JP2630467B2 - 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー - Google Patents

磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー

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JP2630467B2
JP2630467B2 JP1126233A JP12623389A JP2630467B2 JP 2630467 B2 JP2630467 B2 JP 2630467B2 JP 1126233 A JP1126233 A JP 1126233A JP 12623389 A JP12623389 A JP 12623389A JP 2630467 B2 JP2630467 B2 JP 2630467B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録媒体用バインターに関する。更に
詳細には非磁性支持体上に形成される磁性層のバインダ
ーが特定のポリウレタン樹脂バインダーからなる分散特
性、電磁変換特性等に優れ、かつ走行耐久性及び長期保
存耐久性に優れた磁気記録媒体用バインダーに関するも
のである。
従来の技術 一般に、オーデオ機器、ビデオ機器、コンピュータ等
に用いる磁気記録媒体(具体的には、オーデオテープ、
ビデオテープ、フロッピーディスクおよびコンピュータ
ー用データーテープ等にもちいられる)は、ポリエステ
ルフイルム等の非磁性の支持体上に磁性粉とバインダー
等を含む磁性塗料を塗布、乾燥して磁性層を形成するこ
とによって得られる。
このような磁気記録媒体の磁性層を形成するためのバ
インダーとしては、一般に塩化ビニル樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、ニトロセルロース樹脂、エ
ポキシ樹脂等が使われている。
近年、オーデオテープ、ビデオテープ、コンピュータ
ー用のデーターテープ等の磁気記録媒体の用途拡大に伴
い、要求性能も多岐に渡っているが、特に磁気記録媒体
の高信頼性への要望が増大している。
詳細には鮮明な音、画像を記録再生するための高密度
記録化と高速長時間走行或いは高温高湿時条件下での長
時間走行、かつ長期間保存に耐えうる特性等が特に求め
られている。高密度化の方策として、磁性粉の微粒子
化、高磁力化が図られるとともに、磁性層中における磁
性粉の充填密度、いわゆるパッキングデンシテイを増大
させる傾向が強くなっている。このような磁性粉の微粒
子化による比表面積の増大や高磁力化による凝集力の増
大に伴い、分散が困難となり従来のバインダーでは満足
のいく分散性や表面性が得られず、磁性粉のパッキング
デンシテイを増大させることも困難なものとなってい
る。
一方、磁気記録媒体は記録再生時に磁気ヘッド、ロー
ル等と激しく接触するため磁性層の摩耗脱落を生じ、そ
れにより再生出力低下、変動、雑音発生、ドロップアウ
トの増大を来たしたり、摩擦係数の増大・脱落粉による
ロールの汚れ等による走行性不良、テープ鳴き、磁気ヘ
ッドの目づまりなどを起こすことがある。更に、高温高
湿条件下での使用や長期間保存中に磁性層が劣化し、磁
性層脱落、磁性層の粘着等が発生し、その改善が要望さ
れている。
また、バインダーの引っかき、摩耗、温度、湿度等に
対する耐久性を向上させた高耐久性を有するバインダー
システムにすることで磁気記録媒体の高速長時間走行或
は長期保存時の耐久性を向上させたポリウレタン樹脂が
提案されてきているが、しかしながら、今までのバイン
ダーを用いる磁気記録媒体の耐久性はある程度向上する
満足できるレペルに達せず、かつ分散性の点で劣るため
微粒子化された磁性粉や高磁力量を有する磁性粉のバイ
ンダーとしては性能不十分のためその改善が要望されて
いた。
発明が解決しようとする課題 このように、高耐久性を有するバインダーで、かつ微
粒子化した磁性粉にたいしても十分な分散性を示すバイ
ンダーは開発されておらず、磁気記録媒体において所定
