JPH06175440A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06175440A
JPH06175440A JP35258292A JP35258292A JPH06175440A JP H06175440 A JPH06175440 A JP H06175440A JP 35258292 A JP35258292 A JP 35258292A JP 35258292 A JP35258292 A JP 35258292A JP H06175440 A JPH06175440 A JP H06175440A
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JP35258292A
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Nobuyuki Ito
展之 伊東
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Canon Inc
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  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の転写同時露光ランプを用いると転写材
の厚み、色によって感光体に到達する光量が変化し、性
能が安定しない。しかも転写材と感光体との間のトナー
像によって露光ムラが生じ画像ムラを生じさせる。 【構成】 感光体ベルト1′は透明で、感光体ベルト
1′の内側に転写帯電器5と対向して転写同時露光ラン
プ14を配設した。又遮光板15を設けてある。これに
よって感光体へ一定光量が均一に到達し、転写時の飛び
散り画像、画像ムラの発生を防止出来、100%近い転
写効率を得ることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は静電転写プロセスを利
用する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(1) 従来、画像形成装置、例えば複写機としては図
7,8,9に示されるものなどがある。感光体1の周面
が図示矢印方向に移動すると、一次帯電器2により、そ
の表面が一様帯電され、次に像露光3され感光体1の表
面に静電潜像が形成される。感光体1の周面が現像器4
位置を通過することにより静電潜像はトナーによって可
視像とされ、転写帯電器5によって転写材Pにこの可視
トナー像が転写され、転写材Pは分離帯電器6によって
感光体1から分離され、不図示の定着器へ送られ定着さ
れる。一方転写後の感光体1の表面はクリーニング器7
でトナーを除去される。
【0003】上記この種の複写機では転写効率を上げる
ため、図7に示すように現像器4の下流側に転写前露光
ランプ8を設けて、この露光ランプ8により感光体1を
照射することにより感光体1の像電位を下げている。
【0004】また、特開昭60−8870号公報や特開
昭60−42778号公報の発明では、感光体1を透明
感光体ベルト1′とした図8のような場合には、転写前
露光ランプ8′の光を透明感光体1′の内側から転写前
に感光体1′に照射し、感光体ベルト1’の表面電位を
下げるという方法が提案されている。
【0005】その他、実公昭40−17412号公報の
考案では図9のように転写同時露光ランプ8″を転写帯
電装置5の後方から転写材Pを通して感光体1を照射す
ることにより、感光体1の像電位を下げる方法が提案さ
れている。
【0006】(2) 又、感光体表面に静電的に形成し
たトナー像を紙などの転写材に静電的に転写する工程を
含む上記の画像形成装置においては、転写の際、転写材
に印加する転写バイアスは通常感光体と転写材の接触す
る局部にのみ転写電界が発生するように設計されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
「課題1」しかしながら、例えば図9の実公昭40−1
7412号公報に記載されたものの場合、転写材の厚
み、色によって感光体に到達する光量が変化し、性能が
安定しない。しかも転写材と感光体との間のトナー像に
