JPH04251901A - 出力可変の正特性サーミスタヒータ - Google Patents
出力可変の正特性サーミスタヒータInfo
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- JPH04251901A JPH04251901A JP4842091A JP4842091A JPH04251901A JP H04251901 A JPH04251901 A JP H04251901A JP 4842091 A JP4842091 A JP 4842091A JP 4842091 A JP4842091 A JP 4842091A JP H04251901 A JPH04251901 A JP H04251901A
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- Japan
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- thermistor
- heater
- output
- ptc
- temperature coefficient
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- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 12
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 5
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 4
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
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- Resistance Heating (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は正特性(以下「PTC」
という)サーミスタを発熱体とするヒータであって、一
般家庭用暖房、食品保温用に適したヒータに関する。
という)サーミスタを発熱体とするヒータであって、一
般家庭用暖房、食品保温用に適したヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば特開昭56−119835
号公報、特開昭59−114779号公報、特開平1−
143202号公報に開示されているように、正の温度
特性を有するPTCサーミスタを使用したヒータが、あ
る温度以上に過熱することがなく温度を自己制御できる
という特性を利用して広く用いられるようになった。特
に複数個のPTCサーミスタを2本の通電用電極で連結
、電気的に接合した発熱体は、温風ヒータ、ヘアドライ
ヤ、ふとん乾燥器等に用いられている。この場合、出力
の選択は複数個のPTCサーミスタを2本の通電用電極
で連結して、電気的に接合した発熱体を複数本配置して
おき、通電する発熱体の数を選択することにより行って
いた。
号公報、特開昭59−114779号公報、特開平1−
143202号公報に開示されているように、正の温度
特性を有するPTCサーミスタを使用したヒータが、あ
る温度以上に過熱することがなく温度を自己制御できる
という特性を利用して広く用いられるようになった。特
に複数個のPTCサーミスタを2本の通電用電極で連結
、電気的に接合した発熱体は、温風ヒータ、ヘアドライ
ヤ、ふとん乾燥器等に用いられている。この場合、出力
の選択は複数個のPTCサーミスタを2本の通電用電極
で連結して、電気的に接合した発熱体を複数本配置して
おき、通電する発熱体の数を選択することにより行って
いた。
【0003】このため、選択できる出力の種類が多くな
ると、発熱体の数が多くなり、大きなスペースが必要に
なるとともに、製作に要する費用も多くなる。
ると、発熱体の数が多くなり、大きなスペースが必要に
なるとともに、製作に要する費用も多くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
個のPTCサーミスタを連結してなる1本の発熱体であ
って、単独で出力を変化させることのできるPTCヒー
タを提供することにある。
個のPTCサーミスタを連結してなる1本の発熱体であ
って、単独で出力を変化させることのできるPTCヒー
タを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明のPT
Cヒータは、複数個の正特性サーミスタの一方の極に各
サーミスタに共通の通電用主電極を電気的に接合し、さ
らに各サーミスタの他方の極に各サーミスタを選択的に
電気的に接合する複数の通電用電極を設け、かつ同一の
サーミスタについては、同一面で前記複数の通電用電極
の電気的接合が重ならないようにしたことを特徴とする
。
Cヒータは、複数個の正特性サーミスタの一方の極に各
サーミスタに共通の通電用主電極を電気的に接合し、さ
らに各サーミスタの他方の極に各サーミスタを選択的に
電気的に接合する複数の通電用電極を設け、かつ同一の
サーミスタについては、同一面で前記複数の通電用電極
の電気的接合が重ならないようにしたことを特徴とする
。
【0006】本願の第2の発明のPTCヒータは、複数
個の正特性サーミスタの両極に、各サーミスタを選択的
に電気的に接合する複数の通電用電極をそれぞれ設け、
かつ同一のサーミスタについては、同一面で前記複数の
通電用電極の電気的接合が重ならないようにしたことを
特徴とする。
個の正特性サーミスタの両極に、各サーミスタを選択的
に電気的に接合する複数の通電用電極をそれぞれ設け、
かつ同一のサーミスタについては、同一面で前記複数の
通電用電極の電気的接合が重ならないようにしたことを
特徴とする。
【0007】
【作用】通常、PTCヒータは、PTCサーミスタを電
極を介して適当な放熱部材に接合して使用される。この
とき、通電加熱されるPTCサーミスタの面積により放
