JP3420478B2 - ハサミおよびこれを備えたカッター機構並びにこれを備えた印刷装置 - Google Patents

ハサミおよびこれを備えたカッター機構並びにこれを備えた印刷装置

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JP3420478B2
JP3420478B2 JP24213597A JP24213597A JP3420478B2 JP 3420478 B2 JP3420478 B2 JP 3420478B2 JP 24213597 A JP24213597 A JP 24213597A JP 24213597 A JP24213597 A JP 24213597A JP 3420478 B2 JP3420478 B2 JP 3420478B2
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茂男 古畑
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハサミに関し、特
に粘着材を塗布したテープなどの切断に有用なハサミお
よびこれを備えたカッター機構並びにこれを備えた印刷
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のハサミとして実公平3−
4237号公報に記載のものが知られている。このハサ
ミは、固定刃および可動刃から成る一対の切断刃のそれ
ぞれの裏にフッ素樹脂の皮膜を焼付け処理し、粘着テー
プを切断した場合に、その粘着材が各切断刃の裏に付着
しないようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のハサ
ミでは、フッ素樹脂の皮膜を焼付け処理する分、製造工
程が複雑になってコストアップになる問題があった。ま
た、切断動作(切断刃の開閉動作)の繰り返しにより、
フッ素樹脂の皮膜が摩耗し或いは剥がれて、短期間で粘
着材の非付着性が悪化し易くなる問題があった。
【0004】本発明は、低コストで製造することができ
ると共に、粘着材の非付着性が悪化することのないハサ
ミ、およびこれを備えたカッター機構、並びにこれを備
えた印刷装置を提供することをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のハサミは、それ
ぞれがハンドル部を有し相対的に回動して切断動作する
一対の切断刃と、一対の切断刃の回動中心となる支点部
とを備え、各切断刃は、刃先に沿って刃面側の部位を対
向する切断刃側に微小角度折曲げた折曲げ部を有し、各
折曲げ部が、各切断刃の基端から先端に向かって拡幅形
成されていることを特徴とする。
【0006】この構成によれば、刃先に沿って刃面側の
部位を対向する切断刃側に微小角度折曲げた折曲げ部を
形成することにより、折曲げ部の折り線を中心として各
切断刃の裏に、いわゆる「裏すき(樋)」に類似する部
位を構成することができる。すなわち、刃先同士を擦り
合わせる切断動作において、両切断刃の裏同士は折曲げ
部の曲げにより接触することがなく、常に離間した状態
を維持する。このため、粘着材を塗布したテープやシー
トなどを切断したときに、粘着材が適切に切断されず切
断刃の刃先から裏に回り込むことがあっても、他方の切
断刃で裏に強く押し付けられることがない。したがっ
て、切断したテープやシートを取り去るときに粘着材も
いっしょに剥がれるため、切断刃の裏に粘着材が堆積し
ていって、ハサミが動かなくなるなどの支障を生ずるこ
とがない。また、両切断刃の裏同士が離間した状態にな
るため、刃先同士の接触状態が極めて良好となり、切断
性能が向上する。さらに、「裏すき」と異なり切断刃の
裏を断面弧状に研削する必要がなく、折曲げるだけで簡
単に製造することができる。また、この曲げにより、切
断刃自体の剛性を高めることができる。また、切断動作
において、両切断刃の刃先同士の接触点が基端から先端
(切っ先)に移動するに従って、拡幅形成され折曲げ部
により、両切断刃の裏同士が徐々離れてゆく。すなわ
ち、両切断刃をそれぞれわずかに湾曲させ且つわずかに