よつて露光ムラが生じゴースト(画像ムラ)を生じさせ
る。
【0008】また、図10に示すようにして一次帯電器
2、現像器4、クリーニング器7等を取りはらいドラム
状の感光体1表面に導電ワイヤー9を貼布し、導電ワイ
ヤー9が転写帯電器5の位置を通過時に転写動作を行
い、導電ワイヤー9と導通している電極32の電位を電
位計33で測定し、オシロスコープ34で表示すること
によって感光体表面が転写材背面側の正極放電の転写帯
電器5、交流放電の分離帯電器6から受ける影響をモニ
ターした。その結果図11のように転写帯電器5によっ
て転写材Pを通して、感光体1が帯電されていることが
明らかになった。これは転写前露光ランプ8を照射した
場合もほとんど変わらない結果だった。これは転写前露
光ランプ8の効果がないというものでなく、光メモリー
によって転写時の帯電能に差が生じるかを見たものであ
る。潜像電位が残っている実際の場合には、特に転写前
露光ランプ8が無ければ、その分数百V高目の結果にな
ると考えられる。
【0009】尚、分離帯電器6からは、交流コロナ放電
が行なわれているため、電位は振動減衰している。
【0010】以上の結果から特開昭60−8870号公
報や特開昭60−42778号公報等の従来例のように
転写前に感光体表面の電位を落としても転写部において
転写帯電によって感光体は600V以上までも帯電して
しまうことが明らかになった。転写時の転写材の背面電
位が1000V程度なので電位差は約400Vにしかな
らない。
【0011】本発明は転写と同時に露光を行なう転写手
段を有する画像形成装置の上記課題を解消し、転写と同
時に行う露光が感光体に一様に作用できる転写手段を備
えた画像形成装置を提供することを目的としている。
【0012】「課題2」しかしながら、上記従来の技術
の(2)で述べたように感光体と転写材の接触する局部
にのみ転写電界が発生するように意図して設計したとし
ても、実際転写材に与えられた転写電荷は、転写材表面
をつたって、感光体と転写材の接触局部外へも流れてし
まうため接触局部外にも転写電界を発生させてしまう。
この時、図15のように転写材Pと感光体1が接触する
前にトナー画像内のトナー粒子(トナー像T)が空隙A
を飛翔転写する現象が多々生じる。この結果感光体1上
のトナー像Tは、転写材P上に忠実に転写されず、トナ
ー像T周辺がにじむ所謂飛びちり画像T′となり(図1
6)、コピーの高画質化を大きくはばむ原因となってい
る。
【0013】これを防ぐために転写帯電器5を転写材P
が感光体1に十分密着した後で転写電界が作用するよう
に配置する等、接触不十分による空隙部の電界が作用し
ないよう工夫されているが現在の高画質レベルには、全
く不十分な効果しか得られていない。さらに積極的に
は、実開昭59−170862号公報に示されているよ
うに、転写に先立って転写材Pにトナーと同極性の電荷
を与えておいて、このような空隙Aで転写を防ぐ工夫も
提案されているが転写効率が落ちる上、効果も不十分の
為実施されていない。また、転写効率を向上する目的で
しばしば利用される感光体上のトナー像にあびせかける
転写前帯電・露光を行うと、トナーを感光体に引きつけ
ている潜像電位を消失させるために飛翔転写が起きやす
いため一層飛びちり画像が発生しやすい。
【0014】従って、本発明は転写時に飛びちり画像が
なく、且つ転写効率のよい画像形成装置を提供すること
を目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は帯
電トナー像が付着した透明性を有する感光体に転写材を
当接させ、転写材の感光体表面に接している面と反対側
の背面に、転写帯電器によってトナー像と逆極性の電位
を与え、トナー像を転写材に転写させる画像形成装置に
おいて、転写部における感光体の転写材との当接面と反
対側の面の側より感光体を転写と同時に露光する転写同
時露光装置を備えたことを特徴とする画像形成装置であ
る。
【0016】本発明の第2の発明は転写材が感光体に当
接する前の感光体に、転写同時露光装置の露光が照射さ
れない照明範囲限定手段を設けたことを特徴とする第1
の発明に記載の画像形成装置である。
【0017】本発明の第3の発明は転写露光装置の感光
体の移動方向に関し上流側に照明範囲限定手段として遮
