目的を達成するための本考案の基本的な構成は、風
路を構成する筒体内に、モータで回転するファンと、キ
ュリ一点温度を有する正の抵抗温度係数を有するセラミ
ック製で送風機からの風が通る多数の貫通孔を有する発
熱抵抗素子を設け、前記発熱抵抗素子としてキュリ一点
温度の低い発熱抵抗素子と、キュリ一点温度の高い発熱
抵抗素子とを用い、これら両者相互の位置関係を、キュ
リ一点温度の低い発熱抵抗素子を風上側に、キュリ一点
温度の高い発熱抵抗素子を風下側にし、これら発熱抵抗
素子への通電を双方への同時通電、キュリ一点温度の低
い発熱抵抗素子への通電、キュリ一点温度の高い発熱抵
抗素子への通電、と三通りに切換えるとともに、いずれ
の場合にも送風機への通電を行なう選択スイッチ機構を
設けたものである。
本考案は上記構成とすることにより、選択スイッチ機構
の操作により、キュリ一点温度の低い発熱抵抗素子へ通
電した場合は、単位時間当りに得られる温風の熱量が比
較的少ないものが得られ、またキュリ一点温度の高い発
熱抵抗素子へ通電した場合は、単位時間当りに得られる
温風の熱量が比較的多いものが得られ、さらに両者の発
熱抵抗素子へ通電した場合は、送風機からの送風量が増
すとともに、その送風は1ずキュリ一点温度の低い発熱
抵抗素子で加熱され、ついでキュリ一点温度の高い発熱
抵抗素子で加熱されるため、単位時間当りに得られる温
風の熱量は最大になるという具合に、選択スイッチ機構
を操作するだけの簡単な操作で三通りの温風温度が得ら
れるというすぐれた効果を奏するものである。
以下、本考案の一実施例を図面とともに説明する。
第1図に訃いて、5は筒体で、内部に風路6を構成する
とともに、一端には吸気ロアを設け、かつ他端には温風
放出口9を設けている。
前記吸気ロアの近くにはモータ10で回転するファン8
が設けられるとともに、このファン8と温風放出口9と
の間には発熱抵抗素子1,2が設けられ、前記ファン8
からの風は発熱抵抗素子1,2にあけた貫通孔3を通る
とき加熱されて温風となり、温風放出口9より外界に放
出される。
発熱抵抗素子1.2はチタン酸バリウムを主成分とする
セラミック製で正の抵抗温度係数を有するものであり、
第2図に示すように、キュリ一点(温度急変点)温度の
違うものが2種類用いられており、キュリ一点温度の高
い発熱抵抗素子2は温風放出口9側に設け、キュリ一点
温度の低い発熱抵抗素子1はファン8側に設けている。
4,4は発熱抵抗素子1.2の両面に押圧された電極板
で、給電作用をつかさどる。
第3図はその電気回路を示す。
すなわち、モータ10と直列にモータの回転数を減じる
抵抗11を設けている。
発熱抵抗素子1、発熱抵抗素子2、モータ10と抵抗1
1との直列回路は互に並列に接続している。
12.13.14はスイッチであり、いずれか一つのス
イッチだけが選択的にオンにできるよう関連づけられて
いる。
上記構成にかいて、スイッチ12をオンにすると、抵抗
11を介してファンモータ10に通電がなされるととも
に、一方の発熱抵抗素子1に通電がなされる。
ファン8からの送風は発熱抵抗素子1の貫通孔3を通過
する際に加熱されるが、発熱抵抗素子1のキュリ一点温
度が低く、発熱抵抗素子1の発熱温度も低いため、単位
時間当りに得られる温風の熱量も比較的少ない。
また、スイッチ13をオンにすると、抵抗11を介して
ファンモータ10に通電がなされるとともに、他方の発
熱抵抗素子2に通電がなされる。
ファン8からの送風は発熱抵抗素子2の貫通孔3を貫通
する際に加熱されるが、発熱抵抗素子2のキュリ一点温
度が高く、発熱抵抗素子2の発熱温度も高いため、単位
時間当りに得られる温風の熱量も比較的多くなる。
なお、前述したように発熱抵抗素子1,2のいずれか一
方だけを発熱させる場合は、抵抗11を通じてファン8
を回転させるモータ10に通電するため、モータ10の
回転速度が速く、送風量も比較的少ない。
次に、スイッチ14をオンにすると、抵抗11を介する
ことなく直接ファン8を回転させるモータ10に通電さ
れるとともに、双方の発熱抵抗素子1,2にも通電され
る。
そのため、ファン8からの送風量が増すとともに、その
送風は1ずキュリ一点温度の低い発熱抵抗素子1で加熱
され、ついでキュリ一点温度の高い発熱抵抗素子2で加
熱されるため、単位時間当りに得られる温風の熱風も最
大となる。
以上のように本考案によれば、次のような作用効果を奏
するものである。
(1)選択スイッチ機構を操作するだけの簡単な操作、
すなわちキュリ一点温度の低い発熱抵抗素子への通電、
キュリ一点温度の高い発熱抵抗素子への通電、前記双方
への同時通電を行なうことによって、温風温度を小・中
・犬の三通りに切換えることができ、使用者にとっては
非常に便利なものを提供することができる。
(2)キュリ一点温度の低い発熱抵抗素子をファン側(
風上側)に、キュリ一点温度の高い発熱抵抗素子を温風
放出口側に設けているため、双方の発熱抵抗素子に同時