捻って構成する、いわゆる「反り(おがみ)」と「捻り
(ひねり)」の機能を、この折曲げ部により、両切断刃
に併有させることができる。したがって、両切断刃にそ
れぞれ先端に向かって拡幅する折曲げ部を形成するだけ
で、「反り」および「捻り」のための加工を必要とする
ことなく、切断性能の良好なハサミを構成することがで
きる。しかも、折曲げ部により剛性が高くなる分、切断
刃を薄手に形成しても、「反り」および「捻り」の機能
を十分に発揮させることができる。
【0007】本発明の他のハサミは、それぞれがハンド
ル部を有し相対的に回動して切断動作する一対の切断刃
と、一対の切断刃の回動中心となる支点部とを備え、各
切断刃は、刃先に沿って刃面側の部位を対向する切断刃
側に微小角度折曲げた折曲げ部を有し、支点部は、一対
の切断刃を相互に回動自在に連結する支軸であり、各切
断刃における折曲げ部の基部には、折曲げ部の折曲げ幅
を越えるように刃先側から棟側に向かって切り込んだ切
欠き部が形成されていることを特徴とする。
【0008】この構成によれば、刃先に沿って刃面側の
部位を対向する切断刃側に微小角度折曲げた折曲げ部を
形成することにより、折曲げ部の折り線を中心として各
切断刃の裏に、いわゆる「裏すき(樋)」に類似する部
位を構成することができる。すなわち、刃先同士を擦り
合わせる切断動作において、両切断刃の裏同士は折曲げ
部の曲げにより接触することがなく、常に離間した状態
を維持する。このため、粘着材を塗布したテープやシー
トなどを切断したときに、粘着材が適切に切断されず切
断刃の刃先から裏に回り込むことがあっても、他方の切
断刃で裏に強く押し付けられることがない。したがっ
て、切断したテープやシートを取り去るときに粘着材も
いっしょに剥がれるため、切断刃の裏に粘着材が堆積し
ていって、ハサミが動かなくなるなどの支障を生ずるこ
とがない。また、両切断刃の裏同士が離間した状態にな
るため、刃先同士の接触状態が極めて良好となり、切断
性能が向上する。さらに、「裏すき」と異なり切断刃の
裏を断面弧状に研削する必要がなく、折曲げるだけで簡
単に製造することができる。また、この曲げにより、切
断刃自体の剛性を高めることができる。 また、各切断刃
において、切欠き部と切っ先と間を刃先に沿って折曲げ
るだけで、所定の曲げ角度の折曲げ部を簡単に形成する
ことができる。すなわち、切欠き部により折曲げ部の基
部側が画定されるため、折曲げ部の曲げが支軸廻りの切
断刃同士の重なり部分にまで達することがなく、かつ折
曲げ部の曲げ角度をいずれの部分においても一定にする
ことができる。
【0009】これらの場合、折曲げ部の折曲げ角度が5
度〜8度であることが、好ましい。
【0010】折曲げ角度が5度未満であると、「裏す
き」が浅くなり、粘着材が付着し易くなり、8度を越え
ると「裏すき」が深くなり過ぎて、刃先が摩耗し易くな
り、寿命(切れ味)が短くなる。
【0011】
【0012】
【0013】これらの場合、支点部は前記一対の切断刃
を相互に回動自在に連結する支軸であり、支軸が固定さ
れる側の切断刃は、支軸が挿通される挿通孔の周縁部を
ばね板ナット状に形成したばね板ナット部を有すること
が、好ましい。
【0014】この構成によれば、両切断刃を揃えておい
て、これにばね板ナット部に向かって支軸を圧入するだ
けで、一対の切断刃と支軸とを簡単に組み立てることが
できる。また、両切断刃の接触圧を、両切断刃への支軸
の圧入と同時に調整することができる。
【0015】これらの場合、各切断刃が、板材を打抜き
加工および曲げ加工して形成したプレス成形品であるこ
とが、好ましい。
【0016】この構成によれば、各切断刃の外形をプレ
ス打抜きにより形成した後、刃面は斜めにプレス打抜き
(切断)し、また折曲げ部はプレス曲げにより形成され
る。したがって、切断刃を簡単に形成することができ
る。特に、板材として焼入れ材を用いれば、熱処理を省
略することができ、極めて簡単に切断刃を形成すること
ができる。
【0017】一方、本発明のカッター機構は、支点部が
一対の切断刃を相互に回動自在に連結する支軸である請
求項1ないし5のいずれかに記載のハサミと、両ハンド
ル部の少なくとも一方に係合し、ハンドル部を介して一
対の切断刃を切断動作させる切断操作手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0018】この構成によれば、請求項1ないし5のい
ずれかのハサミを用いることにより、人間がハサミの切
断操作の際に無意識に行う切断刃同士の接触調整を期待
しなくても、切断を良好に行うことができる。このた
め、切断操作手段により、ハンドル部を介して一対の切
断刃を切断動作させる場合でも、切断性能に影響が生ず
ることがなく、切断性能が長く持続するハサミの特性を
利用したカッターを構成することができる。また、粘着
材が塗布されたテープなどを切断するカッター機構とし
て、切断刃に粘着材が付着し難く、切断性能が長く持続
する点で特に有用となる。さらに、ハサミを簡単に製造
することができるため、カッター機構全体としても低コ
ストで製造することができる。
【0019】この場合、一対の切断刃が、回動面内にお
いて支軸を中心に折曲げ形成されていることが、好まし
い。
【0020】この構成によれば、ハサミをコンパクトに
構成することができるため、ハサミを集約的に配置する
ことができ、カッター機構全体としてコンパクトに構成
することができる。
【0021】また、本発明の印刷装置は、テープ状部材
を所定長に切断するための請求項6または7に記載のカ
ッター機構と、テープ状部材に所望の印刷を行う印刷手
段と、印刷手段により印刷されたテープ状部材を送って
カッター機構に臨ませるテープ送り手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0022】この構成によれば、テープ状部材が粘着材
付きの印刷用テープと剥離紙とから成る場合に、粘着材
の付着によるハサミの固着が防止され、ハサミの持つ切
断性能が長く持続する長所を十分に生かすことができる
と共に、カッター機構が低コスト且つコンパクトである
分、印刷装置自体も低コスト且つコンパクトに構成する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
発明の一実施形態に係るハサミ、カッター機構および印
刷装置をテープ印刷装置に適用した場合について説明す
る。このテープ印刷装置は、テープ状部材である印刷用
テープに所望の文字や図形などを印刷(印字)すると共
に、印刷した印刷用テープを所定の長さに切断してラベ
ル状の印刷用テープを構成するものである。
【0024】図1は、テープ印刷装置の平面図を示して
いる。同図に示すように、テープ印刷装置1は、各種部
品を収納する本体ケース2と、印刷情報を入力するため
の複数の入力キー3,3・・を有する入力部4と、入力
部4から入力した文字列やその他の情報を表示する表示
部5と、開閉自在に構成された開閉蓋6とを備えてい
る。開閉蓋6の内部には、印刷用テープTを収容したテ
ープカートリッジ7が装着されており、テープカートリ
ッジ7は、開閉蓋6に形成した確認窓8を介して外部か
らその装着が確認できるようになっている。
【0025】さらに、開閉蓋6の内部には、テープカー
トリッジ7の近傍に位置して、印刷手段を構成する印刷
ヘッド9が、またテープカートリッジ7には、印刷ヘッ
ド9に対向するようにテープ送り手段を構成するプラテ
ンローラ10が、それぞれ配設されている。印刷用テー
プTは、プラテンローラ10によりテープカートリッジ
7から繰り出され、印刷ヘッド9により印刷されながら
更に装置外部に送り出されてゆく。一方、開閉蓋6の左
側には、後述するカッター機構11を作動させるテープ
カット用押釦12が配設されており、上記の印刷用テー
プTの送出し動作が停止したところで、このテープカッ
ト用押釦12を押釦すると、印刷用テープTが所定の長
さ(印刷部分+余白)にカットされる。また、本体ケー
ス2の左側部には、カッター機構11に隣接して、印刷
用テープTを装置外部に送り出すためのテープ排出口1
3が形成されている。
【0026】このテープ印刷装置1では、まず、開閉蓋