光板を有することを特徴とする第2の発明に記載の画像
形成装置である。
【0018】本発明の第4の発明は現像器におけるバイ
アス電源が、交流であることを特徴とする第1の発明か
ら第3の発明の何れか1つに記載の画像形成装置であ
る。
【0019】本発明の第5の発明は帯電トナー像が付着
した感光体に転写材を当接させ転写材の感光体表面に接
している面と反対側の背面に、転写帯電器によってトナ
ー像と逆極性の電位を与え、トナー像を転写材に転写さ
せる画像形成装置において、転写材が感光体に当接した
後で、且つ、転写前に感光体およびトナー像を転写材背
面より交流帯電する交流帯電手段と、感光体の転写材と
の当接面と反対側の面の側より感光体を露光する転写前
露光装置の少なくても1つを設けたことをを設けたこと
を特徴とする画像形成装置である。
【0020】本発明の第6の発明は転写帯電器と交流帯
電手段の間にセルフバイアス回路を設けたことを特徴と
する第5の発明に記載の画像形成装置である。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0022】実施例1〜3は、課題1に対応している。
【0023】「実施例1」図1において、感光体として
透明性を有するベルト状の負極帯電性感光体ベルト1′
を用いその周辺部に負極性の一次帯電器2、像露光(バ
ックグラウンド露光)3、現像器4、転写材搬送路1
1、負極性直流の転写帯電器5及び分離帯電器6、定着
器13、除電帯電器12、クリーニング器7及び前露光
ランプ10が感光体ベルト1′の回転方向(矢印)に沿
って上記順序で配置されている。また、現像工程より感
光体ベルト1′の表面に形成された正帯電しているトナ
ー像を転写材搬送路11より送られてきた転写材Pに転
写する転写領域には、感光体ベルト1′の内側に転写同
時露光ランプ14が設置されていて、感光体ベルト1′
の内面に向けて照射された光により感光体ベルト1′を
内側より露光できるようになっている。転写同時露光ラ
ンプ14の光がトナー像の付着した転写前の感光体ベル
ト1′を照射しない様に照明範囲限定手段として転写同
時露光ランプ14に遮光板15が付設してある。上記の
感光体ベルト1′は約1000Vcm2 /μJの感度の
ものであり、約400mm/sの周速度で走行してい
る。転写同時露光は感光体1に対して感度の高いものを
使用するのがよく、実験では光の波長650nmのもの
を使用し、転写部で約1ルクスで1秒照射したところ感
光体表面電位は数十Vまで低下した(トナー像なし)。
実際の複写時の転写効率は、従来90%程度だったが転
写同時露光によって約99%と、ほぼ100%近い結果
が得られた。これは、転写時の転写材背面と感光体表面
との電位差がほぼ1000Vとなり、従来の400V程
度から格段に転写電界が向上したためである。
【0024】尚、遮光板15がないと転写同時露光ラン
プ14の光が転写前、感光体ベルト1′にトナー像を引
きつけている感光体電位を消失させ転写材Pが感光体ベ
ルト1′に当接する前にトナー像が転写材Pへ飛翔転写
し、飛び散り画像となってしまうばかりか、現像器4部
での潜像電位の低下による異常画像を生じることがわか
った。
【0025】ところで、本発明は現像器4に印加する現
像バイアスが直流である場合よりも交流である場合の方
が、より一層効果が得られることが判明した。一方、現
像後の感光体上のトナー像の単位重量当りの電荷量が直
流に比べて交流の方が大きいという結果が得られた。本
発明は転写電界を大きくする方法であるから転写力F=
qEにより、トナーの帯電量qが大きい程良い結果が得
られると考えられる。したがって転写前帯電器等によっ
て帯電量をコントロールすることも望ましい。
【0026】「実施例2」図2に示すようなドラム型感
光体1へ本実施例を応用することも可能である。但し、
感光層の下の導電性シリンダには、透明のものを使用す
る必要がある。例えば軸16の一端が複写機本体に固定
されて不動であり、面状発光体の転写同時露光器17の
支持台18は遮光板15をこの露光器17の傍に備え、
軸16に固定されている。遮光板15は転写同時露光器
17の光が転写部へ進入前の感光体1を照射しない位置
にある。感光体1の駆動方法について詳しく述べると、
例えば図3のように感光体1に軸16を通し感光体1に
固定した端板22及びドラムギア19中心孔1aを軸1
6に回転自在に嵌合し、複写機本体に固定された軸16
の中間部及び転写同時露光器支持台18等を感光体1中
に収容し、芯決め板21の孔21aに軸16の他端を嵌
合し、小ねじ21bで本体に組みつける。ドラムギア1
9は本体に配設された駆動ギア23及び1つ又は複数の
従動ギア24にかみ合わせる。このようにして駆動ギア
23を回転させることによって感光体1を駆動し、トナ
ー像が転写帯電器5の位置に来るのと同期して転写材P
が同位置に送り込まれ、転写帯電器5、分離帯電器6の
付勢と合せて転写同時露光器17は発光し、感光体1を
裏側より露光する。
【0027】「実施例3」以上までは、例えば原稿に光
を照射し、その反射光によって感光体に静電潜像を形成
する、所謂アナログのバックグラウンド露光に主として
適用するものである。本実施例では、デジタル系即ちレ
ーザ、LED等を使用したイメージ露光の場合について
述べる。
【0028】図4(A)(B)は現像、転写における感
光体表面の電位を示す。図4(A)に示すように、感光
体上の画像部PCの潜像が非画像部PFの高い負極性電
位−VD に対して、低い−VL で形成されていて、その
部分に負極性トナー像Tが現像されている場合、通常図
(B)のように転写時には転写帯電器5でもって正極性
電荷を転写材Pの背面に付与する。しかし、その際特に
転写材Pの抵抗が高い低湿環境下では感光体表面の電位
の影響を受けやすく、図のように正極性電荷は負極性電
位の強い非画像部PFに引っぱられ、画像部PCの転写
電界が低下し転写効率を悪くしたり、非画像部PFへの
トナーの飛び散り等を発生させる。
【0029】そこで転写前露光を行う方法等が従来提案
されている。即ち、転写前露光ランプ8によって、転写
前に非画像部PFの電位を落とすものである。しかし、
実際には図5に示すようにその制御は難しい。即ち、非
画像部電位VD と画像部電位VL の電位差VD −VL
は、常に一定ではない。これは濃度によって画像部電位
L が変わるためである。したがって、潜像によっては
その転写前露光は、強すぎたり弱すぎたりするのであ
る。特に強すぎた場合、現像後の状態を図5(A)とす
ると図5(B)のようにトナーの影で光照明の弱い画像
部PCの電位が、非画像部PFの電位より高くなり、感
光体の電位と同極性のトナーは、画像部電位と反発し、
飛び散りを起こす。また、図5(C)のように適度に画
像部と非画像部の電位差を縮められたとしても、この反
転現像系ではトナーの感光体との付着力が小さいものを
さらに小さくするため、転写される前に、飛散29して
しまったり、図5(D)に示す転写領域Xに到達する前
に、飛翔転写(プリ転写)30してしまうことに因る像
のにじみが発生する。
【0030】そこで図6の本発明のように、感光体に転
写材Pが密着してから、転写同時露光ランプ14又は転
写同時露光器17の点燈及び転写帯電器5の放電を同時
に行うことによって、前述の不都合なく、良好な転写が
実現することができる。
【0031】実施例4〜6は課題2に対応している。
【0032】「実施例4」図12においてTは現像後の
粉末トナー像であり、負電荷を帯び感光体1上の画像部
の正極帯電部分に引きつけられている。
【0033】転写材搬送路11を通って運ばれた転写材
Pは図中a付近で感光体1へ当接する。
【0034】この際、感光体1上のトナー像Tは感光体
1の潜像電位+VD に引きつけられているため飛翔転写
による画像飛び散りは発生しない。
【0035】続いて、図中b付近で転写材Pの背面から
交流放電の転写前帯電器25によって感光体1の潜像電
位は+VD ボルトからほとんど0ボルトとなる。一方、
転写材Pと感光体1に挟まれたトナー像Tは負極性電荷
を帯びやすい樹脂で出来ており、この転写前帯電の作用
に因り、一層強く負極性帯電するので、転写前のb付近
で感光体1及びトナー像Tは転写に好適な状態になる。
そして図中c付近にて転写帯電器5の正極のコロナ放電
によって転写材Pの背面が正極帯電し、これに強く負極
帯電したトナー像Tはしっかりと引きつけられ転写材P
に転写する。
【0036】さらに進んでd付近で分離帯電器6の交流
放電によって転写材P背面の転写電位は適度に除電さ
