JPH0755130Y2 - 自動車用空調機の送風機制御用抵抗器 - Google Patents

自動車用空調機の送風機制御用抵抗器

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JPH0755130Y2
JPH0755130Y2 JP5522089U JP5522089U JPH0755130Y2 JP H0755130 Y2 JPH0755130 Y2 JP H0755130Y2 JP 5522089 U JP5522089 U JP 5522089U JP 5522089 U JP5522089 U JP 5522089U JP H0755130 Y2 JPH0755130 Y2 JP H0755130Y2
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JP
Japan
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base member
resistance
blower
leaf spring
resistance elements
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Expired - Lifetime
Application number
JP5522089U
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JPH02145506U (ja
Inventor
亮 加山
憲治 杉本
Original Assignee
ミクロン電気株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車に搭載する空調機の送風機制御用抵抗
器に関するものである。
(従来の技術) 本考案者等は、先に、抵抗箔をエッチング若しくは打ち
抜き加工して複数の抵抗素子の集合体を作り、これを絶
縁化された2枚の板状ヒートシンクでサンドイッチ状に
挟んでなる構体を、ベース部材から立ち上がった支柱で
ベース部材に略垂直に立てた構造の抵抗器を提案した
(詳しくは実願平1-18867号(実願平2-110511号公報)
参照)。
第4図は、その構成の概略を示したもので、30は抵抗箔
をエッチング若しくは打ち抜き加工して複数の抵抗素子
の集合体としたものであり、絶縁化された2枚の板状ヒ
ートシンク31aと31bで挟んで締結部材32により締め付け
られている。この構体(以下抵抗構体という)は、ベー
ス部材33に設けられた一対の溝付き支柱33a,33bにより
両端が挾持され、ベース部材33の面に対して略垂直に立
てた構造をしている。34はベース部材33に植設された複
数の外部接続端子であり、抵抗素子の延長部30aがそれ
ぞれ接続されている。35はヒートシンクに設けた窓36に
抵抗箔に設けた端子を露出させ、これに接続した電流ヒ
ューズ若しくは温度ヒューズである。
このように構成された従来例は、自動車搭載の空調機の
通風路に、なるべく通気抵抗とならないように、ヒート
シンクが風の流れに平行になるようにして配置される。
(考案が解決しようとする課題) ところが、抵抗素子の集合体を2枚の板状ヒートシンク
31aと31bで挟んだ抵抗構体を支持する支柱33a,33bは、
ベース部材33とともに一体的に樹脂成形されたものであ
り、かつ自動車の振動等を考慮すると比較的厚みを厚く
する必要があるため、空調機の通風路に吐出するこの支
柱が風の流れに対して障害となり、通気抵抗が高くな
る。また、抵抗構体が支柱の風下に位置するので、十分
なクーリング効果が得られない。さらに、空調機の異常
の発生で通風が止まったとき、温度ヒューズ35が溶断す
る(異常発生から数秒〜数十秒)までの間に露出された
抵抗素子の延長部30aが赤熱して、その付近に付着した
ホコリやゴミなどの可燃物が燃え出し、火災になる危険
があるなど、さらに改善すべき事項が残されていた。
本考案は、このような問題点を解決しようとするもの
で、送風機制御用抵抗器自体が通風路の通気抵抗となら
ず、かつクーリング効果の高い、小型、コンパクトな自
動車用空調機の送風機制御用抵抗器を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の送風機制御用抵抗
器は、抵抗箔をエッチング若しくは打ち抜き加工した複
数の抵抗素子の集合体を絶縁化された2枚の板状ヒート
シンクでサンドイッチ状に挟み、これを、ベース部材に
植設されたターミナル(外部接続端子)で、若干の間隔
を介してベース部材に略平行に支持する構成としたもの
である。
また、この構成に、さらにターミナルの一つに一端が接
合された板ばねがその付勢力に抗して湾曲され、他端が
ヒートシンクに形設された窓を通して抵抗素子集合体の
所定の位置に低融点合金で接合されてなる温度ヒューズ
と、この温度ヒューズが溶断して板ばねの他端が解放さ
れたとき、その板ばね全体が内部に収まるようにベース
部材に設けられた箱とを備えた構成とする。
(作用) まず、抵抗素子の集合体を絶縁化された2枚の板状ヒー
トシンクでサンドイッチ状に挟んだ抵抗構体をベース部
材に対して略平行に配置し、ベース部材に植設されたタ
ーミナルで支持する構造であるから、第4図に示すよう
な厚みの厚い支柱がなく、しかも、ヒートシンクやター
ミナルの広い面が風向きと平行になるように、通風路内
に取付けるので、通気抵抗が非常に小さくなり、クーリ
ング効果が上がる。また、抵抗素子集合体の露出すると
ころは全くないから、赤熱する部分もなく、火災発生の
危険性を無くすることができる。抵抗構体を支えるター
ミナルは、ヒートシンクの役目を果す。
さらに、板ばねと低融点合金とからなる温度ヒューズを
有し、この温度ヒューズが溶断したとき板ばね全体がベ
ース部材に設けられた箱の内部に収まってしまうので、
ユーザーが勝手に温度ヒューズを修復することができ
ず、このような点で安全性を高めることができる。
(実施例) 以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。第1図
は、本考案の一実施例を示したものであり、第2図は、
その分解斜視図である。第1図及び第2図において、1
は、抵抗箔をエッチング若しくは打ち抜き加工して形成