6を開いて本体ケース2内にテープカートリッジ7を装
着し、開閉蓋6を閉じる。次いで、本体ケース2の右側
部に配設された電源スイッチ(図示せず)を操作して電
源を投入し、入力部4から印刷しようとする文字を入力
する。必要に応じて入力した文字列を仮名漢字変換など
し、所定のキーを操作して印刷を指示すると、印刷ヘッ
ド9が、テープカートリッジ7から繰り出される印刷用
テープTに印刷を行う。この印刷と並行して、印刷され
た印刷用テープTはプラテンローラ10によって送ら
れ、テープ排出口13から外部に送り出されてゆく。そ
して、印刷が完成すると印刷用テープTの送りは停止す
る。ここで、テープカット用押釦12を押すと、印刷用
テープTは所定の長さにカットされてテープ排出口13
から排出される。
【0027】印刷用テープTは、いわゆる剥離紙付きの
粘着テープであり、インクの載りが良好になるように表
面が加工され、粘着材を塗布した裏面には剥離可能な剥
離テープが張り合わされている。したがって、切断され
た印刷用テープTの剥離テープを剥がせば、文字や記号
が印刷された印刷用テープTを、ラベルとして所望の対
象物に貼り付けることができる。また、このテープ印字
装置1では、テープ幅が6mm、9mm、12mmおよ
び18mmなどの各種の印刷用テープTが用意されてお
り、これらテープ幅の異なる各種の印刷用テープTは、
テープカートリッジ7内に巻回された状態で収容され、
それぞれ提供される。
【0028】図2および図3に示すように、カッター機
構11は、「L」字状に折曲げたハサミ14と、このハ
サミ14を切断動作させる切断操作手段15とを備えて
いる。ハサミ14は、全体として略「L」字状に形成し
た固定刃(切断刃)21および可動刃(切断刃)22
と、この固定刃21および可動刃22をその中間の曲げ
部分で相互に回動自在に連結する支軸23とを備えてい
る。固定刃21は、支軸23を挟んで略鉛直方向の上方
に延びるブレード部21aと、略水平方向に延びるハン
ドル部21bとで一体に形成されており、同様に可動刃
22は、支軸23を挟んで略鉛直方向の上方に延びるブ
レード部22aと、略水平方向に延びるハンドル部22
bとで一体に形成されている。
【0029】この場合、固定刃21はそのハンドル部2
1bでシャーシ16に固定され(図3参照)、可動刃2
2はそのハンドル部22bで切断操作手段15に連結さ
れている(図2参照)。そしてハサミ14は、テープカ
ートリッジ7と本体ケース2の側板との間の狭い間隙に
配設され、かつ固定刃21のブレード21aが、テープ
カートリッジ7からテープ排出口13に送られる印刷用
テープTに臨むように配設されている(図1および図3
参照)。
【0030】切断操作手段15は、図2に示すように、
上記のテープカット用押釦12と、テープカット用押釦
12の側面に突設した係合ピン17と、可動刃22を非
切断方向に回動付勢するばね18とで構成されている。
テープカット用押釦12は本体ケース2に上下方向スラ
イド自在に取り付けられ、また係合ピン17の先端は可
動刃22のハンドル部22bの端部に形成した長溝31
に係合している。一方、ばね18は捻りコイルばねなど
で構成され、一端が本体ケース2に取り付けられ、他端
が可動刃22のハンドル部22bの下面に取り付けられ
ている。テープカット用押釦12を押釦すると、係合ピ
ン17を介して可動刃22が切断方向に回動し、この可
動刃22が固定刃21に擦れ合って切断動作が行われ
る。次に、テープカット用押釦12から手を離すと、ば
ね18により、可動刃22が非切断方向に回動すると共
に、係合ピン17を介してテープカット用押釦12が待
機位置に復帰する。
【0031】図4および図5に示すように、固定刃21
および可動刃22の各ブレード21a,22aには、刃
先32側の基部に棟側に切り込んだ切欠き部33が形成
され、この切欠き部33と切っ先との間に、刃先32と
平行に刃面(切り刃)34が形成されている。また、各
ブレード21a,22aには、切欠き部33と切っ先と
の間において、刃面34を含む刃面34側の部位を対向
する刃側に微小角度折曲げた折曲げ部35が形成されて