熱量、つまり出力が異なることが知られており、通電加
熱面積が大きい程、放熱量及び出力も大きくなる。した
がって、複数個のPTCサーミスタを連結して1本の発
熱体として使用する場合には、通電されるPTCサーミ
スタの数を変えることにより、1本の発熱体でも放熱量
及び出力を変えることができる。その方法として、複数
個の平板状のPTCサーミスタの2つの主面の、1面に
1本以上の、他の主面に2本以上の通電用電極を連結し
、複数の通電用電極が同一のサーミスタについては電気
的接合が重ならないように配置する。その上で、2つの
主面から1本ずつの電極を選択し、通電すれば当該電極
と両主面で電気的に接続されているPTCサーミスタの
みが通電加熱され、他のPTCサーミスタには通電され
ない。
極を介して適当な放熱部材に接合して使用される。この
とき、通電加熱されるPTCサーミスタの面積により放
熱量、つまり出力が異なることが知られており、通電加
熱面積が大きい程、放熱量及び出力も大きくなる。した
がって、複数個のPTCサーミスタを連結して1本の発
熱体として使用する場合には、通電されるPTCサーミ
スタの数を変えることにより、1本の発熱体でも放熱量
及び出力を変えることができる。その方法として、複数
個の平板状のPTCサーミスタの2つの主面の、1面に
1本以上の、他の主面に2本以上の通電用電極を連結し
、複数の通電用電極が同一のサーミスタについては電気
的接合が重ならないように配置する。その上で、2つの
主面から1本ずつの電極を選択し、通電すれば当該電極
と両主面で電気的に接続されているPTCサーミスタの
みが通電加熱され、他のPTCサーミスタには通電され
ない。
【0008】このように、両主面から1本ずつ電極を選
択、組み合わせることにより、発熱するPTCサーミス
タの数を選択でき、放熱量及び出力を変えることができ
る。
択、組み合わせることにより、発熱するPTCサーミス
タの数を選択でき、放熱量及び出力を変えることができ
る。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の実施例に係るPTCヒータ
の平面構成図であり、図2及び図3はそれぞれ、その左
側面図及び右側面図である。図1において、PTCサー
ミスタ1〜6の上面は左上電極板7、右上電極板8によ
り連結されている。一方、PTCサーミスタ1〜6の下
面は、左下電極板9と右下電極板10により連結されて
いる。ここで各電極板7, 8, 9, 10は電気的
に独立していなければならない。
の平面構成図であり、図2及び図3はそれぞれ、その左
側面図及び右側面図である。図1において、PTCサー
ミスタ1〜6の上面は左上電極板7、右上電極板8によ
り連結されている。一方、PTCサーミスタ1〜6の下
面は、左下電極板9と右下電極板10により連結されて
いる。ここで各電極板7, 8, 9, 10は電気的
に独立していなければならない。
【0010】図4は、図1のA−A線から見た断面構成
図であり、PTCサーミスタ1の上面は、左上電極板7
と導電性接着剤11及び絶縁性接着剤12により接着さ
れており、電気的に接合されている。一方、PTCサー
ミスタ1の下面は、左下電極板9と同様の方法により電
気的に接合されている。なお、PTCサーミスタ1の両
主面には電極膜13が設けられている。
図であり、PTCサーミスタ1の上面は、左上電極板7
と導電性接着剤11及び絶縁性接着剤12により接着さ
れており、電気的に接合されている。一方、PTCサー
ミスタ1の下面は、左下電極板9と同様の方法により電
気的に接合されている。なお、PTCサーミスタ1の両
主面には電極膜13が設けられている。
【0011】図5は、図1のB−B線から見た断面構成
図であり、PTCサーミスタ1の上面は、右上電極板8
と絶縁性接着剤12により連結され、電気的に絶縁され
ている。また、PTCサーミスタ1の下面と右下電極板
10も同様に電気的に絶縁されている。
図であり、PTCサーミスタ1の上面は、右上電極板8
と絶縁性接着剤12により連結され、電気的に絶縁され
ている。また、PTCサーミスタ1の下面と右下電極板
10も同様に電気的に絶縁されている。
【0012】このように、電気的に接合する電極板を選
択して順次接合していった各PTCサーミスタと各電極
の電気的接合の状況をまとめて表1及び表2に示す。表
1は電極板の単数の組合せ、表2は複数の組合せを示し
ている。また、通電する電極を選択して組み合わせるこ
とによりこれらの表に示すように、通電発熱するPTC
サーミスタの数を選択することができ、PTCヒータの
放熱量、出力を変えることができる。
択して順次接合していった各PTCサーミスタと各電極
の電気的接合の状況をまとめて表1及び表2に示す。表
1は電極板の単数の組合せ、表2は複数の組合せを示し
ている。また、通電する電極を選択して組み合わせるこ
とによりこれらの表に示すように、通電発熱するPTC
サーミスタの数を選択することができ、PTCヒータの
放熱量、出力を変えることができる。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】なお、上記実施例ではPTCサーミスタの
両主面にそれぞれ2本の電極を設けた例を示したが、P
TCサーミスタの一方の主面に各サーミスタに共通の1
本の電極を設けて他方の主面に複数の電極を設けること
ができる。さらに、PTCサーミスタの両主面に2本以
上の電極を設けることもできる。
両主面にそれぞれ2本の電極を設けた例を示したが、P
TCサーミスタの一方の主面に各サーミスタに共通の1
本の電極を設けて他方の主面に複数の電極を設けること
ができる。さらに、PTCサーミスタの両主面に2本以
上の電極を設けることもできる。
【0016】
【発明の効果】本発明によって、以下の効果を奏するこ
とができる。
とができる。
【0017】■ 本発明のPTCヒータは1本の発熱
体で出力を変えることができ、従来のものに比べて格段
にスペースを節約でき、且つ、安価なヒータを提供でき
る。
体で出力を変えることができ、従来のものに比べて格段
