JPH0341924Y2 - - Google Patents

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JPH0341924Y2
JPH0341924Y2 JP1985173573U JP17357385U JPH0341924Y2 JP H0341924 Y2 JPH0341924 Y2 JP H0341924Y2 JP 1985173573 U JP1985173573 U JP 1985173573U JP 17357385 U JP17357385 U JP 17357385U JP H0341924 Y2 JPH0341924 Y2 JP H0341924Y2
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resistor
heat
foil
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control
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用空気調和装置、特にフアン
モータへの印加電圧を変化させ、送風量を制御す
る送風制御装置に用いる抵抗体ユニツトの改良に
関する。
(従来の技術) 一般に自動車用空気調和装置の送風機の回転を
制御する送風機制御装置は、フアンモータの回転
数を、例えば高速回転(以下Hi)、中速回転(以
下M)、低速回転(以下Lo)等に制御している
が、その制御回路には、所定の抵抗値を有するレ
ジスタンスを複数個直列に接続し、総抵抗値を適
宜変化させることによりフアンモータへの印加電
圧を変えるようにしてある。
さらに詳述すれば、第3図に示すように、バツ
テリーBの+端を接続した基線Tに自動車用空気
調和装置の電流ヒユーズF1、電源スイツチSWを
介してフアンモータMの一端を接続し、フアンモ
ータMの他端をレジスタンスの温度ヒユーズF2
を介して複数個のレジスタンスR(R1〜R3の総
称)に直列に接続し、バツテリBの接地端に接続
するコントロールスイツチCSに接触する端子
(Hi〜Lo)を切換えることによりモータ回転数を
制御する回路を構成している。この回路におい
て、電源スイツチSWを閉じると、そのときコン
トロールスイツチCSの位置に応じて、例えばHi,
MH,ML,Loの複数段階に切替えることがで
き、それぞれフアンfを高速、中高速、中低速、
低速、に回転させるようになつている。
このような制御装置においては、フアンの回転
数をLo,ML,MHにした場合、レジスタンスR
に電流が流れ、この各レジスタンスRは発熱す
る。このレジスタンスRの発熱を除去するには、
第4図に示すようにレジスタンスRを抵抗体ユニ
ツト10として自動車用空気調和装置の風路D
(図示のものはフアンスクロール)内に設置し、
この自動車用空気調和装置のフアンfが回転する
ことにより送られて来る風により、前記レジスタ
ンスRを冷却するようになつている。実際の制御
装置に用いる抵抗体ユニツト10は、第5図A,
Bに示すように、基板1上において温度ヒユーズ
F2をニクロム線で構成されたコイル状のレジス
タンスRが三方から取り囲むようにコ字状に配設
してある。この抵抗体ユニツト10では、基板1
から突出する各レジスタンスRの脚部Raの長さ
lを長くし、コイル部分Rbが十分に空気と触れ、
放熱し易いようにしてある(実開昭58−20501号
公報参照)。
(考案が解決しようとする課題) しかして、このような送風制御用抵抗体ユニツ
ト10では、放熱する部分が、ニクロム線で構成
されたコイル状のレジスタンスR自身のみであ
り、放熱性の点で問題があつた。
特に、レジスタンスRに当る冷却風が弱い場合
には、レジスタンスR自身が十分に冷却されず、
過熱する虞れがあり、周辺部品に悪影響を与える
虞れがあつた。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
のであり、放熱性に優れ、例え冷却風が弱い場合
であつても抵抗体を十分に冷却することが可能
な、安全で耐久性のある送風制御用抵抗体ユニツ
トを提供することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) かかる目的を達成するための本考案は、抵抗体
の通電状態を切換えることにより、自動車用空気
調和装置の送風フアン回転用モータへの印加電圧
を制御する送風制御装置に用いられ、前記抵抗体
が設置された送風制御用抵抗体ユニツトにおい
て、蛇行形状を呈し当該蛇行形状途中に通電状態
を切換える接続端子が接続された箔状の抵抗体
を、絶縁層を介して、冷却フインを有する放熱器
で挟持したことを特徴とする送風制御用抵抗体ユ
ニツトである。
(作用) 抵抗体は蛇行形状を呈しこの蛇行形状途中に接
続端子が接続された構造であるため、抵抗体は1
つのみで良く、抵抗体の両側面はそれぞれ放熱器
に接触している。
そして、送風フアンを回転駆動するモータへの
印加電圧を制御するために抵抗体を通電すると、
この抵抗体は発熱するが、発生した熱は抵抗体の
両側面から放熱器に伝熱して、ここから放熱され
る。また、抵抗体は箔状であるため当該抵抗体の
内部に熱がこもることがなく、発生した熱は放熱
器に素早く伝熱する。
このように熱の発生源である抵抗体の冷却が当
該抵抗体の両側面から行われることになり、抵抗
体が過熱することがなくなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照にし
て説明する。
第1図は本考案の実施例を示す送風制御用抵抗
体ユニツトの全体斜視図、第2図A,Bは第1図
に示す抵抗体の平面図及び側面図、第3図は本考
案の他の実施例を示す抵抗体ユニツトの全体斜視
図である。
第1図に示す抵抗体ユニツト20は、自動車用
空気調和装置の送風フアンを回転駆動するモータ
への印加電圧を制御する送風制御装置の一部品と
して用いられ、第4図に示す場合と同様に、自動