いる。折曲げ部35はその曲げ幅が、切欠き部33から
切っ先に向かって、刃先32と図示αの角度を為して拡
幅形成されている。すなわち、折曲げ部35は、幅方向
において、ブレード(ブレード本体)21a,22aに
対し図示βの角度で折曲げられ(図6参照)、長手方向
において、刃先32に対し図示αの角度で拡幅形成され
ている。このため、基部側に対して切っ先側が、対向す
る刃側により大きく突出している。
【0032】なお、上記βの角度は、5度から8度とす
ることが好ましい。実験結果によれば、βの角度を5度
未満の角度とすると、後述する印刷用テープTの粘着材
が付着し易くなり、逆に8度を越える角度とすると、粘
着材の付着は防止できるが、刃先が摩耗し易くなり、耐
久性が劣るものとなる。
【0033】以上のように、固定刃21および可動刃2
2の各ブレード21a,22aに折曲げ部35を設ける
ことにより、各ブレード21a,22aに、刃物一般に
いう逃げ角、すなわちハサミ14における「裏すき」に
類似するものを簡単に設けることができる。これによ
り、ハサミ14の切断性能が向上すると共に、固定刃2
1および可動刃22の刃先32,32同士が接触する切
断動作において、その裏36,36同士は離間した状態
となり、粘着材を塗布した印刷用テープTを切断して
も、固定刃21および可動刃22に粘着材がこびり付く
ことがない。例えば、印刷用テープTを切断(刃の閉動
作)したときに、固定刃21(可動刃22)の裏36に
粘着材がはみ出すように回り込んでも、粘着材が可動刃
22(固定刃21)により強く押し付けられることがな
く、固定刃21の裏36に粘着材が付着することがな
い。粘着材が弱く付着している場合でも、非切断動作
(刃の開動作)の際に、或いは切断された印刷用テープ
Tを取り去る際に、粘着材は印刷用テープTに付着した
まま剥がれる。
【0034】したがって、固定刃21および可動刃22
の裏36に粘着材が付着堆積し、固定刃21と可動刃2
2とが固着して切断動作不良となるのを防止することが
できる。特に、実施形態のようにハサミ14が装置に搭
載されている場合には、ユーザーが装置を分解して付着
した粘着材を取り去るのは不可能であり、実施形態のハ
サミ(カッター機構11)14は、装置搭載用として極
めて有用となる。
【0035】また、この場合の「裏すき」は、ハサミ1
4の裏36を研削して構成する本来の「裏すき」と異な
り、簡単に加工することができるだけでなく、ブレード
21a,22aを折曲げることでブレード21a,22
a自体の剛性を高めるように作用する。このため、切断
性能を犠牲にすることなく、ブレード21a,22aを
比較的薄手のもので構成することが可能になる。具体的
には、プレス加工が可能な焼入れ材(例えば0.8mm
厚以下)を用いて固定刃21および可動刃22を構成す
ることができる。すなわち、固定刃21および可動刃2
2の外形をプレス打抜きで形成すると共に、その各刃面
34も斜めにプレス打抜き(切断)して形成し、さらに
この刃面34の形成と相前後して折曲げ部35をプレス
曲げして形成する。かかる場合には、組立後の焼入れ
(熱処理)工程などを省略できると共にプレス加工によ
り、固定刃21および可動刃22を極め簡単に作ること
ができる。もちろん、固定刃21および可動刃22の外
形をプレス打抜きした後、刃面34のみ研磨仕上げとし
てもよいことは、いうまでもない。したがって、コンパ
クトで低コストのハサミ(カッター機構11)を14構
成することができ、ひいてはテープ印刷装置1のコスト
ダウンおよび小型化を促進することができる。
【0036】ところで、一般的なハサミでは、固定刃お
よび可動刃の刃先同士を切っ先に向かって点接触させな
がら物を切断してゆくときに、刃先の接触点が支軸から
離れるほど、固定刃および可動刃が撓み易くなり、切断
不良が発生し易くなる。そこで、刃同士の接触圧が支軸
から離れるに従って大きくなるように、予め、固定刃お
よび可動刃に、相互に対向する方向にわずかに湾曲させ
た「そり(おがみ)」、および棟側に対し刃先側を対向
する刃側に向かって捻った「ねじり(ひねり)」が設け
られている。