した複数の抵抗素子の集合体、2a,2bは抵抗素子の集合
体1をサンドイッチ状に挟む絶縁化された2枚の板状ヒ
ートシンクで、メタルコアセラミックからなる。3はベ
ース部材であり、このベース部材3には複数のターミナ
ル(外部接続端子)4が植設されている。前記抵抗素子
の集合体1を絶縁化された2枚の板状ヒートシンク2a,2
bでサンドイッチ状に挟んだ抵抗構体は、ねじ等の締結
部材5によりターミナル4に取付けられる。またこの取
付により、各抵抗素子とターミナルとの電気的接続も行
なわれる。抵抗構体は、ベース部材3の面に対して若干
の間隔を介して略平行に配置される。
ターミナルの一つ4aには板ばね6の一端が溶接、かしめ
等で接合されている。板ばね6は、その付勢力に抗して
湾曲され、他端がヒートシンク2bに形設された窓2cを通
して抵抗素子集合体の所定の位置に設けられた端子1aに
低融点合金7で接合され、温度ヒューズが構成されてい
る。8はベース部材に設けられ他と仕切られた部分(以
下箱という)であり、温度ヒューズが溶断して板ばね6
の他端が解放されたとき、その板ばね6全体が内部に収
まるようになっている。
第3図は、送風機駆動用モータの回転速度を調節するた
めの電気回路を示したものである。第3図において、破
線で囲んだ部分Aが本実施例の送風機制御用抵抗器であ
り、送風機駆動用モータ11に直列に接続される。各抵抗
素子12a,12b,12cから引き出された外部接続端子13a〜13
dは、切換スイッチ14の切換端子H(高速、MH(中高
速)、ML(中低速)及びL(低速)にそれぞれ接続され
ている。なお、15はバッテリー、16は電流ヒューズ、17
は電源スイッチ、18は温度ヒューズである。
上記回路において、電源スイッチ17を閉成し、切換スイ
ッチ14を切換端子Lに接続すると、モータ11に3個の抵
抗素子12a,12b,12cが直列に挿入されるのでモータの両
端電圧は最も低くなり、従って、低速回転となる。切換
スイッチ14をML,MH、H側に切り換える程モータの両端
電圧は高くなり、従って、回転は高速となる。そして、
モータの回転速度に応じて空調機の送風の強弱が決まる
ことは言うまでもない。
以上のように構成された本実施例では、抵抗構体がター
ミナル4によりベース部材3に対し若干の間隔を介して
略平行に支持され、かつその抵抗構体やターミナル4の
広い面が風の流れに平行になるように通風路に配置され
るので、通気抵抗が大きくなることはない。通常は、図
示しないシロッコファンから吹き出す風によって強制的
に空冷され、ヒートシンクの放熱性のために十分なクー
リング効果が得られる。抵抗構体を支えているターミナ
ル4もヒートシンクの作用をする。本実施例の構成で
は、小型、コンパクトの構造となるので、通風路におけ
る設置場所の制約も緩和され、設計の自由度が増す。ま
た、従来のように、抵抗素子集合体の一部が露出してそ
の部分が赤熱するというようなこともなく、火災発生の
危険性を無くすることができる。
通常、この送風機制御用抵抗器には、安全装置として温
度ヒューズが設けられており、何らかの異常発生により
送風が停止したとき、強制空冷がなくなって温度ヒュー
ズが溶断する。ところが、ユーザーが、板ばねと低融点
合金の組合せでなる温度ヒューズを通常の半田付けで勝
手に修復したり、電線を接続して温度ヒューズの代りに
したりして、それが火災につながるケースがあった。本
考案では、温度ヒューズが溶断して板ばね6の低融点合
金接合部が解放されたとき、板ばね6の全体がベース部
材に設けられた箱8の内部に収まってしまうような構造
になっているので、ユーザーが勝手に修復することがで
きず、その点で安全性を高めることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、小型、コンパク
トで、通風路に設置されたときは通気抵抗とならず、し
かも十分なクーリング効果が得られる。また、赤熱する
可能性のある部分の露出は全くなく、火災の発生を防止
することができる。さらに、溶断した温度ヒューズの修
復をユーザーができない構造になっているので、その点
での安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の構成図、第2図は、同分
解斜視図、第3図は、送風機駆動用モータの回転速度を
調節するための電気回路図、第4図は、従来例の構成図
である。 1……抵抗素子集合体、2a,2b……絶縁化されたヒート
シンク、3……ベース部材、4……ターミナル、6……
板ばね、7……低融点合金、8……箱、12a,12b,12c…
…抵抗素子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調用送風通路に配置されて複数の抵抗素
    子を有し、送風機駆動用モータの回転速度を段階的に調
    節するために前記モータと接続される抵抗素子を切り換
    えるようにした送風機制御用抵抗器であって、 抵抗箔をエッチング若しくは打ち抜き加工した複数の抵
    抗素子の集合体を2枚の板状のメタルコアセラミックで
    サンドイッチ状に挟み、これを、ベース部材に植設され
    たターミナルで、若干の間隔を介して前記ベース部材に
    略平行に支持すると共に、 前記ターミナルの一つに一端が接合された板ばねがその
    付勢力に抗して湾曲され、他端が前記メタルコアセラミ
    ックに形設された窓を通して前記抵抗素子集合体の所定
    の位置に低融点合金で接合されてなる温度ヒューズと、
    該温度ヒューズが溶断して前記板ばねの他端が解放され
    たとき、その板ばね全体が内部に収まるように前記ベー
    ス部材に設けられた箱とを備えていることを特徴とする
    自動車用空調機の送風機制御用抵抗器。
JP5522089U 1989-05-16 1989-05-16 自動車用空調機の送風機制御用抵抗器 Expired - Lifetime JPH0755130Y2 (ja)

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JPH02145506U JPH02145506U (ja) 1990-12-11
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