の耐久性、磁気特性、電磁変換特性を確保することが要
望されており、更に高速長時間走行或いは、高温高湿時
条件下での長時間走行、かつ長期間保存に耐えうる特性
に優れ、かつ磁性粉の分散性や磁性層の表面層を大幅に
改良した磁気記録媒体用バインダーの改良が要望されて
いた。
本発明者等は、鋭意研究検討を重ねた結果、親水性極
性基を導入した特定の構造を有するポリウレタン樹脂を
バインダーとしたときに、耐久性に優れ、かつ磁性粉の
分散性や磁性層の表面性を大幅に改良した磁気記録媒体
が得られることを見出し、本発明に至った。
課題を解決するための手段 即ち本発明は、 磁気記録媒体用バインダーとして用いるポリカーボネー
トポリオール、親水性極性基含有活性水素化合物、鎖延
長剤、有機ジイソシアネートを反応せしめてなるポリウ
レタン樹脂バインダーにおいて A) 該ポリカーボネートポリオールが、ポリ(シクロ
ヘキサン−1,4−ジメタノールカーボネート)ポリオー
ル20〜80重量%、ポリ(1,6−ヘキサングリコールカー
ボネート)ポリオール80〜20重量%からなるポリカーボ
ネートポリオール混合物であり、 B) 該親水性極性基含有活性水素化合物として、1分
子中にCOOM基、OH基、SO3M基、P=O(OM′)基、三
級アミノ基(但し、Mは水素またはアルカリ金属、M′
は水素、アルカリ金属または炭化水素基)を少なくとも
1種類以上含有する活性水素化合物であり、 C) 該鎖延長剤として、1分子中に水酸基またはアミ
ノ基を2個以上含有する分子量1000以下の化合物である ことを特徴とするバインダー。
2.磁気記録媒体用バインダーとして用いるポリカーボネ
ートポリオール、親水性極性基含有活性水素化合物、鎖
延長剤、有機ジイソシアネートを反応せしめてなるポリ
ウレタン樹脂バインダーにおいて A) 該ポリカーボネートポリオールが、原料グリコー
ル成分にシクロヘキサン−1,4−ジメタノールを20〜80
重量%、1,6−ヘキサングリコールを80〜20重量%用い
た共重合ポリカーボネートポリオールであり、 B) 該親水性極性基含有活性水素化合物として、1分
子中にCOOM基、OH基、SO3M基、P=O(OM′)基、三
級アミノ基(但し、Mは水素またはアルカリ金属、M′
は水素、アルカリ金属または炭化水素基)を少なくとも
1種類以上含有する活性水素化合物であり、 C) 該鎖延長剤として、1分子中に水酸基またはアミ
ノ基を2個以上含有する分子量1000以下の化合物である ことを特徴とするバインダー。
本発明のポリウレタン樹脂を構成するポリカーボネー
トポリオールは、多価アルコールとジエチルカーボネー
トの脱エタノール縮合反応でえられる。
本発明のポリカーボネートポリオールは、シクロヘキ
サン−1,4−ジメタノール(CHDM)からなる数平均分子
量500〜3000のポリ(シクロヘキサン−1,4−ジメタノー
ルカーボネート)ポリオールを20〜80重量%含有し、他
のカーボネートポリオールは、ジオールとして1,6−ヘ
キサンジオール、ジエチレングリコール、プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、3−メチル−1,5−ペ
ンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジ
オール、1,10−デカンジオール等の脂肪族ジオールがあ
り、好ましいジオールは、1,6−ヘキサンジオールであ
る。このようなジオールは、単独または2種以上の混合
物として使用することができる。これらとジエチルカー
ボネートとの反応で得られる数平均分子量500〜3000の
ポリカーボネートジオールが用いられる。
このような他のポリカーボネートジオールは単独で、
あるいは2種類以上併用することができる。
本発明で使用されるポリカーボネートポリオールは、
ポリ(シクロヘキサン−1,4−ジメタノールカーボネー
ト)ポリオール20〜80重量%、ポリ(1,6−ヘキサンジ
オールカーボネート)ポリオール80〜20重量%含有する
ポリカーボネートポリオール混合物、または、原料グリ
コール成分にシクロヘキサン−1,4−ジメタノールを20