車用空気調和装置の風路D内壁に基板1を介して
取付けられる。
この抵抗体ユニツト20では、取付用の基板1
上に、多数の冷却フイン21を有する放熱器2
2,23がマイカ(雲母)等で構成された断熱材
24を介して装着してある。各放熱器22,23
は、アルミ材等で構成され、抵抗体取付板部2
5,26を有する。これら抵抗体取付部25,2
6間には箔状の抵抗体27が狭持してある。この
抵抗体27の狭持は、ボルト28及びナツト(図
示せず)の締付け等により行う。
箔状の抵抗体27は、第2図A,Bに示すよう
に、蛇行状に形成すると共に、表面に波形の凹凸
40を設けてある。また、この抵抗体27の蛇行
形状途中には、接続端子29〜32がスポツト溶
接等で接続してあり、ここにリード線33〜36
がカシメ等で接続してある。リード線33〜36
は、第1図に示すコネクタケーブル37を介し
て、第3図に示すコントロールスイツチCSやフ
アンモータMに接続するようになつている。この
ため、第2図に示す抵抗体27における各接続端
子29〜32間の抵抗は、第3図に示すレジスタ
ンスR1〜R3に対応するようになつている。
このような箔状の抵抗体27を製造するには、
ステンレス箔若しくはステンレス板をプレス機械
等で打ち抜きプレスすれば良い。次に、接続端子
29〜32以外の表面に、絶縁用として、セラミ
ツク材製のホーローエナメル38をコーテイング
(被覆)するのである。
次にこのような抵抗体ユニツト20の作用を説
明する。
抵抗体27は蛇行形状を呈しこの蛇行形状途中
に接続端子29〜32が接続された構造であるた
め、抵抗体27の両側面はそれぞれ放熱器22,
23に接触している。
そして、送風用フアンを回転駆動するモータへ
の印加電圧を制御するために、箔状の抵抗体27
を通電すると、その電流及び抵抗値に応じてジユ
ール熱が発生する。一方、抵抗体ユニツト20
は、自動車用空気調和装置の風路内に取付けられ
るため各冷却フイン21間及び抵抗体取付板部2
5,26間を風が流通することになる。したがつ
て、前記箔状の抵抗体27で発生したジユール熱
は、そのほとんどが当該抵抗体27の両側面から
放熱器22,23における冷却フイン21まで伝
熱し、そこで冷却されると共に、抵抗体取付板部
25,26間を流通する風によつても冷却され
る。また、抵抗体27は箔状であるため当該抵抗
体27の内部に熱がこもることがなく、発生した
熱は放熱器22,23に素早く伝熱する。このよ
うに、熱の発生源である抵抗体27の冷却が当該
抵抗体27の両側面から極めて良好に行われるた
め、冷却風が弱い場合であつても、この抵抗体2
7は十分に冷却され、過熱することはない。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるも
のではなく、種々に改変することが可能である。
例えば、上述した実施例では、抵抗体取付板部
25,26間にも冷却風を流通されるために、箔
状の抵抗体27の表面に凹凸40を形成したが、
本考案はこれに限らず、抵抗体27の表面27の
表面に凹凸を必ずしも形成しなくても良い。この
場合にも、上述した実施例とほぼ同様な作用効果
を有するからである。
また、上述した実施例では、抵抗体27と放熱
器22,23との絶縁層を、抵抗体27をホーロ
ーエナメルでコーテイングすることにより形成し
たが、本考案はこれに限らず、放熱器22,23
をホーロエナメルでコーテイングすることにより
形成しても良い。この場合には、放熱器22,2
3がアルミニウム材製であると低温ホーローにし
なければならないので、放熱器22,23を鉄材
で構成してそれにホーローエナメルをコーテイン
グしても良い。
[考案の効果] 以上説明してきたように、本考案によれば、蛇
行形状を呈し当該蛇行形状途中に通電状態を切換
える接続端子が接続された箔状の抵抗体を、絶縁
層を介して、冷却フインを有する放熱器で挟持し
たので、冷却風が弱い場合であつても、熱の発生
源である抵抗体の冷却が当該抵抗体の両側面から
極めて良好に行われるため、抵抗体が過熱するこ
とがなくなり、安全で耐久性に優れた送風制御用
抵抗体ユニツトを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す送風制御用抵抗
体ユニツトの全体斜視図、第2図A,Bは第1図
に示す抵抗体の平面図及び側面図、第3図は一般
的な送風制御装置の回路図、第4図は抵抗体ユニ
ツトの取付位置を示す一部切欠斜視図、第5図
A,Bは従来の送風制御用抵抗体ユニツトの平面
図及び側面図である。 10,20……抵抗体ユニツト、21……冷却
フイン、22,23……放熱器、27……抵抗
体、29〜32……接続端子、38……ホーロー
エナメル(絶縁層)、40……凹凸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 抵抗体の通電状態を切換えることにより、自動
    車用空気調和装置の送風フアン回転用モータへの
    印加電圧を制御する送風制御装置に用いられ、前
    記抵抗体が設置された送風制御用抵抗体ユニツト
    において、 蛇行形状を呈し当該蛇行形状途中に通電状態を
    切換える接続端子29〜32が接続された箔状の
    抵抗体27を、絶縁層を介して、冷却フイン21
    を有する放熱器22,23で挟持したことを特徴
    とする送風制御用抵抗体ユニツト。
JP1985173573U 1985-11-13 1985-11-13 Expired JPH0341924Y2 (ja)

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JPS6282208U JPS6282208U (ja) 1987-05-26
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JPS6282208U (ja) 1987-05-26

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