れ、転写材Pのこしで力学的に分離し定着器へと進む。
【0037】転写前帯電器25および分離帯電器6はと
もに交流放電装置であるが、転写前帯電器25の目的は
感光体1の潜像電位の消去及びトナーの帯電であるた
め、強く、負極性に偏移しているのに対し、分離帯電器
6の目的は、転写材P背面の電位を除電するためである
ため、ほぼ正負等しい量の交流放電であることが異な
る。
【0038】尚、転写前帯電を負極性の直流にした場
合、感光体1の潜像電位の消去及びトナーの帯電は可能
だが、転写材Pの背面が強く負極性帯電したり隣の転写
帯電器5に因る正極性の転写電位を減衰させるなどし
て、転写効率を著しく低下させてしまう。
【0039】「実施例5」実施例4のごとき構成の場
合、高湿環境等で、、転写材として低い表面抵抗を有す
る転写紙が使用された場合、転写抜けを生じることがあ
った。これは転写電位を形成する転写紙背面の正電荷が
図12のb付近まで移動し、転写前帯電によって消滅し
てしまうためと考えられる。
【0040】そこで図13のように、転写前帯電器25
と転写帯電器5の間に高抵抗器26−2や、ダイオード
26−3等のインピーダンス素子を介して接地された導
電ローラ26−1を転写材P背面に接触させる。このロ
ーラ26−1は、転写電荷によってセルフバイアスさ
れ、転写電位の低下を防ぐ作用が生じる。
【0041】このローラ26−1のような作用をする方
法であれば、どんな方法でも構わない。またこのローラ
26−1の汚れをとるクリーニング手段やこのローラ2
6−1を感光体1に離接するなどしてもよい。
【0042】「実施例6」図14において、負極帯電性
感光体ベルト1′の周辺部に負極性一次帯電器2、像露
光(バックグラウンド露光)3、現像器4、転写材搬送
路11、交流放電の転写前帯電器25、負極性直流の転
写帯電器5、及び交流放電の分離帯電器6、搬送ベルト
27、定着器13、クリーニング前帯電器12、クリー
ニング器7及び前露光ランプ10が感光体ベルト1′の
回転方向(矢印)に沿って上記順序で配置されている。
そして、現像工程によって、感光体ベルト1′の表面に
形成された正帯電しているトナー像に転写材搬送路11
より送られてきた転写材Pが当接される。転写前帯電を
行うところでは感光体ベルト1′を挟んで転写前帯電器
25の反対側(感光体ベルトの内側)に転写前露光ラン
プ31が配設されており、感光体ベルト1′潜像電位を
消去する。この助けによって、転写前帯電によって潜像
電位の消去までも行う必要はなくなり、トナー像の帯電
補助のみ効果があればよいので出力を弱めることができ
る。
【0043】したがつて、転写帯電器5に及ぼす転写電
位低下という弊害をなくせる。
【0044】尚、感光体ベルト等を使用する場合には、
各装置の配置の自由度が大きい為、例えば図14のよう
に転写前帯電器25と、転写帯電器5との距離を大きく
とることによっても、前述の転写紙背面の正電荷が転写
前帯電器25によって消滅するという弊害を防ぐことが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の発明
によれば転写部における感光体の転写材当接面と反対面
側より感光体を転写同時露光することによって、転写時
の飛び散り画像、画像ムラの発生等の不都合を防止する
と共に100%近い転写効率を得ることが可能である。
このため、画質がよく、廃トナーのきわめて少ない画像
形成装置を提供できる。
【0046】本発明の第2の発明は第1の発明において
照明範囲限定手段を設けたため、転写同時露光装置の露
光が転写部外を照射しないので第1の発明の効果を確保
できる。
【0047】本発明の第3の発明は第2の発明において
照明範囲限定手段として遮光板を設けたので照明範囲の
限定が簡単で正確にできる。
【0048】本発明の4の発明は第1〜第3の発明にお
いて現像器におけるバイアス電源が交流であるため、現
像後の感光体上のトナー像の電荷量が大きく、転写前に
飛翔転写が生じ難く高画質が得られる。
【0049】本発明の第5の発明によれば、転写材が感
光体に当接した後で、且つ、転写前に感光体およびトナ
ーを転写材及びトナー像を交流帯電する交流帯電手段を
設けたから、感光体へ転写材が当接する前にトナーを感
