JPH0546483Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0546483Y2 JPH0546483Y2 JP6399287U JP6399287U JPH0546483Y2 JP H0546483 Y2 JPH0546483 Y2 JP H0546483Y2 JP 6399287 U JP6399287 U JP 6399287U JP 6399287 U JP6399287 U JP 6399287U JP H0546483 Y2 JPH0546483 Y2 JP H0546483Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistance
- resistor
- air
- circuit
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 13
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 7
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 claims description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 claims description 3
- 238000004378 air conditioning Methods 0.000 claims 1
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910000906 Bronze Inorganic materials 0.000 description 1
- OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N Phosphorus Chemical compound [P] OAICVXFJPJFONN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 1
- 239000010974 bronze Substances 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N copper tin Chemical compound [Cu].[Sn] KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 210000003298 dental enamel Anatomy 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000010408 film Substances 0.000 description 1
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[考案の目的]
(産業上の利用分野)
本考案は、自動車用空気調和装置のフアンモー
タへの印加電圧を変化させ送風量を制御する送風
制御装置、特に該送風制御装置に取付ける温度ヒ
ユーズの取付構造に改良に関する。
タへの印加電圧を変化させ送風量を制御する送風
制御装置、特に該送風制御装置に取付ける温度ヒ
ユーズの取付構造に改良に関する。
(従来の技術)
一般に自動車用空気調和装置の送風機の回転を
制御する送風制御装置は、フアンモータの回転数
を、例えば、高速回転(以下Hi)、中速回転(以
下M)、低速回転(以下Lo)等に制御するもので
あるが、その制御回路は、所定の抵抗値を有する
レジスタンスを複数個直列に接続し、このレジス
タンスの総抵抗値を適宜変化させることによりフ
アンモータへの印加電圧を変えるようにしてい
る。
制御する送風制御装置は、フアンモータの回転数
を、例えば、高速回転(以下Hi)、中速回転(以
下M)、低速回転(以下Lo)等に制御するもので
あるが、その制御回路は、所定の抵抗値を有する
レジスタンスを複数個直列に接続し、このレジス
タンスの総抵抗値を適宜変化させることによりフ
アンモータへの印加電圧を変えるようにしてい
る。
さらに詳述すれば、この送風制御装置は、第5
図に示すように、バツテリーBの一端を接続した
基線Lに自動車用空気調和装置の電流ヒユーズ
F1を介してフアンモータMを接続し、このフア
