JP2577003Y2 - 粘着印字テープの切断装置 - Google Patents
粘着印字テープの切断装置Info
- Publication number
- JP2577003Y2 JP2577003Y2 JP1993036331U JP3633193U JP2577003Y2 JP 2577003 Y2 JP2577003 Y2 JP 2577003Y2 JP 1993036331 U JP1993036331 U JP 1993036331U JP 3633193 U JP3633193 U JP 3633193U JP 2577003 Y2 JP2577003 Y2 JP 2577003Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- printing tape
- adhesive printing
- tape
- blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Handling Of Sheets (AREA)
- Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は粘着印字テープを粘着層
がカッタの刃に付着しないように切断する切断装置に関
する。
がカッタの刃に付着しないように切断する切断装置に関
する。
【0002】
【従来技術】一般に、印字テープの裏面に粘着層を形成
した粘着印字テープを切断するカッタは、一対の刃を粘
着印字テープに対して表側と裏側から移動させてはさみ
切る方式のものが多い。
した粘着印字テープを切断するカッタは、一対の刃を粘
着印字テープに対して表側と裏側から移動させてはさみ
切る方式のものが多い。
【0003】しかしながら、粘着印字テープの裏面には
粘着層を構成する粘着剤が塗布されているから、特に粘
着印字テープの裏側から表側に移動する刃の刃先には切
断する度に粘着剤が付着するから、切断を繰り返すうち
に刃先自体の摩耗はほとんどないにも拘らず粘着剤が付
着することによって切れなくなってしまうという欠点が
あった。
粘着層を構成する粘着剤が塗布されているから、特に粘
着印字テープの裏側から表側に移動する刃の刃先には切
断する度に粘着剤が付着するから、切断を繰り返すうち
に刃先自体の摩耗はほとんどないにも拘らず粘着剤が付
着することによって切れなくなってしまうという欠点が
あった。
【0004】
【考案の目的】本考案は上記欠点を解消し、粘着印字テ
ープの切断時にカッタの刃先に粘着剤が付着することを
良好に防止することができる粘着印字テープの切断装置
に関する。
ープの切断時にカッタの刃先に粘着剤が付着することを
良好に防止することができる粘着印字テープの切断装置
に関する。
【0005】
【目的を達成するための手段】前記目的を達成するた
め、本考案に係る粘着印字テープの切断装置は、表面に
印字面を裏面に粘着層を形成した粘着印字テープの裏側
を受ける受け部を備え、該受け部の表面を上記粘着印字
テープの粘着層に対して剥離しやすく形成するととも
に、上記受け部には上記粘着印字テープの幅よりも大き
い開口部を貫通形成し、該開口部の内側には上記粘着印
字テープの面方向に対して直角に移動して上記粘着印字
テープを切断するカッタを配置し、該カッタを、上記粘
着印字テープよりも粘着層側に退避した固定刃と上記印
字面側から上記開口部を通って固定刃側に移動する可動
刃とから構成し、上記可動刃の刃先を粘着印字テープの
印字面を押圧して粘着印字テープを固定刃側に撓ませて
切断することを特徴とする。
め、本考案に係る粘着印字テープの切断装置は、表面に
印字面を裏面に粘着層を形成した粘着印字テープの裏側
を受ける受け部を備え、該受け部の表面を上記粘着印字
テープの粘着層に対して剥離しやすく形成するととも
に、上記受け部には上記粘着印字テープの幅よりも大き
い開口部を貫通形成し、該開口部の内側には上記粘着印
字テープの面方向に対して直角に移動して上記粘着印字
テープを切断するカッタを配置し、該カッタを、上記粘
着印字テープよりも粘着層側に退避した固定刃と上記印
字面側から上記開口部を通って固定刃側に移動する可動
刃とから構成し、上記可動刃の刃先を粘着印字テープの
印字面を押圧して粘着印字テープを固定刃側に撓ませて
切断することを特徴とする。
【0006】
【考案の作用、効果】前記構成によれば、受け部上に供
給された粘着印字テープを切断するにあたり、可動刃を
粘着印字テープの表側からその面方向に対して直角に移
動させると、可動刃の刃先は粘着印字テープを押圧して
固定刃側に撓み変形させるので、粘着印字テープはこの
変形分だけた伸張する。そして、可動刃が固定刃の刃先
と擦れ違うときに粘着印字テープをはさみ切る。切断
後、粘着印字テープは復元力によって縮小するから、可
動刃及び固定刃から離反する。
給された粘着印字テープを切断するにあたり、可動刃を
粘着印字テープの表側からその面方向に対して直角に移
動させると、可動刃の刃先は粘着印字テープを押圧して