〜80重量%、1,6−ヘキサングリコールを80〜20重量%
用いた共重合ポリカーボネートポリオール用いたもので
ある。
本発明におけるポリカーボネートポリオール混合物の
ポリ(シクロヘキサン−1,4−ジメタノールカーボネー
ト)ポリオールの含有量、または、共重合ポリカーボネ
ートポリオールのシクロヘキサン−1,4−ジメタノール
の含有量が、20重量%より少なくなると満足できる耐久
性が得られず、逆に80重量%より多くなると得られる樹
脂のTg(ガラス転移点)が高くなり硬くて脆くなり、走
行性には好ましくない。好ましい範囲は30〜70重量%で
ある。
本発明に使用するポリカーボネートポリオールは、数
平均分子量が500〜3000で、好ましくは、数平均分子量7
00〜2500である。この場合、ポリカーボネートポリオー
ルの数平均分子量が500より小さくなると、得られるポ
リウレタン樹脂のウレタン基濃度が大きくなりすぎて樹
脂の柔軟性が乏しくなり、かつ溶剤に対する溶解性が悪
く磁気記録媒体のバインダーとして用いるには余り好ま
しくない。また、ポリカーボネートポリオールの数平均
分子量3000より大きくなると、得られるポリウレタン樹
脂のウレタン基濃度が小さくなりすぎて樹脂の耐摩耗性
及び耐熱性が低下し、それをバインダーとしてもちいた
磁気記録媒体は耐摩耗性及び耐熱性が低下し、高耐久性
のバインダーとして用いるには余り好ましくない。
本発明で使用される親水性極性基含有化合物として
は、COOM基、OH基、SO3M基、P=O(OM′)基、三級
アミノ基(但しMは、水素またはアルカリ金属、M′は
水素、アルカリ金属または炭化水素基)等の親水性極性
基を1種または2種以上含有する化合物で、分子内に上
に挙げた親水性極性基を1個以上含有するジオール、ジ
アミン、またはアミノアルコールである。これら親水性
極性基を含有するジオール、ジアミンまたはアミノアル
コールは併用されるポリエステルジオール、ポリエステ
ルアミドジオール等の原料としての多価アルコールの一
部またはジカルボン酸の一部として用いてポリオール鎖
に親水性極性基を側鎖の形で導入してもよい。
本発明における親水性極性基の含有量は、COOM基で
は、0.001mmol/g〜0.50mmol/g、OH基では0.01mmol/g〜
1.0mmol/g、SO3M基では0.001mmol/g〜1.0mmol/g、P=
O(OM′)基では0.001mmol/g〜1.0mmol/g、三級アミ
ノ基では0.01mmol/g〜3.0mmol/gの各々の範囲である。
各々この範囲を越えて多くなると、ポリウレタン樹脂の
粘度が大となることがあり、磁性塗料が凝集しやすくな
ったり、分散性に悪影響を及ぼすばかりか、溶媒の選択
性を生じるようになる。また、耐久性が得られなくな
る。逆に、各々この範囲より少くなると、強磁性粉末の
分散が不良となり、磁性粒子の高い充填性を得ることが
できない。また満足な表面性状が得られない。
本発明で用いられるCOOM基を有する活性水素化合物の
例としては、COOM基含有グリコールとして、2,2−ジメ
チロールイプロピオン酸、及び2,2−ジメチロール吉草
酸、その他、ジアミンと酸無水物の反応生成物で、例え
ば、イソホロンジアミン(IPDA)/無水フタル酸=2/1
(モル比)の反応で得られるカルボキシル基を有する化
合物を挙げることができる。
OH基を有する活性水素化合物の例としては、1個の2
級のOH基含有グリコールとして、グリセリン、グリセリ
ンのエチレンオキサイド付加物、1,2,6−ヘキサントリ
オール及びジエタノールアミンのプロピレンオキサイド
付加物があり、分子内に3級OH基を有するグリコールと
して、1,2,3−ヒドロキシ−2−メチルプロパン、1,3,5
−ヒドロキシ−3−メチルペンタン、1,2,3,6−ヒドロ
キシ−2,3−ジメチルヘキサン等の単体もしくは混合
物、その他、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、
1,3−ジアミノ−2−プロパノール等を挙げることがで
きる。
SO3M基を有する活性体水素化合物の例としては、1,4