ンモータMにはレジスタンスR(R1〜R3の総称)
の温度ヒユーズF2及び所定の抵抗値を有する複
数個のレジスタンスRを介して、又は前記温度ヒ
ユーズF2およびレジスタンスRを介さずフアン
スイツチSWと接続したものである。
図に示すように、バツテリーBの一端を接続した
基線Lに自動車用空気調和装置の電流ヒユーズ
F1を介してフアンモータMを接続し、このフア
ンモータMにはレジスタンスR(R1〜R3の総称)
の温度ヒユーズF2及び所定の抵抗値を有する複
数個のレジスタンスRを介して、又は前記温度ヒ
ユーズF2およびレジスタンスRを介さずフアン
スイツチSWと接続したものである。
この回路では、フアンスイツチSWの可動子K
をスライドして、フアンスピードを決定する端子
T、例えば高速(Hi)、中高速(MH)、中低速
(ML)、低速(Lo)用の各端子T1〜4を適宜選択
すれば、フアンスピードを複数段階に切替えるこ
とができるようになつているが、フアンの回転数
をLo,ML,MHにした場合、レジスタンスRに
電流が流れ、各レジスタンスRは発熱し、またモ
ータロツク時のような異常時が生じると、このレ
ジスタンスRが異常発熱し、この熱により前記温
度ヒユーズF2を溶断して、モータ回路を断つよ
うにしている。
をスライドして、フアンスピードを決定する端子
T、例えば高速(Hi)、中高速(MH)、中低速
(ML)、低速(Lo)用の各端子T1〜4を適宜選択
すれば、フアンスピードを複数段階に切替えるこ
とができるようになつているが、フアンの回転数
をLo,ML,MHにした場合、レジスタンスRに
電流が流れ、各レジスタンスRは発熱し、またモ
ータロツク時のような異常時が生じると、このレ
ジスタンスRが異常発熱し、この熱により前記温
度ヒユーズF2を溶断して、モータ回路を断つよ
うにしている。
このレジスタンスRの発熱は自動車用空気調和
装置の風路D中を流れる空気により冷却するよう
にしているが、最近では、例えば、第6図に示す
ように前記レジスタンスRを自動車用空気調和装
置のフアンスクロールFs内に設置し、このフア
ンスクロールFs内のフアンfにより送られて来
る風により、前記レジスタンスRの熱を除去する
ようにしている。この場合、実際の送風制御装置
のレジスタンスRではその放熱性の向上を図るた
めに、第7図A,B,Cに示すように、基台1上
より突出したリン青銅のばね材よりなる一対の支
持板S1,S2の先端に、この支持板S1,S2の弾性力
に抗して温度ヒユーズF2を取付け、この温度ヒ
ユーズF2をコイル状に形成した各レジスタンス
Rにより三方から取り囲み、さらにこのコイル状
の各レジスタンスRの脚部Raの長さlを長くし
て基台1から風路D内に向けて突出させている。
このようにすることにより前記レジスタンスRと
空気とを十分接触させ、このレジスタンスRの熱
が速やかに放熱するようにしている(実公昭56−
18728号公報参照)。
装置の風路D中を流れる空気により冷却するよう
にしているが、最近では、例えば、第6図に示す
ように前記レジスタンスRを自動車用空気調和装
置のフアンスクロールFs内に設置し、このフア
ンスクロールFs内のフアンfにより送られて来
る風により、前記レジスタンスRの熱を除去する
ようにしている。この場合、実際の送風制御装置
のレジスタンスRではその放熱性の向上を図るた
めに、第7図A,B,Cに示すように、基台1上
より突出したリン青銅のばね材よりなる一対の支
持板S1,S2の先端に、この支持板S1,S2の弾性力
に抗して温度ヒユーズF2を取付け、この温度ヒ
ユーズF2をコイル状に形成した各レジスタンス
Rにより三方から取り囲み、さらにこのコイル状
の各レジスタンスRの脚部Raの長さlを長くし
て基台1から風路D内に向けて突出させている。
このようにすることにより前記レジスタンスRと
空気とを十分接触させ、このレジスタンスRの熱
が速やかに放熱するようにしている(実公昭56−
18728号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしながら、このように構成した送風機制御
装置を風が流れる場所に設置すると、フアンによ
る送風の抵抗になり、風路Dを流れる送風量を減
少させ、風切り音も発生する虞れがある。この通
気抵抗を小さくするために空気の流通が少ない自
動車用空気調和装置の隅部に設置すれば、熱の除
去が困難となり放熱性が低下することになる。
