JP2588706B2 - 潜在ループヤーン - Google Patents

潜在ループヤーン

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は走行する糸を圧空乱流域に導き、該圧空乱流
域ににおいて糸の表面にループ、タルミを形成せしめて
得られるループヤーンに関する。更に詳しくは糸に潜在
的なループ、タルミを付与し、製編織して布帛とした
後、潜在しているループ、タルミを顕在せしめることが
できる潜在ループヤーンに関する。
[従来の技術] マルチフイラメント糸を構成する個々のフイラメント
に微細なループ、タルミを付与したループヤーンは崇高
で腰のある布帛状物が得られるという特徴を持つため・
従来から種々のものが提案されている。
しかしこの種の糸は糸表面に突出したループ、タルミ
を有しているために、紡績糸と同様、製編織の過程にお
いて、ガイド、テンサなどの摩擦接触部分に引っ掛かっ
て異状張力を発生して、これらの部材を損傷したり、糸
切れを生じたりして操業上のトラブルが多く、高密度織
物のタテ糸としては不向きであった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は上記した従来技術の欠陥を改善し、高
密度の織物のタテ糸にも使用可能な新規な潜在ループヤ
ーンを提供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記の目的を達成するため次の構成からるも
のである。
すなわち、沸騰水収縮率差が少なくとも5%ある少な
くとも2種の合成繊維マルチフィラメント糸からなる複
合マルチフィラメント糸であって、沸騰水収縮率の高い
合成繊維マルチフィラメント糸が比較的芯側に位置し、
沸騰水収縮率の低い合成繊維マルチフィラメント糸が比
較的鞘側に位置するとともに、該比較的芯側に位置する
合成繊維マルチフィラメント糸と、該比較的鞘側に位置
する合成繊維マルチフィラメント糸が、フィード差に基
づいて鞘側の糸が3%以上大なる糸長差を有し、かつ複
合マルチフィラメント糸の表面に流体乱流処理による微
細なループ、タルミを有する潜在ループヤーンであり、
該微細なループは、下記に定義するループAを300個/m
以上、ループBを50個/m以上、ループCを10個/m以下有
しており、かつ98℃の熱水中で10分間自由収縮させて熱
処理した場合、乾燥後のループBの数を該熱処理前の1.
5倍以上、ループCの数を50個/m以上に、ループの数、
および大きさを増大させることができることを特徴とす
る潜在ループヤーンである。
ここでいうループA、ループB、ループCとは、走行
中の糸のループ数を計測する光電型毛羽測定器(TORAY
FRAY COUNTER)を用い、糸速度50m/min、走行張力0.
1g/dの条件で測定し、糸表面より0.15mm以上突出したル
ープ個数/mをループA、0.35mm以上突出したループ個数
/mをループB、および0.6mm以上突出したループ個数/m
をループCとしたものである。
本発明を更に詳しく説明する。
本発明に係る潜在ループヤーンは比較的芯側に位置す
るマルチフイラメント糸(以下単に芯糸という)は高収
縮糸からなり、比較的鞘側に位置するマルチフイラメン
ト糸(以下単に鞘糸という)は普通または低収縮糸から
なっている。そして潜在ループヤーンの中に存在するル
ープ、タルミの数および大きさも少なく、崇高度も比較
的小さい。特に糸表面から0.6mm以上突出したループ、
タルミが10個/m以下と極めて少なく、ほとんどないに等
しい程度のものである点に特徴がある。
すなわち、糸が圧空乱流域を通過し、交絡混繊複合糸
として加工された直後の状態においては崇高糸としての
外観は殆んど見られない。
しかしこの潜在ループヤーンを98℃の熱水中で10分間
無緊張下で熱処理をおこなうと、芯糸は高収縮糸からな
り、鞘糸は低収縮または普通収縮糸であるから、潜在ル
ープヤーン自体が収縮する。
潜在ループヤーン自体が収縮すると、この糸を構成し
ている芯糸個々のフイラメントと鞘糸のフイラメントと
は互いに交絡によって縺れあっており、しかも鞘糸は普
通収縮糸もしくは低収縮糸であるから、個々のフイラメ
ントの収縮は少なく、芯糸の収縮にともなってループ、
タルミとなって糸表面に突出した崇高な顕在ループヤー
ンとなる。
熱処理によりループ、タルミを顕在化させた顕在ルー
プヤーンは糸表面から0.35mm以上突出したループBは処
理のそれに比べ1.5倍以上、糸表面から0.6mm以上突出し
たループCは50個/m以上に増加した崇高性を著しく増加
させる。
このように本発明に係る潜在ループヤーンは糸の製造
時において、ループ、タルミ潜在しており、糸表面に突
出しているループCは極めて少ない。したがって糸自身
の崇高は低く、糸表面は比較的滑らかであるから、糸の
走行抵抗は小さい。
特に織物のタテ糸として使用する場合、綜絖、筬の通
過性も良く、また、ループ相互の絡みもなく開口不良を
起こすこともない。
したがって、織物のタテ糸にも使用することができ
る。
そして製織後の染色加工時に、高温、無緊張下で熱処
理(乾燥、湿熱、蒸熱)を単独で、または染色と併用し
て行うことにより、潜在ループヤーンのループ、タルミ
を顕在させることにより、高密度、崇高織物を得ること
ができるのである。
第1図は本発明に係る潜在ループヤーンの製造法の一
例を示す概略図である。
第1図に示すように、芯糸のパッケージ1より解舒さ
れた糸2は第1の供給ローラ3を介して圧空乱流域を形
成する加工装置4に供給される。
一方、鞘糸のパッケージ5より供給された糸6は第2
の供給ローラ7を介して加工装置4に供給される。これ
らの糸2、6は適当なガイド8、9を介して同時に加工
装置4に供給される。(ガイド8から直接加工装置4に
供給することもできる。) 加工装置4において発生される圧空乱流域を通過した
両方の糸2、6は潜在ループヤーン10となって引取ロー
ラ11を通過し、巻取装置12を介してパッケージ13に巻き
取られる。
本発明に係る潜在ループヤーンは次のような条件で加
工されるのが好ましい。
芯糸に沸騰水収縮率が10%以上で、単繊維繊度が1〜
15dのマルチフイラメント糸を用い、鞘糸に芯糸との沸
騰水収縮率の差が少なくとも5%ある単繊維繊度0.05〜
1.3dのマルチフイラメント糸を用いる。
これらの糸を個々の供給ローラから異なったオーバフ
イード率で圧空乱流域を形成している加工装置(圧空供
給量80〜120N/min)に供給し、加工装置より排出さ
れ、交絡、混繊処理を施された潜在ループヤーンを同一
の引取ローラによって引き取る。
ここでいうオーバフイード率とは供給ローラの表面速
度をV1とし、引取ローラの表面速度をV2としたとき、フ
イード率をF(%)とすると、 F(%)=(V1−V2)/V2×100 の値が(+)となった場合にオーバフイード率という。
そして芯糸のオーバフイード率αを2〜15%、鞘糸の
オーバフイード率βを5〜30%となるように条件を定め
るのがよく、すなわち、特に少なくとも該フイード率差
に基づいて3%以上の糸長差を有するようにすることが
肝要である。
更に好ましい条件としては引取ローラから引き出され
た潜在ループヤーンを第2の引取ローラにより、前記芯
糸のオーバフイード率αに対し0.4α〜0.8αのアンダー
フイード率で連続的に緊張せしめつつ巻き取ることであ
る。
この緊張は潜在ループヤーンの大きなループやタルミ
を消去するのに効果があり、熱処理によって顕在させる
ループやタルミの発生には余り影響を与えないので好ま
しい。
この緊張は小さいとループやタルミの消去効果は小さ
いし、大きすぎると圧空乱流域で形成された潜在ループ
ヤーンのループB、ループAまでも著しく消去してしま
うので好ましくない。
本発明に係る潜在ループヤーンの芯糸は単繊維繊度が
1〜15dのものを用いる。単繊維繊度が1dよりも細くな
ると熱処理されても収縮力が小さいから実質的な収縮率
が低下し目標とする糸収縮率は得られなくなる。また、
15dよりも太くなると糸自身の剛性が大きくなり、編織
物が粗硬となり風合を損なうので好ましくない。
また芯糸自身の収縮率も大きいのが好ましいものの、
収縮率の大きい糸は寸法安定性や、経時変化を持ち製品
の品質安定上問題がある。通常10〜30%のものが好まし
い。
また、鞘糸は単繊維繊度が0.05〜1.3dのものが良い。
単繊維繊度が0.05d以下のものも好ましいが、細くなる
と毛羽などの発生で糸の取扱が困難となる。また、1.3d
よりも太くなると、細かいループができにくいし、布帛
たした場合、触感が粗硬となるので好ましくない。
また鞘糸の収縮率は低いほうが好い。しかし、特殊な
糸は糸の加工性や、染色の問題も有り、普通収縮糸(Δ
s−7.5%程度)を用いるのがよい。要はループ、タル
ミの顕在化は芯糸と鞘糸の収縮率差に依存するものでこ
の値が少なくとも5%あることが必要である。また、潜
在ループヤーンを製造する過程においては、フイード率
差による糸長差を3%以上とするため、芯糸のオーバフ
イード率αを2〜15%、鞘糸のオーバフイード率βを5
〜30%とするのがよく、このようにして両者の差β−α
を3%以上とするのである。
この条件は小さなループ、タルミを圧空乱流域で多く
作るのに適した領域である。
本発明の糸は、このようにして自由熱収縮をさせる以