光体に引きつけている潜像電位を消失させないため飛翔
転写による飛び散り画像を防ぎ、且つ転写直前に交流帯
電手段により潜像電位を消失させ、トナー帯電量を適正
化することによって、転写効率を向上させることができ
る。
【0050】昨今、再利用等が叫ばれている複写機か
ら、排出される廃トナー量を減らす効果及びトナーの飛
び散りの無い高濃度の高画質な画像が得られる効果があ
る。
【0051】本発明の第6の発明によれば第5の発明に
おいて転写材を通じて転写電荷が転写前の交流帯電手段
に作用し転写電位が低下してしまうのを防止する効果が
あり、第5の発明の効果が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の縦断面図である。
【図2】本発明の実施例2の縦断面図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】A,Bは転写前露光の作用効果例を説明する模
式図である。
【図5】A,B,C,Dは転写前露光の作用効果例を説
明する模式図である。
【図6】A,Bは本発明の実施例3の作用効果例を説明
する模式図である。
【図7】従来例(1) の縦断面図である。
【図8】従来例(1) の縦断面図であるる
【図9】従来例(1) の縦断面図である。
【図10】実験装置の斜視図である。
【図11】図10の実験装置による実験結果の感光体表
面電位を示す線図である。
【図12】本発明の実施例4の要部を示す縦断面図であ
る。
【図13】本発明の実施例5の要部を示す縦断面図であ
る。
【図14】本発明の実施例6の要部を示す縦断面図であ
る。
【図15】飛翔転写による飛び散り画像を説明する模式
図である。
【図16】飛び散り画像を示す平面図である。
【符号の説明】
1 感光体 1′ 感光体ベルト 4 現像器 5 転写帯電器 6 分離帯電器 14 転写同時露光ランプ 17 転写同時露光器 25 転写前帯電器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電トナー像が付着した透明性を有する
    感光体に転写材を当接させ、転写材の感光体表面に接し
    ている面と反対側の背面に、転写帯電器によってトナー
    像と逆極性の電位を与え、トナー像を転写材に転写させ
    る画像形成装置において、転写部における感光体の転写
    材との当接面と反対側の面の側より感光体を転写と同時
    に露光する転写同時露光装置を備えたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 転写材が感光体に当接する前の感光体
    に、転写同時露光装置の露光が照射されない照明範囲限
    定手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像
    形成装置。
  3. 【請求項3】 転写露光装置の感光体の移動方向に関し
    上流側に照明範囲限定手段として遮光板を有することを
    特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 現像器におけるバイアス電源が、交流で
    あることを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 帯電トナー像が付着した感光体に転写材
    を当接させ、転写材の感光体表面に接している面と反対
    側の背面に、転写帯電器によってトナー像と逆極性の電
    位を与え、トナー像を転写材に転写させる画像形成装置
    において、転写材が感光体に当接した後で、且つ、転写
    前に感光体およびトナー像を転写材背面より交流帯電す
    る交流帯電手段と、感光体の転写材との当接面と反対側
    の面の側より感光体を露光する転写前露光装置の少なく
    ても1つを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 転写帯電器と交流帯電手段の間にセルフ
    バイアス回路を設けたことを特徴とする請求項5に記載
    の画像形成装置。
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