JP2800222B2 - 電気調理器 - Google Patents

電気調理器

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JP2800222B2
JP2800222B2 JP1015362A JP1536289A JP2800222B2 JP 2800222 B2 JP2800222 B2 JP 2800222B2 JP 1015362 A JP1015362 A JP 1015362A JP 1536289 A JP1536289 A JP 1536289A JP 2800222 B2 JP2800222 B2 JP 2800222B2
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heating element
plate
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heating elements
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博 松尾
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はホットプレートなどの電気調理器に関するも
のである。
従来の技術 従来のこの種の電気調理器は、例えば実公昭58−3516
6号公報に示されているように、第6図に示すような構
造になっていた。すなわち、調理板31の全面を加熱する
第1のヒーター32と、この第1のヒーター32の内側に配
設され、かつ調理板31の一部を加熱する第2のヒーター
33とを有し、前記2種類のヒーター32,33の端子部34を
調理板31の外方部の一部に集中させ、そして端子部34の
間に温度調節器35の感熱部を配置した構成となってい
た。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような構造のものでは、第1のヒ
ーター32の内側に第2のヒーター33が設けられるため、
端子部34は外方部の一部に集中させるか、または第1の
ヒーター32の端子部34を外方部に、第2のヒーター33の
端子部34を中央部に配置するしかなく、第1の問題点と
しては外方で端子部34が突出するため、外筐体が大きく
なるという点があった。
また第2の問題点としては電気配線が複雑になり、価
格的に高くなっていた。そしてまたこのような構成にお
いては、2本のヒーター32,33の重複部36が長く存在す
るため、この部分の材料ロスが大きく、価格的にも高く
なっていた。さらに調理中、半面加熱、半面保温とする
ために、第2のヒーター33を使用するが、この場合、一
部分の面は常に加熱されるため、調理板31の表面に塗付
したフッ素の表面コーティング層が劣化し、片面だけが
早期のうちにこびりつくという問題点があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされた
もので、第1の目的は2個で構成された発熱体の端子部
を調理板の外方に配置することなく、集中できる構成、
および重複部をなくする構成により、外筐体を小さくで
き、かつ価格的にも安価な電気調理器を提供することに
ある。
また第2の目的は、調理板の各半面毎に配設される各
ヒーターをそれぞれ通電制御できる構成とすることによ
り、半面加熱、半面保温の調理においても、交互に使用
することにより表面コーティングの劣化を全面的等にで
きるばかりでなく、調理温度の異なった調理を同一調理
板で同時にできるようにすることにある。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために本発明は、発熱体
を、遮熱板の中央部近傍で2個に分割して構成するとと
もに、前記発熱体の各端子を遮熱板の中央部近傍に設け
る構成とし、外筐体の設けた切換スイッチにより、両発
熱体の並列通電と、温度調節器側の発熱体の通電とを切
換え可能にしたものである。
また第2の目的を達成するために本発明は、発熱体の
通電を、両発熱体の並列通電と、個々の発熱体の通電と
を切換え可能とし、かつ温度調節器も各発熱体に対応し
て複数設け、個々の発熱体の通電を制御するようにした
ものである。
作用 本発明の電気調理器は、上記した構成とすることによ
り、発熱体の端子が調理板の外側方に突出することな
く、配置できるため、外筐体を小さくすることができる
ばかりではなく、このような状態で2個の発熱体の端子
を集中して配設することができるため、配線処理が容易
になり、価格が安価になる。さらに2個の発熱体には重
複部がわずかしか存在しないため、材料ロスが少なく、
価格的にも安価なものとなる。また発熱体を個々に使用
できるため、同時に異なった調理温度の調理ができるば
かりでなく、半面加熱調理時の交互使用により部分的な
調理板表面コーティングの劣化もない高寿命の電気調理
器が得られるものである。
実 施 例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図、第2図および第3図において、調理板1の
