JP3085408B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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Description
ク等磁気記録媒体に関するものである。更に詳しくは非
磁性支持体に設けた磁性層の結合剤として、優れた特性
を有するポリウレタン樹脂を用いた磁気記録媒体に関す
るものである。
は、長軸1μm以下の針状磁性粒子を適当な添加剤(分
散剤、潤滑剤、帯電防止剤等)と共に結合剤溶液中に分
散させて磁性塗料を作り、これをポリエチレンテレフタ
レートフィルム上に塗布して作られている。磁気記録媒
体の結合剤に要求される特性としては、磁性粒子の分散
性、充填性、配向性、磁性層の耐久性、耐摩耗性、耐熱
性、非磁性支持体との接着性等が上げられ、結合剤は非
常に重要な役割を果たしている。従来より用いられてい
る結合剤としては、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、
塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体、
塩化ビニル・塩化ビリニデン共重合体、ポリウレタン樹
脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリル、ブタジエン
共重合体、ニトロセルロース、セルロース・アセテート
・ブチレート、エポキシ樹脂、あるいはアクリル樹脂等
が使用されている。
N比(シグナル/ノイズ比)の向上、高記録密度化のた
めに、より微粒子化した磁性粒子を磁性層中に高充填
し、高配向すること、磁性層の表面を平滑にすること、
あるいは金属粒子、バリウムフェライト粒子のように分
散性困難な磁性粒子の採用等の方策が取られている。そ
のためにより分散性の良好な結合剤が要求されている。
また磁性層の表面が平滑になることは、走行耐久性がよ
り良好な結合剤が求められている。しかもこれらの磁気
記録媒体での要求は、近年の磁気記録技術のレベルアッ
プにともなってますます厳しくなってきており従来のポ
リウレタン樹脂では満足できないのが現状である。以上
の状況に鑑み、本発明の目的は磁性粒子の分散性、かつ
同時に走行耐久性の優れた磁気記録媒体を提供すること
にある。
してポリウレタン樹脂はウレタン結合による分子間水素
結合により、他の樹脂と比べて強靭性、耐摩耗性等の特
性が優れている。また芳香族ポリエステル・ポリオール
を高分子量ポリオールの一成分とするポリウレタン樹脂
も他の樹脂と比べて強靭性、耐摩耗性等の特性が優れて
おり、走行耐久性向上には望ましい。しかし、より厳し
くなる走行耐久性を満足させるためさらに芳香族ポリエ
ステルの比率を上げる、あるいはより多くのウレタン結
合を導入することは微粒子化した磁性粉あるいは高HC
(保磁力)磁性粉等に対して分散性、充填性を満足でき
なくなる。そこで本発明者等はポリウレタン樹脂を更に
鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明
は、強磁性粉末を結合剤中に分散させた磁性塗料を非磁
性支持体上に塗布した磁気記録媒体において、該結合剤
の成分として、分子量が500〜10,000の高分子
量ポリオール成分(A)、ジイソシアネート化合物
(B)、および必要によりイソシアネートと反応する官
能基を1分子中に2個以上有する分子量500未満の低
分子量化合物(C)から得られる水素基末端のポリウレ
タン樹脂を含み、かつウレタン基基濃度が500〜15
00当量の範囲にあり、前記の高分子量ポリオール成分
(A)の70%以上が芳香族二塩基酸を酸成分とするポ
リエステル・ポリオールで占められていることを特徴と
する磁気記録媒体である。
ール成分(A)は、その70重量%以上は芳香族二塩基
酸を酸成分とする芳香族ポリエステル・ポリオールであ
ることが特徴であり、該芳香族ポリエステル・ポリオー
ルが全高分子量ポリオール成分(A)の70重量%未満
になると耐摩耗性等の特性が不足し本発明の効果が得ら
れなくなる。芳香族ポリエステル・ポリオールは、ガラ
ス転移温度(Tg)が、20℃以上であることが好まし
い。
30重量%以下ならば必要により該芳香族ポリエステル
・ポリオール以外の高分子量ポリオール成分を用いても
よい。上記芳香族ポリエステル・ポリオール以外の高分
子量ポリオール成分としては、脂肪族ジカルボン酸成分
を主体とする脂肪族ポリエステル・ポリオール、あるい
はポリカプロラクトン・ポリオール、ポリエーテル・ポ
リオール、芳香族と脂肪族のジカルボン酸成分を併用し
たポリエステル・ポリオール、芳香族ポリエステル・ポ
リオールにラクトン成分を付加した芳香族ラクトン付加
ポリエステル・ポリオール等があげられる。これらのポ
リエステル・ポリオールはTgが−20℃以下が好まし
い。
ールの芳香族二塩基酸としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸、オルソフタル酸、1,5−ナフタル酸、2,6
−ナフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、
4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸などの芳香
族ジカルボン酸、p−オキシ安息香酸、p−(ヒドロキ
シエトキシ)安息香酸などの芳香族オキシカルボン酸等
があげられる。また脂肪族ポリエステル・ポリオールは