−プタンジオール−2−スルホン酸ナトリウム、1,4−
プタンジオール−2−スルホン酸カリウム等のSO3M基含
有グリコール、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5
−カリウムスルホイソフタル酸、ナトリウムスルホコハ
ク酸及びそのアルキルエステル等のSO3M基含有ジカルボ
ン酸及びエステルを挙げることができる。
P=O(OM′)基を有す活性水素化合物の例として
は、2,3−ジヒドロキシプロピル−フェニルホスフォン
酸ナトリウム、2,3−ジヒドロキシプロピル−フェニル
ホスフォン酸ナトリウム、ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)ホスフォン酸カリウム、ビス(4−ヒドロキシブチ
ル)ホスフォン酸ナトリウム等を挙げることができる。
三級アミノ基を有する活性水素化合部の例としては、
N−メチルジエタノールアミン、N,N−ジエタノールア
ニリン、N,N−ジプロパノールアニリン、3−ジエチル
アミノ−1,2プロパンジオール等があげられる。
本発明で使用される鎖延長剤(C)としては、分子内
に水酸基あるいはアミノ基を2個以上有する分子量1000
以下の化合物で、例えばエチレングリコール、1,3−プ
ロピレングリコール、1,4−プロピレングリコール、1,4
−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオー
ル、1,9−ノナンジオール、ジエチレングリコール、シ
クロヘキサン−1,4−グリコール、CHDM、CHDMあるいは
ビスフェノールAのエチレンオキサイドまたはプロピレ
ンオキサイド付加物等のグリコール、ヘキサメチレンジ
アミン、キシレンジアミン、IPDAモノエタノールアミ
ン、N,N′−ジメチルエチレンジアミン等のジアミンま
たはアミノアルコール等が挙げられ、他に特開昭61−10
7531にしめされるイソシアネート基と反応しウレア結合
を生成する水、尿素も鎖延長剤として使うことができ
る。これら前記の化合物は単独またはこれらの混合物の
形で使うことができる。
本発明で用いられる有機ジイソシアネートとしては2,
4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシ
アネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、4,4′−ジフェニルエーテルジイソシアネート、2
−ニトロジフェニル−4,4′−ジイソシアネート、2,2′
−ジフェニルプロパン−4,4′−ジイソシアネート,3,
3′−ジメチルジフェニルメタン−4,4′−ジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルプロパンジイソシアネート、
m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイ
ソシアネート、ナフチレン−1,4−ジイソシアネート、
ナフチレン−1,5−ジイソシアネート、3,3′−ジメトキ
シジフェニル−4,4′−ジイソシアネート等の芳香族ジ
イソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー
ト等の脂肪族ジイソシアネート、イソホロンジイソシネ
ート(IPDI)水添化トリレンジイソシアネート、水添化
ジフェニルメタンジイソシアネート、シクロヘキサンジ
イソシアネート等の脂環族ジイソシアネート等その他、
キシリレン−1,3−ジイソシアネート、キシリレン−1,4
−ジイソシアネート等を挙げることができる。これらの
有機ジイソシアネートは、芳香族、脂肪族、脂環族のい
ずれでもよいが、希望する樹脂物性に応じ選択される。
より好ましくは脂環族ジイソシアナートが選択される。
これら各成分のモル比は、水酸基末端ポリカーボネー
トポリオール(A)、COOM基、OH基、SO3M基、P=O
(OM′)基、N基(Mは水素またはアルカリ金属、
M′は水素、アルカリ金属または炭化水素基)等の親水
性極性基を1種または2種以上含有するジオール、ジア