固定刃側に撓み変形させるので、粘着印字テープはこの
変形分だけた伸張する。そして、可動刃が固定刃の刃先
と擦れ違うときに粘着印字テープをはさみ切る。切断
後、粘着印字テープは復元力によって縮小するから、可
動刃及び固定刃から離反する。
【0007】このように、粘着印字テープは切断された
瞬間に復元力でカッタから離反するので、その粘着剤が
可動刃又は固定刃に付着しにくい。したがって、粘着剤
によってカッタの寿命を短くすることが良好に防止され
る。
瞬間に復元力でカッタから離反するので、その粘着剤が
可動刃又は固定刃に付着しにくい。したがって、粘着剤
によってカッタの寿命を短くすることが良好に防止され
る。
【0008】また、固定刃の刃先は粘着印字テープより
も粘着層側に退避した位置にあるから、何らかの理由で
受け部に沿って指を入れて粘着印字テープの端部を取り
出すときなどに、固定刃で指を傷付けることが防ぐこと
をできる。
も粘着層側に退避した位置にあるから、何らかの理由で
受け部に沿って指を入れて粘着印字テープの端部を取り
出すときなどに、固定刃で指を傷付けることが防ぐこと
をできる。
【0009】
【実施例】図1は粘着印字テープの切断装置を示すもの
で、この切断装置は、粘着印字テープ1を受ける受け部
2と、受け部2の開口溝3に配置されたカッタ4とから
構成されている。
で、この切断装置は、粘着印字テープ1を受ける受け部
2と、受け部2の開口溝3に配置されたカッタ4とから
構成されている。
【0010】粘着印字テープ1は印字テープ1の表面に
印字面を形成し、裏面に粘着層5を形成し、テープ印字
装置等に供されるもので、矢印方向に移動するものとす
る。
印字面を形成し、裏面に粘着層5を形成し、テープ印字
装置等に供されるもので、矢印方向に移動するものとす
る。
【0011】受け部2は上記粘着印字テープ1の裏側を
受けるもので、テープ1に印字するテープ印字装置のテ
ープ排出部などに形成されている。受け部2の表面には
テフロン樹脂2a(シリコン樹脂でもよい)がコーティ
ングされ、粘着印字テープ1の粘着層5に対して剥離し
やすく形成されている。また、受け部2には粘着印字テ
ープ1の幅よりも大きい開口部3が貫通形成されてい
る。好ましくは、開口部3の端縁3aを傾斜状に形成す
るのがよい。
受けるもので、テープ1に印字するテープ印字装置のテ
ープ排出部などに形成されている。受け部2の表面には
テフロン樹脂2a(シリコン樹脂でもよい)がコーティ
ングされ、粘着印字テープ1の粘着層5に対して剥離し
やすく形成されている。また、受け部2には粘着印字テ
ープ1の幅よりも大きい開口部3が貫通形成されてい
る。好ましくは、開口部3の端縁3aを傾斜状に形成す
るのがよい。
【0012】次に、上記開口部3の内側にはカッタ4が
配置されている。このカッタ4は固定刃4aと可動刃4
bの一対の刃から構成されている。固定刃4aは粘着印
字テープ1よりも粘着層5側に寸法hだけ退避した位置
に固定され、これに対し可動刃4bは上記印字面側から
粘着層5側に粘着印字テープ1の面方向に対して直角に
移動可能に設けられ、図示しない駆動装置に作動連結さ
れている。なお、固定刃4aと可動刃4bの各裏側には
受け部2の表面と同様にテフロン樹脂やシリコン樹脂6
などがコーティングされ、粘着剤に対して剥離しやすい
ように形成されている。
配置されている。このカッタ4は固定刃4aと可動刃4
bの一対の刃から構成されている。固定刃4aは粘着印
字テープ1よりも粘着層5側に寸法hだけ退避した位置
に固定され、これに対し可動刃4bは上記印字面側から
粘着層5側に粘着印字テープ1の面方向に対して直角に
移動可能に設けられ、図示しない駆動装置に作動連結さ
れている。なお、固定刃4aと可動刃4bの各裏側には
受け部2の表面と同様にテフロン樹脂やシリコン樹脂6
などがコーティングされ、粘着剤に対して剥離しやすい
ように形成されている。
【0013】前記構成において、受け部2上に供給され
た粘着印字テープ1を切断するときは、可動刃4bを粘
着印字テープ1の表側からその面方向に対して直角に移
動させればよい。この場合、可動刃4bの刃先はまず粘
着印字テープ1の印字面に当接するが、ここには固定刃
4aはないので切断できない。さらに粘着印字テープ1
を押圧すると、図2(a) のように粘着印字テープ1は寸
法hだけ固定刃4a側に撓み変形し、この変形分だけ伸
張する。そして、可動刃4bが固定刃4aの刃先に当接
したときに粘着印字テープ1をはさみ切る。切断後、粘
着印字テープ1は復元力によって縮小する(同図(b) 参
照)から、可動刃4b及び固定刃4aから離反する。
た粘着印字テープ1を切断するときは、可動刃4bを粘
着印字テープ1の表側からその面方向に対して直角に移
動させればよい。この場合、可動刃4bの刃先はまず粘
着印字テープ1の印字面に当接するが、ここには固定刃
4aはないので切断できない。さらに粘着印字テープ1
を押圧すると、図2(a) のように粘着印字テープ1は寸
法hだけ固定刃4a側に撓み変形し、この変形分だけ伸
張する。そして、可動刃4bが固定刃4aの刃先に当接
したときに粘着印字テープ1をはさみ切る。切断後、粘
着印字テープ1は復元力によって縮小する(同図(b) 参
照)から、可動刃4b及び固定刃4aから離反する。
【0014】このように、粘着印字テープ1は切断され
た瞬間に復元力でカッタ4から離反するので、その粘着
剤が可動刃4b又は固定刃4aに付着しにくい。したが
って、粘着剤によってカッタ4の寿命を短くすることが
良好に防止される。
た瞬間に復元力でカッタ4から離反するので、その粘着
剤が可動刃4b又は固定刃4aに付着しにくい。したが
って、粘着剤によってカッタ4の寿命を短くすることが
良好に防止される。
【0015】なお、可動刃4bと固定刃4aの裏側にテ
フロン樹脂やシリコン樹脂をコーティングすると、さら
に粘着剤付着防止効果は高まる。
フロン樹脂やシリコン樹脂をコーティングすると、さら
に粘着剤付着防止効果は高まる。
【0016】また、固定刃4aの刃先は粘着印字テープ
1よりも粘着層5側に寸法hだけ退避した位置に固定さ
れているから、何らかの理由でテープ取り出し側から指
を入れて粘着印字テープ1の端部を取り出すときなど
に、固定刃4aで指を傷付けることが防止される。
1よりも粘着層5側に寸法hだけ退避した位置に固定さ
れているから、何らかの理由でテープ取り出し側から指
を入れて粘着印字テープ1の端部を取り出すときなど
に、固定刃4aで指を傷付けることが防止される。
【図1】本考案に係る粘着印字テープの切断装置の説明
図である。
図である。
【図2】(a) (b) は上記切断装置の作動態様説明図で
ある。
ある。
1 粘着印字テープ 2 受け部 3 開口部 4 カッタ 4a 固定刃 4b 可動刃 5 粘着層
Claims (1)
- 【請求項1】 表面に印字面を裏面に粘着層を形成した
粘着印字テープの裏側を受ける受け部を備え、該受け部
の表面を上記粘着印字テープの粘着層に対して剥離しや
すく形成するとともに、上記受け部には上記粘着印字テ
ープの幅よりも大きい開口部を貫通形成し、該開口部の
内側には上記粘着印字テープの面方向に対して直角に移
動して上記粘着印字テープを切断するカッタを配置し、
該カッタを、上記粘着印字テープよりも粘着層側に退避
した固定刃と上記印字面側から上記開口部を通って固定
刃側に移動する可動刃とから構成し、上記可動刃の刃先
を粘着印字テープの印字面を押圧して粘着印字テープを
固定刃側に撓ませて切断することを特徴とする粘着印字
テープの切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036331U JP2577003Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 粘着印字テープの切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993036331U JP2577003Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 粘着印字テープの切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07970U JPH07970U (ja) | 1995-01-06 |
JP2577003Y2 true JP2577003Y2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=12466855
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993036331U Expired - Lifetime JP2577003Y2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 粘着印字テープの切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577003Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3794307B2 (ja) * | 2001-10-04 | 2006-07-05 | セイコーエプソン株式会社 | 記録紙切断装置 |
JP7409113B2 (ja) * | 2020-01-30 | 2024-01-09 | ブラザー工業株式会社 | 切断装置およびプリンタ |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP1993036331U patent/JP2577003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07970U (ja) | 1995-01-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |