JP2611212B2 - 用紙剥離装置 - Google Patents
用紙剥離装置Info
- Publication number
- JP2611212B2 JP2611212B2 JP62060223A JP6022387A JP2611212B2 JP 2611212 B2 JP2611212 B2 JP 2611212B2 JP 62060223 A JP62060223 A JP 62060223A JP 6022387 A JP6022387 A JP 6022387A JP 2611212 B2 JP2611212 B2 JP 2611212B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真装置の用紙剥離装置に関し、更に
詳しくは反転現像を行なう電子写真装置においてトナー
像転写後の用紙を感光体から剥離する装置に関する。
詳しくは反転現像を行なう電子写真装置においてトナー
像転写後の用紙を感光体から剥離する装置に関する。
感光体を一様帯電後、LEDまたはレーザによつて感光
体を照射して潜像を形成し、潜像部にトナーを付着させ
て現像を行なう反転現像法が知られている。この方法に
おいては、例えば感光体が正に帯電されてた後、露光が
行なわれ潜像が形成されると、電位はOV近くまで下げら
れ、現像装置によつて現像が行なわれると潜像部に正ト
ナーが付着して潜像が顕像化する。
体を照射して潜像を形成し、潜像部にトナーを付着させ
て現像を行なう反転現像法が知られている。この方法に
おいては、例えば感光体が正に帯電されてた後、露光が
行なわれ潜像が形成されると、電位はOV近くまで下げら
れ、現像装置によつて現像が行なわれると潜像部に正ト
ナーが付着して潜像が顕像化する。
感光体上のトナー像は転写部へ搬送されて用紙と重ね
合わされ、用紙を負に帯電することによつてトナー像が
転写される。そして転写後の用紙は剥離コロトロンによ
つて正に帯電されると共に剥離爪によつて感光体から剥
離され、その後定着装置によつてトナー像が用紙に定着
される。
合わされ、用紙を負に帯電することによつてトナー像が
転写される。そして転写後の用紙は剥離コロトロンによ
つて正に帯電されると共に剥離爪によつて感光体から剥
離され、その後定着装置によつてトナー像が用紙に定着
される。
しかしながら、露光後の感光体は潜像電位より背景部
電位が高いので、剥離コロトロンによつて転写後の用紙
を剥離し易いように適切に帯電することは困難である。
すなわち、背景部電位を中和するために用紙を高帯電す
ると用紙上のトナーが飛散してしまい、また低帯電する
と用紙が感光体から剥離しなくなつてしまう。更に雰囲
気温度や湿度によつて用紙の帯電量も変化するので、用
紙を良好に帯電することは困難である。
電位が高いので、剥離コロトロンによつて転写後の用紙
を剥離し易いように適切に帯電することは困難である。
すなわち、背景部電位を中和するために用紙を高帯電す
ると用紙上のトナーが飛散してしまい、また低帯電する
と用紙が感光体から剥離しなくなつてしまう。更に雰囲
気温度や湿度によつて用紙の帯電量も変化するので、用
紙を良好に帯電することは困難である。
そこで本発明の目的は、上記従来の問題を解消するこ
とにあり、剥離コロトロンの電圧出力を低くすることに
よつても良好な剥離を保証する用紙剥離装置を提供する
ことにある。
とにあり、剥離コロトロンの電圧出力を低くすることに
よつても良好な剥離を保証する用紙剥離装置を提供する
ことにある。
本発明に係る上記目的は、反転現像を行う電子写真装
置の用紙剥離装置において、感光体周囲の現像装置と転
写装置との間に配置され、且つ転写用紙先端に対応する
感光体上の背景部だけに対して電位の低下がトナー像電
位以上で止まる光量で照射する発光体を有することを特
徴とする用紙剥離装置によって達成される。
置の用紙剥離装置において、感光体周囲の現像装置と転
写装置との間に配置され、且つ転写用紙先端に対応する
感光体上の背景部だけに対して電位の低下がトナー像電
位以上で止まる光量で照射する発光体を有することを特
徴とする用紙剥離装置によって達成される。
すなわち、トナー像を用紙に転写する前に、発光体に
より感光体の転写用紙の先端に対応する背景部だけを照
射することによつて、感光体上の背景部電位が下がり、
転写後に作用する剥離コロトロンの出力が低くても感光
体と用紙との電位差をなくすことができ、用紙を感光体
から容易に剥離することができる。
より感光体の転写用紙の先端に対応する背景部だけを照
射することによつて、感光体上の背景部電位が下がり、
転写後に作用する剥離コロトロンの出力が低くても感光
体と用紙との電位差をなくすことができ、用紙を感光体
から容易に剥離することができる。
ここで、発光体は感光体上の背景部電位をトナー像電
位より下げることのないように光量を制御しているの
で、形成されたトナー像及び転写に対して何ら悪影響を
及ぼすことはない。
位より下げることのないように光量を制御しているの
で、形成されたトナー像及び転写に対して何ら悪影響を
及ぼすことはない。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
る。
第１図は電子写真装置の感光体周囲の概略図である。
感光体１の周囲には、感光体１の表面を一様帯電する
帯電コロトロン２、帯電した感光体表面をLEDまたはレ
ーザ等により露光して潜像を形成する露光装置３、潜像
をトナーによつて顕像化する現像装置４、トナー像を有
する感光体１を照射する発光体５、用紙６を帯電して感
光体１から用紙６にトナー像を転写する転写コロトロン
７、用紙６を帯電して用紙６を感光体１から剥離する剥
離コロトロン８、剥離しきれなかつた用紙６をドラムか
らはがす剥離爪９、感光体上の残留トナーを除去するク
リーニング装置10が配設されている。そして用紙搬送方
向下流には用紙６にトナー像を圧力と熱で定着する定着
装置11が配設されている。
帯電コロトロン２、帯電した感光体表面をLEDまたはレ
ーザ等により露光して潜像を形成する露光装置３、潜像
をトナーによつて顕像化する現像装置４、トナー像を有
する感光体１を照射する発光体５、用紙６を帯電して感
光体１から用紙６にトナー像を転写する転写コロトロン
７、用紙６を帯電して用紙６を感光体１から剥離する剥
離コロトロン８、剥離しきれなかつた用紙６をドラムか
らはがす剥離爪９、感光体上の残留トナーを除去するク
リーニング装置10が配設されている。そして用紙搬送方
向下流には用紙６にトナー像を圧力と熱で定着する定着
装置11が配設されている。
帯電コロトロン２で現像位置で感光体１の表面電位を
例えば＋400Vになるように印加する。
例えば＋400Vになるように印加する。
そして露光装置３によつて像に対応した光を照射する
と、露光された部分の電位が下がりOV近くの電位の潜像
が形成される。この潜像が現像装置４を通過すると、潜
像と背景部との電位差により潜像が背景部と比較して負
極性を帯び、潜像に正トナーが付着して顕像化される。
と、露光された部分の電位が下がりOV近くの電位の潜像
が形成される。この潜像が現像装置４を通過すると、潜
像と背景部との電位差により潜像が背景部と比較して負
極性を帯び、潜像に正トナーが付着して顕像化される。
トナー像を有する感光体１は、転写コロトロン７まで
回転する過程で発光体５に用紙６の先端に対応する背景
部だけを照射される。背景部電位は現像後＋400Vから徐
々に下がるが、発光体５に照射されることによつて像電
位近くまで下げられ、像電位との差が少なくなる。ここ
で発光体５の露光により背景部電位を像電位より下げて
しまうと、像電位部に付着したトナーが背景部との電位
差によつて背景部に移行してしまう。すると画像が不鮮
明になつたり画像濃度が薄くなるという問題が発生す
る。従つてこのような現象を起こさないように、発光体
５は背景部電位が最高電位を下回らない程度に感光体１
を照射して露光するのが好ましい。
回転する過程で発光体５に用紙６の先端に対応する背景
部だけを照射される。背景部電位は現像後＋400Vから徐
々に下がるが、発光体５に照射されることによつて像電
位近くまで下げられ、像電位との差が少なくなる。ここ
で発光体５の露光により背景部電位を像電位より下げて
しまうと、像電位部に付着したトナーが背景部との電位
差によつて背景部に移行してしまう。すると画像が不鮮
明になつたり画像濃度が薄くなるという問題が発生す
る。従つてこのような現象を起こさないように、発光体
５は背景部電位が最高電位を下回らない程度に感光体１
を照射して露光するのが好ましい。
発光体５は、露光装置３と同様にLED、レーザ、ラン
プ等、如何なるものであつてもよい。
プ等、如何なるものであつてもよい。
発光体５によつて背景部電位を下げられた感光体１は
転写コロトロン７まで回転し、タイミングをとつて搬送
された用紙６と重ね合わされる。そして転写コロトロン
７により用紙を負に帯電すると、感光体上のトナー像は
用紙６に転写される。続いて剥離コロトロン８により用
紙を正に帯電させ、感光体１との電位差を少なくするこ
とにより、用紙６は感光体１から容易に剥離する。そし
て用紙６は剥離爪９にすくい上げられて定着装置11へ案
内され、圧力等によりトナー像を定着される。
転写コロトロン７まで回転し、タイミングをとつて搬送
された用紙６と重ね合わされる。そして転写コロトロン
７により用紙を負に帯電すると、感光体上のトナー像は
用紙６に転写される。続いて剥離コロトロン８により用
紙を正に帯電させ、感光体１との電位差を少なくするこ
とにより、用紙６は感光体１から容易に剥離する。そし
て用紙６は剥離爪９にすくい上げられて定着装置11へ案
内され、圧力等によりトナー像を定着される。
なお、本発明において、発光体５は感光体１の用紙６
と重ね合わされる全領域を照射せず、用紙６の先端に対
応する背景部だけを照射する構成である。
と重ね合わされる全領域を照射せず、用紙６の先端に対
応する背景部だけを照射する構成である。
本発明によれば、感光体上のトナー像を用紙に転写す
る前に、発光体により感光体を照射して予め転写用紙の
先端に対応する背景部の電位を下げておく構成なので、
転写後に、印加電圧の低い剥離コロトロンによつても感
光体上の残留電位と用紙の電位との差を少なくすること
ができ、容易に用紙を感光体から剥離することができ
る。
る前に、発光体により感光体を照射して予め転写用紙の
先端に対応する背景部の電位を下げておく構成なので、
転写後に、印加電圧の低い剥離コロトロンによつても感
光体上の残留電位と用紙の電位との差を少なくすること
ができ、容易に用紙を感光体から剥離することができ
る。
第１図は電子写真装置の感光体周囲の概略図である。 図中符号： １…感光体、２…帯電コロトロン、３…露光装置、４…
現像装置、５…発光体、６…用紙、７…転写コロトロ
ン、８…剥離コロトロン、９…剥離爪、10…クリーニン
グ装置、11…定着装置
現像装置、５…発光体、６…用紙、７…転写コロトロ
ン、８…剥離コロトロン、９…剥離爪、10…クリーニン
グ装置、11…定着装置
Claims (1)
- 【請求項１】反転現像を行う電子写真装置の用紙剥離装
置において、 感光体周囲の現像装置と転写装置との間に配置され、且
つ転写用紙先端に対応する感光体上の背景部だけに対し
て電位の低下がトナー像電位以上で止まる光量で照射す
る発光体を有することを特徴とする用紙剥離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62060223A JP2611212B2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | 用紙剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62060223A JP2611212B2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | 用紙剥離装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63228182A JPS63228182A (ja) | 1988-09-22 |
| JP2611212B2 true JP2611212B2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=13135951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62060223A Expired - Fee Related JP2611212B2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | 用紙剥離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2611212B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5289128U (ja) * | 1975-12-26 | 1977-07-04 | ||
| JPS6032077A (ja) * | 1983-08-02 | 1985-02-19 | Canon Inc | 電子写真装置 |
| JPS6231874A (ja) * | 1985-08-02 | 1987-02-10 | Toshiba Corp | 画像形成装置 |
-
1987
- 1987-03-17 JP JP62060223A patent/JP2611212B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63228182A (ja) | 1988-09-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |