JP2600995B2 - 自動車のフロントピラー構造 - Google Patents

自動車のフロントピラー構造

Info

Publication number
JP2600995B2
JP2600995B2 JP2210716A JP21071690A JP2600995B2 JP 2600995 B2 JP2600995 B2 JP 2600995B2 JP 2210716 A JP2210716 A JP 2210716A JP 21071690 A JP21071690 A JP 21071690A JP 2600995 B2 JP2600995 B2 JP 2600995B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pillar
steering member
flange portion
door hinge
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2210716A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0492773A (ja
Inventor
太 大池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2210716A priority Critical patent/JP2600995B2/ja
Publication of JPH0492773A publication Critical patent/JPH0492773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600995B2 publication Critical patent/JP2600995B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車のフロントピラー構造に関する。
従来の技術 第6〜8図は従来の構造を示すもので、1はピラーア
ウタ2とピラーインナ3とで閉断面に形成したフロント
ピラーを示し、ピラーアウタ2の後端部には、段部壁と
しての図外のフロントドアを閉扉した際にドアウエザー
ストリップが弾接するシール壁4を有段成形してある。
このシール壁4はドアDの上縁で形成するドアウエスト
ラインD・Wよりも若干上方位置からサイドシル5との
接合部分に亘って形成されている。また、ピラーアウタ
2のドアヒンジ取付面の内面にはドアヒンジプレース6
をスポット溶接により接合してある。このドアヒンジブ
レース6は断面略コ字形に形成されていて、ピラーアウ
タ2のドアヒンジ取付面の内面は勿論、前端部をピラー
アウタ2の前壁にそれぞれ接合してあると共に、後端部
にはピラーインナ3の内面に当接するフランジ部7を曲
折成形してあり、該フランジ部7の端末をピラーアウタ
2,ピラーインナ3の後縁フランジ間に挟んでスポット溶
接により接合してある。8は図外のステアリングポスト
ブラケットを支持するステアリングメンバで、両端部に
ブラケット9を設けてあり、各ブラケットを左右フロン
トピラー1,1のピラーインナ3に当接し、該ピラーイン
ナ3を挟んで前記ドアヒンジブレース6のフランジ部7
に共締め固定してある。具体的には、ドアヒンジブレー
ス6のステアリングメンバ取付部には予めウエルドナッ
ト10を配設してあり、このウエルドナット10に車室内側
からボルト11を螺合して、前述のようにピラーインナ3
を挟んでステアリングメンバ8のブラケット9とドアヒ
ンジブレース6のフランジ部7とを共締め固定してあ
る。図中12はドアヒンジ、13はダッシュパネルを示す。
この類似構造は、例えば実開昭62−127859号公報に示さ
れている。
発明が解決しようとする課題 ピラーアウタ2のシール壁4は、側面略くの字状に曲
折したフロントピラー1のウエスト部分にあっては、前
後方向の幅寸法を比較的大きく設定してあり、これに伴
ってドアヒンジブレース6のフランジ7も、前記フロン
トピラー1のウエスト部分に配置される部分の前後方向
の幅寸法を比較的大きく設定して、ステアリングメンバ
8のブラケット9の取付面積を十分に確保できるように
してある。このため、該フランジ部7はドアヒンジブレ
ース6のプレス成形の際に面方向のバラツキが生じ易
く、所謂波打ち状となってベコツキを生じ易い傾向とな
る。このような状況と併せて、ピラーアウタ2のシール
壁4とピラーインナ3との間隔が狭く、しかも、ウエス
ト部分では前述ように前後方向の幅寸法が大きくなって
いるため、フロントピラー1の前記くの字状に曲折した
ウエスト部分に上下方向の曲げ入力が作用すると、ドア
ヒンジブレース6のフランジ部7が介在していても、該
フロントピラー1の後端部コーナー部cが車幅方向に変
形する可能性がある。そこで、本発明は特に専用の補強
材を用いることなく、前記フロントピラーのウエスト部
後端部分のコーナー部の曲げ剛性を高めることができる
自動車のフロントピラー構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 フロントピラーの略くの字状に屈曲するウエスト部に
おけるピラーアウタの後端部に段部壁を有段成形すると
ともに、前記ピラーアウタの内面に接合したドアヒンジ
ブレースの後端部に、前記段部壁とピラーインナとの間
に配置されるフランジ部を形成し、左右フロントピラー
のピラーインナ間に架設されるステアリングメンバの端
部を、ピラーインナの内面に当接するフランジ部のステ
アリングメンバ締結部に、ピラーインナを挟んで共締め
固定するようにした構造において、前記段部壁とピラー
インナとの間に複数個の閉断面部を形成するように、前
記フランジ部を上下に有段成形し、前記ステアリングメ
ンバ締結部の上,下部からピラーアウタ側に突出する支
持部を、前記段部壁の裏面に接合してある。
作用 ドアヒンジブレースのフランジ部は、有段成形によっ
て面剛性が高められ、ベコツキの発生が回避される。ま
た、フロントピラーのウエスト部後端部分のコーナー部
では、ドアヒンジブレースのフランジ部がピラーインナ
にステアリングメンバの端部と共締め固定され、かつ、
支持部がピラーアウタの段部壁に接合されて、これらピ
ラーインナと段部壁とがフランジ部で結合され、かつこ
れらピラーインナと段部壁との間に複数個の閉断面部が
区画形成され、以って、車幅方向の曲げ剛性はもとより
前後方向の曲げ剛性が高められる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜5図において、1はピラーアウタ2とピラーイ
ンナ3とで閉断面に形成したフロントピラー、4は段部
壁としてピラーアウタ3の後端部に有段成形されて、図
外のドアウエザーストリップを受けるシール壁で、この
シール壁4はドアウエストラインD・Wよりも若干上方
位置からサイドシル5(第6図参照)との接合部分に亘
って形成されていて、該シール壁4は、フロントピラー
1の側面略くの字状に曲折したウエスト部分にあって
は、前後方向の幅寸法を比較的大きく設定してある。
20はピラーアウタ2のドアヒンジ取付面の内面に接合
した断面略コ字形のドアヒンジブレースで、前端部はピ
ラーアウタ2の前壁に接合してある。このドアヒンジブ
レース20の後端部にはピラーインナ3側に向けてフラン
ジ部21を曲折成形してある。このフランジ部21は略上半
部の一般部22がピラーアウタ2とピラーインナ3の後縁
フランジ間に挟んで接合される。また、該フランジ部21
の略下半部には、背面にウエルドナット10が配設され
て、ピラーインナ3の内面に当接するステアリングメン
バ締結部23,23と、これらステアリングメンバ締結部23,
23の上,下部にアウタピラー2側に突出する支持部24,2
4を有段成形してある。本実施例ではステアリングメン
バ取付部23と支持部24とを上下方向に交互に有段成形し
てあって、この支持部24,24をピラーアウタ2のシール
壁4裏面にスポット接合し、そして、ステアリングメン
バ締結部23をピラーインナ3を挟んでステアリングメン
バ8端のブラケット9とボルト11により共締め固定して
ある。また、ドアヒンジブレース20のヒンジ取付ボルト
挿通するボルト孔25,25間には、ピラーインナ3側に膨
出する複数条のビート26を前後方向に有段成形してあ
り、これらビート26とピラーアウタ2との間にも閉断面
部が形成されて、ドアヒンジ取付部周りを更に補強し、
ドア荷重によるフロントピラー1の変形を確実に防止で
きるようにしてある。
以上の実施例構造によれば、ドアヒンジブレース20後
端部のフランジ部21に形成したステアリングメンバ締結
部23は、その上下部に有段成形した支持部24によってプ
レス成形管理面積が小さくされるため、面方向のバラツ
キが生じにくく、従って、ベコツキを生じることはな
い。また、フロントピラー1のウエスト部の後部コーナ
ー部cでは、シール壁4が前後方向に比較的広幅に形成
されるので、上下方向の曲げ入力で車幅方向に曲げ変形
が生じる傾向にあるが、丁度この後部コーナー部cに
は、ドアヒンジブレース20のフランジ部21のステアリン
グメンバ締結部23がピラーインナ3にステアリングメン
バ8端部のブラケット9と共締め固定され、かつ、その
上,下部の支持部24がピラーアウタ2のシール壁4に接
合されていて、これらピラーインナ3、シール壁4がフ
ランジ部21で結合され、かつ、これらピラーインナ3、
シール壁4間に複数個の閉断面部が区画形成され、以っ
て、車幅方向の曲げ剛性はもとより、前後方向の曲げ剛
性を高めることができる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ドアヒンジブレース後
端部のフランジ部は、ステアリングメンバ取付部の上,
下部に支持部を有段成形してあるため、ステアリングメ
ンバ取付面積を確保する上から、該フランジ部の前後方
向幅寸法を比較的大きくしてあっても、前記ステアリン
グメンバ締結部のプレス成形管理面積は小さくされるの
で、プレス成形時に面方向のバラツキがなく、ピラーイ
ンナ裏面との整合性が高められ、かつ、該フランジ部の
面剛性を高めることができる。しかも、このステアリン
グメンバ締結部がピラーインナにステアリングメンバ端
と共締め固定され、かつ、支持部がピラーアウタの段部
壁に接合されて、これらピラーインナ、段部壁がフラン
ジ部で結合されると共に、複数の閉断面部が構成される
ため、該フランジ部の介装部分の車幅方向曲げ剛性はも
とより、前後方向曲げ剛性を高められ、かつ、ステアリ
ングメンバの取付剛性を一段と高めることができるとい
う実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す第5図A−A線に相当
する断面図、第2図,第3図,第4図は同第5図のB−
B線,C−C線,D−D線に相当する断面図、第5図は同実
施例におけるドアヒンジブレースの斜視図、第6図は自
動車のフロントピラー部の側面図、第7図は従来の構造
を示す斜視図、第8図は第7図のE−E線に沿う断面図
である。 1……フロントピラー、2……ピラーアウタ、3……ピ
ラーインナ、4……シール壁(段部壁)、8……ステア
リングメンバ、20……ドアヒンジブレース、21……フラ
ンジ部、23…ステアリングメンバ締結部、24……支持
部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロントピラーの略くの字状に屈曲するウ
    エスト部におけるピラーアウタの後端部に段部壁を有段
    成形するとともに、前記ピラーアウタの内面に接合した
    ドアヒンジブレースの後端部に、前記段部壁とピラーイ
    ンナとの間に配置されるフランジ部を形成し、左右フロ
    ントピラーのピラーインナ間に架設されるステアリング
    メンバの端部を、ピラーインナの内面に当接するフラン
    ジ部のステアリングメンバ締結部に、ピラーインナを挟
    んで共締め固定するようにした構造において、前記段部
    壁とピラーインナとの間に複数個の閉断面部を形成する
    ように、前記フランジ部を上下に有段成形し、前記ステ
    アリングメンバ締結部の上,下部からピラーアウタ側に
    突出する支持部を、前記段部壁の裏面に接合したことを
    特徴とする自動車のフロントピラー構造。
JP2210716A 1990-08-09 1990-08-09 自動車のフロントピラー構造 Expired - Lifetime JP2600995B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2210716A JP2600995B2 (ja) 1990-08-09 1990-08-09 自動車のフロントピラー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2210716A JP2600995B2 (ja) 1990-08-09 1990-08-09 自動車のフロントピラー構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0492773A JPH0492773A (ja) 1992-03-25
JP2600995B2 true JP2600995B2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=16593921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2210716A Expired - Lifetime JP2600995B2 (ja) 1990-08-09 1990-08-09 自動車のフロントピラー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600995B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4760676B2 (ja) * 2006-11-10 2011-08-31 トヨタ自動車株式会社 車両のピラー部構造
JP2009166557A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Toyota Motor Corp 車両の車体構造
JP2010228712A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Isuzu Motors Co (Thailand) Ltd 車体の前部構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627499Y2 (ja) * 1987-10-12 1994-07-27 三菱自動車工業株式会社 車両用デッキクロスメンバ支持部構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0492773A (ja) 1992-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6017414Y2 (ja) 自動車のフロントデツキ部の結合構造
JP2816484B2 (ja) 車両のフロア部構造
JP4010817B2 (ja) 車両の車体フレーム構造
JP3444773B2 (ja) 自動車のフェンダー構造
JP3804321B2 (ja) 車両のシャシフレーム衝突安全構造
JP2600995B2 (ja) 自動車のフロントピラー構造
JP3670502B2 (ja) マウントブラケット
JP4186249B2 (ja) 車両のバンパー構造
JP3274080B2 (ja) 自動車のバックドア開口部の補強構造
JP3432383B2 (ja) バックドアの補強構造
JP4154918B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP3312270B2 (ja) サイドシルの結合構造
JPH0248298Y2 (ja)
JP3508174B2 (ja) 自動車のドア構造
JP3185392B2 (ja) 車体の下部構造
JP3052382B2 (ja) 自動車ドア用インパクトビーム
JP2944929B2 (ja) 車両における下部ボディ構造
JP3274079B2 (ja) 横開き式バックドアの支持構造
JPH11245845A (ja) キャブオーバ型トラックのキャブ構造
JP3165243B2 (ja) 自動車の前部車体構造
KR200197884Y1 (ko) 자동차 크로스멤버의 마운팅구조
JPH0112995Y2 (ja)
JP2581109Y2 (ja) 自動車の車体構造
JPH0347977Y2 (ja)
JPH035179Y2 (ja)