装置を風が流れる場所に設置すると、フアンによ
る送風の抵抗になり、風路Dを流れる送風量を減
少させ、風切り音も発生する虞れがある。この通
気抵抗を小さくするために空気の流通が少ない自
動車用空気調和装置の隅部に設置すれば、熱の除
去が困難となり放熱性が低下することになる。
また、前述したレジスタンスRは、各レジスタ
ンスRの脚部Raあるいは温度ヒユーズF2の支持
板S1,S2が長尺なために、占有スペースが大きな
ものとなり、また外力に対し変形し易いという欠
点もある。
ンスRの脚部Raあるいは温度ヒユーズF2の支持
板S1,S2が長尺なために、占有スペースが大きな
ものとなり、また外力に対し変形し易いという欠
点もある。
この温度ヒユーズF2を取付けるに当つても、
支持板S1,S2の弾性に抗して取付けなければなら
ないために、取付作業がきわめて面倒なものとな
つている。
支持板S1,S2の弾性に抗して取付けなければなら
ないために、取付作業がきわめて面倒なものとな
つている。
さらに、前記レジスタンスRをかご状をしたヒ
ユーズボツクス内に設けたものもあるが(実開昭
59−186110号公報参照)、このようにすると、前
記放熱性の低下及び風切り音の発生という欠点に
加え、全体を組立てる場合の組立作業が面倒にな
るという不具合もある。
ユーズボツクス内に設けたものもあるが(実開昭
59−186110号公報参照)、このようにすると、前
記放熱性の低下及び風切り音の発生という欠点に
加え、全体を組立てる場合の組立作業が面倒にな
るという不具合もある。
本考案は、上述した問題点に着目してなされた
もので、空気の流通抵抗が小さく、レジスタンス
の放熱性がきわめて高く、また温度ヒユーズ並び
に装置全体の組立作業性も良く、コスト的に有利
な自動車用空気調和装置の送風制御装置を提供す
ることを目的とする。
もので、空気の流通抵抗が小さく、レジスタンス
の放熱性がきわめて高く、また温度ヒユーズ並び
に装置全体の組立作業性も良く、コスト的に有利
な自動車用空気調和装置の送風制御装置を提供す
ることを目的とする。
[考案の構成]
(問題点を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案では、複数
のレジスタンスを電気的に直列に接続した抵抗部
の総抵抗値を適宜変化させることにより、自動車
用空気調和装置の送風フアン回転用モータへの印
加電圧を制御し、該モータの回転数を制御するよ
うに構成するとともに前記レジスタンスの異常発
熱により溶断してモータ回路を電気的に遮断する
温度ヒユーズを備えてなる自動車用空気調和装置
の送風制御装置において、前記レジスタンスを構
成する抵抗部材を剛性のある扁平な電気的絶縁基
板上に所定のパターンで印刷することによりレジ
スタンスの回路を形成し、このレジスタンスの回
路を電気的に遮断するように通孔を開設し、この
通孔を架橋し前記レジスタンスの回路を電気的に
導通状態とするように、半田をカシメ固定するこ
とにより前記温度ヒユーズを形成したことを特徴
とする。
のレジスタンスを電気的に直列に接続した抵抗部
の総抵抗値を適宜変化させることにより、自動車
用空気調和装置の送風フアン回転用モータへの印
加電圧を制御し、該モータの回転数を制御するよ
うに構成するとともに前記レジスタンスの異常発
熱により溶断してモータ回路を電気的に遮断する
温度ヒユーズを備えてなる自動車用空気調和装置
の送風制御装置において、前記レジスタンスを構
成する抵抗部材を剛性のある扁平な電気的絶縁基
板上に所定のパターンで印刷することによりレジ
スタンスの回路を形成し、このレジスタンスの回
路を電気的に遮断するように通孔を開設し、この
通孔を架橋し前記レジスタンスの回路を電気的に
導通状態とするように、半田をカシメ固定するこ
とにより前記温度ヒユーズを形成したことを特徴
とする。
(作用)
このような手段を採用すれば、レジスタンスと
空気との接触面積が増し、放熱性がきわめて高い
送風制御装置となり、しかも場所を取られないた
めに設置する位置も問われず、扁平構造のために
空気の流通抵抗にもならない送風制御装置とな
り、また温度ヒユーズ及び装置全体の組立作業性
も大幅に向上することになる。
空気との接触面積が増し、放熱性がきわめて高い
送風制御装置となり、しかも場所を取られないた
めに設置する位置も問われず、扁平構造のために
空気の流通抵抗にもならない送風制御装置とな
り、また温度ヒユーズ及び装置全体の組立作業性