にスペースを節約でき、且つ、安価なヒータを提供でき
る。
【0018】■ 本発明のPTCヒータは、電極の数
を増やすことにより出力を任意の段階に分割でき、より
快適な暖房器具としてのPTCヒータを提供できる。
を増やすことにより出力を任意の段階に分割でき、より
快適な暖房器具としてのPTCヒータを提供できる。
【0019】■ 本発明のPTCヒータの複数の電極
を有する面は、これら電極の間に形成される空間の効果
により、1本の電極を有する面よりも熱伝導が悪くなる
ため、当該PTCヒータを床暖房用パネルヒータ等の片
面のみ放熱する装置に用いる場合、複数の電極を有する
面を非放熱面にすれば、熱の損失を低減でき、省エネル
ギー効果が期待できる。
を有する面は、これら電極の間に形成される空間の効果
により、1本の電極を有する面よりも熱伝導が悪くなる
ため、当該PTCヒータを床暖房用パネルヒータ等の片
面のみ放熱する装置に用いる場合、複数の電極を有する
面を非放熱面にすれば、熱の損失を低減でき、省エネル
ギー効果が期待できる。
【図1】本発明のPTCヒータの実施例を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】本発明のPTCヒータの実施例の左側面図であ
る。
る。
【図3】本発明のPTCヒータの実施例の右側面図であ
る。
る。
【図4】図1におけるA−A断面図である。
【図5】図1におけるB−B断面図である。
1〜6 PTCサーミスタ
7 左上電極板
8 右上電極板
9 左下電極板
10 右下電極板
11 導電性接着剤
12 絶縁性接着剤
13 電極膜
14 電線
Claims (2)
- 【請求項1】 複数個の正特性サーミスタの一方の極
に各サーミスタに共通の通電用主電極を電気的に接合し
、さらに各サーミスタの他方の極に各サーミスタを選択
的に電気的に接合する複数の通電用電極を設け、かつ同
一のサーミスタについては、同一面で前記複数の通電用
電極の電気的接合が重ならないようにしたことを特徴と
する出力可変の正特性サーミスタヒータ。 - 【請求項2】 複数個の正特性サーミスタの両極に、
各サーミスタを選択的に電気的に接合する複数の通電用
電極をそれぞれ設け、かつ同一のサーミスタについては
、同一面で前記複数の通電用電極の電気的接合が重なら
ないようにしたことを特徴とする出力可変の正特性サー
ミスタヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4842091A JP2702612B2 (ja) | 1990-12-25 | 1991-03-13 | 出力可変の正特性サーミスタヒータ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-405896 | 1990-12-25 | ||
JP40589690 | 1990-12-25 | ||
JP4842091A JP2702612B2 (ja) | 1990-12-25 | 1991-03-13 | 出力可変の正特性サーミスタヒータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251901A true JPH04251901A (ja) | 1992-09-08 |
JP2702612B2 JP2702612B2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=26388689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4842091A Expired - Fee Related JP2702612B2 (ja) | 1990-12-25 | 1991-03-13 | 出力可変の正特性サーミスタヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2702612B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5658479A (en) * | 1993-11-30 | 1997-08-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Positive temperature coefficient thermistor heater and positive temperature coefficient thermistor heater device using the same |
JPH10184988A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-14 | Benkan Corp | 弁体加熱装置 |
-
1991
- 1991-03-13 JP JP4842091A patent/JP2702612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5658479A (en) * | 1993-11-30 | 1997-08-19 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Positive temperature coefficient thermistor heater and positive temperature coefficient thermistor heater device using the same |
JPH10184988A (ja) * | 1996-12-25 | 1998-07-14 | Benkan Corp | 弁体加熱装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2702612B2 (ja) | 1998-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970819 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |