JPH10320749A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH10320749A
JPH10320749A JP9133552A JP13355297A JPH10320749A JP H10320749 A JPH10320749 A JP H10320749A JP 9133552 A JP9133552 A JP 9133552A JP 13355297 A JP13355297 A JP 13355297A JP H10320749 A JPH10320749 A JP H10320749A
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JP
Japan
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magnetic
polyurethane resin
polyester polyol
acid
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JP9133552A
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Hirotoshi Kitsumoto
博俊 木津本
Jun Yamada
潤 山田
Tsuyoshi Hachitsuka
剛志 八塚
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Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気特性、耐久性共に優れた磁気記録媒体を
提供する。 【解決手段】 強磁性粉末を結合剤中に分散させた磁性
材料を非磁性支持体上に塗布した磁性層を有する磁気記
録媒体において、強磁性粉末がBET法で35m2/g以
上の比表面積を有し、かつ抗磁力が1500Oe以上であ
る強磁性金属微粒子であり、磁性層が結合剤成分とし
て、全酸成分中の80モル%以上が脂肪族及び又は脂環
族二塩基酸であり、数平均分子量が300〜800であ
るポリエステルポリオール(A)と芳香族系ポリイソシ
アネート(B)、及び必要により、イソシアネートと反
応する官能基を1分子中に2個以上有する分子量300
未満の分岐状化合物(C)の1種以上とを反応させたウ
レタン結合濃度が4000当量/106gを越えない範囲
であるポリウレタン樹脂を含む磁気記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気記録媒体に関
し、更に詳しくは分散性、充填性に優れ、かつ耐久性、
耐摩耗性に優れた磁気テープ、磁気ディスクなどの磁気
記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】汎用的磁気記録媒体である磁気テープ、
フロッピィディスクは長軸1μm以下の針状磁性粒子を
分散剤、潤滑剤、帯電防止剤などの添加剤とともに結合
剤溶液に分散させて磁気塗料を作り、これをポリエチレ
ンテレフタレートフィルムに塗布して作られている。
【0003】磁性層の結合剤に要求される特性として
は、磁性粒子の分散性、分散安定性、充填性、配向性、
かつ磁性層の耐久性、耐摩耗性、耐熱性、非磁性支持体
との接着性等が挙げられ、結合剤は非常に重要な役割を
果たしている。
【0004】従来より用いられている結合剤としては、
塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビ
ニル・ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル・塩化ビ
ニリデン共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ニトロセ
ルロース、セルロースアセテート・ブチレート、エポキ
シ樹脂あるいはアクリル樹脂等が使用されている。
【0005】これらの樹脂のうちポリウレタン樹脂はウ
レタン結合による分子間水素結合により他の樹脂と比べ
て強靭性、耐摩耗性の特性が優れているが、しかし従来
のポリウレタン樹脂は磁性粉末の分散性能が低く、これ
を改良するために種々の研究がなされている。例えば、
2,2−ジアルキル−1,3−プロパンジオールを含有
するポリエステルポリオールから誘導されるウレタン樹
脂を用いたもの(特開平2−240177号)、分岐鎖
を有する多価アルコールを用いたポリウレタン樹脂(特