前の潜在ループヤーンの段階において既に糸のフイード
率差に基づいて芯側マルチフィラメント糸と鞘側マルチ
フィラメント糸とで糸長差を有するものである。そし
て、前述の通り、収縮率の大きさ芯糸がより大きく収縮
をするので、ループ、タルミの前述顕在化とともに芯鞘
糸の糸長差はさらに増長されることとなり、特異な芯鞘
構成とループ、タルミ構造を実現し得る潜在ループヤー
ンなのである。
以下実施例について説明する。
[実施例] 第1図に示した製造法において、芯糸のオーバフイー
ド率αを9%、鞘糸のオーバフイード率βを15%、圧空
供給量90N/min、使用加工装置タスランノズル、およ
び第1引取ローラと第2引取ローラ間のアンダーフイー
ド率5.4%(0.6α)の条件で潜在ループヤーンを製造し
た。
使用した芯糸および鞘糸の組み合わせは次の通りであ
る。
実施例 1 芯糸 ポリエステル50D−24F高収縮糸 (Δs=20%) 鞘糸 ポリエステル50D−72F普通収縮糸 (Δs=7.5%) 実施例 2 芯糸 ポリエステル30D−12F高収縮糸 (Δs=20%) 鞘糸 ポリエステル30D−48F普通収縮糸 (Δs=7.5%) 比較例 芯糸 ポリエステル30D−12F普通収縮糸 (Δs=7.5%) 鞘糸 ポリエステル30D−48F普通収縮糸 (Δs=7.5%) 得られた潜在ループヤーンの糸収縮率および処理前後
ループ特性を第1表に示す。
第1表において、処理前とは潜在ループヤーンその物
であり、処理後とは潜在ループヤーンを枠周1mの枠を用
いて100回巻の小綛を作り、この小綛を98℃の熱水中に
無緊張状態で10min間浸漬した後、風乾して顕在ループ
ヤーンとしたものである。
また、緊張前とは第1引取ローラから引き出された潜
在ループヤーンを緊張すること無く巻き取ったものであ
る。
第2図は第1表の結果をグラフとして示したものであ
る。
尚、本実施例に示すループ特性は次のようにして測定
した。
光電型毛羽測定機(TORAY FRAY COUNTER)を糸速50
m/min、走行糸張力0.1g/dで走行させ、20sec間の測定値
を1m当たりに換算したものである。(n−5) したがって、ループCはループB、Aに、ループBは
ループAに重複して計数されることになる。
また、処理後の測定は前記した風乾後の小綛を手作業
により、糸に張力をかけないようにし注意しながら枠に
かけ、枠をゆっくり回転させながらボビンに巻き取って
測定用の試料とした。
第1表および第2図から明らかなように、本実施例に
おいて潜在ループヤーンの状態ではループCは比較的少
ない。
また緊張前のものはややループCが見られるものの、
緊張によってこのループCはいずれも殆ど無い状態に消
去されていることが分かる。
処理後のループ特性は実施例1、2においてループ
B、Cが著しい増加を示しているのに対し、比較例のル
ープB、Cの増加は極めて少ない。
実施例2と比較例を比較してみると、前者の処理後の
ループBは処理前のそれに対し3.2倍、ループCも88個/
mといずれも急激に増加している。しかし、後者はルー
プBで1.5倍と少なく、ループCは11個/mと殆ど増加し
ていない。
なお、緊張前後の処理によるループ特性の変化を調べ
たが、両者間には有意差はなかったため、緊張したもの
のみを示した。
処理後のループBが1.5倍以上、ループCが50個/m以
上でないと顕在ループヤーン自体の崇高性も低く、かつ
触感も粗硬であり好ましくない。
顕在ループヤーンのループ特性は潜在ループヤーンの
収縮率および芯糸と鞘糸の収縮率の差に依存することが
分かる。
すなわち、比較例に示したものは芯糸と鞘糸の間に収
縮率の差はない。したがって処理前後におけるループ特
性の変化は極めて小さい。(圧空乱流域で形成されたも
のと大差はない。) これに対し、実施例のものは芯糸と鞘糸の間に収縮率
の差を与え、更に芯糸の収縮率を大きくしているため、
これらの相乗効果により、処理後のループ特性を著しく
増加させることができる。
[発明の効果] 本発明に係る潜在ループヤーンは糸表面に突出したル
ープ、タルミを有する交絡混繊糸でありながら大きなル
ープ(ループC)は極めて少ないものの、熱処理を行う
ことにより大きなループ(ループB、C)を著しく増加
させるという優れた特性を持っている。
したがって、織物のタテ糸に用いた場合、ループのな
い平滑な表面を持つ糸と同様に扱うことができる。すな
わち、糸表面にループ、タルミが少ないので製織過程に
おいて繰返し摩擦を受けたり、繰返し応力を受けても糸
切れや開口不良を起こさないから極めて効率よく製織す
ることができる。
しかも製織した後に熱処理し、収縮させることによ
り、高密度にすることができる上、著しくループ、タル