ジカルボン酸成分として、コハク酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸等の脂肪
族ジカルボン酸があげられ、必要により上記芳香族ジカ
ルボン酸、芳香族オキシカルボン酸等を併用してもよ
い。またポリカプロラクトン・ポリオール成分として
は、ε−カプロラクトン、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコールなどがあげられる。
コール成分としては、エチレングリコール、プロピレン
グリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリ
メチル−1,3−ペンタンジオール、シクロヘキサンジ
メタノール、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付
加物およびプロピレンオキサイド付加物、水素化ビスフ
ェノールAのエチレンオキサイド付加物およびプロピレ
ンオキサイド付加物等がある。
の一部には無水トリメリット酸、グリセリン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール等の三官能以上
の化合物を、ポリウレタン樹脂の有機溶剤溶解性、塗布
作業性等の特性を損なわない範囲で使用してもよい。
ルホン酸金属塩基を樹脂1トン当り50〜300当量の
範囲にあり、好ましくは、50〜200当量、より好ま
しくは50〜150当量の範囲である。スルホン酸金属
塩基が樹脂1トン当り50当量未満では磁性粉の分散性
が不足し、300当量を越えると分子間の凝集力が強く
なりすぎ磁性粉の分散性が悪化する。
ルホン酸金属塩基を投入する方法については、公知の技
術をそのまま応用できるが、望ましくは、芳香族にスル
ホン酸金属塩基を含有した二塩基酸あるいはスルホン酸
金属塩基を含有したグリコールを高分子量ポリエステル
・ポリオール(A)の原料の一部として用いるのがよ
い。
しては、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、5−カリ
ウムスルホイソフタル酸、ナトリウムスルホテレフタル
酸、2−ナトリウムスルホ−1,4−ブタンジオール、
2,5−ジメチル−3−ナトリウムスルホ−2,5−ヘ
キサンジオール等の化合物が上げられる。
量ポリオール成分(A)の分子量は500〜10,00
0の範囲のものを使用する。分子量が500未満ではウ
レタン基濃度が高くなりすぎ磁性粉の分散性、低温特性
等が悪化し、分子量が10,000を超えるとポリウレ
タン樹脂に特有な強靭性、耐摩耗性等の特性が悪くな
る。
(B)としては、2,4−トリレンジイソシアネート、
2,6−トリレンジイソシアネート、p−フェニレンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
m−フェニレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、3,
3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシア
ネート、2,6−ナフタレンジイソシアネート、3,
3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネ
ート、4,4’−ジフェニレンジイソシネアネート、
4,4−ジイソシアネートジフェニルエーテル、1,5
−ナフタレンジイソシアネート、m−キシリレンジイソ
シアネート、1,3−ジイソシアネートメチルシクロヘ
キサン、1,4−ジイソシアネートメチルシクロヘキサ
ン、4,4’−ジイソシアネートシクロヘキサン、4,
4’−ジイソシアネートシクロヘキシルメタン、イソホ
ロンジイソシアネート等があげられる。
500未満のイソシアネーと反応する官能基を1分子中
2個以上有する低分子量化合物(C)は、ポリウレタン
中のウレタン基濃度等の調節に利用できる。またイソシ
アネートと反応する官能基を1分子中3個以上有する低
分子量化合物は汎用硬化剤との反応性の向上に有効であ
る。具体的な化合物としては、エチレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオ
ール、シクロヘキサンジメタノール、キシリレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物等の
直鎖グリコール、プロピレングリコール、ネオペンチル
グリコール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタン
ジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタン
ジオール、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付
加物等の分岐グリコール、N−メチルエタノールアミ
ン、モノタノールアミン、ジエタノールアミン等のアミ
ノアルコール、トリメチロールプロパン、グリセリン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等のポ
リオールあるいはこれらポリオールのうちの一種へのε
−カプロラクトン付加物等があげられる。
ン基濃度が樹脂1トン当り500〜1500当量の範囲
にあることが特徴であり、好ましくは樹脂1トン当り7
00〜1200当量の範囲である。ウレタン結合はその
水素結合により樹脂間に強い相互作用を生じさせ、ウレ
タン基濃度が高くなるほど樹脂の強靭性、耐摩耗性等が
向上するが、一方磁性粒子の分散性が低下する傾向があ
り、ウレタン基濃度が500未満では、本発明で用いる
特定の原料でも走行耐久性の低下が顕著であり、また
1,500を超えると磁性粉の分散性が低下し好ましく
ない。
法については、ワンショット法、プレポリマー法等のポ
リウレタン製造の一般的方法で行うことができる。反応
方法は原料を溶融状態で行う方法、溶液中で溶解して行
う方法のどちらで行ってもかまわない。
は数平均分子量で5,000〜50,000の範囲が好
ましく、より好ましくは10,000〜40,000範
囲である。分子量5,000未満ではポリウレタン樹脂
の機械的強度が低下し、また50,000を超えると溶
液粘度が高くなりすぎ、取扱上困難になることがある。
ル錫ジラウレート、トリエチルアミン等を用いてもよ
い。また紫外線吸収剤、加水分解防止剤、酸化防止剤等
をポリウレタン樹脂の製造前、製造中あるいは製造後に
添加してもよい。本発明においては、本発明で用いるポ
リウレタン樹脂以外に、可撓性の調節、耐寒性、耐久性
向上等の目的のために、他の樹脂を添加するか、および
/またはポリウレタン樹脂と反応して架橋する化合物を
混合することが望ましい。他の樹脂としては塩化ビニル
系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、エポ
キシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ア
クリロニトリル・ブタジエン共重合体等があげられる。
としては、ポリイソシアネート化合物、エポキシ樹脂、
メラミン樹脂、尿素樹脂等があり、特にこれらの中でポ
リイソシアネート化合物が特に望ましい。 本発明の磁
気記録媒体の磁性層に使用される磁性粒子としては、γ
−Fe2 O3 、γ−Fe2 O3 とFe3 O4 の結晶、C
rO2 、コバルトを被着したγ−Fe2 O3 またはFe
3 O4 、バリウムフェライトおよびFe−Co、Fe−
Co−Ni等の強磁性合金粉末などをあげることができ
る。特に、表面積がBET40m2 /g以上の微粒子化
した磁性粉、合金粉末、あるいはバリウムフェライト等
の分散性が困難な磁性粉で、本発明のポリウレタン樹脂
は特に有効である。
ブチルフタレート、トリフェニルホスフェートのような
可塑剤、ジオクチルスルホナトリウムサクシネート、t
−ブチルフェノール・ポリエチレンエーテル、エチルナ
フタレン・スルホン酸ソーダ、ジラウリルサクシネー
ト、ステアリン酸亜鉛、大豆油レシチン、シリコーンオ
イルのような潤滑剤や種々の帯電防止材を添加すること
もできる。
る。実施例中単に部とあるのは重量部を示す。ポリウレ
タン樹脂の溶液粘度の測定は固形分濃度30%、溶剤と
してMEK/トルエン=1/1(重量比)を用いて25
℃にて行った。また数平均分子量はTHFを溶媒として
ゲル浸透クロマトグラフィーにより、標準ポリスチレン
換算の値を測定した。また高分子量ポリオール成分
(A)の組成と分子量は表1の通りで、a〜fは芳香族
ポリエステル・ポリオール、残りはそれ以外である。
測定した。磁性層耐摩耗性は、市販の8mmビデオデッ
キにかけ、走行時の温度10℃と40℃で100回走行
後の磁性層傷付きを観察し、その程度を以下の6段階で
評価した。 6:傷つきほとんどなし 5:傷つきわずかにあり 4:傷つきやや目だつ 3:傷つき顕著に目だつ、PETフィルムまで達していない 2: 〃 PETフィルム面がわずかに見える 1: 〃 PETフィルム面が多く見える また磁気テープの走行耐久性の指標として磁性層の硬化
性を測定した。磁性層の硬化性は磁気テープをMEKに
25℃で24時間浸積したときの抽出率で示した。抽出
率は磁気テープを浸積したMEKをGPCで測定し、抽
出された重量と磁気テープ上の樹脂の重量との比で表し
た。
28部に溶解しMDI10部を加え90℃、4時間反応
させた。未反応NCO基が0となったのを確認しMEK
133部で希釈しポリウレタン樹脂(PU−1)を得
た。ポリウレタン樹脂(PU−1)の特性値を表2に示
す。
37部に溶解しMDI15部を加えて90℃、5時間反
応させイソシアネート末端プレポリマーとした。そこへ
NPG2部を投入しさらに3時間反応させ、未反応NC
O基が0となったのを確認しMEK137部で希釈しポ
リウレタン樹脂(PU−2)を得た。ポリウレタン樹脂
(PU−2)の特性値を表2に示す。
成例1または2の製造方法同様にポリウレタン樹脂(P
U−3〜PU−7)を得た。各ポリウレタン樹脂の特性
値を表2および3に示す。
例1同様にポリウレタン樹脂(PU−8)を得た。ポリ
ウレタン樹脂(PU−8)の特性値を表4に示す。この
例ではポリウレタン樹脂のスルホン酸金属塩基濃度が本
発明の範囲外である。比較合成例 2 NPGを2部から8部として合成例2同様にポリウレタ
ン樹脂(PU−9)を得た。ポリウレタン樹脂(PU−
9)の特性値を表4に示す。この例ではポリウレタン基
濃度が本発明の範囲外である。比較合成例 3 ポリエステルa:hの比率を60:40として合成例6
同様にポリウレタン樹脂(PU−10)を得た。ポリウ
レタン樹脂(PU−10)の特性値を表4に示す。この
例ではポリウレタン樹脂中の芳香族ポリエステル・ポリ
オールの比率が本発明の範囲外である。比較合成例 4 ポリエステルbおよびcのかわりにポリエステルeを用
いて合成例5同様にポリウレタン樹脂(PU−11)を
得た。ポリウレタン樹脂(PU−11)の特性値を表4
に示す。この例ではポリウレタン樹脂中の芳香族ポリエ
ステル・ポリオールの分子量が本発明の範囲外である。
様にポリウレタン樹脂(PU−12〜PU−15)を得
た。各ポリウレタン樹脂の特性値を表5に示す。各ポリ
ウレタン樹脂において比較合成例5ではスルホン酸金属
塩基濃度、比較合成例6、7ではウレタン基濃度、比較
合成例8では芳香族ポリエステル・ポリオールの比率が
それぞれ本発明の範囲外である。
下記の配合割合の組成物をボールミルにいれて24時間
分散してから、滑剤としてステアリン酸1部、ステアリ
ン酸ブチル1部、イソシアネート化合物のコロネートL
(日本ポリウレタン工業(株)製)6部を硬化剤として
加え、更に1時間分散をつづけて磁性塗料を得た。これ
を厚み12μのポリエチレンテレフタレートフィルム上
に、乾燥後の厚みが4μになるように2,000ガウス
の磁場を印加しつつ塗布した。50℃、48時間エージ
ング後8mm幅にスリットし、磁気テープを得た。得ら
れた磁気テープの特性を表6に示す。なお磁気テープの
磁性粉と結合剤との配合割合(重量比)は5対1、結合
剤と硬化剤の配合割合(重量比)は5対1である。 ポリウレタン樹脂(PU−1)の30%溶液 100部 強磁性合金鉄粉末(Fe−Co−Ni系BET55m2 /g) 120部 酸化アルミナ粉末(平均粒径0.2μm) 5部 シクロヘキサノン 100部 MEK 50部 トルエン 50部 実施例2〜8 表2に示した結合剤を用いて実施例1と同様にして磁気
テープを得た。各々の磁気テープの特性を表6に示す。
テープを得た。各々の磁気テープの特性を表7に示す。
%溶液
本発明で用いるポリウレタン樹脂を磁性粉の結合剤とし
て用いた磁気記録媒体は、磁性粉の分散性に優れるた
め、磁性層の平滑性、磁気特性が優れ、かつ結合剤の強
靭性、耐摩耗性が優れるため、高磁気特性と耐久性の両
方を兼ね備えた磁気記録媒体を提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 強磁性粉末を結合剤中に分散させた磁性
塗料を非磁性支持体上に塗布した磁気記録媒体におい
て、該結合剤の成分として、分子量が500〜10,0
00の高分子量ポリオール成分(A)、ジイソシアネー
ト化合物(B)、および必要によりイソシアネートと反
応する官能基を1分子中に2個以上有する分子量が50
0未満の低分子量化合物(C)から得られる水酸基末端
のポリウレタン樹脂を含み、該ポリウレタン樹脂はスル
ホン酸金属塩基を樹脂1トン当り50〜300当量含
み、かつウレタン基濃度が樹脂1トン当り500〜15
00当量の範囲にあり、前記の高分子量ポリオール成分
(A)の70重量%以上が芳香族二塩基酸を酸成分とす
るポリエステル・ポリオールで占められていることを特
徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03081598A JP3085408B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 磁気記録媒体 |
US07/810,952 US5415941A (en) | 1990-12-25 | 1991-12-19 | Magnetic recording medium comprising magnetic particles and a specified polyurethane resin |
EP19910122095 EP0492568B2 (en) | 1990-12-25 | 1991-12-22 | Magnetic recording medium |
DE1991610117 DE69110117T3 (de) | 1990-12-25 | 1991-12-22 | Magnetischer Aufzeichnungsträger. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03081598A JP3085408B2 (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04356722A JPH04356722A (ja) | 1992-12-10 |
JP3085408B2 true JP3085408B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=13750758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03081598A Expired - Lifetime JP3085408B2 (ja) | 1990-12-25 | 1991-03-20 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3085408B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3267731B2 (ja) * | 1993-04-05 | 2002-03-25 | 東洋紡績株式会社 | 熱可塑性ポリウレタン樹脂組成物 |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP03081598A patent/JP3085408B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH04356722A (ja) | 1992-12-10 |
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