も大幅に向上することになる。
(実施例)
以下、本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す概略説明図、
第2は同実施例の要部を示す斜視図、第3図は第
2図の要部断面説明図、第4図は同実施例の取付
状態を示す斜視図であり、第5〜7図に示す部材
と同一部材には、同一符号を付し、その説明は省
略する。
第2は同実施例の要部を示す斜視図、第3図は第
2図の要部断面説明図、第4図は同実施例の取付
状態を示す斜視図であり、第5〜7図に示す部材
と同一部材には、同一符号を付し、その説明は省
略する。
この送風制御装置10は、剛性のある扁平な電
気的絶縁基板11上に、前記レジスタンスRを構
成する抵抗部材を薄膜状の所定のパターンを形成
するように印刷して前記レジスタンスRの回路を
形成し、これを抵抗部12とするとともに、この
抵抗部12を第4図に示すフアンスクロールFs
内の天井板Ftに取付け、フアンモータMの回転
数を制御するようにしたものである。
気的絶縁基板11上に、前記レジスタンスRを構
成する抵抗部材を薄膜状の所定のパターンを形成
するように印刷して前記レジスタンスRの回路を
形成し、これを抵抗部12とするとともに、この
抵抗部12を第4図に示すフアンスクロールFs
内の天井板Ftに取付け、フアンモータMの回転
数を制御するようにしたものである。
この抵抗部12について詳述すれば、前記基板
11は、第2,3図に示すように、母材となる鉄
板15上にガラス等の耐熱層16を電気的に施釉
したいわゆるホーロー板である。この基板11上
には前記レジスタンスRが設けられており、外部
からゴミ等が付着するのを防止するために、表面
はガラス等の耐熱層17により覆われている。こ
のレジスタンスR(R1〜3の総称)は第1レジス
タンスR1、第2レジスタンスR2、第3レジスタ
ンスR3からなり、このレジスタンスRの回路を
前記基板11上に形成するに当つては、各レジス
タンスRの抵抗値が所定値となるように厚膜ペー
ストを前記基板11上に印刷した後に、これを焼
成する。そして、これら各レジスタンスR1〜3の
端部には前述した各端子T(T1〜4の総称)を接
続し、この各端子Tと前記レジスタンスRとを前
記基板11上に載置し、前記耐熱性材料17によ
り覆うことにより前記抵抗部12としている。
11は、第2,3図に示すように、母材となる鉄
板15上にガラス等の耐熱層16を電気的に施釉
したいわゆるホーロー板である。この基板11上
には前記レジスタンスRが設けられており、外部
からゴミ等が付着するのを防止するために、表面
はガラス等の耐熱層17により覆われている。こ
のレジスタンスR(R1〜3の総称)は第1レジス
タンスR1、第2レジスタンスR2、第3レジスタ
ンスR3からなり、このレジスタンスRの回路を
前記基板11上に形成するに当つては、各レジス
タンスRの抵抗値が所定値となるように厚膜ペー
ストを前記基板11上に印刷した後に、これを焼
成する。そして、これら各レジスタンスR1〜3の
端部には前述した各端子T(T1〜4の総称)を接
続し、この各端子Tと前記レジスタンスRとを前
記基板11上に載置し、前記耐熱性材料17によ
り覆うことにより前記抵抗部12としている。
特に、本実施例では、温度ヒユーズF2を取付
けるに当り、前記基板11に形成したレジスタン
スRの回路を遮断するように矩形の通孔13を開
設し、この通孔13内に、この通孔13とほぼ同
形に形成された半田14を嵌挿してカシメ固定し
ている。これにより半田14が前記通孔13を架
橋し、前記レジスタンスRの回路を電気的に導通
するようにしている。
けるに当り、前記基板11に形成したレジスタン
スRの回路を遮断するように矩形の通孔13を開
設し、この通孔13内に、この通孔13とほぼ同
形に形成された半田14を嵌挿してカシメ固定し
ている。これにより半田14が前記通孔13を架
橋し、前記レジスタンスRの回路を電気的に導通
するようにしている。
また、この抵抗部12を取付けるには、基板1
1の周縁より突出した突片12aに開設したビス
挿通孔19にビス(図示せず)を挿通するととも
に前記各端子TをフアンスクロールFsから外部
に突出た状態で、前記ビスを第4図に示すように
フアンスクロールFsの天井板Ft及びフアンスク
ロールFsのベルマウス20を挿通して締付け固
定するようにしている。
1の周縁より突出した突片12aに開設したビス