開平2−177020号)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ビデオテープでは画質
向上のために、またオーディオテープでは音質向上の
為、用いられる磁性粒子は高度に微細化かつ均一化さ
れ、更に抗磁力が大幅に向上される傾向にある。この様
な要求に対しては従来主流であった酸化鉄系の磁性粉末
に代わり、現在では金属微粒子系の開発が主流となって
いる。磁性粒子が微細化すればするほど、また抗磁力が
高くなるほど従来の結合剤では分散が困難になり、結合
剤に対してますます磁性粒子の分散性能が高いことが求
められている。特開平2−240177号、特開平2−
177020号での結合剤の分散性は改良が認められる
が必ずしも満足できるものではない。
【0007】また、磁気記録媒体ではS/N比(シグナ
ル/ノイズ比)の向上、高記録密度化のためにより微細
化した磁性粒子を磁性層中に高充填し高配向させるこ
と、磁性層の表面を平滑にすることがなされている。ま
た磁気テープをロール状で保存する場合にバックコート
層の凹凸が磁性層に転移しても磁気テープの出力を低下
させることがないようにバックコート層も平滑にされて
いる。
【0008】磁性層とバックコート層の表面が平滑にな
ればなるほど磁気テープの走行性、走行耐久性は悪くな
り、耐久性、耐摩耗性、耐熱性、非磁性支持体との接着
性の良好な結合剤が求められている。磁性層の従来の結
合剤ではこれらの要求、すなわち優れた分散性と耐久性
を兼ね備えるといった要求に対して不充分である。そこ
で本発明は、微細化した磁性粒子の分散性、充填性の向
上を図り、かつ耐久性に優れた磁気記録媒体を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的、すなわち
微粒子化された高抗磁力を有する強磁性金属粉末を高度
に分散安定化し、かつ耐久性に優れた磁性層を形成する
ポリウレタン樹脂を鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち本発明は、強磁性粉末を結合剤中に分散さ
せた磁性材料を非磁性支持体上に塗布した磁性層を有す
る磁気記録媒体において、強磁性粉末がBET法で35
2/g以上の比表面積を有し、かつ抗磁力が1500Oe
以上である強磁性金属微粒子であり、前記磁性層が結合
剤成分として、全酸成分中の80モル%以上が脂肪族及
び又は脂環族二塩基酸であり、数平均分子量が300〜
800であるポリエステルポリオール(A)と芳香族系
ポリイソシアネート(B)、及び必要により、イソシア
ネートと反応する官能基を1分子中に2個以上有する分
子量300未満の分岐状化合物(C)の1種以上とを反
応させたウレタン結合濃度が4000当量(eq)/1
6gを越えない範囲であるポリウレタン樹脂を含む事を
特徴とする磁気記録媒体である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で使用する強磁性金属粒子
としてはFeあるいはCo、Ca、Mg、Zn、Mn、
Sr、Ba、Ni、Cuなどとの合金がある。これら金
属粉末の比表面積は、BET法による測定で35m2/g
以上が好ましく、さらに好ましくは40m2/g以上であ
る。比表面積35m2/g未満では得られた磁気記録媒体
の出力が充分に得られない。同様に抗磁力は1500Oe
以上が好ましく、1500Oe未満では期待される出力を
得るのが困難になる。
【0011】本発明で使用するポリウレタン樹脂のポリ
エステルポリオール(A)のカルボン酸成分としては、
コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカンジカルボン酸、ドデシニルコハク酸等の脂肪族系
二塩基酸あるいは1,2-シクロヘキサンジカルボン酸、1,
3-シクロヘキサンジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジ
カルボン酸、4-メチル-1,2- シクロヘキサンジカルボン
酸、1,2-ビス(4-カルボキシシクロヘキシル)メタン、
2,2-ビス(4-カルボキシシクロヘキシル)プロパン等の
脂環族系二塩基酸が挙げられる。これらの中、特にアジ
ピン酸、ドデシニルコハク酸、1,2-シクロヘキサンジカ
ルボン酸が好ましい。また全酸成分中の20モル%未満
の割合でテレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸
等の芳香族ジカルボン酸、5- ナトリウムスルホイソフ
タル酸、5- カリウムスルホイソフタル酸、ナトリウム
スルホテレフタル酸等のスルホン酸金属塩含有ジカルボ
ン酸を挙げることができる。これらの中では特に、5-
ナトリウムスルホフタル酸が好ましい。
【0012】グリコール成分としては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、
1,4-ブタンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキ
サンジオール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピ
レングリコール、1,3-ブチレングリコール、2,3-ブチレ
ングリコール、2,2-ジメチル-1,3- プロパンジオール、
3-メチル-1,5- ペンタンジオール、2,2-ジメチル-3- ヒ
ドロキシプロピル-2',2'- ジメチル-3- ヒドロキシプロ
パネート、2,2-ジエチル-1,3- プロパンジオール等の脂
肪族系グリコール、1,3-ビス(ヒドロキシメチル)シク
ロヘキサン、1,4-ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキ
サン、1,4-ビス(ヒドロキシエチル)シクロヘキサン、
1,4-ビス(ヒドロキシプロピル)シクロヘキサン、1,4-
ビス(ヒドロキシメトキシ)シクロヘキサン、1,4-ビス
(ヒドロキシエトキシ)シクロヘキサン、2,2-ビス(4-
ヒドロキシメトキシシクロヘキシル)プロパン、2,2-ビ
ス(4ヒドロキシエトキシシクロヘキシル)プロパン、
ビス(4-ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、2,2-ビス
(4- ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、3(4),8(9)-
トリシクロ[5.2.1.02,6]デカンジメタノール等の脂環
族系グリコールが挙げられる。これらの中では特に2,2-
ジメチル-1,3- プロパンジオール、2,2-ジエチル-1,3-
プロパンジオール、2,2-ジメチル-3- ヒドロキシプロピ
ル-2',2'- ジメチル-3- ヒドロキシプロパネート、1,6-
ヘキサンジオールが好ましい。1,4-ビス(ヒドロキシメ
チル)シクロヘキサン。またポリエステルジオールの原
料の一部に無水トリメリット酸、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール等の三官能以上
の化合物をポリエステル樹脂の有機溶剤溶解性、塗布作
業性等の特性を損なわない範囲で使用してもよい。
【0013】上記以外のポリエステルジオールのグリコ
ール成分としては、2-ナトリウムスルホ-1,4- ブタンジ
オール、2-ナトリウムスルホ-1,6- ヘキサンジオール等
のスルホン酸金属塩を含有するものが挙げられる。
【0014】本発明で用いるポリウレタン樹脂のポリエ
ステルポリオールAの全酸成分中の80モル%以上は脂
肪族系、及びもしくは脂環族系単量体から構成され、芳
香族系単量体は20モル%以下の範囲で使用される。芳
香族系単量体が20モル%を越えると、ポリウレタン樹
脂の溶解性が低下し、磁性粉分散性が低下する。さらに
得られたポリウレタン樹脂の破断伸度が低く、充分な強
靱性が得られない。
【0015】また上記ポリエステルポリオール(A)の
水酸基価から計算された平均分子量は300〜800の
範囲が必要であり、さらに好ましくは300〜600の
範囲である。800を越えると本発明の効果である磁性
粉分散性と耐久性の向上に結びつく優れた樹脂物性の両
立が困難となる。すなわち、ポリエステルポリオール
(A)の分子量800を越えると得られるポリウレタン
樹脂のガラス転移温度を充分な高さに保つためには分子
量300未満の化合物(C)の共重合量が増加する。従
って、ポリウレタン1分子中での化合物(C)と芳香族
系ポリイソシアナート(B)との繰り返しで構成される
セグメント鎖が長くなる。この化合物(C)と芳香族系
ポリイソシアナートとの繰り返しセグメント鎖の増加は
ポリウレタン樹脂の溶解性を低下させ、磁性粉の分散性
を悪化させる。同様に平均分子量が300未満のポリエ
ステルポリオール(A)を用いた場合、得られるポリウ
レタン樹脂の溶解性が低下し、磁性粉の分散性が悪化す
る。
【0016】本発明で用いるポリウレタン樹脂の芳香族
系ポリイソシアネート(B)としては2,4-トリレンジイ
ソシアネート、2,6-トリレンジイソシアネート、p-フェ
ニレンジイソシアネート、4,4'- ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、m-フェニレンジイソシアネート、3,3'-
ジメトキシ-4,4'-ビフェニレンジイソシアネート、2,6-
ナフタレンジイソシアネート、3,3'- ジメチル-4,4'-ビ
フェニレンジイソシアネート、4,4'- ジフェニレンジイ
ソシアネート、4,4'- ジイソシアネートジフェニルエー
テル、1,5-ナフタレンジイソシアネート、m-キシレンジ
イソシアネート、等が挙げられる。これらの中で4,4'-
ジフェニルメタンジイソシアネートが特に好ましい。
【0017】本発明で用いるポリウレタン樹脂に必要に
応じて共重合される、イソシアネート基と反応する官能
基を1分子中に2個以上有する分子量300未満の分岐
状化合物(C)としは、1,2-プロピレングリコール、1,
3-プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、2,
3-ブチレングリコール、2,2-ジメチル-1,3- プロパンジ
オール、3-メチル-1,5- ペンタンジオール、2,2,4-トリ
メチル-1,3- ペンタンジオール、2-エチル-1,3- ヘキサ
ンジオール、2,2-ジメチル-3- ヒドロキシプロピル-2',
2'- ジメチル-3- ヒドロキシプロパネート、2-ノルマル
ブチル-2- エチル-1,3- プロパンジオール、3-エチル-
1,5- ペンタンジオール、3-プロピル-1,5- ペンタンジ
オール、2,2-ジエチル-1,3- プロパンジオール、3-オク
チル-1,5-ペンタンジオール、3-フェニル-1,5- ペンタ
ンジオール、2,5-ジメチル-3- ナトリウムスルホ-2,5-
ヘキサンジオール等が挙げられ、これらの中で、2,2-ジ
メチル-1,3- プロパンジオール、2,2-ジメチル-3- ヒド
ロキシプロピル-2',2'- ジメチル-3- ヒドロキシプロパ
ネート、2-ノルマルブチル-2- エチル-1,3- プロパンジ
オール、2,2-ジエチル-1,3- プロパンジオールが特に好
ましい。
【0018】これら分岐状化合物(C)はポリウレタン
樹脂の溶解性向上に寄与し、本発明のポリエステルポリ
オール(A)、芳香族系ポリイソシアナート(B)との
組み合わせにおいて高い比率で共重合する事が可能であ
る。化合物(C)成分の共重合比率の増加はウレタン結
合基濃度の増加につながり、ウレタン樹脂をより強靱な
ものにする。すなわち、汎用溶剤に対し、高い溶解性と
強靱な力学物性を合わせ持ったポリウレタン樹脂が得ら
れる。これらウレタン樹脂としての特性は、磁気テープ
用バインダー樹脂としての高い磁性粉分散能力とテープ
耐久性の向上に寄与するものである。
【0019】また、イソシアネートと反応する官能基を
1分子中3個以上有する分岐状化合物は汎用硬化剤との
反応性の向上に有効である。具体的な化合物としては、
トリメチロールプロパン、グリセリン、トリエタノール
アミン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスルトー
ル等のポリオールあるいはこれらポリオールのうちの一
種へのε−カプロラクトン付加物等が挙げられる。
【0020】これら分岐状化合物(C)の共重合量は、
本発明のポリウレタン樹脂のウレタン結合濃度が400
0eq/106gを越えない範囲で用いられる。ウレタン
結合濃度のより好ましい範囲は2000〜4000eq
/106gである。ウレタン結合濃度が4000eq/1
6gを越えた場合、汎用溶剤に対する溶解性が著しく低
下し、磁気テープ用バインダー樹脂としての高い磁性粉
分散性能が得られない。ウレタン結合基濃度は分岐状化
合物(C)の共重合量、及びポリエステルポリオール
(A)の分子量によって調製される。
【0021】本発明で用いるポリウレタン樹脂の分子量
は5000から80000、望ましくは10000から
40000のものを用いる。分子量が5000未満では
機械的強度が不足し、走行耐久性が劣る。分子量が80
000を超えると溶液粘度が高くなりすぎ、作業性、磁
性粉・研磨剤・カーボンブラック等の分散性が悪化す
る。反応方法は原料を溶融状態で行う方法、溶液中で溶
解して行う方法のどちらでも構わない。
【0022】反応触媒としてオクチル酸第一錫、ジブチ
ル錫ジラウリレート、トリエチルアミン等を用いてもよ
い。また紫外線吸収剤、加水分解防止剤、酸化防止剤な
どをポリウレタン樹脂の製造前、製造中あるいは製造後
に添加してもよい。
【0023】本発明においては、本発明で用いるポリウ
レタン樹脂以外に、可撓性の調節、耐寒性、耐久性向上
などの目的のために、他の樹脂を添加するか、及び/ま
たはポリウレタン樹脂と反応して架橋する化合物を混合
することが望ましい。他の樹脂としては塩化ビニル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ
樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール、アクリ
ロニトリル・ブタジエン共重合体等が挙げられる。
【0024】一方、ポリウレタン樹脂と架橋する化合物
としては、ポリイソシアネート化合物、エポキシ樹脂、
メラミン樹脂、尿素樹脂等があり、特にこれらの中でポ
リイソシアネート化合物が好ましい。
【0025】本発明の磁気記録媒体には必要に応じてジ
ブチルフタレート、トリフェニルホスフェートの様な可
塑剤、ジオクチルスルホナトリウムサクシネート、t−
ブチルフェノール・ポリエチレンエーテル、エチルナフ
タレン・スルホン酸ソーダ、ジラウリルサクシネート、
ステアリン酸亜鉛、大豆油レシチン、シリコーンオイル
のような潤滑剤や種々の帯電防止剤を添加することもで
きる。
【0026】本発明の磁気記録媒体のバックコート層に
使用される無機微粒子としては、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化クロム、二酸
化ケイ素、酸化チタン等の無機滑剤、カーボンブラッ
ク、酸化錫等の帯電防止剤等が挙げられる。
【0027】
【作用】本発明のポリウレタン樹脂は、本発明のポリエ
ステルポリオール(A)、芳香族系ポリイソシアナート
(B)、及び必要に応じてイソシアネート基と反応する
官能基を一分子中に2個以上有する分子量300以下の
分岐状化合物(C)をウレタン結合濃度が4000eq
/106gを越えない範囲で共重合させる事により、汎用
溶剤に対する高い溶解性と強靭な力学物性を併せ持つ。
これらポリウレタン樹脂としての特性は磁気テープ用バ
インダーとしての高い磁性粉分散性能と耐久性能の両立
につながる。その結果本発明の磁気記録媒体は、電磁変
換特性と耐久性が共に優れたものとなる。
【0028】
【実施例】以下実施例により本発明を具体的に例示す
る。実施例中単に部とあるのは重量部を示す。尚、以下
のポリエステポリオール、及びポリウレタン樹脂の合成
例、比較合成例で得られたポリエステルポリオール及び
ポリウレタン樹脂の組成、その他特性を表1,2に示し
た。表中の略号は以下の通りである。
【0029】 TPA:テレフタル酸 IPA:イソフタル酸 AA:アジピン酸 DDSA:ドデシニルコハク酸 MHOPA:4-メチル-1,2- シクロヘキサンジカルボン
酸 SA:セバシン酸 SIPA:5-スルホイソフタル
酸 NPG:2,2-ジメチル-1,3- プロパンジオール HD:1,6-ヘキサンジオール PG:1,2-プロピレングリコール 2MG:2-メチル-1,3- プロパンジオール ND:1,9-ノナンジオール DMH:2-ブチル-2- エチル-1,3- プロパンジオール HPN:2,2-ジメチル-3- ヒドロキシプロピル-2',2'-
ジメチル-3- ヒドロキシプロパネート CHDM:1,4-ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ン EG:エチレングリコール MDI:4,4'- ジフェニルメタンジイソシアナート
【0030】ポリエステルポリオール(A)の水酸基価
は以下の様にして求めた。ポリエステルポリオール:5
0gをトルエン:60g、MEK:60gの混合溶剤に
溶解し、MDI:70gを加え、80℃で2時間反応さ
せた。ついで、反応液中の残存イソシアネート基濃度を
滴定により、定量し、水酸基価を求めた。また、得られ
た水酸基価から、以下の計算により、平均分子量を計算
した。 ポリエステルポリオール 平均分子量=106 /水酸基価(eq/106g)×2
【0031】ポリウレタン樹脂の数平均分子量はテトラ
ヒドロフランを溶剤としてゲル浸透クロマトグラフィー
により、標準ポリスチレン換算の値を測定した。ガラス
転移温度は動的粘弾性の温度依存性測定結果より、保存
弾性率(E’)の屈折点における温度をTgとした。ま
た、25℃,湿度70%でのフィルムの降伏強度、破断
強度、及び破断伸度を測定した。1.5cm×3.0c
m、30μm厚のサンプル試験片を用い、20cm/m
in.の引っ張り速さで測定を実施した。
【0032】磁気テープの磁性層の光沢は45度光沢を
測定した。磁性層角形比は振動試量型磁力計を使用し、
垂直方向の角形比を測定した。磁性層密度は、磁性層の
重量と体積を測定することにより求めた。磁性層耐摩耗
性は、市販のS−VHSビデオデッキにかけ、走行時の
温度40℃で100回走行後の磁性層傷付きを観察し、
その程度を以下の6段階で評価した。 6:傷つきほとんどなし 5:傷つきわずかにあり 4:傷つきやや目だつ 3:傷つき顕著に目だつ、PETフィルムまで達してい
ない 2:傷つき顕著に目だつ、PETフィルム面がわずかに
見える 1:傷つき顕著に目だつ、PETフィルム面が多く見え
【0033】ポリエステルポリオール(A)の合成例1 温度計、攪拌機、リービッヒ冷却管を具備した反応容器
にアジピン酸 555部、5-ナトリウムスルホイソフタル酸
53 部及び2,2-ジメチル-1,3- ヒドロキシプロパン 790
部を投入し、触媒としてテトラブトキシチタネート 0.3
部を添加した。窒素気流下220℃で約8時間反応さ
せ、生成する水を溜去した。ついで同温度で約5分間減
圧し、反応を終了した。得られたポリエステルポリオー
ル(a)の水酸基価は4850eq/106g、酸価は
2.5eq/106gであった。
【0034】ポリエステルポリオール(A)の合成例2 合成例1と同様の反応容器にアジピン酸 292部、無水ド
デセニルコハク酸酸 426部、5-ナトリウムスルホイソフ
タル酸 106部、及び2,2-ジメチル-3- ヒドロキシプロピ
ル-2',2'- ジメチル-3- ヒドロキシプロパネート1632部
を投入し、触媒としてテトラブトキシチタネート0.3 部
を添加した。窒素気流下235℃で約10時間反応さ
せ、生成する水を溜去した。得られたポリエステルポリ
オール(b)の水酸基価は3400eq/106g、酸価
は5.5eq/106gであった。
【0035】ポリエステルポリオール(A)の合成例3
〜8 同様の手法により合成したポリエステルポリオール
(c)〜(h)の組成、水酸基価、水酸基価からの換算
平均分子量、酸価を表1に示した。
【0036】ポリエステルポリオール(A)の比較合成
例1 合成例1と同様の反応容器にアジピン酸 555部、5-ナト
リウムスルホイソフタル酸53部及び2,2-ジメチル-1,3-
ヒドロキシプロパン 312部、1,6-ヘキサンジオール 354
部を投入し、触媒としてテトラブトキシチタネート 0.3
部を添加した。窒素気流下220℃で約6時間反応さ
せ、生成する水を溜去した。ついで同温度で20分間減
圧し、重合反応を終了した。得られたポリエステルポリ
オール(i)の水酸基価は1140eq/106g、酸価
は2.5eq/106gであった。
【0037】ポリエステルポリオール(A)の比較合成
例2 合成例1と同様の反応容器にアジピン酸 555部、5-ナト
リウムスルホイソフタル酸53部及び2-メチル-1,3- ヒド
ロキシプロパン 720部を投入し、テトラブトキシチタネ
ート 0.3部を添加した。窒素気流下220℃で約8時間
反応させ、生成する水を溜去し、重合反応を終了した。
得られたポリエステルポリオール(j)の水酸基価は7
210eq/106g、酸価は2.0eq/106gであっ
た。
【0038】ポリエステルポリオール(A)の比較合成
例3 合成例1と同様の反応容器にテレフタル酸 298部、アジ
ピン酸 409部、5-ナトリウムスルホイソフタル酸53部及
び2,2-ジメチル-1,3- ヒドロキシプロパン 291部、エチ
レングリコール 322部を投入し、テトラブトキシチタネ
ート 0.3部を添加した。窒素気流下250℃で約5時間
反応させ、生成する水を溜去した。ついで同温度で5分
間減圧し、重合反応を終了した。得られたポリエステル
ポリオール(k)の水酸基価は4970eq/106g、
酸価は5.5eq/106gであった。
【0039】ポリエステルポリオール(A)の比較合成
例4 合成例1と同様の反応容器にテレフタル酸 332部、イソ
フタル酸 299部、5-ナトリウムスルホイソフタル酸53部
及び2,2-ジメチル1,3-ヒドロキシプロパン 291部、エチ
レングリコール 322部を投入し、テトラブトキシチタネ
ート 0.3部を添加した。窒素気流下250℃で約5時間
反応させ、生成する水を溜去した。ついで同温度で5分
間減圧し、重合反応を終了した。得られたポリエステル
ポリオール(l)の水酸基価は4760eq/106g、
酸価は2.5eq/106gであった。比較合成例で得ら
れたポリエステルポリオール(j)〜(l)の組成、水酸基