下方には、調理板1の略中央部に端子部2を配設した第
1の発熱体3と第2の発熱体4が設けられている。そし
て前記発熱体3,4は下方の遮熱体5にそれぞれ保持され
ている。また温度調節器6は、切換スイッチ7で制御さ
れる第1の発熱体3および第2の発熱体4の同時通電時
の調理板1の温度、および、第1の発熱体3のみの半面
通電時の調理板1の温度を制御するものである。また第
1の発熱体3は、第2の発熱体4より高電力に設定され
ており、半面加熱時の火力感が損なわれないようにして
いる。なお8は前記遮熱板5の外方を覆う外筐体であ
る。
上記構成において、次にその動作を説明する。調理板
1の加熱は切換スイッチ7の切換えにより、第1の発熱
体3と第2の発熱体4の同時並列通電の全面加熱と、第
1の発熱体3のみを通電する半面加熱が可能であり、こ
の場合、温度調節器6の作用により、それぞれの状態に
応じて温度制御を行う。この時、本発明の一実施例にお
いては、発熱体の形状として、調理板1の中央部にそれ
ぞれの発熱体3,4の端子部2を配置することができる。
このため、外筐体8の側面部への端子の突出はなく、外
筐体8を小さくできる。またこのような状態でも端子部
2は集中配置できるため、配線処理が容易で、コスト的
にも安価な組立が可能となる。そしてまたこのような発
熱体3,4の構成とすれば、従来のような第1の発熱体32
と第2の発熱体33の2種類の発熱体の重複部36がなくな
るため、材料ロスがなくなり、さらに安価な構成が得ら
れる。
次に第4図および第5図の他の実施例に示す個々の発
熱体3,4にそれぞれ温度調節器6を設けた場合の作用に
ついて説明する。すなわち、発熱体3,4の通電制御はそ
れぞれに設けられたスイッチ9および温度調節器6で制
御される。このため、半面で調理をし、かつ半面で保温
しながらの調理をする場合でも、スイッチ9の切換えに
より、使用毎に交互に使用することができ、従来のよう
な一方面のみの使用による表面コーティングの劣化とい
うことはなく、その結果、こびりつき寿命を向上させる
ことができる。また個々の温度調節器6の設定温度を変
えることにより、調理温度の異なる調理も同時に可能と
なるものである。
発明の効果 上記実施例の説明から明らかなように本発明によれ
ば、調理板の全面加熱、半面加熱のために設ける発熱体
を、遮熱板の略中央部で2個に分割するとともに、前記
発熱体の各端子を遮熱体の中央部近傍に設ける構成とし
ているため、発熱体の材料ロスが少なく、価格的にも安
価な構成となる。また発熱体の端子部を中央部に集中し
て配置することができるため、配線処理が容易になり、
さらに安価になるとともに、端子の外方への突出もない
ため、外筐体の小型化がはかれるものである。
さらに個々の発熱体に対応した通電と温度制御が可能
であるため、半面で調理をし半面で保温をしながらの調
理を行う場合でも調理面を交互に加熱することにより、
表面コーティングの寿命を向上させることができるとと
もに、個々の温度調節器の設定温度を変えることによ
り、調理温度の異なる調理も同時に行うことができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す電気調理器の断面図、
第2図は同電気調理器の平面図、第3図は同電気調理器
の電気回路図、第4図は本発明の他の実施例を示す電気
調理器の平面図、第5図は同電気調理器の電気回路図、
第6図は従来の電気調理器の平面図である。 1……調理板、2……端子部、3,4……発熱体、5……
遮熱板、6……温度調節器、7……切換スイッチ、8…
…外筐体、9……スイッチ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理板と、この調理板の下方に配置される
    発熱体を有した遮熱板と、前記調理板に当接する温度調
    節器と、前記遮熱板の外方を覆う外筐体とを有し、前記
    発熱体は、遮熱板の中央部近傍で2個に分割するととも
    に、前記発熱体の各端子を遮熱板の中央部近傍に設ける
    構成とし、前記外筐体に設けた切換スイッチにより、両
    発熱体の並列通電と、温度調節器側の発熱体の通電とを
    切換え可能にした電気調理器。
  2. 【請求項2】発熱体の電力設定は、温度調節器側に配設
    される発熱体を他の発熱体より高電力とした特許請求の
    範囲第1項記載の電気調理器。
  3. 【請求項3】調理板と、この調理板の下方に配置される
    発熱体を有した遮熱板と、前記調理板に当接する温度調
    節器と、前記遮熱板の外方を覆う外筐体とを有し、前記
    発熱体は、遮熱板の中央部近傍で2個に分割して構成
    し、発熱体の通電は両発熱体の並列通電と、個々の発熱
    体の通電とを切換え可能とし、かつ温度調節器も各発熱
    体に対応して複数設け、個々の発熱体の通電を制御する
    ようにした電気調理器。
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