に通電したとき、ファン側の発熱抵抗素子で加熱された
空気は温風放出口側の発熱抵抗素子で更に加熱され、高
い温風となって温風放出口より放出されることになり、
採暖、乾燥などの目的に使用できる。
すなわち、本考案とは逆に、例えばキュリ一点の高い発
熱抵抗素子がファン側に、キュリ一点の低い発熱抵抗素
子が温風放出口側にあった場合、同時通電したときファ
ン側の発熱抵抗素子で一度高い、温度に加熱されると、
温風放出口側の発熱抵抗素子で更に加熱することはキュ
リ一点温度が低いためにできず、同時通電する意味がな
くなる。
よって作用効果的に考え本考案は使用者にとって便利な
構造となる。
すなわち同時通電しても意味のある切替えができること
になる。
なお、発熱抵抗素子を風路に直列に複数個設けた温風発
生装置に訃いて、発熱抵抗素子を複数個同時に通電する
場合は、発熱抵抗素子1個に通電するものと対比して、
風路の風の単位時間尚りの通過量を犬にすることにより
、発熱抵抗素子が温度を一定に自己制御しても風路抵抗
の増大をカバーする風量があるため、得られる熱量は大
きくなり、部屋の暖房や乾燥を早めることができる。
すなわち、発熱抵抗素子が複数個風路にあっても同時通
電の場合、発熱抵抗素子が正の抵抗温度係数を有してい
るため、キュリ一点温度の高い側の温度以上に温度を上
げることはできず、温度的には同時通電も、キュリ一温
度の高い側のみの通電も同じとなるが、同時通電のとき
は風速が早く、片方の発熱抵抗素子のみを通電するとき
は風速が遅くなっているため、得られる熱量は同時通電
の方が犬となる。
また、片方の発熱抵抗素子だけ通電し、風速を早くした
ときは、十分な暖かさを得ることができず、温度が低く
なって期待した暖房や乾燥を行なえない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す温風発生機の縦断面図
、第2図は同温風発生機にかける発熱抵抗素子の温度と
抵抗の関係を示す特性図、第3図は同温風発生機の電気
回路図、第4図は従来の温風発生機を示す縦断面図、第
5図は従来の温風発生機の電気回路図、第6図は同温風
発生機における風量、風温特性グラフである。 1.2・・溌熱抵抗素子、3・・・貫通孔、5・・・筒
体、7・・・吸気口、8・・・ファン、9・・・温風放
出口、10・・・モータ、11・・・抵抗、12,13
,14・・・スイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 風路を構成する筒体内に、モータで回転するファンと、
    キュリ一点温度を有する正の抵抗温度係数金有するセラ
    ミック製で送風機からの風が通る多数の貫通孔を有する
    発熱抵抗素子を設け、前記発熱抵抗素子としてキュリ一
    点温度の低い発熱抵抗素子と、キュリ一点温度の高い発
    熱抵抗素子とを用い、これら両者相互の位置関係を、キ
    ュリー点温度の低い発熱抵抗素子を風上側に、キュIJ
    +点温度の高い発熱抵抗素子を風下側にし、これら発
    熱抵抗素子への通電を双方への同時通電、キュリ一点温
    度の低い発熱抵抗素子への通電、キュリ一点温度の高い
    発熱抵抗素子への通電、と三通りに切換えるとともに、
    いずれの場合にも送風機への通電を行なう選択スイッチ
    機構を設けたことを特徴とする温風発生機。
JP215478U 1978-01-11 1978-01-11 温風発生機 Expired JPS5833490Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215478U JPS5833490Y2 (ja) 1978-01-11 1978-01-11 温風発生機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP215478U JPS5833490Y2 (ja) 1978-01-11 1978-01-11 温風発生機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54106043U JPS54106043U (ja) 1979-07-26
JPS5833490Y2 true JPS5833490Y2 (ja) 1983-07-26

Family

ID=28804963

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP215478U Expired JPS5833490Y2 (ja) 1978-01-11 1978-01-11 温風発生機

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JPS54106043U (ja) 1979-07-26

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