ミを顕在させることができるため、ソフトな風合の織物
とすることができる。
従来のループヤーンは、染色加工後の製品での風合効
果のためのループやたるみをできるだけ多く顕在化させ
ておく必要があるが、ループやたるみが多いとタテ糸と
して使用し製織が難しい。製織性を量産レベルにキープ
するには、ループやたるみの多い糸で織密度を下げる
か、ループやたるみを少なくしていく必要がある。逆に
ループやたるみを少なくすることは風合(表面タッチ)
が悪くなる。
発明者らが種々検討した結果では、スパン風合が得ら
れる最低のループレベルでのループヤーン製織性は第2
表のとおり、停台回数が24.1回/24hr台と量産レベルと
いわれる10回/24hr台より悪い結果を得ている。それに
対し、本発明の潜在ループヤーンは4.3回/24hr台で製織
通過性に顕著な効果がみられる。
そして、ループ、タルミの大きさや数は芯糸、鞘糸の
収縮率の差、芯糸の収縮率の大きさ、芯糸、鞘糸のオー
バフイード率を変えることにより任意に調整すること可
能である。したがって織物設計の範囲も広くなるという
優れた作用、効果を奏するものである。
また、潜在ループヤーンの製造工程において糸に適度
の緊張を付与すると、更にループの潜在化を促進するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る潜在ループヤーンの製造法の一例
を示す概略図である。 第2図は第1表の結果をグラフとして示したものであ
る。 1、5、13:パッケージ 2、6:糸、3:第1の供給ローラ 7:第2の供給ローラ、8、9:ガイド 10:潜在ループヤーン 11:引取ローラ、12:巻取装置
フロントページの続き (72)発明者 鍋島 敬太郎 大阪市北区中之島3丁目3番3号 東レ 株式会社大阪本社内 (72)発明者 三浦 俊昭 愛知県中島郡平和町上三宅字上屋敷1番 地の1 東レ・テキスタイル株式会社東 海工場内 (56)参考文献 特開 昭55−57013(JP,A) 特開 昭49−80336(JP,A) 特開 昭53−14830(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】沸騰水収縮率差が少なくとも5%ある少な
    くとも2種の合成繊維マルチフィラメント糸からなる複
    合マルチフィラメント糸であって、沸騰水収縮率の高い
    合成繊維マルチフィラメント糸が比較的芯側に位置し、
    沸騰水収縮率の低い合成繊維マルチフィラメント糸が比
    較的鞘側に位置するとともに、該比較的芯側に位置する
    合成繊維マルチフィラメント糸と、該比較的鞘側に位置
    する合成繊維マルチフィラメント糸が、フィード差に基
    づいて鞘側の糸が3%以上大なる糸長差を有し、かつ複
    合マルチフィラメント糸の表面に流体乱流処理により微
    細なループ、タルミを有する潜在ループヤーンであり、
    該微細なループは、下記に定義するループAを300個/m
    以上、ループBを50個/m以上、ループCを10個/m以下有
    しており、かつ98℃の熱水中で10分間自由収縮させて熱
    処理した場合、乾燥後のループBの数を該熱処理前の1.
    5倍以上、ループCの数を50個/m以上に、ループの数、
    および大きさを増大させることができることを特徴とす
    る潜在ループヤーン。 ここでいうループA、ループB、ループCとは、走行中
    の糸のループ数を計測する光電型毛羽測定器(TORAY F
    RAY COUNTER)を用い、糸速度50m/min、走行張力0.1g/
    dの条件で測定し、糸表面より0.15mm以上突出したルー
    プ個数/mをループA、0.35mm以上突出したループ個数/m
    をループB、および0.6mm以上突出したループ個数/mを
    ループCとしたものである。
  2. 【請求項2】比較的芯側に位置するマルチフィラメント
    糸の沸騰水収縮率が10%以上であることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の潜在ループヤーン。
  3. 【請求項3】比較的芯側に位置するマルチフィラメント
    糸の単繊維繊度は1〜15デニールであり、比較的鞘側に
    位置するマルチフィラメント糸の単繊維繊度は0.05〜1.
    3デニールであることを特徴とする特許請求の範囲第
    (1)項または第(2)項記載の潜在ループヤーン。
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