【0037】これに対し、本実施形態では、折曲げ部3
5を、刃先32に対し図示αの角度で拡幅形成し、基部
側に対して切っ先側が、対向する刃側により大きく突出
するようにしているため、刃21,22同士の接触圧が
支軸23から離れるに従って大きくなり、固定刃21お
よび可動刃22に「そり」および「ねじり」と同等の機
能を持たせることができる。これにより、ブレード21
a,22aに単に折曲げ部35を形成するだけで、ブレ
ード21a,22aに曲げ加工および捻り加工を行う必
要がなく、固定刃21および可動刃22を簡単に製造す
ることができる。なお、ブレード21a,22aに切欠
き部33を設けることで、折曲げ部35を簡単に加工で
きると共に、支軸23側にこの曲げの影響を及ぼすこと
がない。
【0038】次に、図5および図7を参照して、支軸2
3廻りの構造について説明する。支軸23は頭部41と
軸部42とから成り、軸部42を可動刃22の挿通孔3
7に挿通した状態で固定刃21に固定されている。すな
わち、この軸部42を介して支軸23の頭部41と固定
刃21とにより、可動刃22を回動自在に挟み込んだ構
造になっており、この鋏持力で固定刃21と可動刃22
との接触圧を維持している。支軸23はねじの構造を有
しており、その頭部41にはドライバー用に工具溝43
が形成され、軸部42には雄ねじが形成されている。
【0039】一方、支軸23が挿通する固定刃21の挿
通孔37の周縁部分には、ばね板ナット部38が形成さ
れている。ばね板ナット部38は、挿通孔37から周縁
部分に放射状に複数の切込みを入れてばね板ナット状に
形成したものであり、図7に示すように、これに支軸2
3を圧入すると、支軸23がばね板ナット部38を外側
に押し開くように挿入され、支軸23が固定刃21に固
定される。すなわち、支軸23の軸部42に形成した雄
ねじのねじ溝に、ばね板ナット部38の係止端が落ち込
んで(嵌り込んで)、ばね板ナット部38のばね力によ
り、支軸23が抜止め状態で強く挟持される。この場
合、固定刃21と可動刃22との接触圧を考慮して支軸
23の圧入を行うが、最終的に接触圧の微調整が必要な
場合には、支軸23を正逆回転させて調整を行う。な
お、接触圧の微調整を必要としない場合には、支軸23
の軸部に雄ねじに代えて、1条あるいは複数条の環状溝
を形成するようにしてもよい。もっとも、支軸23の材
質が極端に硬質でない限り、雄ねじや環状溝を形成しな
くてもよい。
【0040】このように、支軸23を受ける固定刃21
の挿通孔37部分にばね板ナット部38を作り込むよう
にしているため、揃えてセットした固定刃21および可
動刃22に、支軸23を所定の圧力で単純に圧入するだ
けで、ハサミ14の組立てと、固定刃21と可動刃22
との接触圧の調整とを同時に行うことができる。この場
合、支軸23をかしめて組み込む従来のハサミ14と異
なり、支軸23の固定刃21への取り付けと、上記の接
触圧の調整とを、ばね板ナット部38のばね力で行うよ
うにしているため、接触圧の調整を熟練を要することな
く機械的に簡単に行うことができ、かつ支軸23が緩む
(あまくなる)のを防止することができる。
【0041】したがって、切断性能が長期に亘って持続
するハサミ(カッター機構11)14を量産することが
でき、安定な切断性能を有するハサミ(カッター機構1
1)14を低コストで製造することができる。このた
め、テープ印刷装置1のコストダウンを達成することが
できると共に、耐久性を向上することができる。なお、
ばね板ナット部38を固定刃21に作り込むことなく、
別部材としてばね板ナットを設けるようにしてもよい。
【0042】次に、図8を参照して、本発明に係るハサ
ミの第2実施形態について説明する。このハサミ19は
一般的な洋バサミであり、「X」字状に交差させた固定
刃51および可動刃52と、この固定刃51および可動
刃52をその中間部分で相互に回動自在に連結する支軸
53とを備えている。固定刃51および可動刃52は、
第1実施形態と同様に、ブレード部51a,52aとハ
ンドル部51b,52bとで一体に形成されている。ま
た、各ハンドル部51b,52bには握りカバー54,
54が取り付けられている。
【0043】そして、第1実施形態と同様に、固定刃5
1および可動刃52の各ブレード51a,52aには、
刃先62側の基部に切欠き部63が形成され、この切欠
き部63と切っ先との間に、刃先62と平行に刃面(切
り刃)64が形成されている。また、各ブレード51
a,52aには、切欠き部63と切っ先との間において
折曲げ部65が形成されており、折曲げ部65はその曲
げ幅が、刃先62と図示αの角度を為して拡幅形成され
ている。すなわち、折曲げ部65は、幅方向において、
ブレード(ブレード本体)51a,52aに対し図示β
の角度で折曲げられ(図9参照)、長手方向において、
刃先62に対し図示αの角度で拡幅形成されている。同
様に、支軸53が挿通する固定刃51の挿通孔67の周
縁部分には、ばね板ナット部68が形成され、支軸53
の軸部72には雄ねじが形成されている。支軸53は可
動刃52を挿通して固定刃51に圧入され、ばね板ナッ
ト部68に抜止め状態で固定されている。
【0044】このようなハサミ19では、第1実施形態
のハサミ14と同様に、固定刃51および可動刃52に
折曲げ部65を設けることにより、「裏すき」に類似す
るものを簡単に構成することができる。これにより、ハ
サミ19の切断性能が向上すると共に、粘着材を塗布し
たテープやシートを切断しても、固定刃51および可動
刃52に粘着材がこびり付くことがなく、粘着テープ切
断用のハサミ19として極めて有用なものとなる。
【0045】また、折曲げ部65を、刃先62に対し図
示αの角度で拡幅形成しているため、固定刃51および
可動刃52に「そり」および「ねじり」と同等の機能を
持たせることができ、かつブレード51a,52aを比
較的薄手のもので構成することができる。しかも、固定
刃51および可動刃52を簡単に製造することができ
る。
【0046】さらに、支軸53を受ける固定刃51の挿
通孔67部分にばね板ナット部68を形成しているた
め、支軸53を所定の圧力で単純に圧入するだけで、ハ
サミ19の組立てと、固定刃51と可動刃52との接触
圧の調整とを同時に行うことができる。このため、接触
圧の調整を熟練を要することなく機械的に簡単に行うこ
とができ、低コストで切れ味の良好なハサミ19を構成
することができる。
【0047】なお、両実施形態では、折曲げ部の幅を切
っ先に向かって拡幅形成するようにしたが、折曲げ部の
幅を一律に形成し、折曲げ角度βを切っ先に向かって小
さくするようにしてもよい。また、本発明のハサミは、
握りバサミにも適用可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明のハサミによれば、
粘着材が塗布されたテープやシートなどを切断しても、
切断刃の裏に粘着材が付着堆積することがなく、粘着材
によるハサミの固着を回避することができる。また、切
断刃を薄手に形成することができると共に、低コストで
切断性能(切れ味)を向上させることができる。
【0049】また、本発明のカッター機構によれば、長
期に安定な切断性能を発揮する上記のハサミを用いるこ
とにより、カッター機構自体の寿命を長くすることがで
きる。特に、粘着材が塗布されたテープやシートの切断
に用いる場合でも、故障を極力少なくすることができ
る。
【0050】さらに、本発明の印刷装置によれば、特
に、粘着材付きのテープなどを扱う場合に、カッター機
構に基づく装置の故障を極力少なくすることができ、印
刷装置自体の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るハサミおよびカッタ
ー機構を備えたテープ印刷装置の平面図である。
【図2】実施形態に係るテープ印刷装置の縦断断面図で
ある。
【図3】実施形態に係るカッター機構廻りの斜視図であ
る。
【図4】実施形態に係るカッター機構のハサミの構造図
である。
【図5】実施形態に係るカッター機構のハサミの分解斜
視図である。
【図6】図4のA−A線断面図である。
【図7】図4のB−B線断面図である。
【図8】第2実施形態に係るハサミの正面図である。
【図9】図8のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 テープ印刷装置 9 印刷ヘッド 10 プラテンローラ 11 カッター機構 12 テープカット用押釦 14,19 ハサミ 15 切断操作手段 21,51 固定刃 21a,51a ブレード部 21b,51b ハンドル部 22,52 可動刃 22a,52a ブレード部 22b,52b ハンドル部 23,53 支軸 32,62 刃先 33,63 切欠き部 34,64 刃面 35,65 折曲げ部 37,67 挿通孔 38,68 ばね板ナット部 T 印刷用テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−25730(JP,A) 特開 平7−89159(JP,A) 特開 昭55−81680(JP,A) 実開 平4−17758(JP,U) 実開 平1−76769(JP,U) 実開 平2−22772(JP,U) 実開 昭64−40471(JP,U) 実開 昭62−10877(JP,U) 実開 昭49−80483(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 13/00 - 13/28 B41J 11/66

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれがハンドル部を有し相対的に回
    動して切断動作する一対の切断刃と、前記一対の切断刃
    の回動中心となる支点部とを備え、 前記各切断刃は、刃先に沿って刃面側の部位を対向する
    切断刃側に微小角度折曲げた折曲げ部を有し、 前記各折曲げ部が、前記各切断刃の基端から先端に向か
    って拡幅形成されている ことを特徴とするハサミ。
  2. 【請求項2】 それぞれがハンドル部を有し相対的に回
    動して切断動作する一対の切断刃と、前記一対の切断刃
    の回動中心となる支点部とを備え、 前記各切断刃は、刃先に沿って刃面側の部位を対向する
    切断刃側に微小角度折曲げた折曲げ部を有し、 前記支点部は、前記一対の切断刃を相互に回動自在に連
    結する支軸であり、 前記各切断刃における前記折曲げ部の基部には、当該折
    曲げ部の折曲げ幅を越えるように刃先側から棟側に向か
    って切り込んだ切欠き部が形成されている ことを特徴と
    するハサミ。
  3. 【請求項3】 前記折曲げ部の折曲げ角度が5度〜8度
    であることを特徴とする請求項1または2に記載のハサ
    ミ。
  4. 【請求項4】 前記支点部は前記一対の切断刃を相互に
    回動自在に連結する支軸であり、 前記支軸が固定される側の切断刃は、当該支軸が挿通さ
    れる挿通孔の周縁部をばね板ナット状に形成したばね板
    ナット部を有することを特徴とする請求項1、2または
    に記載のハサミ。
  5. 【請求項5】 前記各切断刃が、板材を打抜き加工およ
    び曲げ加工して形成したプレス成形品であることを特徴
    とする請求項1ないしのいずれかに記載のハサミ。
  6. 【請求項6】 前記支点部が前記一対の切断刃を相互に
    回動自在に連結する支軸である請求項1ないしのいず
    れかに記載のハサミと、 前記両ハンドル部の少なくとも一方に係合し、当該ハン
    ドル部を介して前記一対の切断刃を切断動作させる切断
    操作手段とを備えたことを特徴とするカッター機構。
  7. 【請求項7】 前記一対の切断刃が、回動面内において
    前記支軸を中心に折曲げ形成されていることを特徴とす
    る請求項に記載のカッター機構。
  8. 【請求項8】 テープ状部材を所定長に切断するための
    請求項6または7に記載のカッター機構と、 テープ状部材に所望の印刷を行う印刷手段と、 当該印刷手段により印刷されたテープ状部材を送って前
    記カッター機構に臨ませるテープ送り手段とを備えたこ
    とを特徴とする印刷装置。
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