ミンまたはアミノアルコール等の化合物(B)、および
鎖延長剤(C)の全モル数と、有機ジイソシアネートの
モル数比R(イソシアネートート基/水酸基)は0.80〜
1.05、好ましくは0.85〜1.00として製造される。このよ
うにして得られるバインダーは、線状で両末端に水酸基
を有し、数平均分子量20000〜130000好ましくは、30000
〜60000であるポリウレタン樹脂である。この場合分子
量が20000より小さくなると分散性に優れているが、樹
脂の塗膜形成能が不十分となり、耐久性と表面滑性の点
で劣るようなる。分子量が130000より大きくなると分散
性が落ちるとともに、粘度が大きなるので塗料製造上、
混合、移送、塗布の工程において作業性が劣るようにな
る。
本発明に係るポリウレタン樹脂を製造する際には、例
えば、溶融状態で反応せしめるバルク重合(固形反応)
法、メチルエチルケトン(MEK)、メチルイソブチルケ
トン(MIBK)、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、酢
酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶剤、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶剤、セロソル
プ、カルビトール等として知られるグリコールエーテル
系、セロソルブアセテート等の酢酸グリコールエーテル
系、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミド等の
アミド系溶剤、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
系溶剤、メタノール、エタノール、イソプロパノール等
のアルコール系溶剤等の単独または混合溶剤中に各成分
を溶解せしめた状態で反応させる溶液重合法等を用いる
ことができる。
また、必要に応じて触媒および安定剤を用いることが
できる。触媒としては例えばトリエチルアミン、トリエ
チレンジアミン等の含窒素化合物、ジブチル錫ジラウレ
ート、(DBTDL)、オクチル酸錫、ステアリン酸亜鉛等
の有機金属化合物等が挙げられる。安定剤としては、置
換ベンゾトリアゾール類等の紫外線吸収剤、フエノール
誘導体等の酸化防止剤、および加水分解防止剤等を加え
ることができる。
また、本発明のポリウレタン樹脂と共に、必要ならば
磁気記録媒体のバインダーとして通常用いられている他
のポリウレタン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合
体、ポリブチルブチラール系樹脂、繊維素系樹脂、ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂及びフェノキシ樹脂、アク
リロニトリル−ブタジエン共重合体等の樹脂又は、不飽
和プレポリマー、例えばウレタンアクリルタイプ、ポリ
エステルアクリルタイプ、又はウレタンアクリルタイ
プ、リン酸エステルアクリルタイプ、アリルタイプ、等
の電子線または紫外線硬化型樹脂を併用することができ
る。
本発明で用いられる磁性粉としては、たとえばγ−Fe
2O3、Co含有γ−Fe2O3、等の酸化鉄磁性粉、CrO2、六方
晶系バリュウムフェライト微粒子、及びFe、Ni、Co、Fe
−Ni−Co合金、Fe−Mn−Zn合金等Fe、Ni、Coを主成分と
するメタル磁性粉等各種の強磁性粉があげられる。
本発明に係るポリウレタン樹脂は、磁気記録媒体以外
に、塗料、接着剤シーリング剤、防水剤、床材、人工皮
革、繊維処理剤、弾性繊維、クッション材、シート、ベ
ルト、フィルム、ロール、ギヤー、ソリッドタイヤ、防
振材、チューブ、パッキング材、靴底(マイクロセルラ
ー)等に利用することができる。
作用 このように、樹脂中に親水性極性基を含有させるとと
もに、ポリ(シクロヘキサン−1,4−ジメタノールカー
ボネート)ポリオールを20〜80重量%、ポリ(1,6−ヘ
キサンジオールカーボネート)ポリオールを80〜20重量
%含有するポリカーボネートポリオール混合物、また
は、原料グリコール成分にシクロヘキサン−1,4−ジメ
タノールを20〜80重量%、1,6−ヘキサングリコールを8
0〜20重量%用いた共重合ポリカーボネートポリオール
を使用したポリウレタン樹脂をバインダーとすることに
より、高速長時間走行或は高温高湿条件下での長時間走
行、かつ長時間保存に耐えうる耐久性に優れ、さらに磁
性粉の分散性や磁性層の表面性を大幅に改良することが
できる。
実施例 次に、本発明について実例例により更に詳細に説明す
るが、本発明がこれら実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例における「部」および「%」は、断わ
りのない限り「重量部」および「重量%」である。
実施例1 温度計、かくはん機、コンデンサーを備えた反応容器
に、CHDMから成るポリカーボネートポリオール(CHDM−
PCD)数平均分子量(Mn)2000を400部、1,6−ヘキサン
グリコールから成るポリカーボネートポリオール(HG−
PCD)数平均分子量2000を1600部、CHDM144部、ジメチロ
ールプロピオン酸(DMPA)18部、シクロヘキサノン1100
部及びウレタン化触媒としてDBTDLを0.4部加え50℃で混
合したのちIPDIを464部(R=0.98)を加え80℃にて反
応させた。時間と共に粘度が上昇するので適時シクロヘ
キサノン、MEKにて希釈し、全MEK量2460部、全シクロヘ
キサノン量3690部(シクロヘキサノン/MEK=3/2重量
比)とし、透明な淡黄色液体を得た。このポリウレタン
樹脂(PU−1)溶液は固形分30.2%、粘度3000cP/25℃
で、数平均分子量は30000であった。
実施例2 実施例1と同様の方法で、CHDE−PCD(Mn=2000)を1
000部、HG−PCD(Mn=2000)を940部使用し、SO3Na機を
0.4mmol/g含有する1,4−ブタンジオール−2−スルホン
酸ナトリウムと1,6−ヘキサンジオールから成るポリカ
ーボネートポリオール(HG−PCD−S)(Mn=2000)を6
0部1,4−ブタンジオールを90部、シクロヘキサン1100
部、DBTDL0.4部使用し、R=0.98となるようにジフェニ
ルメタンジイソシアネートを491部加えて反応させ、実
施例1と同様にシクロヘキサノン/MEKの重量比が3/2、
固形分30%となるよう合成した。最終的に、固形分30.1
%、粘度3200cP/25℃のポリウレタン樹脂(PU−2)溶
液を得た。
実施例3 実施例1に於て、CHDM−PCD(Mn=2000)を1400部、H
G−PCD(Mn=2000)を540部使用し、DMPAを18部、HG−P
CD−S(Mn=2000)を60部使用すること以外はIPDI、CH
DM、DBTDL、シクロヘキサノン、MEK等は実施例1と同様
に使用し反応を行い、固形分29.8%、粘度2850cP/25℃
のポリウレタン樹脂(PU−3)溶液を得た。
実施例4 実施例1に於てCHDM−PCD(Mn−1000)を500部、HG−
PCD−S(Mn=1000)を500部、CHDMを144部、DMPAを11
部使用すること以外はIPDI、DBTDL、シクロヘキサノ
ン、MEK等は実施例1と同様に使用し反応を行い、固形
分30.3%、粘度3500cP/25℃のポリウレタン樹脂(PU−
4)溶液を得た。
実施例5 実施例1においてCHDM−PCD(Mn−700)を1000部、HG
−PCD(Mn=1000)を700部、CHDMを153部、N−メチル
ジエタノールアミンを65部使用し、IPDI、DBTDL、シク
ロヘキサノン、MEK等は実施例1と同様に使用して合成
し、固形分29.4%、粘度2300cP/25℃のポリウレタン樹
脂(PU−5)溶液を得た。
実施例6 実施例1に於てCHDM−PCD(Mn=2500)を1000部、HG
−PCD(Mn=1000)を1000部、CHDMを101部、3−ジエチ
ルアミノ−1,2−プロパングリコールを80部使用し、IPD
I,DBTDL、シクロヘキサノン、MEK等は実施例1と同様に
使用して合成し、固形分30.5%、粘度3800cP/25℃のポ
リウレタン樹脂(PU−6)溶液を得た。
実施例7 CHDMおよび1,6−ヘキサングリコールを各々50%含有
するポリカーボネートポリオール(Mn=2000)を1940
部、SO3Naを0.4mmol/g含有し、かつこれと同じポリカー
ボネートポリオールを60部、CHDMを58部、DMPAを16部使
用し、IPDI、DBTDL、シクロヘキサノン、MEK等は実施例
1と同様に使用して合成し、固形分30.1%、粘度3400cP
/25℃のポリウレタン樹脂(PU−7)溶液を得た。
比較例1 ポリカーボネートポリオールとしてHG−PCD(Mn=200
0)2000部を使用し、CHDMを144部用いて、R=0.98とな
るようにIPDIを使用して反応させ、溶剤組成を実施例1
と同じにして、固形分30.5%、粘度2700cP/25℃のポリ
ウレタン樹脂(比較−1)溶液を得た。
比較例2 比較例1に於て、CHDM−PCD(Mn=2000)を200部、HG
−PCD(Mn=2000)を1800部使用すること以外は実施例
1と同様の原料を用いて合成して、固形分29.7%、粘度
3000cP/25℃のポリウレタン樹脂(比較−2)溶液を得
た。
比較例3 比較例1に於て、CHDM−PCD(Mn=2000)を1800部、H
G−PCD(Mn=2000)を200部使用すること以外は実施例
1と同様の原料を用いて合成して、固形分30.2%、粘度
3400cP/25℃のポリウレタン樹脂(比較−3)溶液を得
た。
クリヤフイルムの耐久性評価 実施例及び比較例で得た各々の樹脂を使用し試験を行
った。
クリアフイルム作成;樹脂100部に対してポリイソシ
アナート(コノネートL:日本ポリウレタン工業製商品
名)10部加え(各々固形分換算)、離型紙上にナイフコ
ータを用い、乾燥膜厚100μとなるように塗布、60℃×1
5分間処理後、120℃×30分間処理後、25℃×3日間硬化
乾燥させ耐久性評価の試料とした。
耐久性試験;クリアフイルムをJIS4号ダンベルでカット
した試験片を70℃×95%RHの恒温恒湿槽に入れ、5週間
放置し、JIS K−6301の試験方法に従って、フイルム物
性の保持率を求めた。結果を表1に示す。
保持率:(試験後TB(あるいはEB)/試験前TB(あるい
はEB)×100 表1の註 TB;破断時強度(Kg/cm2),EB;破断時伸び(%) 磁性塗料及び磁性槽の評価 応用例1 実施例1で得られたポリウレタン樹脂(PU−1)をも
ちいて、下記の配合割合の組成物を卓上サンドグライン
ドミル(五十嵐機械KK製)で8時間分散させ得られた磁
気塗料を厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフイ
ルム上に乾燥後厚さ5μmになるように塗布し乾燥し、
各々の光沢度を見た(第2表)。また8時間分散して得
た磁気塗料にポリイソシアネートとしてコロネート−L
(日本ポリウレタン工業製)を硬化材として樹脂分換算
でポリウレタン樹脂(A)の10wt%加え、更に1時間混
合してから、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレート
フイルム上に乾燥後厚さ5μmになるように2000ガウス
の磁場を印加しつつ塗布してから、60℃1日放置し磁気
テープを得た。結果を表2に示す。
磁気記録媒体用配合組成物 Co−r−Fe2O3 100部 ポリウレタン樹脂(PU−1)(樹脂分) 25部 トルエン 110部 MEK 110部 シクロヘキサノン 70部 応用例2〜7、比較例1〜3 応用例1で用いたポリウレタン樹脂(PU−1)の代わ
りに実施例2〜7のPU−2〜7及び比較例1〜3で得た
ポリウレタン樹脂(比較−1〜3)を用いて、応用例1
と同様の処方で分散性、磁気テープ特性を評価した。結
果を表2に示す。
光沢度:得られた磁気テープの表面を光沢計を用いて入
射角60度反射角60度における反射率を見た 走行動摩擦変動:60℃×95%RH×4週間中での走行試験
における動摩擦係数の変化を表面性測定機(新東科学機
器製HEIDON−14)にて測定した。
耐久性:60℃×95%RH×4週間保存後のソックスレー抽
出試験によるバインダーの劣化(抽出量)を測定した。
表2の註 ◎:変化率5%未満 ○:変化率5%以上10%未満 △:変化率10%以上〜20%未満 ×:変化率20%以上 表1、表2の結果から明らかなように、ポリ(シクロ
ヘキサン−1,4−ジメタノールカーボネート)ポリオー
ルを20〜80重量%、ポリ(1,6−ヘキサンジオールカー
ボネート)ポリオールを80〜20重量%含有するポリカー
ボネートポリオール混合物、または、原料グリコールを
2種類以上用いた共重合ポリカーボネートポリオール
で、原料グリコール成分にシクロヘキサン−1,4−ジメ
タノールを20〜80重量%用いた共重合ポリカーボネート
ポリオールを使用して製造されたポリウレタン樹脂およ
び、これを磁性層のバインダーとした磁気記録媒体は、
分散性が優れ、耐久性および走行安定性に優れている。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明におけるポリ
ウレタン樹脂は、カーボネートポリオール成分としてポ
リ(シクロヘキサン−1,4−ジメタノールカーボネー
ト)ポリオールを20〜80%、ポリ(1,6−ヘキサンジオ
ールカーボネート)ポリオールを80〜20重量%含有する
ポリカーボネートポリオール混合物、または、原料グリ
コールを2種類以上用いた共重合ポリカーボネートポリ
オールで、原料グリコール成分にシクロヘキサン−1,4
−ジメタノールを20〜80重量%、1,6−ヘキサンジオー
ルを80〜20重量%用いた共重合ポリカーボネートポリオ
ールを使用し、同時に親水性極性基を有する活性水素化
合物を用いることにより、磁性分に対する分散性を向上
させることができ、これを磁性層のバインダーとして用
いると、磁気記録媒体の耐久性、走行安定性等を極めて
優れたものとすることができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体用バインダーとして用いるポ
    リカーボネートポリオール、親水性極性基含有活性水素
    化合物、鎖延長剤、有機ジイソシアネートを反応せしめ
    てなるポリウレタン樹脂バインダーにおいて A) 該ポリカーボネートポリオールが、ポリ(シクロ
    ヘキサン−1,4−ジメタノールカーボネート)ポリオー
    ルを20〜80重量%、ポリ(1,6−ヘキサングリコールカ
    ーボネート)ポリオール80〜20重量%からなるポリカー
    ボネートポリオール混合物であり、 B) 該親水性基極性含有活性水素化合物として、1分
    子中にCOOM基、OH基、SO3M基、P=O(OM′)基、三
    級アミノ基(但し、Mは水素またはアルカリ金属、M′
    は水素、アルカリ金属または炭化水素基)を少なくとも
    1種類以上含有する活性水素化合物であり、 C) 該鎖延長剤として、1分子中に水酸基またはアミ
    ノ基を2個以上含有する分子量1000以下の化合物である ことを特徴とするバインダー。
  2. 【請求項2】磁気記録媒体用バインダーとして用いるポ
    リカーボネートポリオール、親水性極性基含有活性水素
    化合物、鎖延長剤、有機ジイソシアネートを反応せしめ
    てなるポリウレタン樹脂バインダーにおいて A) 該ポリカーボネートポリオールが、原料グリコー
    ル成分にシクロヘキサン−1,4−ジメタノールを20〜80
    重量%、1,6−ヘキサングリコールを80〜20重量%用い
    た共重合ポリカーボネートポリオールであり、 B) 該親水性極性基含有活性水素化合物として、1分
    子中にCOOM基、OH基、SO3M基、P=O(OM′)基、三
    級アミノ基(但し、Mは水素またはアルカリ金属、M′
    は水素、アルカリ金属または炭化水素基)を少なくとも
    1種類以上含有する活性水素化合物であり、 C) 該鎖延長剤として、1分子中に水酸基またはアミ
    ノ基を2個以上含有する分子量1000以下の化合物である ことを特徴とするバインダー。
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