JP5267764B2 - ポリウレタン樹脂およびそれを用いた磁気記録媒体 - Google Patents

ポリウレタン樹脂およびそれを用いた磁気記録媒体 Download PDF

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Description

本発明はポリウレタン樹脂およびそれを用いた磁気記録媒体に関し、更に詳しくは分散性、充填性に優れ、かつ耐久性、耐摩耗性に優れた磁気テープ、磁気ディスクなどの磁気記録媒体に関するものである。
汎用的磁気記録媒体である磁気テープ、フレキシブルディスクは長軸1μm以下の針状磁性粒子を分散剤、潤滑剤、帯電防止剤などの添加剤とともに結合剤溶液に分散させて磁気塗料を作り、これをポリエチレンテレフタレートフィルムに塗布して作られている。
磁性層の結合剤に要求される特性としては、磁性粒子の分散性、分散安定性、充填性、配向性、かつ磁性層の耐久性、耐摩耗性、耐熱性、非磁性支持体との接着性等が挙げられ、結合剤は非常に重要な役割を果たしている。
従来より用いられている結合剤としては、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコール共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ニトロセルロース、セルロースアセテート・ブチレート、エポキシ樹脂あるいはアクリル樹脂等が挙げられる。
これらの樹脂のうちポリウレタン樹脂はウレタン結合による分子間水素結合により他の樹脂と比べて強靭性、耐摩耗性の特性が優れているが、従来のポリウレタン樹脂は磁性粉末の分散性能が低く、これを改良するために種々の研究がなされている。例えば、2,2−ジアルキル−1,3−プロパンジオールを含有するポリエステルポリオールから誘導されるウレタン樹脂を用いたもの(特許文献1)、分岐鎖を有する多価アルコールを用いたポリウレタン樹脂(特許文献2)がある。
最近ニーズの高まっているコンピュータバックアップデータ用テープは記録密度向上のため、近年用いられる磁性粒子は高度に微細化かつ均一化され、更に抗磁力が大幅に向上される傾向にある。このような要求に対して金属のますますの微粒子化が開発の主眼となっている。磁性粒子が微細化すればするほど、また抗磁力が高くなるほど従来の結合剤では分散が困難になり、結合剤に対してますます磁性粒子の分散性能が高いことが求められている。特許文献1、特許文献2記載の結合剤分散性は改良が認められるが必ずしも満足できるものではない。また特許文献3によると、分散性の面でかなり良好なレベルまで到達しているが、走行耐久性の点が不足しているのが現状である。
また、磁気記録媒体ではS/N比(シグナル/ノイズ比)の向上、高記録密度化のためにより微細化した磁性粒子を磁性層中に高充填し高配向させること、磁性層の表面を平滑にすることがなされている。また磁気テープをロール状で保存する場合にバックコート層の凹凸が磁性層に転移しても磁気テープの出力を低下させることがないようにバックコート層も平滑にされている。更に近年、高記録密度化を達成するために磁性層の薄膜化が進んでおり、走行耐久性の確保が困難になってきている。
一般に磁性層とバックコート層の表面が平滑になればなるほど磁気テープの走行性、走行耐久性は悪くなり、耐久性、耐摩耗性、耐熱性、非磁性支持体との接着性の良好な結合剤が強く求められてきている。従来の結合剤ではこれらの要求、すなわち優れた分散性と耐久性を兼ね備えるといった要求に対して不充分である。
特開平2−240177号公報 特開平2−177020号公報 特開平10−320749号公報
本発明の課題は、微細化した磁性粒子の分散性、充填性の向上を図り、かつ耐久性に優れた特にコンピュータバックアップテープ用途に適した磁気記録媒体を提供することにある。
本発明者らは、上記課題、すなわち微粒子化された高抗磁力を有する強磁性金属粉末を高度に分散安定化し、かつ耐久性に優れた磁性層を形成するポリウレタン樹脂を鋭意検討した結果、本発明に到達した。すなわち本発明は以下のポリウレタン樹脂およびそれを用いた磁気記録媒体である。
(1)少なくとも以下の(A)、(B)および(C)成分を反応させたものであり、かつウレタン結合濃度が4000当量/10g以下、ガラス転移温度が100℃以上であることを特徴とするポリウレタン樹脂。
(A)芳香族二塩基酸が酸成分中の20〜80モル%、脂肪族又は/及び脂環族二塩基酸を酸成分中の20〜80モル%かつ、炭素数1以上のアルキル基を側鎖に有する脂肪族系ジオール成分が全ジオール成分中の50〜100モル%で構成される数平均分子量が300〜800であるポリエステルポリオール、
(B)芳香族系ポリイソシアネート、
(C)イソシアネートと反応する官能基を1分子中に2個以上有し、かつ側鎖を有する分子量800未満の化合物。
(2)化合物(C)が、さらに脂環族構造を有する(1)に記載のポリウレタン樹脂。
(3)結合剤と磁性微粉末を含む磁性材料を非磁性支持体上に塗布した磁気記録媒体において、結合剤が(1)または(2)に記載のポリウレタン樹脂であり、磁性微粉末が長軸長20〜200nmの針状磁性体または板径10〜150nmの平板状磁性体であることを特徴とする磁気記録媒体。
本発明の芳香族と脂肪族および脂環族二塩基酸より成るポリエステルポリオールを用いたガラス転移温度が100℃以上のポリウレタン樹脂は強磁性粉末の分散性に優れ、かつ耐久性、耐摩耗性に優れる磁気記録媒体が得られる。
本発明の磁気記録媒体には、強磁性微粉末として、長軸長が20〜200nmの針状磁性体または板径が10〜150nmの平板状磁性体を使用する。以下、それぞれについて説明する。
(1)針状磁性体
本発明の磁気記録媒体に使用され磁性微粉末として、長軸長が20〜200nmである針状磁性体を使用することができる。針状磁性体としては、針状であるコバルト含有磁性酸化鉄又は磁性合金粉末が例示でき、好ましくは長軸長が20〜150nmである。なお、¥磁性微粉末としては、イットリウムを含むFe、Fe−Co、Fe−Ni、Co−Ni−Feが挙げられる。
(2)平板状磁性体
本発明で用いることのできる板径が10〜150nmである平板状磁性体としては六方晶フェライト粉末が好ましい。六方晶フェライトとしてバリウムフェライト、ストロンチウムフェライト、鉛フェライト、カルシウムフェライトの各置換体、Co置換体等がある。粒子サイズは六角板径で10〜150nmであるが、好ましくは15〜100nmである。
磁性体の大きさはSEM写真より500粒子を無作為に測定し、平均化することで求める。
本発明のポリウレタン樹脂において、その原料として用いるポリエステルポリオール(A)の酸成分、グリコール成分のそれぞれの合計量を100モル%としたとき、芳香族二塩基酸が酸成分中の20〜80モル%、脂肪族又は/及び脂環族二塩基酸を酸成分中の20〜80モル%かつ、炭素数1以上のアルキル基を側鎖に有する脂肪族系ジオール成分が全ジオール成分中の50〜100モル%で構成される数平均分子量が300〜800で有る必要がある。好ましい範囲として芳香族二塩基酸の好ましい下限は20モル%、一方、上限は60モル%である。芳香族二塩基酸が20モル%未満では磁気塗膜の走行耐久性が低下し、脂肪族及び/又は脂環族二塩基酸を酸成分中の20モル%未満では磁性粒子分散性が不足する。なお、通常ポリエステルとは異なり、酸/グルコール比が1/1とは限らず、グリコール過剰の方が好ましい。酸/グリコール比の好ましい範囲としては1/1〜1/2.5となる。
芳香族二塩基酸としてはテレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸等が挙げられる。これらの中では特にイソフタル酸、オルソフタル酸が分散性と走行耐久性の両立の上で望ましい。脂肪族二塩基酸としてはコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、ドデシニルコハク酸等が挙げられ、脂環族二塩基酸としては1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、1,2−ビス(4−カルボキシシクロヘキシル)メタン、2,2ビス(4−カルボキシシクロヘキシル)プロパンが挙げられる。これらの中、特にアジピン酸、セバシン酸、1,2−シクロヘキサンジカルボン酸、4−メチル−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸が分散性の点で好ましい。
炭素数1以上のアルキル基を側鎖に有する脂肪族系ジオール成分としては、1,2−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2’,2’−ジメチル−3−ヒドロキシプロパネート、2−ブチル、2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられる。これらの中では特に2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル、2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2’,2’−ジメチル−3−ヒドロキシプロパネートが好ましい。
その他のジオール成分としては、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール等の脂肪族系グリコール、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシエチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシプロピル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシメトキシ)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシメトキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4ヒドロキシエトキシシクロヘキシル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、3(4),8(9)−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカンジメタノール等の脂環族系グリコールが挙げられる。これらの中では特に1,3−プロパンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、3(4),8(9)−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカンジメタノールが好ましい。
また上記ポリエステルポリオール(A)の水酸基価より計算された数平均分子量は300〜800の範囲が必要であり、さらに好ましくは300〜600の範囲である。分子量800を越えると本発明の効果である耐久性の両立に結びつく樹脂物性を付与することが困難となる。すなわち、数平均分子量が800を越えるポリエステルポリオール(A)を用いて得られるポリウレタン樹脂のガラス転移温度を、十分な耐久性を付与するための温度に保つためには分子量800未満の化合物(C)の共重合量を増加させ、ウレタン基濃度を高める必要が生じる。従って、ポリウレタン1分子中での化合物(C)と芳香族系ポリイソシアナート(B)との繰り返しで構成されるセグメント鎖が長くなる。この化合物(C)と芳香族系ポリイソシアナートとの繰り返しセグメント鎖の増加はポリウレタン樹脂の溶解性を低下させ、磁性粉の分散性を悪化させる。逆に分子量が300未満のポリエステルポリオールを用いた場合もウレタン基濃度の高まりと共に、得られるポリウレタン樹脂の溶解性が低下し、磁性粉の分散性が悪化する。
本発明で用いるポリウレタン樹脂の芳香族系ポリイソシアナート(B)としては2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、2,6−ナフタレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニレンジイソシアネート、4,4’−ジイソシアネートジフェニルエーテル、1,5−ナフタレンジイソシアネート、m−キシレンジイソシアネート、等が挙げられる。これらの中、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートが特に好ましい。
本発明で用いるポリウレタン樹脂にイソシアネート基と反応する官能基を1分子中に2個以上有する分子量800未満の側鎖を有する化合物(C)としては、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2’,2’−ジメチル−3−ヒドロキシプロパネート、2−ノルマルブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、3−エチル−1,5−ペンタンジオール、3−プロピル−1,5−ペンタンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル、2−エチル−1,3−プロパンジオール、3−オクチル−1,5−ペンタンジオール、3−フェニル−1,5−ペンタンジオール、2,5−ジメチル−3−ナトリウムスルホ−2,5−ヘキサンジオール、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシエチル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシプロピル)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシメトキシ)シクロヘキサン、1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシメトキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4ヒドロキシエトキシシクロヘキシル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、3(4),8(9)−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカンジメタノール、水素化ビスフェノールA、水素化ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、水素化ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物等が挙げられ、これらの中で、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2’,2’−ジメチル−3−ヒドロキシプロパネート、2−ノルマルブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、3(4),8(9)−トリシクロ[5.2.1.02,6]デカンジメタノール、脂環族骨格を有する水素化ビスフェノールA、水素化ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物、水素化ビスフェノールAのプロピレンオキサイド付加物が分散性と走行耐久性の両立の面で好ましく、中でも、脂環族骨格を有する水素化ビスフェノールAがガラス転移温度を高くすることが出来、特に好ましい。
これら側鎖を有する化合物(C)はポリウレタン樹脂の溶解性向上に寄与し、本発明のポリエステルポリオール(A)、芳香族系ポリイソシアナート(B)との組み合わせにおいて高い比率で共重合することが可能である。化合物(C)成分の共重合比率の増加はウレタン結合基濃度の増加につながり、ウレタン樹脂をより強靱なものにする。すなわち、これらの量比を調節することにより、汎用溶剤に対する高い溶解性と強靱な力学物性を合わせ持ったポリウレタン樹脂が得られる。これらウレタン樹脂としての特性は、磁気テープ用バインダー樹脂としての高い磁性粉分散能力とテープ耐久性の向上に寄与するものである。
これら化合物(C)の共重合量は、本発明のポリウレタン樹脂のウレタン結合基濃度が4000eq/10g以下で用いられることが望ましい。ウレタン結合基濃度が4000eq/10gを越えた場合では、ポリウレタン樹脂としての力学物性をさらに向上することは可能であるものの、汎用溶剤に対する溶解性が低下し、磁気テープ用バインダー樹脂としての高い磁性粉分散性能が得られないことがある。ウレタン結合基濃度は(C)の共重合量、及びポリエステルポリオール(A)の分子量により、調節可能である。単位は樹脂重量1t当たりの当量数(eq/t)を表す。
また、長軸長20〜200nmの針状磁性体または板径10〜150nmの平板状磁性体を分散させる上で、本ポリウレタン樹脂にスルホン酸金属塩基を導入することが好ましい。スルホン酸金属塩基含有量としては本ポリウレタン樹脂中に60eq/t〜400eq/t共重合されることが好ましい。共重合量として60eq/t未満であると前記磁性体の分散不良が発生する場合がある。また、400eq/tを超えるとスルホン酸金属塩基同士の相互作用が強くなりすぎ、前記磁性体が分散できなくなる。なお、本ポリウレタン樹脂の共重合の方法としてはポリエステルポリオール(A)に5−ナトリウムスルホイソフタル酸、あるいは5−カリウムスルホイソフタル酸を共重合する方法、また化合物(C)にスルホン酸金属塩基を含むジオールを用いる方法などが挙げられる。
本発明のポリウレタン樹脂の数平均分子量は5000から100000であることが好ましく、さらに好ましくは10000から80000である。数平均分子量が5000未満では機械的強度が不足で、走行耐久性が劣ることがある。数平均分子量が100000を超えると溶液粘度が大きくなり、作業性、磁性粉・研磨剤・カーボンブラック等の分散性が悪化する虞がある。反応方法は原料を溶融状態で行う方法、溶液中で溶解して行う方法のどちらで行っても構わない。
反応触媒としてオクチル酸第一錫、ジブチル錫ジラウリレート、トリエチルアミン等を用いてもよい。また紫外線吸収剤、加水分解防止剤、酸化防止剤などをポリウレタン樹脂の製造前、製造中あるいは製造後に添加してもよい。
本発明においては、上記ポリウレタン樹脂以外に、可撓性の調節、耐寒性、耐久性向上などの目的のために、他の樹脂を添加するか、及び/またはポリウレタン樹脂と反応して架橋する化合物を混合することが望ましい。他の樹脂としては塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体等が挙げられる。
一方、ポリウレタン樹脂と架橋する化合物としては、ポリイソシアネート化合物、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂等があり、特にこれらの中でポリイソシアネート化合物が好ましい。ポリイソシアネート化合物としてはイソシアネートに多価アルコールやイソシアヌレート環を付加したものが挙げられる。ここでのイソシアネート化合物はTDI(トリレンジイソシアネート)、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)、IPDI(イソホロンジイソシアネート)、HDI(ヘキサメチレンジイソシアネート)、XDI(キシレンジイソシアネート)、水添XDIなどが挙げられる。
本発明の磁気記録媒体には必要に応じてジブチルフタレート、トリフェニルホスフェートのような可塑剤、ジオクチルスルホナトリウムサクシネート、t−ブチルフェノール・ポリエチレンエーテル、エチルナフタレン・スルホン酸ソーダ、ジラウリルサクシネート、ステアリン酸亜鉛、大豆油レシチン、シリコーンオイルのような潤滑剤や種々の帯電防止剤を添加することもできる。
本発明の磁気記録媒体のバックコート層に使用される無機微粒子としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化アルミニウム、二酸化クロム、二酸化ケイ素、酸化チタン等の無機滑剤、カーボンブラック、酸化錫等の帯電防止剤等が挙げられる。
本発明のポリウレタン樹脂により従来分散が困難であった微粒子磁性粉を分散できる。このポリウレタン樹脂としての特性は磁気テープ用バインダーとしての高い磁性粉分散性能と走行耐久性能の両立につながる。その結果本発明の磁気記録媒体は、電磁変換特性と耐久性が共に優れたものとなる。
以下実施例により本発明を具体的に例示する。実施例中単に部とあるのは重量部を示す。尚、以下のポリエステルポリオール、及びポリウレタン樹脂の合成例、比較合成例で得られたポリエステルポリオール及びポリウレタン樹脂の組成、その他特性を表1,2に示した。
実施例および表中の略号は以下の化合物を表す。
AA:アジピン酸
HHPA:1,2−シクロヘキサンジカルボン酸
SA:セバシン酸
IPA:イソフタル酸
OPA:オルソフタル酸無水物
DSN:5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルエステル
NPG:2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール
2MG:2−メチル−1,3−プロパンジオール
HD:1,6−ヘキサンジオール
DMH:2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール
HPN:2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2’,2’−ジメチル−3−ヒドロキシプロパネート
HBFA:水素化ビスフェノールA
CHDM:1,4−シクロヘキサンジメタノール
EG:エチレングリコール
MDI:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアナート
IPDI:イソホロンジイソシアネート
ポリエステルポリオール(A)の水酸基価、分子量は以下のようにして求めた。ポリエステルポリオール:50gをメチルエチルケトン(以下MEKと略す):120gの混合溶剤に溶解し、MDI:70gを加え、70℃で2時間反応させた。ついで、反応液中の残存イソシアネート基濃度を滴定により、定量し、水酸基価を求めた。また、得られた水酸基価から以下の計算により分子量を計算した。
2×10/水酸基価(eq/t)=分子量
1.数平均分子量
テトラヒドロフランを溶離液としたウォーターズ社製ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)150cを用いて、カラム温度30℃、流量1ml/分にてGPC測定を行なった結果から計算して、ポリスチレン換算の測定値を得た。ただしカラムは昭和電工(株)shodex KF−802、804、806を用いた。
2.ガラス転移温度
ガラス転移温度は動的粘弾性の温度依存性測定結果より、損失弾性率(E’’)のピークトップにおける温度をTgとした。なお、測定はアイティー計測制御(株)製動的粘弾性測定装置DVA−220により、周波数10Hz、昇温速度4℃/min、温度範囲30〜200℃で行った。サンプルは15×4mm、厚さ15μmのフィルム状サンプル片を用いた。
3.極性基濃度
ここでいう極性基濃度はスルホン酸金属塩基濃度であり、金属成分であるNa濃度より求めることができる。Na濃度の測定方法は試料0.1gを炭化し、酸に溶解した後、原子吸光分析により求め、下記式より求めた。
Na濃度(ppm)/23(Na原子量)=極性基濃度(eq/t)
4.組成分析
クロロホルム−d溶媒中でヴァリアン社製核磁気共鳴分析計(NMR)ジェミニ−200を用いて、H−NMR分析を行なってその積分比より決定した。
5.ウレタン結合濃度
H−NMR分析にて求めたイソシアネートのモル%から、下記計算式によりウレタン結合濃度を求めた。
10×{2×イソシアネートのモル%×(1/100)}/ポリウレタンのユニット分子量)=ウレタン結合濃度(eq/t)
ポリエステルポリオール(A)の合成例1
温度計、攪拌機、リービッヒ冷却管を具備した反応容器にアジピン酸88部、イソフタル酸55部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルエステル21部及び2,2−ジメチル−1,3−ヒドロキシプロパン208部を投入し、触媒としてテトラブトキシチタネート0.3部を添加した。N気流下220℃で約8時間反応させ、生成する水を溜去した。得られたポリエステルポリオール(a)の水酸基価は5600eq/10g、分子量は360、極性基濃度は224eq/10gであった。
ポリエステルポリオール(A)の合成例2〜4
合成例1と同様の手法により合成したポリエステルポリオール(b)〜(d)の組成、水酸基価、分子量、極性基濃度を表1に示した。
ポリエステルポリオール(A)の比較合成例1
温度計、攪拌機、リービッヒ冷却管を具備した反応容器にアジピン酸139部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルエステル15部、及び2,2−ジメチル−1,3−ヒドロキシプロパン208部を投入し、触媒としてテトラブトキシチタネート0.3部を添加した。N気流下220℃で約8時間反応させ、生成する水を溜去し、反応を終了した。得られたポリエステルポリオール(e)の水酸基価は5900eq/10g、分子量340、極性基濃度は154eq/10gであった。
ポリエステルポリオール(A)の比較合成例2
合成例1と同様の手法により合成したポリエステルポリオール(f)の組成、水酸基価、分子量、極性基濃度を表1に示した。
ポリエステルポリオール(A)の比較合成例3
合成例1と同様の反応容器にアジピン酸73部、イソフタル酸75部、5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルエステル15部、及び2−メチル−1,3−プロパンジオール90部、エチレングリコール62部を投入し、触媒としてテトラブトキシチタネート0.3部を添加した。N気流下220℃で約6時間反応させ、生成する水を溜去した。ついで同温度で20分間減圧し、重合反応を終了した。得られたポリエステルポリオール(g)の水酸基価は950eq/10g、分子量2100、極性基濃度は240eq/10gであった。
Figure 0005267764
イソシアネートと反応する官能基を1分子中に2個以上有し、かつ側鎖を有する分子量800未満の化合物(C)の合成例
温度計、攪拌機、リービッヒ冷却器を具備した反応容器に5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチルエステルを888部、2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2’,2’−ジメチル−3−ヒドロキシプロパネートを1836部およびテトラブトキシチタン0.2部を仕込み240℃で5時間エステル交換した。温度を100℃まで低下させ、トルエン633部で希釈しポリエステルジオール(h)溶液(固形分濃度80%)を得た。得られたポリエステルジオール(h)の数平均分子量(未反応グリコール成分を除いて算出)は620であり、組成は5−ナトリウムスルホイソフタル酸/2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピル−2’,2’−ジメチル−3−ヒドロキシプロパネート=1/3(モル比)であった。
Figure 0005267764
ポリウレタン樹脂の合成例1
シクロヘキサノン(以下CHXと略す):333部にポリエステルポリオール(a):100部と水素化ビスフェノールA:80部を添加し、さらにMDI:153部、触媒としてジブチル錫ジラウリレートを0.1部加え80℃で4時間反応させた。ついでMEK:444部で溶液を希釈してポリウレタン樹脂(I)を得た。ポリウレタン樹脂(I)の分子量、樹脂特性を表3に示した。
ポリウレタン樹脂の合成例2〜4
合成例1と同様の方法でポリウレタン樹脂II〜IVを合成し、樹脂組成、分子量、力学特性を表3に示した。
ポリウレタン樹脂の比較合成例1
CHX:243部にポリエステルポリオール(e):100部と2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール:30部を添加し、さらにMDI:113部、触媒としてジブチル錫ジラウリレートを0.1部加え80℃で4時間反応させた。ついでMEK:324部で溶液を希釈してポリウレタン樹脂(V)を得た。ポリウレタン樹脂(V)の分子量、樹脂特性を表3に示した。この例ではポリウレタン樹脂中のポリエステルポリオール(A)成分が本特許請求の範囲外となる。
ポリウレタン樹脂の比較合成例2
比較合成例1と同様の方法により、ポリウレタン樹脂(VI)を合成し、樹脂組成、分子量、樹脂特性を表3に示した。この例ではポリウレタン樹脂中のポリエステルポリオール(A)成分が本特許請求の範囲外となる。
ポリウレタン樹脂の比較合成例3
比較合成例1と同様の方法により、ポリウレタン樹脂(VII)を合成し、樹脂組成、分子量、樹脂特性を表3に示した。この例ではポリウレタン樹脂中のポリエステルポリオール(A)の分子量、ウレタン結合濃度が本特許請求の範囲外となる。
ポリウレタン樹脂の比較合成例4
比較合成例1と同様の方法により、ポリウレタン樹脂(VIII)を合成し、樹脂組成、分子量、樹脂特性を表3に示した。この例ではポリウレタン樹脂中のポリイソシアネート(B)が本特許請求の範囲外となる。
Figure 0005267764
また、下記の手順で磁性塗膜を作成し、特性評価を行った。結合剤樹脂の磁性粒子分散性能は作製した磁性塗膜の表面光沢、及び表面粗さは触針接触表面粗さ計を用いて測定し評価した。電磁変換特性については角形比を調べることによって判断した。表面光沢はグロスメーターを用い、45度光沢を測定した。表面粗さは触針接触表面粗さ計を用いて測定し評価した。角形比は振動試料型磁力計を使用し、垂直方向の角形比を測定した。走行耐久性は作成した磁性塗膜を温度40℃、80%環境下で磁性層面をDDS3ドライブに使用されているSUS製ガイドポールに接触させ、荷重100gをかけて10mm/secになるように張力をかけ、繰り返し1000パス摺動を行った後、磁性層表面の状態を観察し、その程度を以下の6段階で評価した。
6:傷つきほとんどなし
5:傷つきわずかにあり
4:傷つきやや目立つ
3:傷つき顕著に目立つ、PETフィルムまで達していない
2:傷つき顕著に目立つ、PETフィルム面がわずかに見える
1:傷つき顕著に目立つ、PETフィルム面が多く見える
実施例 1
下記の配合割合の組成物をボールミルにいれて48時間分散してから、滑剤としてステアリン酸:1部、ステアリン酸ブチル:1部、研磨剤としてアルミナ粉末(平均粒径0.2μm):5部、硬化剤としてイソシアネート化合物のコロネートL(日本ポリウレタン工業(株)製):6部を加え、更に1時間分散を続けて磁性塗料を得た。これを厚み12μのポリエチレンテレフタレートフィルム上に、乾燥後の厚みが1μになるように2,000ガウスの磁場を印可しつつ塗布した。50℃、48時間エージング後1/2インチ幅にスリットし、磁気テープを得た。得られた磁気テープの特性を表3に示す。
ポリウレタン樹脂(I)の30%溶液 100部
メタル粉(長軸長100nmである針状強磁性体) 120部
アルミナ粉末(平均粒径0.2μm) 5部
シクロヘキサノン 100部
MEK(メチルエチルケトン) 50部
トルエン 50部
実施例2〜5
表3に示した結合剤を用いて実施例1と同様にして磁気テープを得た。各々の磁気テープの特性を表4に示した。
なお、実施例2に用いたMR110は日本ゼオン(株)製塩化ビニル樹脂:MR110を固形分濃度30%と成るようにMEK/トルエン=50/50の混合溶媒に溶解し、用いた。
比較例1〜4
表3に示した結合剤を用いて実施例1と同様にして磁気テープを得た。各々の磁気テープの特性を表4に示した。
Figure 0005267764
本発明のポリウレタン樹脂は磁性粉の分散性と樹脂の力学物性に優れ、その結果として本発明のポリウレタン樹脂を用いることにより、優れた磁気特性と耐久性とを併せ持った磁気記録媒体を供給することができる。

Claims (3)

  1. 少なくとも以下の(A)、(B)および(C)成分を反応させたものであり、かつウレタン結合濃度が4000当量/10g以下、極性基濃度が60〜158eq/tであることを特徴とするポリウレタン樹脂。
    (A)芳香族二塩基酸が酸成分中の20〜80モル%、脂肪族又は/及び脂環族二塩基酸を酸成分中の20〜80モル%かつ、炭素数1以上のアルキル基を側鎖に有する脂肪族系ジオール成分が全ジオール成分中の50〜100モル%で構成され、かつ5−ナトリウムスルホイソフタル酸または5−カリウムスルホイソフタル酸を共重合する数平均分子量が300〜800であるポリエステルポリオール、
    (B)芳香族系ポリイソシアネート、
    (C)イソシアネートと反応する官能基を1分子中に2個以上有し、かつ側鎖を有する分子量800未満の化合物。
  2. 化合物(C)が、さらに脂環族構造を有する請求項1に記載のポリウレタン樹脂。
  3. 結合剤と磁性微粉末を含む磁性材料を非磁性支持体上に塗布した磁気記録媒体において、結合剤が請求項1または2に記載のポリウレタン樹脂であり、磁性微粉末が長軸長20〜200nmの針状磁性体または板径10〜150nmの平板状磁性体であることを特徴とする磁気記録媒体。
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