挿通孔19にビス(図示せず)を挿通するととも
に前記各端子TをフアンスクロールFsから外部
に突出た状態で、前記ビスを第4図に示すように
フアンスクロールFsの天井板Ft及びフアンスク
ロールFsのベルマウス20を挿通して締付け固
定するようにしている。
次に作用を説明する。
上記のように構成した送風制御装置10のレジ
スタンスRは、第1図に示すフアンスイツチSW
の可動子Kをスライドさせることにより適宜その
総抵抗値を変化させて、モータの回転をHi,
MH,ML,Loの四段階に切換えるが、例えば、
可動子Kが一点鎖線位置のLoポジヨンを選択し
た場合について述べる。
スタンスRは、第1図に示すフアンスイツチSW
の可動子Kをスライドさせることにより適宜その
総抵抗値を変化させて、モータの回転をHi,
MH,ML,Loの四段階に切換えるが、例えば、
可動子Kが一点鎖線位置のLoポジヨンを選択し
た場合について述べる。
フアンスイツチSWをオンし、可動子KをLo端
子T4に接続すると、バツテリBからの電流は、
電流ヒユーズF1、電流スイツチSW、モータMを
介して第1図のHi端子T1に入る。
子T4に接続すると、バツテリBからの電流は、
電流ヒユーズF1、電流スイツチSW、モータMを
介して第1図のHi端子T1に入る。
この電流は、さらにHi端子T1→第1レジスタ
ンスR1→第2レジスタンスR2→第3レジスタン
スR3→Lo端子T4→可動子Kと流れる。
ンスR1→第2レジスタンスR2→第3レジスタン
スR3→Lo端子T4→可動子Kと流れる。
この場合、前記第1、第2、第3レジスタンス
R1〜3を電流が通ると、この抵抗部12は発熱
し、この熱は基板11に伝わる。
R1〜3を電流が通ると、この抵抗部12は発熱
し、この熱は基板11に伝わる。
ところが、前記レジスタンスRは基板11の全
体に広く配置されており、しかもこの基板11は
扁平で大きな面積を有し、空気との接触面積が大
きいために、前記伝わつてきた熱はフアンスクロ
ールFsの風路D中を通る空気によつて速やかに
放熱されることになる。
体に広く配置されており、しかもこの基板11は
扁平で大きな面積を有し、空気との接触面積が大
きいために、前記伝わつてきた熱はフアンスクロ
ールFsの風路D中を通る空気によつて速やかに
放熱されることになる。
また、前記レジスタンスRは扁平構造をしたも
のであり、その表面積は従来のコイル式レジスタ
ンスに比しきわめて大きなものとなつているの
で、このレジスタンスR自身の放熱性も高く、抵
抗部12の放熱性は著じるしく向上することにな
る。
のであり、その表面積は従来のコイル式レジスタ
ンスに比しきわめて大きなものとなつているの
で、このレジスタンスR自身の放熱性も高く、抵
抗部12の放熱性は著じるしく向上することにな
る。
次に可動子KがHiポジシヨンを選択した場合
には、第1図のHi端子T1に入つた電流はレジス
タンスR側には流れず、フアンスイツチSWの可
動子Kを通つて流れ、また可動子KがMHポジシ
ヨンを選択した場合は、電流はHi端子T1→第1
レジスタンスR1→MH端子T3と流れることにな
り、さらに可動子KがMLポジシヨンを選択した
ときは、電流はHi端子T1→第1レジスタンスR1
→第2レジスタンスR2→ML端子T3と流れ、そ
れぞれの電流に見合つたフアンスピードとなる。
には、第1図のHi端子T1に入つた電流はレジス
タンスR側には流れず、フアンスイツチSWの可
動子Kを通つて流れ、また可動子KがMHポジシ
ヨンを選択した場合は、電流はHi端子T1→第1
レジスタンスR1→MH端子T3と流れることにな
り、さらに可動子KがMLポジシヨンを選択した
ときは、電流はHi端子T1→第1レジスタンスR1
→第2レジスタンスR2→ML端子T3と流れ、そ
れぞれの電流に見合つたフアンスピードとなる。
この場合、前記抵抗部12はきわめて扁平であ
り、しかもフアンスクロールFsの天井板Ftに密
着して取付けているため、この風路D中を流れる
空気流の抵抗とならず、流通空気量を減少させる
ことはない。また風切り音を生じることもない。
り、しかもフアンスクロールFsの天井板Ftに密
着して取付けているため、この風路D中を流れる
空気流の抵抗とならず、流通空気量を減少させる
ことはない。また風切り音を生じることもない。
また、前記送風制御装置10において、仮にフ
アンモータMが何らかの原因でロツクした場合に
は、この送風制御装置10のレジスタンスRの温
