JPH04240243A - 経縞の出にくい織物の製造方法 - Google Patents

経縞の出にくい織物の製造方法

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JPH04240243A
JPH04240243A JP3025385A JP2538591A JPH04240243A JP H04240243 A JPH04240243 A JP H04240243A JP 3025385 A JP3025385 A JP 3025385A JP 2538591 A JP2538591 A JP 2538591A JP H04240243 A JPH04240243 A JP H04240243A
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warp
yarn
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woven fabric
filament yarn
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Shinji Arai
新居 伸治
Yoshimi Yamamoto
山本 義巳
Tetsuyuki Aono
青野 哲之
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、整経性、製織性に優れ
、かつ、経縞の少ない良好な風合の織物の製造法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ビスコースを紡糸ノズルより吐出させ、
凝固・再生させながら、ある程度の延伸を与え、その後
、精練、乾燥するまで連続した糸条として処理する連続
紡糸法によって紡糸されたレーヨンフィラメント糸は、
従来のポット紡糸法によって紡糸されたレーヨンフィラ
メント糸と比較して、糸特性が大きく異なっているため
、これまでレーヨンフィラメント糸の扱いに慣れていた
ユーザーの間でも、その使用に当たって種々の混乱が生
じていた。
【0003】中でも、多数本の糸条を同時にしかも糸物
性の極めて不安定な濡れた状態で高速処理する経糸用レ
ーヨンフィラメント糸のサイジング工程では、連続紡糸
法によって紡糸されたレーヨンフィラメント糸の特性、
特に、湿潤後乾燥処理時の収縮が3〜6%と大きい点や
糊食性の若干の違いなどを適確にサイジング条件に反映
・制御しきれず、結果として染色・加工後の経縞の発生
の大きな原因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、レー
ヨンフィラメント糸のサイジングに代替される新規技術
を提供し、整経、製織時の工程通過性が良好で、連続紡
糸法によって紡糸されたレーヨンフィラメント糸を経糸
に用いた経縞の少ないソフトな風合の織物を製造する方
法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討した結果、連続紡糸法によって
得られるレーヨンフィラメント糸を用いた織物製造にお
いて通常当然必要と考えられていたサイジング処理を施
すこと無く、特定の範囲内の撚数を有するレーヨンフィ
ラメント糸を経糸に使用することによって、整経、製織
性が良好で最終的に得られる織物の風合をソフトにし、
かつ経縞をほとんどなくすことができることを見出だし
本発明に到達した。
【0006】即ち、本発明は、連続紡糸法によって紡糸
されたレーヨンフィラメント糸を経糸として織物を製造
するにあたり、該レーヨンフィラメント糸に下記式(1
)に示される撚りT(T/m)を与え、サイジングする
事なく整経、製織することを特徴とする織物の製造方法
である。
【数2】 ここで、W:最終織物の経糸密度(本/インチ)D:レ
ーヨンフィラメント糸のデニール
【0007】なお、本
発明における撚数とは、JIS  L1003−196
1,5・6に記載された「レーヨン織物の撚数」によっ
て測定されるものである。また、撚数T(T/m)の範
囲が少数を含む数値で規制される場合、少数以下は四捨
五入された数値に読み替え、また、諸糸のように上撚と
下撚がある場合は、両者の合計撚数としてとらえる。
【0008】本発明においては最終的に得られる織物の
経縞を少なくするために経糸として使用するレーヨンフ
ィラメント糸に撚りを与えることが重要である。しかし
ながら、撚りが、
【0009】
【数3】
【0010】の場合、最終織物の風合が硬くなり本発明
の目的を達成することができず、一方、撚りが、
【00
11】
【数4】
【0012】の場合は、整経や製織の工程で断糸が多く
その通過性が悪くなるので、本発明においては、撚数T
を前記式(1)を満足するように施すことが必要である
【0013】撚数は、最終織物の経糸密度Wとレーヨン
フィラメント糸のデニールDの設定によって種々変更し
得るが、好ましくは300〜900T/m,さらに好ま
しくは500〜700T/mの範囲にあることが望まれ
る。
【0014】また、使用するレーヨンフィラメント糸の
デニールや織物の経糸密度は適宜選択することができる
が、好ましくは、30〜150のトータルデニールのフ
ィラメント糸を用い、80〜450本/インチの経糸密
度の織物とすることによって本発明の効果が良好に発現
される。
【0015】本発明においてレーヨンフィラメント糸に
撚りを与える手段は、例えば、イタリー式撚糸機等の従
来公知の撚糸機を使用することが可能である。例えば、
イタリー式撚糸機で加撚糸を得る方法を述べると、無撚
糸チーズからの糸条を約0.2g/デニールの張力で小
ボビンに巻き上げ、1ボビン当たり250gの巻き糸量
とし、このボビンを例えば8000rpmで回転するス
ピンドルにセットすると、撚り上げが進むにつれ、即ち
ボビンの外層から内層の糸条の解舒になるにしたがい撚
り上げ張力が増大するため撚り初めの張力は約0.1g
/デニール、撚り終りの張力は約0.2g/デニールに
なるようにフライヤーを調節する。撚り上げられた撚糸
ボビンは真空釜にいれ、85℃、30分のスチームセッ
トを行う。このとき、撚り収縮は、撚数や糸条の繊度に
よって異なるが、1〜5%程度は見込んで撚り上げ速度
を設定すべきである。また、撚糸工程を通じて、糸条の
取扱いが過張力になって最終織物にヒケ等の欠点を生じ
させないようにしなければならない。
【0016】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は何等それらに限定されるものではない
。 実施例1 連続紡糸法によって得られたビスコースレーヨンフィラ
メント糸(100d/40f)にイタリー式撚糸機でS
700T/mの撚りを与えて80℃、30分のスチーム
セットした後、その糸をサイジングすること無くそのま
ま経糸として整経に供し、緯糸にポリエステル紡績糸(
40番手)を打ち込んで総経糸本数9200本、仕上げ
巾44インチの高経密度織物を得た。表1に整経性、製
織性及び仕上反の経縞評価を示す。
【0017】実施例2 経糸のビスコースレーヨンフィラメント糸(100d/
40f)にイタリー式撚糸機でS600T/mの撚りを
与える他は実施例1と同様にして織り上げた。表1に整
経性、製織性及び仕上反の経縞評価を示す。
【0018】実施例3 連続紡糸法によて得られたビスコースレーヨンフィラメ
ント糸(120d/50f)にイタリー式撚糸機でS5
00T/mの撚りを与えて85℃、30分のスチームセ
ットした後、その糸をサイジングすること無くそのまま
経糸として整経に供し、緯糸に綿糸(40番手)を打ち
込んで総経糸本数6120本、仕上げ巾44インチの高
経密度織物を得た。表1に整経性、製織性及び仕上反の
経縞評価を示す。
【0019】比較例1 経糸の撚数をS150T/mとすること以外は実施例3
と同条件で製織したが、製織性不良のため途中で切り落
とした。
【0020】比較例2 連続紡糸法によて得られたビスコースレーヨンフィラメ
ント糸(100d/40f)の荒捲整経ビームを津田駒
(株)製G型ワーピングサイザーにて、ドラフト7%、
糊付着量7%の条件でサイジングした。整経後の総経糸
本数9200本として、緯糸にポリエステル紡績糸(4
0番手)を打ち込んで仕上げ巾44インチの織物を得た
。表1からわかるように、製織性は良好であったが仕上
反に経縞が発生した。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明は、従来連続紡糸法によって紡糸
されたビスコースレーヨンフィラメント糸を経糸として
織物を製造する上で当然必要とされていた経糸のサイジ
ングをすること無く、特定の範囲の撚りを与えたレーヨ
ンフィラメント糸を経糸として使用することによって、
整経性、製織性に優れしかも経縞がほとんどない織物を
効率的に製造することができるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  連続紡糸法によって紡糸されたレーヨ
    ンフィラメント糸を経糸として織物を製造するにあたり
    、該レーヨンフィラメント糸に下記式(1)に示される
    撚りT(T/m)を与え、サイジングする事なく整経、
    製織することを特徴とする織物の製造方法である。 【数1】 ここで、W:最終織物の経糸密度(本/インチ)D:レ
    ーヨンフィラメント糸のデニール
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EP0638676A1 (de) * 1993-08-14 1995-02-15 Hoechst Aktiengesellschaft Webverfahren unter Einsatz von Fadenketten aus schlichtefreien Multifilamentglattgarnen, sowie danach erhältliche Gewebe

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