価及び酸価を表2に記載した。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】ポリウレタン樹脂の合成例1 ポリエステルポリオール(a):100部をMEK:8
0部及びトルエン:80部に溶解し、MDI:60部を
加え、触媒としてジブチルチンジラウレート:0.05部を
添加し、80℃で5時間反応させた。ついで、MEK:
180部、トルエン:32部で溶液を希釈し、ポリウレ
タン樹脂(イ)を得た。ポリウレタン樹脂(イ)の分子
量、力学特性を表3に示した。
【0043】ポリウレタン樹脂の合成例2〜4 合成例1と同様の方法でポリウレタン樹脂(ロ)〜
(ニ)を合成し、樹脂組成、分子量、力学特性を表3に
示した。
【0044】ポリウレタン樹脂の合成例5 ポリエステルポリオール(a):100部をMEK:8
0部及びトルエン:80部に溶解し、MDI:110部
を加え、80℃で1.5時間反応させた。ついで、ME
K:312部、トルエン:88部で溶液を希釈し、2-ブ
チル-2- エチル-1,3- ヒドロキシプロパン:30部を加
え、触媒としてジブチルチンジラウレート: 0.1部添加
し、同温度で5時間反応させ、ポリウレタン樹脂(ホ)
を得た。ポリウレタン樹脂(ホ)の分子量、力学特性を
表3に示した。
【0045】ポリウレタン樹脂の合成例6〜9 合成例5と同様の方法により、ポリウレタン樹脂(ヘ)
〜(リ)を合成し、樹脂組成、分子量、力学特性を表3
に示した。
【0046】ポリウレタン樹脂の比較合成例1 ポリエステルポリオール(i):100部をMEK:8
0部及びトルエン:80部に溶解し、MDI:29部を
加え、80℃で1.5時間反応させた。ついで、ME
K:147部、トルエン:17部で溶液を希釈し、2-ブ
チル-2- エチル-1, 3-ヒドロキシプロパン:10部を加
え、ジブチルチンジラウレート: 0.3部添加し、同温度
で5時間反応させ、ポリウレタン樹脂(ヌ)を得た。ポ
リウレタン樹脂の分子量、力学特性を表4に示した。こ
の例ではポリエステルポリオールの分子量が本特許請求
の範囲外となる。
【0047】ポリウレタン樹脂の比較合成例2 ポリエステルポリオール(i):100部をMEK:8
0部及びトルエン:80部に溶解し、MDI:170部
を加え、80℃で1.5時間反応させた。ついで、ME
K:280部、トルエン:280部、シクロヘキサノ
ン:550部で溶液を希釈し、2-ブチル-2- エチル-1,3
- ヒドロキシプロパン:100部を加え、ジブチルチン
ジラウレート:0.17部添加し、同温度で5時間反応さ
せ、ポリウレタン樹脂(ル)を得た。ポリウレタン樹脂
の分子量、力学特性を表4に示した。この例ではポリエ
ステルポリオールの分子量が本特許請求の範囲外とな
る。
【0048】ポリウレタン樹脂の比較合成例3 ポリエステルポリオール(i):100部をMEK:8
0部及びトルエン:80部に溶解し、MDI:320部
を加え、80℃で1.5時間反応させた。ついで、ME
K:385部、トルエン:385部、シクロヘキサノ
ン:930部で溶液を希釈し、2-ブチル-2- エチル-1,3
- ヒドロキシプロパン:200部を加え、ジブチルチン
ジラウレート:0.3部添加し、同温度で5時間反応させ、
ポリウレタン樹脂(オ)を得た。ポリウレタン樹脂の分
子量、力学特性を表4に示した。この例ではポリエステ
ルポリオールの分子量及び得られたウレタン樹脂のウレ
タン結合濃度が本特許請求の範囲外となる。
【0049】ポリウレタン樹脂の比較合成例4 ポリエステルポリオール(j):100部をMEK:8
0部及びトルエン:80部に溶解し、MDI:124部
を加え、80℃で1.5時間反応させた。ついで、ME
K:100部、トルエン:100部、シクロヘキサノ
ン:360部で溶液を希釈し、2,2-ジメチル-1,3-ヒド
ロキシプロパン:15部を加え、ジブチルチンジラウレ
ート:0.1 部添加し、同温度で5時間反応させ、ポリウ
レタン樹脂(ワ)を得た。ポリウレタン樹脂の分子量、
力学特性を表4に示した。この例ではポリウレタン樹脂
のウレタン結合基濃度が本特許請求の範囲外となる。
【0050】ポリウレタン樹脂の比較合成例5 ポリエステルポリオール(k):100部をMEK:8
0部及びトルエン:80部に溶解し、MDI:90部を
加え、80℃で1.5時間反応させた。ついで、ME
K:77部、トルエン:77部、シクロヘキサノン:3
14部で溶液を希釈し、2,2-ジメチル-3-ヒドロキシプ
ロピル-2,2'-ジメチル-3-ヒドロキシプロパネート:2
5部を加え、ジブチルチンジラウレート:0.09部添加
し、同温度で5時間反応させ、ポリウレタン樹脂(カ)
を得た。ポリウレタン樹脂の分子量、力学特性を表4に
示した。この例ではポリエステルポリオールの組成が本
特許請求の範囲外となる。
【0051】ポリウレタン樹脂の比較合成例6 ポリエステルポリオール(l):100部をMEK:8
0部及びトルエン:80部に溶解し、MDI:89部を
加え、80℃で1.5時間反応させた。ついで、ME
K:77部、トルエン:77部、シクロヘキサノン:3
14部で溶液を希釈し、2-ブチル-2- エチル-1,3- ヒド
ロキシプロパン:20部を加え、ジブチルチンジラウレ
ート:0.09部添加し、同温度で5時間反応させ、ポリウ
レタン樹脂(ヨ)を得た。ポリウレタン樹脂の分子量、
力学特性を表4に示した。この例ではポリエステルポリ
オールの組成が本特許請求の範囲外となる。
【0052】
【表3】
【0053】
【表4】
【0054】実施例 1 下記の配合割合の組成物をボールミルにいれて48時間
分散してから、滑剤としてステアリン酸:1部、ステア
リン酸ブチル:1部、研磨剤としてアルミナ粉末(平均
粒径0.2μm):5部、硬化剤としてイソシアネート
化合物のコロネートL(日本ポリウレタン工業(株)
製):6部を加え、更に1時間分散を続けて磁性塗料を
得た。これを厚み12μのポリエチレンテレフタレート
フィルム上に、乾燥後の厚みが4μになるように2,0
00ガウスの磁場を印可しつつ塗布した。50℃、48
時間エージング後1/2インチ幅にスリットし、磁気テ
ープを得た。得られた磁気テープの特性を表5に示す。
【0055】 ポリウレタン樹脂(イ)の30%溶液 50部 塩化ビニル系共重合体30%溶液※ 50部 メタル粉(BET58m2 /g;抗磁力(Hc)1600Oe) 120部 アルミナ粉末(平均粒径0.2μm) 5部 シクロヘキサノン 100部 MEK 50部 トルエン 50部 ※日本ゼオン(株)製MR1Z0を固形分濃度30%と成るようにMEK/トル エン=50/50の混合溶媒に溶解し、用いた。
【0056】実施例2〜11 表5に示した結合剤を用いて実施例1と同様にして磁気
テープを得た。各の磁気テープの特性を表5に示した。
【0057】比較例1〜5 表6に示した結合剤を用いて実施例1と同様にして磁気
テープを得た。各の磁気テープの特性を表6に示した。
【0058】
【表5】
【0059】
【表6】
【0060】
【発明の効果】本発明のポリウレタン樹脂は磁性粉の分
散性と樹脂の力学物性に優れ、その結果として本発明の
ポリウレタン樹脂を用いる事により、優れた磁気特性と
耐久性とを併せ持った磁気記録媒体を供給する事ができ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 強磁性粉末を結合剤中に分散させた磁性
    材料を非磁性支持体上に塗布した磁性層を有する磁気記
    録媒体において、強磁性粉末がBET法で35m2/g以
    上の比表面積を有し、かつ抗磁力が1500Oe以上であ
    る強磁性金属微粒子であり、前記磁性層が結合剤成分と
    して、全酸成分中の80モル%以上が脂肪族及び/又は
    脂環族二塩基酸であり、数平均分子量が300〜800
    であるポリエステルポリオール(A)と芳香族系ポリイ
    ソシアネート(B)、及び必要により、イソシアネート
    と反応する官能基を1分子中に2個以上有する分子量3
    00未満の分岐状化合物(C)の1種以上とを反応させ
    たウレタン結合濃度が4000当量/106gを越えない
    範囲であるポリウレタン樹脂を含む事を特徴とする磁気
    記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1035145A3 (en) * 1999-03-08 2000-12-20 Toyo Boseki Kabushiki Kaisha Magnetic recording media and thermoplastic polyurethane resins therefor
EP1096480A1 (en) 1999-10-29 2001-05-02 Sony Corporation Magnetic recording medium and manufacturing method thereof
JP2007141304A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Fujifilm Corp 磁気記録媒体

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