度は異常な高温となるが、前記冷却能力が高いに
も拘らず、この高温が直接的に温度ヒユーズF2
に作用してこれを溶断することになり、レジスタ
ンスの回路は通孔13により遮断された状態とな
る。したがつて、前記異常な事態が生じても、こ
れに伴なう種々の不都合な事態を直ちに回避する
ことができることになる。
アンモータMが何らかの原因でロツクした場合に
は、この送風制御装置10のレジスタンスRの温
度は異常な高温となるが、前記冷却能力が高いに
も拘らず、この高温が直接的に温度ヒユーズF2
に作用してこれを溶断することになり、レジスタ
ンスの回路は通孔13により遮断された状態とな
る。したがつて、前記異常な事態が生じても、こ
れに伴なう種々の不都合な事態を直ちに回避する
ことができることになる。
さらに、この送風制御装置10を組立てる場合
も、扁平な抵抗部12をビスによりフアンスクロ
ールFsの天井板Ftに固着すればよく、従来のよ
うなろう付、カゴ等を不要にでき、組立作業がき
わめて容易でしかも部品点数が少ない、コスト的
に有利なものが得られることになる。
も、扁平な抵抗部12をビスによりフアンスクロ
ールFsの天井板Ftに固着すればよく、従来のよ
うなろう付、カゴ等を不要にでき、組立作業がき
わめて容易でしかも部品点数が少ない、コスト的
に有利なものが得られることになる。
前記抵抗部12は、フアンスクロールfs内に設
置したが、本考案はこのような場所のみでなく、
放熱性が良好なために、自動車用空気調和装置の
風路内側であれば、どこにでも設置でき、設置位
置の自由性が大幅に向上することにもなる。
置したが、本考案はこのような場所のみでなく、
放熱性が良好なために、自動車用空気調和装置の
風路内側であれば、どこにでも設置でき、設置位
置の自由性が大幅に向上することにもなる。
[考案の効果]
以上の説明より明らかなように、本考案によれ
ば、剛性のある扁平な電気的絶縁基板上にレジス
タンスを構成する抵抗部材を所定のパターンで印
刷することにより抵抗部を構成したため、偏平な
抵抗部となり、レジスタンスと空気との接触面積
が増し、放熱性がきわめて向上し、空気の抵抗に
もならず、しかも場所を取られないために設置す
る位置も問われない。またレジスタンスの回路を
遮断するように通孔を基板に開設し、この通孔を
架橋し、前記レジスタンスの回路を電気的に導通
するように半田をカシメ固定することにより温度
ヒユーズを形成したため、温度ヒユーズ取付けの
作業性が優れ、コスト的にも有利となる。
ば、剛性のある扁平な電気的絶縁基板上にレジス
タンスを構成する抵抗部材を所定のパターンで印
刷することにより抵抗部を構成したため、偏平な
抵抗部となり、レジスタンスと空気との接触面積
が増し、放熱性がきわめて向上し、空気の抵抗に
もならず、しかも場所を取られないために設置す
る位置も問われない。またレジスタンスの回路を
遮断するように通孔を基板に開設し、この通孔を
架橋し、前記レジスタンスの回路を電気的に導通
するように半田をカシメ固定することにより温度
ヒユーズを形成したため、温度ヒユーズ取付けの
作業性が優れ、コスト的にも有利となる。
第1図は、本考案の一実施例を示す概略説明
図、第2図は、同実施例の要部を示す斜視図、第
3図は第2図の要部断面説明図、第4図は同実施
例の取付状態を示す斜視図、第5図は、一般的な
自動車用空気調和装置の送風制御装置の回路図、
第6図は、同送風制御装置の取付状態を示す斜視
図、第7図A,B,Cは、従来のレジスタンスの
実際の構造を示す平面図、側面図、要部断面図で
ある。 10……送風制御装置、11……基板、12…
…抵抗部、13……通孔、14……半田、M……
モータ、R……レジスタンス、F2……温度ヒユ
ーズ。
図、第2図は、同実施例の要部を示す斜視図、第
3図は第2図の要部断面説明図、第4図は同実施
例の取付状態を示す斜視図、第5図は、一般的な
自動車用空気調和装置の送風制御装置の回路図、
第6図は、同送風制御装置の取付状態を示す斜視
図、第7図A,B,Cは、従来のレジスタンスの
実際の構造を示す平面図、側面図、要部断面図で
ある。 10……送風制御装置、11……基板、12…
…抵抗部、13……通孔、14……半田、M……
モータ、R……レジスタンス、F2……温度ヒユ
ーズ。
Claims (1)
- 複数のレジスタンスRを電気的に直列に接続し
た抵抗部の総抵抗値を適宜変化させることによ
り、自動車用空気調和装置の送風フアン回転用モ
ータMへの印加電圧を制御し、該モータMの回転
数を制御するように構成するとともに前記レジス
タンスRの異常発熱により溶断してモータ回路を
電気的に遮断する温度ヒユーズF2を備えてなる
自動車用空気調和装置の送風制御装置において、
前記レジスタンスRを構成する抵抗部材を剛性の
ある扁平な電気的絶縁基板11上に所定のパター
ンで印刷することによりレジスタンスの回路を形
成し、このレジスタンスの回路を電気的に遮断す
るように通孔13を開設し、この通孔13を架橋
し前記レジスタンスの回路を電気的に導通状態と
するように、半田14をカシメ固定することによ
り前記温度ヒユーズF2を形成したことを特徴と
する自動車用空気調和装置の送風制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6399287U JPH0546483Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6399287U JPH0546483Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63171212U JPS63171212U (ja) | 1988-11-08 |
JPH0546483Y2 true JPH0546483Y2 (ja) | 1993-12-06 |
Family
ID=30899739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6399287U Expired - Lifetime JPH0546483Y2 (ja) | 1987-04-30 | 1987-04-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0546483Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-04-30 JP JP6399287U patent/JPH0546483Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63171212U (ja) | 1988-11-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH04221507A (ja) | ヘアドライヤのヒーターブロック | |
US5563570A (en) | Resistor device for controlling a rotational speed of a motor | |
JPH0546483Y2 (ja) | ||
JPH0546484Y2 (ja) | ||
JPH0429117Y2 (ja) | ||
JPH0430398Y2 (ja) | ||
JPH0728005Y2 (ja) | 自動車用空気調和装置の送風制御装置 | |
JPH0728006Y2 (ja) | 自動車用空気調和装置の送風制御装置 | |
JPH0618805Y2 (ja) | 自動車用空気調和装置の送風制御装置 | |
JPH09246022A (ja) | 自動車用空調装置用抵抗器およびその製造方法 | |
JPH0755130Y2 (ja) | 自動車用空調機の送風機制御用抵抗器 | |
JPH0125689Y2 (ja) | ||
JPH0125685Y2 (ja) | ||
JPH0728965Y2 (ja) | 自動車用空気調和装置の送風制御装置 | |
JP3750247B2 (ja) | 車両用ブロワ抵抗器 | |
JPH0751925Y2 (ja) | 自動車用空調機の送風機制御用抵抗器 | |
JPS63184513A (ja) | 自動車用空気調和装置 | |
JPS5914665Y2 (ja) | 送風機制御装置 | |
JPH0727208Y2 (ja) | 自動車用空気調和装置の送風制御装置 | |
KR0124783Y1 (ko) | 자동차 송풍기용 모우터 저항기 | |
JPH0432721Y2 (ja) | ||
JPH0125686Y2 (ja) | ||
JP2964749B2 (ja) | 送風機の速度調節用の抵抗器組立体 | |
KR100317710B1 (ko) | 블로워모터의피티씨저항조립체 | |
JPH073560Y2 (ja) | 自動車用空気調和装置の送風制御装置 |